JP3171528B2 - 自動交付機 - Google Patents

自動交付機

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JP3171528B2
JP3171528B2 JP14188294A JP14188294A JP3171528B2 JP 3171528 B2 JP3171528 B2 JP 3171528B2 JP 14188294 A JP14188294 A JP 14188294A JP 14188294 A JP14188294 A JP 14188294A JP 3171528 B2 JP3171528 B2 JP 3171528B2
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哲也 水谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指示入力手段によって
種類及び必要事項の指定された証明書や物品等の交付対
象物を、自動的に利用者に交付する自動交付機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば住民票や印鑑証明書などの
証明書を取得したい場合は、申請者自身が役所に行き、
申請書に住所、氏名等漏れなく記入した上で窓口に提出
し、役所の窓口担当者はその申請書に基づき書類作成シ
ステムの入力部から必要事項を入力して該当する書類を
作成した後、公印を押印し、ステープラ等で止めた後、
手数料と引き換えに申請者に渡すと行ったような手続き
をふまえていた。しかし最近では、役所の窓口付近に住
民票等を自動で発行する証明書自動発行機が設置され、
窓口が混雑しているとき或いは役所の閉庁時間後及び休
日には、その威力を発揮している。
【0003】こうした証明書自動発行機では、必要な物
品をその場で作成し、申請者は自身の個人識別カード
(IDカード)を使用して必要な物品を入手するので、
申請者が申請書に記入する必要がなく、窓口の担当者に
よる処理に比べて短時間で必要な物品を入手できるとい
う利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法では、その場で作成できない証明書や物品は取り扱
えないという問題点があった。例えば、原動機付自転車
のナンバープレート等については即座には発行できない
ので、後日、窓口の担当者に渡してもらう必要があっ
た。また、ナンバープレート等だけではなく、証明書で
あっても、例えば該当人数の非常に多い場合の住民票等
でもやはり自動交付機では交付できず、窓口で交付して
もらう必要がでてくる。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、即座に交付できないような書類
や物品であっても、利用者だけで入手できるようにした
自動交付機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に成された請求項1に記載の発明は、交付対象物の種類
指定や該交付対象物へ記載する必要事項の指定等の交付
処理に関する指示を入力するための指示入力手段と、該
指示入力手段によって種類及び必要事項の指定された交
付対象物を交付する交付手段とを備えた自動交付機にお
いて、上記指示入力手段は、上記指定された交付対象物
が交付までに時間のかかるものである場合に希望の交付
期間を指示入力可能にされており、さらに、上記指定さ
れた交付対象物が交付までに時間のかかるものである場
合に、その交付対象物を保管しておくためのものであっ
て、上記交付対象物を取り出し可能な解錠状態及び取り
出し不可能な閉錠状態の2状態にできる保管手段と、上
記指示された交付期間中に、上記指示入力手段によって
受取指示が入力された場合には、上記保管手段を解錠状
態にさせる解錠制御手段と、を備えたことを特徴とする
自動交付機である。
【0007】また、請求項2に記載のものは、上記保管
手段は、複数の引き出しを有し、各引き出し毎に閉錠あ
るいは解錠可能とされており、上記解錠制御手段は、上
記指示入力手段によって受取指示が入力された場合に
は、上記保管手段の内で、その受取指示に該当する交付
対象物を収納した引き出しのみを解錠状態にさせること
を特徴とする上記請求項1に記載の自動交付機である。
【0008】請求項3に記載のものは、上記指示入力手
段を介して上記希望の交付期間が指示入力された場合に
は、その交付期間を表示するか、あるいは印字して出力
するように構成されたことを特徴とする上記請求項1に
記載の自動交付機である。
【0009】なお、上述した指示入力手段としては、例
