JP2002215340A - データサーバシステム、コンピュータ装置、記憶媒体 - Google Patents

データサーバシステム、コンピュータ装置、記憶媒体

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JP2002215340A
JP2002215340A JP2000397044A JP2000397044A JP2002215340A JP 2002215340 A JP2002215340 A JP 2002215340A JP 2000397044 A JP2000397044 A JP 2000397044A JP 2000397044 A JP2000397044 A JP 2000397044A JP 2002215340 A JP2002215340 A JP 2002215340A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動中にも外部からのアクセスを受け付けて
処理を確実に行なうことのできるデータサーバシステ
ム、コンピュータ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 移動中、本体PC10をサスペンドモー
ドあるいはハイバネーションモードとした状態で、ハン
ドヘルド端末側で所定の操作を行なうと、機械的可動部
が無く、HDD13よりも耐振動性が高いMRAM14
のみにアクセスしてデータの読み書きを行なうようにし
た。このとき、電源コントローラ27で、MRAM14
に給電し、機械的可動部を有するHDD13には給電し
ないようにした。また、AC電源26やLANケーブル
40、電話回線ケーブル41の接続の有無を検出するこ
とによって、本体PC10が移動中であるか否かを自動
的に判定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ハンドヘ
ルド・コンピュータ端末とパーソナルコンピュータとの
間でデータをやり取りする場合等に用いて好適な、デー
タサーバシステム、コンピュータ装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、IBM社のWorkPad(登録商
標)、米国スリーコム社のPalm Computing(登録商標)
ハンドヘルド等に代表されるハンドヘルド・コンピュー
タ端末(以下、「ハンドヘルド端末」と略称)が普及し
つつある。このハンドヘルド端末では、スケジュール管
理やアドレス管理、携帯型電話端末等を介しての電子メ
ールの送受信やインターネット上のホームページの閲覧
等が行なえる。このようなハンドヘルド端末で使用する
データは、ユーザが使用している他のデスクトップ型あ
るいはノートブック型の本体PC(Personal Compute
r)で保持しているデータをベースとすることが多い。
このため、ユーザは、適宜タイミングで、ケーブルを介
した通信、あるいは赤外線や無線等を介したワイヤレス
通信等により、ハンドヘルド端末と本体PCとの間でデ
ータを同期させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ハンド
ヘルド端末に格納されているデータは、必ずしも最新の
データではないという問題がある。例えばユーザが外出
先でハンドヘルド端末を使用してデータを閲覧する場
合、そのデータは、外出する以前に本体PCとの間で同
期させた時点のデータであり、決して閲覧時点でのデー
タではないのである。より具体的には、例えば本体PC
で受信した電子メールをハンドヘルド端末に転送し、ハ
ンドヘルド端末側で電子メールを閲覧する場合、データ
を同期させて以降に届いた本体PCに届いた電子メール
をハンドヘルド端末で閲覧することはできない。また、
ハンドヘルド端末と本体PCとの間でデータの同期を図
って以降、本体PC側でデータを更新した場合は、再度
同期させない限り、更新されたデータをハンドヘルド端
末側で使用することはできないのである。
【0004】このような問題を解決するため、例えば可
搬性のあるノートブック型PCを本体PCとして使用し
ている場合、外出中(移動中)にもノートブック型PC
を起動させておき、適宜タイミングでハンドヘルド端末
とノートブック型PCとの間でデータを同期させること
も考えられる。しかしながら、移動中にデータを同期さ
せる場合、ノートブック型PC内の可動部分、特にデー
タが格納されているハードディスクドライブ(以下、
「HDD」と略称する)に悪影響が及ぶ可能性がある。
HDDは、円板状の磁気ディスクを回転させながら、揺
動可能に設けられたアームを磁気ディスクの半径方向に
移動させ、アームの先端に備えた磁気ヘッドを磁気ディ
スクの所定のトラックに格納されているデータに対して
アクセスさせることによって、データを読み出したり書
き込んだりする。したがって、移動中に使用した場合に
外部から様々な振動がHDDに加わると、磁気ヘッドを
移動させるためのアームの磁気ディスクに対する位置決
め精度が低下してデータの読み書きエラーが生じたり、
データのクラッシュ、HDD自体の故障等を起こす可能
性もある。本発明は、このような技術的課題に基づいて
なされたもので、移動中にも外部からのアクセスを受け
付けて処理を確実に行なうことのできるデータサーバシ
ステム、コンピュータ装置等を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的のもと、本発
明のデータサーバシステムは、データ格納部として、第
一のデータ格納部と、第一のデータ格納部よりも耐振動
性の高い第二のデータ格納部とを備えた第一のコンピュ
ータ装置に対し、第二のコンピュータ装置からのデータ
の読み出しまたは書き込みの要求を受けたとき、第一の
データ格納部よりも耐振動性の高い第二のデータ格納部
に対し、データの読み出しまたは書き込みを実行するこ
とを特徴とする。ここで、第一のコンピュータ装置は、
例えば、机上等で固定して(据え置いて)使用する場合
の通常モードと、ユーザが持ち出して使用する移動モー
ド等、複数の動作モードで切り換え可能とすることを特
徴とする。これにより、移動中等であっても、第一のコ
ンピュータ装置は、耐振動性の高い第二のデータ格納部
のみを稼動させれば良い。この場合、第一のコンピュー
タ装置は、決められた動作モード(移動モード)である
ときには第二のデータ格納部に対してアクセスし、他の
動作モード(通常モード)であるときには第一のデータ
格納部および/または第二のデータ格納部に対してアク
セス可能とする。また、第二のデータ格納部には、例え
ば、第一のコンピュータ装置を制御するオペレーティン
グシステムのカーネルと、決められた動作モードで使用
するアプリケーションプログラムを含むデータ等、決め
られた動作モードであるときに使用するデータを格納す
る。これにより、移動中であっても第一のデータ格納部
にアクセスすることなく、第一のコンピュータ装置を起
動させることができる。また、移動中等、決められた動
作モードのときに、第二のコンピュータ装置から第一の
データ格納部へのアクセス要求を受けたときには、アク
セスを拒否するメッセージを第二のコンピュータ装置に
出力することもできる。
【0006】ここで、第一のコンピュータ装置としてノ
ートブック型のPCを用い、第二のコンピュータ装置と
