JPH0261199A - 透し文字・模様を呈する印刷紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は透し文字・模様を呈する印刷紙に関するもので
、更に詳しくは、和風的な透し、量し文字、模様を呈す
る包装紙１袋等の印刷紙に関するものである。

［従来技術とその問題点］ 従来、紙の表面に、この紙の色と異なる色の発泡済み合
成樹脂層を重ね合わせ、これを加熱軟化させたのち、エ
ンボスロールで型圧して、紙の色が透視できる程度の薄
さとして透し印刷模様を有する壁紙については実公昭４
６−３３６８１号公報に開示されている。又原紙等の基
材に積層した合成樹脂層表面に所望の印刷模様を施した
のち、これを加熱軟化させ、ついで印刷模様に同調した
凹凸模様面を有するエンボスロールを型押ししたものも
あるが、いずれも壁紙の如きもので、エンボスロールで
型圧した凹凸状態を形成した透し印刷模様にある。従っ
て本発明に係る袋、包装紙の如き文字印刷の透し文字に
おいては、壁紙のような凹凸形状１合成樹脂による積層
紙は厚く適用することができない。すなわち従来は袋、
包装紙への透し、ないし、ｉ！ｋＬ文字、模様を付すた
めに半透明な紙、不織布を採用するものはなかった。

［発明の目的コ 従って、本発明の目的は、例えば袋、包装紙への通常の
文字、模様でな（、透し、ないし最し文字、模様を付す
ることにより、通常の文字、模様に比較して、その袋な
いし包装紙の趣１品位１等を高めることが出来、商品価
値をより向上させるための模様紙等を提供せんとするも
のである。

［発明の概要］ 本発明者らは、上記した観点から、袋、包装紙への透し
、量し文字、模様を容易に得る手段を開発すべく鋭意研
究を重ねた。その結果本発明者らは、所望の印刷文字、
模様を施した原紙面ににじみを起さない耐水性の接着剤
を介して半透明な透し用表紙を貼り合せれば目的の量し
文字、模様を達成することを知見した。すなわち本発明
は、所望の印刷文字、模様を施した原紙面に耐水性接着
剤、例えばポリエチレンよりなる接着剤を介して、半透
明な透し用表紙を熱融着にて貼り合せることにより、透
し、ないし量し印刷文字、模様を呈する紙袋、包装紙等
を製造し得ることを特徴とするものである。

［発明の構成コ 本発明の構成について図面に従って以下詳細に説明する
。

第１図は本発明によって製造された印刷紙の概略拡大断
面図である。図面に示すように、原紙面１の表面に所望
の文字や模様２を施した、例えば包装紙の上面に印刷等
が滲むことのない耐水性を有する接着剤３、例えばポリ
エチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン
、フェノール、メラミンなど、いずれも熱硬化型の接着
剤であり、これらを原紙面に塗布した後、半透明紙４を
貼り合せる。この半透明紙は和紙、不織布などを使用し
、接着剤にて貼り合せることにより、原紙面上の印刷文
字、模様は半透明紙により、すかして見える結果、量し
文字、模様となり、上面から見たときに、極めて趣きの
出た、通常の文字。

模様と事なった良さが浮彫され、品位のある文字、模様
を表現されるものである。従って、これらの印刷紙をデ
パートの包装紙２袋紙や和菓子の包装１箱への付着紙に
使用することによって、商品価値を高めることが出来る
。更に本発明の製造方法について第２図に示すように、
原紙１がベーパーロール７．７′によって移送され１．
その表面上に、溶融状態の接着剤６が貯留槽５に充満さ
れ、ノズル９から帯状に流出されて均一に塗布される。

この場合に原紙面上に塗布される量、厚さについては、
ノズル９の幅を調節することによって、塗布量の調節が
可能である。又、粘性等については貯留槽５にヒーター
装置を設けることによって温度調節によって接着剤の粘
性、ノズルから落下時の具合、延び状態を制御すること
ができる。このようにノズル９から落下して原紙１に均
一に塗布された後に、半透明紙４が送りローラ（図示せ
ず）によって接着剤が塗布された上に送られ、クーリン
グロール８及びバックアップロール８′によって、原紙
と半透明紙が圧接され、接着剤に接合される。このよう
に接着剤によって貼り合されることで強化紙が製造され
る。

［発明の実施例］ 次に本発明を実施例によって説明する。

木材バルブ６５％、レーヨン３５％の割合で添加し、抄
造することにより、１７ｇ／ｍ”の和紙を製造し、この
和紙の上に文字、例えば「趣」なる文字を印刷した後、
１０〜２０μの半透明な不織布をポリエチランの押出ラ
ミネート接着剤を使用して貼り合せた。その結果、原紙
の文字「趣」が半透明な不織布によって量された文字と
なり、単なる「趣」の文字が模様化された文字となり、
上品な模様となり、一般需要者の注目を与えると共に、
審美惑を与える模様となされた。

［発明の効果］ 以上述べたように、本発明によれば、通常の文字、模様
印刷紙に比較して、半透明紙を貼り合せることにより、
原紙の文字、模様が量され、しかも透し状態の文字、模
様となり、更に積層紙となることにより立体文字、模様
ともなり、文字の場合は模様化され、和風的な審美感を
起させ、例えば和菓子の包装紙１着物の製紙等に使用し
た場合には和菓子の商品価値を高め、かつ製紙の耐水性
１強度的材質面の向上をも図ることが出来る等幾多の優
れた効果がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る印刷紙の概略拡大断面図、 第２図は本発明の製造方法を示す図である。 図中、１・・・原紙、２・・・文字、模様印刷、３・・
・接着剤、４・・・半透明紙、 ５・・・接着剤貯留槽、６・・・半溶融状態の接着剤、
７７′・・・ペーパーロール、 ８・・・クーリングロール、 ８′・・・バックアップロール、９・・・ノズルである
。 特許出願人　　中越パッケージ株式会社−三■；ツー。 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　所望の印刷文字・模様を施した原紙面に、耐水性接着
   剤を介して半透明な透し用表紙を熱融着にて貼り合せて
   なることを特徴とする透し文字・模様を呈する印刷紙。