JPH10124571A - 書類自動発行機 - Google Patents

書類自動発行機

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JPH10124571A
JPH10124571A JP28209996A JP28209996A JPH10124571A JP H10124571 A JPH10124571 A JP H10124571A JP 28209996 A JP28209996 A JP 28209996A JP 28209996 A JP28209996 A JP 28209996A JP H10124571 A JPH10124571 A JP H10124571A
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automatic
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JP28209996A
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Tsugio Okamoto
次男 岡本
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書類の申請目的が分かるだけで、自動的に該
目的のために必要とされる書類の種類が分かり、容易に
該書類を取得することのできる書類自動発行機を提供す
る。 【解決手段】 CPUは、申請者がタッチパネルを介し
て証明書交付目的の項目を押下するのを検知すると、ハ
ードディスク内の交付目的−必要証明書類の設定テーブ
ル17aを参照し、申請者の選択した交付目的に必要と
される証明書をCRT表示装置に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば住民票等の
証明書類をはじめとする各種書類を自動的に発行する書
類自動発行機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば住民票や印鑑登録証明書な
どの証明書類を窓口を介して取得したい場合には、申請
者自身が役所に出向き、まず申請書に住所、氏名等を漏
れなく記入した上で窓口に提出する。そして、役所の窓
口担当者はその申請書に基づき、書類作成システムの入
力部から必要事項を入力して該当する書類を作成した
後、公印を押印し、ステープラ等で止めた後、手数料と
引き換えに申請者に手渡すといったような手続きを踏む
必要があった。
【0003】それに対して、最近は、役所の窓口付近に
住民票等を自動で発行する証明書自動交付機が設置さ
れ、窓口が混雑しているときあるいは日曜日等の役所が
閉庁している場合に、役所の窓口を介さずに証明書を自
動に入手できるようにされている。
【0004】こうした証明書自動交付機では、必要な証
明書をその場で作成し、申請者は例えば自身の個人識別
カード(IDカード)を使用することにより必要な証明
書を入手することができるので、申請者が申請書に記入
する必要がなく、また窓口の担当者が処理するのに比べ
て比較的短時間で書類を入手できるという利点や閉庁し
ている場合にでも必要な書類を入手できるという利点が
ある。
【0005】そうした証明書自動交付機において、利用
者が複数種類の証明書を同時に取得したい場合には、最
初に1件の証明書の発行のためのID入力、証明書の選
択入力から料金投入まで等の一連の操作をして、排出口
から排出された該証明書を取り出してから、あらため
て、再び別の証明書の発行のためのID入力、証明書の
選択入力から料金投入等までの同一の操作を繰り返す必
要があった。
【0006】そして、上述のような、利用者が一度に複
数の証明書を取得したい場合に必要とされる、1件1件
の証明書を取得する度に常にカードの挿入やID入力、
証明書の選択入力という最初からの一連の操作を繰り返
し行わなければならないという手間を省かせるために、
1度のカード挿入、ID入力、証明書選択及び料金投入
という一連の操作だけで複数種類の書類を連続して発行
させることのできる書類自動発行機が特願平8ー254
753号に提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た提案では、たとえ複数種類の書類が1度の操作入力に
よって同時に取得できると言っても、書類が必要とされ
る案件が生じた場合において、その案件のために必要と
される書類の種類が具体的に分かった上でなければ、書
類の選択入力の操作をして、必要な書類を取得すること
ができない。例えば、財産相続において必要とされる証
明書は、戸籍抄本、住民票、土地その他評価証明書や印
鑑証明書であるが、まず、財産相続という案件が発生し
たときに、財産相続のために必要とされるのが前述した
証明書であるということを知らなければならない。すな