してハンドヘルド端末を用いることができる。また、第
一のデータ格納部、第二のデータ格納部は、いずれも第
一のコンピュータ装置において、CPUとの間でデータ
(内部データ)を直接やり取りする内部記憶装置(主記
憶装置)に対し、その外部でデータ(外部データ)を格
納する外部記憶装置(補助記憶装置)であり、第一のデ
ータ格納部としては例えばHDD、より耐振動性の高い
第二のデータ格納部としては不揮発性の固体メモリ(半
導体メモリ等)を用いることが考えられる。なお、第一
のデータ格納部、第二のデータ格納部とは、二つのデー
タ格納部の相互関係を指すものであり、外部記憶装置と
して3以上のデータ格納部を備える場合にも適用するこ
とが可能である。すなわち、3以上のデータ格納部であ
っても、そのうち任意の二つのデータ格納部を取り上げ
れば、耐振動性の高い方が第二のデータ格納部、耐振動
性が低い方が第一のデータ格納部となる。
【0007】本発明のコンピュータ装置は、給電コント
ローラを備え、第一のデータ格納部および第二のデータ
格納部に給電する第一のモードと、第二のデータ格納部
のみに対して給電する第二のモードとで、モード切り換
えが可能であることを特徴とすることができる。ここ
で、例えば、第一のモードは机上等で固定して(据え置
いて)使用する場合のモード、第二のモードは、ユーザ
がコンピュータ装置を持ち歩いている途中で使用する場
合のモードである。これにより、例えば電車や飛行機の
中等、出先でコンピュータ装置を単体で使用する場合、
消費電力を抑えることもできる。さらに、給電コントロ
ーラは、第一および第二のデータ格納部の双方に給電し
ない第三のモードに切り換えることができるようにして
も良く、この場合、第三のモードの状態で決められた条
件を満たしたときに、第二のモードに切り換えるように
してもよい。ここで、第三のモードは、ユーザが持ち歩
いている場合、第一および第二のデータ格納部への給電
を遮断するためのモードであり、いわゆるサスペンドモ
ードやハイバネーションモードもこのモードに相当す
る。さらに加えて、コンピュータ装置が移動中と見なせ
る条件を満たす状態であるときに、第二のモードを選択
するようにしてもよい。ここで、コンピュータ装置が移
動中と見なせる条件としては、例えば、コンピュータ装
置へのAC電源、LANケーブル、電話回線ケーブルの
接続の有無等があり、この他にも加速度センサ等でコン
ピュータ装置に作用する加速度を検出しても良く、これ
らの条件を検出するための移動検出手段をさらに備える
こともできる。
【0008】また、コンピュータ装置に、外部とのデー
タを通信する通信部をさらに備えることもでき、このよ
うな場合、第一のモードは机上等で固定して(据え置い
て)使用する場合に外部からデータのアクセス要求があ
ったときのモード、第二のモードは、ユーザがコンピュ
ータ装置を持ち歩いている途中で外部からデータのアク
セス要求があったときのモードとなる。
【0009】このようなコンピュータ装置では、第一の
データ格納部として、機械的可動部を有する可動型メモ
リを用い、第二のデータ格納部として可動部の無い固体
メモリを用いることができる。ところで、固体メモリに
は、コンピュータ装置のOSの中核部分を担うカーネル
と、外部デバイスからの要求に対応するためのアプリケ
ーションプログラムとを、少なくとも格納するのが好ま
しい。これにより、固体メモリに格納されたデータ(プ
ログラム)のみで、外部デバイスからの要求に対応した
処理を行なうことができる。また、固体メモリに、磁気
ランダム・アクセス・メモリ等を用いれば、機械的可動
部を有する可動型メモリにOSのカーネルを格納する場
合に比較し、機械的な動作を伴わずにOSを起動させる
ことが可能となる。
【0010】本発明のコンピュータ装置は、外部データ
を記憶する外部記憶装置として、第一のデータ格納部
と、第一のデータ格納部に対し起動からデータの読み出
しまでに要する時間が短い第二のデータ格納部とを備
え、コンピュータ装置を起動するときには、第二のデー
タ格納部からOSの起動プログラムを読み出してOSを
起動させることを特徴とすることができる。第二のデー
タ格納部は、第一のデータ格納部よりも起動からデータ
の読み出しまでに要する時間が短いので、これにより、
第一のデータ格納部にOSの起動プログラムを格納する
場合に比較し、OSの起動を迅速に行なうことができ
る。またこのコンピュータ装置は、サスペンドモードで
ある状態で外部デバイスからのアクセスを受けたときに
は、第二のデータ格納部に対して外部データの読み出し
/書き込みを実行し、コンピュータ装置がハイバネーシ
ョンモードである状態で外部デバイスからのアクセスを
受けたときには、第二のデータ格納部から起動プログラ
ムを読み出してOSを起動させた後、第二のデータ格納
部に対して外部データの読み出し/書き込みを実行す
る。
【0011】本発明のコンピュータ装置は、第一の格納
手段よりも耐振動性の高い第二の格納手段を備え、外部
からの要求を受け付ける要求受け付け手段は、コンピュ
ータ装置の電源が投入された状態であれば常に給電され
ているので、この状態で常に外部からの要求を受け付け
ることができる。コンピュータ装置が例えばサスペンド
モードやハイバネーションモードであり、第一および第
二のデータ格納手段への給電が遮断された状態であると
きに、外部からデータの読み書きが要求されると、第二
の格納手段に給電して、データの読み出しまたは書き込
みが実行可能な状態とする。さらに、このときOSが起
動していない状態であれば、第二の格納手段から起動プ
ログラムを読み出してOSを起動させることもできる。
【0012】また、本発明のコンピュータ装置は、プロ
グラムをインストールするときに、複数のデータ格納部
が存在するか否かを検出し、データ格納部が複数存在す
ることを検出したときには、プログラムの格納先となる
データ格納部の指定をユーザに要求するパネルを表示
し、パネルにて指定されたデータ格納部にプログラムを
格納することを特徴とすることもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。図1は、本実施
の形態における本体PC(第一のコンピュータ装置)1
0の構成を説明するための図、図2は、本実施の形態に
おけるハンドヘルド端末(第二のコンピュータ装置、外
部、外部デバイス)30の構成を説明するための図であ
る。本実施の形態では、本体PC10とハンドヘルド端
末30とからなるシステム(データサーバシステム)に
おいて、ユーザが本体PC10を机上等から持ち出した
状態(以下、これを「移動中」と称する)で、ハンドヘ
ルド端末30から本体PC10に格納されたデータの読
み出し/書き込みを実行できる。
【0014】図1に示すように、本体PC10は、CP
U11でデータを直接読み書きする内部記憶装置として
の主記憶装置12と、外部記憶装置(データ格納部、デ
ータ格納手段)としての、HDD(第一のデータ格納
部、可動型メモリ、第一の格納手段)13およびMRA
M(Magnetic Random Access Memory:磁気ランダム・
アクセス・メモリ:第二のデータ格納部、固体メモリ、
第二の格納手段)14とを備えている。主記憶装置12
には、揮発性メモリであるDRAM(Dynamic Random A
ccessMemory)等が用いられている。この主記憶装置1
