JPH05159133A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JPH05159133A
JPH05159133A JP35020091A JP35020091A JPH05159133A JP H05159133 A JPH05159133 A JP H05159133A JP 35020091 A JP35020091 A JP 35020091A JP 35020091 A JP35020091 A JP 35020091A JP H05159133 A JPH05159133 A JP H05159133A
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JP
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JP35020091A
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English (en)
Inventor
Shinya Kamagami
信也 鎌上
Hiroshi Konishi
博 小西
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【目的】 顧客への適切な操作誘導と情報提供を行な
う。 【構成】 顧客が装置の使用を許可するためのカード又
はプリンタ等の固有媒体を当該装置に挿入すると、カー
ドリーダプリンタ部15又は通帳記帳部16により当該
固有媒体がいずれの固有媒体であるかを識別する。一
方、固有情報記憶手段21には、顧客が当該固有媒体を
用いることによる装置の利用状況情報が当該固有媒体ご
とに記憶されている。また、案内情報記憶手段14に
は、装置の利用状況に応じた装置の操作の案内情報が記
憶されている。更に、各種情報記憶手段24には、固有
情報に対応した各種情報が記憶されている。そして、C
RT表示部12は、当該固有情報記憶手段21に記憶さ
れた装置の利用状況情報を参照し、当該利用状況に応じ
た案内情報及び各種情報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顧客固有の情報を含む
各種情報が記録された媒体を用いて、所定の取引を行な
う自動取引装置に関し、例えば、銀行等の金融機関に設
置される自動取引装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動取引装置の各種取引
においては、一般にカードあるいは通帳に付けられた磁
気ストライプ等が用いられている。このようなカードや
磁気ストライプは、自動取引装置を設置した金融機関の
顧客に与えられる固有媒体である。このような固有媒体
であるカードや磁気ストライプには、各顧客についての
固有の情報が記録されている。
【0003】また、このカードは、顧客に対し、自動取
引装置の使用を許可するものである。即ち、まず、顧客
がカードを自動取引装置に挿入すると、顧客固有情報
(取引銀行名、支店名、口座番号等)を読み取る。そし
て、更に本人確認のための暗証番号を顧客が入力する
と、銀行等のホストコンピュータに予め登録された暗証
番号と照合し、この暗証が一致した場合に各種取引が可
能になる。各種取引には、入金・支払い・残高照会・通
帳記帳・振込等がある。各種取引には、原則として本人
照合はすべて必要なため、暗証番号の照合が正常終了し
た後の代表的な取引の例として入金取引と振込取引にお
ける顧客の操作方法について説明する。
【0004】(入金)まず、顧客は、自動取引装置のメ
ニュー画面により、取引メニューを選択する。選択メニ
ューの入力は、CRT上のタッチキーボードにより検出
されるものである。つまり、顧客がCRTに表示された
部分の上を指で触れると、予め設定されたタッチキーボ
ードにより顧客がどの部分に触れたかを検出する。そし
て、触れた部分により取引動作が選択される。この場合
は「入金」動作である。入金動作が選択されたことによ
り、紙幣処理部と、硬貨処理部の各々の紙幣・硬貨投入
口が開閉し、そこに顧客が入金しようとする紙幣、ある
いは硬貨を投入する。そして、投入された紙幣(以下硬
貨については説明を省略する)を、紙幣処理部で計数、
鑑別する。その間、顧客は、自動取引装置の前で待って
いる。紙幣処理部で計数完了すると、計数金額を自動取
引装置の表示部に表示する。
【0005】次に、表示された金額を顧客が確認し、
