JP3856569B2 - プッシュスイッチ付き回転型電気部品 - Google Patents

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JP3856569B2
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    • H01H25/06Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being along the axis of angular movement

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  • Adjustable Resistors (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音響機器等に使用されるプッシュスイッチ付き回転型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプッシュスイッチ付き回転型電気部品を図23において説明すると、回転と軸方向に移動可能な軸51は、端部に設けられた二股状をなす凸部51aと、凸部51aの根本部に設けられた溝部51bとを有し、この軸51は、軸受け52の孔52aに挿通され、リング状の止め具53を溝部51bに嵌入して、軸受け52に取り付けられている。
また、合成樹脂の成形品からなる駆動体54は、一対の孔54aと、外周部に設けられた一対の凸部54bを有し、この駆動体54は、孔54aに軸51の凸部51aを嵌入して、軸51に取り付けられている。
そして、この駆動体54の軸51への取付は、駆動体54を軸方向の後方から凸部51aに嵌合して取り付けられ、駆動体54が凸部51aに対して軸方向に動き得る状態となっている。
【0003】
また、合成樹脂の成形品からなる回転体55は、中心部に孔を設けた板状部55aと、筒部55bと、板状部55aに設けられた凹凸部55cとを有し、この回転体55は、筒部55bを軸受け52内に挿入して、回転可能に取り付けられている。
この時、筒部55b内には駆動体54が配設されて、駆動体54の凸部54bが筒部55bの内側に設けた溝に挿通され、両者はスプライン結合され、軸51の回転時、駆動体54を介して回転体55が回転できるようになっている。
また、金属板からなる導電パターン部56が回転体55に埋設され、この導電パターン部56は回転体55の裏面に露出すると共に、回転体55の板状部55aと軸受け52との間には、バネ板57が設けられ、回転体55の回転時、凹凸部55cがバネ板57に係脱して、回転体55の回転に節度を持たせるようになっている。
【0004】
また、合成樹脂の成形品からなり、中央部に凹部58aを有するケース58には、金属板からなる一対の固定接点59、60と、金属のバネ板からなる接片61が埋設され、このケース58は、軸受け52に適宜手段により取り付けられ、このケース58が取り付けられた時、接片61は、導電パターン部56に接離可能となり、回転体55に設けた導電パターン部56と接片61とで、回転型電気部品であるエンコーダを形成している。
また、金属のバネ板からなり、腕部62aを有する可動接点62は、ケース58の凹部58a内に収納され、この可動接点62は、その周辺部が一方の固定接点59に常時接触すると共に、腕部62aがもう一方の固定接点60から離れて、対向した状態となっている。
【0005】
また、ゴムからなるドーム状のゴム部材63は、ケース58の凹部58aに位置した状態で、ケース58と駆動体54との間に配置され、このゴム部材63により、常時、駆動体54と軸51が前方に押されて、止め具53が軸受け52に当接した状態となっている。
そして、ゴム部材63が下方に変形して、可動接点62の腕部62aを押圧した時は、腕部62aが固定接点60に接触して、固定接点59と60間をONとし、ゴム部材63が自己のバネ性で元の状態に戻ると、腕部62aも元に戻り、固定接点59と60間はOFFとなり、固定接点59、60と可動接点62とでプッシュスイッチが形成されている。
また、合成樹脂の成形品からなるカバー64は、ケース58の後部に載置されて固定接点59、60の後方部を覆っている。
また、金属板からなる取付板65は、軸受け52の前面に載置されて、腕部(図示せず)により、軸受け52、ケース58、カバー64を一体的に組み合わせている。
【0006】
そして、軸51を回転すると、駆動体54を介して回転体55が回転すると共に、導電パターン部56も回転し、導電パターン部56が接片61に接離して、回転型電気部品であるエンコーダの操作が行われる。
