JPH0628747Y2 - 樹脂製ケーシングにおける金属部材の位置決め支持構造 - Google Patents

樹脂製ケーシングにおける金属部材の位置決め支持構造

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JPH0628747Y2
JPH0628747Y2 JP7443188U JP7443188U JPH0628747Y2 JP H0628747 Y2 JPH0628747 Y2 JP H0628747Y2 JP 7443188 U JP7443188 U JP 7443188U JP 7443188 U JP7443188 U JP 7443188U JP H0628747 Y2 JPH0628747 Y2 JP H0628747Y2
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casing
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隆弘 ▲榊▼野
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の分野) 本考案は、マイクロスイッチ等の樹脂製ケーシングにお
ける金属部材の位置決め支持構造の改良に関する。
(従来技術とその問題点) 第6図は従来におけるマイクロスイッチの内部構成を示
す正面図である。
図において、符号1は本体側の樹脂製ケーシングであ
り、下半分側にはブロック部2が突出するように設けら
れており、そのブロック部2面に設けられた3本の嵌合
溝4,4,4に嵌合されて1本の可動接点端子金具6と
2本の固定接点端子金具8,10とが取り付けられてい
る。樹脂製ケーシング1のブロック部2の上側には、ブ
ロック部2と立ち上がり壁部12とにより囲まれるスイ
ッチ作動スペース14が凹設されていて、このスイッチ
作動スペース14内に上記端子金具6,8,10の上側
部6a,8a,10aのそれぞれと、端子金具6の上側
部6aにバネ板16を介して装着される可動片18とが
配置され、両端子金具8,10の上側部8a,10aの
端部にそれぞれ付設された固定接点20,22が、可動
片18の端部に付設された可動接点24を介して相対す
るように位置している。
26は押しボタンであり、立ち上がり壁部12に設けら
れた開口28に装着されて設けられ、その上部側を開口
28から上方に突出するとともに、その下部側は可動片
18上に位置している。上記のように本体側の樹脂製ケ
ーシング1に各部材が取り付けられた状態において、手
前側から図示しないカバー側の樹脂製ケーシングが一体
に装着されてマイクロスイッチが構成され、ブロック部
2における30のそれぞれは、そのカバー側の樹脂製ケ
ーシングが装着される際にそのボスが嵌合される嵌合孔
である。
そして、上記構成において、押しボタン26が押し込ま
れない状態においては、可動片18は板バネ16のバネ
力により上方に付勢されて可動接点24を固定接点22
に接触させ、押しボタン26が押されるとその押しボタ
ン26に押圧されて可動片18は板バネ16の付勢力に
抗して下方に変位され、これにより、可動接点24は固
定接点20に接触するように構成されている。
このようなマイクロスイッチにおいて、端子金具6は上
記したようにブロック部2の嵌合溝4に嵌合されて取り
付けられるが、その上側部6aは可動片18を所定位置
に保持する必要上、上側部6a自身も所定位置に位置決
めされなければならず、したがって、上側部6aの下面
と先端の折れ曲がり部3の端部面とが、樹脂製ケーシン
グ1のブロック部2側の立ち上がり壁12側とに設けら
れた支持凸部5,7のそれぞれにに上下方向から圧接支
持されて位置決めがなされている。
しかしながら、上記のようにして端子金具6の位置決め
支持を行う場合、樹脂製ケーシング1におけるケーシン
グ強度がそれぞれの支持部でほぼ等しい場合には問題は
ないが、上記のマイクロスイッチのように、支持凸部7
が肉厚がそれほど厚くない立ち上がり壁部12側に、支
持凸部5が台状のブロック部2側に設けられる場合、そ
の強度差により立ち上がり壁部12が変形してしまい、
その変形に伴って端子金具6の折れ曲がり部3側が所定
位置より上方に位置し、正確に位置決めがなされない問
題点があった。上記の立ち上がり壁部12の変形は、マ
イクロスイッチが使用される際に接点20,22,24
部に生じる熱により、樹脂ケーシング1が加熱されて軟
化する場合に顕著に発生した。
(考案の目的) 本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、樹脂製ケーシングが変形することなく金属部材が所
定位置に支持される樹脂製ケーシングにおける金属部材
の位置決め支持構造を提供することを目的とする。
(考案の構成と効果) 本考案は、このような目的を達成するために、金属部材
の複数点が、樹脂製ケーシングの複数点において圧接支
持されることによって構成される樹脂製ケーシングにお
ける金属部材の位置決め支持構造において、前記樹脂製
ケーシングの金属部材を位置決め支持する複数点のう
ち、相対的に他の複数点に比してその近傍のケーシング
強度が大きい点に、前記金属部材の圧接により変形可能
な変形可能突出部が設けられてなる構成とした。
この構成によれば、樹脂製ケーシングへの金属部材の位
置決め支持に際し、金属部材側から樹脂製ケーシングの
複数点に大きな圧接力がかかると、相対的に他の複数点
に比してその近傍のケーシング強度が大きい点に設けら
れた変形可能突出部が変形し、この変形により圧接力が
吸収されてケーシング強度が弱い側の支持点にかかる圧
接力が軽減され、これにより強度が弱いケーシング部分
の変形が防止される。
したがって、本考案によれば、金属部材側から樹脂製ケ
