JPS59152857A - 美粧段ボ−ル - Google Patents

美粧段ボ−ル

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JPS59152857A
JPS59152857A JP2824383A JP2824383A JPS59152857A JP S59152857 A JPS59152857 A JP S59152857A JP 2824383 A JP2824383 A JP 2824383A JP 2824383 A JP2824383 A JP 2824383A JP S59152857 A JPS59152857 A JP S59152857A
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film
corrugated
printing
corrugated board
heat
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石崎 由夫
宏泰 長田
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ISHIZAKI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内面にグラビア印刷が施された耐水性のある美
粧段ボールに関する。
従来、通常の段ボールに美粧性を持たせるには、紙ライ
ナーにオフセット印刷を施し、片面段ボールの中芯に半
自動により貼り合わせて形成していた。即ち、オフセッ
ト印刷は本来、印刷の紙サイズが限定されているため、
一枚づつ印刷されるものである。
従って、高速で連続的に段ボールシートを製造するコル
ゲートマシンの工程に、同時にオフセット印刷を連続工
程として組み込むことは到底できるものではなく、当然
に作業能率が悪く、コスト高の原因となり、更にサイズ
が限定されているため、大形の段ボールには不適合であ
った。
また印刷面に光沢を与える為には、別にビニル樹脂など
を塗布し、いわゆるコーティング加工を施す必要がある
が、完全防水のためには、このコーティング加工ではな
お不充分であり、またコーティング加工には加圧を必要
とするので、段ボール製造工程にこのコーティング加工
を組み込むことは段の潰れの恐れがあるため不可能であ
った。
一方、本発明者等は、−面に例えばプラスチックシート
、プラスチックフィルム、プラスチックフオームシート
、プラスチッククロス、合成皮革。
布、不織布等の上張り材を表装材、防水材、緩衝材とし
て貼着した特殊な段ボールの特殊な製造方法を開発する
ことができた(特願昭57−217560号)。
本発明者等はこの製造方法を利用して、上記オフセット
印刷方式の従来美粧段ボールの欠点を一挙に改良するこ
とができた。即ち、安価で、サイズの制限を受けること
はなく、大量生産が可能なグラビア印刷を施した完全防
水の美粧段ボールを提供することができた。
即ち本発明は、帯状に巻き取られたプラスチックフィル
ムの一面にグラビア印刷を施し、帯状に巻き取られた紙
、金属箔、クロス、不織布などを基材としてその表面側
に上記プラスチックフィルムをその印刷面を内側にして
積層させ、これをライナーとしてその基材の裏面側をコ
ルゲート加工された中芯の片面又は両面に貼り合せてな
ることを特徴とする。
グラビア印刷は、インクの性質と速乾性とによって、紙
のみか非吸収性のプラスチック、金属箔などにも高速印
刷が可能で、オフセット印刷よりも美粧性に優れている
。また巻取紙や巻取フィルムにも印刷することができる
。従って、帯状に巻き取られたプラスチックフィルムの
一面に連続的に印刷することができる。
プラスチックフィルムとしては、透明で耐水性に優れて
いることが好ましい。例えば、ポリエチレンフィルム、
ポリプロピレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリエ
ステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルムなどを使用す
ることができる。また強度的にはこれらの延伸されたフ
ィルムが一層好ましい。この場合グラビア印刷は、フィ
ルムの他面から透視して正常な形態であるように施され
る。
次に、グラビア印刷を施されたプラスチックフィルムの
印刷面は、帯状に巻き取られた紙、金属箔、クロス、不
織布などの基材の表面に連続的に接着される。
この接着には、基材の種類に応じてプラスチックフィル
ムの通常のラミネート加工法を使用することができる。
例えばホットメルトラミネート法。
ドライラミネート法などである。また上記プラスチック
フィルムと基材との間に、融点の低(\熱溶着性フィル
ムを介在させて加熱圧着すること番こよりラミネートさ
せることができる。
本発明では、このようにして内面にグラビア印刷が施さ
れた〔フィルム十基材〕より成るし)わゆるラミネート
フィルムを段ボール用のライナー材料として使用するわ
けである。即ち、このライナー材料を構成する基材の裏
面側が、既にコルゲート加工を施された中芯の片面又は
両面に現業の接着剤(澱粉糊)にて接着され、本発明段
ボールが形成される。
しかし上記したようにして形成されるライナー材料は、
予め別工程で製造し、それを段ボールシートの製造工程
におけるミルロールスタンドにロール状に提供してもよ
く、或いはまた、コルゲートマシンによる段ボールシー
トの製造工程中に上記フィルムと基材とのラミネート工
程を組込み、上記ライナー材料の製造と同時に段ボール
シートの製造が行なわれるよう構成してもよい。
第1図は、コルゲートマシンのダブルフェーサ部におい
て、上記ライナー材料の製造と同時に本発明両面段ボー
ルが製造される工程を一実施例として示したものである
図において、/、、2.3はそれぞれミルロールスタン
ドで、ミルロールスタンド/には表ライナー用原紙/a
のロール/bが供給され1..2には低融点ポリエチレ
ン製の熱溶着フィルム、2aのロールλbが供給され、
3には既に裏面(内面)にグラビア印刷ダの施された延
伸ポリプロピレンフィルム3aのロール3bが供給され
ている。また、ダブルフェーサ部Tは主にウェイトロー
ル6、駆動ベルト乙9発熱部7.冷却部8及び従動ベル
トンから構成されている。
従動ペルトンは、ガラス繊維で強化した耐熱性プラスチ
ックを主材としてその表面にテフロン加工を施したもの
を使用し、駆動ベルト乙に対向して設けである。また多
数の空回りロールlOによって発熱部7のまわりに自由
に回転するように取付けられている。
なお従動ベルト7の材質としては、硬度的に軟かく、ま
た熱伝導性が適当にあって、しがち表面が付着しにくい
ものが望ましく、上記したもののほかに耐熱性プラスチ
ックの主材表面にシリコン加工を施したものを挙げるこ
とかで−きる。
また、従動ベルトラの材質や上記フィルム3aの表面加
工によっては、空回りロール1oでは従動ベルト2が円
滑に回転しない場合も生じるが、その場合は空回りロー
ルに代って駆動ロールを使用し・、上記表ライナー用材
料の動きに強制的に従順させるように構成してもよい。
一方、シングルフェーサ部Sより供給された片面段ボー
ル構造体F1は、ダブルフェーサ部Tの手前で中芯11
の段頂がプレヒータ12で加熱され、糊ロール13によ
ってその段頂に糊付けされる。そしてダブルフェーサ部
Tにおいて、駆動ベルト乙と従動ペルトンとの間に繰り
込まれる。
更に、この片面段ボール構造体F1と従動ベルト7との
間に、ミルロールスタンド/、、2.Jより表ライナー
用原紙/a、熱溶着フィルム−a。
グラビア印刷された延伸フィルム3aが、上からこの順
に積層されるよう繰り込まれる。特に延伸フィルム3a
は、グラビア印刷ダが施された面を熱溶着フィルムUa
に対向させて繰り込まれる。
従って、表ライナー用原紙/aの裏面(内面)は1片面
