JPH10124025A - クリッピング方法およびクリッピング装置 - Google Patents

クリッピング方法およびクリッピング装置

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JPH10124025A
JPH10124025A JP8280844A JP28084496A JPH10124025A JP H10124025 A JPH10124025 A JP H10124025A JP 8280844 A JP8280844 A JP 8280844A JP 28084496 A JP28084496 A JP 28084496A JP H10124025 A JPH10124025 A JP H10124025A
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JP8280844A
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Takatoshi Nagata
隆俊 永田
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の回路構成を大幅に変更することなく、
少ない回路追加により、画面の左端および上端よりはみ
出すウインドウのクリッピングを速やかに行うことがで
きるクリッピング装置を提供する。 【解決手段】 表示部に表示しようとするウインドウが
画面の左側または上側にはみ出す場合には、画素のはみ
出し数が初期アドレス変換レジスタ回路2により算出さ
れる。はみ出し数が算出されると、該はみ出し数をウイ
ンドウ読出アドレス回路3内の主あるいは副走査方向カ
ウンタの初期値とする。同時に、書込アドレス発生回路
5内の主あるいは副走査方向カウンタの初期値をそれぞ
れ指定する。ウインドウ読出アドレス回路3により生成
される読出アドレスに従って、ウインドウジェネレータ
4より画像データを読出し、該画像データを書込アドレ
ス発生回路5により生成される書込アドレスに従って、
フレームメモリに書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレームメモリを有
するコンピュータグラフィックス表示装置に関するもの
であり、特に、矩形状に表示しようとする表示データ
が、表示画面からはみ出す場合に、非表示データを除く
表示データのみをフレームメモリに書き込むためのクリ
ッピング方法、および該クリッピング方法を用いてクリ
ッピング処理を行うクリッピング装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近のコンピュータは、任意形状の画像
データを含む複数の矩形ウインドウで画面を構成するマ
ルチウインドウシステムが多く採用されている。このよ
うな、マルチウインドウシステムでは、表示しようとす
るウインドウがCRT(Cathode-Ray Tube) 等の表示部
の可視領域(以下、単に画面と称する)からはみ出した
場合、そのまま画面に表示すると画面からはみ出したウ
インドウ部分が別の場所に表示されたり、表示エラーが
生じる可能性がある。また、不可視領域についてもデー
タ処理を行うことになるため、中央演算装置に無駄な負
担をかけることになる。そこで、表示しようとするウイ
ンドウの、画面からはみ出す部分を取り去るためにクリ
ッピングが必要となる。
【0003】すなわち、クリッピングとは、画面の外に
はみ出す部分を切り捨てる処理のことで、換言すれば、
描画しようとするウインドウを可視領域と不可視領域に
分割し、後者を排除する操作である。上記クリッピング
をソフトウェア的に行わせると、中央演算装置に負担が
かかるため、近年、クリッピングをハードウェア的に処
理する方法が試みられている。
【0004】ここで、上記ハードウェアとしてのコンピ
ュータグラフィックス表示装置は、フレームメモリとウ
インドウジェネレータとを有しており、画面上の特定位
置に表示しようとするウインドウの画像データをウイン
ドウジェネレータから読み出して、フレームメモリの上
記特定位置に対応するアドレスに書き込む(以下、転送
とする)と、上記フレームメモリに書き込まれたデータ
が画面に表示される。
【0005】上記転送処理は、ウインドウの左上の隅か
ら始まり、1番上のラインを転送したあと、順次、下の
ラインを転送していく。すなわち、左から右への水平方
向(以下、主走査方向と称する)のライン転送を、上か
ら下への方向(以下、副走査方向と称する)で順次行
う。
【0006】この場合、画面よりはみ出すウインドウの
クリッピングを行うには、画面領域外となる画像データ
の転送を行わないようにすればよい。例えば、図10に
示すように、画面50の右側にウインドウ51が配置さ
れ、ウインドウ51の右端が画面50よりはみ出す場合
には、主走査方向のライン転送が画面50右端に達した
時点で、該ラインのライン転送を終了し、続いて副走査
方向に1段下となるラインの転送を行う。これを繰り返
して行い、画面50の内側(可視領域)のみの画像デー
タを転送する。
【0007】また、ウインドウ52が画面50の下側に
配置され、ウインドウ52の下端が画面50よりはみ出
す場合には、画面50下端におけるライン転送が終了し
た時点でウインドウ52の転送を終了する。
【0008】しかしながら、この方法では、ウインドウ
ジェネレータから、画像データを読み出す方向と、読み
出した画像データをフレームメモリに書き込む方向と
が、主走査方向および副走査方向に固定されているた
め、ウインドウ51・52の転送開始点となるウインド
ウの左上の点51a・52aが、画面50の内部となる
必要がある。この結果、フレームメモリに書き込もうと
するウインドウが、画面50の右側あるいは下側にはみ
出した場合しかクリッピングを行えない。そこで、この
問題を解決する技術として特開昭64−50183号公
報に開示されているような技術がある。
【0009】フレームメモリに書き込まれた画像データ
をCRT等の表示部に表示する場合の走査方向は主走査
方向かつ副走査方向となるが、フレームメモリへの転送
時には、データの読出しおよび書込みの向きは任意であ
る。そこで、上記技術では、ウインドウ53が、画面5
0の左側にはみ出す場合には、ウインドウ53の左右反
転された画像データ54をウインドウジェネレータより
読み出し、フレームメモリへの書き込み時には、主走査
方向を逆にとる。これにより、ウインドウ53の画面5
0内側にある右上の点53aをライン転送の開始点とす
ることができるので、画面50の左側にはみ出すウイン
ドウ53のクリッピングを実現できる。
【0010】また、ウインドウ55が画面50の上側に
はみ出す場合には、ウインドウ55の上下反転された画
像データ56をウインドウジェネレータより読み出し、
フレームメモリへの書き込み時には、副走査方向を逆に
とる。これにより、ウインドウ55の画面50内側にあ
る左下の点55aをライン転送の開始点とすることがで
きるので、画面50の上側にはみ出すウインドウ55の
クリッピングを実現できる。
【0011】さらに、ウインドウが画面の左側および上
側の両方にはみ出す場合には、上下左右に反転されたウ
インドウの画像データをウインドウジェネレータより読
み出し、フレームメモリへの書き込み時には、主走査方
向および副走査方向を両方とも逆にとればよい。
【0012】上述のように、従来技術のクリッピング
