JPH10114385A - ディスクカートリッジ用の収納ケース - Google Patents

ディスクカートリッジ用の収納ケース

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JPH10114385A
JPH10114385A JP28311796A JP28311796A JPH10114385A JP H10114385 A JPH10114385 A JP H10114385A JP 28311796 A JP28311796 A JP 28311796A JP 28311796 A JP28311796 A JP 28311796A JP H10114385 A JPH10114385 A JP H10114385A
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光 水谷
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俊治 中玉利
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前側面にMD用の出入口が開口してある収納
ケースにおいて、収納ケースにインデックスカードを容
易に収容できるようにする。併わせて蓋体が不用意に開
いてしまうのを防止する。 【解決手段】 収納ケースはケース本体10と蓋体11
とで薄形角箱状に形成し、前側面にMD1用の出入口1
2を開口する。蓋体11は軸21と前後に長いガイド溝
22とを介してケース本体10に連結する。蓋体11を
ケース後方へスライド操作した後、軸21を中心にして
上方揺動すると、ケース本体10の上面の装填口17を
開放できる。この装填口17からインデックスカード1
3を出し入れ操作する。蓋体11を閉じ位置に係合保持
する蓋ロック25と、MD1を係合保持するロック体3
0とを有する。ケース本体10の後部に、MD1の装填
側端壁を受け止める受壁16を立設し、MD1を収納ケ
ースから取り外した後でないと蓋体11をスライド開放
できないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや磁気
ディスクに代表されるディスク状の信号記録媒体をケー
ス内に収めてカートリッジ化してあるディスクカートリ
ッジにおいて、これを収納する収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の収納ケースには各種の形態があ
る。例えば、磁気テープカートリッジや、磁気ディスク
カートリッジ用として、各種の収納ケースが実用化され
ている。ディスクカートリッジ用の収納ケースとして
は、図6に示す形態が実用に供されており、この場合の
ディスクカートリッジは、直径値が6.4cmの光磁気ディ
スク40を薄い角箱状のカートリッジケース41に収め
た、いわゆるミニディスク(以下単に、MDという)4
2であって、音や映像の信号あるいはコンピュータ情報
等の記録媒体として広く使用されている。
【0003】MD用の収納ケースは、互いに圧嵌連結さ
れる上ケース43と下ケース44とで薄い角箱状に形成
してあり、前側面に出入口45が開口している。収納ケ
ースの取り扱い時にMD42が出入口45から滑り落ち
るのを防ぐために、下ケース44の左右側壁の内奥寄り
に一対のロック体46を配置している。そこでのロック
体46は、カートリッジケース41の下面両側に設けて
ある位置決め用の凹部47と係合して、MD42の滑落
を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の収納ケースは、
MD42を出入口45からケース内に差し込み装填し、
あるいはMD42をロック体46の弾性力に抗してケー
ス外へ抜き出すだけで、MD42の出し入れを容易に行
える。問題は、販売時にインデックスカードが収納ケー
スの外面を覆う状態で添付してあるため、包装フィルム
を開封して廃棄すると、インデックスカードの保存場所
がなく、タイトルラベル等を使用するまでの間はインデ
