JPH1011881A - 耐振動情報提供装置 - Google Patents

耐振動情報提供装置

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JPH1011881A
JPH1011881A JP8180074A JP18007496A JPH1011881A JP H1011881 A JPH1011881 A JP H1011881A JP 8180074 A JP8180074 A JP 8180074A JP 18007496 A JP18007496 A JP 18007496A JP H1011881 A JPH1011881 A JP H1011881A
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JP
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vibration
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disk
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JP8180074A
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English (en)
Inventor
Ryuji Yamada
竜司 山田
Osamu Nishimura
修 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動に弱い、ハードディスク装置を用いた情
報提供装置において、振動に起因する故障を回避するこ
とができる、耐振動情報提供装置の提供。 【解決手段】 ハードディスク10を含むカラオケ装置
1をバス2の後部に配置し、振動を検知する振動検知手
段50をバス2の進行方向前方に配置し、振動検知手段
がある程度以上の振動を検知したら、CPU20がハー
ドディスクのヘッドを退避位置に移動させることによ
り、読み取りを禁止するとともに、振動によりハードデ
ィスクのヘッドと回転しているディスクが接触するのを
防ぐ構成とした。尚、振動検知手段50が検出した振動
がある閾値以下になればCPU20はヘッドを作用位置
に戻してデータの読み取りを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐振動情報提供装
置に関し、更に詳細には、振動の発生状況に応じて情報
の読み出しおよび書き込みの停止及び開始を行うことが
可能な耐振動情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、データを読み書きするための
記録装置として、高速に回転するディスクの表面近傍を
読み取り/書き込みヘッドを移動させて、ディスクから
データを読み出したり、ディスクにデータを書き込んだ
りする記録装置、例えばハードディスクが知られてい
る。この様な記録装置は、構造上、振動に弱い。このよ
うな記録装置を、例えば車内のような常に振動が発生し
うる場所で使用した場合には、振動により、読み取り/
書き込みヘッドが高速回転するディスク表面に接触して
ディスクに記録されているデータを破壊したり、ディス
ク表面を傷つけたり、あるいはヘッド自体が破損するな
ど、記録装置の故障が発生する可能性が高かった。
【0003】そのため、常に振動が発生しうる場所で上
記のようなディスクとヘッドを利用した記録装置付きの
情報提供装置を使用する場合には、振動を和らげるよう
な特別な緩衝装置の中や、緩衝装置上に記録装置を取り
付けて使用する方法がとられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような方法では、緩衝装置のための余分な費用や広い設
置場所を必要とするという問題があった。本発明は、上
述する課題を解決するためになされたものであり、緩衝
装置を設けることなく振動に起因する故障を解決するこ
とのできる耐振動情報提供装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決する手段】上記の目的を達成するため、請
求項1に記載の耐振動情報提供装置は、上述した問題点
を解決するためになされたものであり、移動する物体に
載置され、回転するディスク上の情報記録媒体の表面近
傍にヘッドを位置させて該ディスクに対して情報の読み
書きを行う情報記録装置を有する情報提供装置におい
て、前記移動する物体の進行方向において前記情報記録
装置よりも前方に設けられて、少なくとも前記ディスク
