JPH1011341A - Cadライブラリ自動更新方式 - Google Patents

Cadライブラリ自動更新方式

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JPH1011341A
JPH1011341A JP8161509A JP16150996A JPH1011341A JP H1011341 A JPH1011341 A JP H1011341A JP 8161509 A JP8161509 A JP 8161509A JP 16150996 A JP16150996 A JP 16150996A JP H1011341 A JPH1011341 A JP H1011341A
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JP
Japan
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library
cad
time
updated
master
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Application number
JP8161509A
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English (en)
Inventor
Susumu Nakamura
進 中村
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH1011341A publication Critical patent/JPH1011341A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CAD用マスタライブラリの新規登録、改版
登録および削除の内容に関して、複雑な管理を行わず
に、迅速かつ確実にCAD利用マシンのユーザライブラ
リを自動更新する。また、CAD利用マシンを異なるL
ANに移動させて使用する場合に、CAD利用マシンの
ユーザライブラリを容易に自動更新する。 【解決手段】 マスタライブラリ2を保有するライブラ
リサーバ1と、ユーザライブラリ10を保有するCAD
利用マシン16とを有するCADライブラリ更新システ
ムであって、CAD利用マシン16が時刻記憶手段15
と比較手段14と更新検出手段12と更新状態検出手段
13とを備え、所定の時間内にマスタライブラリ2で更
新されたライブラリをユーザライブラリ10に自動更新
させる際に、更新されたライブラリの個数によって、異
なる自動更新方法を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCADライブラリの
更新方式に関し、特にCADライブラリの自動更新方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ライブラリ数が多く更新頻度の多
いCADライブラリの自動更新方式は、CAD利用者に
最新のCADライブラリを迅速かつ適切に提供すること
を目的として用いられている。
【0003】例えば、特開平7−225724号公報
(以下、公報1と記述する)に記載されているソフトウ
ェア遠隔自動更新システムおよび方法の発明がある。公
報1に記載された発明は、ユーザの計算機に更新対象と
なるソフトウェアの構成および実行を管理するクライア
ントプログラムを備え、ネットワークを介してユーザの
計算機と接続されているライブラリ提供者側の計算機に
ソフトウェアライブラリとソフトウェアライブラリを管
理するサーバプログラムとを備えることによって、ユー
ザの計算機の更新対象となるソフトウェアを自動更新す
るシステムである。
【0004】また、特開平6−96141号公報(以
下、公報2と記述する)に記載されているCADライブ
ラリ管理装置の発明がある。公報2に記載された発明
は、部門ライブラリに存在しないライブラリをマスタラ
イブラリから自動的に払い出しを行うことによって、C
AD運用部門の部門ライブラリを自動更新するシステム
である。
【0005】さらに、CADライブラリを更新する従来
技術として、以下に示す(a),(b)の方法が知られ
ている。
【0006】(a)マスタライブラリを格納している端
末からCAD利用各マシンにライブラリを転送して、ラ
イブラリ更新を行う方法である。この方法の場合には、
マスタライブラリの更新情報管理、CAD利用各マシン
の更新結果の管理が必要となる。
【0007】(b)UNIXマシンにおいて、NFS
(Network File System)を使用す
ることによって、マスタライブラリがあたかもCAD利
用マシンに存在するかのように使用する方法である。こ
