JPH10119050A - タイヤ加硫装置 - Google Patents

タイヤ加硫装置

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JPH10119050A
JPH10119050A JP30114296A JP30114296A JPH10119050A JP H10119050 A JPH10119050 A JP H10119050A JP 30114296 A JP30114296 A JP 30114296A JP 30114296 A JP30114296 A JP 30114296A JP H10119050 A JPH10119050 A JP H10119050A
Authority
JP
Japan
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arc
tire
mold
lower mold
segment
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30114296A
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English (en)
Inventor
Noboru Iwata
昇 岩田
Susumu Yokawa
進 與川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を構造簡単でかつ安価としながら、取
出し時におけるタイヤTの陸部の欠損等を防止する。 【解決手段】 上昇するタイヤTによって弧状セグメ
ント22を半径方向外側に移動させてセクターモールド20
を開放するようにしたので、そのための特別な手段が不
要となる。また、タイヤTの取出し時、弧状セグメント
22は平行リンク35の揺動により上昇しながら半径方向外
側に向かって平行移動するため、傾くことはなく、タイ
ヤ陸部の欠損等が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上、下およびセ
クターモールドを用いて未加硫タイヤを加硫する加硫装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタイヤ加硫装置としては、例えば
特公昭46ー27051号公報に記載されているような
ものが知られている。このものは、タイヤの一方のサイ
ドウォール部を主に型付けする下モールドと、下モール
ドに接近離隔可能でタイヤの他方のサイドウォール部を
主に型付けする上モールドと、下、上モールド間に設置
され、全体としてリング状を呈するとともに円周方向に
並べられた複数個の弧状セグメントからなり、タイヤの
トレッド部を主に型付けするセクターモールドと、上モ
ールドに一体形成されることによりセクターモールドに
接近離隔可能で、該セクターモールドに接近したとき、
内周に設けられたテーパ面により弧状セグメントを同期
して半径方向内側に移動させて互いに密着させるテーパ
リング部とを備えており、さらに、各弧状セグメントの
半径方向外端部にピンを固定するとともに、該ピンを下
モールドに回動可能でかつ半径方向に移動可能に支持さ
せ、また、該ピンを半径方向外側に向かって付勢するス
プリングを下モールドに設けている。
【0003】そして、このようなタイヤ加硫装置を用い
て未加硫タイヤを加硫する場合には、下モールド上に未
加硫タイヤを搬入した後、上モールド、テーパリング部
をセクターモールドに接近させ、該テーパリング部のテ
ーパ面によって弧状セグメントを同期して半径方向内側
にスプリングに対抗して移動させる。そして、これら弧
状セグメントが半径方向内側限まで移動すると、これら
弧状セグメントは互いに密着し連続リング状となるが、
このとき、上、下モールドおよびセクターモールドは互
いに密着し、前記未加硫タイヤが内部に収納される。そ
の後、モールド内を所定の高温、高圧とし未加硫タイヤ
を加硫する。次に、上モールド、テーパリング部を下モ
ールドから離隔させるとともに、加硫済みタイヤを上昇
させるが、このとき、各弧状セグメントは揺動手段によ
りピンが設けられている半径方向外端部を中心として上
方に揺動される。また、このとき、各弧状セグメントは
テーパリング部による拘束から解放されるため、スプリ
ングの付勢力によって半径方向外側限まで移動する。そ
の後、取り出された加硫済みタイヤは次工程へと搬出さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のタイヤ加硫装置にあっては、前述のように弧
状セグメントを上方に揺動させることで加硫済みタイヤ