また、軸51をプッシュすると、駆動体54を介してゴム部材63が変形して、ゴム部材63が腕部62aを押圧し、固定接点59と60がONとなり、次に、軸51のプッシュを解除すると、ゴム部材63が自己のバネ性で元の状態に戻ると、腕部62aも元に戻り、固定接点59と60間はOFFとなり、プッシュスイッチの操作が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプッシュスイッチ付き回転型電気部品は、駆動体54が軸51の凸部51aに、軸方向から取り付けるようになっているため、駆動体54の保持のために軸方向に大きな寸法を必要とし、軸方向に大型になるという問題がある。
また、駆動体54が軸方向から取り付けられるため、これが駆動体54の操作時の動きと同一の保持のため、寸法を小さくした場合には、長期の使用において、駆動体54と凸部51aとの間の摩耗が著しく、駆動体54にガタツキを生じるという問題がある。
また、軸51の抜け止めを行うために、駆動体54の他に止め具53を必要とし、部品点数が多くなって、生産性が悪く、コスト高になるという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、前方に設けられた大径部と後方端部に設けられた頭部との間に小径の首部を設けた操作軸と、一端が開放された溝部と外周に設けられた張り出し部を有する板状の駆動体と、前記操作軸に取り付けられた前記駆動体の軸方向の移動により操作されるプッシュスイッチと、中心部に孔を設けた板状部と筒部とを有し前記操作軸の回転に伴い回転する回転体とを備え、前記操作軸の軸方向に対して直角方向から前記駆動体の溝部を前記首部に嵌合して、前記大径部と前記頭部との間で前記駆動体を挟持して取り付けると共に、前記駆動体に設けられた張り出し部が前記回転体の筒部内に設けられた溝に挿通され、両者がスプライン結合されており、前記操作軸の回転時に、前記駆動体を介して前記回転体が回転するようにした構成とした。
また、第2の解決手段として、前記頭部は非円形状をなし、また、前記駆動体の後面には、非円形状の凹部を設け、該凹部に前記頭部を嵌合させて、前記頭部の後端面と前記駆動体の後端面とを面一になるように構成した構成とした。
また、第3の解決手段として、前記駆動体の溝部に凸部を設け、前記溝部の奥部と前記凸部とで前記首部を保持して、前記操作軸から軸方向に対して直角方向における駆動体の抜け止めを行うようにした構成とした。
また、第4の解決手段として、前記駆動体を直接、もしくは間接的に、前記操作軸を回転可能に保持する軸受けに当接させて、前記駆動体に前記操作軸の前記軸受けからの抜け止め機能を兼用させた構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の1実施例を図1〜図3に基づいて説明すると、図1は本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の1実施例を示す断面図、図2は本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の1実施例における駆動体と操作軸の要部の分解斜視図、図3は本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の1実施例における駆動体と操作軸の要部の斜視図である。
【0010】
次に、図1〜図3において本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品を説明すると、亜鉛ダイキャスト等の成形品からなる軸受け1は、中心部に設けられた孔1aと、この孔1aに連通して、後部に設けられた凹状の収容部1bとを有している。
また、亜鉛ダイキャスト等の成形品からなる操作軸2は、前方に設けられた大径部2aと、スリ落とし等によって大径部2aの側部に形成された平坦部を有する非円形部2bと、後方端部に設けられ、側部が前記平坦部を形成するスリ落とし加工と同時の工程で平坦状に形成され、断面が非円形状の頭部2cと、頭部2cと大径部2aとを連結し、両者よりも小径で形成された首部2dとを有し、この操作軸2は、外部に突出する部分において、軸受け1の孔1aより太い部分があるため、軸受け1の孔1aに頭部2c側から挿入して、回転と軸方向の移動が可能に軸受け1に取り付けられている。
【0011】
また、亜鉛ダイキャスト、合成樹脂等の成形品からなる駆動体3は、図2に示すように、板状部3aと、板状部3aに設けられ、一端が開放された溝部3bと、溝部3bに設けられた凸部3cと、板状部3aの後面に設けられた非円形状の凹部3dと、板状部3aの外周に設けられた一対の張り出し部3eとを有している。 そして、この駆動体3は、操作軸2の軸方向に対して直角方向から溝部3bを首部2dに嵌合し、大径部2aと頭部2cとで板状部3aを挟持して、駆動体3が操作軸2に取り付けられている。