ックスカードを別途保存しなければならず、紛失しやす
い点にある。インデックスカードの周縁を切り落とすこ
とによって、カード全体を収納ケース内に収容して保存
することは不可能ではないが、出入口45の上下間隔が
5〜6mm程度と小さいため、インデックスカードの出し
入れが容易ではない。インデックスカードを出し入れす
る際に、カードの一部がケース内奥のロック体46に引
っ掛かる不利も避けられない。
【0005】上記のような不便を解消するために、本発
明者は、ケース本体と、ケース本体に対して上開き揺動
できる蓋体とで収納ケースを構成し、ケース本体の上面
全体を開放して、そこからインデックスカーートを出し
入れできるようにした収納ケースを検討した。つまり、
テープカートリッジ用の収納ケースと同等のケース構造
を採り入れることを考えた。しかし、蓋体を単に揺動開
閉自在に支持しただけでは、ディスクカートリッジの出
し入れ時に蓋体が開き操作されるおそれがあり、ケース
前面に専用の出入口を開口する意味がない。落下衝撃を
受けるような場合に、ディスクカートリッジが収納ケー
スから飛び出すおそれもある。
【0006】本発明の目的は、従来のMD用の収納ケー
スと同様に、ディスクカートリッジを出入口から出し入
れする収納ケースでありながら、インデックスカードを
ディスクカートリッジと共にケース内に収納できるよう
にすることにある。本発明の目的は、ケース本体とケー
ス本体に対して上開き揺動できる蓋体を備えており、蓋
体をケース後方へスライド操作した後でないと、蓋体を
開放揺動できず、しかも蓋体を閉じ位置に係合保持する
蓋ロックを備えていて、使用者の明確な意図がない限り
は、蓋蓋を開き操作できないディスクカートリッジ用の
収納ケースを提供することにある。本発明の目的は、デ
ィスクカートリッジを収納ケースから取り出した状態に
おいてのみ、蓋ロックをロック解除して、蓋体をケース
後方へスライド操作でき、例えば他物との衝突や落下衝
撃を受けるような場合であっても、ディスクカートリッ
ジが収納ケースから飛び出るのを確実に防止する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前側面にディ
スクカートリッジ1用の出入口12が開口しているブッ
クケース型の収納ケースを対象とする。その収納ケース
は、上面にインデックスカード13用の装填口17が開
口してあるケース本体10と、ケース本体10で前後ス
ライド自在に支持されて、スライド端において上開き揺
動して装填口17を開放できる蓋体11とを備えてい
る。収納ケースに収容したディスクカートリッジ1の凹
部6と係合して、ディスクカートリッジ1の抜け出しを
阻止するロック体30が、蓋体11の蓋側壁19に設け
られている。ロック体30で係合保持したディスクカー
トリッジ1の装填側端壁を受け止めて、蓋体11が出入
口12から遠ざかる向きへスライド操作されるのを阻止
する受壁16を有し、この受壁16はケース本体10の
後端に立設されている。以て、ディスクカートリッジ1
を収納ケース外へ抜き出した状態においてのみ、蓋体1
1を閉止位置から開放待機位置へスライド開放できる。
【0008】蓋体11は、ケース本体10の両側壁15
と蓋体11の蓋側壁19との間に設けた軸21およびガ
イド溝22を介してケース本体10に連結されていて、
装填口17を閉止する閉じ位置と、ガイド溝22に沿っ
て出入口12から遠ざかる側へスライド移動する開放待
機位置と、ガイド溝22の端部において上開き揺動し、
装填口17を開放する開放位置とに変位できるようケー
ス本体10に支持する。受壁16の両側端に、蓋側壁1
9およびロック体30の前後スライドを許す開口23を
設ける。蓋体11とケース本体10との間に、蓋体11
を閉じ位置において係合保持する蓋ロック25を設けて
ある。
【0009】蓋体11の後端両側には、前記開口23を
塞ぐ蓋後壁20を設ける。蓋側壁19のそれぞれにケー
ス本体10との接当干渉を防ぐ切欠24を形成する。以
て、蓋体11を水平の閉止位置からほぼ垂直の開放位置
まで上開き揺動できるようにしてある。
【0010】
【作用】収納ケースは、上面に装填口17が開口された