のトレッド部から弧状セグメントを剥離させるようにし
ているため、剥離点においては加硫済みタイヤに対する
法線と弧状セグメントに対する法線とが鈍角に交差し、
この結果、加硫済みタイヤの陸部は弧状セグメントの凹
みから前記鈍角に折り曲げられながら抜け出ることにな
る。このようなことから加硫済みタイヤをタイヤ加硫装
置から取り出す際に、陸部に欠損あるいは傷付きが生じ
ることがあるという問題点がある。しかも、このような
加硫装置は弧状セグメントを揺動させるために揺動手段
が必要であり、この結果、タイヤ加硫装置が構造複雑で
高価となってしまうという問題点もある。
【0005】この発明は、構造簡単でかつ安価としなが
ら取出し時におけるタイヤの欠損等を防止することがで
きるタイヤ加硫装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、第1
に、タイヤの一方のサイドウォール部を主に型付けする
下モールドと、下モールドに接近離隔可能でタイヤの他
方のサイドウォール部を主に型付けする上モールドと、
下、上モールド間に設置され、全体としてリング状を呈
するとともに円周方向に並べられた複数個の弧状セグメ
ントからなり、タイヤのトレッド部を主に型付けするセ
クターモールドと、セクターモールドに接近離隔可能
で、該セクターモールドに接近したとき、内周に設けら
れたテーパ面により弧状セグメントを同期して半径方向
内側に移動させて互いに密着させるテーパリングとを備
え、前記下、上、セクターモールドが互いに密着して閉
止したとき、内部に未加硫タイヤを収納する加硫空間が
形成されるタイヤ加硫装置において、上端部が各弧状セ
グメントに下端部が下モールドに回動可能に連結され、
モールド閉止時に上方に向かって半径方向内側に傾斜し
ている平行リンクを設けるとともに、該平行リンクが下
モールドとの連結点を中心として弧状セグメントの半径
方向外側への移動により直立位置を越えるまで外側に向
かって揺動したとき、各弧状セグメントの移動を停止さ
せるストッパーを設けることにより、第2に、タイヤの
一方のサイドウォール部を主に型付けする下モールド
と、下モールドに接近離隔可能でタイヤの他方のサイド
ウォール部を主に型付けする上モールドと、下、上モー
ルド間に設置され、全体としてリング状を呈するととも
に円周方向に並べられた複数個の弧状セグメントからな
り、タイヤのトレッド部を主に型付けするセクターモー
ルドと、セクターモールドに接近離隔可能で、該セクタ
ーモールドに接近したとき、内周に設けられたテーパ面
により弧状セグメントを同期して半径方向内側に移動さ
せて互いに密着させるテーパリングとを備え、前記下、
上、セクターモールドが互いに密着して閉止したとき、
内部に未加硫タイヤを収納する加硫空間が形成されるタ
イヤ加硫装置において、上端部が各弧状セグメントに下
端部が下モールドに回動可能に連結され、上方に向かっ
て半径方向内側に傾斜している平行リンクを設けるとと
もに、各弧状セグメントの自重に打ち勝つ上向き付勢力
を各弧状セグメントに付与することで、平行リンクを下
モールドとの連結点を中心として起立方向に揺動させな
がら各弧状セグメントを上方に向かって移動させること
ができるスプリングを設けることにより、達成すること
ができる。
【0007】請求項1に記載のタイヤ加硫装置を用いて
未加硫タイヤを加硫する場合には、まず、下モールド上
に未加硫タイヤを搬入する。このとき、平行リンクは下
モールドとの連結点を中心として直立位置を越えるまで
外側に向かって揺動するとともに、各弧状セグメントの
移動がストッパーにより停止されることで、該位置にお
いて停止している。ここで、前記弧状セグメントがスト
ッパーによって停止された位置は、該弧状セグメントの
半径方向外側限であり、このように各弧状セグメントが
半径方向外側限に位置しているときには、これら弧状セ
グメントの内側に広い空間が形成されて前記未加硫タイ
ヤの搬入が容易となる。次に、テーパリングをセクター
モールドに接近させ、該テーパリングのテーパ面によっ
て弧状セグメントを同期して半径方向内側に押圧移動さ
せる。この結果、平行リンクは直立位置を越えて内側に
揺動し、上方に向かって半径方向内側に傾斜するように
なる。このような弧状セグメントの半径方向内側への移
動および平行リンクの内側への揺動により、各弧状セグ
メントは前記連結点を中心とする円弧に沿って下モール
ドに密着するまで下方に平行移動する。このとき、上モ
ールドも下モールドに接近させる。そして、前記弧状セ
グメントが半径方向内側限まで移動すると、これら弧状
セグメントは互いに密着し連続リング状となるが、この
