JPH07137166A - プラスチックフィルターとその金型 - Google Patents

プラスチックフィルターとその金型

Info

Publication number
JPH07137166A
JPH07137166A JP32306693A JP32306693A JPH07137166A JP H07137166 A JPH07137166 A JP H07137166A JP 32306693 A JP32306693 A JP 32306693A JP 32306693 A JP32306693 A JP 32306693A JP H07137166 A JPH07137166 A JP H07137166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
plastic filter
mold
rib
lattice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32306693A
Other languages
English (en)
Inventor
Daizo Kotaki
大蔵 小瀧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daisan Kanagata Seisakusho Ltd
Original Assignee
Daisan Kanagata Seisakusho Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daisan Kanagata Seisakusho Ltd filed Critical Daisan Kanagata Seisakusho Ltd
Priority to JP32306693A priority Critical patent/JPH07137166A/ja
Publication of JPH07137166A publication Critical patent/JPH07137166A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 射出成型による微細網目を有するプラスチ
ックフィルター及びその金型を開発する。 【構成】 本発明のプラスチックフィルター及びその
金型は、枠体と格子状リブを形成するための縦リブと横
リブ、及び前記格子状リブよりも太径の誘導帯を形成す
るように構成されると共に、プラスチック材料が網部を
構成する前記格子状リブを優先的に形成するために、枠
体にプラスチック材料の流入を一旦阻止する機能を有す
る迂回壁を設ける。更に、誘導帯溝での蓄圧力を適度に
するために、縦リブ又は横リブと連接する部分の誘導帯
溝にテーパーをつけることで傾斜部を形成する。その結
果、プラスチック射出成型によっても非常に微細な網目
を有するプラスチックフィルターが得られ、かつ、その
フィルターは物理的強度にも優れたものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、電子機器用の
オイル又はエアフィルター、厨房用品や水まわり品を含
む日用雑貨品のフィルター、例えばすくい網、裏ごし
器、並びに排水用水受け皿、そして人工透析器を含む医
療用の各種フィルター、音響機器のスピーカーやマイク
ロフォンのグリル、カバー、等で利用できるプラスチッ
クフィルター及びその金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種格子状プラスチックフィル
ターには、プラスチック成型の難しさからリブ間隔の狭
い微細で、かつ、製品歩留まりの良い金型及び製法はな
かった。従来の金型や製法では、プラスチックフィルタ
ーの格子状リブ部分及びフレーム部分である枠体へ熔融
プラスチック材料を格子状リブや枠体部分へ直接的に金
型のゲートから注入するためには、以下の欠点があっ
た。 注入圧力を低圧して熔融プラスチック材料を注入す
れば材料が末端まで到達せずにゲートから遠い部分では
リブの抜けができる。又、リブ間隔が狭くなればなるほ
ど格子状リブ部分と枠体とを一体成型するのが困難であ
る。 注入圧力を高圧にすれば、リブ抜け防止や格子状リ
ブ部分と枠体との一体成型はできるものの、そのために
は装置を大型化しなければならず、又、場合によっては
リブ間が閉塞されフィルター又はネットとしての機能を
果たさず、製造工程での圧力調整等も大変である。 これらの欠点を解決するために、本出願人は誘導帯を有
するプラスチックフィルター又は誘導帯溝を有する金型
等の改良手段を、特願平第4−184464号、特願平
4−215614号、特願平第4−308205号、特
願平4−324596号、特願平4−351885号、
特願平5−171075号の出願において提案済みであ
るが、更に歩留まりが良く完全な微細格子状プラスチッ
クフィルターを得るためには、もう一段の工夫が必要で