「確認」を表示部から入力する。顧客が確認したこと
で、自動取引装置は、銀行等のホストコンピュータに当
該顧客が入金した金額を公衆回線を通じて送信する。こ
の送信を完了すると、当該顧客が入金した金額及び当該
顧客の口座の残高を記録したレシートとカードあるいは
通帳だけを排出して、取引が完了する。この場合、顧客
は、このようなカード、レシートあるいは通帳が排出さ
れるまで待っている。
【0006】(振込)まず、顧客は、自動取引装置のメ
ニュー画面により「振込」を選択する。振込動作を選択
されたことにより、自動取引装置は顧客自ら振込に必要
な各種情報の入力を行なう状態となる。この場合、顧客
が以前に振込を行ない、振込カードを所持している場合
は、振込カードに前回の各種情報が記録されており、今
回の振込が振込カードに記録されている振込先と同一の
場合は、振込情報は入力する必要がない。即ち、振込カ
ードのみを自動取引装置のカード読取部に挿入すれば、
カードに書き込まれた情報を装置が読み取る。このよう
な振込カードを発行する場合においても、最初の振込で
は、必ず各種情報は入力しなければならず、下記にその
入力方法について説明する。
【0007】まず、顧客は振込先の金融機関名、支店名
を入力する。ここに、金融機関とは、銀行(都市銀行・
地方銀行)、信用金庫、信用組合、農協等である。ま
た、銀行名については、日本全国でも数多くの銀行があ
り、表示画面には、全部の銀行名を表示することは不可
能である。従って、一般銀行を指定する場合は、銀行名
の一番最初の平仮名(頭文字)を五十音順の表示により
選択する。そして、選択された最初の文字(頭文字)に
従い該当する銀行名を表示する。その後、表示された銀
行名から指定の銀行を入力する。支店名についても同様
の方法にて入力する。
【0008】次に、相手先(振込先)の口座番号・受取
人名・依頼人を入力する。ここで、全ての入力は、五十
音順の平仮名から一文字ずつ入力していく。次に、依頼
人電話番号・振込金額をテンキー表示画面より入力す
る。そして、入力された内容について、受取人・依頼人
の各々について入力情報と振込手数料を付加した情報を
表示して顧客(入力者)に確認させる。入力情報と相異
がなければ、顧客は「確認」キー(画面表示された「確
認キー」)を入力する。そして、入力情報を記録した振
込カードを発行する。ただし、振込カードの発行の有無
は顧客の選択による。
【0009】振込には、自分の口座から振り込むような
現金を伴なわない場合と、現金を投入して相手に振り込
む場合があるが、処理が多い現金投入による振込につい
て説明する。顧客は、画面に表示された金額の現金を紙
幣処理部・硬貨処理部の投入口から投入する。そして、
投入された現金に対して計数及び鑑別が行なわれ、その
結果は銀行のホストコンピュータに送信される。このよ
うな現金処理時間、及びホストコンピュータとの通信時
間の間、顧客は自動取引装置の前で待っている。ここ
で、顧客が投入した金額が、振込金額と規定の手数料を
併せた金額より多い場合は、釣銭を顧客に排出する。ま
た、取引(振込)が正常終了した場合は、明細表を顧客
に排出する。以上で振込動作が完了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術には、次のような問題があった。即ち、従
来の自動取引装置の各種取引において、入金や、支払い
などの比較的簡単な取引は、顧客の操作手順は単純であ
るが、振込取引においては、複雑でかつ表示画面の制約
から説明などに制約があり、不十分であった。また、逆
に上述のような自動取引装置を使い慣れた人にとって
は、必要以上の説明は、取引時間が長くなるだけで煩わ
しく感じるという欠点があった。更に、銀行等の金融機
関においては、1台の自動取引装置で処理できる取引は
極力多くし、顧客が多くても自動取引装置の台数を少な
く抑えて、設備の有効利用を図っている。更にまた、使
い慣れた人に対しては、分かり易い説明を付加すること
により顧客へのサービス向上を図るとともに、窓口によ
る振込処理をなくし、銀行業務の効率化を図りたいとい
う要求がある。
【0011】また、従来の自動取引装置の各種取引にお
いて、「入金」・「支払」・「振込」などの各種取引に
必要な入力を完了し、前記自動取引装置が媒体処理して
いる時間や、当該自動取引装置と通信回線にて接続され
ているホストコンピュータとの通信処理時間が長くなる
場合があった。この間、顧客は取引処理完了まで自動取
