JP2009157802A - 携帯端末および情報処理装置 - Google Patents

携帯端末および情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009157802A
JP2009157802A JP2007337486A JP2007337486A JP2009157802A JP 2009157802 A JP2009157802 A JP 2009157802A JP 2007337486 A JP2007337486 A JP 2007337486A JP 2007337486 A JP2007337486 A JP 2007337486A JP 2009157802 A JP2009157802 A JP 2009157802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
upload
unit
display
cache
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007337486A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Yamamoto
篤 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2007337486A priority Critical patent/JP2009157802A/ja
Publication of JP2009157802A publication Critical patent/JP2009157802A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

【課題】携帯端末と同様な操作方法で、大画面かつ高精細な表示部を有するディスプレイ端末を携帯端末の外部ディスプレイ装置として利用する技術を提供する。
【解決手段】本発明の携帯端末100は、複数のアップロードOSイメージを記憶するストレージ106の領域106cと、前記複数のアップロードOSイメージの少なくとも1つにより当該アップロードOSを起動可能なディスプレイ端末200のシステム情報を取得するハードウェア情報取得要求部101bと、取得したシステム情報に基づいて、領域106dに記憶されている前記複数のアップロードOSイメージに対応する複数のアップロードOSの中から、ディスプレイ端末200に応じたアップロードOSを決定する送信OS決定部101cと、決定したアップロードOSに対応するアップロードOSイメージをディスプレイ端末200に送信する送信部101d,104,105とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポータブルAV(Audio Visual)プレーヤ、携帯ゲーム機、携帯通信端末等の携帯端末、および、薄型ディスプレイ装置、大画面テレビ等の情報処理装置に関するものである。
近年、液晶ディスプレイ装置や液晶テレビ等の薄型ディスプレイ装置は、大画面化および低価格化が進んでいる。最近では、有機EL(electro-luminescence)や電子ペーパーといった、より薄く、曲げることも可能な薄型ディスプレイ装置も登場している。
将来的には、現在よりも薄く、大画面かつ高精細なディスプレイ装置を非常に安い価格で製造できるようになると考えられる。そのようになった場合、今までは印刷した紙が用いられていた掲示板や広告ポスターなどの掲示物が、薄型ディスプレイ装置に置き換えられることが予想される。また、家庭やオフィスでも、壁などに安価に大画面で薄型のディスプレイ装置を設置することができるようになる。よって、家やオフィス、街角など、至る所にディスプレイ装置が存在する社会が到来すると予想される。
薄型ディスプレイ装置の利用法として、オフィスの場合には、ホワイトボードのような利用方法が考えられる。具体的には、薄型ディスプレイ装置の表面にタッチセンサを取り付け、また、薄型ディスプレイ装置の中に、CPU、メモリ、GPU(Graphics Processing Unit)およびストレージ装置を用意しておき、さらに、前記ストレージ装置の中にオペレーティングシステム(Operating System;OS)および描画アプリケーション(例えば「お絵かきソフト」)をインストールしておくことで、薄型ディスプレイ装置の画面上に指やタッチペンなどを使って自在に文字や絵を描くことができる。
一方、街角に設置した薄型ディスプレイ装置の場合には、薄型ディスプレイ装置内のストレージ装置に所定のアプリケーションをインストールしておくことで、広告を表示したり、広告に連動したゲームなどをユーザに楽しませることができる。
このように、薄型ディスプレイ装置は、表示装置のみで構成されるのではなく、CPUなどの演算装置やストレージ装置も一緒に内蔵されるものであり、薄型ディスプレイ装置単体でも、表示や描画などの所定の機能を果たすことができるようになるため、情報処理装置の一種であると定義することができる。以下の説明では、上述したようにCPUやストレージ装置等を内蔵したディスプレイ装置のことを「ディスプレイ端末」ということにする。
上述したディスプレイ端末の利用法と異なる利用法としては、携帯端末の外部表示装置としての利用方法が考えられる。現在、携帯端末の1つである携帯通信端末(例えば携帯電話機)は、音声通話機能に加えて、メール、Webアクセス、カメラ、音楽、テレビ、ラジオ、テレビ電話、ナビゲーションシステムなどの機能も搭載され、多機能化および高機能化が進んでいる。しかし、それらの機能を利用するために使用するディスプレイおよび操作インターフェースは、携帯性を求められる携帯端末の性質上、一定サイズ以上に大きくすることはできない。このような携帯端末の大きさに関する制約は、将来においても変わることはなく、携帯端末に携帯性を持たせる必要がある以上、ディスプレイや操作インターフェースの大きさがある程度犠牲になることは避けられない。
そこで、上述したディスプレイ端末を、携帯端末の外部ディスプレイ装置兼操作インターフェースとして利用することが考えられる。
ディスプレイ端末を携帯端末の外部ディスプレイ装置として用いる方法の1つとしては、携帯端末に外部ディスプレイ装置接続用のインターフェースを設け、携帯端末内で生成した描画データをディスプレイ端末に送信して、ディスプレイ端末に表示する方法が考えられる。
また、ディスプレイ端末を携帯端末の外部ディスプレイ装置として利用する別の方法としては、携帯端末とディスプレイ端末とを接続する際に、携帯端末をディスプレイ端末の外部ストレージと見なして、ディスプレイ端末のOS上に携帯端末内のストレージ装置をマウントし、ディスプレイ端末のOS上で携帯端末内のストレージ装置に記憶されたデータの操作を行う方法が考えられる。この方法を用いることにより、ディスプレイ端末上の操作で、携帯端末内のストレージ装置にある必要なデータをディスプレイ端末にダウンロードして、ディスプレイ端末で当該データを閲覧したり、編集したりすることができる。
また、携帯端末の特徴として、消費電力や発熱の問題を考慮しなければならないため、固定的に安定した電源を確保できるデスクトップ型PCなどと比較して、省電力である代わりに性能が低いCPUが搭載されていることが挙げられる。一方、上述したディスプレイ端末は、壁などに設置して利用するため、家庭用コンセントなどから安定した電源を確保できるとともに、自身に搭載されている大画面かつ高精細なディスプレイ装置に対応するため、携帯端末と比較して、高性能なCPUやGPUが搭載されている。
また、コンピューティングデバイスから、プロジェクタなどの代替のディスプレイにコンテンツをワイヤレス方式でプロジェクトするシステムについて下記特許文献1が開示されている。
特開2005−129068号公報
上述したディスプレイ端末を携帯端末の外部ディスプレイ装置として利用する方法には以下の問題がある。
携帯端末に外部ディスプレイ装置接続用のインターフェースを設ける方法は、携帯端末内で描画データを作成することになるが、携帯内で使用されるCPUおよびGPUは省電力ではあるが性能は低いため、携帯端末内のディスプレイの表示用の描画データを生成するには十分な性能を持っている。しかし、大画面かつ高精細な表示部を有するディスプレイ端末用の描画データを生成するには、パフォーマンスが不足している。
一方、携帯端末を外部ストレージと見なし、ディスプレイ端末に予めインストールされたOSで携帯端末内のストレージ装置に記憶されたデータを読み込んで表示すれば、ディスプレイ端末の大画面かつ高精細なディスプレイの描画データを生成するのはディスプレイ端末内のCPUおよびGPUとなるため、上述した問題は解決することができる。この方法を用いる場合、ディスプレイ端末上の操作インターフェースは、ディスプレイ端末に予めインストールされたOSから提供される。しかし、ディスプレイ端末に内蔵されるOSの仕様は、ディスプレイ端末の製造会社や、ディスプレイ端末の機種等によって異なる。そのため、ディスプレイ端末の種類が変わると、操作方法が変わってしまい、ユーザは、その度に操作方法を覚える必要がある。
本発明は、携帯端末と同様な操作方法で、大画面かつ高精細な表示部を有するディスプレイ端末を携帯端末の外部ディスプレイ装置として利用する技術(携帯端末および情報処理装置)を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る携帯端末は、複数のオペレーティングシステムのイメージファイルを記憶する記憶部と、前記複数のオペレーティングシステムのイメージファイルの少なくとも1つにより当該オペレーティングシステムを起動可能な情報処理装置から、該情報処理装置のシステム情報を取得する取得部と、前記取得部により取得したシステム情報に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記複数のオペレーティングシステムのイメージファイルに対応する複数のオペレーティングシステムの中から、前記情報処理装置に応じたオペレーティングシステムを決定する決定部と、前記決定部により決定したオペレーティングシステムのイメージファイルを前記情報処理装置に送信する送信部と、を具備して成ることを特徴とする。
上記本発明の請求項1に係る携帯端末の好適例としては、前記取得部は、前記情報処理装置から該情報処理装置の識別情報を取得し、前記決定部は、前記情報処理装置に応じたオペレーティングシステムの決定時に、該情報処理装置に応じたオペレーティングシステムを前記取得した情報処理装置の識別情報と対応付けて保持するとともに、次回以降、前記情報処理装置に応じたオペレーティングシステムの決定時に、前記取得部が取得した情報処理装置の識別情報に基づいて決定すること、前記決定部は、前記複数のオペレーティングシステムの中から、前記情報処理装置のシステム情報が推奨動作環境条件を満たす最上位のオペレーティングシステムを前記情報処理装置に応じたオペレーティングシステムとして決定すること、および、前記複数のオペレーティングシステムのイメージファイルは、前記情報処理装置のCPU(Central Processing Unit)の種類毎および前記情報処理装置の仕様毎に用意されていること、がある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項5に係る情報処理装置は、携帯端末が保持しているオペレーティングシステムを情報処理装置で起動させるために、前記携帯端末から自己のシステム情報の要求を受けると、該自己のシステム情報を送信する送信部と、前記送信部により送信した前記自己のシステム情報に応じたオペレーティングシステムのイメージファイルを受信する受信部と、前記受信部により受信したオペレーティングシステムのイメージファイルを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶したオペレーティングシステムのイメージファイルにより当該オペレーティングシステムを起動する起動部と、を具備して成ることを特徴とする。