ケース本体10と、装填口17を揺動開閉する蓋体11
とからなるので、ディスクカートリッジ1を収納ケース
から抜き取った後、蓋体11を開き操作して装填口17
を開放することにより、インデックスカード13を収納
ケース内へ容易に収納でき、必要時には容易にケース外
へ取り出せる。ディスクカートリッジ1を収納ケース内
に収納した状態では、ディスクカートリッジ1と蓋体1
1とがロック体30を介して同行可能に係合連結された
状態になっている。この状態のままで蓋体11を開放待
機位置へ向かってスライド操作すると、ディスクカート
リッジ1とインデックスカード13とは、使用者の意に
反して同行スライドしてしまう。こうした事態を避ける
ために、ケース本体10の後端に受壁16を立設して、
ディスクカートリッジ1を介して蓋体11のスライド移
動を阻止している。従って、蓋体11はディスクカート
リッジ1を収納ケース外へ取り出した状態でないとスラ
イド操作できない。
【0011】蓋体11が自重で開いたり、落下衝撃を受
けて容易に開くのを防止し、収納ケースを従来ケースと
同様に取り扱えるようにするために、蓋体11を開放待
機位置までスライドした後でないと上開き揺動できない
ようにし、さらにケース本体10と蓋体11との間に蓋
ロック25を設けて、使用者の明確な意図がない限り
は、蓋体11を開放できないようにしている。蓋体11
を開放待機位置までスライド操作して始めて、開放位置
へ上開き揺動できるようにすることも、蓋体11が落下
衝撃等で簡単に開いてしまうのを防ぐのに役立ってい
る。出入口12と対向する面壁はケース本体10と蓋体
11とのいずれの側にも設けることができる。しかし、
出入口12と対向する面壁の殆どを受壁16で形成し、
その両側端に、蓋側壁19およびロック体30用の開口
23を設けるケース構造を採ると、ディスクカートリッ
ジ1の装填側端壁の殆どを受壁16で受け止めて、蓋体
11が開放待機位置側へスライド移動するのを確実に阻
止できる。
【0012】上記の開口23から収納ケース内へ塵埃等
が入り込むのを防ぐために、蓋体11に設けた蓋後壁2
0で開口23を塞いでいる。蓋側壁19に接当干渉を防
ぐ切欠24を設けてあるので、蓋体11を垂直状に起立
揺動して、装填口17の上面全体を開放でき、従ってイ
ンデックスカード13の出し入れを容易に行える。
【0013】
【実施例】
(実施例1)図1ないし図5は本発明の実施例1を示し
ており、これはMD(ディスクカートリッジ)用の収納
ケースに供するものである。図2においてMD1は、光
磁気ディスク2が薄角箱状のカートリッジケース3に収
まっており、カートリッジケース3の上下両面の一側に
開口した信号読み取り窓4がシャッター5でスライド開
閉できる。カートリッジケース3の下ハーフの両側後部
には、位置決め用の凹部6が半長円状に凹設されてい
る。
【0014】図1および図2において、収納ケースはケ
ース本体10と蓋体11とで薄形角箱状に構成してあ
り、ケース前側面にMD1用の出入口12が開口してい
る。収納ケースの内部には、MD1と共にインデックス
カード13を収容できる。
【0015】ケース本体10は、底壁14と、左右一対
の側壁15・15と、底壁14の後縁に立設した受壁1
6とを一体に形成した、ケース上面および前面が開口す
るプラスチック成形品からなり、ケース上面の開口をイ
ンデックスカード13用の装填口17として利用し、ケ
ース前面の開口を出入口12とする。受壁16の高さ寸
法は、収納ケースの内法高さ寸法に一致して、側壁15
と同じ高さに設定してある。蓋体11は、装填口17の
全体を上面側から閉止する主面壁18と、主面壁18の
左右両側の下面側に突設した左右一対の蓋側壁19と、
主面壁18の後縁の左右両端から下方に突設した蓋後壁
20とを一体に形成したプラスチック成形品からなり、
透明ないし半透明のプラスチック材で形成する。
【0016】インデックスカード13はケース本体10
の内面に沿って配置される。このインデックスカード1
3を容易に出し入れするために、ケース本体10に対し
て蓋体11を次のように連結し、先の装填口17を蓋体