とき、上、下モールドおよびセクターモールドは互いに
密着し、前記未加硫タイヤが内部に収納される。その
後、モールド内を所定の高温、高圧とし未加硫タイヤを
加硫するが、このとき、下、上モールドは未加硫タイヤ
のサイドウォール部を主に型付けし、セクターモールド
はトレッド部を主に型付けする。次に、テーパリングを
セクターモールドから離隔させ、各弧状セグメントをテ
ーパリングの拘束から解放するとともに、上モールド、
加硫済みタイヤを上昇させる。この結果、各弧状セグメ
ントは接触している加硫済みタイヤによって引き上げら
れるが、このような弧状セグメントの上昇によって、上
方に向かって半径方向内側に傾斜していた平行リンクは
外側に向かって揺動し徐々に起立する。これにより、各
弧状セグメントは前記連結点を中心とする円弧に沿って
上昇しながら半径方向外側に向かって平行移動し、この
結果、各弧状セグメントは加硫済みタイヤから全面がほ
ぼ同時に引き剥される。このとき、各弧状セグメントは
平行リンクによって平行移動しているため、各剥離点に
おける加硫済みタイヤに対する法線と弧状セグメントに
対する法線とは同一方向に延びて互いに重なり合うこと
となり、この結果、加硫済みタイヤの陸部は弧状セグメ
ントの凹みから変形を受けることなく抜け出る。このよ
うなことから加硫済みタイヤをタイヤ加硫装置から取り
出す際に、陸部に欠損あるいは傷付き等の欠陥が生じる
ことはないのである。そして、各弧状セグメントは加硫
済みタイヤから離脱した後も慣性によって半径方向外側
に移動し、半径方向外側限まで移動したときストッパー
によってその移動が停止されるが、このとき、平行リン
クは直立位置を越えた位置で停止するため、外力を受け
なければ内側に揺動することはない。このようにタイヤ
の上昇によって弧状セグメントを半径方向外側に移動さ
せてモールドを開放するようにしたので、モールド開放
のための特別な手段は不要となり、この結果、装置全体
の構造が簡単となるとともに製作費を安価とすることも
できる。
【0008】また、請求項4に記載のタイヤ加硫装置を
用いて未加硫タイヤを加硫する場合には、前記請求項1
の加硫装置と同様に、下モールド上に未加硫タイヤを搬
入するが、このとき、各弧状セグメントにはスプリング
から該弧状セグメントの自重に打ち勝つ上向き付勢力が
それぞれ付与されているため、これら弧状セグメントは
前記スプリングの付勢力により上方限まで押し上げら
れ、これにより、平行リンクは起立方向に揺動してほぼ
直立した状態で停止している。このときの各弧状セグメ
ントの位置は半径方向外側限であり、この結果、これら
弧状セグメントの内側には広い空間が形成されて前述し
た未加硫タイヤの搬入が容易となる。次に、テーパリン
グを下モールドに接近させて、該テーパリングのテーパ
面によって弧状セグメントを同期して半径方向内側に押
圧移動させる。この結果、平行リンクが転倒方向に揺動
するが、これら平行リンクは上方に向かって半径方向内
側に傾斜しているため、各弧状セグメントは下モールド
との連結点を中心とする円弧に沿って下モールドに密着
するまで下方に平行移動する。このとき、上モールドも
下モールドに接近させる。そして、前記弧状セグメント
が半径方向内側限まで移動すると、前述と同様に上、
下、セクターモールド内に未加硫タイヤが収納され、そ
の後、この未加硫タイヤが加硫される。次に、テーパリ
ングをセクターモールドから離隔させるとともに、上モ
ールド、加硫済みタイヤを上昇させる。この結果、各弧
状セグメントは接触している加硫済みタイヤによって引
き上げられるとともに、スプリングの付勢力により上方
に押し上げられるが、このような弧状セグメントの上昇
によって平行リンクは外側に向かって揺動し徐々に起立
する。これにより、各弧状セグメントは前述と同様に平
行移動し、この結果、各弧状セグメントは加硫済みタイ
ヤから引き剥されるが、このとき、加硫済みタイヤの陸
部は弧状セグメントの溝から変形を受けることなく抜け
出る。このようにして加硫済みタイヤが取り出される
と、各弧状セグメントは加硫済みタイヤによる拘束から
解放されるため、自重によって下降しようとするが、各
弧状セグメントには前述のようにスプリングから該弧状
セグメントの自重に打ち勝つ上向き付勢力がそれぞれ付
与されているため、各弧状セグメントは下降することな
く上方限で停止する。このようにタイヤの上昇およびス
プリングの付勢力によって弧状セグメントを半径方向外
側に移動させてモールドを開放するようにしたので、モ
ールド開放のための特別な手段は不要となり、この結
果、装置全体の構造が簡単となるとともに製作費を安価