2は、内部メモリコントローラ15によりCPU11か
らの命令に基づくデータ(内部データ)の読み書きおよ
びCPU11との間でのデータの受け渡しが行なわれ
る。
【0015】HDD13は、言うまでも無く不揮発性の
記憶媒体である円板状の磁気ディスク(図示無し)にデ
ータ(外部データ)を書き込むようになっている。この
HDD13は、磁気ディスクがスピンドルモータによっ
て回転駆動され、磁気ディスクに対してデータを読み書
きする磁気ヘッドを先端に備えたアームが駆動モータに
よって旋回駆動される、機械的可動部分を有した記憶装
置である。一方、MRAM14は、TMR (Tunnel Ma
gneto-Resistive) 効果を用いた磁界により、電圧をか
けなくともデータを維持する不揮発性記憶媒体であり、
またこのMRAM14は、機械的可動部分を有さない固
体メモリである。これらHDD13およびMRAM14
に対しては、外部メモリコントローラ(コントローラ、
データ読み出し/書き込み手段)16により、データの
読み書き、および内部メモリコントローラ15を介した
主記憶装置12との間でのデータの受け渡しが行なわれ
る。
【0016】また、本体PC10は、画像を表示する表
示装置17と、表示装置17での表示を制御する表示コ
ントローラ18とを備えている。さらに、この本体PC
10は、外部との間でデータ通信を行なうため、ワイヤ
レス通信装置(通信部)20の他、例えばLANドライ
バ21、モデム22を備えている。ワイヤレス通信装置
20は、アンテナ23を介してハンドヘルド端末30等
との間でデータ通信を行なうものである。また、LAN
ドライバ21やモデム22は、LANケーブル40や電
話回線ケーブル41を介して、外部のLANや公衆電話
回線網を介してデータ通信を行なう。これらワイヤレス
通信装置20、LANドライバ21、モデム22を介し
て外部との間でなされるデータ通信は、I/Oコントロ
ーラ(要求受け付け手段)24によって制御される。
【0017】さらに、本体PC10は、電源として、D
C(直流)バッテリ25とAC(交流)電源26とが利
用できるようになっており、DCバッテリ25とAC電
源26の双方が本体PC10に接続されているときに
は、AC電源26を優先的に利用するようになってい
る。そして、DCバッテリ25またはAC電源26から
供給される電圧は、電源コントローラ(給電コントロー
ラ)27によって本体PC10の各部に供給される。こ
のとき、電源コントローラ27では、以下に示すような
複数種の動作モードに応じ、本体PC10に対して給電
する対象範囲を切り換えるようになっている。このよう
な本体PC10の動作モードとしては、その全体に給電
されている通常モード(第一のモード)の他、図3に示
すサスペンドモード(第三のモード)、図4に示すハイ
バネーションモード(第三のモード)がある。なお、図
3および図4において、実線は給電されている部分、点
線は給電されていない部分を示している。図3に示すサ
スペンドモードでは、電源コントローラ27により、D
Cバッテリ25またはAC電源26からの電圧が、主記
憶装置12、内部メモリコントローラ15、ワイヤレス
通信装置20、I/Oコントローラ24にのみ供給され
る。この状態で、OSやアプリケーションプログラムの
データは、通常モードの時点でMRAM14またはHD
D13からコピーされたものがそのまま主記憶装置12
に保持されている。このサスペンドモードには、図1に
示した通常モード(全ての部分が実線:給電されている
状態)から、図5に示すように、本体PC10の表示装
置17が設けられている側の筐体10Aを開いたまま入
力がなされない時間が、予め設定された時間に到達した
り、あるいは筐体10Aを閉じたりすると移行するよう
になっている。
【0018】図4に示すハイバネーションモードでは、
DCバッテリ25またはAC電源26からの電圧が、電
源コントローラ27により、ワイヤレス通信装置20、
I/Oコントローラ24にのみ供給される。この状態
で、主記憶装置12への給電が断たれるため、図1に示
した通常モードの状態でMRAM14またはHDD13
から主記憶装置12にコピーされていたOSやアプリケ
ーションプログラムのデータは主記憶装置12から消失
している。このハイバネーションモードには、図1に示
した通常モードから、例えば所定のコマンドを入力また
は、特定のキー操作によって移行する。
【0019】一方、図2に示すように、ハンドヘルド端
末30は、DRAM等の揮発性メモリからなる主記憶装
置31と、フラッシュメモリ等からなる不揮発性のメモ
リ32と、メモリ32に格納されたプログラムに基づい
て全体を制御する制御部33と、画像を表示する表示部
34と、入力操作を行なうための入力ペンや操作ボタン
等からなる入力部35と、本体PC10との間で赤外線
や無線等によるデータ通信を行なうワイヤレス通信部3
6とを備えている。このハンドヘルド端末30では、本
体PC10が図1に示した通常モードであるときだけで
なく、図3に示したサスペンドモードや図4に示したハ
イバネーションモードであるとき、さらには移動中であ
るときにも、本体PC10との間でデータの送受信を行
なうことができるようになっている。
【0020】このとき、ハンドヘルド端末30では、本
体PC10側で保持しているデータとハンドヘルド端末
30側で保持しているデータとの同期を図る処理だけで
なく、本体PC10のHDD13やMRAM14に対し
て、データの読み出し処理や、データの書き込み処理を
実行できるようになっている。より具体例を挙げると、
本体PC10とハンドヘルド端末30の双方で共有する
データ全体で同期を図るのではなく、例えばアドレス帳
の特定のデータのみを本体PC10側から読み出した
り、ハンドヘルド端末30側で編集した新たなデータの
みを本体PC10側に転送し、これを本体PC10側で
保持しているデータに書き込んだりするのである。これ
以外にも、ハンドヘルド端末30側で電子メール閲覧用
のアプリケーションプログラムを起動した状態で、「電
子メール受信」の操作を行なうことにより、本体PC1
0で既に受信している電子メールのデータを読み出して
ハンドヘルド端末30に転送し、ハンドヘルド端末30
側でこの電子メールを閲覧したり、さらには、本体PC
10側で新たに電子メールを受信する処理を実行させ、
メールサーバから新たな電子メールを受信し、そのデー
タをハンドヘルド端末30側に転送して電子メールを閲
覧すること等も考えられる。
【0021】上記のように、サスペンドモードやハイバ
ネーションモードであるとき、さらにはサスペンドモー
ドやハイバネーションモードでありかつ移動中であると
きにも、ハンドヘルド端末30との間でのデータの送受
信を可能とするための構成として、本体PC10側にお
いては、OS(Operating System)や各種アプリケーシ
ョンプログラムが、HDD13とMRAM14とに分け
て格納されている。本実施の形態では、機械的可動部を
有さずHDD13よりも耐振動性の高いMRAM14
に、OSの起動に必要なプログラム等を少なくとも含ん
だOSの基本的なコンポーネント、本実施の形態では、
OSのカーネルと称される部分が格納され、例えばマル
チメディア系の拡張モジュール等、移動中に使用しない
とされる部分はHDD13に格納される。また、本体P
C10に導入される各種アプリケーションプログラムの