11で開閉する。図5に示すように、蓋体11の左右の
蓋側壁19の中途部の下端外面に軸21をそれぞれ外向
きに突設し、ケース本体10の左右側壁15の後端下部
に設けたガイド溝22で軸21を受け入れ支持する。ケ
ース本体10の両側壁15の内面にはリブ22aを突設
してあり、該リブ22aで各ガイド溝22を前後方向に
長い長穴に形成する。
【0017】これにより蓋体11は、主面壁18がケー
ス本体10の左右側壁15の上端面で受け止められて、
装填口17を完全に閉止する閉じ位置(図1aの状態)
と、図1(a)の想像線で示すように全体が軸受穴22
に沿って出入口12から遠ざかる後ろ向きへスライド移
動した開放待機位置と、図1(b)に示すように全体が
軸21を中心にして上開き揺動して装填口17を全面開
放する開放位置とに変位できる。蓋体11の後方ライド
を許すために、受壁16の左右両端のそれぞれに開口2
3を設けてある。さらに、蓋体11が揺動開閉すると
き、蓋側壁19がケース本体10の底壁14と接当干渉
するのを防ぐために、蓋側壁19には軸21の形成個所
の後ろ側の隣接位置に逆V字形の切欠24を設けてあ
る。
【0018】蓋体11は閉じ位置においてケース後方へ
のスライド遊動を阻止し、かつ上開き揺動不能に保持す
る必要がある。そのために、ケース本体10と蓋体11
との間に蓋ロック25を有する。図1および図3におい
て蓋ロック25は、蓋体11の蓋側壁19の外側面の中
途部および前端に突設した前後一対のロック片26と、
ケース本体10の左右側壁15の内面上端寄りに突設さ
れて、両ロック片26の上方揺動を規制する前後一対の
ロック爪27とからなる。前端のロック爪27は断面が
逆台形状の突起からなり、後ろ側のロック爪27は蓋体
11のガイドを兼ねて前後方向に長いリブ状に形成す
る。前端のロック爪27を利用して、蓋体11の後方ス
ライドを制限するために、前方のロック片26の上面前
端にロック爪27と弾性係合する突部28を形成する
(図1参照)。
【0019】閉じ位置において、前記突部28は前方の
ロック爪27の前面側に下方から接当係合しており、軸
21は軸受穴22の前端に位置している。蓋体11の蓋
後壁20はケース本体10の開口23を閉止して塵埃等
の侵入を防ぐ。この閉止状態から、蓋体11をケース後
方へ押し込み操作すると、ロック片26が弾性変形しな
がら、突部28がロック爪27の下面をくぐり抜け、ロ
ック爪27より後方に位置して開放待機位置に切り換わ
る。このとき、軸21は軸受穴22の後端に位置してい
る。
【0020】上記の開放待機位置においては、蓋体11
が軸21を中心にして自由に上開き操作でき、主面壁1
8は水平姿勢から90度ないし90度を越えて揺動した
位置まで起立揺動できる。このように蓋体11を起立開
放した図1(b)の状態では、装填口17の全体が開放
されるので、ケース本体10にインデックスカード13
を容易に出し入れできる。蓋体11は、上記の手順を逆
にたどることによって閉じ位置に戻せる。
【0021】インデックスカード13は、剥離台紙の片
面に、タイトルや、記録内容の詳細を書き込むためのラ
ベル等を配置してあり、剥離台紙の他面に使用上の注意
書き等が印刷してある。図示例では、ケース本体10の
底壁14と受壁20とに沿うL字形の紙面で形成したイ
ンデックスカード13を示したが、両紙面に連続して蓋
体11の主面壁18に沿う紙面を備えていてもよい。イ
ンデックスカード13の左右幅寸法は、MD1の左右幅
寸法と同じかこれより幅狭に形成する。
【0022】収納ケースの取り扱い時にMD1が収納ケ
ースから滑落するのを防ぐために、蓋体11の左右の蓋
側壁19にそれぞれロック体30を設ける。図5におい
てロック体30は、前後一対の係合爪31を有するコ字
枠状の基部32と、基部32の下部に連続する台形状の
弾性腕33とを一体に形成したプラスチック成形品から
なる。このロック体30を圧嵌固定するために、蓋側壁
19の後部に装着部34を設ける。その装着部34は、
脚壁19の上部に通設した係合爪31用の一対の係合孔
34aと、蓋側壁19の下縁に切り欠き形成した弾性腕