わち、証明書を取得する目的が生じたにもかかわらず、
その目的のために必要とされる証明書の具体的種類が何
であるのかについてまでは分からないと、証明書自動交
付機の設置場所まで行っても、該証明書を取得すること
ができない。
【0008】従って、所望の証明書を取得するために
は、まずは、例えば財産相続といったような、自分の身
の回りにおいて生じた案件のために必要とされる複数の
証明書の具体的な種類について、そのことについて記述
されている参考となる書物等を引っぱり出したりするこ
とによっていちいち調べ、該必要となる証明書の種類を
確認した上で、証明書自動交付機の操作をしなければな
らず、はなはだ面倒であった。
【0009】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、書類申請の目的のみ分かれば自
動的に該目的に必要な書類を発行することのできる書類
自動発行機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1に記載の書類自動発行機は、証明書類等の書
類を自動的に発行する発行手段を有する書類自動発行機
であって、少なくとも前記書類を申請する目的を示す申
請目的データと、その申請目的データに対応して必要と
される書類に係わる書類データとを記憶する記憶手段
と、前記申請目的を入力可能な入力手段と、前記入力手
段により入力された目的に応じて、前記記憶手段から前
記必要とされる書類データを出力する出力手段とを備え
たことを特徴とする。
【0011】本書類自動発行機によれば、記憶手段が少
なくとも前記書類を申請する目的を示す申請目的データ
と、その申請目的データに対応して必要とされる書類に
係わる書類データとを記憶し、入力手段が前記申請理由
を入力可能であり、出力手段が前記入力手段により入力
された目的に応じて、前記記憶手段から前記必要とされ
る書類データを出力する。
【0012】ゆえに、利用者が書類を申請する目的につ
いては分かるが、その申請のために必要とされる書類の
種類が具体的に何であるのかについてまでは分からない
場合に、利用者が、入力手段から書類の申請目的を入力
することによって、出力手段が、該入力された申請目的
に応じて、記憶手段にあらかじめ記憶されている申請理
由データに対応する書類データを出力する。
【0013】従って、利用者は、書類申請目的さえ分か
れば、自動的に所望の書類を書類自動発行機を通して取
得することができるのである。
【0014】なお、この場合、書類申請目的の入力の方
法としては、あらかじめ所定の申請目的が設定されてお
り、該設定目的の中から該当する目的を選択する方法を
とるのでもよいし、あるいは、操作キー等によって任意
に目的入力する方法をとってもよい。
【0015】また、請求項2に記載の書類自動発行機
は、請求項1に記載の書類自動発行機であって、前記記
憶手段に記憶された書類データが複数種類である場合
に、該複数種類の書類を連続して発行する発行制御手段
を備えたことを特徴とする。
【0016】ゆえに、利用者が入力手段から入力した申
請目的に対応する書類データが複数種類である場合に、
発行制御手段が該複数種類の書類を連続して発行する。
【0017】従って、利用者は、書類申請目的から、た
とえ複数種類の書類が必要とされる場合であっても、発
行制御手段が該複数種類の書類を自動的に発行するの
で、書類を取得するために1回1回、IDカードの入
力、書類の選択、料金の投入等の操作をする手間を省く
ことができる。
【0018】更に、請求項3に記載の書類自動発行機
は、請求項1または請求項2に記載の書類自動発行機で
あって、前記申請目的を示す目的表示手段を備えたこと
を特徴とする。
【0019】ゆえに、目的表示手段が申請目的を示すの
で、利用者は、その目的表示手段に示された申請目的を
見ることによって、自己の周りに生じた申請目的に該当
する目的を入力手段によって入力することができる。
【0020】ここで、書類を申請する目的は音声ガイダ
ンス等によって示してもよいのであるが、目的表示手段
によって表示することによっても、入力手段による申請
目的の入力が容易となる。
【0021】更に、請求項4に記載の書類自動発行機
は、請求項3に記載の書類自動発行機であって、前記目
的表示手段によって書類を申請する目的が示される目的
モードと、前記目的表示手段によって書類を申請する目
的が示されない通常モードのいずれかを選択可能な選択
手段を備えたことを特徴とする。
【0022】ゆえに、選択手段が、前記目的表示手段に
よって書類を申請する目的が示される目的モードと、前
記目的表示手段によって書類を申請する目的が示されな
い通常モードのいずれかを選択可能であるので、利用者
が書類自動発行機を操作する際に、あらかじめ必要とさ
れる書類の種類が分かっており、前述した目的を入力す
る手段を利用する意思がない場合に、選択手段による選
