JP2000079615A - タイヤ加硫方法および装置 - Google Patents

タイヤ加硫方法および装置

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JP2000079615A
JP2000079615A JP25056998A JP25056998A JP2000079615A JP 2000079615 A JP2000079615 A JP 2000079615A JP 25056998 A JP25056998 A JP 25056998A JP 25056998 A JP25056998 A JP 25056998A JP 2000079615 A JP2000079615 A JP 2000079615A
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JP
Japan
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arc
mold
tire
lower mold
shaped segment
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JP25056998A
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English (en)
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Teruo Shinto
照雄 新堂
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弧状セグメント22を半径方向外側に円滑に
移動させる。 【解決手段】 弧状セグメント22の半径方向外側面と
下面との間のエッジ部に下モールド12に転がり接触する
ローラ48を回転可能に支持させたので、弧状セグメント
22の半径方向外側への移動時、該弧状セグメント22と下
モールド12とはローラ48を介しての摩擦係数の小さな転
がり接触となり、この結果、これらの間の摩擦抵抗を軽
減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上、下およびセ
クターモールドを用いて未加硫タイヤを加硫する加硫方
法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特願平9ー293623号
において、構造簡単でかつ安価でありながら、取出し時
におけるタイヤの欠損等を防止することができるタイヤ
加硫装置を提案した。このものは、タイヤの一方のサイ
ドウォール部を主に型付けする下モールドと、下モール
ドに接近離隔可能でタイヤの他方のサイドウォール部を
主に型付けする上モールドと、下、上モールド間に設置
され、全体としてリング状を呈するとともに円周方向に
並べられた複数個の弧状セグメントからなり、タイヤの
トレッド部を主に型付けするセクターモールドと、セク
ターモールドに接近離隔可能で、該セクターモールドに
接近したとき、内周に設けられたテーパ面により弧状セ
グメントを同期して半径方向内側に移動させて互いに密
着させるテーパリングとを備え、前記下、上、セクター
モールドが互いに密着して閉止したとき、内部に未加硫
タイヤを収納する加硫空間が形成されるタイヤ加硫装置
において、上端部が各弧状セグメントの半径方向外側部
に下端部が下モールドに回動可能に連結され、モールド
閉止時に上方に向かって半径方向内側に傾斜している単
リンクと、各弧状セグメントと下モールドとの間に介装
され、該弧状セグメントに対して上昇力を付与し半径方
向内側に向かうに従い上方となるよう傾斜させる上昇力
付与手段と、前記単リンクが下モールドとの連結点を中
心として直立位置を越えるまで外側に揺動したとき、該
単リンクの揺動を停止させるストッパーとを設けたもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなタイヤ加硫装置にあっては、タイヤ加硫後、各弧状
セグメントを半径方向外側に同期移動させて加硫モール
ドを開放する際、これら弧状セグメントは半径方向内側
に向かうに従い上方となるよう傾斜しているため、該弧
状セグメントの半径方向外側面と下面とのエッジと下モ
ールドの上面との間に金属同士の摺接(滑り接触)に基
づく大きな摩擦抵抗が発生するのである。そして、この
ような大きな摩擦抵抗により弧状セグメントが移動の途
中で下モールドに引っ掛かって停止することがあるが、
このような場合には加硫済みタイヤの取出しが困難とな
ってしまうという問題点がある。
【0004】この発明は、弧状セグメントを半径方向外
側に円滑に移動させることができるタイヤ加硫方法およ
び装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、各弧
