JPH10124602A - 自動取引装置の暗証番号変更方式 - Google Patents

自動取引装置の暗証番号変更方式

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JPH10124602A
JPH10124602A JP28054996A JP28054996A JPH10124602A JP H10124602 A JPH10124602 A JP H10124602A JP 28054996 A JP28054996 A JP 28054996A JP 28054996 A JP28054996 A JP 28054996A JP H10124602 A JPH10124602 A JP H10124602A
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card
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JP28054996A
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Kazuma Yoshimura
一馬 吉村
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Xing Inc
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一旦登録した暗証番号を、第三者に知られる
ことなくきわめて容易に変更できるようにすること。 【解決手段】 挿入されたIDカードに対応した適正な
暗証番号が入力された状態では、ステップS9で「YE
S」と判断される。このとき、CRTディスプレイに表
示された「メニュー選択画面」を通じて暗証番号の変更
メニューが選択されたていた場合(ステップS10で
「YES」)には、新暗証番号入力画面を表示した状態
(ステップS12)で入力された暗証番号と、その後に
新暗証番号再入力画面を表示した状態(ステップS1
5)で再入力された暗証番号とが一致したとき(ステッ
プS18で「YES」)に、ホストコンピュータへ暗証
番号の変更指令信号を送信する(ステップS19)。こ
の信号を受信したホストコンピュータは、既登録の暗証
番号を新たに入力された暗証番号に変更する動作を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住民票のような各
種証明書を自動的に発行するための証明書自動発行機、
或いは現金の受け払いを行うためのATM(現金自動預
入払出機)やCD(現金自動払出機)などのように、個
人に対し発行されたID記録媒体と利用者個人のみが知
り得る暗証番号とに基づいて取引処理を行うようにした
自動取引装置の暗証番号変更方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、銀行などの金融機関において
は、IDカード(キャッシュカード)を利用して預金の
払い出し業務などを行うATMやCDを設置することが
通常となっている。また、近年では、例えば市区町村の
ような自治体において、IDカードを利用して印鑑証明
書や住民票のような各種証明書を自動的に発行する証明
書自動発行機を設置することも行われている。
【0003】上記ATMや証明書自動発行機のような自
動取引装置にあっては、セキュリティの向上を実現する
ために、IDカードから読み取った個人識別情報と、利
用者により入力された暗証番号とを、管理装置であるホ
ストコンピュータ側に予め登録されている個人識別情報
及び暗証番号の組み合わせデータと照合し、その照合結
果が適正な場合のみ所定の取引処理を許容した状態に切
換わる構成とされるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような自動取引
装置を利用する場合に必要となる暗証番号は、一般的に
は、IDカードの発行を受けるための申込用紙中に記載
することによって申請するものであり、申請を受けた側
のオペレータが、記載された暗証番号を個人識別情報と
対応付けてホストコンピュータに登録するようにしてい
る。しかしながら、従来システムでは、一旦登録された
暗証番号の変更を希望するときには、IDカードの利用
者が、本人であることを証明できる書類などを持参して
申請窓口まで出向く必要があり、その手間が非常に煩雑
になるという問題点があった。