の面と垂直な方向における振動を検知する振動検知手段
と、前記検知手段により検知された振動の大小に応じ
て、前記情報記録装置に対するデータの読み書きを禁止
または許可する制御手段と、を有す構成とした。
【0006】ここで、前記制御手段は、前記検知手段に
より検知された振動が所定量より大きい場合に前記情報
記録装置に対する前記データの読み書きを禁止すること
ができる。あるいは、前記制御手段は、前記検知手段に
より検知された振動が所定量以下の場合に前記情報記録
装置に対する前記データの読み書きを許可する構成とし
ても良い。
【0007】前記ヘッドを退避位置に位置させることに
より前記データの読み書きを禁止することができる。こ
の時、記録媒体であるディスクは停止させても良いし、
回転させたままでも良い。前記ヘッドを作用位置に位置
させることにより前記データの読み書きを許可すること
ができる。
【0008】前記情報提供装置は、振動に無関係にデー
タの読み書きが可能な半導体記憶装置を有し、前記デー
タの読み書きが許可されているときに前記情報記録装置
から読み出されたデータは前記半導体記憶装置に格納さ
れる構成とすることが可能である。前記情報提供装置の
提供する情報は前記半導体記憶装置に格納されたデータ
に基づいて生成されるようにすることが可能である。
【0009】前記検知手段は、加速度センサにより構成
することができる。前記情報記録装置としてはハードデ
ィスク装置を用いることができる。
【0010】また、別の観点からは、本発明の情報提供
装置は、媒体の表面近傍にヘッドを位置させて該ディス
クに対して情報の読み書きを行う情報記録装置を有する
情報提供装置において、少なくとも前記ディスクの面と
垂直な方向における振動を検知する振動検知手段と、前
記検知手段により検知された振動の大小に応じて、前記
情報記録装置に対するデータの読み書きを禁止または許
可する制御手段と、を有し、前記検知手段は前記情報記
録装置が振動の影響を受ける前に振動を察知できる場所
に設置されていることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態である
耐振動カラオケ装置について図面を参照して説明する。
本実施の形態においては、カラオケ装置が常に振動の発
生しうる場所としてバス車内に設置されている場合につ
いて示す。
【0012】図1は、耐振動情報提供装置の実施の形態
である耐振動カラオケ装置の構成を示すブロック図であ
る。図1に示すように、本実施例の耐振動カラオケ装置
はバス2の最後部に配置されているカラオケ装置1、カ
ラオケ装置1に歌い手の音声を入力するためのマイクロ
ホン80、カラオケ装置1の音声出力を増幅するアンプ
60、そしてアンプにより増幅された音声信号を可聴音
として出力するスピーカ70と、バス2の前部に配置さ
れた振動検知手段としての振動検知装置50とを有して
いる。
【0013】カラオケ装置1は、ハードディスク10
と、カラオケ装置1全体の動作を制御する制御手段とし
てのCPU20と、データを一時的に記憶しておく半導
体記憶装置としての一時メモリ30と、音楽データを再
生する再生装置40とを有している。
【0014】情報記録媒体としてのハードディスク10
は、CPU20に接続されており、CPU20によって
読み書き動作が制御されている。なお、本明細書におい
ては「読み書き」とは「読み出し」または「書き込み」
または両者を指す。すなわち読み書き動作とは、読み出
し動作、書き込み動作または両方の動作を指すものとす
る。また、実施の形態においてはデータの読み出し動作
のみについて説明するが、ハードディスク10にデータ
を書き込む場合にも本発明を適用することができる。
【0015】ハードディスク10は、公知の装置である
ため詳細は省略するが、高速回転するディスクと読み書
き用ヘッドを有しており、ヘッドがディスク表面(デー
タ記録面)近傍の作用位置(読み書き可能位置)に位置
する時にデータの読み書きが可能であり、また、ディス
クに対してデータの読み書きを行わない時には、読み書
きヘッドはディスク表面(データ記録面)から所定量離
れた退避位置に位置するように制御される。なお、ヘッ
ドが退避位置に位置している場合には、たとえ大きな振
動がカラオケ装置1に与えられても、ヘッドとディスク
表面とが衝突してハードディスク10を破損するような
ことはない。
【0016】一時メモリ30はCPU20に接続されて
おり、ハードディスク10から読み出された音楽データ
を一時的に記憶できるようになっている。一時メモリ3
0は半導体メモリ(SRAM)であり、振動の影響を全