状セグメントが半径方向外側に向かって移動する際、該
弧状セグメントと下モールドとが接触する部位に抵抗低
減手段を設けることにより達成することができる。そし
て、このように抵抗低減手段を設けるだけで、弧状セグ
メントの半径方向外側面と下面とのエッジと下モールド
の上面との間の抵抗を低減することができ、これによ
り、弧状セグメントの半径方向外側への移動が円滑とな
って加硫モールドを円滑に開放することができる。
【0006】また、請求項3に記載のように構成すれ
ば、弧状セグメントと下モールドとの接触がローラを介
しての転がり接触となるため、摩擦係数がかなり小さく
なって弧状セグメントの移動がさらに円滑となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1において、11はタイヤ加硫
装置であり、このタイヤ加硫装置11は図示していない下
基台に固定された下モールド12を有し、この下モールド
12の上面には未加硫タイヤTの下側のサイドウォール部
Sを主に型付けする、ここでは下側のビード部Bを共に
型付けする型付け面13が形成されている。この下モール
ド12の上方には図示していない上基台に固定された上モ
ールド15が設置され、この上モールド15は上基台と共に
図示していない昇降手段により昇降され、下モールド12
に対して離隔接近することができる。そして、この上モ
ールド15の下面には未加硫タイヤTの上側のサイドウォ
ール部Sを主に型付けする、ここでは上側のビード部B
を共に型付けする型付け面16が形成されている。前記下
モールド12と上モールド15との間には全体としてリング
状を呈するセクターモールド20が設置され、このセクタ
ーモールド20の内周には未加硫タイヤTのトレッド部D
を主に型付けする型付け面21が形成されている。前記セ
クターモールド20は円周方向に並べられた複数個、ここ
では9個の弧状セグメント22から構成され、これらの弧
状セグメント22の外周には上方に向かうに従い半径方向
内側に傾斜したテーパ面22aが形成されている。
【0008】25は下降端に位置しているとき、セクター
モールド20を半径方向外側から囲むテーパリングであ
り、このテーパリング25の上端は前記上モールド15に固
定されており、この結果、上モールド15が昇降すると、
テーパリング25はセクターモールド20に離隔接近する。
前記テーパリング25の内周には前記弧状セグメント22の
テーパ面22aと同一勾配のテーパ面25aが形成されてい
る。この結果、前記テーパリング25が上モールド15と共
に下降してセクターモールド20に接近すると、各弧状セ
グメント22はテーパ面22a、25aの楔作用により半径方
向内側に同期して移動する。そして、前記弧状セグメン
ト22が半径方向内側限まで移動すると、これら弧状セグ
メント22は互いに密着して連続リング状となるが、この
とき、セクターモールド20は下降端の上モールド15およ
び下モールド12に密着するため、これら上、下、セクタ
ーモールド15、12、20は閉止して内部に未加硫タイヤT
を収納するドーナツ状の加硫空間26を形成するととも
に、型付け面16、13、21は連続して加硫済みタイヤの外
形形状に合致する。31は下モールド12の半径方向内端部
上面に当接している下クランプリング、32は昇降可能で
上モールド15の半径方向内端部下面に当接することがで
きる上クランプリングであり、これら下、上クランプリ
ング31、32には屈曲可能な加硫ブラダ33の両端がそれぞ
れ気密状態で取り付けられている。そして、この加硫ブ
ラダ33はその内部に高温、高圧の加硫媒体が注入される
と、未加硫タイヤT内でドーナツ状に膨張し、該未加硫
タイヤTを下、上、セクターモールド12、15、20の型付
け面13、16、21に押付けながら加硫する。
【0009】35は上端部が各弧状セグメント22の半径方
向外側部にピン36を介して回動可能に連結された単リン
クであり、該単リンク35の下端部は下モールド12の半径
方向外端部にピン37を介して回動可能に連結されてお
り、これにより、単リンク35はセクターモールド20の中
心軸を含む鉛直面に平行な平面内を揺動することができ
る。ここで、これら単リンク35は各弧状セグメント22の
周方向両端にそれぞれ配置されているとともに、弧状セ
グメント22が半径方向内側限まで移動して下、上、セク
ターモールド12、15、20が閉止しているとき、上方に向
かって半径方向内側に傾斜している。また、これら単リ
ンク35は各弧状セグメント22が半径方向外側に移動する
と、下モールド12との連結点、即ちピン37を中心として
外側に向かって揺動する。38は下モールド12の半径方向
外端部に形成され上下方向に延びるストッパーとしての
複数、詳しくは単リンク35と同数の当接面であり、これ
ら当接面38には前記単リンク35が直立位置を若干越えた