択によって、そのまま所望する書類の種類を選択入力さ
せる通常モードを起動することができる。
【0023】従って、あえて目的を表示させるモードと
しての操作入力をする手間を省き、よりスピーディに所
望の書類を取得することができる。
【0024】また、請求項5に記載の書類自動発行機
は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の書類自
動発行機であって、前記記憶手段に記憶されているデー
タとして、前記申請目的データが婚姻届であり、それに
対応する書類データが住民票及び戸籍謄本とされている
ことを特徴とする。
【0025】ゆえに、申請目的が婚姻届である場合に、
利用者が入力手段によって婚姻届である旨を入力する
と、出力手段が、該婚姻届に対応する書類データ、すな
わち住民票及び戸籍謄本のデータを出力する。
【0026】証明書等の書類の申請目的としては、婚姻
届である場合がかなり多いので、こうした婚姻届に必要
な書類を取得するためには、記憶手段に婚姻届という申
請目的とそれに必要とされる書類データである住民票、
戸籍謄本が関連づけて記憶されている書類自動発行機に
よってその書類を容易に取得することができるので、利
用度が高くなることが期待できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
例を図面を参照して説明する。
【0028】図1は本実施例における証明書自動交付機
の概略外観図である。
【0029】証明書自動発行機1の筐体1aの前面パネ
ルには、図示はしないが、利用者個々が持つ暗証番号を
含むユーザID識別コード等の種々の情報が記録されて
いる磁気テープ(磁気カードの場合)若しくはICチッ
プ(ICカードの場合)を備えたIDカードを挿入する
ためのカード挿入口2aが設けられており、このカード
挿入口2aの奥にはカードリーダ2(図2参照)が設け
られている。
【0030】そのカード挿入口2aの側方には、例えば
用紙切れ等のように証明書自動発行機1にトラブルが発
生した際に、当該トラブルを解決する保守担当員を呼び
出すための呼び出しボタン22が設けられている。その
呼び出しボタン22の上方には、例えば操作方法や案
内、書類の申請目的等が表示され、本発明の目的表示手
段に相当するCRT表示装置3が設けられており、その
CRT表示装置3の画面には、表示されている部分に直
接触れることによって利用者が所望の情報を入力、操作
をすることのできる本発明における入力手段及び選択手
段に相当するタッチパネル4が設けられている。もっと
も、入力手段及び選択手段には、例えば、キー入力する
キー入力装置であってもよい。
【0031】そのタッチパネル4の側方には、手数料を
支払うためのコイン投入口5a及び紙幣挿入口6aが形
成されており、これらはそれぞれコインメック5及びビ
ルバリ6(いずれも図2参照)と連通している。これら
のコイン投入口5a及び紙幣挿入口6aの下方には、釣
り銭及びレシートを取り出すための取り出し口8が設け
られている。また、取り出し口8の側方には、後述する
レーザプリンタ11(図2参照)にて印刷された住民票
等の証明書を排出する証明書排出口7が構成されてい
る。
【0032】上述した呼び出しボタン22の下方には、
車椅子を利用している人がこの証明書自動発行機1を利
用する際、容易に操作できるように配慮したアシストバ
ー42が設けられている。
【0033】更に、このアシストバー42の下方で筐体
1aの一部には、車椅子の利用者が利用しやすくなるよ
うに、車椅子に乗車している人の膝から下が納まる程度
の大きさの掘り込み43が形成されており、その掘り込
み43の内側面には車椅子の一部が衝突した場合にショ
ックを吸収するためのショック吸収シート44が設けら
れている。また、この証明書自動発行機1の高さは、車
椅子の利用者でも楽に利用できるように、例えば130
cmになるように構成されている。
【0034】また、上述したタッチパネルの上方には、
この証明書自動発行機1が使用可能状態であるか使用不
能状態にあるかを表示する操作表示器10が設けられて
いる。
【0035】次に図2を参照して、証明書自動交付機1
を含む証明書自動交付システムの電気的構成について説
明する。
【0036】本実施例の証明書自動交付機1は、ホスト
コンピュータ31と接続されたCPU13の指令に基づ
いて動作するものであり、このCPU13が本発明の出
力手段、及び発行制御手段として機能する。
【0037】このCPU13には、IDカードに記録さ
れた利用者ID識別コード等を読み取るカードリーダ2
と、前述したCRT表示装置3と、タッチパネル4と、
証明書の交付手数料を硬貨若しくは紙幣として収納可能
なコインメック5と、ビルバリ6と、証明書作成データ
に基づいて証明書を印字する、本発明における発行手段
としてのレーザプリンタ11と、利用者が操作上何らか