の方法の場合には、CADライブラリを使用する度にネ
ットワークを介してマスタライブラリを参照する必要が
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、公報
1に記載された従来技術においては、CADライブラリ
数が非常に多く、マスタライブラリの変更および追加が
頻繁に行われる場合には、自動更新に時間がかかること
である。
【0009】その理由は、更新対象となるソフトウェア
であるCADを起動した際に、現有版ソフトウェアの情
報とマスタライブラリの情報とを比較して、更新情報を
得ているからである。
【0010】第2の問題点は、公報2に記載された従来
技術においては、CADライブラリの改版を考慮してい
ないことである。
【0011】その理由は、CADからの要求ライブラリ
が部門ライブラリから検索されるかどうかの結果に基づ
いて、マスタライブラリから要求ライブラリの払い出し
要求を行うからである。
【0012】第3の問題点は、従来技術の(a)の方法
の場合には、ライブラリの更新処理が非常に複雑とな
る。また、CAD利用マシンの台数が多く、しかも複数
のLAN間に渡りCAD利用マシンを移動する場合に
は、端末毎の更新結果の管理が非常に複雑かつ困難とな
る。
【0013】その理由は、マスタライブラリの更新情報
の管理とCAD利用マシンの更新結果の管理とが必要と
なるからである。
【0014】第4の問題点は、従来技術の(b)の方法
の場合には、ライブラリ更新管理は不要となるが、ネッ
トワークの性能やネットワークの使用率に影響を受け
て、ライブラリ参照処理速度が遅くなる。
【0015】その理由は、マスタライブラリの更新内容
がそのままCAD利用マシンにも反映されるからであ
る。
【0016】本発明の第1の目的は、CAD用マスタラ
イブラリの新規登録、改版登録および削除の内容に関し
て、複雑な管理を行わずに、迅速かつ確実にCAD利用
マシンのユーザライブラリを自動更新する方式を提供す
ることである。
【0017】本発明の第2の目的は、CAD利用マシン
を異なるLANに移動させて使用する場合に、CAD利
用マシンのユーザライブラリを容易に自動更新する方式
を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のCADライブラリ自動更新方式は、常に最新
の状態に更新されるマスタライブラリを保有するライブ
ラリサーバと、該マスタライブラリと同一になるように
更新処理されるユーザライブラリを保有するCAD利用
マシンとを有するCADライブラリ更新システムであっ
て、該CAD利用マシンが、最新のユーザライブラリ自
動更新処理の完了時刻を記憶する時刻記憶手段と、現在
時刻と該最新のユーザライブラリ自動更新処理の完了時
刻との時間差を検出する比較手段と、該ライブラリサー
バが保有する該マスタライブラリの中から所定の時間内
に更新されたライブラリを探索する更新検出手段と、該
マスタライブラリにおいて更新された該ライブラリの個
数に対応して、使用するライブラリ自動更新方法を選択
する更新状態検出手段とを備える。
【0019】本発明のCADライブラリ自動更新方式
は、常に最新の状態に更新されるマスタライブラリを保
有するライブラリサーバと、該マスタライブラリと同一
になるように更新処理されるユーザライブラリを保有す
るCAD利用マシンとを有するCADライブラリ更新シ
ステムであって、該CAD利用マシンが、時刻記憶手段
が最新のユーザライブラリ自動更新処理の完了時刻を記
憶し、CAD起動時に、比較手段が現在時刻と該最新の
ユーザライブラリ自動更新処理の完了時刻との時間差を
検出し、更新検出手段が該ライブラリサーバが保有する
該マスタライブラリの中から所定の時間内に更新された
ライブラリを探索し、更新状態検出手段が該マスタライ
ブラリにおいて更新された該ライブラリの個数に対応し
て使用するライブラリ自動更新方法を選択する。
【0020】上記本発明のCADライブラリ自動更新方
式は、前記所定の時間を、前記比較手段が検出した前記
現在時刻と前記最新のユーザライブラリ自動更新処理の
完了時刻との時間差に任意の余裕時間を加えた時間とす
ることができる。
【0021】また、上記本発明のCADライブラリ自動
更新方式は、前記ライブラリ自動更新方法を、前記マス
タライブラリのうちの前記所定の時間内に更新されたラ
イブラリを前記ライブラリサーバから前記CAD利用マ
シンに転送する第1の方法と、該マスタライブラリのう
ちの該所定の時間内に更新されたライブラリのうちの実
際に内容が変更されたライブラリのライブラリ情報を該
ライブラリサーバから該CAD利用マシンに転送する第
2の方法とのうちのいずれかの方法とすることができ
る。
【0022】さらに、上記本発明のCADライブラリ自