引装置の前で待っているだけであった。更に、銀行等で
自動取引装置の導入により窓口業務の省力化が図られる
が、反面、顧客は窓口に赴くことが減って、従来、窓口
で行なっていた顧客ごとに金融新商品の紹介することな
どの、きめ細かいサービスができなくなっている。つま
り、銀行等にとってのお得意様独自のサービスができな
くなるという欠点があった。
【0012】本発明は、以上の点に着目してなされたも
ので、自動取引装置において不慣れな人は操作時間がか
かるということと、逆に使い慣れた人には必要以上の説
明があり、装置の動作が遅いことにより入力に時間がか
かるという問題点を除去するため、顧客情報や顧客の利
用情報に基づいて顧客への誘導画面を選択するように
し、顧客の操作時間の短縮を図るとともに、窓口以外で
も顧客ごとに個別のサービスを提供でき、それにより、
銀行等の金融機関において装置の有効利用が可能になる
とともに、顧客へのサービス向上が図れる優れた自動取
引装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の自動取引装置の
第1の発明は、装置の使用を許可するための複数の固有
媒体がいずれの固有媒体であるかを識別する固有媒体識
別手段と、当該固有媒体を用いることによる装置の利用
状況情報を当該固有媒体ごとに記憶する固有情報記憶手
段と、装置の利用状況に応じた装置の操作の案内情報を
記憶する案内情報記憶手段と、前記固有媒体識別手段に
よる固有媒体の識別時に当該固有情報記憶手段に記憶さ
れた装置の利用状況情報を参照し、当該利用状況に応じ
た案内情報を当該案内情報記憶手段から読み出して出力
する出力手段とから成ることを特徴とするものである。
【0014】本発明の自動取引装置の第2の発明は、装
置の使用を許可するための複数の固有媒体がいずれの固
有媒体であるかを識別する固有媒体識別手段と、当該固
有媒体に対応した固有情報を記憶する固有情報記憶手段
と、前記固有情報に対応した各種情報を記憶する各種情
報記憶手段と、装置内の処理時間、及び当該装置と当該
装置に接続された上位装置との通信処理時間のいずれか
の時間に、当該各種情報記憶手段に記憶された各種情報
を読み出して出力する出力手段とから成ることを特徴と
するものである。
【0015】
【作用】本発明の自動取引装置の第1の発明において
は、顧客が装置の使用を許可するための固有媒体を当該
装置に挿入すると、固有媒体識別手段により当該固有媒
体がいずれの固有媒体であるかを識別する。一方、固有
情報記憶手段には、顧客が当該固有媒体を用いることに
よる装置の利用状況情報が当該固有媒体ごとに記憶され
ている。また、案内情報記憶手段には、装置の利用状況
に応じた装置の操作の案内情報が記憶されている。そし
て、出力手段は、固有媒体識別手段による固有媒体の識
別時に当該固有情報記憶手段に記憶された装置の利用状
況情報を参照し、当該利用状況に応じた案内情報を当該
案内情報記憶手段から読み出して出力する。
【0016】本発明の自動取引装置の第2の発明におい
ては、顧客が装置の使用を許可するための固有媒体を当
該装置に挿入すると、固有媒体識別手段により当該固有
媒体がいずれの固有媒体であるかを識別する。一方、固
有情報記憶手段には、当該固有媒体に対応した固有情報
が記憶されている。また、各種情報記憶手段には、固有
情報に対応した各種情報が記憶されている。そして、出
力手段は、装置内の処理時間、及び当該装置と当該装置
に接続された上位装置との通信処理時間のいずれかの時
間に、当該各種情報記憶手段に記憶された各種情報を読
み出して出力する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、本発明の自動取引装置の実施例の
ブロック図である。図示の自動取引装置1は、主制御部
11と、CRT表示部12と、タッチキーボード13
と、案内情報記憶手段14と、カードリーダプリンタ部
15と、通帳記帳部16と、紙幣処理部17と、硬貨処
理部18と、各種情報記憶手段24とを備えている。主
制御部11は、自動取引装置1全体をコントロールす
る。CRT表示部12は、顧客の装置の利用状況に応じ
た案内情報を出力する出力手段である。
【0018】タッチキーボード13は、顧客が各種の情
報を入力するためのものである。このタッチキーボード
13は、CRT表示部12上に載せられた透明電極板か
ら成る。案内情報記憶手段14及び各種情報記憶手段2
4は、ともに磁気ディスクから成り、それぞれ装置の利