く受けずにデータの読み書きを行うことができる。一時
メモリ30は、およそ10曲分の音楽データを蓄積する
ことが可能な容量を持っている。
【0017】バス2の前部に配置した振動検知装置50
はCPU20に接続されており、CPU20は振動検知
装置50が検知した振動の情報を常に受け取るようにな
っている。バス2が順方向に(図1において右から左に
向かって)走っている場合には、振動検知装置50はカ
ラオケ装置1より早く振動を検知することになる。言い
換えれば、振動検知装置50からの情報により、CPU
20は、カラオケ装置1が振動を受ける前に振動の発生
を知ることができる。
【0018】なお、振動検知装置50は、例えば加速度
センサであり、その振動検知方向は、ハードディスクの
面と垂直な方向である。CPU20は、検出された加速
度が所定値を越えた場合にハードディスク10のヘッド
を退避位置に移動させる。また、検出された加速度が所
定値以下であれば、ヘッドを読み取り位置に位置させ
る。ここで閾値となる「所定値」は、バス2の構造、各
装置の配置位置、検知装置50の感度などに基づいて定
められる値であるが、検知装置50により検出された加
速度が所定値(閾値)以下の時には、ハードディスク1
0が破損しないことが保証されるような値である。
【0019】なお振動検知装置50は加速度センサに限
るものではなく、例えば、大きく振動したときにのみO
N(又はOFF)となるような、慣性を利用したスイッ
チでも良い。
【0020】なお、振動検知装置50とハードディスク
10との位置関係は次のような条件を満たしている必要
がある。本実施の形態においては、振動検知装置50が
バス2の前部に配置されているため、ハードディスク1
0が振動を受ける前に振動検知装置50が振動する。振
動検知装置50が振動を検知すると直ちに、検知信号が
CPU20に送られ、CPU20はハードディスク10
のヘッドを退避位置に移動させる。従って、ハードディ
スク10と振動検知装置50との間隔は、バス2が通常
の速度で走行している時に、バス2の前部(振動検知装
置50が載置されている部分)がある点を通過してから
ハードディスク10の設置位置がその点を通過するまで
の時間が、ヘッドが作用位置から退避位置へ移動するま
での時間より長くなる、という条件を満たす距離でなけ
ればならない。
【0021】一時メモリ30は、ハードディスク10か
ら読み出された音楽データを管理データテーブル95の
形式で格納する(図5参照)。管理データテーブル95
は、一時メモリ30の所定のアドレスから始まるデータ
領域で、前述のようにおよそ10曲分の音楽データが管
理データテーブル95に登録可能である。
【0022】図4に、管理データテーブル95に登録さ
れる一つのデータレコード(すなわち一つの音楽データ
のフォーマット)の例90を示す。図4のように、デー
タレコード90は、音楽データのデータサイズ90aと
音楽データ90bとから構成されている。一時メモリ3
0に音楽データが読み込まれる時には、データが読み込
まれた順番に、管理データテーブル95にデータ(サイ
ズ90aと音楽データ90b)が登録されていく。図5
に示すように、複数の音楽データはそのサイズ90aと
音楽データ90bが連続した状態で、ハードディスク1
0から読み出された順に一時メモリ30に格納される。
図5の例では、管理データテーブル95に5曲分のデー
タが登録されている様子を示しているが、前述のよう
に、一時メモリ30は10曲分程度(音楽データのサイ
ズにより増減する)の音楽データを蓄積することができ
るだけの容量を有する。
【0023】一時メモリ30に音楽データが全く記憶さ
れていない場合には、この管理データテーブル95の先
頭に音楽データのデータサイズが記録されていないこと
になる。すなわち、管理データテーブル95の先頭にサ
イズデータがあるか否かにより一時メモリ30に音楽デ
ータが格納されているか否かを判定することができる。
【0024】続いて、上記構成を有するカラオケ装置に
おける、音楽データの演奏方法について、フローチャー
トを参照して説明する。
【0025】図2のフローチャートは、音楽情報の再生
を行う際のフローチャートである。音楽情報の再生を行
う際、まず一時メモリ30に音楽データが読み込まれて
いるかどうかを管理データテーブル95の先頭を参照し
て確認する(S11)。一時メモリ30に音楽データが
格納されている場合(S11:YES)には、CPU2
0は一時メモリ30から音楽データを読み出し(S1
7)、読み出した音楽データの再生を開始する(S1
8)。一時メモリ30に音楽データが格納されていなか
った場合(S11:NO)には、利用者のリクエストに