そして、駆動体3が取り付けられた際、首部2dは凸部3cを乗り越えて溝部3bの奥部に位置し、溝部3bの奥部と凸部3cとで首部2dを保持して、駆動体3が操作軸2から抜けないようにすると共に、非円形状の頭部2cが非円形状の凹部3d内に嵌合して、操作軸2の回転動作を駆動体3に伝達できるようにし、且つ、頭部2cの後端面と駆動体3の後端面とが面一になるように構成されている。
そして、このような駆動体3は、軸受け1の収容部1b内に配置され、駆動体3が軸受け1に当接することにより、操作軸2の抜け止めを行うようになっている。
【0012】
また、合成樹脂の成形品からなる回転体4は、中心部に孔を設けた板状部4aと、筒部4bと、板状部4aに設けられた凹凸部4cとを有し、この回転体4は、筒部4bを軸受け1の収容部1bの孔1a側に設けられた孔に挿入して、回転可能に取り付けられている。
この時、筒部4b内には駆動体3が配設されて、駆動体3の張り出し部3eが筒部4b内の溝に挿通され、両者はスプライン結合され、操作軸2の回転時、駆動体3を介して回転体4が回転できるようになっている。
また、金属板からなる導電パターン部5が回転体4に埋設され、この導電パターン部5は回転体4の裏面に露出すると共に、回転体4の板状部4aと軸受け1との間には、バネ板6が設けられ、回転体4の回転時、凹凸部4cがバネ板6に係脱して、回転体4の回転に節度を持たせるようになっている。
【0013】
また、合成樹脂の成形品からなり、中央部に凹部7aを有するケース7には、金属板からなる一対の固定接点8、9と、金属のバネ板からなる接片10が埋設され、このケース7は、軸受け1に適宜手段により取り付けられ、このケース7が取り付けられた時、接片10は、導電パターン部5に接離可能となり、回転体4に設けた導電パターン部5と接片10とで、回転型電気部品であるエンコーダを形成している。
また、金属のバネ板からなり、腕部11aを有する可動接点11は、ケース7の凹部7a内に収納され、この可動接点11は、その周辺部が一方の固定接点8に常時接触すると共に、腕部11aがもう一方の固定接点9から離れて、対向した状態となっている。
【0014】
また、ゴムからなるドーム状のゴム部材12は、ケース7の凹部7aに位置した状態で、ケース7と駆動体3との間に配置され、このゴム部材12により、常時、駆動体3と操作軸2が前方に押されて、駆動体3が軸受け1に当接した状態となっている。
そして、ゴム部材12が下方に変形して、可動接点11の腕部11aを押圧した時は、腕部11aが固定接点9に接触して、固定接点8と9間をONとし、ゴム部材12が自己のバネ性で元の状態に戻ると、腕部11aも元に戻り、固定接点8と9間はOFFとなり、固定接点8、9と可動接点11とでプッシュスイッチが形成されている。
また、合成樹脂の成形品からなるカバー13は、ケース7の後部に載置されて固定接点8、9の後方部を覆っている。
また、金属板からなる取付板14は、軸受け1の前面に載置されて、腕部(図示せず)により、軸受け1、ケース7、カバー13を一体的に組み合わせている。
【0015】
そして、操作軸2を回転すると、駆動体3を介して回転体4が回転すると共に、導電パターン部5も回転し、導電パターン部5が接片10に接離して、回転型電気部品であるエンコーダの操作が行われる。
また、操作軸2をプッシュすると、駆動体3を介してゴム部材12が変形して、ゴム部材12が腕部11aを押圧し、固定接点8、9がONとなり、次に、操作軸2のプッシュを解除すると、ゴム部材12が自己のバネ性で元の状態に戻ると、腕部11aも元に戻り、固定接点8、9間はOFFとなり、プッシュスイッチの操作が行われる。
なお、頭部2cの外径と、ゴム部材12の円形の上面は、ほぼ同径であるが、この頭部2cの両側面の平坦部間の距離は短い。
従って、両者のセンターズレがある場合には、駆動体3がないとゴム部材12の上面を垂直に押すことができず、傾いた状態で押されることとなるので、操作感が悪くなり、寿命の低下を来すが、本実施例においては、頭部2cの後端面と駆動体3の後端面が面一になるように構成されて、ゴム部材12の上面を押すことになり、十分に広い面での押圧となるから垂直に押圧可能となり、そのような問題はない。
このようにして、プッシュスイッチ付き回転型電気部品の操作が行われるようになっている。
【0016】