上記本発明の請求項5に係る情報処理装置の好適例としては、前記携帯端末から該携帯端末の識別情報を取得する取得部を備え、前記記憶部は、前記受信部により受信したオペレーティングシステムのイメージファイルを前記取得部により取得した前記携帯端末の識別情報と対応付けて所定期間記憶し、前記起動部は、前記所定期間内に前記識別情報が付与された携帯端末から前記保持しているオペレーティングシステムの起動要求を受けると、当該記憶しているオペレーティングシステムのイメージファイルにより、当該オペレーティングシステムを起動するものがある。
本発明によれば、情報処理装置に応じたオペレーティングシステムとして決定したオペレーティングシステムのイメージファイルを携帯端末から情報処理装置に送信し、送信されたオペレーティングシステムのイメージファイルにより当該オペレーティングシステムを情報処理装置上で起動することにより、携帯端末と同様な操作方法で、携帯端末に比べて大画面かつ高精細な表示部を有する情報処理装置を携帯端末の外部ディスプレイ装置として利用することが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明の携帯端末および本発明の情報処理装置としてのディスプレイ端末を連携して使用する際の第1実施形態のシステム構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の携帯端末100および本実施形態のディスプレイ端末200は、ディスプレイ端末200を携帯端末100の外部ディスプレイ装置として利用する際には、後述するように、携帯端末100およびディスプレイ端末200の間を無線通信または有線通信によって接続して使用する。
なお、以下においては、本発明の携帯端末として携帯通信端末(携帯電話機等)を用いる場合を例に挙げて説明を展開しているが、本発明の携帯端末は、通話機能を有することは必須条件ではなく、携帯端末としてポータブルAV(Audio Visual)プレーヤ、携帯ゲーム機、ノート型パーソナルコンピュータ(ノート型PC)等を用いる場合にも本発明を適用することができる。特に、携帯通信端末(携帯電話機等)と同様に画面の大きさの制約のある携帯端末を用いる場合に本発明を適用すると効果的である。また、以下においては、本発明の情報処理装置として大画面かつ高精細(HD(high definition )品質;解像度1920×1080ピクセルまたは1280×720ピクセル)な表示部を有する操作インターフェースを設けた大画面液晶テレビのようなディスプレイ端末を用いる場合を例に挙げて説明を展開しているが、情報処理装置として、他のディスプレイ端末(SD(Standard Definition )品質;640×480ピクセルの表示部を有するディスプレイ端末)を用いる場合やHDよりもさらに高精細な(例えば、4k2kディスプレイや8k4kディスプレイ)表示部を有するディスプレイ端末にも本発明を適用することができる。
上記携帯端末100は、図1に示すように、携帯端末用オペレーティングシステム(以下、携帯端末用OSという)101と、表示部102と、操作インターフェース103と、通信インターフェース104と、認証部105と、ストレージ106とを具備して成る。
上記携帯端末用OS101は、ディスプレイ端末200との通信の接続、断絶などの制御を行う接続管理部101aと、ディスプレイ端末200の端末識別情報(端末ID)およびハードウェア情報を取得する取得部として機能し、該ハードウェア情報を取得するための要求メッセージをディスプレイ端末200に送信するハードウェア情報取得要求部101bと、前記ハードウエア情報に基づいて、ストレージ106内に記憶(保存)されている複数のディスプレイ端末用アップロードオペレーティングシステムイメージファイル(以下、ディスプレイ端末用アップロードOSイメージ、アップロードOSイメージともいう)の中から、ディスプレイ端末200に送信するディスプレイ端末用アップロードOSを決定する送信OS決定部(決定部)101cと、ディスプレイ端末200の端末IDおよび該端末IDに対応するOS名を記載した送信OS決定表101dと、から成る。接続管理部101a、通信インターフェース104および認証部105は、送信OS決定部101cにより決定したディスプレイ端末用アップロードOSに対応するアップロードOSイメージをディスプレイ端末200に送信する送信部として機能する。また、送信OS決定部(決定部)101cは、複数のアップロードOSの中から、ディスプレイ端末のシステム情報が推奨動作環境条件を満たす最上位のアップロードOSを前記ディスプレイ端末に応じたアップロードOSとして決定する機能も有している。
なお、「イメージファイル」とは、ストレージに記録されたデータを、ファイルやフォルダ構造を保ったまま複製および保存したデータのことである。イメージファイルは、ハードディスク等のストレージ(記憶装置)に記録されたデータ構造を仮想的に再現することで、ファイルシステムのファイル構造を保ったままデータを記録する。これにより、複製した元のデータと全く同じようにファイルやフォルダにアクセスすることができる。
上記表示部102としては、携帯端末には大きさの制約があるため、小型の表示部を用いるものとする。
上記操作インターフェース103は、ユーザが各種操作を行うためのものであり、テンキー、4方向矢印キー、ファンクションキー等の各種キーや、タッチパネルや、画面上の仮想キーボードなどが挙げられる。
上記通信インターフェース104は、ディスプレイ端末200との間で近距離通信を行うものであり、「Bluetooth 」や「UWB」のような近距離無線通信や、USBのような有線通信を用いることができる。本実施形態では、近距離無線通信を用いているが、高いデータ転送速度を要求される場合には、有線通信を用いればよい。
上記認証部105は、携帯端末100をディスプレイ端末200に接続する際の認証を無線または有線によって行うものであり、本実施形態では、無線認証を用いている。
上記ストレージ106は、ハードディスクやフラッシュメモリ等の、データの記憶および読み出しが可能な記憶装置(記憶部)であり、携帯端末用OSイメージを記憶する領域106aと、ユーザデータを含む各種データを記憶する領域106bと、複数のディスプレイ端末用アップロードOSイメージを記憶する領域106cと、から成る。
上記ディスプレイ端末200は、図1に示すように、OS管理部201と、表示部202と、操作インターフェース203と、通信インターフェース204と、認証部205と、ストレージ206と、ゲストOS207と、仮想マシン208と、を具備して成る。
上記OS管理部201は、ディスプレイ端末用プリインストールOS(以下、プリインストールOSともいう)およびディスプレイ端末用アップロードOS(以下、アップロードOSともいう)から成るゲストOSの管理を行うものであり、自端末のハードウェア情報を携帯端末100に通知(送信)するハードウェア情報通知部201aと、自端末に固有の端末IDを携帯端末100に通知する端末ID通知部201bと、携帯端末100との通信の接続、断絶などの制御を行う接続管理部201cと、ゲストOSの起動、一時停止、終了などの制御を行うゲストOS制御部201dと、から成る。上記OS管理部201は、後述するOS管理部イメージ206aをディスプレイ端末200のメモリ上に展開することにより形成される。ハードウェア情報通知部201aおよび端末ID通知部201bは、自端末のハードウェア情報および端末ID(識別情報)をシステム情報として携帯端末100に送信する送信部として機能する。また、接続管理部201c、通信インターフェース204および認証部205は、システム情報の送信部として機能するとともに、送信したシステム情報に応じたディスプレイ端末用アップロードOSイメージを受信する受信部として機能する。
上記表示部202としては、ディスプレイ端末には大きさの自由度が大きいため、大型の表示部を用いるものとする。上記表示部202としては、大画面かつ高精細(HD(high definition )品質;解像度1920×1080ピクセルまたは1280×720ピクセル)な表示部や、標準品質(SD(Standard Definition )品質;640×480ピクセル)の表示部などを用いることができるが、本実施形態では、大画面かつ高精細(HD(high definition )品質;解像度1920×1080ピクセルまたは1280×720ピクセル)な表示部やさらに高精細な(例えば、4k2kディスプレイや8k4kディスプレイ)表示部などを用いるものとする。
上記操作インターフェース203は、ユーザが各種操作を行うためのものであり、テンキー、4方向矢印キー、ファンクションキー等の各種キーや、タッチパネルなどが挙げられる。
上記通信インターフェース204は、携帯端末100との間で近距離通信を行うものであり、「Bluetooth 」や「UWB」のような近距離無線通信や、USBのような有線通信を用いることができる。本実施形態では、近距離無線通信を用いているが、高いデータ転送速度を要求される場合には、有線通信を用いればよい。
上記認証部205は、携帯端末100をディスプレイ端末200に接続する際の認証を無線または有線によって行うものであり、本実施形態では、無線認証を用いている。
上記ストレージ206は、ハードディスクやフラッシュメモリ等の、データの記憶および読み出しが可能な記憶装置であり、記憶部として機能する。上記ストレージ206は、OS管理部イメージファイル(以下、OS管理部イメージともいう)を記憶する領域206aと、プリインストールOSイメージを記憶する記憶部としての領域206bと、プリインストールOSが使用するユーザデータを記憶する領域206cと、携帯端末100から送信されたアップロードOSイメージやデータを一時保管するキャッシュ領域206dと、から成る。
上記ゲストOS207は、自己のOSであるディスプレイ端末用プリインストールOS(プリインストールOS)207aと、ディスプレイ端末用アップロードOS(アップロードOS)207bと、から成る。上記ゲストOS207は、自己のOS上でストレージ206のキャッシュ領域206dに記憶されたディスプレイ端末用アップロードOSイメージにより当該ディスプレイ端末用アップロードOSを起動する起動部として機能する。上記プリインストールOS207aは、ディスプレイ端末200に予めインストールされたOSであり、携帯端末100がディスプレイ端末200に接続されていないときに使用される。上記プリインストールOS207aは、上記プリインストールOSイメージをディスプレイ端末200のメモリ上に展開することにより形成される。上記アップロードOS207bは、携帯端末100から送信されてキャッシュ領域206dに一時保管されたアップロードOSイメージをディスプレイ端末200のメモリ上に展開することにより形成される。
上記仮想マシン208は、ゲストOS207が使用する入出力デバイスを仮想化して、OS管理部201が制御する入出力デバイスに接続するものである。上記仮想マシン208は、仮想化技術によって物理的なコンピュータを分割し、その上で独立して複数のOSを動作させるためのソフトウェアである。そのために、仮想マシン208は、ゲストOS207に仮想デバイスを提供し、また、OS管理部201からの命令に応じて、ゲストOS207の起動、一時停止、終了を制御する。
