JPH10113518A - プラスチックフィルターの金型装置およびその成形品 - Google Patents

プラスチックフィルターの金型装置およびその成形品

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JPH10113518A
JPH10113518A JP8303420A JP30342096A JPH10113518A JP H10113518 A JPH10113518 A JP H10113518A JP 8303420 A JP8303420 A JP 8303420A JP 30342096 A JP30342096 A JP 30342096A JP H10113518 A JPH10113518 A JP H10113518A
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band
mesh
mold
frame
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JP8303420A
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Daizo Kotaki
大蔵 小瀧
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0046Details relating to the filling pattern or flow paths or flow characteristics of moulding material in the mould cavity
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/14Filters

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細な網目フィルターを射出成形する際
に、線径つまり流路が細いために熔融樹脂がフィルター
全体に完全には充填されないというリブ抜けが生じた
り、また、金型内で生じるガスまたは余剰熔融樹脂が障
害となって、バリが生じたり、金型の焼けに起因して完
全な網目が形成されないという課題があった。 【解決手段】上述の課題を解決するために、網部上型1
には、縦方向の溝である網溝7と、網溝7よりも幅広お
よび/または深溝になった複数の太径の誘導帯溝10
と、それら複数の誘導帯溝10の間に位置するように複
数の帯体溝9が枠体溝8に密接して形成されたことを主
たる特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、電子機器
用のオイル又はエアフィルター、厨房用品や水まわり品
を含む日用雑貨品のフィルター、、そして医療用の各種
フィルター等で利用できるプラスチックフィルターとそ
の金型装置に関するものである。
【0002】
【本発明が解決しようとする課題】本発明が解決しよう
とする課題は以下のようなものである。従来の射出成形
による製造方法及び金型構造では、網目を有する一体成
形の各種フィルターの網部が、完全に形成されない。こ
れは微細網目であるために、熔融樹脂がフィルター全体
に完全には充填されないというリブ抜けが生じたり、格
子状のフィルターであるために金型内で異方向から流入
する熔融樹脂のぶつかり合いが生じてウェルドが発生す
るためであった。特に、微細網目のフィルターに生じる
リブ抜けの最大の要因は、金型内で生じるガスであり、
このガスが障害となって完全な網目が形成されないとい
う課題があった。せいぜい20メッシュ程度の網目フィ
ルターであれば、射出圧力を高くすることなどで何とか
リブ抜けは回避できるが、100メッシュ相当の網目フ
ィルターの場合はいくら射出圧力を高くしても網目が細
かい分だけガスの発生量が多くなって熔融樹脂がフィル
ター全体に充填されない、という課題があった。この課
題を解決するために、本出願人は改良された網溝加工手
段やプラスチック材料を蓄圧/放出する誘導帯を有する
プラスチックフィルターや、または、その誘導帯溝を有
する金型等の改良手段を、特願平第4−184464
号、特願平4−215614号、特願平第4−3082
05号、特願平4−324596号、特願平4−351
885号、特願平5−171075号の出願において提
案済みである。これらの出願は、プラスチックフィルタ
ーの金型装置において、網目フィルター上に熔融樹脂を
蓄圧して放出するための太径の誘導帯を設けてプラスチ
ック材料の流動性を良くしており、実験試作の結果では
金型の焼けや、リブ抜けの問題は大幅に改善された。し
かし、100メッシュ相当の網目フィルターの場合に
は、ショット数を多くしようとすると上記欠点は完全に
は解消されないということがわかった。その課題は次の
ようなことになる。0.5mm以下の多数の細溝が形成
された金型に高速で熔融樹脂を注入するとその際に生じ
るガス/エアなどが障害となって熔融樹脂の充填を妨
げ、フィルターの完全な網目が形成されないということ
や、樹脂注入圧力により型が高温になりいわゆる金型の
焼けが生じて、バリの原因になったり、リブ抜けが生じ
たり、さらには型離れが悪くなったりして大量生産がで
きないという問題が生じた。さらには金型面に腐食が生
じて金型の耐用年数が極端に短くなってしまうという欠
点があり、それをいかに解消するかが課題であった。本
発明は、以下に述べる手段により従来のプラスチックフ
ィルター金型装置における構造上の改良やフィルター形
状の改善により上述の欠点を解決しようとするものであ
る。以下詳細にその実現手段につき具体的に説明をす
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】射出成形による網目を有
するプラスチックフィルターを製造するための金型装置
およびその金型装置で作られる成形品において、本発明
は以下のことを特徴とするものである。請求項1におい
ては、射出成形による網目を有するプラスチックフィル
ターを製造するための金型装置において以下の構成とし
たことを特徴とするプラスチックフィルターの金型装
置。 (a)上型および/または下型に格子状に形成された網
溝。 (b)上型および/または下型に、前記網溝を囲うよう
にその外周部分に形成された枠体溝。 (c)前記網溝よりも太径の溝として形成され射出成形
機から射出される熔融樹脂を貯留するとともに、前記枠
体溝には直接連通させないことで熔融樹脂を加圧して放