【0005】特に、IDカードの発行を申し込む時点で
は、暗証番号を忘れないようにするために、自身の生年
月日や電話番号などのように第三者に対する秘匿性が低
い番号を安易に申請する場合が多々あるが、このような
場合において後で秘匿性を高めるべく暗証番号を変更し
ようとしても、その変更のための手続が上述のように煩
雑になる関係上、初期登録した秘匿性が低い暗証番号を
そのまま利用しているケースが多く、実際には取引処理
のセキュリティの低下を看過しているのが実情であっ
た。また、初期登録した暗証番号は、少なくとも申請を
受けた側のオペレータの目に触れることになるから、こ
の面でも、秘匿性が十分に高いとは言い難いものであっ
た。
【0006】本発明は、上述のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、一旦登録した
暗証番号を、第三者に知られることなくきわめて容易に
変更可能となって、暗証番号を利用した取引処理のセキ
ュリティの向上に寄与できるようになる自動取引装置の
暗証番号変更方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、個人に対し発行されたID
記録担体から読み取った個人識別情報と、利用者が操作
する暗証番号入力手段により入力された暗証番号とを、
管理装置に予め登録された個人識別情報及び暗証番号の
組み合わせデータと照合し、その照合結果が適正な場合
のみ所定の取引処理を許容する制御手段を備えた自動取
引装置において、前記、制御手段を、利用者側の操作に
応じて暗証番号変更モードに切換わると共に、当該暗証
番号変更モードに切換わった状態では、前記ID記録担
体から読み取った個人識別情報と前記暗証番号入力手段
により入力された暗証番号との照合結果が適正な場合
に、前記管理装置に登録されている暗証番号を上記暗証
番号入力手段により新たに入力された暗証番号に変更す
る動作を行う構成としたものである。
【0008】この構成によれば、ID記録媒体の所有者
が自動取引装置を利用して取引処理を行おうとする場合
には、そのID記録媒体中の個人識別情報を自動取引装
置側に読み取らせると共に、暗証番号入力手段により暗
証番号を入力するものであり、それら読み取り個人識別
情報及び入力暗証番号と、管理装置に予め登録された個
人識別情報及び暗証番号の組み合わせデータとの照合結
果が適正な場合のみ、制御手段によって所定の取引処理
が許容されることになる。
【0009】管理装置側に登録されている暗証番号の変
更を行うときには、まず、制御手段を暗証番号変更モー
ドに切換える操作を行った上で、ID記録媒体中の個人
識別情報を自動取引装置側に読み取らせると共に、暗証
番号入力手段により適正な暗証番号(既登録の暗証番
号)を入力し、この後に暗証番号入力手段により新たな
暗証番号を入力する。すると、制御手段は、上記のよう
な読み取り個人識別情報と入力暗証番号(既登録の暗証
番号)の照合結果が適正な状態であった場合のみ、登録
暗証番号を、暗証番号入力手段により新たに入力された
暗証番号に変更する動作を行うようになる。
【0010】このとき、制御手段を上述した暗証番号変
更モードに切換える操作は、利用者側が行うものであ
り、また、その後の暗証番号変更のための操作も自動取
引装置を通じて利用者側で行うものであるから、管理装
置側に一旦登録された暗証番号の変更をきわめて簡便に
行い得るものであり、しかも、変更後の暗証番号が第三
者に知られる虞が全くなくなって、その秘匿性を大幅に
向上させることができる。この結果、暗証番号を利用し
た取引処理のセキュリティの向上に寄与できるようにな
る。
【0011】この場合、請求項2記載の発明のように、
前記制御手段は、登録暗証番号を新たに入力された暗証
番号に変更する動作を、当該新たな暗証番号が前記暗証
番号入力手段により2回以上入力されたときに実行する
構成であっても良い。この構成によれば、変更しようと
する暗証番号(新たな暗証番号)が間違えて入力される
虞がなくなる。
【0012】また、請求項3記載の発明のように、前記
制御手段を、前記管理装置側で登録暗証番号の変更動作
が行われたときに、その旨を利用者に対し報知手段を通
じて報知する制御を行う構成としても良く、この構成に
よれば、利用者は、上記のような報知をもって暗証番号
の変更が行われたことを確実に認識できるようになるか