は、ウインドウの画面内にあるコーナーを転送開始点と
している。
【0013】図11に、この特開昭64−50183号
公報に開示されているクリッピング装置の概略ブロック
図を示す。この装置は、制御回路61、キャラクタ読出
アドレス回路62、上記ウインドウジェネレータとして
のキャラクタジェネレータ63、上下左右制御レジスタ
64、書込アドレス発生回路65、画面はみ出し検出回
路66、フレームメモリとしてのビットマップメモリ6
7から構成されている。尚、制御回路61は、CPU
(Central Processing Unit)およびパラメータテーブル
61aを有している。
【0014】制御回路61は、被描画図形をどこに表示
するかを決定するものであり、演算結果や内部に設けら
れたパラメータテーブル61aから必要な被描画図形ア
ドレスを呼び出し、その被描画図形の描画スタートアド
レスセット信号をキャラクタ読出アドレス回路62に送
り、また被描画図形の画面表示にあたり、どの様な状態
で表示するかを上下左右制御レジスタ64に示し、さら
に当被描画図形を画面のどの位置に表示するかをポジシ
ョンセット信号として書込アドレス発生回路65に出力
する。
【0015】上下左右制御レジスタ64は、制御回路6
1からの信号により、予め反転が必要か否かを決定し、
クリッピング時の表示状態に合わせて読出上下左右反転
制御信号および書込上下左右反転制御信号を出す。読出
上下左右反転制御信号はキャラクタ読出アドレス回路6
2に送られ、キャラクタジェネレータ63からの被描画
図形の読出状態を指示し、書込上下左右反転制御信号は
書込アドレス発生回路65および画面はみ出し検出回路
66に送られて被描画図形のビットマップメモリ67へ
の書込状態を指示する。
【0016】このように、特開昭64−50183号公
報に開示されているハードウェアによりクリッピングす
る手法は、それまで不可能であった画面の左端および上
端のハードウェアクリッピング処理が可能となったとい
う点で画期的であった。
【0017】また、特開平7−21395号公報には、
被描画ウインドウがフレームメモリの表示可能領域の左
端あるいは上端よりはみ出す場合に、上記被描画ウイン
ドウの左上隅から転送対象領域の左上隅まで主走査方向
アドレスと副走査方向アドレスとを独立して走査し、転
送対象領域の描画開始点を探す技術が開示されている。
【0018】上記特開平7−21395号公報に開示さ
れている技術では、例えば、被描画ウインドウが画面左
端および上端よりはみ出す場合には、被描画ウインドウ
の左上隅から転送対象領域の描画開始点を探すための領
域走査が開始される。最初に、主走査方向および副走査
方向アドレスを独立にカウントアップすることで斜方向
に被描画ウインドウの領域走査を行う。続いて、主走査
方向アドレスおよび副走査方向アドレスが転送対象領域
の左上隅の主走査方向アドレスまたは副走査方向アドレ
スと一致した時点で、副走査方向または主走査方向のみ
の走査を行う。こうして、主走査方向アドレスおよび副
走査方向アドレスの両方が、転送対象領域の左上隅の主
走査方向アドレスおよび副走査方向アドレスの両方と一
致すると、これを描画開始点のアドレスとして保持す
る。そして、転送対象領域の転送時の走査は、転送先領
域の開始主走査方向アドレスから走査し、アドレス生成
を行う。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開昭
64−50183号公報の構成では、上下左右制御レジ
スタ64で読出および書込上下左右反転制御信号を生成
し、それによって画像データの読出しおよび書込みを制
御しているため回路規模が増大する。すなわち、図11
のキャラクタ読出アドレス回路62、書込アドレス発生
回路65および上下左右制御レジスタ64の内部構成が
複雑なものとなり、画像データの読み出し方向および書
き込み方向を主走査方向および副走査方向に固定する手
法の回路に大きく手を加える必要があるという問題が生
じる。
【0020】また、上記特開平7−21395号公報の
構成では、転送対象領域の描画開始点を探すために順次
生成されるアドレスと、描画開始点のアドレスとを比較
するための構成を追加しなければならない。また、被描
画ウインドウが転送先領域より大きくはみ出し、被描画
ウインドウの右側あるいは下側のごく一部のみが、転送
先領域に重なる場合のように、被描画ウインドウの左上
隅と描画開始点とが離れるほど、描画開始点が見つかる
までの領域走査に時間がかかるという問題が生じる。
【0021】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、従来の回路構成を大幅に
変更することなく、少ない回路追加により、画面の左端
および上端よりはみ出すウインドウのクリッピングを、
ハードウェア的に行うことができるクリッピング装置を
提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1のクリッピング
方法は、表示部(例えば、CRT)に表示しようとする
矩形図形であるウインドウの画像データをウインドウジ
ェネレータから読み出してフレームメモリに描画する際
に、上記フレームメモリ上で表示画面のメモリ領域に相
当する表示可能領域外にはみ出す部分を削除する方法で
あり、上記の課題を解決するために、フレームメモリに
書き込もうとするウインドウの画像データが、上記表示
部の表示可能領域の左端あるいは上端からはみ出す場合
に、表示可能領域の左端あるいは上端からはみ出す画素
数を算出することによって、表示可能領域およびウイン
ドウの重なり領域の左上隅の画素に対応する読出開始ア
ドレスをウインドウジェネレータに対して指定すること
を特徴としている。
【0023】上記の構成により、表示部に表示しようと
するウインドウが表示可能領域の左端あるいは上端より
はみ出す場合には、先ず、該ウインドウの表示可能領域
の左端あるいは上端からはみ出す画素数が算出される。
この画素数の算出には、例えば、表示可能領域に対する
ウインドウの配置から定まるウインドウの左上隅位置と
重なり領域の左上隅位置との2点の座標データを用いれ
ばよい。この画素数を用いれば、表示可能領域からはみ
出す画素の不要なアドレスを飛ばすことができるので、
重なり領域の左上隅の画素に対応する読出開始アドレス
を指定することができる。
【0024】これにより、重なり領域内の画素の読出ア
ドレスを、重なり領域の左上隅の左上隅から従来の主走
査方向および副走査方向に沿って、順次指定することが
できる。この結果、ウインドウジェネレータの読出方向
を反転させるなどの制御が不要となり、ウインドウの左
上隅からのアドレスを順次生成し、重なり領域の左上隅
のアドレスに一致するまで比較を行って読出開始アドレ
スを決定するという処理も不要となるので、簡単なクリ
ッピング方法を提供をすることができる。
【0025】さらに、2点の座標データから読出開始ア
ドレスを演算によって指定することができるので、ウイ
ンドウの左上隅位置と重なり領域の左上隅位置とが離れ
たところで処理時間に長短を生ずるということもない。
【0026】このように、請求項1の発明によれば、簡
便で常に速やかなクリッピングを行うことができる。
【0027】請求項2のクリッピング装置は、フレーム
メモリと、矩形図形であるウインドウの画像データを格
納するウインドウジェネレータとを有する表示装置に用
いられ、該フレームメモリの任意の表示区画に、ウイン