出するために、上型および/または下型の前記網溝上に
形成された誘導帯溝。 (d)前記網溝よりも太径の溝として形成され、かつ、
上型および/または下型の前記枠体溝に直接連通して形
成された帯体溝。 請求項2においては、前記請求項1記載のプラスチック
フィルターの金型装置に加えて、上型および/または下
型の前記枠体溝に直接連通して形成された帯体溝を、ほ
ぼ菱形状に形成したことを特徴とする。請求項3におい
ては、前記請求項1記載のプラスチックフィルターの金
型装置に加えて、上型および/または下型の前記枠体溝
に直接連通して形成された帯体溝を、ほぼ半円状または
三角形状に形成したことを特徴とする。請求項4におい
ては、前記請求項1ないし3記載のプラスチックフィル
ターの金型装置に加えて、上型および/または下型の前
記枠体溝に直接連通して形成された帯体溝を、前記網溝
の溝深さの約1.3倍の溝深さとしたことを特徴とす
る。請求項5においては、前記請求項1ないし4記載の
プラスチックフィルターの金型装置に加えて、上型およ
び/または下型の前記枠体溝に直接連通して形成された
帯体溝を、前記誘導帯溝の無い部分に形成したことを特
徴とする。請求項6においては、前記請求項1ないし5
記載のプラスチックフィルターの金型装置に加えて、上
型および/または下型の前記枠体溝に直接連通して形成
された帯体溝に加えて、前記帯体溝より長さまたは幅寸
法が小さい補助用の補助帯体溝を形成したことを特徴と
する。請求項7においては、射出成形による網目を有す
るプラスチックフィルターを製造するための金型装置に
おいて以下の構成としたことを特徴とするプラスチック
フィルターの金型装置。 (a)上型および/または下型に格子状に形成された網
溝。 (b)上型および/または下型に、前記網溝を囲うよう
にその外周部分に形成された枠体溝。 (c)前記網溝よりも太径の溝として形成され射出成形
機から射出される熔融樹脂を貯留するとともに、前記枠
体溝には直接連通させないことで熔融樹脂を加圧して放
出するために、上型および/または下型の前記網溝上に
少なくとも2カ所以上形成された誘導帯溝。 (d)前記網溝よりも太径の溝として形成され、かつ、
上型および/または下型の前記枠体溝に直接連通して形
成された帯体溝であって、前記2カ所以上に形成された
誘導帯溝の間に形成された帯体溝。 請求項8においては、前記請求項7記載のプラスチック
フィルターの金型装置に加えて、前記複数の誘導帯溝の
うち、他の接近する誘導帯溝になる部分の長さまたは太
さを、互いに接近しない誘導帯溝に比して短くまたは細
くしたことを特徴とする。請求項9においては、前記請
求項7および8記載のプラスチックフィルターの金型装
置に加えて、複数の前記帯体溝であって、延長すれば十
字状に交差する方向にある一方向の帯体溝を他方向の帯
体溝とは幅および/または長さおよび/または深さを異
ならせたことを特徴とする。請求項10においては、射
出成形による網目を有するプラスチックフィルターを製
造するための金型装置において以下の構成としたことを
特徴とするプラスチックフィルターの金型装置。 (a)上型および/または下型に格子状に形成された網
溝。 (b)上型および/または下型に、前記網溝を囲うよう
にその外周部分に形成された枠体溝。 (c)前記網溝よりも太径の溝として形成され射出成形
機から射出される熔融樹脂を貯留するとともに、前記枠
体溝には直接連通させないことで熔融樹脂を加圧して放
出するために、上型および/または下型の前記網溝上に
少なくとも2カ所以上形成された誘導帯溝。 (d)前記網溝よりも太径の溝として形成され、かつ、
上型および/または下型の前記枠体溝に直接連通して形
成された帯体溝であって、前記2カ所以上に形成された
誘導帯溝の間に形成された帯体溝。 (e)上型および/または下型の前記網溝上のほぼ中心
部分に、成形品を押し出すための手段である押し出しピ
ンや押し出しエアなどが当接するために形成された押し
出し用溝。 請求項11においては、前記請求項10記載のプラスチ
ックフィルターの金型装置に加えて、押し出しピンや押
し出しエアなどが当接するために形成された前記押し出
し用溝を、熔融樹脂を貯留し加圧して放出する誘導帯溝
としたことを特徴とする。請求項12においては、前記
請求項10および11記載のプラスチックフィルターの
金型装置に加えて、押し出しピンや押し出しエアなどが
当接するために形成された前記押し出し用溝を、発生ガ
スのガス溜まり部や余剰熔融樹脂を蓄積するための樹脂
溜まり部としても利用したことを特徴とする。請求項1
3においては、射出成形によって製造される網目を有す
るプラスチックフィルターにおいて以下の構造としたこ
とを特徴とするプラスチックフィルター。 (a)格子状に形成された網部。 (b)前記網部を囲うようにその外周部分に形成された
枠体部。 (c)前記網部よりも太径に形成され射出成形機から射
出される熔融樹脂を貯留するとともに、前記枠体部には
直接連通させないことで熔融樹脂を加圧して放出するた
めに、前記網部上に形成された誘導帯。 (d)前記網部よりも太径に形成され、かつ、前記枠体
部に直接連通して形成された帯体部。 請求項14においては、前記請求項13記載のプラスチ
ックフィルターに加えて、前記枠体部に直接連通して形
成された帯体部を、ほぼ菱形状に形成したことを特徴と
する。請求項15においては、前記請求項13記載のプ
ラスチックフィルターに加えて、前記枠体部に直接連通
して形成された帯体部を、ほぼ半円状または三角形状に
形成したことを特徴とする。請求項16においては、前
記請求項13ないし15記載のプラスチックフィルター
に加えて、前記枠体部に直接連通して形成された帯体部
を、前記網部の径の約1.3倍の径としたことを特徴と
する。請求項17においては、前記請求項13ないし1
6記載のプラスチックフィルターに加えて、前記枠体部
に直接連通して形成された帯体部を、前記誘導帯の無い
部分に形成したことを特徴とする。請求項18において
は、前記請求項13ないし17記載のプラスチックフィ
ルターに加えて、前記枠体部に直接連通して形成された
帯体部に加えて、前記帯体部より長さまたは幅寸法が小
さい補助用の補助帯体部を形成したことを特徴とする。
請求項19においては、射出成形によって製造される網
目を有するプラスチックフィルターにおいて以下の構造
としたことを特徴とするプラスチックフィルター。 (a)格子状に形成された網部。 (b)前記網部を囲うようにその外周部分に形成された
枠体部。 (c)前記網部よりも太径に形成され射出成形機から射
出される熔融樹脂を貯留するとともに、前記枠体部には