応じてハードディスク10から音楽データを読み出す、
S12以降の処理が実行される。
【0026】まず振動検知装置50が振動を検知してい
ないかどうかを調べる(S12)。振動検知装置50が
振動を検知していたら(振動検知装置50の位置で振動
が発生していたら)(S12:YES)、ハードディス
ク装置10の読み取りヘッドを退避位置にまで移動させ
て(S13)、振動検知装置50が振動が発生していな
い状態であることを検知するまでハードディスク10か
らの音楽データの読み出しを禁止する。ここでヘッドを
退避位置に移動させるのは、振動によりヘッドがハード
ディスク10の表面に接触してハードディスク表面を破
損することを防ぐためである。
【0027】なお、ここでS12の大きな振動が発生し
たか否かの判定は、振動検知装置50が出力する振動の
強さを表す量が所定値より大きいか否かにより判定して
いる。例えば、振動検知装置50は加速度センサで構成
することができる。この場合、検出された加速度が所定
値に達すると、その振動がハードディスク10の故障の
原因となるということが予め分かっていれば、該加速度
を閾値として、加速度センサ(振動検知装置50)の出
力値が該閾値より大きいか否かにより大きな振動が発生
したか否かを判定することができる。
【0028】この様に制御することにより、カラオケ装
置1が振動を受ける地点に達した時点では既にヘッドが
退避位置にまで移動しているため、大きな振動によりハ
ードディスクを破損することを回避することができる。
なお、音楽データの読み出しが上記の制御により読み取
り完了前に中断された場合には、どこまで読み出したか
の情報が管理テーブル95に残される。このため、振動
が収まり再度当該音楽データの読み出しが行われる際に
は、残りの部分だけを読み出すことにより、音楽データ
の読み出しを完了する。
【0029】上記の実施の形態において、ヘッドを退避
位置に移動させる際に、ハードディスクの回転も同時に
停止することも可能であるが、ディスクの回転を停止す
ると次にデータを読み出す際にディスクの回転が安定す
るまで待つ必要があり、読み取りに要する時間が実質的
に長くなるため、本実施の形態においては、振動検知装
置50による振動の検知によってヘッドが退避位置に移
動した時にも、ディスクの回転は停止していない。
【0030】S12において、振動検知装置50が振動
を検知していなければ(振動が発生していなかったら)
(S12:NO)、ハードディスク装置10の読み取り
ヘッドを読み取り位置(作用位置)まで移動させて(S
14)、ハードディスク10から音楽データを読み出し
(S15)、一時メモリ30に読み出した音楽データを
格納する。
【0031】ハードディスク10からのデータの読み出
しは所定のデータブロック単位、例えば512バイト単
位で行う。1曲の音楽データのサイズは一般に数十キロ
バイト程度であり、1曲分の音楽データがハードディス
ク10から一時メモリ30に全て転送されるまで、S1
2〜S16の処理が繰り返される。すなわち、音楽デー
タの読み出しが終了したかどうかをS16にて調べ、読
み出しが終了していなければ(S16:NO)処理はS
12に戻る。音楽データの読み出しが終了すると(S1
6:YES)、CPU20は、一時メモリ30に格納さ
れた(すなわち管理データテーブル95に登録された)
音楽データを読み出し(S17)、音楽データの再生を
開始する(S18)。
【0032】次にある音楽データの再生中に他の音楽デ
ータを読み出す方法について、図3のフローチャートを
用いて説明する。すなわち、ある音楽データが再生され
ている間に、曲の予約が行われた時の処理について図3
に基づいて説明する。
【0033】図3において、まず演奏曲の予約が行われ
ているかどうかを判定する(S21)。演奏曲の予約が
行われていない場合(S21:NO)には処理を終了す
る。演奏曲の予約が行われた場合には(S21:YE
S)、振動検知装置50の位置で振動が発生しているか
を調べ(S22)、振動が発生していたら(S22:Y
ES)、ヘッドを退避位置に移動して(S23)、振動
が停止するまで読み出しを禁止する。
【0034】振動検知装置50の位置で振動が発生して
いなかった場合には(S22:NO)、CPU20は、
ヘッドを読み取り位置に移動させて(S24)、ハード
ディスク10から音楽データを読み込み、一時メモリ3
0に転送する(S25)。そして、音楽データの読み出
しが終了したかどうかを調べ、読み出しが終了していた
ら(S26:YES)、予約曲の音楽データとそのサイ
ズを管理テーブル95に登録する(S27)。このよう
にして一時メモリ30に蓄積された音楽データは、順