段ボール構造体F1中芯11の糊付けされた段頂に接合
し、延伸フィルム3aの表面は従動ベルトラの表面に押
し付せられ、グラビア印刷面ダは表ライナ−15の内部
に存在することになる。
ダブルフェーサ部Tにおいて上記のように構成された両
面段ボール構造体F2は、駆動ベルト乙によって従動ベ
ルト2に押し付けられ、そのベルト2を随伴して搬送さ
れながら発熱部7上を通過する。
従って、従動ベルト2は発熱部2がら直接に熱を受け、
その上面と擦り合うけれども、両面段ボール構造体F2
は従動ベルト7がら間接に熱を受け、発熱部2上では従
動ベルドラと行動を共にし、そのベルトラ上面に延伸フ
ィルム3aの表面が密濱した状態を保持する。
金板りにこの従動ベルト7が無ければ、先ず第1に、発
熱部7の180℃前後の温度によって延伸フィルム3a
は溶けてしまう。延伸フィルム3aはその材質から熱に
弱く、また断熱性を有し熱伝導性は余り良くないが、従
動ベルトラは発熱部7からの熱を緩和して両面段ボール
構造体F2に伝文、更に従動ベルト表面のテフロン、シ
リコン等の加工により、延伸フィルム3aの溶融を完全
に防止する。
しかも発熱部7上を通過する間に延伸フィルム3aに少
しづつ熱を与えて低融点の熱溶着フィルムa2aを溶融
し、更に中芯側の澱粉糊にそれが糊化する温度と時間を
与える。この時間が長ければ温度は低くてもよい。なお
生澱粉は苛性ソーダの添加によって糊化温度が低下する
性質がある。
第2にこのような従動ペルトチが無ければ、発熱部7の
上面に対する延伸フィルム3aの摩擦で両面段ボール構
造体F2の移動は行われ難く、少しでも移動が行われる
と、延伸フィルム3aが発熱部7の上面と擦り合って損
傷を受け、ついには発熱部7で両面段ボール構造体F2
の移動は全く行われなくなり、装置の稼動は停止する。
発熱部2の通過と共に原紙/a、熱溶着フィルムa2a
、延伸フィルム3aのラミネート化が完了し、且つ中芯
11と原紙/aとの接着も完了して両面段ボール構造体
F2が形成される。
この両面段ボール構造体F2は次の冷却部8を通り、最
後にカッター14で所定寸法に切断され、第2図に示す
ような製品としての本発明実施例段ボールFが得られる
。また、マークカット方式の採用により、デザインを自
由に選定することができる。
このようにして生産された段ボールFは、中芯11とラ
イナー用原紙/a、熱溶着フィルム、2a。
延伸フィルム3a相互の接着強度は非常に安定しており
、延伸フィルム3aには変質、変形1表面の擦傷等の損
傷は全く見られず1本来の色彩、光沢、滑らかさ、柔軟
性等を保持し、且つこの延伸フィルム3aを透して内層
のグラビア印刷ダは一層鮮明に認められる。
またコルゲートマシンの本発明段ボールFの生産能力に
ついては、普通の段ボールの生産速度を特に変える必要
はなく、しかもコルゲートマシンの主な改良は発熱部7
の回りに従動ベルトフを設けた程度で、全体から見てわ
ずかの改良となっている。
なお上記実施例では、熱溶着フィルムa2aを介してラ
イ、ナー用原紙/aと延伸フィルム3aとをラミネート
させる場合について説明したが、前記したようにラミネ
ート加工はこの例に限定されるものではなく、各種方法
によることができる。
また上記実施例では、そのラミネート加工がダブルフェ
ーサ部Tにおいて両面段ボール構造体F2の製造と同時
に行われるよう構成したが、予め別工程において紙等の
基材とプラスチックフィルムどをラミネートしておき、
それを表ライナー用材料としてダブルフェーサ部Tに繰
り出してもよい。
以上説明したように本発明は、段ボール構造体の流れ工
程の中で、内面側にグラビア印刷が施された巻取リロー
ラ状のプラスチックフィルムを段ポール構造体の表装と
して貼着するので、従来のオフセット印刷を施した美粧
段ボールの製造と異なり、サイズの限定はなく、非常に
生産能率が良好であり、且つオフセット印刷よりも美粧
性に優れた段ボールをより安価に提供することができる