ある。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】注入成型による狭い
ピッチの網目構造のフィルターの製造は、困難であっ
た。それは、金型全体に樹脂を均一に行き渡らせるのが
難しいことに起因している。従って、従来は外側のプラ
スチック枠体と網部つまりネットとは別々に成型され、
ネットがカットされその後に枠体上にフィットさせるこ
とを熟練工によるインサート成型で行なっていた。プラ
スチック材料がその型の中をうまく流れる構造でない限
りは、枠体付きの網目構造のプラスチックフィルターが
1工程で一体成型可能となることはなかった。更に、既
に本出願人が改善提案している誘導帯を有するプラスチ
ックフィルターにおいても、単に誘導帯を設けてプラス
チック材料の流動性を良くしただけではプラスチック材
料の収容容積の大きな枠体部へはプラスチック材料も流
れ込み易く、このため完全に格子状リブ部へプラスチッ
ク材料が流れ込まないうちに枠体を形成するようになり
網目の欠落が生じる虞れがある。又、誘導帯と格子状リ
ブとの連接部が急峻な壁の役割を果たすことによって、
特に誘導帯近傍に生じる網目の目詰まり現象を解消する
必要がある。更に、プラスチックフィルターの用途によ
っては、太径の誘導帯による空気、オイル等の乱流を低
減する必要もある。そこで本発明は、以下に述べる手段
により従来の射出成型方法の欠点を解決しようとするも
のである。その一つは、本発明のフィルター、装置及び
製法で射出成型する場合は、ゲートから流入したプラス
チック材料は太径の誘導帯に出て、それが枠体とは直接
接続されずに行き止まりとなるので、そこで一定圧力を
前記誘導帯内において蓄えてから連通する細いリブに圧
入されるのでプラスチック材料はリブの末端まで流入す
るように働き、低圧成型で微細な網目構造のプラスチッ
クフィルターの成型が可能となる。その際縦リブと横リ
ブとは交差部で連通して相互に一体化するので、物理的
にも強いプラスチックフィルターを形成することであ
る。他の一つは、溶融プラスチック材料が流れ易い枠体
部へ流れ込むのを一旦阻止することで、格子状リブ部へ
より早く流れ込んで網部形成を優先し、その後に枠体部
を形成するようにしたことであり、又、誘導帯と格子状
リブとの連接部が急峻な壁の役割を果たすことによっ
て、特に誘導帯近傍に生じる網目の目詰まり現象を生じ
る点については、その連接部にテーパーを付けることに
より解消し、更に、太径の誘導帯による空気、オイル等
の乱流を低減するために誘導帯の形状を鋭角的な構成に
したことである。以下詳細にその実現手段につき具体的
に説明をする。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明のプラスチックフ
ィルター及びその金型は、主要特徴点のひとつとして、
格子状リブの周縁部を形成するための枠体溝とリブ材料
の流れを迂回させるための迂回壁を第1の金型に形成
し、前記格子状リブを形成するための格子状リブ溝と、
リブ材料注入時に蓄圧/放出するための太径で、かつ、
前記格子状リブ溝上に前記枠体溝とは直接接続しないよ
うに形成された前記誘導帯溝とを第2の金型に形成した
ことを特徴とし、又、格子状リブの周縁部を形成する枠
体用の枠体溝と、前記格子状リブを形成するための格子
状リブ溝と、前記格子状リブの材料を注入するために前
記格子状リブよりも太径で、かつ、前記格子状リブ溝上
に前記枠体溝とは直接接続しないように形成された前記
誘導帯溝とから成る金型において前記枠体溝にリブ溝か
らのリブ材料の流入を迂回させるための迂回壁を形成し
たことを特徴としたもので、その応用として、前記迂回
壁を前記枠体溝の全内周に形成し、前記迂回壁を前記枠
体溝の内周側に、かつ、前記誘導帯溝の長手方向に対向
する位置に形成したもの、前記迂回壁を前記枠体溝の内
周側に、かつ、前記誘導帯溝の長手方向に対向する位置
に形成するとともに、前記誘導帯溝の対向位置に形成さ
れた前記迂回壁の間に適当な間隔で補助的にリブ材料迂
回させるための補助迂回壁を形成し、前記枠体溝に形成
された迂回壁の上部を薄手に、かつ、下部を厚手に構成
し、前記枠体溝に形成された迂回壁の両側面部を薄手
に、かつ、中央部を厚手に構成したもの、前記枠体溝に
形成された迂回壁の湾曲度を枠体溝の内周方向への湾曲
度よりも更に湾曲させて構成したもの、前記枠体溝に形
成された迂回壁を、枠体溝の外周方向へ湾曲させて構成
したもの、前記枠体溝に形成された迂回壁を、ほぼ直線
状に構成したものである。他の主要特徴点としては、前
記格子状リブ溝に連接する前記誘導帯溝の連接部を傾斜
させること、及び前記格子状リブ溝に連接する前記誘導
帯溝の断面形状をほぼV字状としたことである。そし
て、これら金型によって作られるプラスチックフィルタ
ーは、前記格子状リブの周縁部を形成する枠体用の枠体
部と、前記格子状リブを形成するための格子状リブと、
前記格子状リブよりも太径で、かつ、前記格子状リブ上
に前記枠体部とは直接接続しないように形成された前記
誘導帯とから成るプラスチックフィルターにおいて、前