動更新方式は、前記第1の方法を、前記マスタライブラ
リにおいて更新された前記ライブラリの個数が所定の数
よりも少ないときに選択し、前記第2の方法を、該マス
タライブラリにおいて更新された該ライブラリの個数が
該所定の数と同じかまたは該所定の数よりも多いときに
選択することができる。
【0023】このため、探索して検出されたライブラリ
の個数があらかじめ設定してある数よりも少ないときに
は、探索して検出された更新ライブラリをマスタライブ
ラリからユーザライブラリに転送し、CAD利用マシン
のユーザライブラリを自動更新することができ、ライブ
ラリサーバが保有するマスタライブラリのライブラリ情
報とCAD利用マシンが保有するユーザライブラリのラ
イブラリ情報とを比較してマスタライブラリの更新内容
を探索する必要がない。
【0024】また、探索して検出されたライブラリの個
数があらかじめ設定してある数以上のときには、ライブ
ラリサーバが保有するマスタライブラリのライブラリ情
報とCAD利用マシンが保有するユーザライブラリのラ
イブラリ情報とを比較して、マスタライブラリのうちの
実際に内容が変更されたライブラリ情報のみをライブラ
リサーバからCAD利用マシンに転送して、CAD利用
マシンのユーザライブラリを自動更新することができ、
実際には変更されていないライブラリを更新することな
く、変更されたライブラリ情報のみを転送して、ユーザ
ライブラリを更新することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
るCADライブラリ自動更新方式が適用されるシステム
の構成を示すブロック図である。図1を用いて、ライブ
ラリサーバ1およびCAD利用マシン16の構成を説明
する。
【0027】ライブラリサーバ1は、常に最新の状態に
更新されるマスタライブラリ2と現在時刻を示すタイマ
3とを有する構成となっている。
【0028】CAD利用マシン16は、ライブラリ情報
作成手段4,6と、追加削除検出手段5と、CAD起動
手段7と、CAD8と、完了検出手段9と、ユーザライ
ブラリ10と、転送手段11と、更新検出手段12と、
更新状態検出手段13と、比較手段14と、時刻記憶手
段15と、変更検出手段17とを有する構成となってい
る。
【0029】CAD起動手段7は、CAD8を起動す
る。ライブラリ情報作成手段4は、ライブラリサーバ1
が保有するマスタライブラリ2のライブラリ情報を作成
する。ライブラリ情報作成手段6は、CAD利用マシン
16が保有するユーザライブラリ10のライブラリ情報
を作成する。これらのライブラリ情報には、ライブラリ
作成日、版数等が含まれる。
【0030】追加削除検出手段5は、マスタライブラリ
2のライブラリ情報のうちの全ライブラリリストおよび
ユーザライブラリ10のライブラリ情報のうちの全ライ
ブラリリストに基づいて、マスタライブラリ2に追加さ
れたライブラリおよびマスタライブラリ2から削除され
たライブラリを検出し、ユーザライブラリ10への該当
するライブラリの追加またはユーザライブラリ10から
の該当するライブラリの削除を行う。ここで、ライブラ
リリストとは、ライブラリ情報作成手段4,6が作成す
るライブラリ情報のうちの一部分をいい、例えば、ライ
ブラリ名のみを抽出したものをいう。
【0031】完了検出手段9は、ライブラリ削除処理の
正常終了を検出し、時刻記憶手段15に正常終了時刻を
記憶させる。この記憶させた時刻が、最新のユーザライ
ブラリ自動更新処理の完了時刻(以下、ユーザライブラ
リ自動更新時刻と記述する)となる。
【0032】時刻記憶手段15は、最新のユーザライブ
ラリ自動更新時刻を記憶する。比較手段14は、その記
憶時刻とタイマ3が示す現在時刻との時間差を検出す
る。更新検出手段12は、比較手段14において検出さ
れた時間差に任意の余裕時間を加えた所定の時間以内に
更新されたライブラリを、ライブラリサーバ1が保有す
るマスタライブラリ2から探索する。
【0033】更新状態検出手段13は、探索して検出さ
れたライブラリ数が所定の数以上である場合には、転送
手段11を制御して、検出されたライブラリのライブラ
リ情報のうちの実際に変更されたライブラリ情報をライ
ブラリサーバ1からCAD利用マシン16に転送する。
また、探索して検出されたライブラリ数が所定の数より
も少ない場合には、転送手段11を制御して、検出され
たライブラリをライブラリサーバ1からCAD利用マシ
ン16に転送する。
【0034】また、完了検出手段9は、ライブラリ転送
の正常終了を検出し、時刻記憶手段15に正常終了時刻
を記憶させる。
【0035】図2は、本発明の第1の実施の形態におけ
る動作を示すフローチャートである。図1および図2を
参照して、本発明の動作について説明する。
【0036】CAD起動手段7は、CAD8を制御して