えばキーボード等でもよいし、表示手段を備えるもので
あれば、いわゆるタッチパネルを採用して、表示部分を
直接触れることにより、指示入力ができるようにしたも
のでもよい。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明の自動交付機によれ
ば、利用者が、指示入力手段によって交付対象物の種類
指定や該交付対象物へ記載する必要事項の指定等の交付
処理に関する指示を入力すると、交付手段が、その指示
入力手段によって種類及び必要事項の指定された交付対
象物を交付する。
【0011】ここで、上記指定された交付対象物が交付
までに時間のかかるものである場合には、指示入力手段
によって希望の交付期間を指示入力することができる。
そして、その交付までに時間のかかる交付対象物は、そ
の交付期間においては保管手段に保管されている。保管
手段は、交付対象物を取り出し可能な解錠状態及び取り
出し不可能な閉錠状態の2状態にすることができ、利用
者が、上記指示された交付期間中に指示入力手段によっ
て受取指示を入力すると、解錠制御手段は、保管手段を
解錠状態にさせる。
【0012】したがって、その場で即座に交付できない
ような交付対象物であっても、いちいち窓口で担当者か
ら直接手渡しで交付されるといった面倒なことはなく、
本自動交付機によって利用者だけで入手できる。このよ
うに、従来は自動的に交付できなかった交付対象物まで
も扱えることとなり、窓口の担当者による処理に比べて
短時間で入手できるという利点が適用される交付対象物
の幅が広がり、非常に便利である。
【0013】また、請求項2の場合には、保管手段が複
数の引き出しを有し、各引き出し毎に閉錠あるいは解錠
可能とされており、解錠制御手段は、指示入力手段によ
って受取指示が入力された場合には、保管手段の内で、
その受取指示に該当する交付対象物を収納した引き出し
のみを解錠状態にさせる。従って、1台の自動交付機に
て複数の利用者へ交付対象物を提供でき、また本人以外
の操作では解錠できないようにすることができる。この
場合の本人であることの確認は、例えば、現行の自動交
付機でも採用されているように、IDカード等を用いれ
ばよい。
【0014】なお、即座に入手できない場合には希望の
交付期間、例えば別の日等に再度受け取りに来ることに
なるが、指示入力された交付期間を表示手段に表示し
て、利用者に確認させたり、あるいは印字して出力し
て、利用者がその交付期間を忘れないようにすることも
好ましい。
【0015】
【実施例】以下、本発明の自動交付機を住民票等を発行
する証明書自動発行機へ適用して具体化した一実施例を
図面を参照して説明する。まず、図1を参照して本実施
例の証明書自動発行機の特に外観構成を説明する。
【0016】証明書自動発行機1の筐体1aの前面パネ
ルには、利用者個々が持つ暗唱番号を含むユーザーID
識別コード等の種々の情報が記録されている磁気テープ
41を備えたIDカード40(図5参照)を挿入するた
めのカード挿入口2aが設けられており、このカード挿
入口2aの奥には周知のカードリーダ2(図4参照)が
設けられている。
【0017】そのカード挿入口2aの側方には、用紙切
れなど証明書自動発行機1にトラブルが発生した際に、
トラブルから復旧させる保守担当員を呼び出すための呼
出ボタン22が設けられている。その呼出ボタン22の
上方には、操作方法や案内等の表示されるCRT表示装
置3が設けられており、そのCRT表示装置3には、表
示されている部分に直接触れることによって利用者が所
望の情報を入力することのできる周知のタッチパネル4
が設けられている。
【0018】タッチパネル4の下方には、手数料を支払
うためのコイン投入口5a及び紙幣投入口6aが形成さ
れており、これらはそれぞれ硬貨選別回収装置5及び紙
幣回収装置6(いずれも図4参照)と連通している。こ
れらのコイン投入口5a及び紙幣挿入口6aの下方に
は、釣り銭及びレシートを取り出すための取り出し口8
が設けられている。また、取り出し口8の側方には後述
するレーザープリンタ11(図4参照)にて印刷された
住民票等の証明書を排出する証明書排出口7が構成され
ている。
【0019】上述した呼出ボタン22の下方には、車椅
子を使用している人がこの証明書自動発行機1を利用す
る際、容易に操作できるようにアシストバー42が設け
られている。さらに、このアシストバー42の下方で筐
体1aの一部には、車椅子の利用者が利用し易くなるよ
うに、車椅子に乗車している人の膝から下が納まる程度
の大きさの堀込み43が形成されており、その堀込み4
3の内側面には車椅子の一部が衝突した場合にショック
を吸収するためのショック吸収シート44が設けられて