また、従来のようにビニル樹脂等によるコーティング加
工を施す必要は全くなく、上記したように普通の段ボー
ルを生産するコルゲートマシンにわずかの改良を加える
ことによって、段ボールの生産と同時に耐水性に優れた
プラスチックフィルムを貼着するので、資材から製品に
至るまでの製造工程の一貫性によって、美粧性に優れた
完全防水の本発明段ボールを安価に製造することができ
る。
また、グラビア印刷面はフィルムを透して見るので、一
段と美粧性が向上し、更に印刷面はフィルムにより保護
されているので、剥れ等の問題は全くなく、完全防水と
なっている。
このように本発明段ボールは美粧性に優れているので、
化粧品、薬品その他高級品のケースに、また完全防水な
のでビール等の飲料品の化粧ケースとしても最適である
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例段ボールFを製造するための装置
及び工程の概略を示す構成図。第2図は本発明実施例段
ボールFの構造を一部分解して示す破断斜視図。 手続補正書 昭和夕δ年2 月23日 X 事件の表示 昭和58年2月22日提出の特許願 2発明の名称 美粧段ボール 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 tJ−” Imi   富山県魚津市大字大海寺野村1
181L ” ”l+ (名称)石崎産業株式会社代表
者 石崎由夫 48代理人 6 補止により増加する発明の数 な し7 補正の対
象 明   細   書 1、発明の名称 美粧段ボール 2、特許請求の範囲 1)帯状に巻き取られたプラスチックフィルムの一面に
巻き取りによる連続運転再訂な印刷を施し、帯状に巻き
取られた紙、金属箔、クロス、不織布などを基材として
その表面側に上記プラスチックフィルムをその印刷面を
内側にして積層させ、これをライナーとしてその基材の
裏面側をコルゲート加工された中芯の片面又は両面に貼
り合せてなることを特徴とする美粧段ボール。 3、発明の詳細な説明 本発明は、内面にグラビア印刷、フレキソ印刷など巻き
取りによる連続運転可能な印刷を施した耐水性のある美
粧段ボールに関する。 従来、通常の段ボールに美粧性を持たせるには、紙ライ
ナーにオフセット印刷を施し、片面段ボールの中芯に半
自動により貼り合わせて形成していた。即ち、オフセッ
ト印刷は本来、印刷の紙サイズが限定されているため、
一枚づつ印刷されるものである。 従って、高速で連続的に段ボールシートを製造するコル
ゲートマシンの工程に、同時にオフセット印刷を連続工
程として組み込むことは到底できるものではなく、当然
に作業能率が悪く、コスト高の原因となり、更にサイズ
が限定されているため、大形の段ボールには不適合であ
った。 また印刷面に光沢を与える為には、別にビニル樹脂など
を塗布し、いわゆるコーティング加工を施す必要がある
が、完全防水のためには、このコーティング加工ではな
お不充分であり、またコーティング加工には加圧を必要
とするので、段ボール製造工程にこのコーティング加工
を組み込むことは段の潰れの恐れがあるため不可能であ
った。 また、段ボールの印刷として、ライナー用に通常のグラ
ビア印刷を施したものが存在する。しかし、これは単に
ライナー表面に印刷が施しである 1という程度のもの
にすぎず、いわゆる美粧性を持たせたものではなかっ゛
た。従って、上記オフセット印刷された従来の美粧段ボ
ールと比較しても、美粧性に関しては格段に劣るもので
あった。 一方、本発明者等は、−面に例えばプラスチックシー1
〜.プラスチックフィルム、プラスチックフオームシー
ト、プラスチッククロス、合成皮革。 布、不織布等の上張り材を表装材、防水材、緩衝材とし
て貼着した特殊な段ボールの特殊な製造方法を開発する
ことができた(特願昭57−217560号)。 本発明者等はこの製造方法を利用して、上記オフセット
印刷方式などの従来美粧段ボールの欠点を一挙に改良す