ドウジェネレータに格納されているウインドウの画像デ
ータを書き込む際のクリッピングを行うものであり、上
記の課題を解決するために、フレームメモリのある表示
区画に書き込もうとするウインドウの画像データが、該
表示区画の左端あるいは上端からはみ出すことを検出す
る検出手段と、上記検出手段により、上記画像データが
該表示区画の左端あるいは上端からはみ出すことが検出
された場合に、はみ出す画素の数であるはみ出し数を求
めることによって、該表示区画およびウインドウの重な
り領域の左上隅の画素となる読出開始点のアドレスをウ
インドウジェネレータに対して指定する読出開始点指定
手段と、ウインドウジェネレータに格納されている画像
データを上記読出開始点から順次読み出す際に、はみ出
し数とウインドウのサイズとによって、該重なり領域に
限定された読出アドレスを生成する読出アドレス生成手
段とを備えていることを特徴としている。
【0028】上記の構成により、フレームメモリに書き
込もうとする画像データが、表示区画の左側あるいは上
側に表示枠からはみ出す場合には、上記検出手段により
ウインドウのはみ出しが検出される。続いて、上記読出
開始点指定手段により、ウインドウジェネレータでの画
像データの読出しが重なり領域の左上隅の画素となるよ
う、読出開始点が指定される。
【0029】上記読出開始点が指定されると、読出アド
レス生成手段により、重なり領域に限定された読出アド
レスが生成される。そして、上記読出アドレスに対応す
る画像データが、ウインドウジェネレータより読み出さ
れ、該画像データは、フレームメモリ上に書き込まれ
る。
【0030】書込アドレスの生成については、従来の構
成を適用してもよく、また本発明の読出開始アドレスの
生成と同様に、はみ出し数を用いてフレームメモリ上の
書込開始アドレスを求め、はみ出し数とウインドウのサ
イズとによって重なり領域に限定された書込アドレスを
生成してもよい。
【0031】これにより、請求項1の構成による作用で
既に説明したように、ウインドウジェネレータの読出方
向を反転させる等の制御を行うための構成や、読出開始
アドレスを決定するためにアドレスの比較判定を行うた
めの構成が不要となる。また、読出アドレスは、はみ出
し数とウインドウのサイズとによって限定されるので、
重なり領域の表示区画に対する位置やウインドウの大き
さが変化しても、変化に即した読出アドレスを生成する
ことができる。さらに、読出開始アドレスを演算によっ
て指定することができるので、読出開始アドレスの指定
に時間的な長短が生じない。
【0032】このように、請求項2の発明によれば、少
ない回路変更や回路追加で、表示区画の左側あるいは上
側からはみ出すウインドウのクリッピングを速やかに行
えるクリッピング装置を提供することができる。
【0033】請求項3のクリッピング装置は、請求項2
の構成に加えて、上記読出開始点指定手段は、フレーム
メモリ上の座標系での、ウインドウ全体における左上隅
の画素のアドレスと、上記重なり領域の左上隅の画素の
アドレスとから、上記読出開始点のアドレスを算出する
ことを特徴としている。
【0034】上記の構成により、上記読出開始点指定手
段は、ウインドウ全体における左上隅の画素のアドレス
と、重なり領域の左上隅の画素のアドレスの例えば差を
求めることにより、読出アドレスの開始点を算出して読
出開始点を指定する。これにより、2点のアドレスに基
づく演算を行うだけで読出開始点を指定できるから、表
示区画と表示するウインドウとの配置に関係なく高速に
クリッピングを行うことができる。
【0035】請求項4のクリッピング装置は、請求項2
の構成に加えて、上記はみ出し数を保持する保持手段を
備え、上記読出アドレス生成手段は、ウインドウのサイ
ズによって段数を変化させる可変長カウンタを備え、該
可変長カウンタには、上記保持手段によって保持された
はみ出し数がモジュロ値として設定され、ウインドウサ
イズを示す値が上限値として設定されることを特徴とし
ている。
【0036】上記の構成により、上記読出アドレス生成
手段は、フレームメモリに転送されるウインドウのサイ
ズによって、可変長カウンタの段数を変化させる。これ
により、ウインドウのサイズが大きいために画素数が増
え、読出アドレスの値が大きくなったとしても、オーバ
ーフローする上限値を広げることができる。さらに、ウ
インドウのサイズを示す値が可変長カウンタの上限値と
して設定されているので、ウインドウの右端または下端
まで読出アドレスをカウントアップして生成すると、可
変長カウンタはオーバーフローする。このとき、モジュ
ロ値として、保持手段からはみ出し数がロードされるか
ら、可変長カウンタは、はみ出し数からカウントアップ
を開始する。
【0037】これにより、フレームメモリに転送される
ウインドウがどのようなサイズであっても、表示区画か
らはみ出した画素のアドレスは飛ばされ、表示区画内の
重なり領域に限定された読出アドレスの生成が可能とな
る。
【0038】請求項5のクリッピング装置は、請求項4
の構成に加えて、上記読出アドレス生成手段は、画素の
画像データが2次元的に格納されたウインドウジェネレ
ータに対して、第1方向に沿って画素の画像データの格
納位置を順次指定する読出アドレスを生成する第1方向
可変長カウンタと、第1方向と異なる第2方向に沿って
画素の画像データの格納位置を順次指定する読出アドレ
スを生成する第2方向可変長カウンタとを備え、第1方
向可変長カウンタのオーバーフローによって第2方向可
変長カウンタがカウントアップされることを特徴として
いる。
【0039】上記の構成により、上記書込アドレス生成
手段が第1方向および第2方向可変長カウンタを備えて
いることにより、第1方向の読出アドレスと第2方向の
読出アドレスとからなる2次元的な読出アドレスを生成
することができる。第1方向可変長カウンタは、はみ出
し数からウインドウのサイズを示す上限値までをカウン
トしたところでオーバーフローする。
【0040】これにより、第2方向カウンタがカウント
アップされるから、重なり領域内で第1方向に沿ってウ
インドウジェネレータから画像データを読み出した後、
第2方向に1ライン移動し、再び第1方向に沿って画像
データを読み出すことができる。そして、第2方向可変
長カウンタがオーバーフローしたところで、読出アドレ
スの生成を停止するようにすれば、ウインドウジェネレ
ータに画像データが2次元的に配置されている場合に、
重なり領域に対応する画像データのみを順次読み出すた
めの読出アドレスの生成が可能となる。
【0041】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明の実施の一形態について図2な
いし図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0042】本実施の形態に係るクリッピング方法を用
いる画像表示システムの一例を以下に説明する。上記画
像表示システムでは、画面上の特定位置に表示しようと
するウインドウの画像データを、上記画像データを格納
するウインドウジェネレータより読み出し、フレームメ
モリの上記特定位置に対応するアドレスに書き込む(以
下、転送とする)と、上記フレームメモリに書き込まれ
た画像データが画面に表示される。
【0043】本実施の形態に係るクリッピング方法で
は、図2に示すように、書込アドレスを生成するための
仮想の領域であり、原点左上隅で、かつXmax ×Ymax