とすることもできる。しかも、前述のようにスプリング
を設置するだけで各弧状セグメントを上方限で停止させ
ることができるため、請求項1に記載の加硫装置におい
て必要であったストッパーを省略することも可能であ
り、この結果、構造をさらに簡単とすることができる。
【0009】請求項1に記載の加硫装置において、各弧
状セグメントの半径方向内側への移動時に平行リンクが
直立位置を越えて内側に揺動すると、各弧状セグメント
は自重により下降して下モールドに衝突しようとする
が、このときの下降は、請求項2に記載のように構成す
ることで減速され、衝撃を効果的に緩和することができ
る。また、請求項2に記載のように構成すれば、加硫済
みタイヤの取出し時に弧状セグメントを補助的に押し上
げることもできる。また、モールドの交換直後等におい
ては、請求項1記載の加硫装置の各弧状セグメントは半
径方向内側限に位置しているため、加硫作業の開始に先
立ってこれら弧状セグメントを半径方向外側限まで移動
させておく必要がある。このような場合には手作業で弧
状セグメントを1個ずつ移動させることもできるが、請
求項3に記載のように構成すれば、全ての弧状セグメン
トを一括して容易に移動させることができるため、作業
能率を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1実施形態を
図面に基づいて説明する。図1において、11はタイヤ加
硫装置であり、このタイヤ加硫装置11は図示していない
下基台に固定された下モールド12を有し、この下モール
ド12の上面には未加硫タイヤTの一方(下側)のサイド
ウォール部Sを主に型付けする、ここでは下側のビード
部Bを共に型付けする型付け面13が形成されている。こ
の下モールド12の上方には図示していない上基台に固定
された上モールド15が設置され、この上モールド15は上
基台と共に図示していない昇降手段により昇降し、下モ
ールド12に対して離隔接近することができる。そして、
この上モールド15の下面には未加硫タイヤTの他方(上
側)のサイドウォール部Sを主に型付けする、ここでは
上側のビード部Bを共に型付けする型付け面16が形成さ
れている。前記下モールド12と上モールド15との間には
全体としてリング状を呈するセクターモールド20が設置
され、このセクターモールド20の内周には未加硫タイヤ
Tのトレッド部Dを主に型付けする型付け面21が形成さ
れている。前記セクターモールド20は円周方向に並べら
れた複数個、ここでは9個の弧状セグメント22から構成
され、これらの弧状セグメント22の外周には上方に向か
うに従い半径方向内側に傾斜したテーパ面22aが形成さ
れている。25はセクターモールド20の半径方向外側に配
置されたテーパリングであり、このテーパリング25の上
端は前記上モールド15に固定されており、この結果、上
モールド15が昇降すると、テーパリング25はセクターモ
ールド20に離隔接近する。前記テーパリング25の内周に
は前記弧状セグメント22のテーパ面22aと同一勾配のテ
ーパ面25aが形成されている。この結果、前記テーパリ
ング25が上モールド15と共に下降してセクターモールド
20に接近すると、各弧状セグメント22はテーパ面22a、
25aの楔作用により半径方向内側に同期して移動する。
そして、前記弧状セグメント22が半径方向内側限Nまで
移動すると、これら弧状セグメント22は互いに密着して
連続リング状となるが、このとき、セクターモールド20
は下降端の上モールド15および下モールド12に密着する
ため、これら上、下、セクターモールド15、12、20は閉
止して内部に未加硫タイヤTを収納するドーナツ状の加
硫空間26を形成するとともに、型付け面13、16、21は連
続して加硫済みタイヤの外形形状に合致する。31は下モ
ールド12の半径方向内端部上面に当接している下クラン
プリング、32は昇降可能で上モールド15の半径方向内端
部下面に当接することができる上クランプリングであ
り、これら下、上クランプリング31、32には屈曲可能な
加硫ブラダ33の両端がそれぞれ気密状態で取り付けられ
ている。そして、この加硫ブラダ33はその内部に高温、
高圧の加硫媒体が注入されると、未加硫タイヤT内でド
ーナツ状に膨張し、該未加硫タイヤTを下、上、セクタ
ーモールド12、15、20の型付け面13、16、21に押付けな
がら加硫する。
【0011】図1、2において、35は上端部が各弧状セ
グメント22にピン36を介して、下端部が下モールド12の
半径方向外端部にピン37を介してそれぞれ回動可能に連
結された平行リンクであり、これらの平行リンク35は半
径方向に延びる平面内を揺動することができるととも