上記OS管理部201は、表示部202、通信インターフェース204、ストレージ206等の入出力デバイスを制御および管理している。上記仮想マシン208がゲストOS207に対して提供する仮想デバイスは、仮想マシン208を介してOS管部201が管理する入出力デバイスに繋がっている。したがって、ゲストOS207は、仮想マシン208が提供する仮想デバイスにアクセスすることにより、OS管理部201が制御および管理している入出力デバイスを使用することができる。
ディスプレイ端末200の入出力デバイスは、ディスプレイ端末のメーカー、種類等により異なるディスプレイ端末の仕様によって異なるものとなるが、それらの入出力デバイスに対応するドライバはOS管理部201が保有しており、ゲストOS207がアクセスするインターフェースは、常に仮想マシン208が提供する仮想デバイスとなる。そのため、ゲストOS207は、仮想マシン208が提供する仮想デバイスに対するドライバさえ持っておけば、ディスプレイ端末200の入出力デバイスを使用できることになる。
次に、携帯端末100およびディスプレイ端末200の接続からディスプレイ端末用アップロードOS207bの起動までの動作を図2のシーケンス図に基づいて説明する。
まず、携帯端末100の認証部105およびディスプレイ端末200の認証部205は、近距離無線通信による認証手続きを行い、互いの接続先IPアドレスおよび通信インターフェース104,通信インターフェース204間で用いる暗号鍵を決定して入手する。次に、携帯端末100の認証部105およびディスプレイ端末200の認証部205は、認証手続によって入手した接続先IPアドレスおよび暗号鍵を使用して通信インターフェース104,通信インターフェース204間のコネクションを確立する。
次に、携帯端末用OS101は、通信インターフェース104からコネクション確立通知(接続確立通知)を受け取ると、ハードウェア情報取得要求部101bによってディスプレイ端末側にハードウェア情報取得要求を送信する。
次に、ディスプレイ端末200内のOS管理部201は、携帯端末100からハードウェア情報取得要求を受信すると、ハードウェア情報通知部201a、端末ID通知部201bによって、ハードウェア情報およびディスプレイ端末の端末IDを携帯端末100に送信する。このハードウェア情報には、ディスプレイ端末200に搭載されているCPUの種類(CPUの型番、CPUの動作クロック周波数など)、アップロードOSが使用可能なメモリ容量、GPUの種類、ディスプレイ画面解像度などが含まれている。
次に、携帯端末用OS101は、ディスプレイ端末200からハードウェア情報およびディスプレイ端末の端末IDを受け取ると、これらの情報を携帯端末用OS101内の送信OS決定部101cに渡す。送信OS決定部101cは、これらの情報に基づいて、ディスプレイ端末200に送信するアップロードOSのアップロードOSイメージを1つ選択し、携帯端末用OS101は、選択されたアップロードOSイメージをディスプレイ端末200に送信する。
次に、ディスプレイ端末200は、携帯端末100から送られてきたアップロードOSイメージを自端末内のストレージ206に保存する。アップロードOSイメージの受信が完了すると、OS管理部201は、仮想マシン208に対して、ストレージ206のキャッシュ領域206dに保存したアップロードOSイメージによる当該アップロードOSの起動を要求する。仮想マシン208は、OS管理部201の起動要求に応じてアップロードOS207bを起動し、起動の完了を確認したら、OS管理部201にアップロードOS207bの起動確認応答を送信する。その後、OS管理部201は、ディスプレイ上の画面表示をプリインストールOS207aからアップロードOS207bに切り替え、仮想マシン208にプリインストールOSの一時停止要求を送信する。仮想マシン208は、OS管理部201の一時停止要求に応じてプリインストールOS207aを一時停止させ、プリインストールOS207aの一時停止を確認したら、OS管理部201にプリインストールOSの一時停止確認応答を送信する。
その後、ディスプレイ端末200のアップロードOS207bと携帯端末100の携帯端末用OS101とは、必要なときにデータを交換する。例えば、携帯端末100のストレージ106のユーザデータ106b用の領域に格納されているファイルをディスプレイ端末200上で閲覧したいときには、アップロードOS207bは携帯端末用OS101に対してファイル取得要求を出し、携帯端末用OS101は、そのファイル取得要求に応じて、ストレージ106内の所望のファイルを読み出して、ディスプレイ端末200に送信する。
図3(a),(b)はそれぞれ、本発明の携帯端末内のストレージに用意された複数のアップロードOSイメージを例示する図である。図3(a)の横軸はディスプレイ端末200のCPUの種類を示しており、図3(a)の縦軸はディスプレイ端末200の仕様(ハードウエアスペック)を示しており、アップロードOSイメージは、ディスプレイ端末200のCPUの種類毎およびディスプレイ端末200の仕様毎に複数種類(図示例では15種類)用意されている。図3(a)の横軸には、種類の異なるcpu_a、cpu_b、cpu_cが例示されており、図3(a)の横軸の右側ほどCPUの性能が高く、左側ほどCPUの性能が低くなっている。図3(a)の縦軸に示すディスプレイ端末200の仕様は、上側ほど低く、下側ほど高くなっており、それぞれのディスプレイ端末200の仕様に対応するアップロードOSとしては、「lightest」、「light 」、「normal」、「rich」、「richest 」が例示されている。「lightest」は、ディスプレイ端末200の仕様が最も低い場合に適した「動作の軽いOS」であり、「richest 」は、ディスプレイ端末200の仕様が最も高い場合に適した「機能の豊富なOS」である。
「動作の軽いOS」とは、GUI(Graphical User Interface)の画面が2次元表示のみで、画面上のアイコンやウインドウを操作したときのアニメーションや演出が最小限に抑えられているため、OSイメージのファイルサイズが小さくて済み、かつ、OSを動作させるために必要なCPU性能(CPU動作クロック周波数等)やメモリ容量が少なくて済むOSのことである。一方、「機能の豊富なOS」とは、GUIの画面表示に3次元グラフィックスを積極的に用いており、画面を操作したときのアニメーションや演出が多く、ユーザを楽しませる効果が多い代わりに、OSイメージのファイルサイズが大きく、かつ、OSを動作させるために高いCPU性能(CPU動作クロック周波数等)や大きなメモリ容量が必要となるOSのことである。ただし、「動作の軽いOS」および「機能の豊富なOS」の基本的な操作方法は同一であるものとし、画面内の演出(表現形態)のみが異なるものとする。
アップロード用各OSイメージは、詳細図である図3(b)に示すように、OSバイナリイメージファイルの他に、最低動作環境情報および推奨動作環境情報を含んでいる。「最低動作環境」は、当該OSを動作させるために最低限必要な動作環境である。また、「推奨動作環境」は、当該OSを動作の遅れなどなく、快適に使用するために必要な動作環境である。
図4(a)、(b)はそれぞれ、最低動作環境情報および推奨動作環境情報の具体例を示す図である。最低動作環境情報および推奨動作環境情報を構成するテーブルは、共に、CPUの種類、CPU動作クロック周波数、メモリ容量、GPUの種類、ディスプレイの解像度が記載されている。
次に、携帯端末100において送信OS決定部101cがディスプレイ端末200に送信するアップロードOSイメージを決定(選択)する処理を図5のフローチャートに基づいて説明する。
図5は携帯端末100の携帯端末用OS101がディスプレイ端末200の端末IDおよびハードウェア情報を取得した後に、送信OS決定部101cがディスプレイ端末200に送信するアップロードOSイメージを決定(選択)する処理を示すフローチャートである。まず、図5のステップS501では、送信OS決定部101cによりディスプレイ端末200の端末IDおよびハードウェア情報を取得し、次のステップS502では、図6に例示する送信OS決定表を読み込む。
図6に例示する送信OS決定表は、ディスプレイ端末200の端末IDとして、「#002347947」、「#000348259」、「#007534907」、「#009023890」、「#005902838」という5個の端末IDが記載されており、端末ID「#002347947」にはアップロードOSイメージ名「Splash_cpu_a_rich 」が関連付けて記載されており、端末ID「#000348259」にはアップロードOSイメージ名「Splash_cpu_b_normal 」が関連付けて記載されており、端末ID「#007534907」にはアップロードOSイメージ名「Splash_cpu_a_normal 」が関連付けて記載されており、端末ID「#009023890」にはアップロードOSイメージ名「Splash_cpu_c_light」が関連付けて記載されており、端末ID「#005902838」にはアップロードOSイメージ名「Splash_cpu_b_richest」が関連付けて記載されている。
次のステップS503では、送信OS決定表の中に、取得したディスプレイ端末の端末IDが存在するか否かを判定し、取得したディスプレイ端末の端末IDが送信OS決定表に存在した場合には、ステップS503のYesからステップS504に進んで、その端末IDに対応するアップロードOSイメージ名を読み込み、ディスプレイ端末200に送信するアップロードOSとして選択する。一方、上記ステップS503の判定において、取得したディスプレイ端末の端末IDが送信OS決定表に存在しなかった場合には、ステップS505に進んで、取得したディスプレイ端末のハードウェア情報内のCPUの種類に基づいて、対応するアップロードOSイメージ群を選択する。アップロードOSイメージ群とは、図3(a)の例で説明すると、ディスプレイ端末のCPUの種類が「cpu_c」であれば、「cpu_cに対応するアップロードOSイメージの全て(図3(a)の右端の一列の、5個のアップロードOSイメージ)のことを示す。
次のステップS506では、取得したディスプレイ端末のハードウェア情報に基づいて、当該ディスプレイ端末の仕様(ハードウエアスペック)に応じたアップロードOSイメージを選択する。具体的には、ハードウェア情報内のCPU動作クロック周波数、メモリ容量、GPUの種類、ディスプレイ画面解像度を、アップロードOSイメージ群中の各アップロードOSイメージの推奨動作環境情報と比較して、推奨動作環境情報を満たしているアップロードOSの中で最上位の動作環境を要求するアップロードOSのイメージを選択する。
図7(a)〜(d)は図5のステップS506においてディスプレイ端末200の仕様(ハードウエアスペック)に応じてアップロードOSイメージを選択する具体的な手順を説明するための図である。ディスプレイ端末のCPUの種類が「cpu_c」であり、そのCPUに対応するアップロードOSイメージ群が図7(a)の「light 」、図7(b)の「normal」および図7(c)の「rich」により構成されており、ディスプレイ端末200のハードウェア情報が図7(d)である場合、送信OS決定部101cは、推奨動作環境情報を全て満たしているアップロードOSの中で、最も高い動作環境を要求するアップロードOSのイメージを選択する。まず、cpu_c用の「rich」アップロードOSの推奨動作環境情報とディスプレイ端末200のハードウェア情報とを比較すると、ディスプレイ端末200のCPU動作クロック周波数は、cpu_c用の「rich」アップロードOSの推奨動作環境情報のCPU動作クロック周波数の要求を満たしていないため、候補外となる。次に、cpu_c用の「normal」アップロードOSの推奨動作環境情報とディスプレイ端末200のハードウェア情報とを比較すると、全ての項目でcpu_c用の「normal」アップロードOSの推奨動作環境情報の要求を満たしていることが分かる。その結果、ディスプレイ端末200に送信するアップロードOSイメージとして、cpu_c用の「normal」アップロードOSイメージが選択される。