また、図4〜図22は本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品に関連する参考例を示し、図4は要部断面図、図5は動作を説明するための要部断面図、図6は操作軸と駆動体の分解斜視図、図7は操作軸と駆動体の要部の斜視図、図8は軸受けの平面図、図9は図8の9ー9線における断面図、図10は絶縁基体の平面図、図11は絶縁基体の正面図、図12は第1の回転体にバネ板を取り付けた状態を示す平面図、図13は第1の回転体にバネ板を取り付けた状態を示す側面図、図14は支持部材の裏面図、図15は図14の15ー15線における断面図、図16は歯車の平面図、図17は図16の17ー17線における断面図、図18は第2の回転体の平面図、図19は第2の回転体の側面図、図20は第2の回転体の下面図、図21は取付板の平面図、図22は取付板の側面図である。
【0017】
次に、図4〜図22において本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品に関連する参考例を説明すると、亜鉛ダイキャスト等の成形品からなる軸受け21は、特に図8、図9に示すように、中心部に孔21aが設けられ、また、操作軸22は、特に図6に示すように、前方に設けられた大径部22aと、スリ落とし加工等によって大径部22aの側部に平坦部が形成された非円形部22bと、後方端部に設けられ、側部が前記平坦部を形成するスリ落とし加工と同じ工程で平坦状に形成され、断面が非円形状の頭部22cと、頭部22cと大径部22aとを連結し、両者よりも小径で形成された首部22dとを有し、この操作軸22は、外部に突出する部分が軸受け21の孔21aより太い部分を有するので、軸受け21の孔21aに頭部22c側から挿入して、回転と軸方向の移動が可能に軸受け21に取り付けられている。
【0018】
また、一面に抵抗体(図示せず)が設けられ、中心部に孔23aを有する絶縁基板23には、抵抗体に接続された状態で端子24が固着され、この絶縁基板23の外周部と端子24は、図4、図10、図11に示すように、合成樹脂の成形品からなり、後部の凹部25aにストッパー部25bを設けた絶縁基体25に埋設されて一体化され、このような絶縁基体25は、孔23aに操作軸22を挿通した状態で、軸受け21の後部に重ね合わされて取り付けられている。
また、合成樹脂の成形品からなる回転部26は、板状部26aと、板状部26aから後方に延び、溝を有する筒部26bとを有し、この回転部26は、筒部26bに操作軸22が挿通された状態で軸受け21と絶縁基板23との間に配置されると共に、筒部26bが絶縁基板23の孔23aに挿入されて、回転部26は回転可能に取り付けられている。
【0019】
また、金属のバネ板からなる摺動子27は、回転部26の板状部26aに取り付けられて、抵抗体上を摺動するようになっている。
金属のダイキャスト、或いは合成樹脂の成形品等からなる第1の回転体28は、図4、図12、図13に示すように、前方に設けられた凸部28aと、中心部に設けられた孔28bと、後部に設けられ、内周面に歯車部28cを有する収容部28dと、外周面に設けられたストッパー部28eとを有している。
そして、この回転体28は、孔28bに操作軸22を挿通した状態で、凸部28aが回転部26の筒部26bの溝と係合し、回転体28からの回転を回転部26に伝達できるようになっており、この回転体28と回転部26とで、回転部材が形成された構成となっていると共に、この回転部材と摺動子27と抵抗体とで、回転型電気部品である可変抵抗器が形成されている。
【0020】
また、金属板からなるバネ板29はリング状をなすと共に凸部29aを有し、このバネ板29は、図12、図13に示すように、回転体28の後部にカシメ等によって取り付けられている。
また、合成樹脂の成形品からなり、スペーサを兼ねる矩形の支持部材30は、図4、図14、図15に示すように、中心部に設けた収容部30aと、前方の窪み部30b内に設けた一対の溝部30cとを有する。
そして、この支持部材30は、絶縁基体25の後部に重ね合わせて載置されて取り付けられている。
そして、取り付けられた時、バネ板29が窪み部30bの内面に当接し、回転体28の回転によってバネ板29が回転した時、バネ板29の凸部29aが溝部30cに係脱して、クリック感を持たせるようになっており、このクリック感は、抵抗体のセンターの位置で行うようになっている。
【0021】
また、コイルバネ31は、操作軸22の後部に挿入されて取り付けられ、そして、コイルバネ31は、回転体28の収容部28dに収容された状態で、その一端が収容部28dの底部に当接した状態となっている。
また、外周に歯部を設けた歯車32は、図4、図16、図17に示すように、中心部に小判型の非円形孔32aを有し、この歯車32は、非円形孔32aに操作軸22の非円形部22bを挿通して、操作軸22に取り付けられて、支持部材30の収容部30a内に収容されている。