うち、移動中にハンドヘルド端末30からの要求に応じ
て使用されるアプリケーションプログラムがMRAM1
4に格納され、他の残りのアプリケーションプログラム
はHDD13に格納される。また、移動中に使用される
ことが想定されるアプリケーションプログラムとして
は、スケジュール管理用ソフトウェアや電子メール用ソ
フトウェア、各種営業支援用ソフトウェア等がある。ま
た、移動中に使用されないと想定されるアプリケーショ
ンプログラムとしては、ワードプロセッサ用ソフトウェ
ア、表計算用ソフトウェア等がある。
【0022】このような構成とするには、BIOS(Ba
sic Input/Output System)により、OS、アプリケー
ションプログラムのインストール時に以下に示すような
処理を実行する。すなわち、図6に示すように、OSの
インストール時には、まず、検出手段により、本体PC
10にHDD13以外にMRAM14が搭載されている
か否か(言い換えれば、耐振動性の異なる2種類の外部
記憶装置が搭載されているか否か)を検出する(ステッ
プS101)。その結果、MRAM14が搭載されてい
るのであれば、OSの少なくともカーネルをMRAM1
4またはHDD13のどちらにインストールするのか、
ユーザに対して格納先の指定を要求するためのパネルウ
インドウ(パネル)を格納先指定要求手段として表示装
置17に表示する(ステップS102)。なお、ステッ
プS101で、MRAM14が搭載されていないと検出
された場合には、OSの全てをHDD13にインストー
ルする(ステップS105)。ステップS102でユー
ザの指定を受け付けた後、MRAM14が指定されたか
否かを判定し(ステップS103)、MRAM14が指
定されたのであれば、プログラム格納手段は、OSのカ
ーネルをMRAM14にインストールし、他の残りの部
分をHDD13にインストールする(ステップS10
4)。一方、MRAM14が指定されていなければ、O
Sの全てをHDD13にインストールする(ステップS
105)。
【0023】OSのインストール後に各アプリケーショ
ンプログラムをインストールする際は、OSにより、図
6と同様の流れで処理を実行する。ただし、OSのイン
ストール後であれば、MRAM14が搭載されているか
否かをBIOSあるいはOSが既に認識しているので、
ステップS101をスキップすることも可能である。な
お、MRAM14が搭載されていない場合には、通常と
同様、アプリケーションプログラムは、全てをHDD1
3にインストールする。なお、アプリケーションプログ
ラムのインストールに際しては、SetUpプログラム、ア
プリケーションプログラム自体、またはパラメータファ
イルなどに、インストールするアプリケーションプログ
ラムが、移動中に使用が想定されるアプリケーションプ
ログラムであるか、または移動中に使用されないと想定
されるアプリケーションプログラムであるかを示すフラ
グ等を立てておき、OSにおいて、このフラグに従った
格納先を推奨する表示を出力したり、フラグに従ってM
RAM14またはHDD13に自動的に格納することも
できる。
【0024】また、本体PC10で保持するデータは、
移動中に使用するか否かに応じ、MRAM14とHDD
13に分別されて格納される。このときには、使用して
いるアプリケーションプログラムが、MRAM14に格
納されたものであるか、あるいはHDD13に格納され
たものであるかに応じ、MRAM14またはHDD13
のうち、対応した方を自動的に選択してデータを書き込
んでも良いし、またデータの書き込み時に、ユーザに対
してデータの格納先がMRAM14、HDD13のいず
れであるかを選択させるようにしても良い。このように
してMRAM14またはHDD13に格納されるデータ
は、その格納先に関する情報が、MRAM上の所定のデ
ータ格納領域に保持される。
【0025】このようにしてOSおよびアプリケーショ
ンプログラムがインストールされた本体PC10は、通
常モードでの起動時、つまり電源がオフになった状態か
らの起動時には、図7に示すような流れで起動処理を実
行する。なお、本実施の形態では、図6の処理におい
て、MRAM14が搭載されておらず、OSおよびアプ
リケーションプログラムの全てがHDD13にのみイン
ストールされている場合は、通常のPCと何ら変化がな
いため、その説明を省略する。まず、本体PC10に電
源が投入され、その後になされた所定の操作(例えば起
動ボタンの操作)により、起動コマンドをCPU11が
受け取ると(ステップS201)、外部メモリコントロ
ーラ16はMRAM14からOSの起動プログラムを読
み出し(ステップS202)、これを、内部メモリコン
トローラ15を介して主記憶装置12にコピーする(ス
テップS203)。内部メモリコントローラ15では、
起動プログラムを受け取ったことをCPU11に通知
し、CPU11では主記憶装置12にコピーされた起動
プログラムに基づき、起動処理を実行する(ステップS
204)。このとき、OSの起動プログラムは、一切の
機械的な動作を伴わない電気的な信号の処理によってM
RAM14から読み出されるため、機械的な動作を伴う
HDD13から読み出す場合に比較し、高速で読み出し
処理を完了することができる。この後、HDD13に格
納されたOSの残りの部分、例えばマルチメディア系の
拡張モジュール等が読み出され、主記憶装置12にコピ
ーされた後、CPU11によって起動される。
【0026】このようにしてOSを起動した後、本体P
C10単体での使用時に、特定のアプリケーションプロ
グラムを使用する場合、ユーザは、本体PC10の入力
手段(図示無し)で所定のコマンドを入力する。すると、
図8に示すように、本体PC10のCPU11では、特
定のアプリケーションプログラムの起動を要求するコマ
ンドを受け取り(ステップS301)、MRAM14の
所定のデータ格納領域に保持された格納先情報を参照
し、指定されたアプリケーションプログラムの格納先が
MRAM14であるか否かを判定する(ステップS30
2)。その結果、アプリケーションプログラムの格納先
がMRAM14であれば、外部メモリコントローラ16
は、MRAM14からアプリケーションプログラムを読
み出す(ステップS303)。一方、アプリケーション
プログラムの格納先がHDD13であれば、外部メモリ
コントローラ16は、HDD13から当該アプリケーシ
ョンプログラムを読み出す(ステップS304)。そし
て、MRAM14あるいはHDD13から読み出された
アプリケーションプログラムは、内部メモリコントロー
ラ15を介して主記憶装置12にコピーされる(ステッ
プS305)ので、CPU11では、主記憶装置12に
コピーされたアプリケーションプログラムを起動させる
(ステップS306)。しかる後には、ユーザからの入
力に応じ、このアプリケーションプログラムで所定の処
理を実行する。
【0027】さて、本体PC10が、上記したようにし
て通常モードで起動した後、ハンドヘルド端末30側か
らの所定の操作により、本体PC10に格納されている
アプリケーションプログラムやデータを利用したり、本
体PC10にデータを格納する場合、以下に示すような
処理を実行する。ここで、図5、図9、図10は、本体
PC10とハンドヘルド端末30との間でデータ通信を
行なう場合の、本体PC10の様々な使用状態の例を示