直接連通させないことで熔融樹脂を加圧して放出するた
めに、前記網部上に少なくとも2カ所以上形成された誘
導帯。 (d)前記網部よりも太径に形成され、かつ、前記枠体
部に直接連通して形成された帯体部であって、前記2カ
所以上に形成された誘導帯の間に形成された帯体部。 請求項20においては、前記請求項19記載のプラスチ
ックフィルターに加えて、前記複数の誘導帯のうち、他
の接近する誘導帯になる部分の長さまたは太さを、互い
に接近しない誘導帯に比して短くまたは細くしたことを
特徴とする。請求項21においては、前記請求項19お
よび20記載のプラスチックフィルターに加えて、複数
の前記帯体部であって交差する方向にある一方の帯体部
を他方の帯体部とは幅および/または長さおよび/また
は深さを異ならせたことを特徴とする。請求項22にお
いては、射出成形によって製造される網目を有するプラ
スチックフィルターにおいて以下の構造としたことを特
徴とするプラスチックフィルター。 (a)格子状に形成された網部。 (b)前記網部を囲うようにその外周部分に形成された
枠体部。 (c)前記網部よりも太径に形成され射出成形機から射
出される熔融樹脂を貯留するとともに、前記枠体部には
直接連通させないことで熔融樹脂を加圧して放出するた
めに、前記網部上に少なくとも2カ所以上形成された誘
導帯。 (d)前記網部よりも太径に形成され、かつ、前記枠体
部に直接連通して形成された帯体部であって、前記2カ
所以上に形成された誘導帯の間に形成された帯体部。 (e)前記網溝上のほぼ中心部分に、成形品を押し出す
ための手段である押し出しピンや押し出しエアなどが当
接するために形成された押し出し用当接部。 請求項23においては、前記請求項22のプラスチック
フィルターに加えて、押し出しピンや押し出しエアなど
が当接するために形成された前記押し出し用当接部を、
熔融樹脂を貯留し加圧して放出する誘導帯としたことを
特徴とする。請求項24においては、前記請求項22お
よび23記載のプラスチックフィルターに加えて、押し
出しピンや押し出しエアなどが当接するために形成され
た前記押し出し用当接部を、発生ガスのガス溜まり部や
余剰熔融樹脂を蓄積するための樹脂溜まり部としても利
用したことを特徴とする。 (作用効果)以上のような構成なので、細径の網目フィ
ルター部に太径で、かつ、網目フィルター部の外縁にあ
る枠体部には直接連通しない誘導帯が、熔融樹脂をいっ
たん蓄圧し、その圧力を利用して細径の網目フィルター
部へ勢い良く放出する作用があるので、微細な網目であ
っても末端まで熔融樹脂は流入するのでリブ抜け等の現
象は生じないという効果がある。さらに、熔融樹脂の流
入を妨げる金型内のエアやガスを排除するために、枠体
溝8に直接連通するようにガス溜まりや樹脂溜まり、さ
らには樹脂の流入を導く作用を有する帯体溝9を設けた
ので、熔融樹脂の流入によって金型内の各種溝の一部分
に追い詰められたガスやエア、または余剰熔融樹脂は、
その大部分は枠体溝8を経由して帯体溝9をガス溜まり
や樹脂溜まりとしてそこに流入するので、少なくとも網
溝7上ではリプ抜け等の問題は生じない。フィルターの
性能に直接影響する網溝7でのリプ抜け現象がなくなる
ので、帯体溝9上でヒケやバリが発生したとしてもフィ
ルターとしての商品性は損なわれないという効果を奏す
る。
【0004】
【従来の技術】網目を射出成形する時に生じるいわゆる
リブ抜け防止については、以下のような出願がなされて
いる。 特開平6−246796 枠形成用のキャビティの内部に凸状の堰部を設けること
で、網目よりも太径で熔融樹脂の流入しやすい枠部への
流入を一時的に妨害して、細径の網目部へ優先的に流入
させようとするものである。 特開平7−137166 格子状リブを優先的に形成するために、枠体にプラスチ
ック材料の流入を一旦阻止する機能を有する迂回壁を設
けるもので、さらに格子状リブよりも太径の誘導帯を利
用しているために特に誘導帯の長手方向に部分的な迂回
壁を形成する点を特徴にしている。しかし、これらのい
ずれの出願も、枠体の内部に熔融樹脂流入阻止用の堰/
壁を設けるものであり、枠体用の溝の中にさらに微細な
凸状部を形成する必要があり、型加工が面倒であった。
そして、枠体の形状も平坦にすることはできなく、一見
した限りではヒケを生じたような感じを与えてデザイン
上も好ましいものではなかった。
【0005】射出成形時に生じるガス/エアによる金型
の焼け防止については、以下のような出願がなされてい
る。 特開平5−138698 確実にガス抜きをするためにガス抜き孔にバキュームポ
ンプを取り付けて強制排出する。 特開昭61−258720 エアベントや押し出しピン部分に樹脂が流れ込んで成形
品にバリができるのを防止するために、ガス抜き孔と連
通する開口部に多孔質物質を充填する。 特開平4−127949 キャビティに連通するスリーブにガス抜き通路を設け、
この通路の一端に開閉弁を設けて、これをプランジャで
開閉することでガス抜きを行う。しかし、これらのいず
れの出願も、網目を有するプラスチックフィルターの製
造を想定しておらず、さらに、金型にガス抜き孔を設け
たり、バキュームポンプを備えた大型装置が必要であっ
た。従って、約1mm以下の網目を有するプラスチック
フィルターを射出成形する際には、完全にガスやエアを
排出もしくは吸収しないと金型の焼けや、リブ抜けを完
全に防止できないということには言及していない。網目
フィルターを製造するに際しては、予想以上にガス/エ
アが金型に対して悪影響を及ぼすことは、単に机上の計
算では計り知れないものがある。本出願人は、種々の試
作実験の結果によって初めてこのことを認識したもので
ある。これら従来の欠点に起因する課題を解決するため
の本発明の実施の形態につき以下に詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】
【実施例】本発明の重要な前提条件は、金型の網溝上に
熔融樹脂を貯留し蓄圧するための太径の誘導帯溝を設け
たのが特徴である。詳細な原理は、本出願人の先の出願
である特開平6−87174などに記載済みなので省略
するが、原理の概略は以下のとおりである。細径の網目
フィルター部に太径で、かつ、網目フィルター部の外縁
にある枠体部には直接連通しない誘導帯を設け、熔融樹
脂を前記誘導帯上から注入して太径の誘導帯でいったん
蓄圧し、その圧力を利用して細径の網目フィルター部へ
勢い良く放出する。従って、微細な網目であっても末端
まで熔融樹脂は流入するのでリブ抜け等の現象は生じな