外側位置まで外側に揺動したとき当接する。そして、こ
のように単リンク35が当接面38に当接すると、該単リン
ク35は外側への揺動が停止されるが、このとき、弧状セ
グメント22は半径方向外側限に位置している。ここで、
前述のように単リンク35が外側位置まで揺動すると、該
単リンク35は前述とは逆方向、即ち上方に向かって半径
方向外側に傾斜するようになるため、半径方向内側に向
かう外力を受けなければ内側に向かって揺動することは
ない。
【0010】前記ピン37より半径方向内側の下モールド
12には上下方向に延びる複数、詳しくは弧状セグメント
22と同数の収納穴41が周方向に等距離離れて形成され、
各収納穴41には各弧状セグメント22の下面に上端が当接
している伝達部材42が摺動可能に挿入されている。43は
弧状セグメント22と下モールド12との間に介装された、
詳しくは収納穴41の底面と伝達部材42との間に配置され
た上昇力付与手段としての圧縮コイルスプリングであ
り、これらのスプリング43は伝達部材42を介して各弧状
セグメント22に上昇力を付与するが、この上昇力により
弧状セグメント22は半径方向内端部が上昇するよう揺動
し、半径方向内側に向かうに従い上方となるよう傾斜す
る。
【0011】前述のようにスプリング43の上昇力によっ
て半径方向内側に向かうに従い上方となるよう傾斜した
各弧状セグメント22が、単リンク35の外側への揺動によ
って半径方向外側に移動する際、該弧状セグメント22と
下モールド12とが接触する部位、ここでは弧状セグメン
ト22の半径方向外側面と下面との間のエッジ部には、抵
抗軽減手段としてのローラベアリング等からなるローラ
48が設けられ、これらのローラ48は前記ピン36より半径
方向外側の弧状セグメント22の半径方向外端部で下モー
ルド12に近接する下端部に取り付けられた支持軸47に回
転可能に支持されている。そして、これらのローラ48は
半径方向に垂直に延びる水平軸の回りに回転することで
下モールド12の上面上を転動することができる。
【0012】次に、この発明の一実施形態の作用につい
て説明する。今、単リンク35は図2に示すように、直立
位置を越えるまで外側に揺動し当接面38に当接すること
で停止しており、一方、各弧状セグメント22は半径方向
外側限まで移動するとともに、半径方向内側に向かうに
従い上方となるよう傾斜した状態で停止しているとす
る。このとき、未加硫タイヤTをタイヤ加硫装置11内に
搬入して下モールド12上に横置きで載置し、下側のサイ
ドウォール部S、ビード部Bを型付け面13に接触させ
る。
【0013】次に、上モールド15を下降させ、該上モー
ルド15を下モールド12に接近させるとともに、テーパリ
ング25をセクターモールド20に接近させる。この結果、
弧状セグメント22はテーパリング25のテーパ面25aに押
されてピン36を中心にその下面が下モールド12の上面と
ほぼ平行となるまで下方に揺動するとともに、テーパ面
22a、25aの楔作用により同期して半径方向内側に移動
し、未加硫タイヤTに接近する。このような弧状セグメ
ント22の半径方向内側への移動により、単リンク35はピ
ン37を中心に直立位置を越えて内側に転倒するよう揺動
し、上方に向かって半径方向内側に傾斜するようにな
る。そして、前述のような弧状セグメント22の半径方向
内側への移動および単リンク35の内側への揺動により、
各弧状セグメント22は前記ピン37を中心とする円弧に沿
って下方に平行移動するが、このとき、伝達部材42は収
納穴41内に押し込まれスプリング43を圧縮する。
【0014】そして、前記弧状セグメント22が半径方向
内側限まで移動して下モールド12に密着すると、これら
弧状セグメント22は互いに密着して連続リング状となる
が、このとき、加硫モールド、即ち上、下モールド15、
12およびセクターモールド20は互いに密着し、前記未加
硫タイヤTがこれらモールド15、12、20の内部に収納さ
れる。その後、加硫ブラダ33内に高温、高圧の加硫媒体
を注入してこれらモールド15、12、20内に収納された未
加硫タイヤTを加硫する。このとき、加硫ブラダ33は未
加硫タイヤT内でドーナツ状に膨張するため、該未加硫
タイヤTは型付け面13、16、21に押付けられ、下、上モ
ールド12、15が未加硫タイヤTのサイドウォール部Sを
主に型付けし、セクターモールド20がトレッド部Dを主
に型付けする。
【0015】このようにして加硫作業が終了すると、加
硫ブラダ33内から加硫媒体を排出して該加硫ブラダ33を
収縮させる。その後、上モールド15を上昇させてテーパ
リング25をセクターモールド20から離隔させることによ
り、各弧状セグメント22をテーパリング25による拘束か
ら解放するとともに、図示していない取出し装置により
加硫済みタイヤを上昇させる。このとき、各弧状セグメ
ント22は接触している加硫済みタイヤによって引き上げ