ら、実用上において便利になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を証明書自動発行機
に適用した一実施例について図面を参照しながら説明す
る。図5には本実施例で使用するID記録媒体としての
IDカード1の正面外観が示されている。このIDカー
ド1は、テープ状の磁気記録部1aが貼り付けられた磁
気カードから成るもので、表面には、少なくともカード
タイトル1bが印刷されていると共に、当該IDカード
1に固有のカード番号などを示す数字列1cがエンボス
加工によって形成されている。
【0014】この場合、上記磁気記録部1aには、例え
ばIDカード1の発行者を特定するための確認コード、
利用者個人を特定するためのカード番号(ユーザID識
別コード)、カード有効年月日を示す有効期限データを
含む個人識別情報などが記録されている。但し、IDカ
ードとしては、磁気カードに限らず、ICチップを搭載
したICカードを使用することもできる。
【0015】尚、上記IDカード1は、本実施例の場
合、発行する書類の種類ごとに異なるものが発行される
ものであり、例えば住民票の写しの発行のためには市民
カード(図5に示したものは市民カードの例)と呼ばれ
るIDカードが発行され、印鑑登録証明書の発行のため
には印鑑カードと呼ばれるIDカードが発行される。但
し、1枚のIDカードにより上記市民カード、印鑑カー
ド或いは他のカードを兼用しても良い。
【0016】上記IDカード1は、例えば証明書発行業
務を行うための窓口において利用者の申請に応じて予め
発行されるものであるが、その際には利用者側から申請
された例えば4桁の暗証番号(IDカード1の種類ごと
に異ならせることも可能)が上記会員番号と1対1で組
み合わされた状態で後述するホストコンピュータに登録
される。また、IDカード1の発行時には身分証明書な
どにより本人確認を行うようになっている。
【0017】図4には自動取引装置としての証明書自動
発行機2の外観が示されている。この図4において、証
明書自動発行機2の前面左側に設けられたパネル2aに
は、前記IDカード1を挿入するためのカード挿入口3
aが設けられており、その奥方には、挿入されたIDカ
ード1を取り込むと共にその記録データを読み取るため
のカードリーダ(図3に符号3を付して示す)が配置さ
れている。カード挿入口3aに隣接した位置には、カー
ド挿入を促すためのパイロットランプ4が設けられてお
り、また、カード挿入口3aの近傍には、係員呼び出し
用の呼び出しボタン5が設けられている。
【0018】パネル2aにおけるカード挿入口3aの上
方位置には、操作方法や操作メニューなどのガイダンス
表示を行うためのCRTディスプレイ6(本発明でいう
報知手段に相当)が設けられており、そのCRTディス
プレイ6の表面には、操作入力のための周知構成の透明
パネル状タッチスイッチ7(本発明でいう暗証番号入力
手段に相当)が設けられている。
【0019】証明書自動発行機2の前面右側に設けられ
たメインドア2bの上方部には、証明書の交付料金を支
払うための硬貨投入口8a及び紙幣挿入口9aが設けら
れている。この場合、証明書自動発行機2内には、硬貨
投入口8aと連通した位置に周知のコインメック(図3
に符号8を付して示す)が設けられていると共に、紙幣
挿入口9aと連通した位置に周知のビルバリ(図3に符
号9を付して示す)が設けられている。また、紙幣挿入
口9aに隣接した位置には、料金の支払いを促すための
パイロットランプ10が設けられている。
【0020】メインドア2bにおける中央部分には、発
行対象の書類である証明書を排出するための証明書排出
口11と、釣り銭やレシートを排出するための補助排出
口12とが並んだ状態で設けられている。また、証明書
排出口11に隣接した位置には、証明書や釣り銭或いは
レシートが排出されたことを報知するためのパイロット
ランプ13が設けられている。
【0021】図3には証明書自動発行機2及びこれに関
連した部分の電気的構成が機能ブロックの組み合わせに
より示されており、以下これについて説明する。即ち、
証明書自動発行機2は、その動作制御のための制御手段
としてCPU14を利用した構成となっており、このC
PU14は、ホストコンピュータ15(本発明でいう管
理装置に相当)との間でのデータ授受動作を通信制御装
置16を利用して行い得る構成となっている。
【0022】証明書自動発行機2において、CPU14
には、前記カードリーダ3、CRTディスプレイ6、タ
ッチスイッチ7、コインメック8、ビルバリ9が接続さ
