JPH0529864Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0529864Y2
JPH0529864Y2 JP1985068927U JP6892785U JPH0529864Y2 JP H0529864 Y2 JPH0529864 Y2 JP H0529864Y2 JP 1985068927 U JP1985068927 U JP 1985068927U JP 6892785 U JP6892785 U JP 6892785U JP H0529864 Y2 JPH0529864 Y2 JP H0529864Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
plastic film
box
foam sheet
cardboard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985068927U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61183635U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985068927U priority Critical patent/JPH0529864Y2/ja
Publication of JPS61183635U publication Critical patent/JPS61183635U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0529864Y2 publication Critical patent/JPH0529864Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は表面が脂ぎつた魚体の包装に適する紙
段ボール製の耐水・耐脂性美粧漁函に関する。
漁函は本来耐水性が要求されるため、従来は木
箱や発泡体ケース或いはプラスチツク製函を使用
していた。しかし、木箱は高価で重く、発泡体ケ
ースは印刷しにくいため美粧性がなく、且つ共に
折畳みできないため嵩ばる欠点があつた。
一方、プラスチツク製の通い函は、弾力性があ
り過ぎて折畳みに抵抗が大きく、折畳んでも反発
するため、使用後に返送するに際して何かと不都
合があつた。また耐久性はあるが、製作につき型
を起こす必要があるため、近年の消費性向の多様
化に伴なう少量多品種生産ではコスト高となる欠
点もあつた。
そこで本考案者等は、函の内外壁面をプラスチ
ツクフイルム層で被覆した耐水性の紙段ボール製
漁函を開発し提供してきた。ところが、魚介類や
水産加工物の中には、魚体の表面が非常に脂ぎつ
いてるものがあり、これを上記段ボール製漁函内
に収納しておくと、脂がプラスチツクフイルム表
面で潤滑油として働き、魚体が函内で滑り動き或
いは一方に片寄り、函の持ち運びや保管作業に支
障を来たしたり、魚体を傷付けるという問題が生
じてきた。
本考案はこれを改良しようとするもので、表面
が脂ぎつた魚体類等の包装容器として最適な紙段
ボール製の耐水・耐脂性美粧漁函を提供すること
を目的としている。
即ち本考案は、段ボールの一方の面を紙にラミ
ネートされたプラスチツクフイルム層で被覆し、
このプラスチツクフイルム層がプラスチツクフイ
ルムの一面に予めグラビア印刷又はフレキソ印刷
を施しその印刷面を内側にして紙にラミネートさ
れて形成され;また上記段ボールの他方の面は、
紙と軟質プラスチツクフオームシート層との間に
熱融着性プラスチツクフイルムを接着媒体として
介在させることにより、紙にラミネートされた軟
質プラスチツクフオームシート層で被覆し;この
段ボールの上記フイルム層が函の外面を形成し、
上記フオームシート層が函の内面を形成するよう
に組立てられたことをその要旨としている。
以下実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案実施例漁函の一部を剥離して示
した斜視図で、漁函Aは、内側壁面(底内面を含
む)が軟質プラスチツクフオームシート1で被覆
され、外側壁面(底外面も含む)をプラスチツク
フイルム2で被覆した紙主体の両面段ボールB製
の通い用漁函である。
その両面段ボールBは、第2図に示すように、
コルゲート加工された中芯3とこの中芯3を挾む
ようにその段頂に接着された一方のライナ4(内
側ライナとする)と他方のライナ5(外側ライナ
とする)とから成り、いずれのライナ4,5も中
芯3側は紙層(例えばクラフト紙)6,7である
ので、その接着は現業のコンスターチ糊でよい。
内側ライナ4は、中芯3側の紙6と、耐水不透
水性の接着層8を介して軟質プラスチツクフオー
ムシート1とから成る。フオームシート1として
は、ポリエチレン系、ポリスチレン系、ポリプロ
ピレン等の軟質フオームシートを使用することが
でき、シートの厚みは1〜5mm程度のものが函成
形上好ましい。
