JPH08241652A - エレベータ用キースイッチ - Google Patents

エレベータ用キースイッチ

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JPH08241652A
JPH08241652A JP4305295A JP4305295A JPH08241652A JP H08241652 A JPH08241652 A JP H08241652A JP 4305295 A JP4305295 A JP 4305295A JP 4305295 A JP4305295 A JP 4305295A JP H08241652 A JPH08241652 A JP H08241652A
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JP
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switch
lock
rotor
elevator
contact
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JP4305295A
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Masami Sugawara
正己 菅原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外形の小形化と軽量化を図ったエレベータ用キ
ースイッチを得ること。 【構成】前面に凹部6fが形成されたスイッチ台6の底
部に対して、錠10を貫設する。この錠10の回転部となる
後端に円板状の接触子8を固定する、スイッチ台6の下
部の両側面には、マイクロスイッチ7を固定する。接触
子8の前面の左右端に凸部8eを突設し、錠10の回転部
とともに揺動する接触子8の凸部8eによって、マイク
ロスイッチ7の押圧ピン7aを押圧して、マイクロスイ
ッチ7を入にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ用キースイ
ッチに関する。
【0002】
【従来の技術】図5(a)は、エレベータの乗場やかご
の操作盤などに取り付けられる従来のエレベータ用キー
スイッチの一例を示す正面図、図5(b)は、図5
(a)のF−F断面図である。
【0003】図5(a),(b)において、正面から見
て長方形の表面板2の裏面には、軟鋼板から断面が略C
字状に絞り加工されたスイッチ箱3Aが一対の化粧ねじ
4で表面板2の前面側から取り付けられている。
【0004】スイッチ箱3Aの内部には、詳細後述する
エレベータ用キースイッチ(以下、単にスイッチとい
う)1Aが収納されている。このスイッチ1Aは、表面
板2の裏面に溶植された一対のスタッド2aを介して、
前端が表面板2に固定され図5(b)においてL字形の
取付板35により固定されている。
【0005】すなわち、取付板35の上面には、軟鋼板か
ら製作されスイッチ1の構造上の骨組となる図5(b)
において略L字形の取付板37の下端が載置され、一対の
小ねじ37aで取付板35に固定されている。
【0006】この取付板37の前端の背面には、図5
(a)においては略正方形の取付板39の下端が、取付板
37の前端の前方から挿入された一対の小ねじ37aで縦に
固定されている。
【0007】取付板39の中央やや上部には、図示しない
貫通穴が設けられ、この貫通穴には、詳細省略した錠10
の回転部の後部が前面側から挿入され、この錠10は、取
付板39の後方から挿入された一対の皿ねじ10aで取付板
39に固定されている。錠10の前端に突出し鍵の挿入部と
なる回転部の前端は、表面板2の中心部に形成された嵌
合穴2bに遊嵌している。
【0008】錠10の後端には、略円板状で絶縁樹脂成形
品の回転子42が縦に設けられ、この回転子は、前面側に
形成された溝部が錠10の後端の凸部に嵌合している。回
転子42には、中心部の後面側に座ぐり穴が形成され、こ
の座ぐり穴の更に中心部には、小ねじ挿入穴が形成され
ている。
【0009】回転子42は、前述した小ねじ挿入穴に後方
から挿入され先端が錠10の後端に形成されためねじ穴に
螺合したなべ小ねじによって、錠10に固定され、鍵で回
転する錠10の中心の回転部とともに回転可能となってい
る。
【0010】回転子42の前面側の上部には、内径が錠10
の回転部と比べて僅かに大きい弧状の溝が形成されてい
る。この溝には、ばねピン41の後部が前方から遊嵌し、
このばねピン41の前端は、取付板39に貫挿され、この取
付板39に対して前方からかしめられている。