れると共に、証明書用紙に印刷するためのレーザプリン
タ17、レシートを印刷するためのレシートプリンタ1
8、複数枚の証明書用紙を綴じるためのステープラ1
9、証明書に例えばパンチング模様による契印を施すた
めの契印機20、証明書用紙を搬送するための用紙搬送
ユニット21、完成した証明書を前記証明書排出口11
へ排出するための用紙排出ユニット22、操作方法のガ
イドなどを行うための音声発生装置23、制御用プログ
ラムなどを記憶したROM24、動作制御時に一時的な
データ記憶及びデータ転送などを行うためのRAM2
5、各種のデータをストアするためのHDD(ハードデ
ィスク装置)26、I/Oインタフェース部27が接続
される。
【0023】ここで、上記各種I/Oインタフェース部
27は、具体的には図示しないが、前記呼び出しボタン
5及びパイロットランプ4、10、13や、証明書の搬
送異常などを検出するセンサ群など、証明書自動発行機
2に必要な各種構成要素との間で信号の授受を行うため
に設けられている。
【0024】一方、前記ホストコンピュータ15は、複
数台の証明書自動発行機2の管理をネットワークを通じ
て行い得るように構成されたもので、これには、住民
票、印鑑登録証などの証明書を発行するのに必要なデー
タ(住民データのような基本データの他に、IDカード
1に関する会員番号などの個人識別情報及び前述のよう
に登録された暗証番号を含む)を整理した状態で蓄えた
データベース28が接続されている。
【0025】さて、図1には証明書自動発行機2の動作
例が示されており、以下これについてホストコンピュー
タ15側において関連して行われる動作内容と共に説明
する。尚、証明書自動発行機2の利用者は、証明書発行
業務を行うための窓口で申請することによって、予めI
Dカード1を取得しておくものである。
【0026】図1において、証明書自動発行機2は、通
常状態、つまり利用者による操作が行われていない待機
状態では、CRTディスプレイ6に対し、利用者に向け
て交付対象の証明書の選択操作、若しくは暗証番号の変
更を選択する操作を促すための図2(a)に一例を示す
ようなフォーマットの「メニュー選択画面」を表示し
(S1)、この状態でタッチスイッチ7を通じたメニュ
ー選択操作が行われるまで待機する(ステップS2)。
尚、このような表示が行われている場合、利用者は、交
付対象の証明書名或いは暗証番号の変更対象が表示され
た部分に手指により触れることによって、交付を希望す
る証明書の選択操作或いは変更を希望する暗証番号の選
択操作をタッチスイッチ7を通じて行うことができる。
【0027】上記のような待機状態から、タッチスイッ
チ7を通じたメニュー選択操作が行われた場合には、証
明書自動発行機2は、カード挿入口3aへのIDカード
1の挿入を促すメッセージを含む図示しない「カード挿
入画面」をCRTディスプレイ6に表示し(ステップS
3)、この状態でIDカード1が挿入されるまで待機す
る(ステップS4)。
【0028】利用者は、上記のような「カード挿入画
面」の表示に従ってカード挿入口3aへIDカード1を
挿入する。この場合、証明書自動発行機2は、カード挿
入口3aに対するIDカード1の挿入状態を常に監視し
ており、IDカード1の挿入を検出したときには、当該
IDカード1の記録データをカードリーダ3を通じて読
み取る(ステップS5)。
【0029】このようにIDカード1の記録データを読
み取った状態では、CRTディスプレイ6に対して、タ
ッチスイッチ7を通じて暗証番号の入力操作を促すため
の図2(b)に一例を示すような「登録暗証番号入力画
面」を表示する(ステップS6)。尚、この「登録暗証
番号入力画面」は、市民カード暗証番号の変更が選択さ
れた例を示すものであり、当該画面中には、暗証番号の
入力を促すメッセージaと共に、タッチスイッチ7によ
る暗証番号の入力位置を示すためのテンキー形象b、入
力された暗証番号を表示するための表示部cなどが表示
される。
【0030】上記「登録暗証番号入力画面」を表示した
状態では、タッチスイッチ7を通じて暗証番号が入力さ
れるまで待機する(ステップS7)。そして、利用者に
よるタッチスイッチ7の前記テンキー形象b部分の操作
に応じて4桁の暗証番号が入力されたときには、暗証番
号照合ルーチンS8を実行する。この照合ルーチンS8
では、上記のように入力された暗証番号と、前記ステッ
プS5で読み取った個人識別情報とを含む暗証番号照合