す図である。図5は、本体PC10の全体を通常モード
で起動させた状態を示すもので、本実施の形態では、こ
の状態で本体PC10にLANケーブル40、電話回線
ケーブル41が接続されているものとする。また、図9
は、本体PC10の筐体10Aを閉じ、そのシステム
を、サスペンドモードあるいはハイバネーションモード
としたものであり、ここではこの場合も、この状態で本
体PC10にLANケーブル40、電話回線ケーブル4
1が接続されているものとする。図10は、サスペンド
モードやハイバネーションモードである本体PC10を
バッグ50等に収納した状態、つまり移動中に、ハンド
ヘルド端末30との間でデータ通信を行なう状態を示し
ている。この状態では、当然のことながら、本体PC1
0にはLANケーブル40や電話回線ケーブル41、A
C電源26等は接続されていない。
【0028】さて、ハンドヘルド端末30において、本
体PC10に対し、データの同期処理、あるいは本体P
C10に対して、データの読み出しまたはデータの書き
込みを実行するため、予め決められた操作をユーザが入
力部35で行なうと、まず始めに、ハンドヘルド端末3
0側のワイヤレス通信部36から所定の開始コマンドが
送信される。図11に示すように、本体PC10側で
は、アンテナ23を介してこの開始コマンドをワイヤレ
ス通信装置20で受け取る(ステップS401)。ここ
で、図5、図9、図10に示したように、通常モード、
サスペンドモード、ハイバネーションモード、さらに移
動中のいずれの状態においても、ワイヤレス通信装置2
0には常に給電がなされている。
【0029】開始コマンドを受け取った本体PC10側
では、自らのステータスを認識し、サスペンドモード、
ハイバネーションモードのいずれかの状態であるか否か
を判定する(ステップS402)。その結果、サスペン
ドモードあるいはハイバネーションモードではない場
合、つまり、本体PC10が通常モードである場合に
は、ハンドヘルド端末30からの要求内容に応じ、図8
に示した通常モードの処理の流れに沿って、アプリケー
ションプログラムの起動や、データの読み書き等の処理
を実行する(ステップS403)。このとき、ハンドヘ
ルド端末30からの要求を処理する対応アプリケーショ
ンプログラムは、外部メモリコントローラ16を通じ、
指定されたアプリケーションプログラムやデータの格納
先に関する情報を所定のデータ格納領域から取得した
後、取得した格納先に関する情報に基づき、指定された
アプリケーションプログラムやデータをMRAM14ま
たはHDD13から読み出す。一方、ステップS402
での判定の結果、本体PC10がサスペンドモードある
いはハイバネーションモードである場合、ステップS4
04に移行する。
【0030】続くステップS404、S405では、本
体PC10が移動中であるか否かを検出する。まず、ス
テップS404では、AC電源26が接続されているか
否かを検出手段(移動検出手段)により検出する。AC
電源26が接続されていれば、移動中ではなく、図5ま
たは図9に示したような、本体PC10が机等の上に据
え置かれている状態にあると判定し、電源コントローラ
27にその判定結果を通知する。それを受けた電源コン
トローラ27は、本体PC10の全体に給電し、通常モ
ード(図1参照)に復帰させる(ステップS406)。
そして、ハンドヘルド端末30からの要求内容に応じ、
図8に示した通常モードの処理の流れに沿って、アプリ
ケーションプログラムの起動や、データの読み書き等の
処理を実行する(ステップS407)。
【0031】また、AC電源26の接続が検出できない
場合、続くステップS405にて、LANケーブル4
0、電話回線ケーブル41が接続されているか否かを検
出手段(移動検出手段)により検出する。その結果、L
ANケーブル40、電話回線ケーブル41の少なくとも
いずれか一方の接続が検出されれば、移動中ではなく、
図5または図9に示したような、本体PC10が机等の
上に据え置かれている状態にあると判定し、電源コント
ローラ27にその判定結果を通知する。それを受けた電
源コントローラ27は、ステップS406に移行し、本
体PC10の全体に給電する。そして、図8に示したよ
うな処理の流れで、通常モードで要求された処理を実行
する(ステップS407)。
【0032】ステップS404、S405にて、LAN
ケーブル40、電話回線ケーブル41の双方の接続が検
出できない場合、ステップS408に移行し、電源コン
トローラ27に対し、開始コマンドを受け取ったことを
通知する。通知を受けた電源コントローラ27は、その
時点でのモードがサスペンドモードであれば、CPU1
1、外部メモリコントローラ16、MRAM14に給電
し、ハイバネーションモードであれば、CPU11、内
部メモリコントローラ15、主記憶装置12、外部メモ
リコントローラ16、MRAM14に給電し、図12に
示すような状態〔以下、このような状態を「移動モー
ド」(決められた動作モード、第二のモード)と称す
る〕とする(ステップS409)。
【0033】続いて、移動モードで給電された本体PC
10において、OSのカーネルの部分を起動する。この
場合、本体PC10のステータスがサスペンドモードで
あれば、主記憶装置12に格納されているOSの起動プ
ログラムをCPU11で読み出し、OSを起動させる。
また、本体PC10のステータスがハイバネーションモ
ードであれば、MRAM14からOSの起動プログラム
を読み出し、これを主記憶装置12にコピーした後、C
PU11では主記憶装置12にコピーされた起動プログ
ラムに基づき、OSを起動させる(ステップS41
0)。このようにしてOS(のカーネル)の起動が完了
した後、続いて本体PC10では、ハンドヘルド端末3
0からの要求を処理する対応アプリケーションプログラ
ムをMRAM14から読み出す。そして、読み出した対
応アプリケーションプログラムを主記憶装置12にコピ
ーした後、CPU11では主記憶装置12にコピーされ
たアプリケーションプログラムを起動させる(ステップ
S411)。
【0034】図11に示した移動モードでの対応アプリ
ケーションプログラムの起動後、この対応アプリケーシ
ョンプログラムでは、ハンドヘルド端末30から要求さ
れた処理内容に応じた処理を実行する。例えばハンドヘ
ルド端末30からの要求が、アプリケーションプログラ
ムを起動するものである場合、図13に示すように、ま
ず、起動が要求されたアプリケーションプログラムの種
類を識別し、MRAM14に格納されたものであるか否
かを判定する(ステップS501)。その結果、MRA
M14に格納されたものであれば、要求されたアプリケ
ーションプログラムをMRAM14から読み出し(ステ
ップS502)、主記憶装置12にコピーした後(ステ
ップS503)、CPU11で主記憶装置12に格納さ
れたアプリケーションプログラムを起動させる(ステッ
プS504)。しかる後は、要求された処理をアプリケ
ーションプログラムに基づいて実行し(ステップS50
5)、その処理結果を、ワイヤレス通信装置20から送
信する。ハンドヘルド端末30では、本体PC10から
送信されたデータをワイヤレス通信部36で受け取り、
その処理結果を表示部34に表示する。一方、要求され
たアプリケーションプログラムがMRAM14に格納さ
れたものでない場合、つまりHDD13に格納されたも
のである場合には、例えば「要求されたアプリケーショ