いる。また、この証明書自動発行機1の高さは、車椅子
の利用者でも楽に利用できるように、例えば130cm
程度となるように構成されている。
【0020】また、タッチパネル4の上方には、この証
明書自動発行機1が使用可能状態であるか使用不能状態
にあるかを表示する操作表示器10が設けられている。
また、証明書排出口7の右方には、予め用意された物品
(ナンバープレート等)を収納した引き出し99a〜9
9jがある。この引き出し99a〜99jの奥にはそれ
ぞれに電子錠98a〜98j(図1には図示せず)が備
え付けてあり、通常は引き出すことはできない。引き出
し99a〜99jの右方には、電子錠98a〜98jが
解錠した場合に点滅するランプ97a〜97jが備え付
けてある。なお、引き出し99a〜99j及び電子錠9
8a〜98jが本発明の保管手段に該当する。
【0021】ランプ97a〜97j、電子錠98a〜9
8jおよび引き出し99a〜99jについては、図中で
は97a〜j,98a〜j,99a〜jのように符号を
付してある。これは、本実施例では10個同じ構成があ
るので、それらをまとめて指し示す意味で97a〜jの
ように記したものである。また、単独で示す場合には、
図2や図3に示すように、98a,99aのように記
す。
【0022】次に、図2を参照して、引き出し99aの
内部の構造について説明する。引き出し99a〜99j
は全て同じ構成なので、図2では一つの引き出し99a
について説明する。なお、図2(a)は引き出し99a
の正面図、(b)は同じく上面図、(c)は同じく側面
図である。
【0023】引き出し99aは証明書自動発行機1に対
して後端側が下がるよう斜めに取り付けられている。引
き出し99aの後端側上部には引き出し99aが外れな
いための止め金96aが設けられている。また、引き出
し99aの後部に突出して電子錠止め94aが取り付け
られており、別体で電子錠98aが設置されている。
【0024】電子錠98aが閉錠しているときは、電子
錠止め94aが電子錠98aによって移動を規制される
ために引き出し99aを引き出すことはできない。この
電子錠98aは後述のCPU13と電気的に接続されて
おり、CPU13によって制御される。引き出し99a
の前面には取っ手95aが取り付けられている。電子錠
98aが解錠しているときは、利用者は取っ手95aを
引くことにより、引き出し99aを引き出すことができ
る。なお、図2や図3においては、一つの引き出し99
aについての電子錠止め94a、取っ手95aおよび止
め金96aを示したものであり、残りの引き出し99b
〜99jにも同じ構成が備わっていることはいうまでも
ない。
【0025】次に、図3(a)〜(d)を参照して、引
き出し99aを引き出す際の動作について説明する。本
実施例の証明書自動発行機1の引き出し99aは、電子
錠98aが閉錠状態の場合には開けられないようになっ
ている(図3(a))。電子錠98aが解錠された状態
になっていると、利用者が取っ手95aを引くことによ
って開けることができる(図3(b),(c))。その
際、止め金96aがあることにより、引き出し99aを
一杯まで引き出しても外れないようになっている。引き
出し99aは、証明書自動発行機1に対して後端側が下
がるように傾斜がついた状態で取り付けられているた
め、利用者が手を放すと引き出し99aは自身の重力に
よって閉じた状態に戻る(図2(d))。なお、弱いバ
ネ等を取り付けて自動的に閉じた状態に戻るようにして
もよい。
【0026】次に、図4を参照して、証明書自動発行機
1の電気的構成について説明する。本実施例の証明書自
動発行機1は、ホストコンピュータ31と接続されたC
PU13の指令によって動作する。このCPU13に
は、上述したカードリーダ2と、CRT表示装置3と、
タッチパネル4と、硬貨選別回収装置5と、紙幣回収装
置6と、呼出ボタン22と、時刻・日付を刻むタイマー
51と、レシートを印刷するためのレシートプリンタ1
2と、操作方法等を音声にて説明するための発声装置1
6と、CPU13を制御して証明書自動発行機1を所定
のプロセス通りに動作させ、証明書を発行するための動
作プログラムを格納するハードディスクメモリ17と、
証明書自動発行機1の稼動状況や呼出ボタン22が押さ
れた事等を保守担当員に知らせるためのリモート操作パ
ネル18と、レーザープリンタ11と、レーザープリン
タ11で印刷された書類が複数枚である時にそれらの書
類の端部を綴じるためのステープラ14及びそれらの書
類に割り印を付すための割印機15と、証明書自動発行
機1を所定のプロセス通りに動作させる動作プログラム
がロードされるRAM19が接続されている。証明書自