上記ステップS506のアップロードOSイメージの選択の後に進むステップS507では、ディスプレイ端末200の端末IDおよび選択したアップロードOSイメージ名を送信OS決定表101dに書き込む。そして、ステップS508では、選択されたアップロードOSイメージをディスプレイ端末200に送信する。
なお、本実施形態では、携帯端末100からディスプレイ端末200にアップロードOSイメージを送信(アップロード)するようにしているが、必要に応じて、携帯端末100で使用しているアプリケーションもディスプレイ端末200に送信(アップロード)するようにしたり、携帯端末100をディスプレイ端末200の外部ドライブとしてマウントすることにより、携帯端末100で使用しているアプリケーションをディスプレイ端末200上で動作させるようにしてもよい。
本実施形態によれば、ディスプレイ端末200の仕様(ハードウエアスペック)に応じたアップロードOSとして決定(選択)したアップロードOSのイメージファイルを携帯端末100からディスプレイ端末200に送信(アップロード)し、送信したアップロードOSイメージにより当該アップロードOSをディスプレイ端末200上で起動することにより、携帯端末100のCPUやGPUの性能が低くても、高解像度の映像を携帯端末100の表示部よりも大きい表示部を有するディスプレイ端末200に表示させることが可能になり、また、ユーザが普段使い慣れているユーザインターフェースをディスプレイ端末200上で再現することができる。したがって、携帯端末100と同様な操作方法で、携帯端末100と比べて大画面かつ高精細な表示部を有するディスプレイ端末200を携帯端末100の外部ディスプレイ装置として利用することが可能になる。
図8は第1実施形態の携帯端末におけるユーザの操作による送信OS決定表の更新処理を示すフローチャートである。この図8の送信OS決定表の更新処理は、ユーザが次回接続時にディスプレイ端末200で使用するアップロードOSの変更を要求したときに起動される。本実施形態では、ユーザの操作に応じて、送信OS決定部101cにより、次回接続時にディスプレイ端末200で使用するアップロードOSを、現在ディスプレイ端末200上で使用中のアップロードOSより軽いアップロードOSに変更したり、現在ディスプレイ端末200上で使用中のアップロードOSより機能が豊富なアップロードOSに変更したりすることができるようになっている。
図8において、まず、ステップS511では、ユーザの要求はアップロードOSをより機能が豊富なアップロードOSへの変更であるか、アップロードOSをより軽いアップロードOSへの変更であるかを判断し、より機能が豊富なアップロードOSへの変更であればステップS512に進み、より軽いアップロードOSへの変更であればステップS513に進む。ステップS512では、送信OS決定表内のディスプレイ端末200の端末IDに対応するアップロードOSイメージ名を、より機能が豊富なアップロードOSイメージ名に書き換え、ステップS513では、送信OS決定表内のディスプレイ端末200の端末IDに対応するアップロードOSイメージ名を、より軽いアップロードOSイメージ名に書き換える。
図9は第1実施形態の携帯端末において次回接続時にディスプレイ端末に送信して使用するアップロードOSの設定画面を例示する図である。携帯端末100からディスプレイ端末200にアップロードOSイメージを送信した後、現在ディスプレイ端末上で使用中のアップロードOSに対して、図8の更新処理により、ユーザの操作によって、次回接続時にディスプレイ端末200で使用するアップロードOSをより軽いアップロードOSもしくはより機能が豊富なアップロードOSに変更するときの、現在動作中のアップロードOS上での設定変更画面は図示のようになる。
ユーザは、現在動作中のアップロードOS上の操作によって、上記設定変更画面を表示させる。この設定変更画面上には、次回接続時にディスプレイ端末200に送信するアップロードOSを設定するためのスライダーが装備されている。現在使用中のアップロードOSは、スライダー上に白抜きの矢印で表示される。ユーザは、色付きのスライダーを左右に動かすことで、次回接続時にディスプレイ端末で使用するアップロードOSを、より軽いアップロードOSに、もしくは、より機能が豊富なアップロードOSに変更することができる。
なお、各アップロードOSイメージに記載されている最低動作環境情報と、現在使用中のディスプレイ端末200のハードウェア情報との比較の結果、現在使用中のディスプレイ端末の仕様が、当該アップロードOSの最低動作環境を満たしていないアップロードOSについては、スライダー上で選択できないようにするものとする。
[第2実施形態]
図10は本発明の携帯端末および本発明の情報処理装置としてのディスプレイ端末を連携して使用する際の第2実施形態のシステム構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の携帯端末100は、第1実施形態の携帯端末100に対し、携帯端末用OS101内に、キャッシュ設定部101eと、端末ID・グループID通知部101fと、キャッシュ設定表101gとを追加したものであり、それ以外の部分は第1実施形態の携帯端末100と同様に構成する。また、本実施形態のディスプレイ端末200は、第1実施形態のディスプレイ端末200に対し、OS管理部201内に、キャッシュ情報通知部201eと、キャッシュ領域管理部201fと、キャッシュ領域消去決定部201gと、キャッシュ情報201hと、キャッシュ設定表201iとを追加したものであり、それ以外の部分は第1実施形態のディスプレイ端末200と同様に構成する。
なお、本実施形態における送信OS決定部(決定部)101cは、ディスプレイ端末200に応じたアップロードOSの決定時に、該ディスプレイ端末に応じたアップロードOSイメージを取得したディスプレイ端末の端末IDと対応付けて記憶(保持)するとともに、次回以降、前記ディスプレイ端末200に応じたアップロードOSの決定時に、取得したディスプレイ端末の端末IDに基づいて決定する機能を有している。また、本実施形態における接続管理部201c、通信インターフェース204、認証部205は、前記受信部として機能するとともに、携帯端末100から当該端末のIDを取得する取得部としても機能する。また、本実施形態におけるストレージ(記憶部)206は、前記受信部により受信したアップロードOSイメージを前記取得部により取得した携帯端末のIDと対応付けて所定期間記憶する機能をさらに備えている。また、本実施形態におけるゲストOS207は、所定期間内に前記IDが付与された携帯端末から保持(記憶)しているアップロードOSの起動要求を受けると、当該記憶しているアップロードOSイメージにより、当該アップロードOSを起動する起動部として機能する。
上記キャッシュ設定部101eは、ディスプレイ端末200の端末ID毎に、ディスプレイ端末内のストレージ206のキャッシュ領域206dに、アップロードOSイメージを保存するか否かなどを設定するものである。
上記端末ID・グループID通知部101fは、自端末の固有IDである端末IDと、携帯端末のユーザによって設定されるグループIDをディスプレイ端末200に通知するものである。
上記キャッシュ設定表101gは、キャッシュ設定部101eによって更新されるものであり、以下のように構成されている。
図11は第2実施形態の携帯端末100における携帯端末用OS101内のキャッシュ設定表101gを例示する図である。キャッシュ設定表101gには、過去に接続したことがあるディスプレイ端末の端末IDと、それぞれのディスプレイ端末に対して、接続切断後もアップロードOSイメージをキャッシュに保存してよいか否かが記載されている。図示例の場合、ディスプレイ端末の端末IDとして、「#002347947」、「#000348259」、「#007534907」、「#009023890」、「#005902838」という5個の端末IDが記載されており、「#007534907」のディスプレイ端末のみにはキャッシュ保存を許可しないこと(×)が設定されており、それ以外の端末IDのディスプレイ端末にはキャッシュ保存を許可すること(○)が設定されている。
上記キャッシュ情報通知部201eは、端末ID・グループID通知部101fによって通知された端末IDに対応するキャッシュ情報を携帯端末100に通知(送信)するものである。
上記キャッシュ領域管理部201fは、携帯端末の端末ID毎に区分されたストレージ206のキャッシュ領域206dを、端末ID毎に管理するものであり、キャッシュ領域206d内に記憶されたキャッシュ情報の更新も行うものである。
上記キャッシュ領域消去決定部201gは、携帯端末100の端末ID毎に区分されたキャッシュ領域206の記憶内容を消去するか否かを決定するものである。
上記キャッシュ情報201hは、キャッシュ領域管理部201fによって更新される情報であり、図12に例示するような情報によって構成されている。
上記キャッシュ設定表201iは、ディスプレイ端末の管理者が、携帯端末の端末IDもしくはグループID別に、アップロードOSイメージをキャッシュに残しておく最大のキャッシュ時間および優先度を設定するものである。
図12は第2実施形態のディスプレイ端末200におけるOS管理部201内のキャッシュ情報を例示する図である。キャッシュ情報201hには、携帯端末の端末IDと、グループID(グループIDがある場合のみ)と、キャッシュ消去時刻(最大キャッシュ時間)と、キャッシュ保存の可否(○または×)と、キャッシュ内のアップロードOSイメージ名と、OSのバージョンと、各キャッシュの使用容量とが記載されている。これらのキャッシュ情報を構成する各情報は、携帯端末100とディスプレイ端末200とが接続されたときに、キャッシュ領域管理部201fによって追加もしくは更新される。
上記グループIDは、携帯端末のユーザが自由に設定できるIDであり、複数の携帯端末に同一のグループIDを割り当てることができる。また、特に必要がなければグループIDを割り当てなくてもよい。
上記キャッシュ保存の可否の欄には、携帯端末100のキャッシュ設定部101eにより設定された情報が格納される。
上記キャッシュ消去時刻は、携帯端末100とディスプレイ端末200とが接続されたときに更新されるが、この接続時にはキャッシュ消去時刻を設定しない。その理由は、現在実行中のアップロードOSのOSイメージに関してキャッシュを消さないようにするためである。図12に示す例では、端末ID「#000348259」の携帯端末のOSは現在ディスプレイ端末200で実行中のアップロードOSであるため、キャッシュ消去時刻が設定されていない。
また、上記キャッシュ消去時刻は、携帯端末100とディスプレイ端末200との接続を切断するときにも、キャッシュ領域管理部201fによって更新され、携帯端末IDもしくはグループIDに応じて、切断時の時刻に、後述するキャッシュ設定表に記載されているキャッシュ時間を足したものを書き込む。その際、キャッシュ情報内のキャッシュ保存の可否の情報を参照し、保存が不可になっている場合には、キャッシュ消去時刻には、接続切断時の時刻をそのまま書き込む。
上記キャッシュ情報通知部201eは、キャッシュ情報の中に携帯端末の端末IDが存在するか否かを検索し、もしあれば、その端末IDに対応するキャッシュ内のアップロードOSイメージ名およびOSのバージョン情報を読み出す。