ることができた。即ち、安価で、サイズの制限を受ける
ことはなく、大量生産が可能なグラビア印刷、フレキソ
印刷など巻き取りによる連続運転可能な印刷を施した完
全防水の高光沢超美粧段ボールを提供することができた
。 即ち本発明は、帯状に巻き取られたプラスチックフィル
ムの一面にグラビア印刷、フレキソ印刷など巻き取りに
よる連続運転可能な印刷を施し、帯状に巻き取られた紙
、金属箔、クロス、不織布などを基材としてその表面側
に上記プラスチックフィルムをその印刷面を内側にして
積層させ、これをライナーとしてその基材の裏面側をコ
ルゲート加工された中芯の片面又は両面に貼り合せてな
ることを特徴とする。 グラビア印刷は、インクの性質と速乾性とによって1紙
のみか非吸収性のプラスチック、金属箔などにも高速印
刷が可能で、オフセット印刷よりも美粧性に優れている
。また巻取紙や巻取フィルムにも印刷することができる
。従って、帯状に巻き取られたプラスチックフィルムの
一面に連続的に印刷することができる。 更に、近年、製版印刷技術の向上により帯状に巻き取ら
れたプラスチックフィルムの表面に、連続運転によるフ
レキソ印刷が可能となり、既に一部採用されてきている
。 プラスチックフィルムとしては、透明で耐水性に優れて
いることが好ましい。例えば、ポリエチレンフィルム、
ポリプロピレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリエ
ステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルムなどを使用す
ることができる。また強度的にはこれらの延伸されたフ
ィルムが一層好ましい。この場合グラビア印刷、フレキ
ソ印刷などは、フィルムの他面から透視して正常な形態
であるように施される。 次に、グラビア印刷、フレキソ印刷など巻き取りによる
連続運転可能な印刷を施されたプラスチックフィルムの
印刷面は、帯状に巻き取られた紙。 金属箔、クロス、不織布などの基材の表面に連続的に接
着される。 この接着には、基材の種類に応じてプラスチックフィル
ムの通常のラミネート加工法を使用することができる。 例えばホットメルトラミネート法−ドライラミネート法
などである。また上記プラスチックフィルムと基材との
間に、融点の低い熱溶着性フィルムを介在させて加熱圧
着することによりラミネートさせることができる。 本発明では、このようにして内面にグラビア印刷、フレ
キソ印刷など巻き取りによる連続運転可能な印刷が施さ
れた〔フィルム十基材〕より成るいわゆるラミネートフ
ィルムを段ボール用のライナー材料として使用するわけ
である。即ち、このライナー材料を構成する基材の裏面
側が、既にコルゲート加工を施された中芯の片面又は両
面に現業の接着剤(澱粉糊)にて接着され、本発明段ボ
ールが形成される。 しかし上記したようにして形成されるライナー材料は、
予め別工程で製造し、それを段ボールシートの製造工程
におけるミルロールスタンドにロール状に提供してもよ
く、或いはまた、コルゲートマシンによる段ボールシー
トの製造工程中に上記フィルムと基材とのラミネート工
程を組込み、上記ライナー材料の製造と同時に段ボール
シートの製造が行なわれるよう構成してもよい。 第1図は、コルゲートマシンのダブルフェーサ部におい
て、上記ライナー材料の製造と同時に本発明両面段ボー
ルが製造される工程を一実施例として示したものである
。 図において、i、、2.3はそれぞれミルロールスタン
ドで、ミルロールスタンド/には表ライナー用原紙/a
のロール/bが供給され、−には低融点ポリエチレン製
の熱溶着フィルム。2aのロールJbが供給され、3に
は既に裏面(内面)にグラビア印刷ダの施された延伸ポ
リプロピレンフィルム3aのロール3bが供給されてい
る。また、ダブルフェーサ部Tは主にウェイトロール6
、駆動ペル869発熱部7.冷却部8及び従動ベルト7
から構成されている。 従動ペルトンは、ガラス繊維で強化した耐熱性プラスチ