動発行機1を動作させるプログラムはハードディスクメ
モリ17からRAM19に転送され、そのプログラムに
基づいて作動する。
【0027】また、CPU13には上述した電子錠98
a〜98jが接続されている。一方、ホストコンピュー
タ31には、各住民の戸籍や住所等のデータが格納され
ているデータベース装置32が接続されている。証明書
を発行する際は、データベース装置32上の住民データ
が連続した文字コードの形式でホストコンピュータ31
に送られ、さらにCPU13に転送され、動作プログラ
ムにしたがって住民票が印字される。また、ホストコン
ピュータ31には監視端末96が接続されており、証明
書自動発行機1の動作を監視することができる。
【0028】続いて、上記構成を有する証明書自動発行
機1の動作について、図16〜19に示すフローチャー
トに基づき、また図6〜15の画面表示も参照しながら
説明していく。証明書自動発行機1は、通常CPU13
によって、図6に示すようなカード挿入を促す画面表示
をCRT表示装置3に示している。
【0029】まず、IDカード40が挿入されたか否か
を判断する(ステップ100。以下ステップを単にSと
記す。)。利用者は証明書自動発行機1を利用する際、
最初にIDカード40を証明書自動発行機入力部1のカ
ード挿入口2aに挿入するので、CPU13は、カード
リーダ2にIDカード40が挿入されたかどうかを常に
監視しており、IDカード40の挿入を検出すると(S
100:YES)、カードリーダ2にデータの読み取り
を指示する(S110)。
【0030】カードリーダ2は、IDカード40に記録
されているデータを読み取り、CPU13にデータを転
送する。CPU13は挿入されたIDカード40が当該
証明書自動発行機用のカードであるかどうかを確認する
(S120)。このカードが当該証明書自動発行機1用
のカードでなければ(S120:NO)、カード挿入口
2aからIDカード40を排出する(S130)と共
に、その旨をCRT表示装置3に表示する(S14
0)。
【0031】一方、挿入されたものが当該証明書自動発
行機用のカードであれば(S120:YES)、暗唱番
号ガイダンス処理を行なう(S150)。これは、図7
で示すような暗唱番号入力を促す画面表示をCRT表示
装置3に表示させ、また、発声装置16へも信号を送っ
て「暗唱番号を入力して下さい」と発声させる。
【0032】そして、利用者によってタッチパネル4が
押されて暗唱番号が入力されたか否かを判断し(S16
0)、入力された場合、CPU13はIDカード40に
記録されている利用者のユーザーID識別コードと入力
された暗唱番号とをホストコンピュータ31に伝送す
る。ホストコンピュータ31はCPU13から伝送され
たユーザーID識別コードと暗唱番号とを照合し(S1
70)、ユーザーID識別コードに対して暗唱番号が正
しくなければ(S180:NO)、その旨をCPU13
に伝送し、再度暗唱番号ガイダンス処理(S150)を
行なう。つまり、暗唱番号の入力を促す画面表示をCR
T表示装置3に表示させ、また発声装置16からも発生
させる。
【0033】また、暗唱番号が正しければ(S180:
YES)、CPU13はカード挿入口2aからIDカー
ド40を排出させ、選択ガイダンス処理を行なう(S1
90)。この選択ガイダンス処理は、図8で示すような
メニュー選択画面表示をCRT表示装置3に表示し、ま
た、発声装置16へも信号を送って、「必要な証明書を
選んで下さい」と発声させる。
【0034】利用者は、タッチパネル4の選択したいメ
ニューが表示されている部分に触れることにより、必要
なメニューを選択することができる。CPU13では、
このメニューの選択入力がされたか否かを判断し(S2
00)、選択入力がされると(S200:YES)、そ
の選択されたメニューが証明書等受け取りか否かを判断
する(図17のS210)。
【0035】ここで、S200において選択可能なメニ
ューについて説明すると、本実施例では図8に示すよう
に、住民表発行、印鑑証明書発行、原動機付き自
転車ナンバープレート発行、証明書等受け取りの4種
類のメニューがある。の証明書等受け取りとは、当日
以前にその場ですぐに発行できない証明書を依頼してあ
って、それを受け取りにきた場合に選択するメニューで
ある。したがって、S210では、上記のメニューが
選択されたのか、それ以外が選択されたのかを判断する
こととなる。
【0036】選択されたメニューが証明書受け取りでは
ない場合(S210:NO)、CPU13は部数選択ガ
イダンス処理を行なう(S220)。この部数選択ガイ
ダンス処理は、図9に示す部数選択を促す画面表示をC