記枠体部にリブからのリブ材料の流入を迂回させるため
の迂回壁を形成したことを特徴とし、更に、前記迂回壁
を前記枠体部の全内周に形成したもの、前記迂回壁を前
記枠体部の内周側に、かつ、前記誘導帯の長手方向に対
向する位置に形成したもの、前記迂回壁を前記枠体部の
内周側に、かつ、前記誘導帯の長手方向に対向する位置
に形成するとともに、前記誘導帯の対向位置に形成され
た前記迂回壁の間に適当な間隔で補助的にリブ材料迂回
させるための補助迂回壁を形成したもの、前記枠体部に
形成された迂回壁の上部を薄手に、かつ、下部を厚手に
構成したもの、前記枠体部に形成された迂回壁の両側面
部を薄手に、かつ、中央部を厚手に構成したもの、前記
枠体部に形成された迂回壁の湾曲度を枠体部の内周方向
への湾曲度よりも更に湾曲させて構成したも、前記枠体
部に形成された迂回壁を、枠体部の外周方向へ湾曲させ
て構成したもの、前記枠体部に形成された迂回壁を、ほ
ぼ直線状に構成したことを特徴としたものである。
【0005】
【作用】本発明のプラスチックフィルター、装置及び製
法で射出成型する場合は、ゲートから流入した熔融プラ
スチック材料は、太径の誘導帯に出て、それが枠体部と
は直接接続されずに行き止まりとなるので、そこで一定
圧力を蓄えてから連通する細いリブに圧入されるので、
熔融プラスチック材料はリブの末端まで流入するように
働き、低圧成型で微細な格子状プラスチックフィルター
の成型が可能となる。その際リブの縦溝と横溝とは交差
部で連通して相互に一体化するので、物理的にも強い格
子状プラスチックフィルターを形成する。又、プラスチ
ックフィルターの枠体部の形成よりも格子状リブ部の形
成がより早くできるようにして、まだ改善不足である網
目の欠落防止及び成型速度の向上等につき改善を図るも
のである。換言すれば、溶融プラスチック材料が流れ易
い枠体部へ流れ込むのを一旦阻止することで、格子状リ
ブ部へより早く流れ込んで網部形成を優先し、その後に
枠体部を形成するようにしたものである。又、誘導帯と
格子状リブとの連接部が急峻な壁の役割を果たすことに
よって、特に誘導帯近傍に生じる網目の目詰まり現象を
生じる点については、その連接部にテーパーを付けるこ
とにより解消し、更に、太径の誘導帯による空気、オイ
ル等の乱流を低減するために誘導帯の形状を鋭角的な構
成にしたものである。
【0006】
【実施例】図1及び図2は、本発明の網目構造を有する
プラスチックフィルターを示す。図1は、本発明のプラ
スチックフィルターの裏面を図示したもので、フィルタ
ーの外周に枠体2を縁取りし、その内側に縦リブ4及び
横リブ5からなるネットつまり網部3を有する。そし
て、網部3の一部に以下の状態で誘導帯6を配する。 (1)縦リブ4及び横リブ5と連通し、 (2)ゲート10から圧入された溶融プラスチック材料
をダムのように貯留する。又、前記縦リブ4及び横リブ
5よりも太径のリブとし、プラスチック材料を網部全体
に行きわたらせるために充分なる高圧を累積する。 (3)前記太径の誘導帯6は、前記枠体2に連通しない
蓄圧可能な閉鎖状としてプラスチック材料を放出するた
めの圧力を増すものである。更に、前記枠体2の内周側
に、誘導帯6からのプラスチック材料の流入を一旦阻止
するための迂回壁8を形成して、枠体2の形成に先駆け
て前記網部3の縦リブ4及び横リブ5を形成する。プラ
スチック材料が流れ易い枠体部へ流れ込むのを前記迂回
壁8で一旦阻止することで、格子状リブ部へより早く流
れ込んで網部3の形成を優先し、その後に枠体2を形成
するようにしたものである。7は、プラスチック材料が
より良く網部3内を流動できるようにするための補助誘
導帯であり、前記誘導帯6とは独立して設けられてい
る。従って、前記補助誘導帯7にはプラスチック材料を
注入するためのゲートも個別に設ける必要がある。図2
は、誘導帯6と縦リブ4及び横リブ5とが連接されてい
る部分拡大図である。誘導帯6と縦リブ4及び横リブ5
との連接部が急峻な壁の役割を果たすことによって誘導
帯近傍に生じる網目の目詰まり現象を解消するために、
誘導帯6内に生じる蓄圧力を適宜低減する目的で、その
連接部にテーパーを付けて傾斜部9を形成する。図にお
いては、上型に縦リブ4のリブ溝を切り下型に横リブ5
の溝を切った場合(いわゆる両面彫り)の実施例を示し
てある。この場合は、上型と下型のそれぞれに誘導帯形
成用の溝を切るので、十文字型の誘導帯の各先端は上下
に傾斜部9を有する。又、上型側の誘導帯先端には上部
にのみ傾斜部9を設け下型の誘導帯先端には下部にのみ
傾斜部9を設ける構成としても良い。上記のように、前
記誘導帯6とは、細径の網部3には通常の手段ではプラ
スチック材料が均等に浸透せず、特にフィルターの端で
網目が不完全になるという従来の問題点をを解消するも
のである。10はプラスチック材料を注入するためのゲ
ートを示すものであるが、図示のように成型後のフィル
ターにおいてはゲートそのものではなくゲート跡を示す
ものである。尚、本発明のように格子状リブの径が0.