接着層8としては、熱融着性のプラスチツクフ
イルムであれば熱圧着法又はエキストルージヨン
法により、通常のプラスチツクフイルムであつて
もエキストルージヨン法又はその他のラミネート
法により、プラスチツクフイルム層を紙6とフオ
ームシート1との間にサンドイツチ状に介在させ
る方法が、不透水層を兼ねた接着層8を一挙に得
ることができるので好ましい。その他、ホツトメ
ルト系接着剤等の耐水性接着剤の塗布によつても
よい。
内側ライナの紙層6は、この不透水性接着層8
に介在により、函内部の水分や脂分から完全に保
護されることになる。
一方、外側ライナ5のプラスチツクフイルム2
としては、熱溶融性プラスチツクフイルムでもよ
いが、函の外側面一般に装飾や広告のために印刷
10されることが多いので、光沢のある延伸フイ
ルムをラミネートしたものが好ましい。
この場合の印刷は外側ライナ5の紙7に予め施
し、その印刷面10をコーテイングするように上
記プラスチツクフイルム2をラミネートしてもよ
いが、帯状に巻き取られたプラスチツクフイルム
の一面に予めグラビア印刷か又はフレキソ印刷等
を施しておき、その印刷面10を内側にしてフイ
ルム2を紙7表面に積層させたものは、印刷面1
0をフイルム2を透して見るので、通常の印刷よ
りも一段と美粧性が向上し、且つ印刷面10はフ
イルム2により保護されているので、印刷10の
剥れ等の問題は全くなく、完全防水となつてい
る。なお、この場合のラミネート法としては、ド
ライラミネート法、ウエツトラミネート法、ホツ
トメルトラミネート法等を採ることができる。
上記した両面段ボールBは、本考案者等が既に
開発した方法により、現業コルゲートマシンにわ
ずかな改良を加えるだけで、工業的に生産するこ
とができる。
即ち第3図に示すように、シングルフエーサ部
Sにおいてプラスチツクフイルムラミネート紙ラ
イナ11の片面段ボールFを製造し、次いでダブ
ルフエーサ部Dにおいて特殊ベルト12を介して
上記片面段ボールFの他面に軟質プラスチツクフ
オームシートラミネート紙ライナ13を貼着する
ことにより、本考案に係る両面段ボールBを製造
することができる。
その際、シングルフエーサ部S側のプラスチツ
クフイルム2の裏面には予め所定の印刷を施して
おく。
また、ダブルフエーサ部Dにおける接着工程の
直前で、上記片面段ボールFの糊付けされた中芯
の段頂15側に、100〜170℃、0.02〜0.30Kg/cm2
の高温低圧の蒸気を吹き付けるように構成する
(図中符号16)。
更に、ダブルフエーサ部Dにおける特殊ベルト
12は、熱盤17の周囲を循環する自由ベルトで
あつて、上記フオームシート1と熱盤17との間
に介在し、フオームシート1の搬送には不可欠の
ものである。自由ベルト12の材質としては、硬
度的に軟かく、熱伝導性が適当にあつて、しかも
表面が付着しにくいものが望ましい。
このようにして製造された両面段ボールBより
本考案漁函が製函される。
以上のようにして得られた本考案漁函によれ
ば、内面が軟質プラスチツクフオームシート層で
被覆されているので、表面が脂ぎつた魚体であつ
ても、函内で滑りおどつたり一方に片寄つたりす
ることはなく、安定な包装状態を保持することが
できる。
また上記フオームシート層と紙との間には不透
水性の熱融着性プラスチツクフイルム層が接着媒
体として介在しているので、函の内部からの防水
性及び耐水性が確保されている。
更に函の外面がプラスチツクフイルム層で被覆
されているので、外部からの水や衝撃に対して充
分に保護され、且つ表面側の印刷面も透明フイル
ム層でコーテイングした状態で保護されているの
で、高光沢で鮮明に見え、美粧性と耐久性に優れ
た印刷面を提供することができる等、その実用的
価値は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例漁函の一部を剥離して示
した斜視図、第2図は本考案に係る両面段ボール
の構造を示す断面図、第3図はそれを製造するた
めの一実施例装置の概略構造図である。 1……軟質プラスチツクフオームシート、2…
…プラスチツクフイルム、3……中芯、4……内
側ライナ、5……外側ライナ、6,7……紙層、
8……接着層、10……印刷面、11……プラス
チツクフイルムラミネート紙ライナ、13……軟
質プラスチツクフオームシートラミネート紙ライ
ナ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 段ボールの一方の面を紙にラミネートされたプ
    ラスチツクフイルム層で被覆し、このプラスチツ
    クフイルム層がプラスチツクフイルムの一面に予
    めグラビア印刷又はフレキソ印刷を施しその印刷
    面を内側にして紙にラミネートされて形成され;
    また上記段ボールの他方の面は、紙と軟質プラス
    チツクフオームシート層との間に熱融着性プラス
    チツクフイルムを接着媒体として介在させること
    により、紙にラミネートされた軟質プラスチツク