【0011】回転子42の裏面には、絶縁紙36が添設さ
れ、この絶縁紙36の更に裏面には、燐青銅板で製作され
図示しない背面図においては扇形の接触片43が、弧状の
端部の上端を回転子42の上端と重ねて添設されている。
絶縁紙36と接触片43は、この接触片43の背面側から挿入
された一対のなべ小ねじによって回転子42の背面に固定
されている。
【0012】取付板37の後端の前面側には、正面図にお
いては略正方形で、図5(b)の側面図においては略コ
字状に成形された絶縁台38が設けられている。この絶縁
台38は、この絶縁台38の前面中央の左右に形成された座
ぐり穴部から挿入された一対のなべ小ねじによって、取
付板37の後端前面に固定されてる。
【0013】この絶縁台38の上端には、ニッケルめっき
された三本の端子ねじ46が、図5(a)に示すように左
右対称的に前後方向に貫挿されている。これらの端子ね
じ46には、燐青銅板から製作された接点板ばね45の上端
が前方から挿入され、ニッケルめっきされた3個のナッ
トで締め付けられている。
【0014】これらの接点板ばね45の下端は、略Z字状
に後方に曲げ加工され、この下端の前面は、絶縁台38の
下部前側の裏面に当接している。接点板ばね45の下部前
面側には、接点44がかしめられ、この接点44のうち、前
面から見て左側と中央に位置する接点は、前述した接触
片43の裏面の左側と中央部に当接している。
【0015】各接点44の裏面側には、細い素線でコイル
状に形成された接点ばね45aが圧縮された状態で挿入さ
れている。各接点ばね45の前端は、各接点44の後端のか
しめ部分の外周に遊嵌し、各接点ばね45aの後部は、絶
縁台38の下部前面に対して、各接点44に対向して形成さ
れた図示しない円筒形の座ぐり穴に遊嵌している。各接
点44は、各接点ばね45aの復帰力によって、所定の接触
圧力で接触片43に押圧されている。
【0016】このように構成されたスイッチにおいて
は、錠10に挿入した鍵を右回転させることで、錠10の後
端に固定された回転子42を介して接触片43を右方向に揺
動させる。すると、図5(a)の正面側からみて左側と
中央の接点44に接触していた接触片43は、中央と右側に
位置する接点44に接触する。
【0017】したがって、図5(a)に示す端子ねじ46
も、中央と右側の端子ねじ46が各接点板ばね45及び接点
44と接触片43を介して接続される。すなわち、3個の端
子ねじ46は、両端が入・切される1AB接点の端子部と
なっている。
【0018】このように構成されたスイッチにおいて
は、例えばエレベータの乗場に取り付けられる場合に
は、箱3A全体が壁面に埋め込まれ、箱3Aの外周に充
填されるモルタルによって固定される。
【0019】また、エレベータの管理人などが、錠10を
鍵で右に回転した場合には、図5(a)の表面板2の中
央部の右側に表示された銘板のように、エレベータの運
転が可能となり、逆に左に回転した場合には、エレベー
タは休止状態となるように、エレベータの制御盤の運転
鎖錠回路にスイッチの接点が接続されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成されたスイッチにおいては、構成する部品の数と、
スイッチ1Aを組み立てるための小ねじなどの数が多い
ので、組立に時間がかかるだけでなく、部品と小ねじの
数に比例して信頼性も劣る。
【0021】また、かごの操作盤に組み込まれる場合に
は、軽量化と取付スペース上の小形化が要請される。さ
らに、図5で示したスイッチでは、悪質ないたずらで、
前方から錠10の前端面を強引に押圧して取付板35が湾曲
すると、錠10の前端が取付板2の嵌合穴2aから抜け出
すおそれもある。そこで、本発明の目的は、組立容易で
小形化を図ることができるエレベータ用キースイッチを
得ることである。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
エレベータ用スイッチは、片側に形成された凹部の底部
に貫通穴が形成されたスイッチ台貫通穴に対して、錠の
回転部の後部を貫通させてスイッチ台に固定し、この錠
の後部にこの後部の回転とともに揺動する回転子を固定
し、揺動する回転子で入・切されるスイッチをスイッチ
台の側面に固定したことを特徴とする。
【0023】また、請求項2に記載の発明のエレベータ
用キースイッチは、端部がスイッチ台と回転子に係止さ
れコイル部に錠の回転部の後部が挿入された復帰ばねを
備えたことを特徴とする。
【0024】また、請求項3に記載の発明のエレベータ
用キースイッチは、スイッチ台の後部に突設された凸部
