JPH10117193A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JPH10117193A
JPH10117193A JP9221791A JP22179197A JPH10117193A JP H10117193 A JPH10117193 A JP H10117193A JP 9221791 A JP9221791 A JP 9221791A JP 22179197 A JP22179197 A JP 22179197A JP H10117193 A JPH10117193 A JP H10117193A
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JP
Japan
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data
error
transmission system
node
idle
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Application number
JP9221791A
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Inventor
Yasuo Nakamura
泰雄 中村
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
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  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エラー発生によるシステムダウンが少なく信
頼性の高いデータ伝送システムを提供する。 【解決手段】 ノードnとノードn+1の主記憶装置1
の間でインタフェース・クロスバー・スイッチ装置6を
介してデータの伝送を行うデータ伝送システムである。
リモート制御装置は、主記憶装置1からの有効データ
と、アイドルデータとの識別用フラグVなどで構成され
る制御用バイトを各データに付加する。光信号送受信制
御装置3は、複数の制御用バイトを異なるデータ群に挿
入するとともに各データ群にECCを付加した後、光フ
ァイバ5を経て光信号送受信制御部7に出力する。光信
号送受信制御部7は、各データ群においてECCによる
訂正不可エラーの発生を検出し、有効データに訂正不可
エラーが発生した場合のみ障害発生と判断してシステム
を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のノード間で
クロスバースイッチを介してデータを転送するデータ伝
送システムに関し、特に、ノード〜クロスバースイッチ
間におけるデータ伝送障害の発生を検出するための手段
を備えたデータ伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、スーパーコンピュータでは、こ
れを1つのノードとして、ノード間をインタフェース・
クロスバー・スイッチ装置などの交換機で接続すること
で、異なるノードの主記憶装置間におけるデータ伝送を
行うことを可能にした構成が採用されている。なお、通
常、各ノードおよび交換機の間は光ファイバで接続され
ている。
【0003】この光ファイバは、1バイトに対して一本
ずつ割り当てられており、全部で84本ある。したがっ
てノード〜クロスバースイッチ間のデータ幅は、84バ
イト(1データライン)となる。この1データライン
は、64バイトのメインメモリデータ,8バイトの制御
用データ,およびECC(Error Correcting Code)1
2バイトからなっている。
【0004】また、1データラインは、図3に示すよう
に4分割して制御される。4分割の理由を以下に示す。 (1)1バイトエラー訂正/2バイトエラー検出の機能
を有するECCのバイト数を小さくすることで、光ファ
イバ本数の削減とLSIの個数削減を図る。 (2)エラー訂正/検出個所を分散化する事により、間
欠障害が引き起こすシステムダウンの確率を低下させ
る。
【0005】上記のような構成を採用している従来のデ
ータ伝送システムの構成例を図4に示す。このデータ伝
送システムは、複数のノード(ノードn、ノードn+1
など)と、これらの間をインタフェース・クロスバー・
スイッチ装置6を介して接続する光ファイバ5を含んで
構成される。
【0006】このデータ伝送システムにおいて、例え
ば、ノードnの主記憶装置1からのデータは、リモート
制御装置2に入力され、光信号送受信制御装置3に伝送
される。ここで、リモート制御装置2は、主記憶装置1
から有効データが送られてこない場合には、アイドルデ