ックを主材としてその表面にテフロン加工を施したもの
を使用し、駆動ベルト乙に対向して設けである6また多
数の空回りロール1oによって発熱部2のまわりに自由
に回転するように取付けられている。 なお従動ペルトンの材質としては、硬度的に軟かく、ま
た熱伝導性が適当にあって、しがも表面が付着しにくい
ものが望ましく、上記したもののほかに耐熱性プラスチ
ックの主材表面にシリコン加工を施したものを挙げるこ
とができる。 また、従動ペルトンの材質や上記フィルム3aの表面加
工によっては、空回りロール10では従動ベルト?が円
滑に回転しない場合も生じるが、その場合は空回りロー
ルレ己−代って駆動ロールを使用し、上記表ライナー用
材料の動きに強制的に従順させるように構成してもよい
。 一方、シングルフェーサ部Sより供給された片面段ボー
ル構造体F1は、ダブルフェーサ部Tの手前で中芯11
の段頂がプレヒータ12で加熱され、糊ロール13によ
っすその段頂に糊付けされる。そしてダブルフェーサ部
Tにおいて、駆動ベルト乙と従動ベルト9との間に繰り
込まれる。 更に、この片面段ボール構造体F1と従動ペルトンとの
間に、ミルロールスタンド/、、2.3より表ライナー
用原紙/a、熱溶着フ〆ルム、2a。 グラビア印刷された延伸フィルム3aが、上からこの順
に積層されるよう繰り込まれる。特に延伸フィルム3a
は、グラビア印刷ダが施された面を熱溶着フィルムJa
に対向させて繰り込まれる。 従って、表ライナー用原紙/aの裏面(内面)は、片面
段ボール構造体Fl中芯11の糊付けされた段頂に接合
し、延伸フィルム3aの表面は従動ペルトンの表面に押
し付せられ、グラビア印刷面ダは表ライナ−15の内部
に存在することになる。 ダブルフェーサ部Tにおいて上記のように構成された両
面段ボール構造体F2は、駆動ベルト乙によって従動ペ
ルトンに押し付けられ、そのペルトンを随伴して搬送さ
れながら発熱部7上を通過する。 従って、従動ベルト9は発熱部7から直接に熱を受け、
その上面と擦り合うけれども、両面段ボール構造体F2
は従動ベルト7から間接に熱を受け、発熱部7上では従
動ペルトンと行動を共にし、そのベルト?上面に延伸フ
ィルム3aの表面が密着した状態を保持する。 金板りにこの従−動ベルト7が無ければ、先ず第1に、
発熱部7の180℃前後の温度によって延伸フィルム3
aは溶けてしまう。延伸フィルム3aはその材質から熱
に弱く、また断熱性を有し熱伝導性は余り良くないが、
従動ベルト2は発熱部7からの熱を緩和して両面段ボー
ル構造体F2に伝え、更に従動ベルト表面のテフロン、
シリコン等の加工により、延伸フィルム3aの溶融を完
全に防止する。 しかも発熱部ン上を通過する間に延伸フィルム3aに少
しづつ熱を与えて低融点の熱溶着フィルム、、2aを溶
融し、更に中芯側の澱粉糊にそれが糊化する温度と時間
を与える。この時間が長ければ温度は低くてもよい。な
お生澱粉は苛性ソーダの添加によって糊化温度が低下す
る性質がある。 第2にこのような従動ペルトンが無ければ、発熱部7の
上面に対する延伸フィルム3aの摩擦で両面段ボール構
造体F2の移動は行われ難く、少しでも移動が行われる
と、延伸フィルム3aが発熱部7の上面と擦り合って損
傷を受け、ついには発熱部7で両面段ボール構造体F2
の移動は全く行われなくなり、装置の稼動は停止する。 発熱部7の通過と共に原紙/a、熱溶着フィルムa2a
、延伸フィルム3aのラミネート化が完了し、且つ中芯
11と原紙/aとの接着も完了して両面段ボール構造体
F2が形成される。 この両面段ボール構造体F2は次の冷却部8を通り、最
後にカッター14で所定寸法に切断され、第2図に示す
ような製品としての本発明実施例段ボールFが得られる
。また、マークカット方式の採用により、デザインを自
由に選定することができる。 このようにして生産された段ボールFは、中芯11とラ
イナー用原紙/a、熱溶着フィルム−2a。 延伸フィルム3a相互の接着強度は非常に安定しており