15mm前後のプラスチックフィルターを製造するに
は、単に金型の形状を工夫したり、誘導帯を設ける等の
改善だけでは量産性を完全に保証できるものではなく、
溝の切削方法、切削工具、金型材料、並びにプラスチッ
ク材料等での改善が必要であるが、これらの改善につい
ては本出願人が既に出願済みである。従って、本発明に
おいては詳記しないが、溝の切削にあたっては超音波振
動を加えて溝の鏡面仕上げを行なったり、切削用チップ
も刃先の切削方向側にテーパー部を形成し、更に前記テ
ーパー部を鏡面仕上げとしたり、プラスチック材料とし
ては液晶ポリマー等の流動性の良いものを採用する等し
て種々の工夫、改善を加えて微細網目のプラスチックフ
ィルターを完成させたものである。
【0007】図3は、円形プラスチックフィルターの実
施例の裏面正面図を示すもので、その特徴は枠体2のな
かにあって全周にわたり迂回壁8が形成されている点で
ある。この迂回壁8は、誘導帯6を介して流入するプラ
スチック材料を可能な限り優先的に網部3へ流してやる
ためのものである。前記迂回壁8が無いとしたら、プラ
スチック材料は収容容積が大きくて流れ易い枠体2の方
へ流れ込んでしまい、流れ難い網部3へプラスチック材
料が充分回りきらない現象が起きる。結果として、網部
3のリブ抜けが生じる。フィルターの用途又は形状によ
っては全周に前記迂回壁8を設ける必要は無い。又、枠
体部分の拡大断面図に示すように、上型と下型のそれぞ
れに迂回壁8を設けるとより効果的である。但し、片面
彫りの場合やフィルターの用途又は形状によっては上型
又は下型のいずれか一方に設けるだけで良い。11は網
部3と枠体2を結合するつなぎ部であり、上下の金型で
押し切ったときにプラスチック材料が残るように枠体の
内周から若干外周側方向へ離して迂回壁8を設けること
で形成される。図4は、本発明の他の実施例を示すもの
で、誘導帯6の長手方向の対向する位置に迂回壁8を形
成したことが特徴である。プラスチック材料の流れは、
誘導帯6の長手方向で最も良いので、この流れ易い部分
へ迂回壁8を設けて枠体2への直接的な流入を阻止しよ
うとするものである。迂回壁8で一旦流入を阻止された
プラスチック材料は、その周辺の網部3へ流れ込まざる
を得ず優先的に網部3が形成される。その後、網部3を
形成後の残りのプラスチック材料が、迂回壁8の周辺か
ら枠体2へと流入してゆき完全なプラスチックフィルタ
ーが完成する。本出願人の実験及び推論によると、50
〜60Φで枠体厚さが1mmのフィルターにおいては、
その迂回壁8の形状は以下のものが望ましい。 長さ 20mm前後 幅 1mm前後 高さ 0.7mm前後(下型の迂回壁の場合。必要に
応じて上型にも迂回壁を設けても良いが、そのときは下
型の迂回壁との相関を考慮する。) 上記数値は、フィルターの大きさ、形状により変わるこ
とは当然である。
【0008】図5は、本発明の他の実施例を示すもの
で、誘導帯6の長手方向の対向する位置に迂回壁8を形
成し、かつ、その迂回壁8の形状を三日月型にしたこと
が特徴である。一旦流入を阻止されたプラスチック材料
が網部3を経て枠体2へ流れ込もうとしたときに、それ
を容易にさせるために迂回壁8の両側面を薄肉化したも
のである。網部3にプラスチック材料が行き渡った後
は、できるだけ早く枠体2へも流入させる必要があるこ
とからすれば本形状は好適である。図6は、迂回壁8を
誘導帯6の長手方向以外の位置にも配置しようとするも
ので、液晶ポリマー等の流動性の非常に良いプラスチッ
ク材料を使用したときに効果がある。図7は、図5で説
明したものの更なる改良であって、迂回壁8の背面に傾
斜をつけたものである。これにより両サイドからの回り
込みだけでなく、上方からの回り込みも期待でき更には
迂回壁8の補強にもなる。成型時の金型にかかる圧力は
相当なものでありショット数が上がればますます補強の
必要性が生じてくる。図8は、迂回壁8の形状の他の実
施例であり、迂回壁を外周方向へ湾曲させたものであ
る。通常のフィルターでは迂回壁8は内周方向へ湾曲さ
せれば良いが、さほど微細でない網目のフィルターや液
晶ポリマー等に比較すればその流動性が良くないポリプ
ロピレン等の材料を使用する場合には、あまり強力に迂
回させることで逆に枠体2でヒケを生じる可能性もあ
る。又、これら以外にも、迂回させることそのものがウ
ェルドラインの原因になる可能性がある。従って、上記
不良要因を取り除くために、外周方向へ湾曲した迂回壁
を用いることや、これと内周方向へ湾曲した迂回壁と組
み合わせることを考慮したものである。又、図では誘導
帯6の長手方向へ外周方向へ湾曲した迂回壁8を配置し
てあるが、内周方向へ湾曲した迂回壁8を配置しても良
いことは勿論である。
【0009】図9は、本発明フィルターを成型するため
の金型の断面図を示すもので、13はベース金型であ
る。このベース金型13の内側に第1上型入子17、第
1下型入子18、第2上型入子19、第2下型入子20
が配置されている。第1上型入子17には、ゲート1
0、縦リブ溝14、誘導帯溝16が形成され、これと押
し合わす第1下型入子18には、横リブ溝15、誘導帯
溝16が形成されている。前記第1下型入子18の誘導
帯溝16の両端には傾斜部9が設けられており、これに
よって誘導帯溝16内に蓄積される圧力が過度にならな
いようにするものである。蓄圧力が過度になると誘導帯
溝16の周辺、特に十文字又は放射状の複数の誘導帯溝
に囲まれた網部に過剰なプラスチック材料の供給が生じ
て、網目の目詰まりを起こす原因になる。図示する都合
上、本図においては、下型の入子の誘導帯溝16のみに
傾斜部9を設けた形にしているが、上型と下型のそれぞ
れに誘導帯形成用の溝を切るので、十文字型の誘導帯の
各先端は上下に傾斜部9を有しても良いし、上型側の誘
導帯先端には上部にのみ傾斜部9を設け下型の誘導帯先
端には下部にのみ傾斜部9を設ける構成としても良い。
第2上型入子19には、その押し切り面に枠体溝22が