ンは、移動中に使用できません」等のエラーメッセージ
のデータを、ワイヤレス通信装置20から送信する(ス
テップS506)。ハンドヘルド端末30では、本体P
C10から送信されたデータをワイヤレス通信部36で
受け取り、エラーメッセージを表示部34に表示する。
【0035】また、ハンドヘルド端末30からの要求
が、データの読み出しである場合、図14に示すよう
に、まず、ハンドヘルド端末30からの要求を処理する
対応アプリケーションプログラムは、読み出しが要求さ
れたデータの格納先を識別し、MRAM14に格納され
たものであるか否かを判定する(ステップS601)。
その結果、データがMRAM14に格納されたものであ
れば、要求されたデータをMRAM14から読み出し
(ステップS602)、主記憶装置12にコピーした後
(ステップS603)、そのデータを、ワイヤレス通信
装置20から送信する(ステップS604)。ハンドヘ
ルド端末30では、本体PC10から送信されたデータ
をワイヤレス通信部36で受け取り、そのデータあるい
はデータに基づいて処理した処理結果等を表示部34に
表示する。一方、要求されたデータがMRAM14に格
納されたものでない場合、つまりHDD13に格納され
たものである場合には、例えば「要求されたデータは、
移動中に使用できません」等のエラーメッセージのデー
タを、ワイヤレス通信装置20から送信する(ステップ
S605)。ハンドヘルド端末30では、本体PC10
から送信されたエラーメッセージのデータをワイヤレス
通信部36で受け取り、エラーメッセージを表示部34
に表示する。
【0036】また、ハンドヘルド端末30からの要求
が、本体PC10へのデータの書き込みである場合、本
体PC10のハンドヘルド端末30からの要求を処理す
る対応アプリケーションプログラムは、要求されたデー
タの格納先がMRAM14であるかHDD13であるか
を確認し、格納先がMRAM14であればデータを書き
込み、また格納先がHDD13であれば、例えば「要求
されたデータは、移動中に書き込めません」等といった
エラーメッセージをハンドヘルド端末30に送信する。
【0037】上述した構成によれば、本体PC10をサ
スペンドモードあるいはハイバネーションモードとした
状態で、ユーザが本体PC10を持ち出した状態で、ハ
ンドヘルド端末30側で所定の操作を行なうと、HDD
13よりも耐振動性の高いMRAM14のみでデータの
読み書きを行なうようにした。これにより、移動中にH
DD13を駆動させることによる読み書きエラー、HD
D13の故障、データのクラッシュ等を避けることがで
き、本体PC10の信頼性を向上させることができる。
また移動中にハンドヘルド端末30からのアクセスがあ
ったときに上記したような処理を実行するにあたり、本
体PC10の電源コントローラ27で、MRAM14に
給電し、機械的可動部を有するHDD13には給電しな
いようにしたので、消費電力を抑えることもできる。ま
た、本体PC10は、例えばAC電源26やLANケー
ブル40、電話回線ケーブル41の接続の有無を検出す
ることによって、本体PC10が移動中であるか否かを
自動的に判定するようにした。これにより、加速度セン
サ等、振動を検出するためのデバイス等を新たに装備す
ることなく、上記実施の形態で示した構成を実現でき
る。
【0038】さらに、上記実施の形態では、OSのカー
ネルを機械的可動部の無いMRAM14に格納するよう
にしたので、OSの起動時には機械的な動作を伴うこと
が無く、HDD13から読み出す場合に比較して、起動
からデータの読み出しまでの時間がHDD13よりも短
く、OSの起動を高速で行なうことが可能となる。
【0039】なお、上記実施の形態では、OSのカーネ
ルをMRAM14に格納し、残りの他の部分をHDD1
3に格納するようにしたが、必ずしもこれに限るもので
はなく、MRAM14の記憶容量や、移動時に使用する
コンポーネントの設定等に応じて、OSの格納先(格納
配分)を設定すれば良い。また、アプリケーションプロ
グラムやデータの格納先についても同様である。さら
に、MRAM14の容量が確保できるのであれば、例え
ばOSの全てをMRAM14に格納し、アプリケーショ
ンプログラムやデータのみの格納先を、HDD13とM
RAM14に分けても良い。さらに、上記実施の形態で
は、耐振動性、機械的可動部の有無、起動からデータ読
み出しまでに要する時間といった点が異なる2種類の外
部記憶装置として、MRAM14とHDD13を備える
構成としたが、他の記憶装置であっても良い。さらに、
本体PC10に装備する外部記憶装置は2種類に限るも
のではなく、3種類以上であっても良い。その場合も、
移動中には、耐振動性の最も高い記憶装置、あるいは機
械的可動部の無い記憶装置、あるいは起動からデータ読
み出しまでに要する時間が最も短い記憶装置を使用する
ようにすれば良い。
【0040】また、上記実施の形態では、移動中である
か否かを検出するために、AC電源26やLANケーブ
ル40、電話回線ケーブル41の接続の有無を検出する
ようにしたが、検出対象を上記以外のものとすることも
できる。また、移動中であるか否かの検出に、加速度セ
ンサ等の振動検出デバイスを備えることも可能ではあ
る。ただしこの場合、コストが上昇することになる。さ
らには、上記実施の形態のように、移動中であるか否か
の検出を行なわず、本体PC10がサスペンドモードあ
るいはハイバネーションモードであるときには必ず移動
モードでの起動とし、MRAM14のみでデータを読み
書きするようにしても良い。この場合、HDD13への
アクセスが要求されたときには、HDD13のアクセス
を確認するメッセージ等をハンドヘルド端末30に送信
し、ユーザからの確認が得られればHDD13を駆動さ
せ、確認が得られないときにはHDD13を駆動させな
い構成とすることも考えられる。加えて、上記実施の形
態では、電源コントローラ27によって、MRAM14
やHDD13等への給電をコントロールするようにした
が、移動中の使用によるHDD13への悪影響を避け
る、といった観点からすれば、HDD13への給電を断
たずに、単にHDD13を駆動させない構成とすること
も可能である。
【0041】ところで、上記実施の形態では、本体PC
10としてノートブック型のPC、ハンドヘルド端末3
0として、いわゆる携帯型情報端末を例に用いたが、他
のものであっても良い。例えば、ハンドヘルド端末30
自体にワイヤレス通信部36を備えない構成とし、携帯
型電話端末等に接続することによって、この携帯型電話
端末を介して本体PC10との間でデータ通信を行なう
ようにしても良い。また、例えばハンドヘルド端末30
として、携帯型情報端末ではなく、携帯型電話端末自体
を用いることも可能である。また、上記実施の形態で
は、本体PC10とハンドヘルド端末30の双方を同一
のユーザが保持して移動するような構成となっている
が、必ずしもこれに限るものではなく、本体PC10と
ハンドヘルド端末30は、別々の場所で使用される構成
であっても良い。また、本体PC10とハンドヘルド端
末30の相対関係は、サーバとクライアント端末として
捉えることも可能である。これらの使用形態において
は、例えば、サーバとして機能する本体PC10側が移
動しながら使用され、クライアント端末側はハンドヘル
ド端末30のような可搬性のあるものではなく、固定式