が遊嵌し、両端で錠の揺動角を規制する凹部を回転子に
形成したことを特徴とする。さらに、請求項4に記載の
エレベータ用キースイッチは、スイッチとして一対のマ
イクロスイッチを用いたことを特徴とする。
【0025】
【作用】このように構成されたエレベータ用キースイッ
チにおいては、構成部品の大幅な減少によって、組立が
容易となり、外形の小形化と軽量化によって、取付場所
の設計上の自由度が向上する。
【0026】
【実施例】以下、本発明のエレベータ用キースイッチの
一実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明の
スイッチの一実施例を示す図で、(a)は正面図で従来
の技術で示した図5(a)に対応し、図1(b)は図1
(a)のA−A断面図で、同じく図5(b)に対応する
図である。
【0027】図1(a),(b)において、表面板2の
裏面の中央部の上下には、一対の溶植スタッド11が溶植
され、スイッチ1は、溶植スタッド11を介して、後述す
る図2(b)で示すようにナット9で表面板2に固定さ
れている。スイッチ箱3は、図5で示したスイッチ箱3
Aと比べて上下の長さが短く奥行き深さが浅くなってい
る。
【0028】図2(a)は、図1(b)のB−B断面拡
大詳細図で、スイッチ箱3は省略している。図2(b)
は、図2(a)のC−C断面図である。図2(a),
(b)において、スイッチ1は、図4の拡大図で詳細後
述する樹脂成形品のスイッチ台6と、このスイッチ台6
の中央部に前方から挿入された錠10と、この錠10の後端
に取り付けられ図3で詳細後述する樹脂成形品の回転子
8と、スイッチ台6の下部に固定された一対のマイクロ
スイッチ7で大略構成されている。
【0029】図3(a)は、このうち回転子8を示す正
面図、図3(b)は図3(a)のD−D断面図を示す。
また、図4(a)は、図2(a)で示したスイッチ台6
の拡大詳細図で示し、このスイッチ1の構造上の母体と
なるスイッチ台6を示す正面図、図4(b)は、図4
(a)のE−E断面図である。
【0030】このうち、図2及び図4に示すスイッチ台
6には、前面から見て中央部に対し、錠10が収納される
図4で示す凹部4fが形成されている。この凹部4fの
中央部には、錠10の後部が貫通する貫通穴6eが形成さ
れている。
【0031】また、スイッチ台6の前端面の各四隅に
は、図2及び図4で示すように、スイッチ1を後述する
ように取り付けるための六角穴6aが成形型で形成され
ている。これらの六角穴6aの中心部には、前述した表
面板2の裏面の溶植スタッド11が貫通し、図2(b)で
示すようにナット9でスイッチ1を固定するための固定
穴6bがそれぞれ形成されている。
【0032】さらに、スイッチ台6の凹部4fの底部に
は、貫通穴6eの上方に対して、座ぐり部6cが形成さ
れ、この座ぐり部6cの後部には、図4(b)に示すよ
うにボス部6c2が後方に突設されている。このボス部
6c2の中心には、前後に貫通する貫通穴6c1が形成
されている。
【0033】座ぐり部6cと貫通穴6eの間の左右に
は、背面側が面取りされた一対の固定穴6dが図4
(a)に示すように対称的に設けられている。錠10は、
固定穴6dに後方から挿入された図2(a),(b)で
示す皿小ねじ10aで、スイッチ台6の凹部6fの底部に
固定されている。
【0034】凹部6fの底部には、固定穴6dの外側の
位置に対して、貫通穴6gが左右対称的に形成され、こ
れらの貫通穴6gは、凹部6fの背面側に図4(b)に
示すように突設されたボス6g1の中心も貫通してい
る。凹部6fの裏面側には、上端と左右端に対して、図
示しない背面図では逆U字状に配置されたカバー6kが
突設されている。
【0035】スイッチ台6の下部には、一対の短冊状の
溝13が図4(a)において、45度に対称的に前後に貫設
されている。これらの溝13の内面側には、凹部4fに連
続する開口部13a,13bが形成され、左右の溝13の外面
側(図4(a)において下側)には、図4(a)の図示
しない底面図では帯状となる一対の開口部13cが図4
(a)において、紙面直交方向にそれぞれ形成されてい
る。
【0036】各溝13には、軟鋼板で略正方形に製作され
た固定板14が図2(a),(b)で示すように前方から
遊嵌されている。この固定板14の後部には、後述するマ
イクロスイッチ7を固定するなべ小ねじ7bの先端が螺
合する図示しない一対のめねじ穴が加工されている。な
お、なべ小ねじ7bの先端は、前述した図4(a)で示
す開口部13cの後部から固定板14のめねじ穴に螺合され
る。
【0037】各マイクロスイッチ7には、背面側に押圧
