JPS626160Y2 - - Google Patents
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- JPS626160Y2 JPS626160Y2 JP1978000561U JP56178U JPS626160Y2 JP S626160 Y2 JPS626160 Y2 JP S626160Y2 JP 1978000561 U JP1978000561 U JP 1978000561U JP 56178 U JP56178 U JP 56178U JP S626160 Y2 JPS626160 Y2 JP S626160Y2
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- thin
- synthetic resin
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- Expired
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Landscapes
- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は障子紙や照明器具用装飾紙などに使用
する特殊紙の改良に関するものである。
する特殊紙の改良に関するものである。
障子紙や照明器具用装飾紙としては和紙が最適
とされているが、良質の和紙は非常に高価なため
和紙状のレーヨン紙が一般に使用されている。と
ころが和紙状のレーヨン紙は耐水性に乏しいうえ
に強度も不充分なため和紙状のレーヨン紙の表裏
面に透明合成樹脂薄板を貼着一体化したものと、
和紙状のレーヨン紙の表面にのみ透明合成樹脂薄
板を貼着一体化したものが一般に使用されている
が、前記は表裏面が透明合成樹脂薄板であるため
和紙とは感触が異るうえに例えば障子枠に対し接
着する場合に合成樹脂系の接着剤を使用せねばな
らず、張替時に容易に剥離しないという難点があ
り、また後者は前者と同様な難点の外に反りが生
じ易い難点があり、また両者共透明合成樹脂薄板
により全く通気性が阻害されて和紙等とは全く性
質が異つたものとなる難点がある。
とされているが、良質の和紙は非常に高価なため
和紙状のレーヨン紙が一般に使用されている。と
ころが和紙状のレーヨン紙は耐水性に乏しいうえ
に強度も不充分なため和紙状のレーヨン紙の表裏
面に透明合成樹脂薄板を貼着一体化したものと、
和紙状のレーヨン紙の表面にのみ透明合成樹脂薄
板を貼着一体化したものが一般に使用されている
が、前記は表裏面が透明合成樹脂薄板であるため
和紙とは感触が異るうえに例えば障子枠に対し接
着する場合に合成樹脂系の接着剤を使用せねばな
らず、張替時に容易に剥離しないという難点があ
り、また後者は前者と同様な難点の外に反りが生
じ易い難点があり、また両者共透明合成樹脂薄板
により全く通気性が阻害されて和紙等とは全く性
質が異つたものとなる難点がある。
本考案は前記のような難点のない特殊紙を目的
として完成されたもので、図示の実施例に示すよ
うに、ポリオレフイン系合成繊維よりなる抄造芯
紙1の表裏面に和紙または和紙状の紙よりなる薄
紙2,2を抄造一体化するとともに該薄紙2,2
に耐水性合成樹脂3を含浸させてなるものであ
る。なお、図中4は必要に応じ薄紙2の外面より
模様付加熱ロール等の熱型をもつて加熱加圧する
ことにより芯紙1の一部を溶融させて薄板2に透
明状に形成する透し模様部である。
として完成されたもので、図示の実施例に示すよ
うに、ポリオレフイン系合成繊維よりなる抄造芯
紙1の表裏面に和紙または和紙状の紙よりなる薄
紙2,2を抄造一体化するとともに該薄紙2,2
に耐水性合成樹脂3を含浸させてなるものであ
る。なお、図中4は必要に応じ薄紙2の外面より
模様付加熱ロール等の熱型をもつて加熱加圧する
ことにより芯紙1の一部を溶融させて薄板2に透
明状に形成する透し模様部である。
このように構成されたものは、抄造芯紙1がポ
リプロピレン系或いはポリエチレン系の合成繊維
のようなポリオレフイン系合成繊維よりなる抄造
されたものであるから、耐水性に優れているうえ
通気性も備えていて抄造一体化されている和紙ま
たは和紙状のレーヨン紙のような薄紙2,2とと
もに通気性も和紙に近似したものであり、しか
も、ポリオレフイン系合成繊維よりなる抄造芯紙
1は耐溶剤性に優れているため、薄紙2にビニル
系合成樹脂等の耐水性合成樹脂3を含浸させる際
にもその溶剤に侵されることがなく、従つて、抄
造芯紙1と薄紙2が異質のものであるに拘らず反
りの生ずるおそれは殆んどなくて極めて寸法安定
性のよいもので、例えば障子枠に張付ける場合に
は従来の障子紙張付用糊と同様の水溶性接着剤を
もつてしても素人でも容易に皺寄ることなく張付
けすることができ、張付け後は表裏面が和紙また
は和紙状の薄紙2,2であるため外観上障子紙同
様の装飾効果が得られることは勿論のこと表裏面
の手触りも殆んど障子紙と変ることがない。しか
も、中間に介在されているポリオレフイン系合成
繊維よりなる抄造芯紙1は全体を極めて強靭化す
るから、薄紙2,2に含浸されている耐水性合成
樹脂3による補強効果と相俟つて耐水性、、耐衝
撃性に特に優れたものとなり、水拭きも可能とな
るから長期間に亘つて装飾効果を発揮するもので
頻繁に張替えする必要もない。しかも、長期間使
用後において張替える場合には従来の障子紙同様
周縁を抓んで強く引けば、抄造芯紙1に抄造一体
化されている薄紙2が和紙同様層間剥離の如き現
象を生じて障子枠に裏側の薄紙2の一部が残され
た状態で容易に剥離されるから、次いで障子紙を
剥離する場合同様に水洗すれば、水溶性接着剤に
より接着されていた薄紙2の一部が容易に取除か
れるもので、従来の合成樹脂薄板を表面に添着し
た加工紙の張替作業時のように障子枠に残された
接着剤をナイフで切削するような手数を全く必要
としないものである。しかして、このような特殊
紙を製造するには、抄造芯紙1が耐水性と寸法安
定性および耐溶剤性に優れたポリオレフイン系合
成繊維よりなるものであるから、抄造芯紙1を抄
造後その表裏面に通常の3重抄き法によつて和紙
またはレーヨン紙等の薄紙2,2を抄造一体化し
たのちスプレー法等により薄紙2,2に溶剤に溶