そして、この歯車32は、操作軸22の回転に追従して回転すると共に、操作軸22が軸方向に移動した時、操作軸22と歯車32との間で摺動動作を行わしめて、操作軸22の軸方向の移動を可能とし、更に、歯車32には、コイルバネ31の他端か当接した状態となっている。
【0022】
また、亜鉛ダイキャスト、合成樹脂等の成形品からなる駆動体33は、図4、図6、図7に示すように、板状部33aと、板状部33aに設けられ、一端が開放された溝部33bと、溝部33bに設けられた凸部33cと、板状部33aの後面に設けられた非円形状の凹部33dとを有している。
そして、この駆動体33は、操作軸22の軸方向に対して直角方向から溝部33bを首部22cに嵌合し、大径部22aと頭部22cとで板状部33aを挟持して、駆動体33が操作軸22に取り付けられている。
そして、駆動体33が取り付けられた際、首部22dは凸部33cを乗り越えて溝部33bの奥部に位置し、溝部33bの奥部と凸部33cとで首部22dを保持して、駆動体33が操作軸22から抜けないようにすると共に、非円形状の頭部22cが非円形状の凹部33d内に嵌合して、操作軸22の回転動作を駆動体33に伝達できるようにし、且つ、頭部22cの後端面と駆動体33の後端面とが面一になるように構成されている。
そして、このような駆動体33は、支持部材30の収容部30a内に配置された状態となり、また、この駆動体33は、歯車32とコイルバネ31の操作軸22からの抜け止めを行うと共に、軸受け21からの操作軸2の抜け止めを行っている。
また、駆動体33には、歯車32がコイルバネ31により弾圧された状態となっている。
【0023】
また、合成樹脂の成形品からなる第2の回転体34は、図4、図18〜図20に示すように、中心部に孔を設けた板状部34aと、筒部34bと、板状部34aに設けられた凹凸部34cと、筒部34b内に設けられた歯車部34dとを有し、この回転体34は、筒部34bを支持部材30の収容部30a内に挿入して、回転可能に取り付けられている。
この時、筒部34b内には歯車32の一部が嵌合し、歯車部34dに歯車32が噛み合った状態となっている。
そして、操作軸22の回転時、歯車32を介して回転体34が回転できると共に、操作軸22をコイルバネ31のバネ性に抗してプルした時、歯車32は、歯車部34dとの噛み合いが外れて、第1の回転体28の歯車部28cに噛み合い、操作軸22のプル状態における回転によって、歯車32を介して回転体28が回転できるようになっている。
【0024】
また、金属板からなる導電パターン部35が回転体34に埋設され、この導電パターン部35は回転体34の裏面に露出すると共に、回転体34の板状部34aと支持部材30との間には、バネ板36が設けられ、回転体34の回転時、凹凸部34cがバネ板36に係脱して、回転体34の回転に節度を持たせるようになっている。
【0025】
また、合成樹脂の成形品からなり、中央部に凹部37aを有するケース37には、金属板からなる一対の固定接点38、39と、金属のバネ板からなり、一端に摺動子片部を有する接片40の中央部が埋設され、このケース37は、支持部材30に適宜手段により取り付けられ、このケース37が取り付けられた時、接片40の摺動子片部は、導電パターン部35に接離可能となり、回転体34に設けた導電パターン部35と接片40とで、回転型電気部品であるエンコーダを形成している。
また、金属のバネ板からなり、腕部41aを有する可動接点41は、ケース37の凹部37a内に収納され、この可動接点41は、その周辺部が一方の固定接点38に常時接触すると共に、腕部41aがもう一方の固定接点39から離れて、対向した状態となっている。
【0026】
また、ゴムからなるドーム状のゴム部材42は、ケース37の凹部37aに位置した状態で、ケース37と駆動体33との間に配置され、このゴム部材42は、常時、駆動体33に当接した状態となっている。
そして、ゴム部材42が下方に変形して、可動接点41の腕部41aを押圧した時は、腕部41aが固定接点39に接触して、固定接点38と39間をONとし、また、ゴム部材42が自己のバネ性で元の状態に戻ると、腕部41aも元に戻り、固定接点38と39間はOFFとなり、固定接点38、39と可動接点41とでプッシュスイッチが形成されている。
また、合成樹脂の成形品からなるカバー43は、ケース37の後部に載置されて固定接点38、39の後方部を覆っている。
また、金属板からなる取付板44は、前面部44aと、腕部44bとを有し、この取付板44は、軸受け21の前面に載置されて、腕部44bにより、軸受け21、ケース37、カバー43を一体的に組み合わせている。