CAD起動するとともに、比較手段14の時刻比較を制
御する(S1)。
【0037】比較手段14は、時刻記憶手段15が最新
のCAD利用マシン16のユーザライブラリ自動更新時
刻を記憶しているか否かを調査する(S2)。
【0038】時刻記憶手段15がユーザライブラリ自動
更新時刻を記憶している場合には、比較手段14は時刻
記憶手段15から最新のユーザライブラリ自動更新時刻
t1を得る(S3)。また、比較手段14は、ライブラ
リサーバ1が保有するタイマ3から現在時刻t2を得る
(S4)。さらに、比較手段14は、タイマ3の時刻t
2と時刻記憶手段15の時刻t1との時間差T(T=t
2−t1)を得て更新検出手段12に時間差Tの情報を
供給する(S5)。
【0039】更新検出手段12は、ライブラリサーバ1
が保有するマスタライブラリ2を検索して、所定の時間
(時間差T+任意の余裕時間)以内に変更したライブラ
リを探索する(S6)。
【0040】更新検出手段12は、探索したライブラリ
の個数Nを更新状態検出手段13に伝達する。更新状態
検出手段13は、あらかじめ設定してある値N1とNと
を比較する(S7)。
【0041】S7においてN<N1となった場合には、
転送手段11の転送方法を以下に示すS8〜S10のよ
うに制御する。
【0042】更新状態検出手段13によって制御された
転送手段11は、マスタライブラリ2の中で(時間差T
+任意の余裕時間)以内に更新されたことが更新検出手
段12によって検出されたライブラリを、CAD利用マ
シン16が保有するユーザライブラリ10に転送する。
転送が完了すると、転送手段11は完了情報を完了検出
手段9に供給する(S8)。
【0043】また、更新状態検出手段13は、ライブラ
リ情報作成手段4,6のライブラリ情報作成を制御す
る。更新状態検出手段13によって制御されるライブラ
リ情報作成手段6は、CAD利用マシン16が保有する
ユーザライブラリ10の全ライブラリリストを作成する
(S9)。ライブラリ情報作成手段4は、ライブラリサ
ーバ1が保有するマスタライブラリ2の全ライブラリリ
ストを作成する(S10)。
【0044】S7においてN≧N1となった場合には、
転送手段11の転送方法を、以下に示すS17〜S19
のように制御する。
【0045】更新状態検出手段13は、更新検出手段1
2が検出したライブラリ数Nがあらかじめ設定してある
値N1よりも大きい場合には、ライブラリ情報作成手段
4,6を次のように制御する。
【0046】ライブラリ情報作成手段6は、CAD利用
マシン16が保有するユーザライブラリ10の全ライブ
ラリ情報を作成する(S17)。ライブラリ情報作成手
段4は、ライブラリサーバ1が保有するマスタライブラ
リ2の全ライブラリ情報を作成する(S18)。これら
のライブラリ情報には、ライブラリ作成日、版数等が含
まれる。
【0047】変更検出手段17は、ライブラリ情報作成
手段4,6が作成したそれぞれのライブラリ情報を受信
する。そして、ライブラリ情報作成手段4が作成したラ
イブラリ情報とライブラリ情報作成手段6が作成したラ
イブラリ情報とを比較して、異なる部分、すなわちマス
タライブラリ2において変更されたライブラリ情報を抽
出する。これによって、更新を行うユーザライブラリ1
0のライブラリ情報を抽出することができるので、転送
手段11に抽出したライブラリ情報を供給する。転送手
段11は、変更検出手段17から供給された更新すべき
ライブラリ情報に基づいて、マスタライブラリ2からユ
ーザライブラリ10に変更ライブラリを転送する(S1
9)。ここで、変更ライブラリとは、検出されたマスタ
ライブラリ2の更新ライブラリのうちの、実際にライブ
ラリ情報が変更されたライブラリをいう。
【0048】更新ライブラリの転送処理(S8〜S1
0)または変更ライブラリの転送処理(S17〜S1
9)が終了すると、追加削除検出手段5は、ライブラリ
情報作成手段4およびライブラリ情報作成手段6のそれ
ぞれのライブラリ情報のうちのライブラリ名のみを備え
る全ライブラリリストを比較する。これによって、マス
タライブラリ2には存在するがユーザライブラリ10に
は存在しないライブラリ(追加ライブラリ)およびマス
タライブラリ2に存在しないがユーザライブラリ10に
存在するライブラリ(削除ライブラリ)を探索する(S
11)。探索後、追加削除検出手段5は、転送手段11
を制御して、追加ライブラリをマスタライブラリ2から
ユーザライブラリ10に転送する。転送手段11は、転
送が完了すると完了検出手段9に完了情報を供給する
(S12)。追加削除検出手段5は、ユーザライブラリ
10の中から削除ライブラリを削除する(S13)。
【0049】S8およびS12にて実行される両方のラ
イブラリ転送が完了したか否かを調査する(S14)。
ライブラリ転送が完了していれば、完了検出手段9は、