RT表示装置3に表示すると共に、発声装置16にも信
号を送って「必要な部数を選んで下さい」と発声させ
る。利用者はタッチパネル4に触れることによって必要
な部数を選択することができる。
【0037】そして、部数が入力された場合には(S2
30:YES)、選択されたメニューがその場で発行で
きない証明書等の発行である否かを判断する(S24
0)。その場で、即座に発行できるものの場合には(S
240:YES)、CPU13は利用者が選択した証明
書の料金を計算し、図10に示すような料金投入を促す
画面表示をCRT表示装置3に表示する(S270)
が、その場で発行できない証明書の発行の場合には、C
PU13は受取日入力ガイダンス処理を行なう(S25
0)。この受取日入力ガイダンス処理は、図13に示す
ような日付入力を促す画面表示をCRT表示装置3に表
示すると共に、発声装置16にも信号を送って「受け取
り可能な日付を入力してください」と発声させる。利用
者はタッチパネル4に触れることにより受け取り可能な
日付を選択することができる。
【0038】そして、受け取り日が入力されると(S2
60:YES)、S270の料金表示処理に移行する。
S270での料金表示に応じて、利用者は料金を投入す
る。料金は硬貨であればコイン投入口5aから投入さ
れ、硬貨選別回収装置5に入る。紙幣であれば紙幣投入
口6aから投入され、紙幣回収装置6に入る。このとき
必要ならば釣り銭が硬貨選別回収装置5から払い出さ
れ、取り出し口8から排出される。また、レシートはレ
シートプリンタ12により印字されて取り出し口8から
排出される。
【0039】CPU13は、規定の料金領収を確認する
と(S280:YES)、その場で証明書等の発行が可
能か否かを判断し(S290)、可能な場合は、図11
に示すような作成中を示す画面表示をCRT表示装置3
に表示した後、ホストコンピュータ31に証明書を発行
するために必要なデータを要求する。ホストコンピュー
タ31はデータベース装置32を検索し、IDカード4
0より得たユーザーID識別コード及び前述のように選
択した書類の種類等のデータから必要な住民情報を抽出
して、証明書自動発行機1のCPU13へ連続した文字
コードの形式で送信する。
【0040】CPU13はホストコンピュータ31から
転送された住民情報をレーザープリンタ11へ送り、印
字させる(図18のS210))。このとき、レーザー
プリンタ11より印字された証明書は、ステープラ14
により端部を綴じられると共に割印機15により割り印
を付されて、何時でも証明書排出口7より排出されるよ
うに準備する(S320)。そしてCPU13は、排出
ガイダンス処理を行なう(S330)。この排出ガイダ
ンス処理は、図12に示すような終了を示す画面表示を
CRT3に表示すると共に、発声装置16へも信号を送
って「証明書が出来ました。」と発声させる。
【0041】そして、CPU13は、証明書を証明書排
出口7より排出する(S340)。なお、発行された証
明書が取り出されたことを検知すると、発行した証明書
の種類や発行日時などの履歴をハードディスクメモリ1
7に記憶し、カード挿入待ち(S100)に戻る。
【0042】一方、その場で発行できない場合は(S2
90:NO)、CPU13は、図14に示すような受け
取り日を連絡する画面表示をCRT3に表示する(S3
00)。その後、CPU13はホストコンピュータ31
に発行すべき証明書の種類と数、受け取り日付を送信
し、選択された証明書の種類、数、受け取り日付などの
履歴をハードディスクメモリ17に記憶し、一旦処理を
終了する。
【0043】ホストコンピュータ31は受け取った情報
を記憶し、監視端末96に送信する。監視端末96では
担当員がホストコンピュータ31からの情報を元に証明
書の作成にはいる。受け取り日付の朝(証明書自動発行
機の稼働前)になったら担当員は証明書自動発行機を操
作して、引き出し99a〜99jに証明書を入れると共
に、この場合は10個の引き出し99a〜99jのどこ
に利用者の証明書がセットされているかをユーザーID
識別コードの形で記憶させる。
【0044】次に、その受け取り日に利用者が所望の証
明書等を受け取る場合の作動について説明する。上記S
100〜S200までの処理は上述したものと同様なの
で説明は省略する。利用者が証明書受け取りというメニ
ューを選択した場合は、S210で肯定判断され、図1
9に示す処理がなされる。CPU13は、挿入されたI
Dカード40のユーザーID識別コードと担当員がセッ
トしたユーザーID識別コードとを照合し、該当する引
き出し99a〜99jを識別し(S410)、取引ガイ
ダンス処理を行なう(S420)。この取引ガイダンス