い。この誘導帯が存在することにより、フィルター部の
形成がより速く、より正確にできるので、ショット数が
上がると同時に品質検査もほぼ不要となり量産性が格段
に良くなる。つまり、前記誘導帯の熔融樹脂を蓄圧/放
出する作用によって、網溝への熔融樹脂の流入を非常に
スムースにし、網糸の形成が迅速にできることと熔融樹
脂が充分に網溝にまわりきるという格別の効果が得られ
る。この誘導帯溝に加えて、枠体溝に直接連通する帯体
溝を設けたことが、本発明の特徴である。以下実施例に
基づいて本発明につき詳細に説明する。図1(a)は、
本発明の金型装置を示すもので、網部上型1と枠体部上
型3とベース上型5とで構成されている。網部上型1に
は、縦方向の溝である網溝7と、網溝7よりも幅広で深
溝になった4個の太径の誘導帯溝10と、それら4個の
誘導帯溝10の間に位置するように4個の帯状の帯体溝
9が枠体溝8に密接して形成されている。枠体部上型3
には、プラスチックフィルターの枠体部を形成するため
の枠体溝8が設けられる。そして、ベース上型5が網部
上型1と枠体部上型3を支える。図1(b)は、本発明
の金型装置の断面を示すもので、図1(a)のA−A’
断面図である。ベース上型5の中に網部上型1と枠体部
上型3を嵌装させている。網部上型1と枠体部上型3に
は、それぞれ網溝7、誘導帯溝10、帯体溝9、枠体溝
8が形成されている。図2(a)は、本発明の金型装置
を示すもので、網部下型2と枠体部下型4とベース下型
6とで構成されている。網部下型2には、横方向の溝で
ある網溝7が形成されている。図2(b)は、本発明の
金型装置の断面を示すもので、図2(a)のB−B’断
面図である。ベース下型6の中に網部下型2と枠体部下
型4を嵌装させている。網部下型2と枠体部下型4に
は、それぞれ網溝7と枠体溝8が形成されている。図示
はしないが、誘導帯溝10の一部にゲートを設けてそこ
から熔融樹脂を注入して図1(a)と図2(a)の金型
装置を押し合わせると、網溝7上に形成された誘導帯溝
10には、流入した熔融樹脂が貯留され、枠体溝8に直
接連通されていないので熔融樹脂が誘導帯溝10内に滞
留しその量が増えるにしたがって熔融樹脂への加圧が高
まる。そして、ある限界点に達すると貯留された熔融樹
脂は細径の網溝7に一挙に放出され網溝7が熔融樹脂で
ほぼ完全に充填される。そして、網溝7と同時に、また
は網溝7を充填した後に枠体溝8に熔融樹脂が充填され
てほぼ完全なフィルターができる。しかし、このときに
は金型内の残留エアや熔融樹脂から発生するガスなどが
熔融樹脂の流入を妨げるように作用して、一部にリプ抜
けが起こる場合もある。そこで、本発明においては、こ
れらの熔融樹脂の流入を妨げるエアやガスを排除するた
めに、枠体溝8に直接連通するようにガス溜まりや樹脂
溜まり、さらには樹脂の流入を導く働きも有する帯体溝
9を設けたことが特徴である。熔融樹脂の流入しやすい
枠体溝8に直接連通するように帯体溝9を設けたので、
熔融樹脂の流入によって金型内の各種溝の一部分に追い
詰められたガスやエア、または余剰熔融樹脂は、その大
部分は枠体溝8を経由して帯体溝9をガス溜まりや樹脂
溜まりとしてそこに流入するので、少なくとも網溝7上
ではリプ抜け等の問題は生じない。フィルターの性能に
直接影響する網溝7でのリプ抜け現象がなくなるので、
帯体溝9上でヒケやバリが発生したとしてもフィルター
としての商品性は損なわれない。これは、熔融樹脂が注
入されるゲートが、枠体溝8上にあっても同様の作用を
するし、誘導帯溝10上と網溝7上と枠体溝8上とに複
数のゲートを設けて熔融樹脂を注入した場合も変わらな
い効果を有するもので、ゲートの配置については個々の
成形品の形状やサイズによって適宜変更すればよい。
【0007】次に本発明の他の実施例として、上型と下
型の両面にそれぞれ網溝、誘導帯溝や帯体溝を対称的に
設けた構成について説明する。図3(a)は、網部上型
1上に、縦方向の溝である網溝7と、4個の太径の誘導
帯溝10を構成する斜め右の1本の溝が対称的に4本設
けられている。さらに、それら4個の誘導帯溝10を構
成する斜め右の4本の間に位置するように2個の帯状の
帯体溝9が枠体溝8に密接して形成されている。枠体部
上型3には、プラスチックフィルターの枠体部を形成す
るための枠体溝8が設けられる。そして、ベース上型5
が網部上型1と枠体部上型3を支える。図3(b)は、
図3(a)のC−C’断面図である。ベース上型5の中
に網部上型1と枠体部上型3を嵌装させている。網部上
型1と枠体部上型3には、それぞれ網溝7、誘導帯溝1
0、帯体溝9、枠体溝8が形成されている。図4(a)
は、網部下型2上に、横方向の溝である網溝7と、4個
の太径の誘導帯溝10を構成する斜め左の1本の溝が対
称的に4本設けられている。さらに、それら4個の誘導
帯溝10を構成する斜め左の4本の間に位置するように
2個の帯状の帯体溝9が枠体溝8に密接して形成されて
いる。図4(b)は、図4(a)のD−D’断面図であ
る。ベース上型5の中に網部上型1と枠体部上型3を嵌
装させている。網部上型1と枠体部上型3には、それぞ
れ網溝7、誘導帯溝10、帯体溝9、枠体溝8が形成さ
れている。図示はしないが、誘導帯溝10の一部または
枠体溝8にゲートを設けて、そこから熔融樹脂を注入し
て図3(a)と図4(a)の金型装置を押し合わせる
と、網部上型1と網部下型2に設けられている誘導帯溝
10には、流入した熔融樹脂が貯留され、その量が増え
るにしたがって熔融樹脂への加圧が高まり、ある限界点
に達すると貯留された熔融樹脂は細径の網溝7に一挙に
放出され網溝7が熔融樹脂でほぼ完全に充填される。そ
して、網部上型1と網部下型2に形成されている帯体溝
9によって、熔融樹脂の流入を妨げるエアやガスを吸収
する。網部上型1または網部下型2のいずれかにしか網
溝7や誘導帯溝10や帯体溝9を設けない片面彫であっ
ても、網部上型1および網部下型2の両方に網溝7や誘
導帯溝10や帯体溝9を設ける両面彫であっても、本発
明の作用効果においては差異は無い。
【0008】図5(a)は、網部上型1に網溝7や誘導
帯溝10や帯体溝9を設けた片面彫の金型装置を示すも
ので、網目の細かさによっては枠体溝8に直接連通され
る帯体溝9の長さを、誘導帯溝10の一辺の長さの半分
程度にした例を示したものである。通常は、この帯体溝
9は誘導帯溝10の一辺の長さの7割程度が適している
が、網目が30メッシュ程度以下のものであれば開口率
を高める点からも、半分程度の長さでも充分である。図
5(b)は、図5(a)のE−E’断面図である。この