画素サイズの論理座標系領域21が設定されている。該
論理座標系領域21内には、フレームメモリの書込領域
に対応するa×b画素サイズの画面領域22が設けられ
ている。上記画面領域22の左上隅の座標を(S’、
T’)とする。フレームメモリに画素サイズN×Mのウ
インドウ23が転送される場合、上記論理座標系領域2
1内での該ウインドウ23の配置位置は、該ウインドウ
23の左上隅の座標(S、T)(以下、配置座標と称す
る)により決定される。
【0044】図2に示されるように、上記ウインドウ2
3が画面領域22よりはみ出す場合には、該ウインドウ
23の画面領域22に重なる部分の領域(図中の斜線部
分)のみが転送される。上記転送処理は、転送される領
域の左上の隅から始まり、1番上のラインを転送したあ
と、順次、下のラインを転送していく。すなわち、左か
ら右への水平方向(以下、主走査方向と称する)のライ
ン転送を、上から下への方向(以下、副走査方向と称す
る)で順次行う。このとき、ウインドウ23の画面領域
22外の部分の転送は行われない。
【0045】まず、図3を用いて、画面左側にて、画面
よりはみ出るウインドウがクリッピングされる様子を説
明する。ウインドウの画素サイズは、主走査方向N画
素、副走査方向M画素であるとする。また、ウインドウ
の転送対象領域における左上隅画素(書込開始点)の書
込アドレスを(S’,T)とし、ウインドウ全体におけ
る左上隅画素の書込アドレスを(S,T)とする。尚、
書込アドレスとは、論理座標系領域21上でのアドレス
を指す。
【0046】ここで、主走査方向書込アドレスS’は、
前記のように、画面領域22の左上隅の主走査方向座標
に等しいからS<S’であれば、上記ウインドウは、画
面の左端よりはみ出すことになる。上記ウインドウの、
画面よりはみ出す部分の主走査方向にはみ出す画素数を
はみ出し数nとする。上記はみ出し数nは、上記主走査
方向書込アドレスS’と、配置されるウインドウの左端
の主走査方向書込アドレスSとから算出して求められ
る。すなわち、n=S’−Sにより、はみ出し数nが求
められる。
【0047】この時、ウインドウの転送の開始点をウイ
ンドウの左上隅画素とせず、ウインドウ内の転送対象領
域の左上隅画素とする。そして、ライン転送される1ラ
イン分の画素数をN−nとする。上記の手法により、転
送対象領域に入る画像データのみをフレームメモリに転
送することができる。ただし、上記ライン転送中に、ウ
インドウが画面右端に達した場合は、そこで該ラインの
ライン転送を終了し、1段下のラインのライン転送に移
行する。
【0048】続いて、図4を用いて、画面上側にて、被
描画ウインドウがクリッピングされる様子を説明する。
ウインドウの画素サイズは、上述の左側クリッピングの
場合と同様に主走査方向N画素、副走査方向M画素であ
る。ウインドウの転送対象領域における左上隅画素(書
込開始点)の書込アドレスを(S,T’)とし、ウイン
ドウ全体における左上隅画素の書込アドレスを(S,
T)とする。
【0049】ここで、副走査方向書込アドレスT’は、
前記のように、画面領域22の左上隅の副走査方向座標
に等しいからT<T’であれば、上記ウインドウは、画
面の上端よりはみ出すことになる。上記ウインドウの、
画面よりはみ出す部分の副走査方向にはみ出す画素数を
はみ出し数mとする。上記はみ出し数mは、画面上端の
副走査方向書込アドレスT’と、配置されたウインドウ
の上端の副走査方向書込アドレスTとから算出して求め
られる。すなわち、m=T’−Tにより、はみ出し数m
が求められる。
【0050】この時、ウインドウの転送の開始点をウイ
ンドウの左上隅画素とせず、ウインドウ内の転送対象領
域の左上隅画素とする。そして、ライン転送されるライ
ンの数をM−mとする。上記の手法により、転送対象領
域に入る画像データのみをフレームメモリに転送するこ
とができる。ただし、上記転送中に、ウインドウが画面
下端に達した場合は、画面下端のラインのライン転送が
終了した時点で、転送処理を終了する。
【0051】尚、被描画ウインドウが画面の右端および
左端よりはみ出す場合には従来からのクリッピング方法
が適用される。
【0052】上記クリッピング方法の手順を、図5およ
び図6のフローチャートを用いて、より詳細に説明す
る。
【0053】先ず、図5に示すように、被描画ウインド
ウの配置位置が指定される(S1)と、被描画ウインド
ウ全体におけるウインドウ左端の主走査方向書込アドレ
スSと、画面領域22の左端に対応する主走査方向書込
アドレスS’とを比較することにより、被描画ウインド
ウが画面左端よりはみ出すか否かの判定が行われる(S
2)。この時、S≧S’であれば上記被描画ウインドウ
は画面左端よりはみ出していないことになり、S<S’
であればはみ出していることになる。
【0054】上記被描画ウインドウが画面左端よりはみ
出していなければ(S2でNO)、読出アドレス主走査
方向カウンタの初期値を“0”に設定し(S3)、書込
アドレス主走査方向カウンタの初期値を“S”に設定す
る(S4)。また、上記被描画ウインドウが画面左端よ
りはみ出していれば(S2でYES)、はみ出し数n
を、n=S’−Sにより算出し(S5)、該はみ出し数
nを読出アドレス主走査方向カウンタの初期値とする
(S6)と共に、書込アドレス主走査方向カウンタの初
期値を“S’”に設定する(S7)。
【0055】また、読出アドレス主走査方向カウンタお
よび書込アドレス主走査方向カウンタの上限値は、被描
画ウインドウの右端に対応させてそれぞれ“N−1”お
よび“S+N−1”に設定される(S8、S9)。尚、
上記読出アドレス主走査方向カウンタは、ウインドウの
画像データを格納しているウインドウジェネレータにお
ける読出アドレスを主走査方向にカウントアップして出
力するものであり、書込アドレス主走査方向カウンタ
は、ウインドウの画像データを転送するフレームメモリ
上での書込アドレスを主走査方向にカウントアップして
出力するものである。
【0056】続いて、被描画ウインドウ全体におけるウ
インドウ上端の副走査方向書込アドレスTと、画面領域
22の上端に対応する副走査方向書込アドレスT’とを
比較することにより、描画ウインドウが画面上端よりは
み出すか否かの判定が行われる(S10)。この時、T
≧T’であれば上記被描画ウインドウは画面上端よりは
み出していないことになり、T<T’であればはみ出し
ていることになる。
【0057】上記被描画ウインドウが画面上端よりはみ
出していなければ(S10でNO)、読出アドレス副走
査方向カウンタの初期値を“0”に設定し(S11)、
書込アドレス副走査方向カウンタの初期値を“T”に設
定する(S12)。また、上記被描画ウインドウが画面
上端よりはみ出していれば(S10でYES)、はみ出
し数mを、m=T’−Tにより算出し(S13)、該は
み出し数mを副走査方向カウンタの初期値とする(S1
4)と共に、書込アドレス副走査方向カウンタの初期値
を“T’”に設定する(S15)。
【0058】また、図6に示すように、読出アドレス副
走査方向カウンタおよび書込アドレス副走査方向カウン
タの上限値は、被描画ウインドウの右端に対応させてそ
れぞれ“M−1”および“T+M−1”に設定される
(S16、S17)。尚、読出アドレス副走査方向カウ
ンタは、ウインドウの画像データを格納するメモリにお
ける読出アドレスを副走査方向にカウントアップして出
力するものであり、書込アドレス副走査方向カウンタ