の端末とすることも考えられる。さらに、本体PC10
は、電車や飛行機中で本体PC10を単体で使用する場
合も、電源コントローラ27で、MRAM14に給電
し、機械的可動部を有するHDD13には給電しないよ
うにする上記と同様の給電制御を行なうことにより、消
費電力を抑えることもできる。これ以外にも、本発明の
主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を
取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能で
ある。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動中であっても、コンピュータ装置が外部からのアク
セスを受け付けたときに、エラーやデータのクラッシ
ュ、故障等を招くことなく、確実に要求された処理を実
行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態における本体PCの構成を示す
図である。
【図2】 ハンドヘルド端末の構成を示す図である。
【図3】 本体PCがサスペンドモードであるときの給
電状態を示す図である。
【図4】 本体PCがハイバネーションモードであると
きの給電状態を示す図である。
【図5】 本体PCの使用形態の一例を示す図であっ
て、本体PCを固定して使用しているときに、ハンドヘ
ルド端末とデータ通信する状態を示す図である。
【図6】 本体PCにOSをインストールするときの処
理の流れを示す図である。
【図7】 通常モードでOSを起動する場合の処理の流
れを示す図である。
【図8】 通常モードでアプリケーションプログラムを
起動する場合の処理の流れを示す図である。
【図9】 本体PCの使用形態の他の一例を示す図であ
って、本体PCを固定していながら、サスペンドモード
やハイバネーションモードとなっているときに、ハンド
ヘルド端末とデータ通信する状態を示す図である。
【図10】 本体PCの使用形態の、さらに他の一例を
示す図であって、本体PCをサスペンドモードやハイバ
ネーションモードとした状態で、移動中にハンドヘルド
端末とデータ通信する状態を示す図である。
【図11】 ハンドヘルド端末からアクセスがあったと
きの処理の流れを示す図である。
【図12】 移動中にハンドヘルド端末からアクセスが
あったときの給電状態を示す図である。
【図13】 移動中にハンドヘルド端末からアプリケー
ションプログラムの起動が要求されたときの処理の流れ
を示す図である。
【図14】 移動中にハンドヘルド端末からデータの読
み出しが要求されたときの処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
10…本体PC(第一のコンピュータ装置)、13…H
DD(第一のデータ格納部、可動型メモリ、第一の格納
手段)、14…MRAM(第二のデータ格納部、固体メ
モリ、第二の格納手段)、16…外部メモリコントロー
ラ(コントローラ、データ読み出し/書き込み手段)、
20…ワイヤレス通信装置(通信部)、24…I/Oコ
ントローラ(要求受け付け手段)、25…DCバッテ
リ、26…AC電源、27…電源コントローラ(給電コ
ントローラ)、30…ハンドヘルド端末(第二のコンピ
ュータ装置、外部、外部デバイス)、36…ワイヤレス
通信部、40…LANケーブル、41…電話回線ケーブ
フロントページの続き (72)発明者 松島 慎治 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 内藤 在正 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 5B065 BA05

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを格納するデータ格納部を有した
    第一のコンピュータ装置と、前記第一のコンピュータ装
    置の前記データ格納部に対し、外部からデータの読み書
    きを実行する第二のコンピュータ装置とからなるデータ
    サーバシステムであって、 前記第一のコンピュータ装置は、前記データ格納部とし
    て、第一のデータ格納部と、当該第一のデータ格納部よ
    りも耐振動性の高い第二のデータ格納部とを備えるとと
    もに、複数の動作モードが切り換え可能であり、 前記第二のコンピュータ装置からのデータの読み出しま
    たは書き込みの要求を受けた際に、前記第一のコンピュ
    ータ装置が前記複数の動作モードのうち決められた動作
    モードであるときには、前記第二のデータ格納部に対し
    てデータの読み出しまたは書き込みを実行し、他の動作
    モードであるときには、前記第一のデータ格納部および
    /または前記第二のデータ格納部に対してデータの読み
    出しまたは書き込みを実行することを特徴とするデータ
    サーバシステム。
  2. 【請求項2】 前記第二のデータ格納部に、前記決めら
    れた動作モードであるときに使用するデータを格納する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータサーバシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記決められた動作モードであるときに
    使用するデータは、前記第一のコンピュータ装置を制御
    するオペレーティングシステムのカーネルと、当該決め
    られた動作モードで使用するアプリケーションプログラ
    ムを含むことを特徴とする請求項2記載のデータサーバ
    システム。
  4. 【請求項4】 前記決められた動作モードの状態で前記
    第二のコンピュータ装置から前記第一のデータ格納部に
    対するデータの読み出しまたは書き込み要求を受けたと
    きに、データの読み出しまたは書き込みを拒否するメッ
    セージを出力し、 前記第二のコンピュータ装置は、前記メッセージを受信
    して出力することを特徴とする請求項1記載のデータサ
    ーバシステム。
  5. 【請求項5】 外部記憶装置として設けられた第一のデ
    ータ格納部と、 前記外部記憶装置として設けられ、前記第一のデータ格
    納部よりも耐振動性の高い第二のデータ格納部と、 前記第二のデータ格納部に対し、データの読み出しまた
    は書き込みを実行するコントローラと、 前記第一および第二のデータ格納部に対しての給電をコ
    ントロールする給電コントローラと、を備え、 前記給電コントローラは、前記第一のデータ格納部およ
    び前記第二のデータ格納部に給電する第一のモードと、
    前記第一のデータ格納部に対しては給電せず、前記第二
    のデータ格納部に対して給電する第二のモードとで、モ
    ード切り換えが可能であることを特徴とするコンピュー
    タ装置。
  6. 【請求項6】 前記給電コントローラは、前記第一およ
    び第二のデータ格納部の双方に給電しない第三のモード
    に、さらにモード切り換えが可能で、当該第三のモード
    の状態で決められた条件を満たしたときに、前記第二の
    モードに切り換えることを特徴とする請求項5記載のコ
    ンピュータ装置。