    フオームシート層で被覆し;この段ボールの上記
    フイルム層が函の外面を形成し、上記フオームシ
    ート層が函の内面を形成するように組立てられた
    紙段ボール製の耐水・耐脂性美粧漁函。
JP1985068927U 1985-05-10 1985-05-10 Expired - Lifetime JPH0529864Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985068927U JPH0529864Y2 (ja) 1985-05-10 1985-05-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985068927U JPH0529864Y2 (ja) 1985-05-10 1985-05-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61183635U JPS61183635U (ja) 1986-11-15
JPH0529864Y2 true JPH0529864Y2 (ja) 1993-07-30

Family

ID=30604123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985068927U Expired - Lifetime JPH0529864Y2 (ja) 1985-05-10 1985-05-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0529864Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030569A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Dainippon Printing Co Ltd 段ボールシート、及び段ボール箱

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58193141A (ja) * 1982-05-06 1983-11-10 石崎産業株式会社 段ボ−ルとその製造方法および製造装置
JPS59152857A (ja) * 1983-02-22 1984-08-31 石崎産業株式会社 美粧段ボ−ル

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58193141A (ja) * 1982-05-06 1983-11-10 石崎産業株式会社 段ボ−ルとその製造方法および製造装置
JPS59152857A (ja) * 1983-02-22 1984-08-31 石崎産業株式会社 美粧段ボ−ル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61183635U (ja) 1986-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4544597A (en) Corrugated paper board and its method of manufacture
US20040108709A1 (en) Construction for a book cover
CN1154563C (zh) 带凹凸表面的包装层压板、该包装层压板的压印方法及由该包装层压板制成的包装容器
AU2018278953B2 (en) Corrugated paperboard
JP2016068568A (ja) 紙製包装体の製造方法及びその方法で得られた紙製包装体
JPH0529864Y2 (ja)
JPH09328124A (ja) 紙容器
CN210652107U (zh) 一种内覆膜纸箱
JPS5863436A (ja) 耐水、美粧性段ボ−ルの製造方法
JP5691340B2 (ja) 耐水性装飾カートンの製造方法
JPH07205969A (ja) ブランクシート
JPH0536676Y2 (ja)
JP2003531752A (ja) 貼合せた壁を有する厚紙及び段ボールコンテナ
JPS6121229Y2 (ja)
EP0976665B1 (en) Base board for packaging of food products
JPS59152857A (ja) 美粧段ボ−ル
JPH079594A (ja) 防水段ボール
JP3717609B2 (ja) 積層体
JPH0222273Y2 (ja)
JPH07361B2 (ja) クツシヨンシ−ト及びその製造方法
JPS6120076Y2 (ja)
JPS633935Y2 (ja)
JPS6123392Y2 (ja)
DK169778B1 (da) Underlagsplade til brug ved emballering af fødevarer samt anlæg til fremstilling heraf
JPH077924U (ja) 木目模様シート