次、蓄積された順にCPU20に読み出され、再生され
る(図2のS11、S17およびS18参照)。
【0035】前述のように一時メモリ30に格納された
データはハードディスク10の動作とは無関係に、すな
わち、振動とは無関係に読み書きが可能である。このた
め、ハードディスク10に影響を与えるような振動が無
い時(すなわち振動検知装置50の検出した振動が所定
値より小さい時)に、音楽データを一時メモリ30に転
送しておけば、大きい振動が振動検知装置50により検
出されてハードディスク10に対するデータの読み書き
が禁止されても、一時メモリ30に格納されているデー
タを用いて楽曲の再生が行われるため、演奏が中断され
ることはない。
【0036】以上、実施の形態に基づき本発明を説明し
たが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるもので
はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種種の変形改
良が可能である。
【0037】例えば、振動検出装置としてビデオカメラ
を用い、走行先の路面の状況を読み取り、読み取った路
面状況をCPUにより判断して、ハードディスクの読み
書き動作を制御する構成も可能である。この場合には、
カラオケ装置1は必ずしもバス2の後部に設置する必要
は無く、振動発生を検出する点(すなわちビデオカメラ
にてモニタしている位置)と、ハードディスク10との
位置が十分に離れていれば良い。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の耐振動情報提供装置に
よれば、ディスクとヘッドを用いた情報記録装置に加わ
る振動を前もって検知することができ、検知結果に応じ
て該情報記録装置に対するデータの読み書きを検知結果
に応じて禁止または許可できるので、振動によるディス
クやヘッドの破損を防ぐことができる。
【0039】請求項2に記載の耐振動情報提供装置によ
れば、情報記録装置に加わる振動が所定量より大きい場
合にのみ情報記録装置に対する前記データの読み書きが
禁止される。このため、不必要に停止することなくデー
タの読み書きが実行されることになる。
【0040】請求項3に記載の耐振動情報提供装置によ
れば、情報記録装置に加わる振動が比較的小さいときに
はデータの読み書きは許容されるため、不必要に動作が
停止することがない。
【0041】請求項4に記載の耐振動情報提供装置によ
れば、ヘッドを退避位置に位置させることにより読み出
しを禁止するため、読み出し許可になった場合に速やか
に読み出し動作に移行することができる。また、退避位
置にあるため、強い振動があってもディスク面の破損を
防ぐことができる。
【0042】請求項5に記載の耐振動情報提供装置によ
れば、振動が十分に小さい場合にはヘッドを作用位置に
位置させているため、読み取り動作を迅速に行うことが
できる。
【0043】請求項6に記載の耐振動情報提供装置によ
れば、一旦半導体記憶装置に格納されたデータを読み出
して提供情報を生成するため、たとえ振動があってハー
ドディスクからのデータの読み出しが禁止されても、提
供情報の出力が途絶えることはない。
【0044】請求項7に記載の耐振動情報提供装置によ
れば、検知手段として加速度センサを用いるため、セン
サ出力の大小を振動の大小と対応させることができる。
【0045】請求項8に記載の耐振動情報提供装置によ
れば、振動に起因する故障を回避できるため、ハードデ
ィスク装置を情報記録装置として用いることが可能とな
る。
【0046】請求項9に記載の耐振動情報提供装置によ
れば、情報記録装置が振動の影響を受ける前に振動を察
知できる場所に検知手段が配置されているため、大きな
振動を受ける前に情報記録装置における読み取りを終了
させることができると共に、振動が小さくなった場合に
は読み取りを可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を例示するブロック図であ
る。
【図2】音楽情報再生処理の流れを表した図である。
【図3】音楽情報再生中の予約曲読み込み処理の流れを
表した図である。
【図4】本実施の形態に係るカラオケ装置で利用される
管理テーブルに音楽データサイズおよび音楽データを記
憶する際の記憶フォーマットである。
【図5】本実施の形態に係るカラオケ装置で利用される
管理テーブルである。
【符号の説明】
