JPH10119223A - 積層体 - Google Patents
積層体Info
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- JPH10119223A JPH10119223A JP29455396A JP29455396A JPH10119223A JP H10119223 A JPH10119223 A JP H10119223A JP 29455396 A JP29455396 A JP 29455396A JP 29455396 A JP29455396 A JP 29455396A JP H10119223 A JPH10119223 A JP H10119223A
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- Japan
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- carton
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Abstract
実現し、かつ、印刷効果を引き立てて高級な意匠感が得
られるようにする。 【解決手段】 秤量10g/m2以下の薄手化繊紙1の
裏面にドライラミネートによってOPPフィルム2を貼
って半透明のラミネート素材とし、それと、表面にオフ
セット印刷により絵柄印刷層3を設けたコートボール紙
4とをウエットラミネートにより貼り合わせた積層体
を、贈答箱,土産物の箱などのカートン素材とする。ま
た、段ボール製うちわに適用し、薄手化繊紙の繊維模様
が窓部を通して透かし見え、清涼感が増すようにするこ
ともできる。
Description
触りを表現する紙製品用の積層体に関する。
ることによって高級感を出すようにしたものが従来から
知れられている。
る。また、和紙を手貼りで箱の表面に貼る作業は非常に
手間のかかり、生産性が悪い。また、箱に和紙を貼った
場合は、貼られる和紙によって色相が決まってしまい、
意匠面の自由度が狭い。また、和紙は、印刷性が悪く、
それ自体に印刷しても見栄えの良いものを得ることは難
しいし、切れやすいため、印刷自体が難しい。
して化繊紙があり、特に、10g/m2以下の薄手化繊
紙は、半透明であるため、例えば紙箱の場合に、オフセ
ット印刷により絵柄を施した板紙に貼ることによって、
オフセット印刷の効果も発揮でき、むしろ半透明である
ことによりオフセット印刷による絵柄がより引き立てら
れるという効果もあって、和紙調の風合いで、かつ高級
な意匠感を生み出せることが考えられる。
様に板紙と枚葉で貼り合わせるには、薄手化繊紙と板紙
が両方とも多孔質材料であるため、接着剤を塗布した後
すぐに貼り合わせ乾燥により固化接着させるウエットラ
ミネート方法が一般的に用いられるが、その場合には、
接着剤が化繊紙に浸透して表面にしみ出すことにより、
その接着剤や薄手化繊紙が押さえローラ等の表面に引っ
付いてしまい、そのため、巻き取りロールを利用した連
続の貼り合わせ作業が困難になる。また、厚手の化繊紙
を用いれば接着剤のしみ出しをある程度抑えることもで
きるが、厚手の化繊紙は透明性に欠けるため、板紙に印
刷した絵柄が隠れてしまい意匠感を損なう恐れがあっ
た。
栄えや手触りを実現し、かつ、連続生産が可能で、か
つ、印刷効果を引き立てて高級な意匠感が得られるよう
にすることが課題である。
する薄手の化繊紙、特に10g/m2以下の化繊紙の裏
面に透明なプラスチックフィルムを貼り、その半透明の
ラミネート素材を板紙の表面にオーバーラミネートする
ことにより解決できるものである。
的にウエットラミネート方法が用いられ、その場合には
接着剤が化繊紙に浸透し表面にしみ出すため、連続の貼
り合わせは困難であるが、化繊紙の裏面に透明なプラス
チックフィルムを貼ることにより、そのプラスチックフ
ィルム面を板紙と貼り合わせるようにできるので、上記
半透明のラミネート素材を板紙に接着剤にてウエットラ
ミネート方法にて貼り合わせる場合においても、接着剤
がプラスチックフィルムを浸透せず、ラミネート素材表
面に浸透することがなくて、貼り合わせ作業は問題なく
行える。また、接着方法としてはドライラミネート方法
も利用可能であり、その場合においても、当然、貼り合
わせ作業は問題なく行える。なお、化繊紙とプラスチッ
クフィルムの貼り合わせには、ドライラミネート方法や
ポリオレフィン樹脂等による押出しラミネート方法を用
いることができるので、その場合も化繊紙表面に接着剤
が浸透することはなく、貼り合わせ作業は問題のないも
のである。そして、このような構成とすることにより、
表面が化繊紙であるので、和紙調の見栄えや手触りが得
られる。さらに、化繊紙自体が薄くて半透明であり、透
明プラスチックフィルムを貼ったラミネート素材も半透
明であるので、プラスチックフィルムの表面側あるいは
裏面側に絵柄印刷層を設けることによって印刷の効果も
発揮でき、むしろ半透明であることで印刷が一層引き立
てられて、高級な意匠感が生み出される。
用した場合の実施の形態の一例を示している。
の裏面にドライラミネートによって厚さ20μのポリプ
ロピレン(OPP)フィルム2を貼って半透明のラミネ
ート素材を形成し、このラミネート素材と、表面にオフ
セット印刷により絵柄印刷層3を設けた秤量310g/
m2のコートボール紙4とを、ウエットラミネートによ
り貼り合わせた積層体をカートン素材とし、打抜き、箔
押し,糊貼り,組立て等の工程を経て、例えば図2に示
すようなカートン5とするものである。図1において、
21は接着剤層である。