ータを出力する。なお、アイドルデータとは、データ伝
送とは無関係な、光通信制御の光クロック抽出制御で必
要なデータである。光信号送受信制御装置3は、主記憶
装置1の有効データまたはアイドルデータをECCによ
ってエラー訂正可能な適当な長さのデータ群(データ群
1〜4)にそれぞれ分割し、これら分割したデータ群を
それぞれ管理している。
【0007】この従来のデータ伝送システムにおいて、
ノードnの光信号送受信制御装置3は、図4に示すよう
に、レジスタ131、ECC生成回路132、レジスタ
133、送信制御回路134などから構成される。レジ
スタ131は、主記憶装置1からの有効データまたはア
イドルデータを受信する。ECC生成回路132は、レ
ジスタ131に格納されたデータを適当な長さのデータ
群に分割し、各々に対しECCを生成する。レジスタ1
33は、ECCが付加された各データ群を格納する。さ
らに、送信制御回路134は、レジスタ133に格納さ
れた各データ群をバイト単位で符号化し、またこのデー
タをパラレル/シリアルに変換した後、電気信号から光
信号に変換して光ファイバ5に出力する。
【0008】また、この従来のデータ伝送システムにお
いて、インタフェース・クロスバー・スイッチ装置6側
の光信号送受信制御部7は、受信制御回路171,レジ
スタ172、エラー訂正回路173、訂正不可エラー検
出回路174、レジスタ175,ならびに障害F/F
(フリップフロップ)176などから構成される。受信
制御回路171は、光信号送受信制御装置3から光ファ
イバ5を介して送られてきた前述の光信号データを電気
信号に変換し、シリアル/パラレル変換した後に符号化
されているデータを元に戻す。レジスタ172は、受信
制御回路171の出力を格納する。エラー訂正回路17
3は、レジスタ172に格納された各データ群のECC
を解読し、1バイトエラーに対して訂正を行う。訂正不
可エラー検出回路は174は、エラー訂正回路173か
ら出力されるエラー情報より2バイト以上のエラーを検
出する。レジスタ175は、エラー訂正回路173から
出力されるデータを格納する。さらに、障害F/F17
6は、訂正不可エラー検出回路174が訂正不可エラー
を検出した場合にセット状態となる。
【0009】このように構成される従来のデータ伝送シ
ステムにおいて、光信号送受信制御装置3に入力された
データは、データ線100を介してレジスタ131に格
納され、データ線103〜106を介してECC生成回
路132に入力される。ECC生成回路132は、分割
された各データに対してECCを生成しこれをデータに
付加したものを、データ線107〜110を介してレジ
スタ133に入力する。
【0010】レジスタ133に格納されたデータは、デ
ータ線111〜114を介して、送信制御回路134に
入力される。送信制御回路134は、これらのデータを
バイト単位に符号化し、パラレルデータからシリアルデ
ータに変換した後、電気信号から光信号に変換し光ファ
イバ5に出力として送出する。
【0011】光ファイバ5上のデータは、光送受信制御
部7の受信制御回路171に入力され、ここで光信号か
ら電気信号に変換される。さらに、受信制御回路171
は、このデータをシリアルデータからパラレルデータに
変換し、また符号化されているデータを元に戻す。この
データは、データ線116〜119を介して、レジスタ
172に格納される。
【0012】レジスタ172に格納されたデータは、デ
ータ線120〜123を介してエラー訂正回路173に
入力される。エラー訂正回路173は、データにエラー
が検出されない場合は、レジスタ172の内容をそのま
まデータ線125〜128を介してレジスタ175に格
納する。また、エラー訂正回路173は、例えば、訂正
可能な1バイトエラーを検出した場合は、このエラー箇
所を訂正し、データ線25〜128を介して、レジスタ
175にデータを格納する。
【0013】また、エラー訂正回路173は、データ線
124を介して、訂正不可エラー検出回路174にエラ
ー情報を出力する。訂正不可エラー検出回路174は、
2バイト以上のエラーを検出した場合は、データ線10
2を介して障害F/F10をセット状態にする。そし
て、障害F/F10がセット状態となった場合、インタ
フェース・クロスバー・スイッチ装置6は、その機能を
停止し、全てのデータ伝送動作を中止する。
【0014】なお、エラーが検出されないか、エラー訂
正が正しく行われた場合、クロスバー・スイッチ制御部
8は、主記憶装置1のデータに付加された制御バイト内
の伝送先ノード番号に対するデータバスを解放する。そ
して、この場合、レジスタ175のデータが光信号送受
信制御部7から出力され、またクロスバー・スイッチ制
御部8を介して光送受信制御部9に伝送される。このデ