に、前記下、上、セクターモールド12、15、20が閉止し
ている時には、上方に向かって半径方向内側に傾斜して
いる。そして、これら平行リンク35は各弧状セグメント
22が半径方向外側に移動すると、下モールド12との連結
点、即ちピン37を中心として外側に向かって揺動する。
38は下モールド12の半径方向外端に固定された略リング
状のストッパーであり、このストッパー38には、前記弧
状セグメント22が図2に示すように半径方向外側限Gま
で移動してきたとき、これら弧状セグメント22が当接
し、これら弧状セグメント22を当該位置で停止させる。
このように弧状セグメント22が半径方向外側限Gまで移
動してきたとき、前記平行リンク35は直立位置を若干越
えた外側位置Wまで揺動し、前述とは逆方向、即ち上方
に向かって半径方向外側に傾斜するようになる。この結
果、これら平行リンク35は半径方向内側に向かう外力を
受けなければ、内側に揺動することはないのである。
【0012】図1、2、3、4において、前記平行リン
ク35間の下モールド12の上面には上下方向に延びる収納
穴41が形成され、各収納穴41の内部には各弧状セグメン
ト22の下面に当接している伝達部材42が摺動可能に挿入
されている。43は収納穴41の底面と伝達部材42との間に
配置されたスプリングであり、この結果、これらスプリ
ング43は各弧状セグメント22と下モールド12との間に介
装されていることになる。そして、これらのスプリング
43は伝達部材42を介して各弧状セグメント22に上方に向
かう付勢力を付与するが、その付勢力は弧状セグメント
22の自重より小さい。45は各弧状セグメント22の半径方
向外端部にそれぞれ固定された上下方向に延びる突起と
してのピンであり、これらのピン45は弧状セグメント22
から上方に向かって突出している。46はセクターモール
ド20と同軸の補助リングであり、この補助リング46には
円周方向に等距離離れて弧状セグメント22と同数のスリ
ット47が形成され、これらのスリット47は上下に貫通す
るとともに、その内部には前記ピン45がそれぞれ挿入さ
れている。各スリット47は略三角形を呈し、円周方向一
側に向かって徐々に半径方向外側に傾斜した傾斜面47a
と、半径方向に延びる半径面47bと、円周方向に延びる
円周面47cの3つの内側面を有している。そして、前記
傾斜面47aはいずれのスリット47においても接線方向に
対して同一角度で傾斜しており、前記ピン45の半径方向
内端が接触可能である。
【0013】次に、この発明の第1実施形態の作用につ
いて説明する。前述のようなタイヤ加硫装置11を用いて
未加硫タイヤTを加硫する場合には、まず、未加硫タイ
ヤTをタイヤ加硫装置11内に搬入して下モールド12上に
横置きで載置し、下側のサイドウォール部S、ビード部
Bを型付け面13に接触させる。このとき、平行リンク35
は図2に示すように、ピン37、即ち平行リンク35と下モ
ールド12との連結点を中心として直立位置を越えるまで
外側に向かって揺動しているが、このような平行リンク
35の揺動は、各弧状セグメント22がストッパー38に当接
して半径方向外側への過移動が規制されることにより、
直立位置を越えた外側位置Wで停止している。ここで、
前記弧状セグメント22がストッパー38に当接した位置
は、各弧状セグメント22の半径方向外側限Gであり、こ
のように各弧状セグメント22が半径方向外側限Gに位置
しているときには、これら弧状セグメント22の内側に広
い空間が形成されて前記未加硫タイヤTの搬入が容易と
なる。このとき、伝達部材42はスプリング43に付勢され
て上端部が収納穴41から突出しており、また、ピン45は
半径面47bと円周面47cとの交点近傍に位置している。
【0014】次に、上モールド15を下降させてテーパリ
ング25をセクターモールド20に接近させると、弧状セグ
メント22はテーパ面22a、25aの楔作用により同期して
半径方向内側に移動し未加硫タイヤTに接近する。この
ような弧状セグメント22の半径方向内側への移動によ
り、平行リンク35はピン37を中心に直立位置を越えて内
側に転倒するよう揺動し、上方に向かって半径方向内側
に傾斜するようになる。そして、前述のような弧状セグ
メント22の半径方向内側への移動および平行リンク35の
内側への揺動により、各弧状セグメント22は前記ピン37
を中心とする円弧に沿って下モールド12に密着するまで
下方に平行移動する。このように平行移動していると
き、各弧状セグメント22は自重により一気に下降して下
モールド12に衝突しようとするが、このときの下降エネ
ルギーをスプリング43が吸収するため、各弧状セグメン