1 カラオケ装置 2 バス 10 ハードディスク 20 CPU 30 一時メモリ 40 再生装置 50 振動検知装置 60 アンプ 70 スピーカ 80 マイク 90 管理テーブルのフォーマット 95 管理テーブル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する物体に載置され、回転するディ
    スク上の情報記録媒体の表面近傍にヘッドを位置させて
    該ディスクに対して情報の読み書きを行う情報記録装置
    を有する情報提供装置において、 前記移動する物体の進行方向において前記情報記録装置
    よりも前方に設けられて、少なくとも前記ディスクの面
    と垂直な方向における振動を検知する振動検知手段と、 前記振動検知手段により検知された振動の大小に応じ
    て、前記情報記録装置に対するデータの読み書きを禁止
    または許可する制御手段と、を有することを特徴とする
    耐振動情報提供装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記振動検知手段によ
    り検知された振動が所定量より大きい場合に前記情報記
    録装置に対する前記データの読み書きを禁止することを
    特徴とする請求項1に記載の耐振動情報提供装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記振動検知手段によ
    り検知された振動が所定量以下の場合に前記情報記録装
    置に対する前記データの読み書きを許可することを特徴
    とする請求項1または2に記載の耐振動情報提供装置。
  4. 【請求項4】 前記データの読み書きの禁止は、前記ヘ
    ッドを前記ディスク面から退避した退避位置に位置させ
    ることにより行うことを特徴とする請求項1に記載の耐
    振動情報提供装置。
  5. 【請求項5】 前記データの読み書きの許可は、前記ヘ
    ッドを前記ディスク面近傍の読み書き可能な作用位置に
    位置させることにより行うことを特徴とする請求項1に
    記載の耐振動情報提供装置。
  6. 【請求項6】 前記情報提供装置は、振動に無関係にデ
    ータの読み書きが可能な半導体記憶装置を有し、前記デ
    ータの読み書きが許可されているときに前記情報記録装
    置から読み出されたデータは前記半導体記憶装置に格納
    されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記
    載の耐振動情報提供装置。
  7. 【請求項7】 前記振動検知手段は、加速度センサを有
    することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載
    の耐振動情報提供装置。
  8. 【請求項8】 前記情報記録装置はハードディスク装置
    であることを特徴とする請求項1から7に記載の耐振動
    情報提供装置。
  9. 【請求項9】 移動する物体に載置され、回転するディ
    スク上の情報記録媒体の表面近傍にヘッドを位置させて
    該ディスクに対して情報の読み書きを行う情報記録装置
    を有する情報提供装置において、 少なくとも前記ディスクの面と垂直な方向における振動
    を検知する振動検知手段と、 前記振動検知手段により検知された振動の大小に応じ
    て、前記情報記録装置に対するデータの読み書きを禁止
    または許可する制御手段と、を有し、 前記振動検知手段は前記情報記録装置が振動の影響を受
    ける前に振動を察知できる場所に設置されていることを
    特徴とする耐振動情報提供装置。
JP8180074A 1996-06-20 1996-06-20 耐振動情報提供装置 Pending JPH1011881A (ja)

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JP8180074A JPH1011881A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 耐振動情報提供装置

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JP8180074A Pending JPH1011881A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 耐振動情報提供装置

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Cited By (9)

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