土産物の箱などに最適で、カートン表面に繊維模様6も
現れて、和紙調の見栄えや手触りが得られ、また、印刷
の効果も十分発揮でき、かつ、印刷が引き立てられて、
高級な意匠感が得られる。また、上の例において、絵柄
印刷層3は印刷によりポリプロピレンフィルム2に設け
てもよく、その場合も同様の効果が得られる。
わに適用した場合の実施の形態の一例を示している。
の裏面にドライラミネートによって厚さ20μのポリプ
ロピレン(OPP)フィルム2を貼って半透明のラミネ
ート素材を形成し、このラミネート素材と、裏面に絵柄
印刷層7を設けた秤量310g/m2のコートボール紙
4と中芯8と表面側の白コートライナー9の複層構造か
らなる段ボールに打抜きにより所定の窓部10を形成し
たものとを、ウエットラミネートにより貼り合わせ、打
抜き、取手部分11の折返しおよび貼合等の工程を経
て、図3に示すような段ボール製うちわ12とするもの
である。図4において、22は接着剤層である。
部10を通して透かし見え、清涼感が増す。また、この
場合、白コートライナー9の表面に印刷層を設けること
もできる。また、ポリプロピレンフィルム2に印刷を施
して、窓部10の部分を含む一連の絵柄を表現すること
も可能である。また、この例では、取手部分11が化繊
紙1で覆われるため、手触りが良好で、多湿条件下でも
べたつき等による不快感がなく、さらに、ポリプロピレ
ンフィルム2を貼合しているので、耐水性および強度が
増し、段ボール製うちわ12自体が軟化したり、折れた
りする等の不具合の発生を極力抑えることができる。な
お、窓部10の裏面側からの意匠性を考慮して、薄手化
繊紙1とポリプロピレンフィルム2を上の例とは反対に
して段ボールに貼り合わせたり、ポリプロピレンフィル
ム2の両面に薄手化繊紙1を貼合したラミネート素材と
したり、さらに、段ボール製うちわ12の両面に、その
両面の表面が薄手化繊紙1となるようにように半透明の
ラミネート素材を貼り合わせる等の構成とすることも可
能である。
層体は、陶磁器やガラス製品の箱など他の用途にも適用
できるものであり、更に、例えば、ホットスタンプ,タ
ックシール貼り等を組み合わせることで多彩な用途に適
用できるものである。
することにより、透かし効果がより良好となるものであ
る。
の見栄えや手触りを実現するとともに、印刷効果を引き
立て高級な意匠感が得られるようにできる。
る。
る。
部分断面図である。
体図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 透明性を有する化繊紙の裏面にプラスチ
ックフィルムを積層した半透明のラミネート素材を用
い、該ラミネート素材を板紙の表面にオーバーラミネー
トしてなる積層体。 - 【請求項2】 前記プラスチックフィルムの表面側ある
いは裏面側に絵柄印刷層が設けられた請求項1記載の積
層体。 - 【請求項3】 前記透明性を有する化繊紙が10g/m
2以下である請求項1または2記載の積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29455396A JP3717609B2 (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29455396A JP3717609B2 (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 積層体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10119223A true JPH10119223A (ja) | 1998-05-12 |
JP3717609B2 JP3717609B2 (ja) | 2005-11-16 |
Family
ID=17809289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29455396A Expired - Fee Related JP3717609B2 (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3717609B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003105282A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Kyowa Ltd | シート状またはロール巻き状の紙粘着材 |
CN112078187A (zh) * | 2020-08-12 | 2020-12-15 | 杭州秉信环保包装有限公司 | 一种预印覆opp膜应用于瓦楞纸板中的方法 |
-
1996
- 1996-10-15 JP JP29455396A patent/JP3717609B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003105282A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Kyowa Ltd | シート状またはロール巻き状の紙粘着材 |
CN112078187A (zh) * | 2020-08-12 | 2020-12-15 | 杭州秉信环保包装有限公司 | 一种预印覆opp膜应用于瓦楞纸板中的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3717609B2 (ja) | 2005-11-16 |
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