のトラブルが発生したときに押すための呼び出しボタン
22とが接続されると共に、レシートを印刷するための
レシートプリンタ12と、書類を搬送したり揃えたりす
る用紙搬送ユニット51と、用紙搬送ユニット51から
書類を受けて申請者の手元に書類を発行する用紙排出ユ
ニット53と、レーザプリンタ11で印刷された書類が
複数枚であるときに、それらの書類の端部を綴じるため
のステープラ14及びそれらの書類に契印を付すための
契印機15と、操作方法等を音声にて説明するための発
声装置16と、CPU13を制御するための動作プログ
ラム等を格納する、本発明における記憶手段に相当する
ハードディスク17と、証明書自動交付機1の稼動状況
や呼び出しボタン22が押されたこと等を証明書自動交
付機の管理担当者に知らせるためのリモートパネル33
と、ワークエリアとしてのRAM61と、ROM62と
が接続されている。また、前記ホストコンピュータ31
には、個々の住民の戸籍や住所等のデータが格納されて
いるデータベース32が接続されている。
【0038】ハードディスク17には、証明書自動交付
機1の動作を制御する制御プログラムの他に、例えば図
3に示すように、証明書類を申請する目的を示す申請目
的データと、その申請目的に対応して必要とされる書類
に係わる書類データを設定するための、交付目的−必要
証明書類の設定テーブル17aが格納されている。即
ち、例えば申請目的データとして婚姻届を出す場合に
は、それに対応する書類データとして住民票と戸籍謄本
が必要であり、財産相続の手続きをする場合には戸籍抄
本と、住民票、土地その他相続する財産等の評価証明書
が必要であるというような、証明書を申請する理由とそ
の理由のために必要とされる具体的な証明書の種類が対
応づけられて記憶されている。
【0039】即ち、利用者によるタッチパネル4からの
目的入力により、CPU13は、該交付目的ー必要証明
書類の設定テーブル17aを参照して、入力された目的
から必要とされる証明書の種類を導き出すのである。
【0040】本実施例においては、図3に示すように、
交付目的ー必要証明書類の設定テーブルの交付目的とし
て、婚姻届、パスポート、入学、土地購入及び財産相続
の5種類が設定されている。従って、後述するCRT表
示装置3に表示される交付目的選択画面は、例えば図6
に示すように、婚姻届、パスポート、入学、土地購入及
び財産相続の目的入力が可能となっている。しかし、設
定される交付目的は5種類に限定されることなく、それ
よりも多くてもよいし、少なくてもよい。
【0041】なお、証明書自動交付機1の動作を制御す
る制御プログラムは、ハードディスク17の他に、RO
M62内に格納させておいてもよい。
【0042】続いて、上記構成を有する証明書自動交付
機1の主な動作について図4及び図5に示すフローチャ
ートを参照して説明する。証明書自動交付機1は、通常
CPU13により住民に対してあるいは証明書自動交付
機1を利用する人のためにお知らせとか交付機利用案内
等を、「画面にタッチして下さい」という文字とともに
CRT表示装置3に表示している(S1)。利用者がこ
の表示画面を見てタッチパネル4に触れることにより
(S2・Y)、CRT表示装置3にIDカード挿入画面
を表示させる(S3)。利用者がIDカードを証明書自
動交付機1のカード挿入口2aに挿入すると、CPU1
3がIDカードの挿入を検出し(S4・Y)、カードリ
ーダ2にデータの読み取りを指示する。カードリーダ2
は、IDカードに記録されているデータを読み取り、C
PU13にデータを転送する。CPU13は、転送され
てきたデータから挿入されたIDカードが証明書自動交
付機1用のカードであるかどうかを確認する(S5)。
このカードが証明書自動交付機1用のカードでなければ
(S5・N)、カード挿入口2aからIDカードを排出
すると共にその旨をCRT表示装置3に表示して最初の
利用案内画面に戻る(S1)。 一方、カードが証明書
自動交付機1用のカードであれば(S5・Y)、CPU
13は、暗証番号入力画面をCRT表示装置3に表示し
ながら(S6)、発声装置16へも信号を送って「暗証
番号を入力して下さい」と発声させる。利用者はタッチ
パネル4を触れて暗証番号を入力するのを検知すると
(S7・Y)、CPU13はIDカードに記録されてい
る利用者のユーザID識別コードと入力された暗証番号
とをホストコンピュータ31に伝送する。ホストコンピ
ュータ31はCPU13から伝送されたユーザID識別
コードと暗証番号とを照合し、その照合の結果、ユーザ
ID識別コードに対して暗証番号が正しくないことを検
知すれば(S9・N)、CPU13は、IDカードをカ
ード排出口2aから排出させ(S10)、再びスタート
画面に戻る(S1)。
【0043】また、利用者が入力した暗証番号が正しい
ことを検知すれば(S9・Y)、その旨をCPU13に