33用の装填溝34bとからなる。ロック体30を蓋側
壁19に圧嵌固定した装着状態において、弾性腕33は
蓋側壁19の内側方に突出していて、図4に示すように
MD1の凹部6に外側方から係合できる。
【0023】以上のように構成した収納ケースは、イン
デックスカード13をMD1と共に収納ケースに収容し
た状態で販売でき、包装用のフィルムを開封して廃棄し
た場合にも、インデックスカード13を紛失することが
ない。MD1はインデックスカード13を収容した状態
のままで、出入口12から支障なく抜き差しできる。こ
のとき、蓋側壁19はMD用のガイド壁として機能し、
ケース内に収容したMD1が左右にがた付くのを抑止す
ることにも役立つ。インデックスカード13を使用する
場合には、MD1を抜き出した後、先に説明した要領で
蓋体11を開き操作して装填口17の上面全体を開放
し、装填口17からインデックスカード13を出し入れ
する。
【0024】上記のように蓋体11を開放する場合に
は、予めMD1を収納ケースから抜き出し操作する。感
違いや理解不足によって、MD1を収納した状態のまま
で蓋体11を開いて、MD1の出し入れを行ってしまう
可能性がある。こうした誤操作を防ぐために、ケース本
体10に設けた受壁16が役立つ。詳しくは、蓋体11
を蓋ロック25の係合力に逆らって、ケース後方へスラ
イド操作しようとすると、MD1の装填側端壁を受壁1
6で受け止めて、それ以上に蓋体11が後方スライドす
るのを阻止する。従って、蓋体11が誤操作や落下衝撃
等によって、開放待機位置までスライド開放されるのを
確実に防止できる。受壁16は、蓋体11を片方の手で
閉止位置から開放待機位置へと押し込み操作する際に、
押し込み操作力に抗してケース本体10を他方の手で受
け止めるための指掛部としても役立ち、より容易に蓋体
11をスライド操作できる。
【0025】収納ケースの組み付けは、蓋体11の蓋側
壁19にロック体30を圧嵌固定したのち、蓋側壁19
に設けた軸21をケース本体10の軸受穴22に差し込
み係合することで終了できる。このように、小形部品で
あるロック体30を蓋側壁19に圧嵌固定して先組みす
る組み付け形態によれば、蓋体11をケース本体10と
組む際に、ロック体30が装着部34から脱落したり、
外部衝撃等を受けて組み付け姿勢が変わるのを防止で
き、従来の収納ケースに比べて組み立て作業を簡単に行
える。
【0026】受壁16は側壁15より低く形成でき、そ
の場合には受壁16の上方開口を主面壁18と一体に形
成した蓋後壁20で塞ぐ。必要があれば、受壁16を底
壁14の後縁に沿う複数個所に分散状に立設して、受壁
14の間の開口を蓋後壁20で塞ぐことができる。
【0027】上記以外に、軸21を本体ケース10の側
壁15に形成し、ガイド溝22を蓋体11の蓋側壁19
に形成することができる。実施例におけるガイド溝22
は側壁15を厚み方向へ貫通する状態に形成してもよ
い。突部28は後側のロック片26にも形成できる。突
部28に代わる凹部をロック爪27側に設けておき、こ
の凹部にロック片26が落ち込み係合して、蓋体11を
閉止位置に係合保持するようにしてもよい。蓋体11の
蓋側壁19は主面壁18の後半部に限って形成できる。
蓋体11の形成素材によっては、ロック体30を蓋側壁
19と一体に成形してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明の収納ケースは、前側面に設けた
出入口12から、ディスクカートリッジ1を出し入れす
る基本形態を維持しながら、蓋体11を後方スライドし
たのち上方へ開放揺動して、ケース上面の装填口17を
開放し、この装填口17からインデックスカード13を
出し入れできるようにした。従って、インデックスカー
ド13を収納ケースに収容した、紛失しにくい状態で販
売できるうえ、インデックスカード13の収納ケースに
対する出し入れを容易に行える。とくにMD等の小形の
ディスクカートリッジでも、簡単にインデックスカード
13を出し入れできる。
【0029】ディスクカートリッジ1の凹部6が蓋体1
1に設けたロック体30で係合保持されることを利用し