は、ウインドウの画像データを転送するフレームメモリ
上での書込アドレスを副走査方向にカウントアップして
出力するものである。
【0059】以上の演算が終了すると、被描画ウインド
ウの転送を開始する。先ず、読出アドレス主走査方向カ
ウンタおよび副走査方向カウンタの値で示される画素の
画像データをウインドウジェネレータより読み出し、フ
レームメモリ上の書込アドレス主走査方向カウンタおよ
び副走査方向カウンタの値で示される位置に書き込む
(S18)。この時、読出アドレスおよび書込アドレス
の両方について、主走査方向カウンタおよび副走査方向
カウンタの値が、共に初期値の状態から画素の画像デー
タの書き込みが開始される。
【0060】その後、書込アドレスの主走査方向アドレ
スより、最後にフレームメモリに書き込まれた画素の画
像データが、画面の右端に達したか否かの判断がなされ
る(S19)。S19では、上記主走査方向アドレス
が、“S’+a−1”(aは画面の主走査方向の画素サ
イズ)になる時、画面右端であると判断される。また、
S19においては、フレームメモリに書き込まれた画素
の画像データが、画面右端であればS22に移行し、画
面右端でなければS20に移行する。S20では、最後
にフレームメモリに書き込まれた画素の画像データが、
被描画ウインドウの右端か否かの判断がなされる。S2
0で、書き込まれた画素の画像データが、被描画ウイン
ドウの右端であればS22に移行し、被描画ウインドウ
の右端でなければS21に移行する。S21では、読出
アドレスおよび書込アドレスの主走査方向カウンタを共
に+1カウントアップし、その後、S18に戻る。
【0061】S22では、書込アドレスの副走査方向ア
ドレスより、最後にフレームメモリに書き込まれた画素
の画像データが、画面の下端に達したか否かの判断がな
される。S22では、上記副走査方向アドレスが、
“T’+b−1”(bは画面の副走査方向の画素サイ
ズ)になる時、画面下端であると判断される。S22
で、書き込まれた画素の画像データが、画面下端であれ
ば転送処理を終了するが、画面下端でなければS23に
移行する。S23では、続いて、書き込まれた画素の画
像データが、被描画ウインドウの下端か否かの判定を行
う。S23で、書き込まれた画素の画像データが、被描
画ウインドウの下端であれば転送処理を終了するが、被
描画ウインドウの下端でなければS24に移行する。こ
の場合、先ず、読出アドレスおよび書込アドレスの主走
査方向カウンタに初期値をロードし(S24)、さら
に、読出アドレスおよび書込アドレスの副走査方向カウ
ンタを共に+1カウントアップする(S25)。その
後、再びS18に戻る。
【0062】尚、上述のクリッピング方法の手順は、あ
くまで一例を示したものであり、本発明はこれに限定さ
れるものではない。例えば、上述の読出アドレスの初期
値および上限値は、ウインドウの左上隅の画素の読出ア
ドレスが(0、0)であると仮定した場合に限られるも
のであり、ウインドウジェネレータに格納されるウイン
ドウの画像データのアドレス設定が異なれば、読出アド
レスの初期値および上限値も変化する。
【0063】このように、本実施の形態に係るクリッピ
ング方法では、ウインドウの転送対象領域における画像
データの転送方向が、主走査方向および副走査方向に常
に一致しており、ウインドウが画面からどのようにはみ
出すかにも依存しない。この結果、ウインドウの画像デ
ータをメモリから読み出す読出方向と、読み出した画像
データをフレームメモリに書き込む書込方向とを、特開
昭64−50183号公報のように、場合に応じて変更
する制御が不要となる。したがって、大幅な回路変更を
加えることなくクリッピングが行える。
【0064】以上のように、本実施の形態では、クリッ
ピング方法について説明したが、上記クリッピング方法
を用いてクリッピングを行うクリッピング装置について
以下の実施の形態2で説明する。
【0065】(実施の形態2)本発明の他の実施の形態
について、図1、図7ないし図9に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。
【0066】本発明のクリッピング方法を実施するため
のクリッピング装置は、図1に示すように、制御回路
1、矩形ウインドウの転送開始初期アドレスを変換する
初期アドレス変換レジスタ回路2(検出手段・読出開始
点指定手段)、ウインドウ読出アドレス回路3(読出ア
ドレス生成手段)、ウインドウの画像データを格納する
ウインドウジェネレータ4、書込アドレス発生回路5、
画面はみ出し検出回路6、およびフレームメモリとして
のビットマップメモリ7から構成されている。
【0067】上記制御回路1は、各種演算処理を行うC
PU1aや、レジスタ等から構成され、被描画ウインド
ウを画面のどこに表示するかを決定するものである。そ
して、上記制御回路1は、演算結果等によって必要な初
期アドレスを求め、該初期アドレスを初期アドレス変換
レジスタ回路2にセットする。尚、上記初期アドレスと
は、実施の形態1で説明した被描画ウインドウの配置座
標(S、T)および、該ウインドウの主走査方向および
副走査方向のウインドウサイズN、M等である。
【0068】初期アドレス変換レジスタ回路2では、上
記制御回路1より入力した上記初期アドレスより、読出
開始点の読出アドレス(以下、初期読出アドレスとす
る)および書込開始点の書込アドレス(以下、初期書込
アドレスとする)が算出される。算出された上記初期読
出アドレスは、ウインドウ読出アドレス回路3に出力さ
れ、該ウインドウ読出アドレス回路3内の主走査方向お
よび副走査方向の読出アドレスカウンタの初期値として
記憶される。また、上記初期書込アドレスは、書込アド
レス発生回路5に出力され、該書込アドレス発生回路5
内の主走査方向および副走査方向の書込アドレスカウン
タの初期値として記憶される。
【0069】ウインドウ読出アドレス回路3は、上述の
ように内部に主走査方向および副走査方向の読出アドレ
スカウンタを有している。上記読出アドレスカウンタで
更新されるカウント値は、読出アドレスとして出力さ
れ、ウインドウジェネレータ4に送出される。ウインド
ウジェネレータ4では、上記読出アドレスに対応する画
素の画像データがビットマップメモリ7に送出される。
【0070】また、書込アドレス発生回路5は、上述の
ように内部に主走査方向および副走査方向の書込アドレ
スカウンタを有している。上記書込アドレスカウンタで
更新されるカウント値は、書込アドレスとして出力さ
れ、ビットマップメモリ7に送出される。尚、上記読出
アドレスおよび書込アドレスは、同期して出力されてい
る。
【0071】ビットマップメモリ7には、ウインドウジ
ェネレータ4より出力される画素の画像データが、書込
アドレス発生回路5より出力される読出アドレスに対応
する位置に書き込まれる。
【0072】ウインドウ読出アドレス回路3内には、主
走査方向のカウンタ(第1方向カウンタ)と副走査方向
のカウンタ(第2方向カウンタ)とが備えられ、両カウ
ンタのカウント値によって読出アドレスが形成される。
また、副走査方向のカウンタは、主走査方向のカウンタ
がオーバーフローする毎にカウントアップされる。した
がって、主走査方向のカウンタ、副走査方向のカウンタ
は、図8に示すように、副走査方向のカウンタの後ろに
主走査方向のカウンタが対応連結されているような形態
を取っている。例えば、主走査方向カウンタの最上位ビ