られるが、このような弧状セグメント22の上昇によっ
て、上方に向かって半径方向内側に傾斜していた単リン
ク35は外側に向かって揺動し徐々に起立する。これによ
り、各弧状セグメント22は、ピン37を中心とする円弧に
沿って上昇しながら半径方向外側に向かって移動し加硫
済みタイヤから引き剥される。
【0016】そして、各弧状セグメント22は加硫済みタ
イヤから離脱した後も慣性によって半径方向外側に向か
って移動するが、このとき、各弧状セグメント22はスプ
リング43、伝達部材42から付与された上昇力により揺動
して半径方向内側に向かうに従い上方となるよう傾斜す
るため、各弧状セグメント22の半径方向外側面と下面と
の間のエッジが下モールド12の上面に接触しようとす
る。しかしながら、この実施形態においては、前記弧状
セグメント22のエッジ部に回転可能なローラ48を配置し
ているため、前述の接触が金属同士の摩擦係数の大きな
摺接(滑り接触)ではなく、ローラ48を介しての摩擦係
数の小さな転がり接触となり、この結果、これらの間の
摩擦抵抗が軽減される。このようにローラ48を単に配置
するだけの簡単な構造で弧状セグメント22の半径方向外
側への移動を円滑とすることができ、これにより、加硫
モールド、即ち上、下モールド15、12およびセクターモ
ールド20を円滑に開放することができるようになる。そ
の後、単リンク35が直立位置を若干外側に越えた外側位
置に到達すると、該単リンク35は当接面38に当接して外
側への揺動が停止するが、このとき、各弧状セグメント
22の慣性による外側への移動も半径方向外側限において
停止する。ここで、単リンク35が停止している外側位置
は前述のように直立位置を若干外側に越えた位置である
ため、該単リンク35は外力を受けなければ内側に揺動す
ることはなく、当該位置を保持する。
【0017】なお、前述の実施形態においては、抵抗軽
減手段としてローラ48を配置したが、この発明において
は、前記弧状セグメントのエッジ部を円弧状に面取りす
るとともに、抵抗軽減手段としての低摩擦材料からなる
シート、例えばバビットメタルシート、ホワイトメタル
シート、テフロン樹脂シートで被覆したり、あるいは、
該エッジ部全体を低摩擦材料で構成したり、さらには、
前記エッジ部が接触する下モールドの上面を抵抗軽減手
段としての低摩擦材料からなるシートで被覆するように
してもよい。また、前述の実施形態においては、テーパ
リング25を上モールド15に取り付け一体移動するように
したが、この発明においては、テーパリングを上モール
ドから切り離し、個別に移動させるようにしてもよい。
さらに、前述の実施形態においては、単リンク35を当接
面38に直接当接させることで単リンク35の揺動を停止さ
せるようにしたが、この発明においては、弧状セグメン
トをストッパーに当接させることで単リンクの揺動を弧
状セグメントを介して停止させるようにしてもよい。ま
た、前述の実施例においては、上昇力付与手段としてス
プリング43を用いたが、この発明においては小型のエア
シリンダ等を用いてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、弧状セグメントを半径方向外側に円滑に移動させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す正面断面図であ
る。
【図2】作動を説明する単リンク近傍の正面断面図であ
る。
【符号の説明】
11…タイヤ加硫装置 12…下モールド 15…上モールド 20…セクターモールド 22…弧状セグメント 25…テーパリング 25a…テーパ面 26…加硫空間 35…単リンク 38…ストッパー 43…上昇力付与手段 48…抵抗軽減手段 T…タイヤ S…サイドウォール部 D…トレッド部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤの下側のサイドウォール部を主に型
    付けする下モールドと、下モールドに接近離隔可能でタ
    イヤの上側のサイドウォール部を主に型付けする上モー
    ルドと、下、上モールド間に設置され、全体としてリン
    グ状を呈するとともに円周方向に並べられた複数個の弧
    状セグメントからなり、タイヤのトレッド部を主に型付
    けするとともに、下、上モールドと密着して閉止したと
    き、内部に未加硫タイヤを収納する加硫空間が形成され
    るセクターモールドと、セクターモールドに接近離隔可
    能で、該セクターモールドに接近したとき、内周に設け
    られたテーパ面により弧状セグメントを同期して半径方
    向内側に移動させて互いに密着させるテーパリングと、
    上端部が各弧状セグメントの半径方向外側部に下端部が
    下モールドに回動可能に連結され、モールド閉止時に上
    方に向かって半径方向内側に傾斜している単リンクと、