ピン7aが図2(a),(b)に示すように僅かに突き
出ていて、この押圧ピン7aを押圧すると、内部の1A
B接点の片側が接続され、押圧を解除して後方に突き出
た場合には、他側が接続される、1AB接点が内蔵され
ている。
【0038】次に、図3(a)は、図2(b)で示した
回転子8を示す正面図、図3(b)は、図3(a)のD
−D断面図で、図2(b)で示した回転子8を単独に示
した図である。
【0039】図3(a),(b)において、回転子8
は、正面から見て略円板状で、上部外周の左右に対し
て、弧状の切り欠き部8fが対称的に形成されている。
また、中心部には、長方形の浅い凹部8aが形成され、
図2(b)においては、この凹部8aに錠10の後端の凸
部が嵌合している。したがって、後述するように、鍵で
錠10が回転されると、回転子8も回転する。
【0040】凹部8aには、一対の取付穴8bが左右対
称的に形成され、回転子8は、これらの取付穴8bに対
して後方から挿入された図2(b)で示すなべ小ねじ8
bによって、錠10の後端に固定されている。
【0041】回転子8の前面側には、凹部8aの左右か
ら下部を囲むように、上方が開口した略C形で短い樋状
の案内部8cが突設されている。この案内部8cの内側
に形成された円形の底部8jの上部には、弧状の溝部8
dが左右対称的に底部8jの上端に隣接して形成されて
いる。
【0042】この溝部8dの上部には、図3(b)にお
いて案内部8cと同一高さの角柱状の凸部8gが図2
(a),(b)及び図3(a),(b)に示すように突
設されている。回転子8の左右の端部にも、僅かに前方
に突き出た凸部8eが突設され、各凸部8eの上端と下
端の角部は、図示しない側面図においては、曲面に形成
されている。
【0043】回転子8に形成された案内部8cの内周と
錠10の後部外周との間には、トーションばね12の円筒部
が図21(b)に示すように遊嵌されている。このトーシ
ョンばね12の上方に突き出た巻き始めと巻き終りの端部
は、図2(a)に示すように上方に平行に突き出てい
て、これらの端部の間に、スイッチ台6のボス部6b2
と回転子8の凸部8gが遊嵌している。
【0044】このように構成されたスイッチにおいて
は、錠10を回転させてこの錠10の後端に固定された回転
子8を45°回転させると、この回転子8の上部に形成さ
れた溝8dの端部8d1がスイッチ台6の後部に突設さ
れたボス部6c2の側面に当って停止する。
【0045】すると、回転子8の両側に突設された凸部
8eの片側がマイクロスイッチ7から突き出た押圧ピン
7aを押圧して、このマイクロスイッチ7は片側の回路
が接続される。なお、カバー6kは、マイクロスイッチ
7へ配線された電線が回転子8に接触する状態を防ぐ。
【0046】また、鍵を抜くと回転する錠10を使用した
場合には、マイクロスイッチ7は、トーションばね12に
よって図2の状態に復帰する回転子8によって、片側の
接点は開路される自動復帰式のスイッチとなる。
【0047】さらに、このように構成されたスイッチに
おいては、従来の技術で示した図5のスイッチに比べ
て、外形を大幅に減らすことができる。すなわち、図5
で示した従来のスイッチが縦54mm、横40mm、奥行59mmで
あるのに対し、本発明のスイッチ1は、縦41mm、横は従
来と同一の40mm、奥行は30mmとなり、容積比では従来の
スイッチの40%弱となる。
【0048】また、スイッチを構成する部品とこの部品
を組み立てるためのねじなどの数も、従来のスイッチの
約2分の1に減らすことができるので、組立が容易で信
頼性の高いスイッチを得ることができる。
【0049】さらに、外形が小形化し軽量化することが
できるので、エレベータの乗場や操作盤の下部への取付
場所の制約がなくなり、このスイッチが取り付けられる
乗場や操作盤の設計上の自由度を増やすこともできる。
【0050】なお、図2(b)及び図4(a)に示した
スイッチ台6の前端の各四隅に形成した六角穴6aは、
図2(b)に示すように表面板2の裏面に溶植スタッド
11を介して固定する方法を採用した場合には、溶植スタ
ッド11の溶植に伴って形成される溶植スタッド11の基端
の外周に形成される溶融物による突起を逃げることで、
溶融物の除去作業を省くことができる。
【0051】また、スイッチの取付部の構成によって、
例えば、かごの操作盤に多数のスイッチが取り付ける場
合に、スイッチ台6の四隅の裏面側に固定板などを配置
するときには、六角穴6aにナット9を挿入し、固定板
の背面からなべ小ねじを挿入して固定することで、容易
に対応することもできる。
【0052】さらに、既設のエレベータに組み込まれた
スイッチと交換する場合にも、幅がほぼ同一で、高さと