ータはさらに、光ファイバ5を介して、ノードn+1の
光信号送受信制御装置3に入力され、同じくリモート制
御装置2を介して、ノードn+1の主記憶装置1に伝送
される。
【0015】上述のようにして、従来のデータ伝送シス
テムでは、データ伝送中のエラー検出を行っている。こ
れらのエラーは、例えば上述の光ファイバ通信において
は、雑音、波形劣化、振幅変動などの要因によるもので
あった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な雑音、波形劣化、振幅変動などの要因の殆どは間欠的
に発生する。さらに、光ファイバ通信では、その性質
上、間欠エラーが多く発生し、また、通常の光ファイバ
通信システムでは多数の光ファイバを使用することか
ら、このような間欠エラー発生の頻度は全体として高く
なる。
【0017】ここで、例えば、アイドルデータにおいて
訂正不可エラーが発生した場合、それが間欠的なエラー
であり、次に有効データが正しく伝送されるのであれ
ば、システムダウンにする必要はない。ところが、上記
の従来の構成では、有効データであるかアイドルデータ
であるかに関わらず、訂正不可エラーが発生した場合に
システムダウンする構成であるので、エラー発生による
システムダウンの発生の割合が高いという問題があっ
た。
【0018】一般的に、光ファイバ通信を使用した主記
憶装置間のデータ伝送において、有効データの伝送はシ
ステムの稼働時における30〜40%でしかなく、残り
の60〜70%はアイドルデータの伝送である。このた
め、アイドルデータの間欠エラーによるシステムダウン
がシステム全体に及ぼす影響は大きく、上記従来例の構
成では、システムの信頼性が低いという問題があった。
【0019】そこで本発明の目的は、エラー発生による
システムダウンを最小限とすることができる、信頼性の
高いデータ伝送システムを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ伝送シス
テムは、複数のノード間で交換機を介してデータの伝送
を行うデータ伝送システムにおいて、前記ノードが、有
効データとアイドルデータを識別するための識別用フラ
グを前記データに付加するとともに前記識別用フラグが
付加されたデータを所定の長さの複数のデータ群に分割
するデータ分割手段と、前記データ群にそれぞれ誤り訂
正符号を付加する符号付加手段とを備え、前記交換機
が、前記データ群において前記誤り訂正符号により訂正
できない訂正不可エラーの発生を検出するエラー検出手
段と、前記訂正不可エラーが発生したデータについて前
記識別用フラグに基づいて有効データ化アイドルデータ
かを判定し、有効データの場合のみ障害発生と判断する
障害検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】障害検出手段が障害発生と判断した場合、
例えば、交換機がその機能を停止し、全てのデータ伝送
が中止されて、システムは停止状態となる。
【0022】また、好ましくは、データ分割手段は、複
数の識別用フラグをそれぞれ異なるデータ群に挿入し、
障害検出手段は、訂正不可エラーが検出されないデータ
群に挿入された識別用フラグに基づいてデータが有効デ
ータかアイドルデータかを判定する。このように識別用
フラグを複数のデータ群に設けた多重化構成とすること
で、識別用フラグの信頼性が高まって、障害検出手段に
おけるデータの判定機能が向上できる。
【0023】この結果、例えば、識別用フラグが挿入さ
れた1つのデータ群で訂正不可エラーが発生した場合で
も、他のデータ群に挿入された識別用フラグを使用する
ことで、データを正確に判定でき、データ判定の信頼性
を向上することができる。
【0024】上記の所定の長さは、具体的に言えば、上
記の誤り訂正符号による誤り訂正が可能な長さである。
また、データ分割手段は、さらに、送信先ノードから送
信元ノードに有効データの受領を通知するための通知フ
ラグを異なるデータ群に挿入することで、通知用フラグ
の信頼性が高まり、通知用フラグが挿入された1つのデ
ータ群で訂正不可エラーが発生した場合でも、有効デー
タの受領を送信元ノードに正確に通知することが可能と
なる。さらに、データ送信装置と交換機とのデータ送受
は、例えば光信号により行われる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のデータ伝送シス
テムの実施の形態を詳細に説明する。
【0026】図1は、この実施の形態にかかるデータ伝
送システムの要部、図2はこのデータ伝送システムの全
体の構成をそれぞれ示したものである。
【0027】すなわち、本発明のデータ伝送システム
は、複数のノード(ノードn、n+1)と、各ノード間