    各弧状セグメントと下モールドとの間に介装され、該弧
    状セグメントに対して上昇力を付与し半径方向内側に向
    かうに従い上方となるよう傾斜させる上昇力付与手段
    と、前記単リンクが下モールドとの連結点を中心として
    直立位置を越えるまで外側に揺動したとき、該単リンク
    の揺動を停止させるストッパーと、半径方向内側に向か
    うに従い上方となるよう傾斜した各弧状セグメントが半
    径方向外側に向かって移動する際、該弧状セグメントと
    下モールドとが接触する部位に設けられた抵抗低減手段
    とを備えたタイヤ加硫装置を準備する工程と、単リンク
    が直立位置を越えるまで外側に揺動しストッパーに当接
    することで停止するとともに、各弧状セグメントが半径
    方向外側限において半径方向内側に向かうに従い上方と
    なるよう傾斜した状態で停止しているとき、未加硫タイ
    ヤを搬入して下モールド上に載置する工程と、テーパリ
    ングをセクターモールドに接近させて弧状セグメントを
    互いに密着して連続リング状となるまで半径方向内側に
    同期移動させることにより、単リンクを上方に向かって
    半径方向内側に傾斜するまで内側に揺動させるととも
    に、上モールドを下モールドに接近させることにより、
    上、下モールドおよびセクターモールドを互いに密着さ
    せ、前記未加硫タイヤをモールド内に収納する工程と、
    モールド内に収納された未加硫タイヤを加硫し、下、上
    モールドにより未加硫タイヤのサイドウォール部を主に
    型付けするとともに、セクターモールドによりトレッド
    部を主に型付けする工程と、テーパリングをセクターモ
    ールドから離隔させるとともに、上モールド、加硫済み
    タイヤを上昇させることにより、各弧状セグメントを引
    き上げて単リンクを外側に向かって揺動させるととも
    に、上昇力付与手段によって各弧状セグメントを半径方
    向内側に向かうに従い上方となるよう傾斜させながら半
    径方向外側に移動させる際、抵抗軽減手段によって弧状
    セグメントと下モールドとの摩擦抵抗を軽減させる工程
    と、慣性による弧状セグメントの半径方向外側への移動
    によって単リンクが直立位置を越えるまで外側に揺動し
    たとき、該単リンクの揺動をストッパーにより停止させ
    る工程とを備えたことを特徴とするタイヤ加硫方法。
  2. 【請求項2】タイヤの下側のサイドウォール部を主に型
    付けする下モールドと、下モールドに接近離隔可能でタ
    イヤの上側のサイドウォール部を主に型付けする上モー
    ルドと、下、上モールド間に設置され、全体としてリン
    グ状を呈するとともに円周方向に並べられた複数個の弧
    状セグメントからなり、タイヤのトレッド部を主に型付
    けするとともに、下、上モールドと密着して閉止したと
    き、内部に未加硫タイヤを収納する加硫空間が形成され
    るセクターモールドと、セクターモールドに接近離隔可
    能で、該セクターモールドに接近したとき、内周に設け
    られたテーパ面により弧状セグメントを同期して半径方
    向内側に移動させて互いに密着させるテーパリングと、
    上端部が各弧状セグメントの半径方向外側部に下端部が
    下モールドに回動可能に連結され、モールド閉止時に上
    方に向かって半径方向内側に傾斜している単リンクと、
    各弧状セグメントと下モールドとの間に介装され、該弧
    状セグメントに対して上昇力を付与し半径方向内側に向
    かうに従い上方となるよう傾斜させる上昇力付与手段
    と、前記単リンクが下モールドとの連結点を中心として
    直立位置を越えるまで外側に揺動したとき、該単リンク
    の揺動を停止させるストッパーとを備えたタイヤ加硫装
    置において、半径方向内側に向かうに従い上方となるよ
    う傾斜した各弧状セグメントが半径方向外側に向かって
    移動する際、該弧状セグメントと下モールドとが接触す
    る部位に抵抗低減手段を設けたことを特徴とするタイヤ
    加硫装置。
  3. 【請求項3】前記抵抗軽減手段は、各弧状セグメントの
    半径方向外端部でその下端部に回転可能に支持され、下
    モールドの上面上を転動することができるローラである
    請求項2記載のタイヤ加硫装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003200428A (ja) * 2001-12-28 2003-07-15 Bridgestone Corp タイヤ加硫方法および装置
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