上記キャッシュ領域消去決定部201gは、キャッシュ情報からキャッシュ消去時刻を定期的に読み出し、もし、キャッシュ消去時刻の中に現在時刻から過去に遡ったものがあれば、該当するキャッシュ情報を消去する。
図13は第2実施形態のディスプレイ端末200におけるOS管理部201内のキャッシュ設定表201iを例示する図である。キャッシュ設定表201iは、ディスプレイ端末の管理者がプリインストールOS上の操作等により手動で設定するものであり、その中には、携帯端末の端末ID(端末IDがある場合のみ)と、グループID(グループIDがある場合のみ)と、キャッシュ情報を残しておく時間を規定するキャッシュ時間と、各携帯端末に付与された優先度とが記載されている。
上記キャッシュ情報通知部201eは、キャッシュ設定表201iから、携帯端末の端末IDに対応するキャッシュ時間を読み出して、携帯端末100に送信する。
上記キャッシュ領域管理部201fは、キャッシュ設定表201iから、端末ID、グループIDの少なくとも一方に対応するキャッシュ時間を読み出して、キャッシュ情報内のキャッシュ消去時刻の更新に使用する。
なお、グループIDが設定されている携帯端末で、キャッシュ設定表に該当する端末IDおよびグループIDの設定が別々に存在した場合には、端末IDの設定を優先するものとする。図12および図13に示す例を用いて説明すると、端末ID「#109023890」の携帯端末は、自端末の端末ID「#109023890」に対する設定とは別に、グループID「#G002345」の設定もキャッシュ設定表201iに存在する。このような場合には、端末IDの設定を優先して、キャッシュ時間を「10days」とする。また、端末IDおよびグループIDの両方がキャッシュ設定表201iに存在しない場合には、「others」の行で指定された値を使用する。図13の例では、「others」のキャッシュ時間は「0 min.」となっているが、これは、「携帯端末およびディスプレイ端末間の接続切断後に即座にアップロードOSイメージを消去すること」、言い換えれば、「キャッシュ領域206dへのアップロードOSイメージの保存を許可しないこと」を意味している。この場合、仮に、キャッシュ情報内のキャッシュ保存の項目の値が「保存可」になっていたとしても、キャッシュ時間が「0 min.」に設定されているため、結局、アップロードOSイメージは接続切断とともに消去されてしまう。このように、携帯端末のキャッシュ設定表の設定よりも、ディスプレイ端末のキャッシュ設定表の設定の方が優先される。
また、上記キャッシュ領域消去決定部201gは、キャッシュ設定表201iから、端末IDもしくはグループIDに対応する優先度を読み取り、キャッシュ領域206dから消去するキャッシュ情報の順番を決める指標にする。
次に、携帯端末100およびディスプレイ端末200の接続からディスプレイ端末用アップロードOS207bが起動して、携帯端末用OSおよびディスプレイ端末用アップロードOSがデータ交換を行える状態になるまでの動作を図14のシーケンス図に基づいて説明する。
まず、携帯端末100の認証部105およびディスプレイ端末200の認証部205は、近距離無線通信による認証手続きを行い、互いの接続先IPアドレスおよび通信インターフェース104,通信インターフェース204間で用いる暗号鍵を決定して入手する。次に、携帯端末100の認証部105およびディスプレイ端末200の認証部205は、認証手続によって入手した接続先IPアドレスおよび暗号鍵を使用して通信インターフェース104,通信インターフェース204間のコネクションを確立する。
次に、携帯端末用OS101は、通信インターフェース104からコネクション確立通知(接続確立通知)を受け取ると、ハードウェア情報取得要求部101bおよび端末ID・グループID通知部101fによってディスプレイ端末側にハードウェア情報取得要求と、端末ID、グループIDの少なくとも一方とを送信する。
次に、ディスプレイ端末200内のOS管理部201は、携帯端末100からハードウェア情報取得要求と、端末ID、グループIDの少なくとも一方とを受信すると、ハードウェア情報通知部201a、端末ID通知部201b、キャッシュ情報通知部201eによって、ハードウェア情報、ディスプレイ端末の端末ID、キャッシュ情報を携帯端末100に送信する。このハードウェア情報には、ディスプレイ端末200に搭載されているCPUの種類(CPUの型番、CPUの動作クロック周波数など)、アップロードOSが使用可能なメモリ容量、GPUの種類、ディスプレイ画面解像度などが含まれている。また、キャッシュ情報には、キャッシュの有無と、キャッシュがある場合には、その中に保存されているアップロードOSイメージ名、OSのバージョン情報、最大キャッシュ時間などが含まれている。
次に、携帯端末用OS101は、ディスプレイ端末200からハードウェア情報、端末ID、キャッシュ情報を受け取ると、これらの情報を携帯端末用OS101内の送信OS決定部101cおよびキャッシュ設定部101eに渡す。送信OS決定部101cは、ハードウェア情報、端末IDに基づいて、ディスプレイ端末200に送信するアップロードOSイメージを1つ選択し、その後、選択したアップロードOSイメージが既にディスプレイ端末200のキャッシュ領域206d内に存在しているか否かをキャッシュ情報を参照して確認する。もし、アップロードOSイメージがキャッシュ領域206d内に存在していれば、選択したアップロードOSイメージを送信せず、代わりにキャッシュ領域206d内のアップロードOSイメージにより当該アップロードOSを起動させるような起動要求を送信する。逆に、アップロードOSイメージがキャッシュ領域206d内に存在しなければ、携帯端末用OS101は、選択されたアップロードOSイメージをディスプレイ端末200に送信する。また、キャッシュ設定部101eは、ディスプレイ端末200のキャッシュ領域206dに保存されているアップロードOSイメージを、携帯端末100およびディスプレイ端末200の接続切断後も保存の可否しておくか否かの設定(キャッシュへの保存の可否の設定)を、ディスプレイ端末200に送信する。
次に、ディスプレイ端末200のOS管理部201は、携帯端末100からアップロードOSイメージが送信されてきた場合には、送られてきたアップロードOSイメージを自端末内のストレージ206のキャッシュ領域206dに保存する。アップロードOSイメージの受信が完了したら、もしくは、携帯端末100からのキャッシュ領域206内のアップロードOSイメージによる当該アップロードOSの起動要求を受信したら、OS管理部201は、キャッシュ領域管理部201fによってキャッシュ情報を更新する。このキャッシュ情報には、携帯端末の端末ID、携帯端末のグループID、キャッシュ消去時刻、接続切断後もアップロードOSイメージをキャッシュに保存することを許可するか否かの設定、キャッシュ内のアップロードOSイメージ名、OSのバージョン、携帯端末が使用しているディスプレイ端末内のキャッシュの使用容量などが記録されている。
その後、OS管理部201は、仮想マシン208に対して、ストレージ206のキャッシュ領域206dに保存したアップロードOSイメージによる当該アップロードOSの起動を要求する。仮想マシン208は、OS管理部201の起動要求に応じてアップロードOS207を起動し、起動の完了を確認したら、OS管理部201にアップロードOS207bの起動確認応答を送信する。その後、OS管理部201は、ディスプレイ上の画面表示をプリインストールOS207aからアップロードOS207bに切り替え、仮想マシン208にプリインストールOSの一時停止要求を送信する。仮想マシン208は、OS管理部201の一時停止要求に応じてプリインストールOS207aを一時停止させ、プリインストールOS207aの一時停止を確認したら、OS管理部201にプリインストールOSの一時停止確認応答を送信する。
その後、ディスプレイ端末200のアップロードOS207bと携帯端末100の携帯端末用OS101とは、必要なときにデータを交換する。例えば、携帯端末100のストレージ106のユーザデータ106b用の領域に格納されているファイルをディスプレイ端末200上で閲覧したいときには、アップロードOS207bは携帯端末用OS101に対してファイル取得要求を出し、携帯端末用OS101は、そのファイル取得要求に応じて、ストレージ106内の所望のファイルを読み出して、ディスプレイ端末200に送信する。
なお、ディスプレイ端末200のキャッシュ領域206dにコピーされたデータが、ディスプレイ端末上で更新された場合、その更新されたデータを含むファイルを即座に携帯端末100に送信して、携帯端末上の同一ファイルを上書きする。そのようにすることで、ディスプレイ端末200上でファイルの保存操作を行うだけで、自動的に携帯端末100のファイルも更新されるようになる。
次に、携帯端末100およびディスプレイ端末200の接続を切断する際の動作を図15のシーケンス図に基づいて説明する。
携帯端末用OSもしくはディスプレイ端末のアップロードOS上で接続の切断(接続終了)の操作が行われると、両端末の間では、接続が切断される前に、必要なデータ交換処理を行う。このデータ交換処理としては、例えば、アップロードOS上で実行していたアプリケーションの状態を全て携帯端末用OSに書き出す処理がある。
まず、携帯端末OS101の接続管理部101aは、ディスプレイ端末のOS管理部201に対して、アップロードOS停止要求を送信する。OS管理部201のゲストOS制御部201dは、アップロードOS停止要求を受け取ると、仮想マシン208に対してプリインストールOS207aの起動を要求する。仮想マシン208は、OS管理部201のゲストOS制御部201dから起動要求を受けると、プリインストールOS207aを起動する。
次に、OS管理部201は、プリインストールOS207aの起動を確認すると、仮想マシン208に対してアップロードOS207bの停止を要求する。仮想マシン208は、OS管理部201の停止要求を受けて、アップロードOS207bを停止させる。その後、OS管理部201は、アップロードOSの停止を確認したら、ディスプレイ端末の表示を、アップロードOSからプリインストールOSへ切り替える。
その後、OS管理部201の中のキャッシュ領域管理部201fにより、キャッシュ情報が更新される。ここでは、キャッシュ情報の中の「キャッシュ消去時刻」が更新される。具体的には、キャッシュ消去時刻として、現在の時刻に、キャッシュ設定表に記載されているキャッシュ時間を足した時刻を書き込む。
その後、OS管理部201内のゲストOS制御部201dにより、携帯端末100に向かってアップロードOS停止確認応答が送られ、このアップロードOS停止確認応答を携帯端末100が受信すると、両端末内でそれぞれコネクション切断要求が通信インターフェースに送られて、携帯端末―ディスプレイ端末間の接続が切断される。
次に、携帯端末100において送信OS決定部101cがディスプレイ端末200に送信するアップロードOSイメージを決定(選択)する処理を図16のフローチャートに基づいて説明する。
図16は携帯端末100の携帯端末用OS101がディスプレイ端末200の端末ID、ハードウェア情報およびキャッシュ情報を取得した後に、送信OS決定部101cがディスプレイ端末200に送信するアップロードOSイメージを決定(選択)する処理を示すフローチャートである。まず、図16のステップS701では、送信OS決定部101cによりディスプレイ端末200の端末ID、ハードウェア情報およびキャッシュ情報を取得し、次のステップS702では、図6に例示する送信OS決定表を読み込む。次のステップS703では、送信OS決定表の中に、取得したディスプレイ端末の端末IDが存在するか否かを判定し、取得したディスプレイ端末の端末IDが送信OS決定表に存在した場合には、ステップS703のYesからステップ704に進んで、その端末IDに対応するアップロードOSイメージ名を読み込み、ディスプレイ端末200に送信するアップロードOSとして選択する。一方、上記ステップS703の判定において、取得したディスプレイ端末の端末IDが送信OS決定表に存在しなかった場合には、ステップS705に進んで、取得したディスプレイ端末のハードウェア情報内のCPUの種類に基づいて、対応するアップロードOSイメージ群を選択する。