ト22の下降速度が減速され、これにより、下モールド12
に衝突したときの衝撃が効果的に緩和される。また、こ
のとき、ピン45は半径面47bの近傍のスリット47内を該
半径面47bに沿って移動し、さらに、上モールド15は前
記下降により下モールド12に接近する。
【0015】そして、前記弧状セグメント22が半径方向
内側限Nまで移動すると、これら弧状セグメント22は互
いに密着して連続リング状となるが、このとき、上、下
モールド15、12およびセクターモールド20は互いに密着
し、前記未加硫タイヤTがこれらモールド15、12、20の
内部に収納される。その後、加硫ブラダ33内に高温、高
圧の加硫媒体を注入してモールド15、12、20内を所定の
高温、高圧とし、未加硫タイヤTを加硫する。このと
き、加硫ブラダ33は未加硫タイヤT内でドーナツ状に膨
張するため、該未加硫タイヤTは型付け面13、16、21に
押付けられ、下、上モールド12、15が未加硫タイヤTの
サイドウォール部Sを主に型付けし、セクターモールド
20がトレッド部Dを主に型付けする。
【0016】このような加硫作業が終了すると、加硫ブ
ラダ33内から加硫媒体を排出して該加硫ブラダ33を収縮
させる。その後、上モールド15を上昇させてテーパリン
グ25をセクターモールド20から離隔させることにより、
各弧状セグメント22をテーパリング25による拘束から解
放するとともに、図示していない取出し装置により加硫
済みタイヤを上昇させる。このとき、各弧状セグメント
22は接触している加硫済みタイヤによって引き上げられ
るが、このような弧状セグメント22の上昇によって、上
方に向かって半径方向内側に傾斜していた平行リンク35
は外側に向かって揺動し徐々に起立する。これにより、
各弧状セグメント22はピン37を中心とする円弧に沿って
上昇しながら半径方向外側に向かって平行移動し、この
結果、各弧状セグメント22は加硫済みタイヤから全面が
ほぼ同時に引き剥される。このとき、各弧状セグメント
22は平行リンク35によって平行移動しているため、傾く
ことはなく、この結果、各剥離点における加硫済みタイ
ヤに対する法線と弧状セグメント22に対する法線とは同
一方向に延びて互いに重なり合うこととなり、加硫済み
タイヤの陸部は弧状セグメント22の凹みから変形を受け
ることなく抜け出る。このようなことから加硫済みタイ
ヤをタイヤ加硫装置11から取り出す際に、陸部に欠損あ
るいは傷付き等の欠陥が生じることはないのである。な
お、前述のような弧状セグメント22の上昇時、スプリン
グ43は伝達部材42を介して各弧状セグメント22に上向き
の付勢力を付与し、これらを補助的に押し上げる。そし
て、各弧状セグメント22は加硫済みタイヤから離脱した
後も慣性によって半径方向外側に移動し、半径方向外側
限Gまで移動したときストッパー38に当接してその移動
が停止される。このとき、平行リンク35は直立位置を越
え、外側位置Wで停止する。このようにタイヤの上昇に
より弧状セグメント22を半径方向外側に移動させてモー
ルド、特にセクターモールド20を開放するようにしたの
で、セクターモールド20の開放のための特別な手段は不
要となり、この結果、装置全体の構造が簡単となるとと
もに製作費を安価とすることもできる。
【0017】また、モールドの交換直後等においては、
各弧状セグメント22は半径方向内側限Nに位置している
ため、加硫作業の開始に先立ってこれら弧状セグメント
22を半径方向外側限Gまで移動させ、未加硫タイヤTの
搬入スペースを確保しておく必要がある。このような場
合には手作業で弧状セグメント22を1個ずつ半径方向外
側に移動させることもできるが、この実施形態では、補
助リング46を人力あるいはモータにより円周方向他側に
回転させて全てのピン45を傾斜面47aにより半径方向外
側に押し出すようにしている。これにより、全ての弧状
セグメント22は一括して半径方向外側に同期移動し作業
能率が向上する。
【0018】図5はこの発明の第2実施形態を示す図で
ある。この実施形態においては、前記収納穴41に収納さ
れたスプリング51の付勢力を前記スプリング43より大と
し、詳しくは、各弧状セグメント22の自重に打ち勝つ上
向き力としている。この結果、各弧状セグメント22に下
向きの負荷が付与されていないときは、各弧状セグメン
ト22は前記スプリング51の付勢力によって上方限まで押
し上げられ、これにより、平行リンク35は連結点(ピン
37)を中心として起立方向に揺動しほぼ直立した状態で
停止するのである。そして、このようにスプリング51の
付勢力を各弧状セグメント22の自重に打ち勝つ上向き力