時刻記憶手段15を制御して、タイマ3が示す現在時刻
を時刻記憶手段15に格納する(S15)。
【0050】S8における更新ライブラリ転送またはS
12における追加ライブラリ転送にエラーが生じた場合
には、完了検出手段9は、時刻記憶手段15に時刻を記
憶させずに処理を終了する。したがって、時刻記憶手段
15が記憶している時刻は更新されない。
【0051】次に、S2において時刻記憶手段15が最
新のCAD利用マシン16のユーザライブラリ自動更新
時刻を保有していない場合について説明する。
【0052】比較手段14は、時刻記憶手段15がユー
ザライブラリ自動更新時刻を保有していない場合には、
転送手段11に制御信号を供給する。転送手段11は、
比較手段14からの制御信号によってマスタライブラリ
2の全ライブラリをユーザライブラリ10に転送する
(S16)。ライブラリ転送後のS9〜S15の動作
は、上述した通りである。
【0053】図3は、本発明の第2の実施の形態におけ
るCADライブラリ自動更新方式が適用されるシステム
の構成を示すブロック図であり、複数のCAD利用マシ
ンを用いる場合を示している。図3を用いて、ライブラ
リ作成管理マシン22、部門1および部門2の構成を説
明する。
【0054】ライブラリサーバ1およびn個のCAD利
用マシン18〜20は同一のUNIXネットワークに接
続され、部門1に設置される。それらの構成内容は、図
1と同一である。また、ライブラリサーバ1*およびn
個のCAD利用マシン18*〜20*は同一のUNIX
ネットワークに接続され、部門2に設置される。このと
き、部門1のUNIXネットワークと部門2のUNIX
ネットワークとは、異なるUNIXネットワークに接続
されている。
【0055】ライブラリサーバ1のマスタライブラリ2
およびライブラリサーバ1*のマスタライブラリ2*
は、ライブラリ作成管理マシン22によって更新処理が
行われており、ライブラリ21と同一になるように管理
されている。すなわち、マスタライブラリ2とマスタラ
イブラリ2*とは、内容が同一となっている。
【0056】それぞれのCAD利用マシン18〜20,
18*〜20*は、第1の実施の形態において図1を用
いて説明した時刻記憶手段15を個別に備えている。本
発明においては、CAD利用マシンにおいてCADを起
動する度にライブラリサーバ1のマスタライブラリ2と
CAD利用マシンのユーザライブラリ10とが同一にな
るように動作することは図1を用いて説明した通りであ
る。
【0057】また、部門1に設置してあるCAD利用マ
シン18〜20を他の部門に移動させた場合にCAD利
用マシンのホスト名やIPアドレスが変更になっても、
時刻記憶手段15に記憶されている最新のユーザライブ
ラリ自動更新時刻は保持されている。したがって、CA
D利用マシンを他のUNIXネットワークに移動させた
後にCADを起動した場合にも、ユーザライブラリの自
動更新は正常に行われる。
【0058】
【実施例】次に、本発明の実施例について、UNIXマ
シンおよびUNIXネットワークを利用した例を、図1
および図2を参照して説明する。
【0059】S6においては、ライブラリサーバ1が保
有するマスタライブラリ2においてT日以内に変更され
たライブラリは、「rsh (ライブラリサーバ名)
“find (ディレクトリ) −ctime n ‥
‥‥”」コマンドによって高速に得ることができる。
【0060】S17においては、CAD利用マシン16
が保有するユーザライブラリ10のライブラリ情報は、
「find (ディレクトリ) −type f −e
xec/bin/ls −l {} ¥;」コマンドに
よって高速に得ることができる。このコマンド例では、
ライブラリ作成日やライブラリファイル容量が得られる
ので、ライブラリ情報として使用することができる。
【0061】S18においては、ライブラリサーバ1が
保有するマスタライブラリ2のライブラリ情報は、「r
sh (ライブラリサーバ名) “find (ディレ
クトリ) −type f −exec/bin/ls
−l {} ¥;”」コマンドによって高速に得るこ
とができる。
【0062】
【発明の効果】第1の効果は、CADライブラリの自動
更新を高速に行うことができるということである。これ
によって、CAD起動後直ちにCADを利用することが
可能となる。
【0063】その理由は、CAD利用マシンに最新のユ
ーザライブラリ自動更新時刻を記憶させ、CAD起動時
に、最新のユーザライブラリ自動更新時刻と現在時刻と
の間で更新または変更されたライブラリおよび追加され
たライブラリのみをマスタライブラリから転送するから
である。
【0064】第2の効果は、CAD利用マシンを異なる
ネットワークに移動させて利用する場合に、特別な管理