次のステップS706では、取得したディスプレイ端末のハードウェア情報に基づいて、当該ディスプレイ端末の仕様(ハードウエアスペック)に応じたアップロードOSイメージを選択する。具体的には、ハードウェア情報内のCPU動作クロック周波数、メモリ容量、GPUの種類、ディスプレイ画面解像度を、アップロードOSイメージ群中の各アップロードOSイメージの推奨動作環境情報と比較して、推奨動作環境情報を満たしているアップロードOSの中で最上位の動作環境を要求するアップロードOSのイメージを選択する。次のステップS707では、ディスプレイ端末200の端末IDおよび選択したアップロードOSイメージ名を送信OS決定表101dに書き込む。
その後、ステップS708では、選択されたアップロードOSイメージに対応するOS名、OSのバージョン情報と、取得したキャッシュ情報内のOS名、OSのバージョン情報とを比較し、両者が一致するか否かを確認する。ここで、両者が一致した場合には、これから送信しようとしているアップロードOSイメージと全く同一のものがディスプレイ端末のキャッシュ内に存在する場合であるため、当該アップロードOSイメージを送信する代わりに、ステップS709に進んで、ディスプレイ端末のキャッシュ内に保存されているアップロードOSイメージに対応するアップロードOSの起動要求をディスプレイ端末200に送信する。逆に、両者が一致しなかった場合には、ディスプレイ端末のキャッシュ内のアップロードOSイメージがこれから送信しようとしているアップロードOSイメージと異なる場合であるため、ステップS710に進んで、選択されたアップロードOSイメージをディスプレイ端末200に送信する。
次に、携帯端末100のキャッシュ設定部101eが接続切断後にキャッシュ領域内へのアップロードOSイメージの保存を許可するか否かを設定する処理を図17のフローチャートに基づいて説明する。
図17は携帯端末100の携帯端末用OS101がディスプレイ端末200の端末IDおよびキャッシュ情報を取得した後に、キャッシュ設定部101eが、接続切断後もディスプレイ端末200のキャッシュ領域206dの中にアップロードOSイメージを保存することを許可するか否かを設定する処理を示すフローチャートである。まず、図17のステップS801では、キャッシュ設定部101eは、ディスプレイ端末200の端末IDおよびキャッシュ時間を取得し、次のステップS802では、キャッシュ設定表を読み込む。次のステップS803では、キャッシュ設定表に取得したディスプレイ端末の端末IDが存在するか否かを確認し、キャッシュ設定表に取得したディスプレイ端末の端末IDが存在した場合にはステップS804以降に進み、キャッシュ設定表に取得したディスプレイ端末の端末IDが存在しなかった場合にはステップS808以降に進む。
ステップS804では、「取得したキャッシュ時間=0」および「キャッシュ設定表がキャッシュを保存する設定になっている」という2つの条件を同時に満たしているか否かを確認する。ここで、上記2つの条件を同時に満たしていなければ、キャッシュ設定表の設定に矛盾はないので、後述するステップS811に進んで、キャッシュ設定表のアップロードOSイメージの保存の可否の設定をディスプレイ端末に送信する。一方、ステップS804において、2つの条件を同時に満たしていれば、ディスプレイ端末200からはアップロードOSイメージの保存不可と設定されているのに、携帯端末100は保存を許可すると設定されており、両者の設定が矛盾していることになるが、アップロードOSイメージの保存に関してはディスプレイ端末の設定を優先することになっているため、このような設定になった場合、ステップS805に進んで、「ディスプレイ端末にアップロードOSイメージを保存できないこと」を携帯端末の画面に表示する。その後、ステップS806では、キャッシュ設定表から、ステップS801で取得したディスプレイ端末の端末ID(今回接続に使用するディスプレイ端末の端末ID)の設定を削除する。その後、ステップS807では、アップロードOSイメージのキャッシュ領域206dへの保存を行わない設定をディスプレイ端末200に送信する。
キャッシュ設定表に取得したディスプレイ端末の端末IDが存在しなかった場合にステップS803のNoから進むステップS808では、「キャッシュ時間>0」であるか否か、言い換えれば、アップロードOSイメージの保存がディスプレイ端末から許可されているか否かを確認する。ここで、「キャッシュ時間=0」、すなわち、アップロードOSイメージの保存が許可されていなければ、上記ステップS807に進んで、キャッシュ設定表に当該ディスプレイ端末の設定を追加することなく、アップロードOSイメージのキャッシュ領域206dへの保存を行わない設定をディスプレイ端末200に送信する。一方、アップロードOSイメージの保存が許可されていれば、アップロードOSイメージをキャッシュ領域に一定時間保存できるので、ステップS809に進んで、「アップロードOSイメージを保存するか否かの確認画面」を携帯端末に表示する。
図18は第2実施形態において、携帯端末とディスプレイ端末との接続時に、ディスプレイ端末のキャッシュにアップロードOSイメージを保存するか否かの設定を行う際に携帯端末に表示される確認画面を例示する図である。この確認画面において「はい(保存する)」を選択する操作をユーザが行った場合に進むステップS810では、ディスプレイ端末の端末IDおよびアップロードOSイメージ保存の可否の設定をキャッシュ設定表に書き込む(追加する)。その後、ステップS811では、キャッシュ設定表のアップロードOSイメージの保存の可否の設定をディスプレイ端末に送信する。
次に、ディスプレイ端末200のキャッシュ領域消去決定部201gがキャッシュ領域206d内に保存されているアップロードOSイメージを消去する動作を図19および図20のフローチャートに基づいて説明する。
キャッシュ領域206dの記憶内容を消去する状況は2種類ある。その1つは、キャッシュ情報に含まれているキャッシュ消去時刻を過ぎた場合(キャッシュが期限切れとなった場合)であり、もう1つは、新規に携帯端末がディスプレイ端末に接続してきた際に、キャッシュ領域206dに空きがない場合に強制的に空き容量を作る場合である。
まず、キャッシュが期限切れとなった場合の動作について図19のフローチャートに基づいて説明する。図19において、ステップS901では、キャッシュ領域消去決定部201gによって、定期的にキャッシュ情報を読み込み、次のステップS902では、キャッシュ情報の携帯端末ID毎のキャッシュ消去時刻と現在時刻とを比較する。次のステップS903では、現在時刻がキャッシュ消去時刻を過ぎている携帯端末IDの有無をチェックし、現在時刻がキャッシュ消去時刻を過ぎている携帯端末IDが見つかった場合に限り、ステップS904に進んで、当該携帯端末が使用していたキャッシュ領域と、そのキャッシュ領域に対応するキャッシュ情報とを削除する。
次に、キャッシュ領域が不足したときの処理について図20のフローチャートに基づいて説明する。新規に携帯端末がディスプレイ端末に接続してきた際に、キャッシュ領域消去決定部201gによって、新しいキャッシュ領域が作成される。その際、キャッシュの空き容量が不足すると、キャッシュ領域管理部201fは、キャッシュ領域消去決定部201gに対して、キャッシュの空き容量を増やすように要求する。
図20において、まず、ステップS905、ステップS906では、上記要求を受けたキャッシュ領域消去決定部201gにより、キャッシュ設定表およびキャッシュ情報を読み込む。次のステップS907では、キャッシュ情報とキャッシュ設定表とを照合して、キャッシュ情報内に記載されている携帯端末IDの中で、最も優先度の低い携帯端末ID群を選択する。次のステップS908では、選択された携帯端末ID群内でキャッシュ消去時刻を比較して、最も近い未来にキャッシュが消去される携帯端末IDを選択する。そして、次のステップS909では、選択された携帯端末IDに対応するキャッシュ領域と、そのキャッシュ領域に対応するキャッシュ情報とを削除する。
本実施形態によれば、ディスプレイ端末200の仕様(ハードウエアスペック)に応じたアップロードOSとして決定(選択)したアップロードOSイメージを携帯端末100からディスプレイ端末200に送信(アップロード)し、送信したアップロードOSイメージにより当該アップロードOSをディスプレイ端末200上で起動することにより、携帯端末100のCPUやGPUの性能が低くても、高解像度の映像を携帯端末100の表示部よりも大きい表示部を有するディスプレイ端末200に表示させることが可能になり、また、ユーザが普段使い慣れているユーザインターフェースをディスプレイ端末200上で再現することができる。したがって、携帯端末100と同様な操作方法で、携帯端末100と比べて大画面かつ高精細な表示部を有するディスプレイ端末200を携帯端末100の外部ディスプレイ装置として利用することが可能になる。
また、本実施形態によれば、ディスプレイ端末内200に携帯端末ID毎に設けたキャッシュ領域206dに、接続終了後の一定期間アップロードOSイメージを保存しておくので、次回接続時にはディスプレイ端末200内の自端末用のキャッシュ206dに保存されたアップロードOSイメージを使って当該アップロードOSを起動することができるようになる。そのため、携帯端末100からディスプレイ端末200にアップロードOSイメージを送信する必要がなくなり、携帯端末100からディスプレイ端末200へのアップロードOSイメージのダウンロード時間が不要になって、ディスプレイ端末200のアップロードOSの起動時間を短縮できるようになる。