信号をホストコンピュータ15へ送信すると共に、これ
に応じてホストコンピュータ15から受理信号及び不受
理信号の何れかがアンサバックされるまで待機し、当該
信号がアンサバックされたときに次のステップS9へ移
行する。
【0031】ここで、ホストコンピュータ15にあって
は、暗証番号照合信号を受信した場合に、データベース
28にアクセスすることにより、当該照合信号に含まれ
る暗証番号が適正なものであるか否かを判断する。具体
的には、受信した暗証番号照合信号中のカード番号(ユ
ーザID識別コード)に対応して登録されている暗証番
号と、受信した暗証番号とが一致するか否かを判断し、
一致する場合に暗証番号が適正であることを示す受理信
号をアンサバックし、これ以外の場合に不受理信号をア
ンサバックする。
【0032】前記ステップS9では、ホストコンピュー
タ15側からアンサバックされた信号に基づいて暗証番
号の照合結果が正しいか否かを判断する。つまり、前記
受理信号がアンサバックされたときには入力された暗証
番号が適正であると判断し、前記不受理信号がアンサバ
ックされたときには不適正であると判断する。
【0033】不適正であると判断した場合には、IDカ
ード1をカード挿入口3aから排出して返却し(ステッ
プS22)、この後に初期状態(「メニュー選択画面」
を表示した状態)へ戻る。尚、入力された暗証番号が不
適正であると判断した場合において、IDカード1を直
ちに排出せずに、暗証番号の再入力を所定回数だけ許容
する制御を行う構成としても良い。
【0034】これに対して、入力された暗証番号が適正
であると判断した場合(ステップS9で「YES」)に
は、前記「メニュー選択画面」(図2(a)参照)を通
じた選択内容が暗証番号の変更であるか否かを判断する
(ステップS10)。ここで「NO」と判断した場合、
つまり上記選択内容が証明書の交付であった場合には、
発行処理ルーチンS11を実行した後に、IDカード1
の返却のための前記ステップS22を経て初期状態に復
帰する。
【0035】上記発行処理ルーチンS11では、具体的
には図示しないが、前記「メニュー選択画面」を通じて
利用者により選択された交付対象の証明書についての交
付料金の徴収動作、上記証明書の印刷に必要なデータ
(前記ステップS5でデータが読み取られたIDカード
1に対応したもの)をデータベース28から読み出す動
作、その読み出しデータを証明書の出力フォーマットに
編集して印字データを作成する動作、この印字データに
基づいてレーザプリンタ17、用紙搬送ユニット21な
どを駆動することにより証明書を作成する動作、作成し
た証明書を用紙排出ユニット22により証明書排出口1
1へ排出する動作、レシートプリンタ18により領収書
を印刷して補助排出口12へ排出する動作などを行う。
【0036】一方、前記ステップS10で「YES」と
判断した場合、つまり「メニュー選択画面」を通じた選
択内容が暗証番号の変更であった場合には、CRTディ
スプレイ6に対して、タッチスイッチ7を通じて変更後
の暗証番号の入力操作を促すための図2(c)に一例を
示すような「新暗証番号入力画面」を表示する(ステッ
プS12)。
【0037】尚、このように「新暗証番号入力画面」を
表示した状態が、本発明でいう暗証番号変更モードに切
換わった状態に相当するものである。また、上記「新暗
証番号入力画面」中には、新しい暗証番号の入力を促す
メッセージdと共に、タッチスイッチ7による暗証番号
の入力位置を示すためのテンキー形象e、入力された暗
証番号を表示するための表示部fなどが表示される。
【0038】上記「新暗証番号入力画面」を表示した状
態では、タッチスイッチ7を通じて暗証番号が入力され
るまで待機する(ステップS13)。そして、利用者に
よるタッチスイッチ7の前記テンキー形象e部分の操作
に応じて4桁の暗証番号が入力されたときには、その入
力暗証番号をRAM25に一時的に記憶する(ステップ
S14)。
【0039】次いで、CRTディスプレイ6に対して、
タッチスイッチ7を通じて変更後の暗証番号を再度入力
する操作を促すための図2(d)に一例を示すような
「新暗証番号再入力画面」を表示する(ステップS1
5)。尚、この「新暗証番号再入力画面」中には、前回
入力した暗証番号の再入力を促すメッセージd′と共
に、タッチスイッチ7による暗証番号の入力位置を示す
ためのテンキー形象e′、入力された暗証番号を表示す
るための表示部f′などが表示される。
【0040】上記「新暗証番号再入力画面」を表示した