とすると、これらスプリング51によって弧状セグメント
22を上方限で停止させるとともに、平行リンク35をほぼ
直立した状態で停止させることができるため、第1実施
形態において必要であったストッパー38およびピン45、
補助リング46を省略することも可能であり、これによ
り、タイヤ加硫装置52の構造を簡単とすることができ
る。なお、前述のストッパー38は補助として設置しても
よい。なお、他の構成は前記第1実施形態と同様であ
る。
【0019】そして、このようなタイヤ加硫装置52を用
いて未加硫タイヤTを加硫する場合には、前述と同様に
下モールド12上に未加硫タイヤTを搬入するが、このと
き、各弧状セグメント22にはスプリング51から該弧状セ
グメント22の自重に打ち勝つ上向き付勢力がそれぞれ付
与されているため、これら弧状セグメント22は前記スプ
リング51の付勢力により上方限まで押し上げられ、これ
により、平行リンク35は起立方向に揺動してほぼ直立し
た状態で停止している。このときの各弧状セグメント22
の位置は半径方向外側限であり、この結果、これら弧状
セグメント22の内側には広い空間が形成されて前述した
未加硫タイヤTの搬入が容易となる。次に、テーパリン
グ25を下モールド12に接近させ、テーパ面22a、25aに
よって弧状セグメント22を同期して半径方向内側に押圧
移動させる。この結果、平行リンク35が転倒方向に揺動
するが、これら平行リンク35は上方に向かって半径方向
内側に傾斜しているため、各弧状セグメント22は下モー
ルド12との連結点を中心とする円弧に沿ってスプリング
51を圧縮しながら下モールド12に密着するまで下方に平
行移動する。このとき、上モールド15も下モールド12に
接近させる。そして、前記弧状セグメント22が半径方向
内側限まで移動すると、前述と同様に上、下、セクター
モールド15、12、20内に未加硫タイヤTが収納され、そ
の後、この未加硫タイヤTが加硫される。次に、テーパ
リング25をセクターモールド20から離隔させるととも
に、上モールド15、加硫済みタイヤを上昇させる。この
結果、各弧状セグメント22は接触している加硫済みタイ
ヤによって引き上げられるとともに、スプリング51の付
勢力により上方に押し上げられるが、このような弧状セ
グメント22の上昇によって平行リンク35は外側に向かっ
て揺動し徐々に起立する。これにより、各弧状セグメン
ト22は前述と同様に平行移動し、この結果、各弧状セグ
メント22は加硫済みタイヤから引き剥されるが、このと
き、加硫済みタイヤの陸部は弧状セグメント22の溝から
変形を受けることなく抜け出る。このようにして加硫済
みタイヤが取り出されると、各弧状セグメント22は加硫
済みタイヤによる拘束から解放されるため、自重によっ
て下降しようとするが、各弧状セグメント22には前述の
ようにスプリング51から該弧状セグメント22の自重に打
ち勝つ上向き付勢力がそれぞれ付与されているため、各
弧状セグメント22は下降することなく上方限で停止す
る。このように加硫済みタイヤの上昇およびスプリング
51の付勢力によって弧状セグメント22を半径方向外側に
移動させてモールドを開放するようにしたので、モール
ド開放のための特別な手段は不要となり、この結果、装
置全体の構造が簡単となるとともに製作費を安価とする
こともできる。また、モールドの交換直後等において
は、スプリング51によって各弧状セグメント22は上方限
まで押し上げられ、平行リンク35はほぼ直立した状態で
停止しているため、そのまま加硫作業を開始することが
でき、この結果、作業能率が向上する。なお、他の作用
は前記第1実施形態と同様である。
【0020】なお、前述の実施形態においては、テーパ
リング25を上モールド15に取り付け一体移動するように
したが、この発明においては、テーパリングを上モール
ドから切り離し、個別に移動させるようにしてもよい。
また、前述の第1実施形態においては、弧状セグメント
22をストッパー38に当接させることで弧状セグメント22
の移動を停止させるようにしたが、この発明において
は、平行リンクをストッパーに当接させることで弧状セ
グメントの移動を停止させるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、構造簡単でかつ安価でありながら取出し時における
タイヤの欠損等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す正面断面図であ
る。
【図2】作動を説明する平行リンク近傍の正面断面図で
ある。
【図3】スプリング近傍の正面断面図である。
【図4】図1のIーI矢視断面図である。