ット(MSB)の桁上げによって、副走査方向カウンタ
の最下位ビット(LSB)がカウントアップされる。ま
た、8×8画素サイズのウインドウの場合には、各カウ
ンタを3進カウンタで構成すればよく、読出アドレスは
6ビットのバイナリデータとして生成される。すなわ
ち、読出アドレスの上位3ビットは副走査方向のカウン
タ値、下位3ビットは主走査方向のカウンタ値である。
また、上記カウンタは可変長カウンタであり、ウインド
ウサイズによってカウンタの段数は変化する。
【0073】尚、副走査方向カウンタは、ウインドウが
画面右端に達した場合にも、画面はみ出し検出回路6よ
り出力されるラインジャンプ制御信号を受信し、該ライ
ンジャンプ制御信号によってもカウントアップされる。
この場合には、同時に、主走査方向カウンタに初期値が
ロードされる。さらに書込アドレス発生回路5に備えら
れる書込アドレス生成用のカウンタも、上記カウンタと
同様の構成である。
【0074】ウインドウ読出アドレス回路3および書込
アドレス発生回路5において使用されるカウンタの一例
を図9に示す。主走査方向カウンタも副走査方向カウン
タも同じカウンタを用いることができる。尚、この例で
は、上記カウンタのカウント値の最大値を28 =256
としている。
【0075】上記カウンタは、バイナリのアップカウン
タ11と、カウンタがオーバーフローしたことを検出す
るオーバーフロー検出部12と、初期アドレス変換レジ
スタ回路2より与えられるモジュロ値(初期読出アドレ
スあるいは初期書込アドレスの主走査方向カウンタのた
めの初期値、または副走査方向カウンタのための初期
値)としての初期読出アドレスを保持するモジュロ値格
納レジスタ13(保持手段)と、オーバーフロー発生時
にモジュロ値をカウンタに書き込むモジュロ値書込制御
部14とから構成される。該モジュロ値書込制御部14
は、モジュロ値をカウンタに書き込むのを制御する。
【0076】続いてこれより、本実施の形態に係るクリ
ッピング装置の動作について、実施の形態1に基づいて
説明する。但し、ここでは被描画ウインドウが、画面の
左端からのみはみ出す場合を例示する。
【0077】先ず、制御回路1により、被描画ウインド
ウの配置位置(S、T)が算出される。算出された被描
画ウインドウの配置位置(S、T)およびウインドウサ
イズN、Mは初期アドレスとして、初期アドレス変換レ
ジスタ回路2へ出力される。
【0078】上記初期アドレス変換レジスタ回路2で
は、上記配置位置の主走査方向書込アドレスSが、画面
左端の主走査方向書込アドレスS’より小さければ、上
記被描画ウインドウは、画面左端よりはみ出すと判断さ
れ、この場合、主走査方向へのはみ出し画素数nが、n
=S’−Sにより算出される。
【0079】初期アドレス変換レジスタ回路2により算
出されたはみ出し画素数nは、初期読出アドレスとして
ウインドウ読出アドレス回路3へ出力され、該ウインド
ウ読出アドレス回路3の読出アドレスカウンタのモジュ
ロ値(初期値)としてモジュロ値格納レジスタ13に記
憶される。また、書込アドレス発生回路5へは、初期書
込アドレスとして画面左端の主走査方向書込アドレス
S’が出力される。上記初期書込アドレスは、書込アド
レス発生回路5の書込アドレスカウンタのモジュロ値と
してモジュロ値格納レジスタ13に記憶される。
【0080】また、副走査方向に関しても、初期読出ア
ドレスおよび初期書込アドレスが、初期アドレス変換レ
ジスタ回路2より、読出アドレスカウンタおよび書込ア
ドレスカウンタに出力され、モジュロ値としてモジュロ
値格納レジスタ13に記憶される。
【0081】さらに、上記読出アドレスカウンタおよび
書込アドレスカウンタの上限値は、初期アドレス変換レ
ジスタ回路2においてウインドウサイズに基づいて算出
され、同じく読出アドレスカウンタおよび書込アドレス
カウンタに出力され、オーバーフロー検出部12に記憶
される。
【0082】上記ウインドウ読出アドレス回路3および
書込アドレス発生回路5では、上記初期アドレス変換レ
ジスタ回路2より出力されるモジュロ値および上限値に
基づき、読出アドレスおよび書込アドレスが同期して順
次生成される。
【0083】ウインドウ読出アドレス回路3にて生成さ
れる読出アドレスは、ウインドウジェネレータ4に出力
され、ウインドウジェネレータ4は、上記読出アドレス
に対応する画像データをビットマップメモリ7へ出力す
る。また、書込アドレス発生回路5にて生成される書込
アドレスは、ビットマップメモリ7へ出力される。
【0084】ビットマップメモリ7では、書込アドレス
発生回路5から取得した書込アドレスに対応する位置
に、ウインドウ読出アドレス回路3から取得した読出ア
ドレスに対応する画素の画像データが書き込まれる。こ
うして、次々に更新される読出アドレスおよび書込アド
レスに従って、各画素の画像データの書込みを行うこと
により、ウインドウジェネレータ4の画像データがビッ
トマップメモリ7へ転送される。
【0085】また、上記転送処理中は、画面はみ出し検
出回路6によって書込アドレスの監視が行われており、
上記書込アドレスが画面右端あるいは下端のアドレスと
等しくなった場合には、ラインジャンプ制御信号がウイ
ンドウ読出アドレス回路3および書込アドレス発生回路
5に送出される。上記ラインジャンプ制御信号を受信し
たウインドウ読出アドレス回路3および書込アドレス発
生回路5は、読出アドレスおよび書込アドレスを制御す
ることによって、転送ラインの移行を行うか、あるいは
画像データの転送処理を終了する。これにより、被描画
ウインドウが、画面右端あるいは下端よりはみ出す場合
のクリッピングが行われる。
【0086】こうして、フレームメモリに転送された画
像データは、表示部としてのCRT等に、グラフィック
表示される。
【0087】次に、図7および図8を用いて、被描画ウ
インドウが8×8画素サイズの場合を例にとり、ウイン
ドウジェネレータ4(図1参照)での画素の画像データ
の格納方法、およびウインドウ読出アドレス回路3での
ウインドウ読出アドレスの生成法を説明する。
【0088】ここでは、説明を簡単にするため、1画素
を表すのに1ワード長必要である場合を考える。1画素
分のデータは、1つのアドレスで指示されるウインドウ
ジェネレータ4内のメモリに格納されている。ウインド
ウの第1列は、8画素で構成されているので、画素の画
像データは連続した8ワード分のメモリ空間に格納され
ている。続いて、第2列目についても同様に8画素で構
成されている。2列目の左端の画素の画像データは、第
1列目の右端の画素の画像データのアドレスの次のアド
レスに格納される。以下、同様に各画素の画像データ
は、ウインドウジェネレータ4内のメモリに格納され、
合計64ワードのメモリが必要とされる。
【0089】先ず、初期アドレス変換レジスタ回路2よ
りモジュロ値が与えられると、該モジュロ値はモジュロ
値格納レジスタ13に記憶される。例えば、初期アドレ
ス変換レジスタ回路2で算出された初期読出アドレスが
(011 100)であれば、副走査方向カウンタのモ
ジュロ値は(011)であり、主走査方向カウンタのモ
ジュロ値は(100)となる。
【0090】主走査方向カウンタとして用いられるアッ
プカウンタ11は、1つの画素の画像データを転送する
毎に、主走査方向カウンタが+1ずつカウントアップさ
れる。主走査方向カウンタのカウントアップ信号は、書
込アドレス発生回路5(図1参照)の書込アドレス生成
に同期している。そして、アップカウンタ11の主走査