に光ファイバ5を介して接続されたインタフェース・ク
ロスバー・スイッチ装置6を含んで構成される。各ノー
ドには、リモート制御装置2、光信号送受信制御装置3
などが設けられており、各ノードはこれらの送受信手段
を通して光ファイバ5を介してのデータ伝送を行う。な
お、演算処理装置4は、主記憶装置1における各種制御
のためのものである。
【0028】ここで、一般的には、各ノードとインタフ
ェース・クロスバー・スイッチ装置6との間はn(本実
施の形態においてはn=84)本の光ファイバ5で接続
されており、また、これらn本の光ファイバ5で伝送さ
れるデータは、光ファイバ1本で1バイトを制御するこ
とからnバイトである。このようなnバイト幅のデータ
をデータラインと称する。
【0029】そして、このデータラインには、有効デー
タラインと、アイドルデータラインの2種類がある。
【0030】有効データラインは、主記憶装置1間のデ
ータを伝送するときに使用するデータであり、また、ア
イドルデータラインは、主記憶装置1間でデータを伝送
しない場合において、光通信制御の光クロック抽出制御
のために記送受信手段間で伝送されるデータである。
【0031】また光信号受信手段は、有効データライン
を伝送していないときでも、対向する他の主記憶装置な
いし光信号受信手段からの光信号を常に検出し、光信号
の受信制御で必要な光クロックを抽出しなければなら
ず、光クロックを抽出できない場合には光インタフェー
ス障害となることから、上述のようなアイドルデータラ
インを必要とする。なお、上記のデータラインは特定幅
のデータを表す用語にすぎないため、説明の便宜上、以
下の説明では、データラインの用語は使用しない。
【0032】上記送受信手段、すなわち光信号送受信制
御装置3は、図1に例示するように、レジスタ31、2
重化回路32,レジスタ33、ECC生成回路34,レ
ジスタ35,送信制御回路36などから構成される。
【0033】また、インタフェース・クロスバー・スイ
ッチ装置6は、図2に例示するように、光信号送受信制
御部7、9、クロスバー・スイッチ制御部8などから構
成される。光信号送受信制御部7は、図1に例示するよ
うに、受信制御回路71、レジスタ72、エラー訂正回
路73、エラー判定回路74、補正回路75、レジスタ
76、並びに障害フリップフロップ77などから構成さ
れる。これらの機能は、便宜上、以下にシステムの動作
とともに説明する。
【0034】主記憶装置1から読み出されたデータ(有
効データ、アイドルデータ)は、リモート制御装置2に
おいて、例えば1バイトの制御用バイトが付加される。
この制御用バイトは、例えば、有効データとアイドルデ
ータを区別するための識別用フラグ、有効データを受領
したノードから当該有効データの伝送元のノードにデー
タ受領を通知するための通知用フラグ、並びに伝送元ノ
ード番号と伝送先ノード番号、などから構成される。
【0035】ここで、以下の説明において、識別用フラ
グを「Vビット」と称し、V=1のときは有効データ
を、またV=0のときはアイドルデータをそれぞれ表す
ものとする。また、通知用フラグを「Aビット」と称
し、A=1のときはデータ受領報告有りを、A=0のと
きはデータ受領報告なしをそれぞれ表すものとする。さ
らに、これらの制御用バイトを図1においてまとめて
「VA」で示した。
【0036】上記のように制御用バイトVAが付加され
たデータは、データ線100を介して光信号送受信制御
装置3のレジスタ31に格納され、ECCで訂正可能な
長さの4つのデータ群1〜4に分割される。ここで、便
宜上、上記の制御バイトVAはデータ群1に含まれるも
のとする。
【0037】データ群1〜4は、ついで、データ線10
1を介して2重化回路32に入力される。2重化回路3
2は、上記のVビットとAビットをコピーする(コピー
されたVビット、AビットをそれぞれVCPビット、A
CPビットと称する)とともに、これらコピーされたV
CP/ACPビットを、V/Aビットを含まない他のデ
ータ群、本実施の形態においてはデータ群3に複写す
る。
【0038】2重化回路11の出力は、データ線102
を介して、レジスタ33に格納され、また、データ先1
03〜106を介してECC生成回路34にそれぞれ入
力される。ECC生成回路34は、データ群1〜4に対
してそれぞれECCを生成し、これをデータ群1〜4に
付加した後、データ線107〜110を介して出力す
る。このようにしてECCが付加されたデータ群1〜4
は、それぞれレジスタ35に格納される。
【0039】レジスタ35に格納されたデータ群1〜4
は、データ線111〜114を介して送信制御回路36
に入力される。送信制御回路36はレジスタ35からの
データ群1〜4を例えばバイト単位に符号化し、パラレ