【図5】この発明の第2実施形態を示す平行リンク近傍
の正面断面図である。
【符号の説明】
11…タイヤ加硫装置 12…下モールド 15…上モールド 20…セクターモールド 22…弧状セグメント 25…テーパリング 25a…テーパ面 26…加硫空間 35…平行リンク 38…ストッパー 43…スプリング 45…突起 46…補助リング 47a…傾斜面 51…スプリング T…タイヤ S…サイドウォール部 D…トレッド部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 30:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤの一方のサイドウォール部を主に型
    付けする下モールドと、下モールドに接近離隔可能でタ
    イヤの他方のサイドウォール部を主に型付けする上モー
    ルドと、下、上モールド間に設置され、全体としてリン
    グ状を呈するとともに円周方向に並べられた複数個の弧
    状セグメントからなり、タイヤのトレッド部を主に型付
    けするセクターモールドと、セクターモールドに接近離
    隔可能で、該セクターモールドに接近したとき、内周に
    設けられたテーパ面により弧状セグメントを同期して半
    径方向内側に移動させて互いに密着させるテーパリング
    とを備え、前記下、上、セクターモールドが互いに密着
    して閉止したとき、内部に未加硫タイヤを収納する加硫
    空間が形成されるタイヤ加硫装置において、上端部が各
    弧状セグメントに下端部が下モールドに回動可能に連結
    され、モールド閉止時に上方に向かって半径方向内側に
    傾斜している平行リンクを設けるとともに、該平行リン
    クが下モールドとの連結点を中心として弧状セグメント
    の半径方向外側への移動により直立位置を越えるまで外
    側に向かって揺動したとき、各弧状セグメントの移動を
    停止させるストッパーを設けたことを特徴とするタイヤ
    加硫装置。
  2. 【請求項2】各弧状セグメントと下モールドとの間に該
    弧状セグメントを上方に向かって付勢するスプリングを
    それぞれ介装した請求項1記載のタイヤ加硫装置。
  3. 【請求項3】弧状セグメントの半径方向外端部に上下方
    向に延びる突起をそれぞれ設けるとともに、各突起の半
    径方向内端に接触可能で接線方向に対し同一角度で傾斜
    している傾斜面を有する補助リングを設け、前記補助リ
    ングを回転させて突起を傾斜面により半径方向外側に押
    し出すことにより、全ての弧状セグメントを同期して半
    径方向外側に移動させるようにした請求項1記載のタイ
    ヤ加硫装置。
  4. 【請求項4】タイヤの一方のサイドウォール部を主に型
    付けする下モールドと、下モールドに接近離隔可能でタ
    イヤの他方のサイドウォール部を主に型付けする上モー
    ルドと、下、上モールド間に設置され、全体としてリン
    グ状を呈するとともに円周方向に並べられた複数個の弧
    状セグメントからなり、タイヤのトレッド部を主に型付
    けするセクターモールドと、セクターモールドに接近離
    隔可能で、該セクターモールドに接近したとき、内周に
    設けられたテーパ面により弧状セグメントを同期して半
    径方向内側に移動させて互いに密着させるテーパリング
    とを備え、前記下、上、セクターモールドが互いに密着
    して閉止したとき、内部に未加硫タイヤを収納する加硫
    空間が形成されるタイヤ加硫装置において、上端部が各
    弧状セグメントに下端部が下モールドに回動可能に連結
    され、上方に向かって半径方向内側に傾斜している平行
    リンクを設けるとともに、各弧状セグメントの自重に打
    ち勝つ上向き付勢力を各弧状セグメントに付与すること
    で、平行リンクを下モールドとの連結点を中心として起
    立方向に揺動させながら各弧状セグメントを上方に向か
    って移動させることができるスプリングを設けたことを
    特徴とするタイヤ加硫装置。
JP30114296A 1996-08-26 1996-10-25 タイヤ加硫装置 Withdrawn JPH10119050A (ja)

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JP24262196 1996-08-26
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