用状況に応じた装置の操作の案内情報及び顧客の固有情
報に対応した各種情報を記憶している。また、これらの
手段を構成する磁気ディスクには、主制御部11や各I
/Oを制御するためのプログラムやデータが記録されて
いる。
【0019】カードリーダプリンタ部15は、顧客につ
いての固有情報が記録されているカードを読み取るため
の固有媒体識別手段である。通帳記帳部16は、顧客の
取引結果や残高を通帳に印字するためのものである。こ
の通帳記帳部16には、通帳に付けられている磁気スト
ライプに記録されている固有情報を読み取るための固有
媒体識別手段が備えられている。具体的には、磁気スト
ライプを読み取るための磁気ヘッドやこの磁気ヘッドの
駆動装置等である。紙幣処理部17は、紙幣を計数鑑別
するための計数機構や鑑別機構等から成る。
【0020】硬貨処理部18は、硬貨を計数鑑別するた
めの計数機構や鑑別機構等から成る。通信回線19は、
ホストコンピュータと通信するための回線で、一般に
は、公衆回線である。ホストコンピュータ20は、各店
舗に設置された自動取引装置から送られる情報を処理
し、蓄積する。固有情報記憶手段21は、顧客が口座開
設時に記入した顧客情報や暗証番号が記録されている記
憶装置である。送受信部22は、主制御部11がホスト
コンピュータ20と通信するための装置である。送受信
部23は、ホストコンピュータ20が各種端末からのデ
ータと通信するための装置である。
【0021】図2は、本発明の自動取引装置の外観を示
す斜視図である。自動取引装置1の本体には、カード挿
入口2、通帳挿入口3、紙幣投入口4、硬貨投入口5、
異物排出口7等が設けられている。カード挿入口2は、
図1のカードリーダプリンタ部15にカードを挿入する
部分である。通帳挿入口3は、図1の通帳記帳部16に
通帳を挿入する部分である。紙幣投入口4は、図1の紙
幣処理部17に紙幣を挿入する部分である。硬貨投入口
5は、図1の硬貨処理部18に硬貨を挿入する部分であ
る。、CRT表示部12は、顧客への各種誘導表示及び
情報提供等をするためのものでタッチキーボード入力部
を備えている。異物排出口7は、紙幣投入口4への異物
誤投入時の排出口である。
【0022】図3は、固有情報の内容の説明図である。
図示の情報は、顧客の口座開設時の情報31と、顧客の
利用により随時変更される顧客自身の自動取引装置利用
状況32とから成る。口座開設時の情報31には、年令
・性別・職業等が含まれる。自動取引装置利用状況32
には、振込使用回数・各種入力情報の入力時間・入力時
の誤操作情報・最終利用日からの経過期間・過去に使用
した自動取引装置の機種等が含まれる。次に、上述のよ
うに構成した本発明の自動取引装置の第1の発明の動作
について説明する。即ち、図4及び図5のフローチャー
トに基づき金融取引の手順を説明する。ここでは、本発
明の実施例として顧客による複雑な入力方法であるカー
ドを使用した「振込」について記述し、入金・支払・残
高照会・通帳記帳等の比較的簡単な入力による取引科目
は省略する。
【0023】まず、図1及び図2に示すCRT表示部1
2に表示されている取引科目からタッチキーボードによ
り「振込」取引科目を選択する(ステップS1)。入力
された取引科目は主制御部11に転送し、記憶され、カ
ード又は通帳挿入を促す表示になる(ステップS2)。
顧客は表示画面に基づき、カードをカード挿入口2より
挿入する(ステップS3)。挿入されたカードから顧客
の所持している銀行名、支店名、口座番号等が読み取ら
れる(ステップS4)。読取データはカードリーダプリ
ンタ部15から主制御部11に転送される(ステップS
5)。そして、当該データを受信したことにより、CR
T表示部12のタッチキーボード部に、顧客による暗証
番号の入力を促す(ステップS6)。顧客が暗証番号を
入力したことにより、主制御部11はカードリーダプリ
ンタ部15から転送されてきたデータと顧客が入力した
暗証番号を、通信回線19を通じてホストコンピュータ
20へ転送する(ステップS7)。
【0024】ホストコンピュータ20で受信したデータ
に基づき、ホストコンピュータ20は、固有情報記憶手
段21に予め登録されている顧客の口座開設時の情報3
1と、顧客の利用により随時変更される顧客自身の自動
取引装置利用状況32とを、暗証番号の照合結果に付与
して通信回線19を通じて自動取引装置に転送する(ス
テップS8)。これらの情報を受信した自動取引装置1
の主制御部11は、その情報を基にCRT表示部12へ