伝えるとともに、例えば図6に示すように、申請者に証
明書を交付する目的を選択させるための説明画面を、C
RT表示装置3に表示させる(S11)。なお、本実施
例においては、前述したように5種類の目的項目が表示
されているが、例えばそれ以上の目的項目が選択可能と
なっており、1回の表示では該選択項目を全て表示しき
れない場合に、図6に示すタッチパネル4における「次
ページへ」の項目部分を押下することにより、残りの選
択可能な目的項目が表示させる。
【0044】申請者がこの表示画面を見て、この中から
証明書を交付する目的を選択すると(S12・Y)、C
PU13はCRT表示装置3に、例えば図7に示すよう
に、この交付目的に該当する必要証明書類を表示し(S
13)、申請者にこれらの証明書を交付する否かを問い
かける(S14)。例えば、申請者が婚姻届を出すこと
を想定して説明する。即ち、利用者がタッチパネル4に
おける「婚姻届」の項目を入力するのをCPU13が検
知すると(S12・Y)、図3に示すハードディスク1
7に格納されている交付目的ー必要証明書類テーブル1
7aを参照して、婚姻届の場合には住民票と戸籍謄本が
必要であると判断して、出力手段としてのCRT表示装
置3には、例えば図7に示すように、婚姻届のためには
住民票と戸籍謄本が必要である旨を表示する(S1
4)。申請者がこの表示画面を見てタッチパネル4の
「交付します」の部分に触れたのを検知すると(S14
・Y)、CPU13は、申請者がS14においてCRT
表示装置3に表示した証明書を選択したと判断して、次
にこれらの証明書の部数の選択入力を促す画面を表示す
る(S15)。
【0045】一方、S14において、申請者がタッチパ
ネル4の「交付しません」の部分に触れたのを検知する
と(S14・N)、CPU13は、申請者がS14にお
いてCRT表示装置3に表示した証明書を取得するのを
希望しないと判断して動作を中止し、最初の利用案内画
面に戻る(S1)。
【0046】さて、申請者が必要な部数を入力すると
(S16・Y)、CPU13は利用者の選択した証明書
の料金を計算し、表示画面に証明書を交付するために必
要な手数料をCRT表示装置3に表示する(S17)。
申請者によってこの料金が、硬貨であればコイン投入口
5aから投入されてコインメック5に、紙幣であれば紙
幣挿入口6aから投入されてビルバリ6に入るのを検知
すると(S18・Y)、このとき必要ならばつり銭がコ
インメック5から払い出され、取り出し口8から排出さ
れ、つり札はビルバリ6から払い出され、紙幣挿入口6
aから排出されるが、CRT表示装置3に領収書作成画
面を表示し(S19)、レシートプリンタ12により印
字された領収書を取り出し口8に発行させる。CPU1
3はカードリーダ2に命令を伝送し、カード挿入口2a
からIDカードを排出させるとともにCRT表示装置3
にIDカード排出画面を表示する(S20)。そして、
IDカードが抜き取られたことを検知すると(S21・
Y)、CRT表示装置3には証明書を作成中であること
を知らせる表示をさせ、続けて証明書を発行する旨を示
す画面を表示する(S23)。
【0047】一方、カード挿入口2aから排出されたI
Dカードがいつまでも抜き取られないとき(S21・
N)には、発声装置16へ信号を送って「IDカードを
おとり下さい。」と発声させる(S22)。この間にC
PU13は、ホストコンピュータ31に申請者の住民票
と戸籍謄本を発行するために必要なデータを要求する。
ホストコンピュータ31はデータベース32を検索し、
IDカードより得たユーザID識別コード及び上述のよ
うに選択された結果から必要な情報を抽出して、証明書
自動交付機1のCPU13へ送信する。CPU13はホ
ストコンピュータ31から転送されたデータをレーザプ
リンタ11へ送り、印字させる。このとき、レーザプリ
ンタ11により住民票、戸籍謄本が連続して印字され、
該証明書は、枚数に応じてステープラ14により端部を
綴じられると共に契印機15により契印を付されて、申
請された住民票と戸籍謄本が同時に証明書排出口7より
排出される。そして証明書発行口7に差し出された証明
書が申請者によって取られたかどうかを検知し、証明書
が取られたことを検知すると(S24・Y)、CPU1
3は終了画面をCRT表示装置3に表示して(S2
6)、証明書発行動作を終了する。その後しばらくして
からSTARTと同じ利用案内画面をCRT表示装置3
に表示して(S1)、上述の動作を繰り返す。一方、前
記で証明書発行口7に差し出された証明書が所定時間を
過ぎても申請者に取られないことを検知すると(S24
・N)、証明書自動交付機1は証明書発行口7に差し出
されている証明書を内部に回収し(S25)、内部に設
置された回収トレイに収納する。
【0048】以上は請求項1に示した書類自動発行機の
一実施例における、証明書自動発行機1の証明書申請目
的を表示させ、該表示画面から該当する目的を選択させ