  7. 【請求項7】 前記第二のデータ格納部に、少なくとも
    前記コンピュータ装置のオペレーティングシステムの起
    動プログラムが格納され、 サスペンドモードまたはハイバネーションモードの状態
    で、前記通信部で外部からデータの読み出しまたは書き
    込みの要求を受けたとき、前記第二のデータ格納部から
    前記オペレーティングシステムの起動プログラムを読み
    出し、当該オペレーティングシステムを起動させること
    を特徴とする請求項5記載のコンピュータ装置。
  8. 【請求項8】 前記第一のデータ格納部が、機械的可動
    部を有する可動型メモリであり、 前記第二のデータ格納部が機械的可動部の無い固体メモ
    リであることを特徴とする請求項5記載のコンピュータ
    装置。
  9. 【請求項9】 前記固体メモリは、磁気ランダム・アク
    セス・メモリであることを特徴とする請求項8記載のコ
    ンピュータ装置。
  10. 【請求項10】 前記コンピュータ装置が移動中である
    か否かを検出する移動検出手段をさらに備えることを特
    徴とする請求項5記載のコンピュータ装置。
  11. 【請求項11】 外部との間でデータを通信する通信部
    をさらに備え、 前記コントローラは、前記通信部で外部からデータの読
    み出しまたは書き込みの要求を受けたときに、前記第二
    のデータ格納部に対し、データの読み出しまたは書き込
    みを実行することを特徴とする請求項5記載のコンピュ
    ータ装置。
  12. 【請求項12】 前記第二のデータ格納部は、前記コン
    ピュータ装置のオペレーティングシステムのカーネル
    と、外部からの要求に対応するためのアプリケーション
    プログラムと、を少なくとも格納することを特徴とする
    請求項11記載のコンピュータ装置。
  13. 【請求項13】 外部データを記憶する外部記憶装置と
    して、第一のデータ格納部と、当該第一のデータ格納部
    に対し起動からデータの読み出しまでに要する時間が短
    く、少なくともオペレーティングシステムの起動プログ
    ラムを格納した第二のデータ格納部とを備えたコンピュ
    ータ装置であって、 前記コンピュータ装置は、当該コンピュータ装置を起動
    するときに、前記第二のデータ格納部から前記起動プロ
    グラムを読み出して前記オペレーティングシステムを起
    動させるとともに、 当該コンピュータ装置がサスペンドモードである状態で
    外部デバイスからのアクセスを受けたときには、前記第
    二のデータ格納部に対して外部データの読み出し/書き
    込みを実行し、 当該コンピュータ装置がハイバネーションモードである
    状態で外部デバイスからのアクセスを受けたときには、
    前記第二のデータ格納部から前記起動プログラムを読み
    出して前記オペレーティングシステムを起動させ、当該
    第二のデータ格納部に対して外部データの読み出し/書
    き込みを実行することを特徴とするコンピュータ装置。
  14. 【請求項14】 前記コンピュータ装置は、サスペンド
    モードまたはハイバネーションモードで前記第二のデー
    タ格納部に対しての給電が遮断されている状態にて外部
    デバイスからのアクセスを受けたとき、当該第二のデー
    タ格納部に対して給電することを特徴とする請求項13
    記載のコンピュータ装置。
  15. 【請求項15】 データを格納する第一のデータ格納手
    段と、 データを格納する第二のデータ格納手段と、 外部からの要求を受け付ける要求受け付け手段と、 前記第一および第二のデータ格納手段への電力の供給・
    遮断を制御する給電コントローラと、を備えるコンピュ
    ータ装置であって、 前記要求受け付け手段は、前記コンピュータ装置の電源
    が投入された状態であるときに常に給電され、前記第一
    および第二のデータ格納手段への給電が遮断された状態
    で外部から当該データ格納手段に対してのデータの読み
    書きが要求されたときに、前記給電コントローラに通知
    し、 通知を受けた前記給電コントローラは、前記第一のデー
    タ格納手段への電力の供給を遮断された状態を維持する
    とともに、前記第二のデータ格納手段に給電して当該第
    二のデータ格納手段に対するデータの読み出しまたは書
    き込みの実行を可能にさせることを特徴とするコンピュ
    ータ装置。
  16. 【請求項16】 前記第二のデータ格納手段は、前記第
    一のデータ格納手段よりも耐振動性が高いことを特徴と
    する請求項15記載のコンピュータ装置。
  17. 【請求項17】 前記第二のデータ格納手段は、前記コ
    ンピュータ装置の少なくともオペレーティングシステム
    の起動プログラムを格納し、 前記要求受け付け手段は、前記コンピュータ装置の前記
    オペレーティングシステムが起動していない状態で外部
    からデータの読み出しまたは書き込みの要求を受けたと
    きに、前記第二のデータ格納手段から前記起動プログラ
    ムを読み出して前記オペレーティングシステムを起動さ
    せることを特徴とする請求項15記載のコンピュータ装
    置。
  18. 【請求項18】 プログラムをインストールするとき
    に、外部データを記憶する外部記憶装置として、複数の
    データ格納部が存在するか否かを検出する検出手段と、 前記検出手段にて前記データ格納部が複数存在すること
    を検出したときに、前記複数のデータ格納部のうち、前
    記プログラムの格納先となるデータ格納部の指定をユー
    ザに要求するパネルを表示する格納先指定要求手段と、 前記パネルにて指定されたデータ格納部に前記プログラ
    ムを格納するプログラム格納手段と、を備えることを特
    徴とするコンピュータ装置。
  19. 【請求項19】 前記データ格納部が複数存在すると
    き、前記複数のデータ格納部は、起動からデータの読み
    出しまでに要する時間が異なることを特徴とする請求項
    18記載のコンピュータ装置。
  20. 【請求項20】 コンピュータ装置に実行させるプログ
    ラムを、当該コンピュータ装置が読み取り可能に記憶し
    た記憶媒体において、 前記プログラムは、 前記コンピュータ装置に対するプログラムのインストー
    ル要求を受けたときに、当該コンピュータ装置に複数の
    データ格納部が存在するか否かを検出する第1の処理
    と、 前記データ格納部が複数存在することを検出したとき
    に、前記複数のデータ格納部のうち、前記プログラムの
    格納先となるデータ格納部の指定をユーザに要求する第
    2の処理と、 前記第2の処理での要求に応じてなされた、前記プログ
    ラムの格納先となるデータ格納部の指定を受け付ける第
    3の処理と、 前記第3の処理にて受け付けた指定に基づき、指定され
    たデータ格納部に前記プログラムを格納する第4の処理
    と、を前記コンピュータ装置に実行させることを特徴と
    する記憶媒体。
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