【0027】
そして、上記のようなプッシュスイッチ付き回転型電気部品の操作は、図4において操作軸22を回転すると、歯車32を介して第2の回転体34が節度を持って回転すると共に、導電パターン部35も回転し、導電パターン部35が接片40に接離して、回転型電気部品であるエンコーダの操作が行われる。
また、操作軸22をプッシュすると、操作軸22と歯車32とはスプライン結合されており、摺動動作を行うと共に、操作軸22の移動により駆動体33を介してゴム部材42が変形して、ゴム部材42が腕部41aを押圧し、固定接点38、39がONとなり、次に、操作軸22のプッシュを解除すると、ゴム部材42が自己のバネ性で元の状態に戻ると、腕部41aも元に戻り、固定接点38、39間はOFFとなり、プッシュスイッチの操作が行われる。
なお、頭部22cの外径と、ゴム部材42の円形の上面は、ほぼ同径であるが、この頭部22cの両側面の平坦部間の距離は短い。
従って、両者のセンターズレがある場合には、駆動体33がないとゴム部材42の上面を垂直に押すことができず、傾いた状態で押されることとなるので、操作感が悪く、また、寿命の低下を来すが、本実施例においては、頭部22cの後端面と駆動体33の後端面が面一になるように構成されて、ゴム部材42の上面を押すことになり、十分に広い面での押圧となるから垂直に押圧可能となり、そのような問題がない。
【0028】
次に、操作軸22をコイルバネ31に抗してプルすると、図5に示すように、駆動体33により歯車32がプルされて、歯車32は、第2の回転体34の歯車部34dの噛み合いから第1の回転体28の歯車部28cへの噛み合いとなる。
この状態で操作軸22を回転すると、歯車32、及び第1の回転体28を介して回転部26が回転して、摺動子27が抵抗体上を摺動し、回転型電気部品である回転型可変抵抗器の操作が行われる。
また、操作軸22の回転を続けると、バネ板29の凸部29aが支持部材30の溝部30cに嵌入して、抵抗体のセンターを感知できると共に、更に、操作軸22の回転を続けると、回転体28のストッパー部28eが絶縁基体23のストッパー部25bにぶつかり、操作軸22の回転を停止し、そして、操作軸22を反対方向に回転すると、前記と同様な動作を行うようになっている。
そして、次に、操作軸22のプル動作を解除すると、コイルバネ31により歯車32、駆動体33、及び操作軸22が図4に示すような元の状態に押し戻されて、歯車32が第2の回転体34の歯車部34dに噛み合った状態となる。
このようにして、プッシュスイッチ付き回転型電気部品の操作が行われるようになっている。
【0029】
【発明の効果】
本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品は、操作軸2の軸方向に対して直角方向から駆動体3の溝部3bを、操作軸2の首部2dに嵌合して、操作軸2の大径部2aと頭部2cとの間で駆動体3を挟持して取り付けたため、駆動体3の操作軸2への取付における軸方向の寸法を小さくでき、軸方向に小型のプッシュスイッチ付き回転型電気部品を提供できる。
また、駆動体3は直角方向から取り付けられるため、従来のような軸方向から取り付けられるものに比し、駆動体3の軸方向の遊びを少なくできて、駆動体3のガタツキの少ないプッシュスイッチ付き回転型電気部品を提供できる。
また、非円形状の頭部2cを、駆動体3に設けた非円形状の凹部3dに嵌合し、頭部2cの後端面と駆動体3の後端面とを面一になるようにしたため、駆動体3と操作軸2とでゴム部材12を操作することができ、操作性が確実で、長寿命のプッシュスイッチ付き回転型電気部品を提供できる。
また、駆動体3の溝部3bの奥部と凸部3cとで操作軸2の首部2dを保持したものであるため、駆動体3の操作軸2からの抜け止めを行うことができ、駆動体3の組み込み以後の組立が容易で、生産性の良好なプッシュスイッチ付き回転型電気部品を提供できる。
また、駆動体3で軸受け1からの抜け止めを行うことにより、従来のような止め具を必要とせず、安価で、生産性の良好なプッシュスイッチ付き回転型電気部品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の1実施例を示す断面図。
【図2】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の1実施例における駆動体と操作軸の要部の分解斜視図。
【図3】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の1実施例における駆動体と操作軸の要部の斜視図。
【図4】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例を示す断面図。