処理は、図15に示すような、引き出し案内の画面表示
をCRT表示装置3に表示させると共に、発声装置16
へも信号を送って「引き出しを開けて、証明書をお取り
ください」と発声させる。
【0045】そして、該当する電子錠(98a〜98j
のいずれか)を解錠させると共に、該当位置のランプ
(97a〜97jのいずれか)を点滅させ、利用者に該
当する引き出しの位置を知らせる(S430)。これで
利用者はどの引き出し99a〜99jに入っているかが
判り、その引き出し(99a〜99jのいずれか)を開
けて、証明書を受け取る。その後、引き出し99a〜9
9jが閉められたことを検知すると(S440:YE
S)、CPU13は該当位置の電子錠(98a〜98j
のいずれか)を閉錠して(S450)、本処理を一旦終
了する。なお、受け取られた証明書の種類や受け取り日
時などの履歴はハードディスクメモリ17に記憶され
る。
【0046】また、リモート操作パネル18は担当者の
手元に備えられており、利用者が呼出ボタン22を押し
たときや、あるいは、証明書自動発行機1において、例
えば印刷用紙がなくなったときなどに、それ等をLED
やブザー等で担当者に知らせる。
【0047】なお、CPU13が本発明における交付手
段及び解錠制御手段に該当する。CPU13が実行する
処理の内、概略的に言えば、S100〜S340の処理
が交付手段としての処理に該当し、S410〜S450
の処理が解錠制御手段としての処理に該当する。
【0048】このように、本実施例の証明書自動発行機
1によれば、利用者が、タッチパネル4を介して交付対
象物の種類指定等に関する指示を入力すると、その指示
入力手段によって種類及び必要事項の指定された交付対
象物を交付する。ここで、上記指定された交付対象物が
交付までに時間のかかるものである場合には、タッチパ
ネル4を介して希望の受け取り日を指定することができ
る。そして、例えば原動機付き自転車ナンバープレート
等、その交付までに時間のかかる交付対象物は、その指
定した受け取り日には保管手段である引き出し99a〜
99jに保管されている。この引き出し99a〜99j
は、電子錠98a〜98jによって解錠状態及び閉錠状
態の2状態にすることができ、利用者が、受け取り日に
受け取りメニューを選択すると、該当する引き出し(9
9a〜99jのいずれか)を解錠状態にさせる。
【0049】したがって、その場で即座に交付できない
ような交付対象物であっても、いちいち窓口で担当者か
ら直接手渡しで交付されるといった面倒なことはなく、
本証明書自動発行機1によって利用者だけで入手でき
る。このように、従来は自動的に交付できなかった交付
対象物までも扱えることとなり、窓口の担当者による処
理に比べて短時間で入手できるという利点が適用される
交付対象物の幅が広がり、非常に便利である。
【0050】なお、即座に入手できない場合の受け取り
日は、図14に示すように画面表示されるのであるが、
さらに、印字して出力し、利用者が手元にもっておける
ようにすれば、利用者がその交付期間を忘れないように
する点で好ましい。なお、本発明は上述した実施例の態
様に限定されるものではなく、例えば、証明書等ではな
く、その他の自動販売機などに応用可能である。つま
り、広い意味で利用者に交付すべき対象物がその場で交
付できない場合には、本発明のような自動交付機が有効
である。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の自動交付
機によれば、その場で即座に交付できないような交付対
象物であっても、いちいち窓口で担当者から直接手渡し
で交付されるといった面倒なことはなく、本自動交付機
によって利用者だけで入手できる。このように、従来は
自動的に交付できなかった交付対象物までも扱えること
となり、窓口の担当者による処理に比べて短時間で入手
できるという利点が適用される交付対象物の幅が広が
り、非常に便利である。
【0052】また、請求項2のものでは、1台の自動交
付機にて複数の利用者へ交付対象物を提供でき、また本
人以外の操作では解錠できないようにすることができ
る。そして、即座に入手できない場合には希望の交付期
間、例えば別の日等に再度受け取りに来ることになる
が、請求項3のように、指示入力された交付期間を表示
手段に表示して、利用者に確認させたり、あるいは印字
して出力して、利用者がその交付期間を忘れないように
する点で好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の証明書自動発行機の外観構成を示
す斜視図である。
【図2】 本実施例の証明書自動発行機の引き出しを示