形成されている。図示はしないが、図3や図4のプラス
チックフィルターを成型する場合は、前記枠体溝22に
迂回壁を設けなければならない。第2下型入子20に
は、その押し切り面に枠体溝22が形成されると共に、
前記枠体溝22に迂回壁8が設けられている。この迂回
壁8により誘導帯溝16から枠体溝22へ直接的あるい
は容易に流入しようとするプラスチック材料を一旦は阻
止して、可能な限り網部への流入を優先することにな
る。このことで、網部のリブ抜け現象が大幅に改善でき
るものである。図では、枠体溝22を第2上型入子19
及び第2下型入子20に形成しているが、第1上型入子
17及び第1下型入子18に網部のリブ溝、誘導帯溝1
6と共に枠体溝22を形成しても良い。
【0010】図10は、誘導帯溝16の形状の一実施例
を示すもので、その形状をV字状にしたものである。そ
の理由は、空気整流ネット等に用いる場合はできるだけ
乱流を生じないようにしなければならないからである。
V字状にすることで空気抵抗が少なくなり、乱流の低減
は図れる。本発明のフィルターの場合は太径の誘導帯と
いう乱流を生じさせ易い部分を有しているので、その形
状を工夫することで、少しでも乱流の発生を抑止しよう
とするものである。V字状だけでは完全ではないが、他
の簡便な整流器との組み合わせで実用に供することは充
分可能である。図11は、迂回壁8と誘導帯6の他の実
施例を示すものである。前記迂回壁8は誘導帯6の長手
方向の長さとほぼ同等としてある。これは、誘導帯の長
さによりプラスチック材料の流れ具合が変わるので、そ
の長さに見合った壁幅にする必要がある。通常では、誘
導帯の長さよりも壁幅は短い方が好ましいが、リブや誘
導帯の形状/太さにより、又は使用するプラスチック材
料の性質によりそれらの長さがほぼ同等の方が好適な場
合もある。いずれにしても、誘導帯の長さと壁幅には相
関関係があり、これの整合を図る必要がある。更に、部
分拡大図に示すように、前記迂回壁8の形状を中央部を
高く両サイドに行くにしたがって徐々に低くする構造と
しても良い。そして上型入子で形成される枠体溝にも迂
回壁8を設け部分拡大図の上部に示すようにフィルター
製品では肉抜けにしても良い。その改良として図12の
部分拡大図に示すように、迂回壁8の上部、下部、先
端、側端等には、アールを付けたほうが良い。これは、
プラスチック材料の流れ込みが容易になることや製品の
仕上がりを良くする意味からである。プラスチック成型
の場合、凹凸部分の面が平坦であればそのことによって
ヒケが生じ易く、又、製品になったときにいろいろな粗
が目立つということがある。誘導帯6は、一部に円形状
の突起部を設ける構成になっているが、これは十文字状
の誘導帯の間にある網部へプラスチック材料が流れ込み
易くするのと同時に、誘導帯内に生じる蓄圧力が過度に
ならないようにするためのものである。同様に図12に
示すように、三角形状や菱形状の突起部を設けることも
効果がある。図13は、誘導帯と格子状リブとの連接部
にテーパーをつけて傾斜部9を形成した実施例を示す。
この場合は、上型と下型のそれぞれに誘導帯形成用の溝
を十文字に切り、かつ、上型に縦リブ溝14を下型に横
リブ溝15を切り、それに合わせて誘導帯溝16の先端
に傾斜部を設けた場合を想定したので、上型側の誘導帯
先端には上部にのみ傾斜部9が形成され、下型の誘導帯
先端には下部にのみ傾斜部9が形成される。
【0011】図14は、プラスチックフィルターのプラ
スチッ材料中に種々の混入物23を混在したもので、以
下に説明するような用途に使用して最適である。 (1)磁性粉を混入した場合 自動車のエンジンオイル用のフィルターに好適である。
新車でエンジンが使いこなされていないときは、エンジ
ン内部の微細な鉄粉等が残留しておりエンジンオイルの
頻繁な交換により清浄することをしていたが、磁性粉入
りのフィルターを用いればフィルターの交換にて処理で
き単純なオイルの循環による清浄作用よりも確実であ
る。 (2)カーボン等の導電性材料を混入した場合 集塵フィルターに好適である。導電性材料を内在してい
るので、フィルターの表面を空気流が通過する際に擦過
することで、フィルター表面は微弱ながらも帯電するこ
とになる。この帯電による静電気で空気中の微細な塵埃
は吸着できる。一歩進んで集塵をより強力に行なうので
あれば、導電性材料の含まれるフィルターに通電するこ
とで強制帯電させても良い。 (3)吸水ポリマーを混入した場合 特に水分を嫌う自動車エンジン関連のフィルターに活用
することができる。又、厨房機器においても水分を嫌う
ものは多々あるのでその応用範囲は広いと思われる。一
例としては、まな板、刺身置台、生もの容器等がある。
吸水ポリマーは、水分を吸収することで膨張するので多
孔質のプラスチック材料との組み合わせで用いるか、又
は、フィルター内に一定のクリアランスを設けて混入す
るのが良い。又、図示はしないが、プラスチックフィル
ターの成型でハニカム構造のものを製造することはかな
り難しいものだが、フィルターの網部をある程度幅厚に
成型し、成型直後に櫛目が植立されたようなプレス器具
にて押圧すれば奥行きのあるプラスチックフィルターが
得られる。プレス器具に代えてカッターによる裁断でも
ハニカム状に近い形のプラスチックフィルターを得るこ
とも考えられる。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上のように、成型体の枠体に
直接接続することなく太径のリブ材料誘導溝を形成した
ので、成型する場合は前記リブ材料誘導溝が細径のリブ
溝及び枠体溝にリブ材料が流入する際の加圧部の役目も
果たすため、リブ材料をリブ溝の末端まで注入すること
ができ、従来困難視されていた低圧成型による微細格子
状リブ成型体の一体成型が可能となるという優れた効果
を奏する。その成型された格子状リブは縦リブ及び横リ
ブが一体融合化されて単一平面を形成するので物理的強