場合の溝深さは正確に図示はできないが、出願人の実験
の結果では、網溝7の溝深さを0.35mmとしたとき
帯体溝9の溝深さは0.45mmが理想に近いという結
論になっている。したがって、帯体溝9の溝深さや径
は、網溝7の溝深さや径に対して1.3倍程度が適当と
いうことになる。それぞれの断面積の比率に置き換える
こともことも可能である。図面では、網部上型1に網溝
7や誘導帯溝10や帯体溝9を同時に設ける片面彫を示
しているが、網部上型1および網部下型の両方に網溝7
や誘導帯溝10や帯体溝9を設ける両面彫であっても良
い。
【0009】図6(a)は、図5と同様に網部上型1に
網溝7や誘導帯溝10や帯体溝9を設けた片面彫の金型
装置を示すもので、網目の細かさによっては枠体溝8に
直接連通される帯体溝9の長さを、誘導帯溝10の一辺
の長さの半分程度にした例を示したものである。これら
の構造にさらに、網溝7で形成される網部のほぼ中央部
分に成形品の押し出し用の当接領域を設けたことを特徴
とするものである。この種の薄肉で微細な網目を有する
フィルターの成形時には、金型からフィルターを取り出
す時にも留意する必要がある。成形品の離型がうまくで
きなければ、フィルターの網目に破れが生じたり、成形
のショット数が上がらないという問題が生じる。そこ
で、本発明は、離型にもっとも効果のある中心部分に押
し出し用の肉厚の領域となる押し出し用溝を設けて、そ
の当接部に押し出しピンや押し出し用エアを当てるよう
にしたものである。押し出し用当接部を用いること自体
や押し出しピンなどによる押し出しは周知の技術である
が、この種の網目フィルターにおいてその網目上にあえ
て押し出し用当接部を形成するために押し出し用溝を設
けた点に特徴があるものである。また、前記押し出し用
溝を、熔融樹脂を貯留し蓄圧するための太径の誘導帯溝
とほぼ同等な機能を有する補助誘導帯溝11としたこと
も特徴としたものである。誘導帯溝10ほどの効果はな
いものの、熔融樹脂を貯留し蓄圧する作用はあるので網
目の形成に効果を発揮するとともに押し出し用当接部と
しての役目も果たす。さらに、発生ガスを吸収するため
のガス溜まりや余剰の熔融樹脂を吸収するための樹脂溜
まりとしての効果も奏するもので、網目フィルターの中
心部に押し出し用当接部となる補助誘導帯溝11を設け
た利点は非常に大きい。ただし、溝深さをあまり深くし
すぎると、熔融樹脂の流動により溝の底部が真空状態に
なり、結果としてヒケが生じやすくなることには留意す
る必要がある。図6(b)は、図6(a)のF−F’断
面図を示すものである。図7は、図6の押し出し用溝で
ある補助誘導帯溝11の代わりに、円形の押し出し用溝
12を形成したものである。その効果は、図6の説明か
ら補助誘導帯溝11の効果を除いたものと言える。ただ
し、図6の吸収体積の狭い補助誘導帯溝11に比して、
この場合の利点は、余剰の熔融樹脂を充分大量に吸収で
きるというメリットがある。また、円形の方が面積も広
くなるので、押し出し用ピンや押し出し用エアの位置決
めが簡単にできるという利点も合わせ持つものである。
図7の図面では、網部上型1に網溝7、誘導帯溝10、
帯体溝9、押し出し用溝12を同時に設ける片面彫を示
しているが、網部上型1および網部下型の両方にこれら
の溝を設ける両面彫であっても良い。図8は、図7の金
型によって得られる成形品を示すもので、網部1’を囲
うように枠体部8’があり、その枠体部8’から網部
7’の中央部に向かって帯体部9’が形成されている。
そして、網部7’上には4個の誘導帯10’が配置され
るとともに、その中央部には円形の押し出し用当接部1
2’が形成されている。
【0010】図9は、本発明の他の実施例を示すもの
で、帯体溝9に加えて補助帯体溝13を設けたものであ
る。この補助帯体溝13は文字通り帯体部9の補助的役
割を果たすもので、エアコンのフィルターのように30
cm角程度のサイズの大きなフィルターを作る際に特に
有効なものである。網溝7上に形成された誘導帯溝10
は、十字状になっているので、誘導帯溝10の間にでき
る空間、つまり、長手方向の中間点にはどうしても熔融
樹脂が流れにくいという問題がある。図示はしないが、
十字状以外の形状であっても放射状に形成される誘導帯
溝10には太径の溝が存在しない部分が生じてしまう。
そこで、複数の誘導帯溝10の間に生じる空間部の補完
をする帯体溝9とは別に、1個の誘導帯溝10でも存在
する空間部を補完するための補助帯体溝13が必要にな
ってくる。補助帯体溝13を設けることで開口率は若干
低下するものの、確実に熔融樹脂を網溝7に充填、また
は、発生ガスの吸収や余剰の熔融樹脂を吸収するために
は非常に有効なものである。その作用効果は、図1ない
し図5で説明した内容と同等である。図10は、図9の
金型によって得られる成形品を示すもので、網部1’を
囲うように枠体部8’があり、その枠体部8’から網部
7’の中央部に向かって帯体部9’が形成され、網部
7’上には4個の誘導帯10’が配置されるとともに、
その中央部には円形の押し出し用当接部12’が形成さ
れている。そして、複数の誘導帯10の間の空間を補完
する帯体部9’とは別に、1個の誘導帯溝10でも存在
する空間部を補完するために、補助帯体部13がさらに
追加形成されているものである。
【0011】図11は、本発明の他の変形実施例を示す
もので、帯体溝9を枠体溝8のコーナーに設けたことが
特徴である。網溝7上の誘導帯溝10を枠体溝8に対し
て直交する方向で設けた場合は、太径の誘導帯溝10が
枠体溝8に直交する方向になり、枠体溝8のコーナー方
向に空間部ができてそこへの熔融樹脂の充填が完全にで
きなくなる。それを防ぐために、帯体溝9を枠体溝8の
コーナーに設けたものである。図12は、図11の金型
によって作られた成形品を示すものである。図13は、
本発明の帯体溝9の他の変形実施例を示すもので、三角
形状の帯体溝として枠体溝8の各コーナーに形成したも
のである。ガス溜まりや樹脂溜まりとしての効果を重視
する場合に有用な構造である。図12は、図13の金型
によって作られた成形品を示すものである。これも開口
率があまり問題にならないフィルターの場合に特に有効
である。図15は、本発明の帯体溝9の他の変形実施例
を示すもので、四角形状の帯体溝として枠体溝8の各コ
ーナーに形成するとともに各コーナーの中間点にも棒状
の補助帯体溝13を設けたものである。四角形でそのコ
ーナー先端が網部の中心を向いているので、熔融樹脂を
貯留/蓄圧するための誘導帯溝としての機能を重視する
場合に有用な構造である。図16は、図15の金型によ