し、(a)は引き出しの正面図、(b)は同じく上面
図、(c)は同じく側面図である。
【図3】 本実施例の引き出しを引き出す動作の説明図
である。
【図4】 本実施例の証明書自動発行機の電気的構成を
示すブロック図である。
【図5】 本実施例の証明書自動発行機で使用するID
カードの外観図である。
【図6】 本実施例の証明書自動発行機におけるカード
挿入を促す画面表示である。
【図7】 本実施例の証明書自動発行機における暗唱番
号入力を促す画面表示である。
【図8】 本実施例の証明書自動発行機におけるメニュ
ー選択を促す画面表示である。
【図9】 本実施例の証明書自動発行機における部数選
択を促す画面表示である。
【図10】 本実施例の証明書自動発行機における料金
投入を促す画面表示である。
【図11】 本実施例の証明書自動発行機における証明
書作成中を示す画面表示である。
【図12】 本実施例の証明書自動発行機における証明
書作成終了を示す画面表示である。
【図13】 本実施例の証明書自動発行機における日付
入力を促す画面表示である。
【図14】 本実施例の証明書自動発行機における受け
取り日を連絡する画面表示である。
【図15】 本実施例の証明書自動発行機における引き
出し案内の画面表示である。
【図16】 本実施例の証明書自動発行機の作動の一部
を示すフローチャートである。
【図17】 本実施例の証明書自動発行機の作動の一部
を示すフローチャートである。
【図18】 本実施例の証明書自動発行機の作動の一部
を示すフローチャートである。
【図19】 本実施例の証明書自動発行機の作動の一部
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…証明書自動発行機 1a…筐体 2…カードリーダ 2a…カード挿入口 3…CRT表示装置 4…タッチパネル 7…証明書排出口 8…取り出し口 11…レーザープリンタ 16…発声装置 17…ハードディスクメモリ 31…ホストコン
ピュータ 32…データベース装置 40…IDカード 94a…電子錠止め 95a…取っ手 96a…止め金 97a〜j…ランプ 98a〜j…電子錠 99a〜j…引き出し
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−131361(JP,A) 特開 平6−60088(JP,A) 特開 平5−266031(JP,A) 特開 平3−144084(JP,A) 特開 昭63−206889(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07G 1/00 - 5/00 G07F 9/00 G06F 17/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交付対象物の種類指定や該交付対象物へ
    記載する必要事項の指定等の交付処理に関する指示を入
    力するための指示入力手段と、該指示入力手段によって
    種類及び必要事項の指定された交付対象物を交付する交
    付手段とを備えた自動交付機において、 上記指示入力手段は、上記指定された交付対象物が交付
    までに時間のかかるものである場合に希望の交付期間を
    指示入力可能にされており、さらに、 上記指定された交付対象物が交付までに時間のかかるも
    のである場合に、その交付対象物を保管しておくための
    ものであって、上記交付対象物を取り出し可能な解錠状
    態及び取り出し不可能な閉錠状態の2状態にできる保管
    手段と、 上記指示された交付期間中に、上記指示入力手段によっ
    て受取指示が入力された場合には、上記保管手段を解錠
    状態にさせる解錠制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動交付機。
  2. 【請求項2】 上記保管手段は、複数の引き出しを有
    し、各引き出し毎に閉錠あるいは解錠可能とされてお
    り、 上記解錠制御手段は、上記指示入力手段によって受取指
    示が入力された場合には、上記保管手段の内で、その受
    取指示に該当する交付対象物を収納した引き出しのみを
    解錠状態にさせることを特徴とする上記請求項1に記載
    の自動交付機。
  3. 【請求項3】 上記指示入力手段を介して上記希望の交
    付期間が指示入力された場合には、その交付期間を表示
    するか、あるいは印字して出力するように構成されたこ
    とを特徴とする上記請求項1に記載の自動交付機。
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