ルデータをシリアルデータ変換した後、この変換した信
号を電気/光変換して光ファイバ5に出力する。
【0040】インタフェース・クロスバー・スイッチ装
置6では、光ファイバ5により送られてきた光信号は、
光信号送受信制御部7に入力される。光信号送受信制御
部7は、受信制御回路71において、この光信号を光/
電気変換し、得られた電気信号をシリアルデータからパ
ラレルデータに変換した後、符号化されたデータ(デー
タ群1〜4)をもとに戻す。これらのデータ群1〜4
は、データ線116〜119を介してレジスタ72にそ
れぞれ格納される。
【0041】レジスタ72に格納されたデータ群1〜4
は、データ線120〜123を介してエラー訂正回路7
3に入力される。エラー訂正回路73は、レジスタ72
からのデータ群1〜4に格納されたECCをそれぞれ解
読する。そして、データ群1〜4にエラーが検出されな
い場合は、レジスタ72の内容をそのままデータ線12
6〜129を介してレジスタ76に格納する。
【0042】また、訂正可能な1バイトエラーを検出し
た場合は、エラー箇所を訂正した後、この訂正したデー
タをデータ線126〜129を介してレジスタ76にデ
ータを格納する。さらに、ECCにより訂正できない訂
正不可エラー、例えば2バイトエラーが発生した場合に
は、以下に説明するように、エラー判定回路74におい
て必要な手順が採られる。
【0043】ここで、エラー訂正回路73のエラー情報
は、データ線124を介してエラー判定回路19に入力
される。そして、次の判定に基づいて、エラー判定回路
19は、有効データについて訂正不可エラーのエラー情
報が入力された場合、データ線125を介して障害F/
F77をセットする。
【0044】すなわち、エラー判定回路74では、ま
ず、訂正可能エラーが発生したデータの種別を次の
(1)〜(4)のようにして判定する。
【0045】(1)データ群1とデータ群3で訂正不可
エラーが発生していない場合、データ群1に含まれるV
ビットまたはデータ群3に含まれるVCPビットのいず
れかを、データ種別の判定の対象とする。これらVビッ
トまたはVCPビットにより、データが有効データと判
定された場合には、「有効データ中においてエラー発
生」と判断し、障害F/F77をセットする。また、デ
ータがアイドルデータと判定された場合には、「アイド
ルデータ中におけるエラー発生」と判断して、障害F/
Fをセットしない。なお、このとき、A=1またはAC
P=1であれば、インタフェース・クロスバー・スイッ
チ装置6は、送信ノードnに対して、データ受信報告有
りと判断する。
【0046】(2)データ群1で訂正不可エラーが発生
し、データ群3で訂正不可エラーが発生していない場合
は、データ群1のVビット自体に信頼性がないものと
し、データ群3に含まれるVCPビットをデータ種別の
判定の対象とする。、VCPビットによってデータが有
効データと判定された場合には、障害F/F77をセッ
トする。またデータがアイドルデータと判定された場合
には、障害F/F77をセットしない、なお、このと
き、ACP=1であれば、ノードnに対して、データ受
信報告有りと判断する。
【0047】(3)データ群3で訂正不可エラーが発生
し、データ群1で訂正不可エラーが発生していない場合
は、Vビットを判定の対象とする。Vビットによってデ
ータが有効データと判定された場合には、障害F/F7
7をセットする。またデータがアイドルデータと判定さ
れた場合には、障害F/F77をセットしない。なお、
このときも(1)(2)の処理と同様、A=1であれば
ノードnに対するデータ受信報告有りと判断する。
【0048】(4)データ群1とデータ群3の両方で訂
正不可エラーが発生していた場合は、Vビット及びVC
Pビットの値に関わらず、障害F/F77をセットす
る。障害F/F77がセットされた場合、インタフェー
ス・クロスバー・スイッチ装置は、機能を停止し、全て
のデータ伝送を中止する。
【0049】次に、エラー判定回路74は、データ線1
31を介して、以下の(a)〜(c)の指示を補正回路
75に通知し、補正回路75はこの指示に対応する補正
処理を行う。
【0050】(a)データ群1とデータ群3ともに訂正
不可エラーが発生していない場合は、V/AビットとV
CP/ACPビットの補正は行わない。
【0051】(b)データ群1で訂正不可エラーが発生
し、かつデータ群3で訂正不可エラーが発生していない
場合は、V/Aビットを’0/0’にする。
【0052】(c)データ群3で訂正不可エラーが発生
し、かつデータ群1で訂正不可エラーが発生していない
場合は、VCP/ACPビットを’0/0’にする。
【0053】上記のように補正処理を行うのは次の理由
による。
【0054】すなわち、実施の形態のデータ伝送システ