た上で、必要とされる証明書を発行させるに至るまでの
動作説明である。
【0049】次に、請求項2に示した、申請者が証明書
類を申請する目的、目的を選択することによって必要な
証明書類を交付できるモードか、あるいは申請者が直接
証明書類名を選択するモードかを、選択できる場合の動
作について、図5のフローチャートを参照して説明す
る。なお、S31ないしS39までの動作は前述したS
1ないしS9までの動作と同様なので、説明を省略す
る。
【0050】S39において、暗証番号が正しく入力さ
れたことを検知すると(S39・Y)、CPU13は、
次にCRT表示装置3に、例えば図8に示すように、証
明書を申請する目的を選択入力することのできる申請目
的選択モードか、あるいは、そうした証明書を申請する
目的を入力するステップを省略し、直接証明書類名を指
定することのできるモードのいずれかを選択させる交付
モード選択画面を表示する(S40)。
【0051】申請者がこの表示画面を見て、その手続の
ために必要な証明書の種類について具体的には分からな
いために、証明書の申請目的から自動的に必要とされる
証明書類が分かるモードを希望するとして、タッチパネ
ル4の左側の枠である「申請目的選択モード」の部分に
触れるのを検知すると(S42・Y)、前述したよう
に、図4のフローチャートに示すS11のステップに移
行し、例えば図6に示す証明書の交付目的の選択を促す
画面を表示させる(図4のS11)。そして、S12以
降の動作に進むが、以下は前述した内容と同様なので説
明を省略する。
【0052】一方、図5のS42において申請者が、証
明書の申請目的から、それに必要とされる証明書の種類
も具体的に分かるので、あえて、証明書の申請目的から
必要とされる証明書の具体的な目的が自動的に分かるス
テップを踏む必要がないとして、タッチパネル4におけ
る右側の「証明書指定モード」の部分に触れるのを検知
すると(S42・N)、CPU13は、従来のように例
えば住民票なのか、印鑑証明、税証明を選択するのかと
いった単一の証明書名を選択入力可能な画面を表示させ
る(S43)。続いて、申請者が、該画面から必要な証
明書名を選択入力するのを検知すると(S44:YE
S)、次に、部数の選択入力を促す画面をCRT表示装
置3に表示させる(S45)。なお、このS45のステ
ップは、前述した図4におけるS15の部数入力画面と
同様である。
【0053】そして、S46以降の動作に移行するが、
このS46ないしS56の終了ガイダンスまでの動作
は、前述した図4におけるS16ないしS26までの動
作と同様なので、説明を省略する。
【0054】なお、S44の場合において、1度に選択
可能な証明書の種類は単数でもよいし、複数でもよい。
【0055】以上、上記実施例で本発明を具体化した一
例を説明したが、この実施例にとらわれることなく、図
6〜8に示した選択画面表示内容を実施例とは異なった
説明や絵に変えたり、あるいは交付操作の順を変えるな
どして本発明の目的を達成させることはもちろん可能で
ある。
【0056】また、出力手段としては、CRT表示装置
3である必要はなく、例えば、音声出力装置であっても
よい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、請
求項1に記載の書類自動発行機によれば、利用者が書類
を申請する目的については分かるが、その申請のために
必要とされる書類の種類が具体的に何であるのかについ
てまでは分からない場合に、利用者が、入力手段から書
類の申請目的を入力することによって、出力手段が、該
入力された申請目的に応じて、記憶手段にあらかじめ記
憶されている申請理由データに対応する書類データを出
力する。
【0058】従って、利用者は、書類申請目的さえ分か
れば、自動的に所望の書類を書類自動発行機を通して取
得することができるのである。
【0059】また、請求項2に記載の書類自動発行機に
よれば、利用者は、書類申請目的から、たとえ複数種類
の書類が必要とされる場合であっても、発行制御手段が
該複数種類の書類を自動的に発行するので、書類を取得
するために1回1回、IDカードの入力、書類の選択、
料金の投入等の操作をする手間を省くことができる。更
に、請求項3に記載の書類自動発行機によれば、目的表
示手段が申請目的を示すので、利用者は、その目的表示
手段に示された申請目的を見ることによって、自己の周
りに生じた申請目的に該当する目的を入力手段によって
入力することができる。
【0060】更に、請求項4に記載の書類自動発行機に
よれば、選択手段が、前記目的表示手段によって書類を
申請する目的が示される目的モードと、前記目的表示手
段によって書類を申請する目的が示されない通常モード
のいずれかを選択可能であるので、利用者が書類自動発
行機を操作する際に、あらかじめ必要とされる書類の種