方向カウンタがカウントアップされ、オーバーフロー検
出部12に格納されているカウンタ上限値と等しくなっ
た時点で主走査方向カウンタがオーバーフローしたと判
断される。
【0091】尚、カウンタのオーバーフローの検出方法
については、上述のように、オーバーフロー検出部12
にて、該オーバーフロー検出部12に記憶されたカウン
タ上限値と比較することで検出してもよいが、被描画ウ
インドウのウインドウサイズが、2n の場合には、カウ
ンタの桁上げによって検出してもよい。
【0092】オーバーフロー検出部12によって、主走
査方向カウンタのオーバーフローが検出されると、モジ
ュロ値書き込み制御部14が、モジュロ値格納レジスタ
13に格納されている主走査方向のモジュロ値を主走査
方向カウンタに書き込む。それと同時に、副走査方向カ
ウンタが+1だけカウントアップされる。すなわち、主
走査方向カウンタのオーバーフロー検出信号が、副走査
方向カウンタのカウントアップ信号となる。こうして、
副走査方向カウンタのカウント数がオーバーフロー検出
部12に格納されているカウンタ上限値と等しくなった
時点で副走査方向カウンタがオーバーフローしたと判断
される。副走査方向カウンタのオーバーフローが検出さ
れると、次に主走査方向カウンタのオーバーフローが検
出された時点で転送処理は終了となる。
【0093】以上のように、本実施の形態にかかるクリ
ッピング装置は、被描画ウインドウが、画面左端あるい
は上端よりはみ出す場合には、ウインドウの左端あるい
は上端のアドレスと、画面の左端あるいは上端のアドレ
スとから画面左端あるいは上端にくる画素の画像データ
の読出アドレスをあらかじめ計算する。そして、上記画
面左端あるいは上端にくる画素の画像データが転送開始
点となるよう、読出開始点および書込開始点を指定する
ことで画面左端あるいは上端のクリッピングを行う構成
である。
【0094】これにより、本実施の形態に係るクリッピ
ング装置では、画面左端および上端よりはみ出すウイン
ドウのクリッピングを、内部回路の構成を大幅に変更す
ることなく行うことができる。
【0095】
【発明の効果】請求項1の発明のクリッピング方法は、
以上のように、フレームメモリに書き込もうとするウイ
ンドウの画像データが、表示部の表示可能領域の左端あ
るいは上端からはみ出す場合に、表示可能領域の左端あ
るいは上端からはみ出す画素数を算出することによっ
て、表示可能領域およびウインドウの重なり領域の左上
隅の画素に対応する読出開始アドレスをウインドウジェ
ネレータに対して指定する構成である。
【0096】それゆえ、表示部に表示しようとするウイ
ンドウが表示可能領域の左端あるいは上端よりはみ出す
場合に、該ウインドウの表示可能領域の左端あるいは上
端からはみ出す画素数を算出し、この画素数を用いて、
表示可能領域からはみ出す画素の不要なアドレスを飛ば
すことで重なり領域の左上隅の画素に対応する読出開始
アドレスを指定することができる。
【0097】これにより、重なり領域内の画素の読出ア
ドレスを、重なり領域の左上隅の左上隅から従来の主走
査方向および副走査方向に沿って、順次指定することが
できる。この結果、ウインドウジェネレータの読出方向
を反転させるなどの制御が不要となり、また、ウインド
ウの左上隅からのアドレスを順次生成し、重なり領域の
左上隅のアドレスに一致するまで比較を行って読出開始
アドレスを決定するという処理も不要となるので、簡単
なクリッピング方法を提供することができるという効果
を奏する。
【0098】請求項2の発明のクリッピング装置は、以
上のように、フレームメモリのある表示区画に書き込も
うとするウインドウの画像データが、該表示区画の左端
あるいは上端からはみ出すことを検出する検出手段と、
上記検出手段により、上記画像データが該表示区画の左
端あるいは上端からはみ出すことが検出された場合に、
はみ出す画素の数であるはみ出し数を求めることによっ
て、該表示区画およびウインドウの重なり領域の左上隅
の画素となる読出開始点のアドレスをウインドウジェネ
レータに対して指定する読出開始点指定手段と、ウイン
ドウジェネレータに格納されている画像データを上記読
出開始点から順次読み出す際に、はみ出し数とウインド
ウのサイズとによって、該重なり領域に限定された読出
アドレスを生成する読出アドレス生成手段とを備えてい
る構成である。
【0099】それゆえ、フレームメモリに書き込もうと
する画像データが、表示区画の左側あるいは上側に表示
枠からはみ出す場合、ウインドウジェネレータでの画像
データの読出しが重なり領域の左上隅の画素となるよ
う、読出開始点が指定される。
【0100】これにより、ウインドウジェネレータの読
出方向を反転させる等の制御を行うための構成や、読出
開始アドレスを決定するためにアドレスの比較判定を行
うための構成が不要となるので、少ない回路変更や回路
追加で、表示区画の左側あるいは上側からはみ出すウイ
ンドウのクリッピングを速やかに行えるクリッピング装
置を提供することができるという効果を奏する。また、
読出アドレスは、はみ出し数とウインドウのサイズとに
よって限定され、重なり領域の表示区画に対する位置や
ウインドウの大きさが変化しても、読出開始アドレスを
演算によって指定することができるので、読出開始アド
レスの指定に時間的な長短が生じず、常に速やかなクリ
ッピングを行うことができるという効果を併せて奏す
る。
【0101】請求項3の発明のクリッピング装置は、以
上のように、請求項2の構成に加えて、上記読出開始点
指定手段は、フレームメモリ上の座標系での、ウインド
ウ全体における左上隅の画素のアドレスと、上記重なり
領域の左上隅の画素のアドレスとから、上記読出開始点
のアドレスを算出する構成である。
【0102】それゆえ、請求項2の構成による効果に加
えて、ウインドウ全体における左上隅の画素のアドレス
と、重なり領域の左上隅の画素のアドレスの例えば差を
求めることにより、読出アドレスの開始点を算出して読
出開始点を指定する。これにより、2点のアドレスに基
づく演算を行うだけで読出開始点を指定できるから、表
示区画と表示するウインドウとの配置に関係なく高速に
クリッピングを行うことができるという効果を奏する。
【0103】請求項4の発明のクリッピング装置は、以
上のように、請求項2の構成に加えて、上記はみ出し数
を保持する保持手段を備え、上記読出アドレス生成手段
は、ウインドウのサイズによって段数を変化させる可変
長カウンタを備え、該可変長カウンタには、上記保持手
段によって保持されたはみ出し数がモジュロ値として設
定され、ウインドウサイズを示す値が上限値として設定
される構成である。
【0104】それゆえ、請求項2の構成による効果に加
えて、ウインドウの右端または下端まで読出アドレスを
カウントアップして生成すると、可変長カウンタはオー
バーフローし、このとき、モジュロ値として、保持手段
からはみ出し数がロードされるので、可変長カウンタ
は、はみ出し数からカウントアップを開始する。
【0105】これにより、フレームメモリに転送される
ウインドウがどのようなサイズであっても、表示区画か
らはみ出した画素のアドレスは飛ばされ、表示区画内の
重なり領域に限定された読出アドレスの生成が可能とな
るという効果を奏する。
【0106】請求項5の発明のクリッピング装置は、以
上のように、請求項4の構成に加えて、上記読出アドレ
ス生成手段は、画素の画像データが2次元的に格納され