って作られた成形品を示すものである。図17は、本発
明の帯体溝9の他の変形実施例を示すもので、四角形状
の帯体溝として枠体溝8の各コーナーに形成するととも
に各コーナーの中間点にも三角形状の補助帯体溝13を
設けたものである。四角形及び三角形状なのでその先端
が網部の中心を向くようになるので、熔融樹脂を貯留/
蓄圧するための誘導帯溝としての機能を重視する場合に
有用な構造である。図18は、図17の金型によって作
られた成形品を示すものである。これも開口率があまり
問題にならないフィルターの場合に特に有効である。図
19は、本発明のさらなる変形実施例を示すもので、複
数の誘導帯溝10のうち、他の接近する誘導帯溝になる
部分の長さまたは太さを、互いに接近しない誘導帯に比
して短くまたは細くしたものである。誘導帯溝10が隣
接して存在する部分は、誘導帯溝の効きが非常に良くな
り過ぎて余剰熔融樹脂がぶつかり合って、そこでバリに
なる傾向がある。そこで、網溝7の各コーナーに向かっ
て伸長する誘導帯溝を除いて、他の誘導帯溝をすべて短
く形成したものである。網溝7の中心部分へ向かって伸
長する誘導帯溝10も網溝7の各コーナーに向かって伸
長する誘導帯溝に比して当然短くなっている。このこと
により、熔融樹脂が流れ過ぎてバリを発生することを防
止することができる。本実施例においては、長さを変え
ているが、太さまたは深さを変えても良い。図20は、
図19の金型によって作られた成形品を示すものであ
る。図21は、本発明の帯体溝9のさらなる変形実施例
を示すもので、交差する方向にある一方の帯体溝9を他
方の帯体溝9とその幅、長さ、深さを変えることで、金
型の一方向でのたわみや天地方向の重力の相違、また
は、成形機のくせなどによる成形品の変形や一方向での
リブ抜けなどを矯正するものである。金型の材質や入子
の支持用のサポーターの入っている位置や強度のばらつ
き、または成形機のくせにより、成形品の仕上がり具合
が水平または垂直方向にのみリブ抜けやバリが生じると
いう傾向的な欠陥が発生する場合がある。この場合は、
金型の材質を変えたりサポーターの位置を変えたり成形
機の条件出しを種々試みたりして、矯正する方法もある
が、金型の一方向の帯体溝9の形状を変えるのが最も簡
単で確実な方法である。どのように変えるのかは、成形
品に生じる欠陥部分をみながら金型の一方の帯体溝9の
形状を補正してゆけば良い。本実施例の場合は、水平方
向に傾向的に生じるリブ抜けを矯正するために、水平方
向の帯体溝9を垂直方向の帯体溝9に比して幅広にした
ものである。これによって、金型や成形機のバラツキや
くせによる傾向的な欠陥を、金型の溝の矯正のみで解消
できるものである。図22は、図21の金型によって作
られた成形品を示すものである。以上、本発明の実施の
形態のいくつかを挙げて説明したが、本発明の原理を利
用した他の実施の形態についても本発明の保護の対象に
なることは言うまでもない。
【0012】
【発明の効果】従来は網目フィルター製品の大量生産が
確実にできなかったが、本発明は上述の構造としたこと
で網目フィルター製品を歩留まり良く製造できるととも
に、金型の焼け防止や、型離れの悪さを解消することで
網目フィルター製品の大量生産に抜群の効果を発揮する
ものである。請求項に対応した特有の効果については、
以下の通りである。請求項1、請求項5、請求項13、
請求項19の効果は、細径の網目フィルター部に太径
で、かつ、網目フィルター部の外縁にある枠体部には直
接連通しない誘導帯を設けたので、熔融樹脂を前記誘導
帯上から注入して太径の誘導帯でいったん蓄圧し、その
圧力を利用して細径の網目フィルター部へ勢い良く放出
することができる。従って、微細な網目であっても末端
まで熔融樹脂は流入するのでリブ抜け等の現象は生じな
い。この誘導帯が存在することにより、フィルター部の
形成がより速く、より正確にできるので、ショット数が
上がると同時に品質検査もほぼ不要となり量産性が格段
に良くなるという効果を奏する。これに加えて、帯体溝
や帯体部の存在により、誘導帯溝や誘導帯の熔融樹脂の
貯留/蓄圧による上記の効果とあいまって、さらに熔融
樹脂の金型内の充填がよりスムースになる。その結果と
して、網目フィルターのリブ抜けが完全に無くなること
と成形のショット数が上がって大量生産が可能になると
いう効果も奏する。さらには、誘導帯溝や誘導帯および
帯体溝や帯体部があるため、金型内で発生するガスやエ
アによる金型の焼けが生じにくくなり、バリの原因にな
ったり、リブ抜けが生じたり、さらには型離れが悪くな
ったりすることが防止できるので、微細網目フィルター
の大量生産が容易かつ確実にできるという効果も合わせ
持つものである。請求項2、請求項3、請求項14、請
求項15の効果は、帯体溝や帯体部の形状を菱形状や半
円状または三角状にすることで、その体積や面積が大き
くなることで、ガス溜まりや樹脂溜まりとしての働きも
兼ね備える。その結果として、金型のガス焼けや枠体部
でのヒケなどを防止できる。請求項4および請求項16
の効果は、網部や網溝と帯体溝や帯体部との溝深さ/体
積/面積などの関係を定数化できたので、どのような種
類の網目フィルターの成形においても、確実/迅速に微
細網目フィルターを生産することが可能となる。請求項
6および請求項17の効果は、補助帯体溝や補助帯体部
により、さらにガスやエアまたは余剰熔融樹脂の悪影響
を軽微なものとすることができるので、微細網目フィル
ターの大量生産時の歩留まりをより一層高めることがで
きる。請求項7および請求項18の効果は、帯体溝や帯
体部を2カ所以上に設けることで、ガスやエアまたは余
剰熔融樹脂の悪影響をより一層軽微なものとすることが
できる。請求項8および請求項20の効果は、複数の誘
導帯のうち、他の接近する誘導帯になる部分の長さまた
は太さを、互いに接近しない誘導帯に比して短くまたは
細くしたので、誘導帯の効きが非常に良くなり過ぎて余
剰熔融樹脂がぶつかり合って、そこでバリになるのを防
止することができる。請求項9および請求項21の効果
は、帯体溝や帯体部を交差する方向にある一方の帯体溝
や帯体部と幅、長さ、深さを変えることで、金型の一方
向でのたわみや天地方向の重力の相違、または、成形機
のくせなどによる成形品の変形や一方向でのリブ抜けな
どを矯正することができる。請求項10および請求項2
2の効果は、押し出し用溝や押し出し用当接部を設ける
ことで、成形品の型離れを確実にして量産性を向上させ
るという効果を奏するものである。請求項11および請
求項23の効果は、押し出し用溝や押し出し用当接部を