状態では、タッチスイッチ7を通じて暗証番号が入力さ
れるまで待機する(ステップS16)。そして、利用者
によるタッチスイッチ7の前記テンキー形象e′部分の
操作に応じて4桁の暗証番号が入力されたときには、そ
の入力暗証番号と、RAM25に一時記憶している前回
の入力暗証番号とを照合し(ステップS17)、その照
合結果が一致するか否かを判断する(ステップS1
8)。
【0041】照合結果が一致する場合には、ホストコン
ピュータ15に向けて変更指令信号を送信する(ステッ
プS19)。この変更指令信号は、ホストコンピュータ
15に登録されている暗証番号を、上記のように新たに
入力された暗証番号に変更することを指令するためのも
のであり、上記のように新たに入力された暗証番号と、
前記ステップS5で読み取った個人識別情報とを含んだ
状態となっている。そして、この変更指令信号を受信し
たホストコンピュータ15は、該当する暗証番号を変更
する動作を行う。
【0042】上記のようなステップS19の実行後に
は、CRTディスプレイ6に対して、暗証番号の変更が
完了した旨を報知するために図2(e)に一例を示すよ
うな「変更完了報知画面」を表示し(ステップS2
0)、この後にIDカード1を返却するための前記ステ
ップS22を実行して初期状態へ戻る。尚、この場合に
おいて、ホストコンピュータ15側に、暗証番号の変更
が完了した旨の情報信号をアンサバックする機能を付与
し、この情報信号のアンサバックされたときに初めて上
記ステップS20を実行する構成を採用しても良い。
【0043】これに対して、照合結果が不一致の場合に
は、CRTディスプレイ6に対して、暗証番号の変更が
行われなかった旨を報知するための図示しない「暗証番
号変更エラー画面」を表示し(ステップS21)、この
後にIDカード1を返却するためのステップS22を実
行して初期状態へ戻る。
【0044】要するに上記実施例によれば、IDカード
1と対応付けられた状態でホストコンピュータ15側に
登録されている暗証番号の変更を行うときには、まず、
CRTディスプレイ6に表示された「メニュー選択画
面」を通じて暗証番号の変更メニューを選択した後に、
IDカード1をカード挿入口3aに挿入すると共に、タ
ッチスイッチ7を通じて既登録の暗証番号を入力する。
このような操作に応じて、CTRディスプレイ6に「新
暗証番号入力画面」を表示した状態(暗証番号変更モー
ドに切換わった状態)となるから、この状態で、タッチ
スイッチ7を通じて変更後の新たな暗証番号を入力する
操作を2回行う。すると、その2回の操作により入力さ
れた暗証番号が一致するときのみ、ホストコンピュータ
15側へ変更指令信号が送信されて、当該ホストコンピ
ュータ15に登録されている暗証番号が新たに入力され
た暗証番号に変更されることになる。
【0045】このとき、上述のような暗証番号変更モー
ドに切換える操作は、利用者側が証明書自動発行機2を
通じて行うものであり、また、その後の暗証番号変更の
ための操作も証明書自動発行機2を通じて利用者側で行
うものであるから、ホストコンピュータ15側に一旦登
録された暗証番号の変更をきわめて簡便に行い得るもの
である。しかも、斯様な暗証番号の変更操作を、証明書
自動発行機2側で集中的に行うことができるから、変更
後の暗証番号が第三者に知られる虞が全くなくなって、
その秘匿性を大幅に向上させることができる。この結
果、暗証番号を利用した取引処理のセキュリティの向上
に寄与できるようになる。
【0046】また、暗証番号の変更は、新たな暗証番号
がタッチスイッチ7を通じて2回以上入力されたときに
初めて実行される構成となっているから、変更しようと
する暗証番号(つまり新たな暗証番号)が間違えて入力
される事態を未然に防止できるようになる。この結果、
ホストコンピュータ15に登録されている暗証番号が、
利用者の意思と異なるものに不用意に変更されてしまう
虞がなくなる。
【0047】さらに、ホストコンピュータ15側で登録
暗証番号の変更動作が行われたときに、その旨がCRT
ディスプレイ6に表示される図2(e)のような「変更
完了報知画面」によって報知されることになる。この結
果、利用者は、上記のような報知をもって暗証番号の変
更が行われたことを確実に認識できるものであり、実用
上において便利になる。
【0048】尚、本発明は上記した実施例に限定される
ものではなく、以下に述べるような拡大或いは変形が可
能である。自動取引装置の例として証明書自動発行機2