度を有するとともに、格子状リブのいわゆる網目が均一
化されることで医療分野での精密フィルターとしても充
分利用できる等性能的にも優れた機能を発揮する。更に
は、プラスチック材料が、流れ易い枠体部へ流れ込むの
を一旦阻止するための迂回壁を設けることで網部のリブ
抜けを防止すると共に、誘導帯溝と格子状リブ溝との連
接部にテーパーをつけて傾斜させることで誘導帯近傍の
網部での目詰まりを解消する等の改良も行なっているの
で、性能的、機能的にも格段優れた効果を奏するもので
ある。以上種々の実施例を挙げて説明したが、本発明の
原理を利用した他の実施例についても本発明の保護の対
象になることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチックフィルターの裏面正面図
である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明プラスチックフィルターの裏面正面図と
部分拡大図である。
【図4】本発明プラスチックフィルターの他の実施例裏
面正面図と部分拡大図である。
【図5】本発明プラスチックフィルターの他の実施例裏
面正面図である。
【図6】本発明プラスチックフィルターの他の実施例裏
面正面図である。
【図7】本発明プラスチックフィルターの他の実施例裏
面正面図と部分拡大図である。
【図8】本発明プラスチックフィルターの他の実施例裏
面正面図である。
【図9】本発明のプラスチックフィルターを成型するた
めの金型の断面図である。
【図10】図1の他の実施例の部分拡大図である。
【図11】本発明プラスチックフィルターの他の実施例
裏面正面図と部分拡大図である。
【図12】本発明プラスチックフィルターの他の実施例
裏面正面図と部分拡大図である。
【図13】図1の他の実施例の部分拡大図である。
【図14】プラスチックフィルターの斜視図である。
【符号の説明】
1 プラスチックフィルター 2 枠体 3 網部 4 縦リブ 5 横リブ 6 誘導帯 7 補助誘導帯 8 迂回壁 9 傾斜部 10 ゲート 11 つなぎ部 12 補助迂回壁 13 ベース金型 14 縦リブ溝 15 横リブ溝 16 誘導帯溝 17 第1上型入子 18 第1下型入子 19 第2上型入子 20 第2下型入子 21 つなぎ部溝 22 枠体溝 23 混入物

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格子状リブからなるプラスチックフィ
    ルターを製造する金型において、 格子状リブの周縁部を形成するための枠体溝とリブ材料
    の流れを迂回させるための迂回壁を第1の金型に形成
    し、前記格子状リブを形成するための格子状リブ溝と、
    リブ材料注入時に蓄圧/放出するための太径で、かつ、
    前記格子状リブ溝上に前記枠体溝とは直接接続しないよ
    うに形成された前記誘導帯溝とを第2の金型に形成した
    ことを特徴とする格子状プラスチックフィルターの金
    型。
  2. 【請求項2】 格子状リブからなるプラスチックフィ
    ルターを製造する金型であって、前記格子状リブの周縁
    部を形成する枠体用の枠体溝と、前記格子状リブを形成
    するための格子状リブ溝と、前記格子状リブの材料を注
    入するために前記格子状リブよりも太径で、かつ、前記
    格子状リブ溝上に前記枠体溝とは直接接続しないように
    形成された前記誘導帯溝とから成る金型において、 前記枠体溝にリブ溝からのリブ材料の流入を迂回させる
    ための迂回壁を形成したことを特徴とする格子状プラス
    チックフィルターの金型。
  3. 【請求項3】 前記請求項1ないし請求項2のプラス
    チックフィルターを製造する金型において、 前記迂回壁を、前記枠体溝の全内周に形成したことを特
    徴とする格子状プラスチックフィルターの金型。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし請求項2のプラス
    チックフィルターを製造する金型において、 前記迂回壁を前記枠体溝の内周側に、かつ、前記誘導帯
    溝の長手方向に対向する位置に形成したことを特徴とす
    る格子状プラスチックフィルターの金型。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし請求項2のプラス
    チックフィルターを製造する金型において、 前記迂回壁を前記枠体溝の内周側に、かつ、前記誘導帯
    溝の長手方向に対向する位置に形成するとともに、前記
    誘導帯溝の対向位置に形成された前記迂回壁の間に適当
    な間隔で補助的にリブ材料迂回させるための補助迂回壁
    を形成したことを特徴とする格子状プラスチックフィル
    ターの金型。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし請求項2のプラス
    チックフィルターを製造する金型において、 前記枠体溝に形成された迂回壁の上部を薄手に、かつ、
    下部を厚手に構成したことを特徴とする格子状プラスチ
    ックフィルターの金型。
  7. 【請求項7】 前記請求項1ないし請求項2のプラス
    チックフィルターを製造する金型において、 前記枠体溝に形成された迂回壁の両側面部を薄手に、か
    つ、中央部を厚手に構成したことを特徴とする格子状プ
    ラスチックフィルターの金型。
  8. 【請求項8】 前記請求項1ないし請求項2のプラス
    チックフィルターを製造する金型において、 前記枠体溝に形成された迂回壁の湾曲度を枠体溝の内周
    方向への湾曲度よりも更に湾曲させて構成したことを特
    徴とする格子状プラスチックフィルターの金型。
  9. 【請求項9】 前記請求項1ないし請求項2のプラス
    チックフィルターを製造する金型において、 前記枠体溝に形成された迂回壁を、枠体溝の外周方向へ