本発明の携帯端末および本発明の情報処理装置としてのディスプレイ端末を連携して使用する際の第1実施形態のシステム構成を示す機能ブロック図である。 第1実施形態において、携帯端末およびディスプレイ端末の接続からディスプレイ端末用アップロードOSの起動までの動作を説明するためのシーケンス図である。 (a),(b)はそれぞれ、本発明の携帯端末内のストレージに用意された複数のアップロードOSイメージを例示する図である。 (a)、(b)はそれぞれ、本発明のディスプレイ端末における最低動作環境情報および推奨動作環境情報の具体例を示す図である。 第1実施形態の携帯端末において送信OS決定部がディスプレイ端末に送信するアップロードOSイメージを決定(選択)する処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の携帯端末における送信OS決定表を例示する図である。 (a)〜(d)は図5のステップS506においてディスプレイ端末の仕様(ハードウエアスペック)に応じてアップロードOSイメージを選択する具体的な手順を説明するための図である。 第1実施形態の携帯端末におけるユーザの操作による送信OS決定表の更新処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の携帯端末において次回接続時にディスプレイ端末に送信して使用するアップロードOSの設定画面を例示する図である。 本発明の携帯端末および本発明の情報処理装置としてのディスプレイ端末を連携して使用する際の第2実施形態のシステム構成を示す機能ブロック図である。 第2実施形態の携帯端末における携帯端末用OS内のキャッシュ設定表を例示する図である。 第2実施形態の携帯端末におけるキャッシュ領域内のキャッシュ情報を例示する図である。 第2実施形態のディスプレイ端末におけるOS管理部内のキャッシュ設定表を例示する図である。 第2実施形態において、携帯端末およびディスプレイ端末の接続からディスプレイ端末用アップロードOSが起動して、携帯端末用OSおよびディスプレイ端末用アップロードOSがデータ交換を行える状態になるまでの動作を説明するためのシーケンス図である。 第2実施形態において、携帯端末およびディスプレイ端末の接続を切断する際の動作を説明するためのシーケンス図である。 第2実施形態の携帯端末において、送信OS決定部がディスプレイ端末送信するアップロードOSイメージを決定(選択)する処理を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態において、携帯端末のキャッシュ設定部が接続切断後にキャッシュ領域内へのアップロードOSイメージの保存を許可するか否かを設定する処理を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態において、携帯端末とディスプレイ端末との接続時に、ディスプレイ端末のキャッシュにアップロードOSイメージを保存するか否かの設定を行う際に携帯端末に表示される確認画面を例示する図である。 第2実施形態において、ディスプレイ端末のキャッシュ領域消去決定部がキャッシュ領域内に保存されているアップロードOSイメージを消去する動作を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態において、ディスプレイ端末のキャッシュ領域消去決定部がキャッシュ領域内に保存されているアップロードOSイメージを消去する動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100 携帯端末
101 携帯端末用オペレーティングシステム(携帯端末用OS)
101a 接続管理部
101b ハードウェア情報取得要求部(取得部)
101c 送信OS決定部(決定部)
101d 送信OS決定表
101e キャッシュ設定部
101f 端末ID・グループID通知部
101g キャッシュ設定表
102 表示部
103 操作インターフェース
104 通信インターフェース
105 認証部
106 ストレージ
106a,106b,106c 領域
200 ディスプレイ端末
201 OS管理部
201a ハードウェア情報通知部
201b 端末ID通知部
201c 接続管理部
201d ゲストOS制御部
201e キャッシュ情報通知部
201f キャッシュ領域管理部
201g キャッシュ領域消去決定部
201h キャッシュ情報
201i キャッシュ設定表
202 表示部
203 操作インターフェース
204 通信インターフェース
205 認証部
206 ストレージ
206a,206b,206c 領域
206d キャッシュ領域
207 ゲストOS
207a ディスプレイ端末用プリインストールOS(プリインストールOS)
207b ディスプレイ端末用アップロードOS(アップロードOS)
208 仮想マシン

Claims (6)

  1. 複数のオペレーティングシステムのイメージファイルを記憶する記憶部と、
    前記複数のオペレーティングシステムのイメージファイルの少なくとも1つにより当該オペレーティングシステムを起動可能な情報処理装置から、該情報処理装置のシステム情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得したシステム情報に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記複数のオペレーティングシステムのイメージファイルに対応する複数のオペレーティングシステムの中から、前記情報処理装置に応じたオペレーティングシステムを決定する決定部と、
    前記決定部により決定したオペレーティングシステムのイメージファイルを前記情報処理装置に送信する送信部と、を具備して成ることを特徴とする携帯端末。
  2. 前記取得部は、前記情報処理装置から該情報処理装置の識別情報を取得し、
    前記決定部は、前記情報処理装置に応じたオペレーティングシステムの決定時に、該情報処理装置に応じたオペレーティングシステムを前記取得した情報処理装置の識別情報と対応付けて保持するとともに、次回以降、前記情報処理装置に応じたオペレーティングシステムの決定時に、前記取得部が取得した情報処理装置の識別情報に基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記決定部は、前記複数のオペレーティングシステムの中から、前記情報処理装置のシステム情報が推奨動作環境条件を満たす最上位のオペレーティングシステムを前記情報処理装置に応じたオペレーティングシステムとして決定することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。
  4. 前記複数のオペレーティングシステムのイメージファイルは、前記情報処理装置のCPU(Central Processing Unit)の種類毎および前記情報処理装置の仕様毎に用意されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  5. 携帯端末が保持しているオペレーティングシステムを情報処理装置で起動させるために、前記携帯端末から自己のシステム情報の要求を受けると、該自己のシステム情報を送信する送信部と、
    前記送信部により送信した前記自己のシステム情報に応じたオペレーティングシステムのイメージファイルを受信する受信部と、
    前記受信部により受信したオペレーティングシステムのイメージファイルを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶したオペレーティングシステムのイメージファイルにより当該オペレーティングシステムを起動する起動部と、を具備して成ることを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記携帯端末から該携帯端末の識別情報を取得する取得部を備え、
    前記記憶部は、前記受信部により受信したオペレーティングシステムのイメージファイルを前記取得部により取得した前記携帯端末の識別情報と対応付けて所定期間記憶し、
    前記起動部は、前記所定期間内に前記識別情報が付与された携帯端末から前記保持しているオペレーティングシステムの起動要求を受けると、当該記憶しているオペレーティングシステムのイメージファイルにより、当該オペレーティングシステムを起動することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
JP2007337486A 2007-12-27 2007-12-27 携帯端末および情報処理装置 Pending JP2009157802A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007337486A JP2009157802A (ja) 2007-12-27 2007-12-27 携帯端末および情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007337486A JP2009157802A (ja) 2007-12-27 2007-12-27 携帯端末および情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009157802A true JP2009157802A (ja) 2009-07-16

Family

ID=40961729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007337486A Pending JP2009157802A (ja) 2007-12-27 2007-12-27 携帯端末および情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009157802A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012094319A1 (en) * 2011-01-04 2012-07-12 Motorola Mobility, Inc. Background synchronization within a multi-environment operating system
JP2013090070A (ja) * 2011-10-15 2013-05-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置、連携方法および連携プログラム
JP2014504416A (ja) * 2010-12-15 2014-02-20 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド 組み合わせたcpu/gpuアーキテクチャシステムにおけるデバイスの発見およびトポロジーのレポーティング
US8868899B2 (en) 2009-07-20 2014-10-21 Motorola Mobility Llc System and method for switching between environments in a multi-environment operating system
JP2015504194A (ja) * 2011-11-10 2015-02-05 エンパイア テクノロジー ディベロップメント エルエルシー リモート表示
US9342325B2 (en) 2012-05-17 2016-05-17 Google Technology Holdings LLC Synchronizing launch-configuration information between first and second application environments that are operable on a multi-modal device
US9348633B2 (en) 2009-07-20 2016-05-24 Google Technology Holdings LLC Multi-environment operating system
US9354900B2 (en) 2011-04-28 2016-05-31 Google Technology Holdings LLC Method and apparatus for presenting a window in a system having two operating system environments
JP2016103273A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 上海兆芯集成電路有限公司 キャッシュコヒーレンシの制御システムと制御方法
US9367331B2 (en) 2009-07-20 2016-06-14 Google Technology Holdings LLC Multi-environment operating system
US9372711B2 (en) 2009-07-20 2016-06-21 Google Technology Holdings LLC System and method for initiating a multi-environment operating system