類が分かっており、前述した目的を入力する手段を利用
する意思がない場合に、選択手段による選択によって、
そのまま所望する書類の種類を選択入力させる通常モー
ドを起動することができる。
【0061】従って、あえて目的を表示させるモードと
しての操作入力をする手間を省き、よりスピーディに所
望の書類を取得することができる。
【0062】また、請求項5に記載の書類自動発行機に
よれば、申請目的が婚姻届である場合に、利用者が入力
手段によって婚姻届である旨を入力すると、出力手段
が、該婚姻届に対応する書類データ、すなわち住民票及
び戸籍謄本のデータを出力する。
【0063】証明書等の書類の申請目的としては、婚姻
届である場合がかなり多いので、こうした婚姻届に必要
な書類を取得するためには、記憶手段に婚姻届という申
請目的とそれに必要とされる書類データである住民票、
戸籍謄本が関連づけて記憶されている書類自動発行機に
よってその書類を容易に取得することができるので、利
用度が高くなることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における証明書自動交付機の概略外観
図である。
【図2】本実施例の証明書自動交付機の電気的構成を表
わすブロック図である。
【図3】証明書自動交付機におけるハードディスク内に
記憶されている交付目的−必要証明書類の設定テーブル
を示す図である。
【図4】本実施例の証明書自動交付機の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本実施例の証明書自動交付機の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本実施例の証明書自動交付機における申請目的
選択モード時での交付目的選択画面の1画面例を示す図
である。
【図7】本実施例の証明書自動交付機における申請目的
選択モード時での必要証明書説明画面の1画面例を示す
図である。
【図8】本実施例の証明書自動交付機における交付モー
ド選択画面の1画面例を示す図である。
【符号の説明】
1 証明書自動交付機 3 CRT表示装置 4 タッチパネル 7 証明書発行口 11 レーザプリンタ 13 CPU 17 ハードディスク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 証明書類等の書類を自動的に発行する発
    行手段を有する書類自動発行機において、 少なくとも前記書類を申請する目的を示す申請目的デー
    タと、その申請目的データに対応して必要とされる書類
    に係わる書類データとを記憶する記憶手段と、 前記申請目的を入力可能な入力手段と、 前記入力手段により入力された目的に応じて、前記記憶
    手段から前記必要とされる書類データを出力する出力手
    段とを備えたことを特徴とする書類自動発行機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の書類自動発行機におい
    て、 前記記憶手段に記憶された書類データが複数種類である
    場合に、該複数種類の書類を連続して発行する発行制御
    手段を備えたことを特徴とする書類自動発行機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の書類自
    動発行機において、 前記申請目的を示す目的表示手段を備えたことを特徴と
    する書類自動発行機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の書類自動発行機におい
    て、 前記目的表示手段によって書類を申請する目的が示され
    る目的モードと、 前記目的表示手段によって書類を申請する目的が示され
    ない通常モードのいずれかを選択可能な選択手段を備え
    たことを特徴とする書類自動発行機。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の書類自動発行機において、 前記記憶手段に記憶されているデータとして、前記申請
    目的データが婚姻届であり、それに対応する書類データ
    が住民票及び戸籍謄本とされていることを特徴とする書
    類自動発行機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002175379A (ja) * 2000-12-08 2002-06-21 Dainippon Printing Co Ltd 手続システム
JP2002297711A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Mitsuo Sudo 管路地図情報の管理方法

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