たウインドウジェネレータに対して、第1方向に沿って
画素の画像データの格納位置を順次指定する読出アドレ
スを生成する第1方向可変長カウンタと、第1方向と異
なる第2方向に沿って画素の画像データの格納位置を順
次指定する読出アドレスを生成する第2方向可変長カウ
ンタとを備え、第1方向可変長カウンタのオーバーフロ
ーによって第2方向可変長カウンタがカウントアップさ
れる構成である。
【0107】それゆえ、請求項4の構成による効果に加
えて、第2方向可変長カウンタがオーバーフローしたと
ころで、読出アドレスの生成を停止するようにすれば、
ウインドウジェネレータに画像データが2次元的に配置
されている場合に、重なり領域に対応する画像データの
みを順次読み出すための読出アドレスの生成が可能とな
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、クリッ
ピング装置の構造を示すブロック図である。
【図2】上記クリッピング方法において、フレームメモ
リ上の論理座標系領域での画面領域およびウインドウを
示す説明図である。
【図3】上記クリッピング方法において、被描画ウイン
ドウが画面左端よりはみ出した場合を示す説明図であ
る。
【図4】上記クリッピング方法において、被描画ウイン
ドウが画面上端よりはみ出した場合を示す説明図であ
る。
【図5】上記クリッピング方法の手順の前半を示すフロ
ーチャートである。
【図6】上記クリッピング方法の手順の後半を示すフロ
ーチャートである。
【図7】図1に示されるクリッピング装置のウインドウ
ジェネレータに格納される画像データのアドレス構成を
示す説明図である。
【図8】上記ウインドウジェネレータに格納される画像
データを読み出すための読出アドレスの生成法を示す説
明図である。
【図9】上記読出アドレスを更新するカウンタの構成を
示すブロック図である。
【図10】従来のクリッピング方法の概要を示す説明図
である。
【図11】従来のクリッピング装置の構造を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 制御回路 2 初期アドレス変換レジスタ回路(検出手段・読出
開始点指定手段) 3 ウインドウ読出アドレス回路(読出アドレス生成
手段) 4 ウインドウジェネレータ 5 書込アドレス発生回路 6 画面はみ出し検出回路 7 ビットマップメモリ(フレームメモリ) 11 アップカウンタ 13 モジュロ値格納レジスタ(保持手段) 21 論理座標系領域 22 画面領域 23 ウインドウ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/38 G06F 15/72 380

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示部に表示しようとする矩形図形である
    ウインドウの画像データをウインドウジェネレータから
    読み出してフレームメモリに描画する際に、上記フレー
    ムメモリ上で表示画面のメモリ領域に相当する表示可能
    領域外にはみ出す部分を削除するクリッピング方法にお
    いて、 フレームメモリに書き込もうとするウインドウの画像デ
    ータが、上記表示部の表示可能領域の左端あるいは上端
    からはみ出す場合に、表示可能領域の左端あるいは上端
    からはみ出す画素数を算出することによって、表示可能
    領域およびウインドウの重なり領域の左上隅の画素に対
    応する読出開始アドレスをウインドウジェネレータに対
    して指定することを特徴とするクリッピング方法。
  2. 【請求項2】フレームメモリと、矩形図形であるウイン
    ドウの画像データを格納するウインドウジェネレータと
    を有する表示装置に用いられ、該フレームメモリの任意
    の表示区画に、ウインドウジェネレータに格納されてい
    るウインドウの画像データを書き込む際のクリッピング
    を行うクリッピング装置において、 フレームメモリのある表示区画に書き込もうとするウイ
    ンドウの画像データが、該表示区画の左端あるいは上端
    からはみ出すことを検出する検出手段と、 上記検出手段により、上記画像データが該表示区画の左
    端あるいは上端からはみ出すことが検出された場合に、
    はみ出す画素の数であるはみ出し数を求めることによっ
    て、該表示区画およびウインドウの重なり領域の左上隅
    の画素となる読出開始点のアドレスをウインドウジェネ
    レータに対して指定する読出開始点指定手段と、 ウインドウジェネレータに格納されている画像データを
    上記読出開始点から順次読み出す際に、はみ出し数とウ
    インドウのサイズとによって、該重なり領域に限定され
    た読出アドレスを生成する読出アドレス生成手段とを備
    えていることを特徴とするクリッピング装置。
  3. 【請求項3】上記読出開始点指定手段は、フレームメモ
    リ上の座標系での、ウインドウ全体における左上隅の画
    素のアドレスと、上記重なり領域の左上隅の画素のアド
    レスとから、上記読出開始点のアドレスを算出すること
    を特徴とする請求項2記載のクリッピング装置。
  4. 【請求項4】上記はみ出し数を保持する保持手段を備
    え、 上記読出アドレス生成手段は、ウインドウのサイズによ
    って段数を変化させる可変長カウンタを備え、該可変長
    カウンタには、上記保持手段によって保持されたはみ出
    し数がモジュロ値として設定され、ウインドウサイズを
    示す値が上限値として設定されることを特徴とする請求
    項2記載のクリッピング装置。
  5. 【請求項5】上記読出アドレス生成手段は、画素の画像
    データが2次元的に格納されたウインドウジェネレータ
    に対して、第1方向に沿って画素の画像データの格納位
    置を順次指定する読出アドレスを生成する第1方向可変
    長カウンタと、第1方向と異なる第2方向に沿って画素
    の画像データの格納位置を順次指定する読出アドレスを
    生成する第2方向可変長カウンタとを備え、第1方向可
    変長カウンタのオーバーフローによって第2方向可変長
    カウンタがカウントアップされることを特徴とする請求
    項4記載のクリッピング装置。
JP8280844A 1996-10-23 1996-10-23 クリッピング方法およびクリッピング装置 Pending JPH10124025A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7417630B2 (en) 2001-08-24 2008-08-26 Sharp Kabushiki Kaisha Display controller, display control method, and image display device
US7515159B2 (en) 2005-09-29 2009-04-07 Fujitsu Microelectronics Limited Reconfigurable address generation circuit for image processing, and reconfigurable LSI comprising the same

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