融させたビニル系合成樹脂等の耐水性合成樹脂3
を含浸させて溶剤を揮発させればよいから、最産
も容易で安価に提供できる利点もある。
リプロピレン系或いはポリエチレン系の合成繊維
のようなポリオレフイン系合成繊維よりなる抄造
されたものであるから、耐水性に優れているうえ
通気性も備えていて抄造一体化されている和紙ま
たは和紙状のレーヨン紙のような薄紙2,2とと
もに通気性も和紙に近似したものであり、しか
も、ポリオレフイン系合成繊維よりなる抄造芯紙
1は耐溶剤性に優れているため、薄紙2にビニル
系合成樹脂等の耐水性合成樹脂3を含浸させる際
にもその溶剤に侵されることがなく、従つて、抄
造芯紙1と薄紙2が異質のものであるに拘らず反
りの生ずるおそれは殆んどなくて極めて寸法安定
性のよいもので、例えば障子枠に張付ける場合に
は従来の障子紙張付用糊と同様の水溶性接着剤を
もつてしても素人でも容易に皺寄ることなく張付
けすることができ、張付け後は表裏面が和紙また
は和紙状の薄紙2,2であるため外観上障子紙同
様の装飾効果が得られることは勿論のこと表裏面
の手触りも殆んど障子紙と変ることがない。しか
も、中間に介在されているポリオレフイン系合成
繊維よりなる抄造芯紙1は全体を極めて強靭化す
るから、薄紙2,2に含浸されている耐水性合成
樹脂3による補強効果と相俟つて耐水性、、耐衝
撃性に特に優れたものとなり、水拭きも可能とな
るから長期間に亘つて装飾効果を発揮するもので
頻繁に張替えする必要もない。しかも、長期間使
用後において張替える場合には従来の障子紙同様
周縁を抓んで強く引けば、抄造芯紙1に抄造一体
化されている薄紙2が和紙同様層間剥離の如き現
象を生じて障子枠に裏側の薄紙2の一部が残され
た状態で容易に剥離されるから、次いで障子紙を
剥離する場合同様に水洗すれば、水溶性接着剤に
より接着されていた薄紙2の一部が容易に取除か
れるもので、従来の合成樹脂薄板を表面に添着し
た加工紙の張替作業時のように障子枠に残された
接着剤をナイフで切削するような手数を全く必要
としないものである。しかして、このような特殊
紙を製造するには、抄造芯紙1が耐水性と寸法安
定性および耐溶剤性に優れたポリオレフイン系合
成繊維よりなるものであるから、抄造芯紙1を抄
造後その表裏面に通常の3重抄き法によつて和紙
またはレーヨン紙等の薄紙2,2を抄造一体化し
たのちスプレー法等により薄紙2,2に溶剤に溶
融させたビニル系合成樹脂等の耐水性合成樹脂3
を含浸させて溶剤を揮発させればよいから、最産
も容易で安価に提供できる利点もある。
従つて、本考案は在来の障子紙や照明器具用装
飾紙として用いる特殊紙の難点を一掃したものと
して実用的価値極めて大なものである。
飾紙として用いる特殊紙の難点を一掃したものと
して実用的価値極めて大なものである。
図面は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図で
ある。 1:ポリオレフイン系合成繊維よりなる抄造芯
紙、2:和紙または和紙状の紙よりなる薄紙、
3:耐水性合成樹脂。
ある。 1:ポリオレフイン系合成繊維よりなる抄造芯
紙、2:和紙または和紙状の紙よりなる薄紙、
3:耐水性合成樹脂。
Claims (1)
- ポリオレフイン系合成繊維よりなる抄造芯紙1
の表裏面に和紙または和紙状の紙よりなる薄紙
2,2を抄造一体化するとともに該薄紙2,2に
耐水性合成樹脂3を含浸させてなる特殊紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978000561U JPS626160Y2 (ja) | 1978-01-07 | 1978-01-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978000561U JPS626160Y2 (ja) | 1978-01-07 | 1978-01-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54106302U JPS54106302U (ja) | 1979-07-26 |
JPS626160Y2 true JPS626160Y2 (ja) | 1987-02-12 |
Family
ID=28801922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978000561U Expired JPS626160Y2 (ja) | 1978-01-07 | 1978-01-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS626160Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50155703A (ja) * | 1974-06-10 | 1975-12-16 | ||
JPS52152506A (en) * | 1976-06-08 | 1977-12-19 | Rengo Co Ltd | Production of synthetic pulp paper |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5221765Y2 (ja) * | 1974-02-22 | 1977-05-19 |
-
1978
- 1978-01-07 JP JP1978000561U patent/JPS626160Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50155703A (ja) * | 1974-06-10 | 1975-12-16 | ||
JPS52152506A (en) * | 1976-06-08 | 1977-12-19 | Rengo Co Ltd | Production of synthetic pulp paper |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54106302U (ja) | 1979-07-26 |
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