、延伸フィルム3aには変質、変形2表面の擦傷等の損
傷は全く見られず、本来の色彩、光沢、滑らかさ、柔軟
性等を保持し、且つこの延伸フィルム3aを透して内層
のグラビア印刷9は一層鮮明に認められる。 またコルゲートマシンの本発明段ボールFの生産能力に
ついては、普通の段ボールの生産速度を特に変える必要
はなく、しかもコルゲートマシンの主な改良は発熱部7
の回りに従動ベルト7を設けた程度で、全体から見てわ
ずかの改良となっている。 なお上記実施例では、熱溶着フィルム、2aを介してラ
イナー用原紙/aと延伸フィルム3aとをラミネートさ
せる場合について説明したが、前記したようにラミネー
ト加工はこの例に限定されるものではなく、各種方法に
よることができる。 −また上記実施例では、そのラミネート加工がダブルフ
ェーサ部Tにおいて両面段ボール構造体F2の製造と同
時に行われるよう構成したが、予め別工程において紙等
の基材と内面側に巻き取りによる連続運転可能な印刷を
施したプラスチックフィルムとをラミネートしておき、
それを表ライナー用材料としてダブルフェーサ部Tに繰
り出してもよい。 また上記実施例では、延伸フィルム3aの裏面にグラビ
ア印刷ダが施されている場合について説明したが、その
印刷は巻き取りによる連続運転可能な印刷であればよく
、例えば印刷コストの非常に安いフレキソ印刷であって
も、上記実施例と同様に実施することができ、同様の効
果を得ることができる。 以上説明したように本発明は、段ボール構造体の流れ工
程の中で、内面側にグラビア印刷、フレキソ印刷など巻
き取りによる連続運転可能な印刷が施された巻取リロー
ラ状のプラスチックフィルムを段ボール構造体の表装と
して貼着するので、従来のオフセット印刷を施した美粧
段ポールの製造と異なり、サイズの限定はなく、非常に
生産能率が良好であり、且つオフセット印刷よりも美粧
性に優れた段ボールをより安価に提供することができる
。 また、従来のようにビニル樹脂等によるコーティング加
工を施す必要は全くなく、上記したように普通の段ボー
ルを生産するコルゲートマシンにわずかの改良を加える
ことによって、段ボールの生産と同時に耐水性に優れた
プラスチックフィルムを貼着するので、資材から製品に
至るまでの製造工程の一貫性によって、美粧性に優れた
完全防水の本発明段ボールを安価に製造することができ
る。 また、グラビア印刷又はフレキソ印刷などを施した印刷
面はフィルムを透して見るので、一段と美粧性が向上し
、更にその印刷面はフィルムにより保護されているので
、剥れ等の問題は全くなく、完全防水となっている。 このように本発明段ボールは美粧性に優れているので、
化粧品、薬品その他高級品のケースに、また完全防水な
のでビール等の飲料品の化粧ケースとしても最適である
。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明実施例段ボールFを製造するための装置
及び工程の概略を示す構成図。第2図は本発明実施例段
ボールFの構造を一部分解して示す破断斜視図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)帯状に巻き取られたプラスチックフィルムの一面に
    グラビア印刷を施し、帯状に巻き取られた紙、金属箔、
    クロス、不織布などを基材としてその表面側に上記プラ
    スチックフィルムをその印刷面を内側にして積層させ、
    これをライナーとしてその基材の裏面側をコルゲート加
    工された中芯の片面又は両面に貼り合せてなることを特
    徴とする美粧段ボール。
JP58028243A 1983-02-22 1983-02-22 美粧段ボール Expired - Lifetime JPH0611523B2 (ja)

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