ムでは上記のようにVビットとAビットが2重化されて
おり、このため、インタフェース・クロスバー・スイッ
チ装置6のクロスバー・スイッチ制御部8において有効
データラインとアイドルデータラインとの区別のために
VビットとVCPビットを論理和して使用し、またデー
タ受信報告の有無の判定をAビットとACPビットを論
理和して使用している。
【0055】このため、データ群1で訂正不可エラーが
発生した場合、データの訂正が不可能なため、データ群
1に含まれるVビットとAビットが本当は’0’なの
か’1’なのかの判断がつかない。Vビットがデータ化
けを起こしていた場合には有効データとアイドルデータ
とを誤判定してしまう。また、Aビットがデータ化けを
起こしていた場合にはデータ受信の有無を誤判定してし
まう。データ群3で訂正不可エラーが発生した場合も同
様である。そこで、本実施の形態では、上記のようにデ
ータ群1ないしデータ群3において訂正不可エラーが発
生している場合は、V/AビットないしVCP/ACP
ビットを’0/0’とすることで、この訂正不可エラー
データを「アイドルデータであり、かつデータ受信報告
無し」とみなし、他方のデータ群のビット内容に処理を
ゆだねる。つまり双方が訂正不可エラーである場合以外
には、「訂正不可エラー検出によるシステムダウン」を
行わない。他方のデータ群が「訂正不可エラーのないア
イドルデータ」であった場合には、システムダウンを回
避する。
【0056】図5に、以上説明してきた本実施の形態に
おける処理の相対関係を示した相関表を示す。
【0057】再度、図2を参照して、エラーが検出され
ないか、エラー訂正が正しく行われた場合、インタフェ
ース・クロスバー・スイッチ制御部5では、主記憶装置
1のデータに付加された制御バイト内の伝送先ノード番
号に対するデータパスを解放する。この結果、レジスタ
76のデータは、光受信制御装置4からクロスバー・ス
イッチ制御部5を介して光送受信制御装置9に伝送さ
れ、さらに光ファイバ5を介してノードn+1の光送受
信制御装置3に入力され、また、リモート制御装置2を
介して、ノードn+1の主記憶装置1に伝送される。
【0058】
【発明の効果】本発明のデータ伝送システムは、以下の
ような効果を有する。有効データとアイドルデータを区
別するビットを設け、これを複数の分割データ群に対し
て間隔を空けて付与することにより、「アイドルデータ
における間欠障害による、不要なシステムダウン」を回
避することができる。光ファイバ通信におけるエラー要
因の殆どは間欠的に発生すること、そして伝送データ中
にアイドルデータで占める割合が60〜70%程度であ
ることを考慮すると、上述の「不要なシステムダウン」
を回避できることは、システムの信頼性向上に大幅に寄
与する。
【0059】また、本発明においては、有効/アイドル
データ判定ビットと、データ受領通知有/無ビットを組
み合わせて使うことにより、これらを付与した複数のデ
ータ群が同時に訂正不可エラーとならない限り、データ
受領通知を判定することが可能であり、判定可能なデー
タ受領通知有/無ビットが「データ受領通知有り」であ
れば装置間のデータフロー制御を行える。これにより間
欠障害発生によるデータフロー制御の乱れを防止するこ
とができる。
【0060】さらに、本発明においては、これらのビッ
トを送信側で二重化し、受信側でコンペアチェックする
ことにより、ビット自体の信頼性を向上させている。
【0061】従来、データ伝送に際し、その伝送データ
の無効部分を示すフラグ(ビット)により、不要なシス
テムダウンを防止する技術としては、図6に示すよう
な、特開平5−40705号公報に開示された「障害検
出方式」が公知である。
【0062】この先行技術の概要は、伝送されてくるデ
ータをバイト単位で分割し、このバイトデータと並行し
て「有効データ/無効データ」を表すマスク用ビットを
1:1に送出する。これによって、障害検出回路(実施
例においてはパリティチェックが行われている)にてあ
るバイトデータにエラーが検出されても、それが無効デ
ータ部分であれば、システムダウンを行わないことにあ
る。
【0063】しかしこの方式は、データエラーが無効デ
ータ部分で生じたものであればシステムダウン信号をマ
スクするということを示すのみであり、本発明の「複数
データ群に間隔を空けて付与することで、アイドルデー
タの間欠障害を判定すること」をはじめとする、様々な
効果及びそれをもたらすための構成について、何らの示
唆もなされるものではない。
【0064】以上の説明から明らかなように、本発明の
データ伝送システムによれば、エラー発生によるシステ
ムダウンを従来システムに比べて格段に抑制できるとい
う特有の効果があり、これにより信頼性の高いデータ伝
送システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ伝送システムの実施の形態の要
部説明図。
【図2】本発明にかかるデータ伝送システム全体の概要
説明図。
【図3】ノード〜インタフェース・クロスバー・スイッ
チ装置間のデータ幅(データライン)の構成を示す図。
【図4】従来のデータ伝送システムの説明図。
【図5】本発明における訂正不可エラー検出と、V/A
ビット及びVCP/ACPビットの相関関係を示した
図。
【図6】従来のデータ伝送障害検出方式の一例を示す
図。
【符号の説明】
1 主記憶装置 2 リモート制御装置 3 光信号送受信制御装置 5 光ファイバ 6 インタフェース・クロスバー・スイッチ装置 7、9 光信号送受信制御部 32 2重化回路 34 ECC生成回路 31、33、35、72、76 レジスタ 36 送信制御回路 71 受信制御回路 73 エラー訂正回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 17/00 H04B 9/00 K T H04Q 1/20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノード間で交換機を介してデータ
    の伝送を行うデータ伝送システムにおいて、 前記ノードが、有効データとアイドルデータを識別する
    ための識別用フラグを前記データに付加するとともに前
    記識別用フラグが付加されたデータを所定の長さの複数
    のデータ群に分割するデータ分割手段と、前記データ群
    にそれぞれ誤り訂正符号を付加する符号付加手段とを備
    え、 前記交換機が、 前記データ群において前記誤り訂正符号により訂正でき
    ない訂正不可エラーの発生を検出するエラー検出手段
    と、前記訂正不可エラーが発生したデータについて前記
    識別用フラグに基づいて有効データかアイドルデータか
    を判定し、有効データの場合のみ障害発生と判断する障
    害検出手段とを備えたことを特徴とするデータ伝送シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記データ分割手段は、複数の前記識別
    用フラグをそれぞれ異なるデータ群に挿入するものであ
    り、 前記障害検出手段は、訂正不可エラーが検出されないデ
    ータ群に挿入された前記識別用フラグに基づいて前記デ
    ータが有効データかアイドルデータかを判定するもので
    あることを特徴とする請求項1記載のデータ伝送システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記データ分割手段により分割される複
    数のデータ群の長さが、前記誤り訂正符号により誤り訂
    正が可能な長さであることを特徴とする請求項1または
    2記載のデータ伝送システム。
  4. 【請求項4】 前記データ分割手段は、さらに、送信先
    ノードから送信元ノードに有効データの受領を通知する
    ための通知用フラグを前記データに付加するように構成
    されていることを特徴とする請求項1,2または3記載
    のデータ伝送システム。
  5. 【請求項5】 前記データ分割手段は、複数の前記通知
    用フラグをそれぞれ異なるデータ群に挿入するように構
    成されていることを特徴とする請求項4記載のデータ伝
    送システム。
  6. 【請求項6】 前記データ送信装置と前記交換機との間
    のデータの送受が光信号により行われることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項5のいずれかの項記載のデータ
    伝送システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7120846B2 (en) 1999-12-14 2006-10-10 Fujitsu Limited Data transmission device, data receiving device, data transfer device and method
JP2011248977A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Toshiba Corp インタフェース装置及びデコードデータ有効判定方法ならびに記録装置
JP2016158051A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 ファナック株式会社 ノイズ検出装置

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