    湾曲させて構成したことを特徴とする格子状プラスチッ
    クフィルターの金型。
  10. 【請求項10】 前記請求項1ないし請求項2のプラ
    スチックフィルターを製造する金型において、 前記枠体溝に形成された迂回壁を、ほぼ直線状に構成し
    たことを特徴とする格子状プラスチックフィルターの金
    型。
  11. 【請求項11】 前記請求項1ないし請求項2のプラ
    スチックフィルターを製造する金型において、 前記格子状リブ溝に連接する前記誘導帯溝の連接部を傾
    斜させたことを特徴とする格子状プラスチックフィルタ
    ーの金型。
  12. 【請求項12】 前記請求項1ないし請求項2のプラ
    スチックフィルターを製造する金型において、 前記格子状リブ溝に連接する前記誘導帯溝の断面形状を
    ほぼV字状としたことを特徴とする格子状プラスチック
    フィルターの金型。
  13. 【請求項13】 格子状リブからなるプラスチックフ
    ィルターであって、前記格子状リブの周縁部を形成する
    枠体用の枠体部と、前記格子状リブを形成するための格
    子状リブと、前記格子状リブよりも太径で、かつ、前記
    格子状リブ上に前記枠体部とは直接接続しないように形
    成された前記誘導帯とから成るプラスチックフィルター
    において、 前記枠体部にリブからのリブ材料の流入を迂回させるた
    めの迂回壁を形成したことを特徴とする格子状プラスチ
    ックフィルター。
  14. 【請求項14】 前記請求項13のプラスチックフィ
    ルターにおいて、 前記迂回壁を、前記枠体部の全内周に形成したことを特
    徴とする格子状プラスチックフィルター。
  15. 【請求項15】 前記請求項13のプラスチックフィ
    ルターにおいて、 前記迂回壁を前記枠体部の内周側に、かつ、前記誘導帯
    の長手方向に対向する位置に形成したことを特徴とする
    格子状プラスチックフィルター。
  16. 【請求項16】 前記請求項13のプラスチックフィ
    ルターにおいて、 前記迂回壁を前記枠体部の内周側に、かつ、前記誘導帯
    の長手方向に対向する位置に形成するとともに、前記誘
    導帯の対向位置に形成された前記迂回壁の間に適当な間
    隔で補助的にリブ材料迂回させるための補助迂回壁を形
    成したことを特徴とする格子状プラスチックフィルタ
    ー。
  17. 【請求項17】 前記請求項13のプラスチックフィ
    ルターにおいて、 前記枠体部に形成された迂回壁の上部を薄手に、かつ、
    下部を厚手に構成したことを特徴とする格子状プラスチ
    ックフィルター。
  18. 【請求項18】 前記請求項13のプラスチックフィ
    ルターにおいて、 前記枠体部に形成された迂回壁の両側面部を薄手に、か
    つ、中央部を厚手に構成したことを特徴とする格子状プ
    ラスチックフィルター。
  19. 【請求項19】 前記請求項13のプラスチックフィ
    ルターにおいて、 前記枠体部に形成された迂回壁の湾曲度を枠体部の内周
    方向への湾曲度よりも更に湾曲させて構成したことを特
    徴とする格子状プラスチックフィルター。
  20. 【請求項20】 前記請求項13のプラスチックフィ
    ルターにおいて、 前記枠体部に形成された迂回壁を、枠体部の外周方向へ
    湾曲させて構成したことを特徴とする格子状プラスチッ
    クフィルター。
  21. 【請求項21】 前記請求項13のプラスチックフィ
    ルターにおいて、 前記枠体部に形成された迂回壁を、ほぼ直線状に構成し
    たことを特徴とする格子状プラスチックフィルター。
JP32306693A 1993-11-16 1993-11-16 プラスチックフィルターとその金型 Pending JPH07137166A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32306693A JPH07137166A (ja) 1993-11-16 1993-11-16 プラスチックフィルターとその金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32306693A JPH07137166A (ja) 1993-11-16 1993-11-16 プラスチックフィルターとその金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07137166A true JPH07137166A (ja) 1995-05-30

Family

ID=18150716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32306693A Pending JPH07137166A (ja) 1993-11-16 1993-11-16 プラスチックフィルターとその金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07137166A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10113518A (ja) * 1996-10-08 1998-05-06 Daizo Kotaki プラスチックフィルターの金型装置およびその成形品
US6379143B1 (en) 1997-04-07 2002-04-30 Daisan Kanagata Seisakusyo Ltd. Injection mold
JP2006082250A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Ricoh Printing Systems Ltd インクジェットヘッド及びその製造方法