を例に挙げたが、この他にもATM(現金自動預入払出
機)やCD(現金自動払出機)、或いはID記録媒体と
してのクレジットカードを利用した自動販売機などのよ
うに、個人に対し発行されたID記録媒体から読み取っ
た個人識別情報と、利用者により入力された暗証番号と
の照合結果に基づいて所定の取引処理を許容するように
構成された自動取引装置全般に広く適用できる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば以上の説明によって明ら
かなように、利用者側の操作に応じて、暗証番号変更モ
ードに切換わると共に、当該暗証番号変更モードに切換
わった状態では、ID記録担体から読み取った個人識別
情報と暗証番号入力手段により入力された既登録の暗証
番号との照合結果が適正な場合に、管理装置に登録され
ている暗証番号を、暗号番号入力手段を通じて新たに入
力された暗証番号に変更する動作が行われる構成とした
から、一旦登録した暗証番号を、第三者に知られること
なくきわめて容易に変更できるようになって、暗証番号
を利用した取引処理のセキュリティの向上に寄与できる
などの有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における証明書自動発行機の
動作例を示すフローチャート
【図2】CRTディスプレイによる表示例を示す図
【図3】電気的構成を示す全体の機能ブロック図
【図4】証明書自動発行機の斜視図
【図5】IDカードの正面図
【符号の説明】
1はIDカード(ID記録媒体)、2は証明書自動発行
機(自動取引装置)、3はカードリーダ、6はCRTデ
ィスプレイ、7はタッチスイッチ、14はCPU(制御
手段)、15はホストコンピュータ(管理装置)、17
はレーザプリンタ、28はデータベースを示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人に対し発行されたID記録担体から
    読み取った個人識別情報と、利用者が操作する暗証番号
    入力手段により入力された暗証番号とを、管理装置に予
    め登録された個人識別情報及び暗証番号の組み合わせデ
    ータと照合し、その照合結果が適正な場合のみ所定の取
    引処理を許容する制御手段を備えた自動取引装置におい
    て、 前記制御手段は、利用者側の操作に応じて暗証番号変更
    モードに切換わると共に、当該暗証番号変更モードに切
    換わった状態では、前記ID記録担体から読み取った個
    人識別情報と前記暗証番号入力手段により入力された暗
    証番号との照合結果が適正な場合に、前記管理装置に登
    録されている暗証番号を上記暗証番号入力手段により新
    たに入力された暗証番号に変更する動作を行うように構
    成されていることを特徴とする自動取引装置の暗証番号
    変更方式。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、登録暗証番号を新たに
    入力された暗証番号に変更する動作を、当該新たな暗証
    番号が前記暗証番号入力手段により2回以上入力された
    ときに実行するように構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の自動取引装置の暗証番号変更方式。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記管理装置側で登録
    暗証番号の変更動作が行われたときに、その旨を利用者
    に対し報知手段を通じて報知する制御を行うように構成
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の自
    動取引装置の暗証番号変更方式。
JP28054996A 1996-10-23 1996-10-23 自動取引装置の暗証番号変更方式 Pending JPH10124602A (ja)

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JP28054996A JPH10124602A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 自動取引装置の暗証番号変更方式

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