て、ディスクカートリッジ1の装填側端壁を受け止める
受壁16をケース本体10の後部に設け、ディスクカー
トリッジ1が収納ケースに収容してある状態では、その
端壁を受壁16で受け止めて、蓋体11の閉止位置から
開放待機位置へのスライド操作を阻止できるようにした
ので、感違いや理解不足による蓋体11のスライド開放
操作を防止できるうえ、他物との衝突や落下衝撃等を受
けて蓋体11がスライド開放し、ディスクカートリッジ
1が収納ケースから飛び出るのを確実に防止できる。蓋
体11をスライド操作して始めて、開放位置へ上開き揺
動できるようにし、さらに蓋ロック25を設けること
も、蓋体11が不用意に開くのを阻止するために役立っ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)・(b)は蓋体の開放状態を示す収
納ケースの中央縦断側面図である。
【図2】収納ケースの内部構造を示す横断平面図であ
る。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図2におけるB−B線断面図である。
【図5】蓋体とケース本体の連結部構造を示す分解斜視
図である。
【図6】従来の収納ケースの一部破断平面図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ 10 ケース本体 11 蓋体 12 出入口 13 インデックスカード 16 受壁 17 装填口 19 蓋側壁 21 軸 22 ガイド溝 25 蓋ロック 30 ロック体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前側面にディスクカートリッジ1用の出
    入口12が開口しているブックケース型の収納ケースで
    あって、 収納ケースは、上面にインデックスカード13用の装填
    口17が開口してあるケース本体10と、ケース本体1
    0で前後スライド自在に支持されて、スライド端におい
    て上開き揺動して装填口17を開放できる蓋体11とを
    備えており、 収納ケースに収容したディスクカートリッジ1の凹部6
    と係合して、ディスクカートリッジ1の抜け出しを阻止
    するロック体30が、蓋体11の蓋側壁19に設けられ
    ており、 ロック体30で係合保持したディスクカートリッジ1の
    装填側端壁を受け止めて、蓋体11が出入口12から遠
    ざかる向きへスライド操作されるのを阻止する受壁16
    が、ケース本体10の後端に立設してあり、 ディスクカートリッジ1を収納ケース外へ抜き出した状
    態においてのみ、蓋体11を閉止位置から開放待機位置
    へスライド開放できることを特徴とするディスクカート
    リッジ用の収納ケース。
  2. 【請求項2】 蓋体11が、ケース本体10の両側壁1
    5と蓋体11の蓋側壁19との間に設けた軸21および
    ガイド溝22を介してケース本体10に連結されて、装
    填口17を閉止する閉じ位置と、ガイド溝22に沿って
    出入口12から遠ざかる側へスライド移動する開放待機
    位置と、ガイド溝22の端部において上開き揺動し、装
    填口17を開放する開放位置とに変位できるようケース
    本体10に支持されており、 受壁16の両側端に、蓋側壁19およびロック体30の
    前後スライドを許す開口23が設けられており、 蓋体11とケース本体10との間に、蓋体11を閉じ位
    置において係合保持する蓋ロック25が設けてある請求
    項1記載のディスクカートリッジ用の収納ケース。
  3. 【請求項3】 蓋体11の後端両側に、前記開口23を
    塞ぐ蓋後壁20が設けられており、 蓋側壁19のそれぞれにケース本体10との接当干渉を
    防ぐ切欠24が形成されていて、蓋体11を水平の閉止
    位置からほぼ垂直の開放位置まで上開き揺動できる請求
    項2記載のディスクカートリッジ用の収納ケース。
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