ーシング側に大きな圧接力がかかる場合、変形可能突出
部が変形されることによりその圧接力が強度が弱い樹脂
製ケーシング側に力が及ばないので、これにより、樹脂
製ケーシングの変形を防止できるようになり、その結
果、金属部材を樹脂製ケーシングの所定位置に正確に位
置決め支持できるようになった。
(実施例の説明) 本考案の実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。第
1図はマイクロスイッチの内部構成を示す正面図、第2
図は同分解斜視図である。
これらの図に示すマイクロスイッチの基本的な構成及び
動作は、第6図に示す従来例のマイクロスイッチと同様
であるのでその説明は省略し、また、第1図と第2図の
各要素において、第6図の符号と同一の符号を付するも
のは、第6図の要素と同一の要素である。
第2図において、符号21はカバー側の樹脂製ケーシン
グであり、その内面には本体側の樹脂製ケーシング1に
装着される際にその樹脂製ケーシング1に設けられたそ
れぞれの嵌合孔30に嵌合される大小3本のボス23が
設けられており、その両側の大形のボス23は円筒状
で、その通孔25はマイクロスイッチの取り付け孔とし
て使用される。また樹脂ケーシング1の嵌合溝4のそれ
ぞれに対応する位置には、端子金具6,8,10の嵌合
溝27が設けられている。また、樹脂製ケーシング21
の表面の一隅部には、押しボタン26を押圧するアクチ
ュエータ使用する際に、そのアクチュエータの軸支部2
9が突出して設けられている。この軸支部29は、図に
は現れないが、樹脂製ケーシング1にも樹脂製ケーシン
グ21の軸支部29に対応する位置に設けられている。
次に、本考案の特徴とする本体側の樹脂製ケーシング1
における金属部材としての端子金具6の上側部6aの位
置決め支持構造について説明する。
端子金具6の上側部6aの折れ曲がり部3の端部面を支
持する立ち上がり壁12側の支持凸部7は、従来例に示
すものと同様にその側面形状が台状となるように幅広に
設けられているが、上側部6aの下面側を支持する変形
可能突出部としてのブロック部2側の支持凸部9は、第
3図に示すように、側面形状が幅の狭い凸条により形成
され、しかも、その支持凸部9の両縁には凹条11のそ
れぞれが設けられている。すなわち、支持凸部9を凸条
とすることによりその強度を支持凸部7より小さくして
おり、とくに、支持凸部9の強度をより小さくするには
その凸条の側面形状がより細長い方が好ましいので、両
縁に凹条11を設けることにより支持凸部の側面形状を
より細長いものとしている。
上記のような構成において、本体側の樹脂製ケーシング
1への端子金具6の取り付けの際、また、使用時におけ
る熱により樹脂製ケーシング1が軟化する際に、両支持
凸部7,9に端子金具6側から大きな力がかかると、第
4図に示すように、強度の弱い支持凸部9が初めに潰れ
て変形し、これにより支持凸部7側にかかる力が減少さ
れ、立ち上がり壁部12が変形することが回避される。
第5図は、支持凸部9の他の実施例示し、このもので
は、潰れ変形がより容易に行われるように支持凸部9を
先端側が細くなる構成としている。
上記の第3図ないし第5図の各要素において、第6図の
符号と同一の符号を付するものは、第6図の要素と同一
の要素である。
【図面の簡単な説明】
第1図はないし第5図は本考案の実施例に係り、第1図
はマイクロスイッチの内部構成を示す正面図、第2図は
同分解斜視図、第3図は支持凸部を示す要部拡大斜視
図、第4図は支持凸部の変形を示す要部断面図、第5図
は支持凸部の他の実施例を示す要部断面図である。 第6図はマイクロスイッチの従来例の内部構成を示す正
面図である。 1……本体側の樹脂製ケーシング、 6……端子金具(金属部材)、 9……支持凸部(変形可能突出部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属部材の複数点が、樹脂製ケーシングの
    複数点において圧接支持されることによって構成される
    樹脂製ケーシングにおける金属部材の位置決め支持構造
    において、 前記樹脂製ケーシングの金属部材を位置決め支持する複
    数点のうち、相対的に他の複数点に比してその近傍のケ
    ーシング強度が大きい点に、前記金属部材の圧接により
    変形可能な変形可能突出部が設けられてなることを特徴
    とする樹脂製ケーシングにおける金属部材の位置決め支
    持構造。
JP7443188U 1988-06-02 1988-06-03 樹脂製ケーシングにおける金属部材の位置決め支持構造 Expired - Lifetime JPH0628747Y2 (ja)

Priority Applications (3)

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JP7443188U JPH0628747Y2 (ja) 1988-06-03 1988-06-03 樹脂製ケーシングにおける金属部材の位置決め支持構造
EP19890110031 EP0344800A3 (en) 1988-06-03 1989-06-02 Microswitch
US07/562,441 US5043545A (en) 1988-06-02 1990-08-02 Microswitch

Applications Claiming Priority (1)

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JPH01177830U JPH01177830U (ja) 1989-12-19
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