誘導帯溝や誘導帯の形状とすることで、成形品の型離れ
を確実にして量産性を向上させるとともに、この誘導帯
的な作用により、フィルター部の形成がより速く、より
正確にできるので、ショット数が上がると同時にリブ抜
けがなくなるので品質検査もほぼ不要となり量産性が格
段に良くなるという効果がある。請求項12および請求
項24の効果は、押し出し用溝や押し出し用当接部をガ
ス溜まりや樹脂溜まりとして兼用することで、ガスやエ
アまたは余剰熔融樹脂の悪影響をより一層軽微なものと
することができ、微細網目フィルターの大量生産時の歩
留まりをより一層高めることができるという効果を奏す
るものである。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明金型装置の平面図と断面図である。
【図2】本発明金型装置の平面図と断面図である。
【図3】本発明金型装置の平面図と断面図である。
【図4】本発明金型装置の平面図と断面図である。
【図5】本発明金型装置の平面図と断面図である。
【図6】本発明金型装置の平面図と断面図である。
【図7】本発明の金型装置の平面図である。
【図8】本発明のプラスチックフィルターの平面図であ
る。
【図9】本発明の金型装置の平面図である。
【図10】本発明のプラスチックフィルターの平面図で
ある。
【図11】本発明の金型装置の平面図である。
【図12】本発明のプラスチックフィルターの平面図で
ある。
【図13】本発明の金型装置の平面図である。
【図14】本発明のプラスチックフィルターの平面図で
ある。
【図15】本発明の金型装置の平面図である。
【図16】本発明のプラスチックフィルターの平面図で
ある。
【図17】本発明の金型装置の平面図である。
【図18】本発明のプラスチックフィルターの平面図で
ある。
【図19】本発明の金型装置の平面図である。
【図20】本発明のプラスチックフィルターの平面図で
ある。
【図21】本発明の金型装置の平面図である。
【図22】本発明のプラスチックフィルターの平面図で
ある。
【符号の説明】
1 網部上型 3 枠体部上型 5 ベース上型 7 網溝 7’ 網部 9 帯体溝 9’ 帯体部 10 誘導帯溝 10’ 誘導帯 11 補助誘導体溝 12 押し出し用溝 12’ 押し出し用当接部 13 補助帯体溝 13’ 補助帯体部

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形による網目を有するプラスチ
    ックフィルターを製造するための金型装置において、以
    下の構成としたことを特徴とするプラスチックフィルタ
    ーの金型装置。 (a)上型および/または下型に格子状に形成された網
    溝。 (b)上型および/または下型に、前記網溝を囲うよう
    にその外周部分に形成された枠体溝。 (c)前記網溝よりも太径の溝として形成され射出成形
    機から射出される熔融樹脂を貯留するとともに、前記枠
    体溝には直接連通させないことで熔融樹脂を加圧して放
    出するために、上型および/または下型の前記網溝上に
    形成された誘導帯溝。 (d)前記網溝よりも太径の溝として形成され、かつ、
    上型および/または下型の前記枠体溝に直接連通して形
    成された帯体溝。
  2. 【請求項2】 上型および/または下型の前記枠体溝
    に直接連通して形成された帯体溝を、ほぼ菱形状に形成
    したことを特徴とする前記請求項1記載のプラスチック
    フィルターの金型装置。
  3. 【請求項3】 上型および/または下型の前記枠体溝
    に直接連通して形成された帯体溝を、ほぼ半円状または
    三角形状に形成したことを特徴とする前記請求項1記載
    のプラスチックフィルターの金型装置。
  4. 【請求項4】 上型および/または下型の前記枠体溝
    に直接連通して形成された帯体溝を、前記網溝の溝深さ
    の約1.3倍の溝深さとしたことを特徴とする前記請求
    項1ないし3記載のプラスチックフィルターの金型装
    置。
  5. 【請求項5】 上型および/または下型の前記枠体溝
    に直接連通して形成された帯体溝を、前記誘導帯溝の無
    い部分に形成したことを特徴とする前記請求項1ないし
    4記載のプラスチックフィルターの金型装置。
  6. 【請求項6】 上型および/または下型の前記枠体溝
    に直接連通して形成された帯体溝に加えて、前記帯体溝
    より長さまたは幅寸法が小さい補助用の補助帯体溝を形
    成したことを特徴とする前記請求項1ないし5記載のプ
    ラスチックフィルターの金型装置。
  7. 【請求項7】 射出成形による網目を有するプラスチ
    ックフィルターを製造するための金型装置において、以
    下の構成としたことを特徴とするプラスチックフィルタ
    ーの金型装置。 (a)上型および/または下型に格子状に形成された網
    溝。 (b)上型および/または下型に、前記網溝を囲うよう
    にその外周部分に形成された枠体溝。 (c)前記網溝よりも太径の溝として形成され射出成形
    機から射出される熔融樹脂を貯留するとともに、前記枠
    体溝には直接連通させないことで熔融樹脂を加圧して放
    出するために、上型および/または下型の前記網溝上に
    少なくとも2カ所以上形成された誘導帯溝。 (d)前記網溝よりも太径の溝として形成され、かつ、
    上型および/または下型の前記枠体溝に直接連通して形
    成された帯体溝であって、前記2カ所以上に形成された
    誘導帯溝の間に形成された帯体溝。
  8. 【請求項8】 前記複数の誘導帯溝のうち、他の接近
    する誘導帯溝になる部分の長さまたは太さを、互いに接
    近しない誘導帯溝に比して短くまたは細くしたことを特
    徴とする前記請求項7記載のプラスチックフィルターの
    金型装置。
  9. 【請求項9】 複数の前記帯体溝であって、延長すれ
    ば十字状に交差する方向にある一方向の帯体溝を他方向
    の帯体溝とは幅および/または長さおよび/または深さ
    を異ならせたことを特徴とする前記請求項7および8記
    載のプラスチックフィルターの金型装置。
  10. 【請求項10】 射出成形による網目を有するプラス
    チックフィルターを製造するための金型装置において、
    以下の構成としたことを特徴とするプラスチックフィル
    ターの金型装置。 (a)上型および/または下型に格子状に形成された網