の表示を行ない、これにより、顧客への誘導文言及び内
容を設定する(ステップS9)。
【0025】設定された表示画面により、顧客は振込取
引に必要な各種情報を入力する(ステップS10)。全
情報の入力が完了すれば、ホストコンピュータ20と交
信し、異常がなければ取引が成立する(ステップS1
1)。当該設定された表示画面や誘導文言により顧客の
取引が完了すれば、当該取引による入力画面ごとの入力
時間や、入力時の誤操作情報を取引データに付加して通
信回線19を通じてホストコンピュータ20へ転送する
(ステップS12)。そして、ホストコンピュータ20
では、受信したデータにより、固有情報記憶手段21の
データを更新する(ステップS13)。
【0026】ここで、標準的な振込取引に必要な入力内
容について説明する。最初に、振込カードの使用か否か
を入力設定する。振込カードを使用しない場合は、振込
先の金融機関名、支店名を入力する。金融機関は、銀行
(都市銀行・地方銀行)、信用金庫、信用組合、農協等
であり、いずれかの金融機関を設定する。表示画面に
は、全部の銀行名を表示することは不可能であるため、
一般銀行を指定する場合は、銀行名の一番最初の平仮名
(頭文字)を五十音順の表示より選択する。そして、選
択された最初の文字(頭文字)に従い、該当する銀行名
を表示する。次に、表示された銀行名から指定の銀行を
入力する。支店名についても同様の方法にて入力する。
【0027】次に、相手先(振込先)の口座番号・預金
の種類(当座/口座)・受取人名・依頼人を入力する。
ここで、数字を除くすべての入力は、五十音の平仮名か
ら一文字ずつ入力していく。数字の入力が必要なとき
は、テンキーの表示画面から入力される。次に、依頼人
電話番号・振込金額をテンキー表示画面より入力する。
そして、入力された内容について、受取人・依頼人の各
々について入力情報と振込手数料を付加した情報を表示
して顧客(入力者)に確認させる。ここで、入力情報と
相異がなければ、顧客は「確認」キー(画面表示された
「確認」キー)を入力する。そして、入力情報を記録し
た振込カードを発行する。但し、振込カードの発行の有
無は顧客の選択による。
【0028】振込には、自分の口座から振り込むような
現金を伴なわない場合と、現金を投入して相手に振り込
む場合があるが、現金投入による振込について以下に記
述する。顧客は、画面に表示された金額の現金を紙幣処
理部17の紙幣投入口4及び硬貨処理部18の硬貨投入
口5から投入する。これにより、投入された現金に対し
て計数及び鑑別され、その結果を銀行のホストコンピュ
ータ20に送信する。ここで、顧客が投入した金額が、
振込金額と規定の手数料を合わせた金額より多い場合
は、釣銭を顧客に硬貨投入口5から排出する。また、取
引(振込)が正常終了した場合は明細表をカード挿入口
2から顧客に排出する。
【0029】次に、顧客利用状況の情報によるCRT表
示部12への表示内容の場合分けの実施例について説明
する。 (1)顧客が高齢の場合 CRT表示部12への表示は、一画面内に表示する文言
は少ないが、一文字の大きさを通常より大きく表示す
る。また、音声による誘導も併用する。 (2)振込取引が初めての顧客の場合 専門用語の下に分かり易い表現を付与する。 (3)複数回利用者で、いつも同じ入力条件で間違える顧
客の場合、又は該当顧客が間違えた入力画面が表示され
た場合 過去に間違えている入力画面では、再度注意を促す。例
えば、確認キーの再入力の表示を行なう。
【0030】(4)入力時間が短い顧客の場合 入力するための注意事項等の表示はなく、必要事項がダ
イレクトに入力できるように、複数の入力項目を一画面
に表示し、一度に入力できる項目を増やす。 (5)顧客が外人の場合 英語による入力も可能にする。また、五十音順の入力キ
ー配列ではなく、アルファベット配列キー、又はJIS
配列キーにする。更には、英語と日本語の選択も可能に
する。
【0031】(6)使用頻度の高い人(過去に振込取引を
行なったことのある顧客)の場合 通常、使用品度の高い人は、専用の振込カードを使用す
るが、たまたま持参していなくてキー入力による振込取
引を選択した顧客の場合は、振込先銀行名及び支店の入
力時、過去の入力情報から使用頻度の高い銀行名、支店
名から順に表示する。次に、上述のように構成した本発
明の自動取引装置の第2実施例の動作について説明す
る。即ち、代表的な入金取引について図6及び図7の動
作フローチャートに基づき取引手順を説明する。図6及