【図5】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例の動作を説明するための要部の断面図。
【図6】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例における駆動体と操作軸の要部の分解斜視図。
【図7】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例における駆動体と操作軸の要部の斜視図。
【図8】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例に係る軸受けの平面図。
【図9】 図8の9ー9線における断面図。
【図10】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例に係る絶縁基体の平面図。
【図11】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例に係る絶縁基体の正面図。
【図12】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例における第1の回転体にバネ板を取り付けた状態を示す裏面図。
【図13】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例における第1の回転体にバネ板を取り付けた状態を示す側面図。
【図14】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例に係る支持部材の平面図。
【図15】 図14の15ー15線における断面図。
【図16】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例に係る歯車の平面図。
【図17】 図16の17ー17線における断面図。
【図18】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例に係る第2の回転体の平面図。
【図19】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例に係る第2の回転体の側面図。
【図20】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例に係る第2の回転体の下面図。
【図21】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例に係る取付板の平面図。
【図22】 本発明のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の参考例に係る取付板の側面図。
【図23】 従来のプッシュスイッチ付き回転型電気部品の断面図。

Claims (4)

  1. 前方に設けられた大径部と後方端部に設けられた頭部との間に小径の首部を設けた操作軸と、一端が開放された溝部と外周に設けられた張り出し部を有する板状の駆動体と、前記操作軸に取り付けられた前記駆動体の軸方向の移動により操作されるプッシュスイッチと、中心部に孔を設けた板状部と筒部とを有し前記操作軸の回転に伴い回転する回転体とを備え、前記操作軸の軸方向に対して直角方向から前記駆動体の溝部を前記首部に嵌合して、前記大径部と前記頭部との間で前記駆動体を挟持して取り付けると共に、前記駆動体に設けられた張り出し部が前記回転体の筒部内に設けられた溝に挿通され、両者がスプライン結合されており、前記操作軸の回転時に、前記駆動体を介して前記回転体が回転するようにしたことを特徴とするプッシュスイッチ付き回転型電気部品。
  2. 前記頭部は非円形状をなし、また、前記駆動体の後面には、非円形状の凹部を設け、該凹部に前記頭部を嵌合させて、前記頭部の後端面と前記駆動体の後端面とを面一になるように構成したことを特徴とする請求項1記載のプッシュスイッチ付き回転型電気部品。
  3. 前記駆動体の溝部に凸部を設け、前記溝部の奥部と前記凸部とで前記首部を保持して、前記操作軸から軸方向に対して直角方向における駆動体の抜け止めを行うようにしたことを特徴とする請求項1、又は2記載のプッシュスイッチ付き回転型電気部品。
  4. 前記駆動体を直接、もしくは間接的に、前記操作軸を回転可能に保持する軸受けに当接させて、前記駆動体に前記操作軸の前記軸受けからの抜け止め機能を兼用させたことを特徴とする請求項1、又は2、又は3記載のプッシュスイッチ付き回転型電気部品。
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