WO2015025639A1 (ja) * 2013-08-20 2015-02-26 株式会社エンプラス メッシュフィルタ
JP2015155187A (ja) * 2013-12-13 2015-08-27 株式会社エンプラス メッシュフィルタ
WO2015133232A1 (ja) * 2014-03-06 2015-09-11 株式会社エンプラス メッシュフィルタ
JP2016203520A (ja) * 2015-04-24 2016-12-08 株式会社エンプラス メッシュフィルタ

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10113518A (ja) * 1996-10-08 1998-05-06 Daizo Kotaki プラスチックフィルターの金型装置およびその成形品
US6379143B1 (en) 1997-04-07 2002-04-30 Daisan Kanagata Seisakusyo Ltd. Injection mold
JP2006082250A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Ricoh Printing Systems Ltd インクジェットヘッド及びその製造方法
JP4634106B2 (ja) * 2004-09-14 2011-02-16 リコープリンティングシステムズ株式会社 インクジェットヘッド及びその製造方法
EP3037238A4 (en) * 2013-08-20 2017-03-22 Enplas Corporation Mesh filter
WO2015025639A1 (ja) * 2013-08-20 2015-02-26 株式会社エンプラス メッシュフィルタ
JP2015061742A (ja) * 2013-08-20 2015-04-02 株式会社エンプラス メッシュフィルタ
US10293282B2 (en) 2013-08-20 2019-05-21 Enplas Corporation Mesh filter
JP2015155187A (ja) * 2013-12-13 2015-08-27 株式会社エンプラス メッシュフィルタ
JP2015168119A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 株式会社エンプラス メッシュフィルタ
US10112129B2 (en) 2014-03-06 2018-10-30 Enplas Corporation Mesh filter
WO2015133232A1 (ja) * 2014-03-06 2015-09-11 株式会社エンプラス メッシュフィルタ
JP2016203520A (ja) * 2015-04-24 2016-12-08 株式会社エンプラス メッシュフィルタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7247184B2 (en) Asymmetric honeycomb wall-flow filter having improved structural strength
US7601194B2 (en) Asymmetric honeycomb wall-flow filter having improved structural strength
US5423893A (en) Plastic filter, its injection molding die and producing method
JPH07137166A (ja) プラスチックフィルターとその金型
US5650181A (en) Injection molding die for producing plastic filter
ES2133821T3 (es) Util abrasivo, herramienta de corte o similar, y metodo para su fabricacion.
JP4258787B2 (ja) 射出成形金型とその成形品
JPH06126784A (ja) 格子状成型体の製造装置及び製法
US20210060672A1 (en) Method and System of Rivering Filtration for Power Saw Machine
CN207146873U (zh) 格栅滤网和空调器
JPH10193405A (ja) 射出成形金型
JP3383452B2 (ja) パルプモールド用成形型
JPH0636319Y2 (ja) 水中モータポンプ用弾性体ストレーナ
JP2581635Y2 (ja) インサート成形品
JPH10264210A (ja) レジンインジェクション用成形金型および該金型を用いた成形方法
CN218285763U (zh) 一种适合大面积板材的切割设备
CN214132509U (zh) 一种挤压涂布涂胶垫片及挤压涂布机
JP3291850B2 (ja) パルプモールドの製造方法
JP4612170B2 (ja) スピーカーグリル一体型内装トリムの成形用金型
JP2934805B2 (ja) 樹脂成形方法及び樹脂成形型
ITBO940241A1 (it) Mola a costituzione stratificata per la lavorazione di bordi di lastre di marmo, granito e affini.
CN206121358U (zh) 一种性能优异且制作工艺简单的文氏管
WO2008001455A1 (fr) Article moulé en résine auquel on a inséré un film et son procédé de production
JPH09239785A (ja) プラスチック成形用金型装置
JPH08155996A (ja) 樹脂成形型