び図7は、入金取引の処理手順を説明するフローチャー
トである。
【0032】まず、図1及び図2に示すCRT表示部1
2に表示されている取引科目からタッチキーボードによ
り「入金」取引科目を選択する(ステップS21)。入
力された取引科目は、主制御部11に転送し記憶され、
カード又は通帳挿入を促す表示になる(ステップS2
2)。顧客は、表示画面に基づき、カードをカード挿入
口2より挿入する(ステップS23)。そして、挿入さ
れたカードから顧客の所持している銀行名、支店名、口
座番号等が読み取られる(ステップS24)。読取デー
タは、カードリーダプリンタ部15から主制御部11に
転送され(ステップS25)、当該データを受信したこ
とにより、CRT表示部12のタッチキーボード部に、
顧客に暗証番号の入力を促す(ステップS26)。顧客
が暗証番号を入力したことにより、主制御部11はカー
ドリーダプリンタ部15から転送されてきたデータと顧
客が入力した暗証番号を、通信回線19を通じてホスト
コンピュータ20へ転送する(ステップS27)。
【0033】ホストコンピュータ20で受信したデータ
に基づき、ホストコンピュータ20は、固有情報記憶手
段21に予め登録されている顧客の口座開設時の顧客固
有情報(年令・性別・職業・銀行独自の顧客情報等)
を、暗証番号の照合結果に付与して通信回線19を通じ
て自動取引装置に転送する(ステップS28)。この情
報を受信した自動取引装置1の主制御部11は、その情
報を基にCRT表示部6への顧客への誘導文言及び内容
を設定する(ステップS29)。設定された表示画面に
より、顧客は入金する紙幣や硬貨を各々紙幣処理部1
7、硬貨処理部18に投入する(ステップS30、S3
1)。ここで、自動取引装置1は、紙幣・硬貨を計数鑑
別する(ステップS32)。計数鑑別時間は、その枚数
によるが、ある程度の処理時間を有する。その間、顧客
は自動取引装置の前で待っている(ステップS33)。
【0034】この顧客が待っている時間に、前記顧客固
有情報に基づいて金融新商品・公定歩合・商品毎の金利
・社会ニュースや口座の残高が多い顧客に対しては定期
預金口座の開設の斡旋等の情報を、CRT表示部12の
画面に表示する(ステップS134)。顧客の入金した
紙幣・硬貨の計数が完了すれば、CRT表示部12に入
金金額と、その金額に対する顧客の確認を促す「確認」
キーが表示される(ステップS35)。顧客は、確認
後、「確認」キーを押下する(ステップS36)。ここ
で、顧客の入力情報は完了する。全情報が入力完了すれ
ば、ホストコンピュータ20と通信する(ステップS3
7)。通信に必要な処理時間中も、顧客は自動取引装置
1の前で待っている(ステップS38)。
【0035】この待っている時間に、現金計数処理の待
ち時間と同様に、前記顧客固有情報に基づいて金融新商
品・公定歩合・商品毎の金利・社会ニュース等の情報
を、CRT表示部12の画面に表示する(ステップS3
9)。ここで、ホストコンピュータとの通信及び取引処
理に異常がなければ取引が成立する(ステップS4
0)。取引が完了したことにより、本取引の明細書であ
るレシートをカードリーダプリンタ部2から排出し、そ
れを顧客が受取り、本取引すべてが完了する(ステップ
S41)。一方、異常の場合には、異常の表示を行なう
(ステップS42)。
【0036】尚、上記実施例においては、カードによる
振込動作及び入金動作についてのみ記述したが、本発明
は他の取引科目についても適用可能であることはもちろ
んである。ただし、上述した説明で明らかなように、本
発明は、自動取引装置自体の処理時間が長くなったり、
上位のホストコンピュータとの通信による処理時間が長
くなったりして、顧客の待ち時間が長くなる取引科目に
ついて、特に顕著な効果を奏する。しかしながら、本発
明がこれらの取引動作を行なう自動取引装置に限定され
るものでないことはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動取引
装置によれば、予め記録された顧客情報や取引毎の状況
の情報から、自動取引装置における表示内容を選択する
ようにし、また取引完了時に当該取引に関する情報で前
記顧客取引情報を更新するようにしたので、使い慣れて
ない人でも分かり易い誘導文言で表示される。このた
め、不特定多数の顧客に対して操作時間を短縮できるよ
うになり、顧客へのサービス向上を図ることができる。
更に、煩雑な入力がなくなるため、従来、窓口にて振込