奥行が減少したので、取付場所の制約を受けることなく
容易に対応することができるだけでなく、接点数を増や
すことができる(1ABが2ABに)ので、高層ビルに
設置され多様化したエレベータの運転制御方法の仕様の
変化にも容易に対応することができる。
【0053】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
片側に形成された凹部の底部に貫通穴が形成されたスイ
ッチ台の貫通穴に対して、錠の回転部の後部を貫通させ
てスイッチ台に固定し、この錠の後部にこの後部の回転
とともに揺動する回転子を固定し、揺動する回転子で入
・切されるスイッチをスイッチ台の側面に固定すること
で、構成部品が大幅に減少し、組立が容易で、外形の小
形化と軽量化及び取付場所の設計上の自由度を上げるこ
とのできるエレベータ用キースイッチを得ることができ
る。
【0054】また、請求項2に記載の発明によれば、端
部がスイッチ台と回転子に係止されコイル部に錠の回転
部の後部が挿入された復帰ばねを備えることで、構成部
品が大幅に減少し、組立が容易で、外形の小形化と軽量
化及び取付場所の設計上の自由度を上げることのできる
エレベータ用キースイッチを得ることができる。
【0055】また、請求項3に記載の発明によれば、ス
イッチ台の後部に突設された凸部が遊嵌し、両端で錠の
揺動角を規制する凹部を回転子に形成することで、構成
部品が大幅に減少し、組立が容易で、外形の小形化と軽
量化及び取付場所の設計上の自由度を上げることのでき
るエレベータ用キースイッチを得ることができる。
【0056】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
スイッチとして一対のマイクロスイッチを用いること
で、構成部品が大幅に減少し、組立が容易で、外形の小
形化と軽量化及び取付場所の設計上の自由度を上げるこ
とのできるエレベータ用キースイッチを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例を示すエレベータ
用キースイッチが表面板の後部に取り付けられた状態を
示す正面図、(b)は、(a)のA−A断面図。
【図2】(a)は、本発明のエレベータ用キースイッチ
の一実施例を示す正面図、(b)は、(a)のC−C断
面図。
【図3】(a)は、本発明のエレベータ用キースイッチ
に組み込まれる回転子を示す正面図、(b)は、(a)
のD−D断面図。
【図4】(a)は、本発明のエレベータ用キースイッチ
に組み込まれるスイッチ台を示す正面図、(b)は、
(a)のE−E断面図。
【図5】(a)は、従来のエレベータ用キースイッチが
組み込まれた状態を示す正面図、(b)は、(a)のF
−F断面図。
【符号の説明】
1…スイッチ台、2…表面板、3…スイッチ箱、4…化
粧ねじ、6…スイッチ台、6f…凹部、7…マイクロス
イッチ、7a…押圧ピン、8…回転子、8a…凹部、8
e,8g…凸部、10…錠、11…溶植スタッド、12…復帰
ばね、13…溝、14…固定板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片側に形成された凹部の底部に貫通穴が
    形成されたスイッチ台と、このスイッチ台の前記貫通穴
    に回転部の後部が貫通して前記スイッチ台に固定された
    錠と、この錠の後部に固定されこの後部の回転とともに
    揺動する回転子と、前記スイッチ台の側面に固定され前
    記揺動する回転子で入・切されるスイッチとよりなるエ
    レベータ用キースイッチ。
  2. 【請求項2】 端部がスイッチ台と回転子に係止されコ
    イル部に錠の回転部の後部が挿入された復帰ばねを備え
    た請求項1に記載のエレベータ用キースイッチ。
  3. 【請求項3】 スイッチ台の後部に突設された凸部が遊
    嵌し、両端で錠の揺動角を規制する凹部を回転子に備え
    た請求項1又は請求項2に記載のエレベータ用キースイ
    ッチ。
  4. 【請求項4】 スイッチを一対のマイクロスイッチとし
    たことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    エレベータ用キースイッチ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103663016A (zh) * 2013-12-13 2014-03-26 江苏吉野电气有限公司 一种新型的电梯锁件
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