US9389877B2 (en) 2009-07-20 2016-07-12 Google Technology Holdings LLC Multi-environment operating system
US9417753B2 (en) 2012-05-02 2016-08-16 Google Technology Holdings LLC Method and apparatus for providing contextual information between operating system environments
US9489240B2 (en) 2010-10-22 2016-11-08 Google Technology Holdings LLC Resource management in a multi-operating environment
KR101900436B1 (ko) * 2010-12-15 2018-09-20 어드밴스드 마이크로 디바이시즈, 인코포레이티드 결합된 cpu/gpu 아키텍처 시스템에서의 디바이스의 발견 및 토폴로지 보고

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06332716A (ja) * 1993-05-26 1994-12-02 Hitachi Ltd リモートブートシステム
JPH11306024A (ja) * 1998-04-24 1999-11-05 Fuji Xerox Co Ltd ホスト装置および情報処理装置
JP2006277277A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Nec Corp 起動イメージ提供システム及びその動作方法、ブートノード装置、ブートサーバ装置並びにその動作プログラム
JP2008059519A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Nec Corp 情報処理システムと情報処理方法およびそのプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06332716A (ja) * 1993-05-26 1994-12-02 Hitachi Ltd リモートブートシステム
JPH11306024A (ja) * 1998-04-24 1999-11-05 Fuji Xerox Co Ltd ホスト装置および情報処理装置
JP2006277277A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Nec Corp 起動イメージ提供システム及びその動作方法、ブートノード装置、ブートサーバ装置並びにその動作プログラム
JP2008059519A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Nec Corp 情報処理システムと情報処理方法およびそのプログラム

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9348633B2 (en) 2009-07-20 2016-05-24 Google Technology Holdings LLC Multi-environment operating system
US9389877B2 (en) 2009-07-20 2016-07-12 Google Technology Holdings LLC Multi-environment operating system
US8868899B2 (en) 2009-07-20 2014-10-21 Motorola Mobility Llc System and method for switching between environments in a multi-environment operating system
US9367331B2 (en) 2009-07-20 2016-06-14 Google Technology Holdings LLC Multi-environment operating system
US9372711B2 (en) 2009-07-20 2016-06-21 Google Technology Holdings LLC System and method for initiating a multi-environment operating system
US9489240B2 (en) 2010-10-22 2016-11-08 Google Technology Holdings LLC Resource management in a multi-operating environment
JP2014504416A (ja) * 2010-12-15 2014-02-20 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド 組み合わせたcpu/gpuアーキテクチャシステムにおけるデバイスの発見およびトポロジーのレポーティング
KR101900436B1 (ko) * 2010-12-15 2018-09-20 어드밴스드 마이크로 디바이시즈, 인코포레이티드 결합된 cpu/gpu 아키텍처 시스템에서의 디바이스의 발견 및 토폴로지 보고
WO2012094319A1 (en) * 2011-01-04 2012-07-12 Motorola Mobility, Inc. Background synchronization within a multi-environment operating system
US9354900B2 (en) 2011-04-28 2016-05-31 Google Technology Holdings LLC Method and apparatus for presenting a window in a system having two operating system environments
JP2013090070A (ja) * 2011-10-15 2013-05-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置、連携方法および連携プログラム
JP2015504194A (ja) * 2011-11-10 2015-02-05 エンパイア テクノロジー ディベロップメント エルエルシー リモート表示
US9417753B2 (en) 2012-05-02 2016-08-16 Google Technology Holdings LLC Method and apparatus for providing contextual information between operating system environments
US9342325B2 (en) 2012-05-17 2016-05-17 Google Technology Holdings LLC Synchronizing launch-configuration information between first and second application environments that are operable on a multi-modal device
JP2016103273A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 上海兆芯集成電路有限公司 キャッシュコヒーレンシの制御システムと制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009157802A (ja) 携帯端末および情報処理装置
KR102033672B1 (ko) 하나 이상의 확장 애플리케이션과 상호작용하는 메시징 애플리케이션
US10956008B2 (en) Automatic home screen determination based on display device
KR102298602B1 (ko) 확장가능한 애플리케이션 표시
TWI446178B (zh) 用以控制雙電子顯示裝置的方法
US20150082241A1 (en) Method for screen mirroring and source device thereof
US20070124372A1 (en) Using a mobile phone to control a personal computer
KR20150110559A (ko) 디스플레이 모드 메커니즘을 갖춘 전자 시스템 및 그 작동 방법
US10171703B2 (en) Mobile apparatus, image scan apparatus and method for performing a scanning operation and generating a scan image
JP2006209738A (ja) 補助ディスプレイの拡張可能なアーキテクチャ
KR20090065775A (ko) 응용프로그램의 기능을 구성하고 실행하는 방법 및 이를위한 휴대 단말기
KR20160053462A (ko) 단말장치 및 그 제어 방법
JP2005538638A (ja) ワイヤレス投影システム
JP2010004359A (ja) 制御装置、制御方法および制御システム
KR20170092790A (ko) 디스플레이 장치, 사용자 단말 장치, 시스템 및 그 제어 방법
JP5116496B2 (ja) 情報処理装置および携帯端末
WO2013069205A1 (en) Transmitting device, display control device, content transmitting method, recording medium, and program
US20140052788A1 (en) Information processing apparatus, electronic meeting system, and program
US20120260196A1 (en) Apparatus and method for sharing information in virtual space
CN103838538A (zh) 用于控制激活背光的时间长度的方法和设备
US20190306362A1 (en) Information processing apparatus, information processing system, and method of updating file
JP5768451B2 (ja) コンテンツ処理装置、コンテンツ処理方法及びコンテンツ処理装置の制御プログラム
KR20120081879A (ko) 통신 단말기 및 그 동작 방법
TW201325674A (zh) 產生遊戲事件效果之方法、工具,與電腦可讀記錄媒體
US10838679B2 (en) Communication system, terminal device, and method for controlling communication system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120824

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121218

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20121225

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20130118