等を行なっていた顧客が、自動取引装置にて簡単に取引
を行なえるようになるため、窓口での業務が低減でき
る。また、顧客一人当たりの操作時間が短縮することに
より、自動取引装置の有効利用を図ることができる。ま
た、予め記録された顧客情報やその情報に付加した銀行
独自の情報から、自動取引装置の処理時間や上位装置と
の通信時間等の顧客の待ち時間に、当該顧客毎に自動取
引装置の表示画面に、銀行が顧客に対する宣伝や情報を
表示するようにしたので、従来、窓口で行なっていた顧
客ごとのサービスやお得意様サービス等のきめ細かいサ
ービスが自動取引装置でも可能になり、顧客に対するサ
ービスが低下せずに窓口等の銀行業務の省力化を図るこ
とができる。また、従来、顧客が現金取引装置での取引
処理時間中に表示される、無味乾燥な「処理中」の表示
ではなく顧客に対する印象も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動取引装置の実施例のブロック図で
ある。
【図2】本発明の自動取引装置の外観を示す斜視図であ
る。
【図3】固有情報の内容の説明図である。
【図4】振込取引の処理手順を説明するフローチャート
である。
【図5】振込取引の処理手順を説明するフローチャート
である。
【図6】入金取引の処理手順を説明するフローチャート
である。
【図7】入金取引の処理手順を説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
1 自動取引装置 11 主制御部 12 CRT表示部(出力手段) 13 タッチキーボード 14 案内情報記憶手段 15 カードリーダプリンタ部(固有媒体識別手段) 16 通帳記帳部(固有媒体識別手段) 20 ホストコンピュータ 21 固有情報記憶手段 22、23 送受信部 24 各種情報記憶手段 25 送信手段 26 更新手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07F 7/12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の使用を許可するための複数の固有
    媒体がいずれの固有媒体であるかを識別する固有媒体識
    別手段と、 当該固有媒体を用いることによる装置の利用状況情報を
    当該固有媒体ごとに記憶する固有情報記憶手段と、 装置の利用状況に応じた装置の操作の案内情報を記憶す
    る案内情報記憶手段と、 前記固有媒体識別手段による固有媒体の識別時に当該固
    有情報記憶手段に記憶された装置の利用状況情報を参照
    し、当該利用状況に応じた案内情報を当該案内情報記憶
    手段から読み出して出力する出力手段とから成ることを
    特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 装置の使用を許可するための複数の固有
    媒体がいずれの固有媒体であるかを識別する固有媒体識
    別手段と、 当該固有媒体に対応した固有情報を記憶する固有情報記
    憶手段と、 前記固有情報に対応した各種情報を記憶する各種情報記
    憶手段と、 装置内の処理時間、及び当該装置と当該装置に接続され
    た上位装置との通信処理時間のいずれかの時間に、当該
    各種情報記憶手段に記憶された各種情報を読み出して出
    力する出力手段とから成ることを特徴とする自動取引装
    置。
  3. 【請求項3】 前記固有情報記憶手段は、当該装置に接
    続されたホストコンピュータに備えたことを特徴とする
    請求項1又は2記載の自動取引装置。
  4. 【請求項4】 当該装置での取引完了時の取引の操作状
    況の情報を前記利用状況情報として取引情報に付与して
    送信する送信手段を備えたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の自動取引装置。
  5. 【請求項5】前記固有情報記憶手段に記憶された利用状
    況情報を更新する更新手段を備えたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の自動取引装置。
JP35020091A 1991-12-09 1991-12-09 自動取引装置 Pending JPH05159133A (ja)

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