    溝。 (b)上型および/または下型に、前記網溝を囲うよう
    にその外周部分に形成された枠体溝。 (c)前記網溝よりも太径の溝として形成され射出成形
    機から射出される熔融樹脂を貯留するとともに、前記枠
    体溝には直接連通させないことで熔融樹脂を加圧して放
    出するために、上型および/または下型の前記網溝上に
    少なくとも2カ所以上形成された誘導帯溝。 (d)前記網溝よりも太径の溝として形成され、かつ、
    上型および/または下型の前記枠体溝に直接連通して形
    成された帯体溝であって、前記2カ所以上に形成された
    誘導帯溝の間に形成された帯体溝。 (e)上型および/または下型の前記網溝上のほぼ中心
    部分に、成形品を押し出すための手段である押し出しピ
    ンや押し出しエアなどが当接するために形成された押し
    出し用溝。
  11. 【請求項11】 押し出しピンや押し出しエアなどが
    当接するために形成された前記押し出し用溝を、熔融樹
    脂を貯留し加圧して放出する誘導帯溝としたことを特徴
    とする前記請求項10記載のプラスチックフィルターの
    金型装置。
  12. 【請求項12】 押し出しピンや押し出しエアなどが
    当接するために形成された前記押し出し用溝を、発生ガ
    スのガス溜まり部や余剰熔融樹脂を蓄積するための樹脂
    溜まり部としても利用したことを特徴とする前記請求項
    10および11記載のプラスチックフィルターの金型装
    置。
  13. 【請求項13】 射出成形によって製造される網目を
    有するプラスチックフィルターにおいて、以下の構造と
    したことを特徴とするプラスチックフィルター。 (a)格子状に形成された網部。 (b)前記網部を囲うようにその外周部分に形成された
    枠体部。 (c)前記網部よりも太径に形成され射出成形機から射
    出される熔融樹脂を貯留するとともに、前記枠体部には
    直接連通させないことで熔融樹脂を加圧して放出するた
    めに、前記網部上に形成された誘導帯。 (d)前記網部よりも太径に形成され、かつ、前記枠体
    部に直接連通して形成された帯体部。
  14. 【請求項14】 前記枠体部に直接連通して形成され
    た帯体部を、ほぼ菱形状に形成したことを特徴とする前
    記請求項13記載のプラスチックフィルター。
  15. 【請求項15】 前記枠体部に直接連通して形成され
    た帯体部を、ほぼ半円状または三角形状に形成したこと
    を特徴とする前記請求項13記載のプラスチックフィル
    ター。
  16. 【請求項16】 前記枠体部に直接連通して形成され
    た帯体部を、前記網部の径の約1.3倍の径としたこと
    を特徴とする前記請求項13ないし15記載のプラスチ
    ックフィルター。
  17. 【請求項17】 前記枠体部に直接連通して形成され
    た帯体部を、前記誘導帯の無い部分に形成したことを特
    徴とする前記請求項13ないし16記載のプラスチック
    フィルター。
  18. 【請求項18】 前記枠体部に直接連通して形成され
    た帯体部に加えて、前記帯体部より長さまたは幅寸法が
    小さい補助用の補助帯体部を形成したことを特徴とする
    前記請求項13ないし17記載のプラスチックフィルタ
    ー。
  19. 【請求項19】 射出成形によって製造される網目を
    有するプラスチックフィルターにおいて、以下の構造と
    したことを特徴とするプラスチックフィルター。 (a)格子状に形成された網部。 (b)前記網部を囲うようにその外周部分に形成された
    枠体部。 (c)前記網部よりも太径に形成され射出成形機から射
    出される熔融樹脂を貯留するとともに、前記枠体部には
    直接連通させないことで熔融樹脂を加圧して放出するた
    めに、前記網部上に少なくとも2カ所以上形成された誘
    導帯。 (d)前記網部よりも太径に形成され、かつ、前記枠体
    部に直接連通して形成された帯体部であって、前記2カ
    所以上に形成された誘導帯の間に形成された帯体部。
  20. 【請求項20】 前記複数の誘導帯のうち、他の接近
    する誘導帯になる部分の長さまたは太さを、互いに接近
    しない誘導帯に比して短くまたは細くしたことを特徴と
    する前記請求項19記載のプラスチックフィルター。
  21. 【請求項21】 複数の前記帯体部であって、延長す
    れば十字状に交差する方向にある一方向の帯体部を他方
    向の帯体部とは幅および/または長さおよび/または深
    さを異ならせたことを特徴とする前記請求項19および
    20記載のプラスチックフィルター。
  22. 【請求項22】 射出成形によって製造される網目を
    有するプラスチックフィルターにおいて、以下の構造と
    したことを特徴とするプラスチックフィルター。 (a)格子状に形成された網部。 (b)前記網部を囲うようにその外周部分に形成された
    枠体部。 (c)前記網部よりも太径に形成され射出成形機から射
    出される熔融樹脂を貯留するとともに、前記枠体部には
    直接連通させないことで熔融樹脂を加圧して放出するた
    めに、前記網部上に少なくとも2カ所以上形成された誘
    導帯。 (d)前記網部よりも太径に形成され、かつ、前記枠体
    部に直接連通して形成された帯体部であって、前記2カ
    所以上に形成された誘導帯の間に形成された帯体部。 (e)前記網溝上のほぼ中心部分に、成形品を押し出す
    ための手段である押し出しピンや押し出しエアなどが当
    接するために形成された押し出し用当接部。
  23. 【請求項23】 押し出しピンや押し出しエアなどが
    当接するために形成された前記押し出し用当接部を、熔
    融樹脂を貯留し加圧して放出する誘導帯としたことを特
    徴とする前記請求項22記載のプラスチックフィルタ
    ー。
  24. 【請求項24】 押し出しピンや押し出しエアなどが
    当接するために形成された前記押し出し用当接部を、発
    生ガスのガス溜まり部や余剰熔融樹脂を蓄積するための
    樹脂溜まり部としても利用したことを特徴とする前記請
    求項21および23記載のプラスチックフィルター。
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