をせずにCADライブラリの自動更新を実行することが
できるということである。これによって、ホスト名変更
やIPアドレス変更を全く考慮せずにCADライブラリ
の自動更新を行うことができる。
【0065】その理由は、ネットワーク毎にライブラリ
サーバを設け、ライブラリサーバのマスタライブラリを
ライブラリ作成管理マシンのライブラリと同一になるよ
うに常時管理して、さらにCAD利用マシンに最新のユ
ーザライブラリ自動更新時刻を記憶させ、CAD起動時
に、CAD利用マシンのユーザライブラリをライブラリ
サーバのライブラリと同一になるように自動更新するか
らである。
【0066】このようにして、ライブラリ数が多く更新
頻度の多いCADライブラリの自動更新を、迅速かつ確
実にまた容易に行うことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるCADライ
ブラリ自動更新方式が適用されるシステムの構成を示す
ブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態における動作を示す
フローチャート
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるCADライ
ブラリ自動更新方式が適用されるシステムの構成を示す
ブロック図
【符号の説明】
1,1* ライブラリサーバ 2,2* マスタライブラリ 3,3* タイマ 4,6 ライブラリ情報作成手段 5 追加削除検出手段 7 CAD起動手段 8 CAD 9 完了検出手段 10 ユーザライブラリ 11 転送手段 12 更新検出手段 13 更新状態検出手段 14 比較手段 15 時刻記憶手段 16,18,18*,19,19*,20,20*
CAD利用マシン 17 変更検出手段 21 ライブラリ 22 ライブラリ作成管理マシン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常に最新の状態に更新されるマスタライ
    ブラリを保有するライブラリサーバと、該マスタライブ
    ラリと同一になるように更新処理されるユーザライブラ
    リを保有するCAD利用マシンとを有するCADライブ
    ラリ更新システムにおいて、 該CAD利用マシンが、 最新のユーザライブラリ自動更新処理の完了時刻を記憶
    する時刻記憶手段と、 現在時刻と該最新のユーザライブラリ自動更新処理の完
    了時刻との時間差を検出する比較手段と、 該ライブラリサーバが保有する該マスタライブラリの中
    から所定の時間内に更新されたライブラリを探索する更
    新検出手段と、 該マスタライブラリにおいて更新された該ライブラリの
    個数に対応して、使用するライブラリ自動更新方法を選
    択する更新状態検出手段とを備えることを特徴とする、
    CADライブラリ自動更新方式。
  2. 【請求項2】 常に最新の状態に更新されるマスタライ
    ブラリを保有するライブラリサーバと、該マスタライブ
    ラリと同一になるように更新処理されるユーザライブラ
    リを保有するCAD利用マシンとを有するCADライブ
    ラリ更新システムにおいて、 該CAD利用マシンが、 時刻記憶手段が最新のユーザライブラリ自動更新処理の
    完了時刻を記憶し、CAD起動時に、比較手段が現在時
    刻と該最新のユーザライブラリ自動更新処理の完了時刻
    との時間差を検出し、更新検出手段が該ライブラリサー
    バが保有する該マスタライブラリの中から所定の時間内
    に更新されたライブラリを探索し、更新状態検出手段が
    該マスタライブラリにおいて更新された該ライブラリの
    個数に対応して使用するライブラリ自動更新方法を選択
    することを特徴とする、CADライブラリ自動更新方
    式。
  3. 【請求項3】 前記所定の時間が、前記比較手段が検出
    した前記現在時刻と前記最新のユーザライブラリ自動更
    新処理の完了時刻との時間差に任意の余裕時間を加えた
    時間である、請求項1または2に記載のCADライブラ
    リ自動更新方式。
  4. 【請求項4】 前記ライブラリ自動更新方法が、前記マ
    スタライブラリのうちの前記所定の時間内に更新された
    ライブラリを前記ライブラリサーバから前記CAD利用
    マシンに転送する第1の方法と、該マスタライブラリの
    うちの該所定の時間内に更新されたライブラリのうちの
    実際に内容が変更されたライブラリのライブラリ情報を
    該ライブラリサーバから該CAD利用マシンに転送する
    第2の方法とのうちのいずれかの方法である、請求項1
    ないし3のいずれか1項に記載のCADライブラリ自動
    更新方式。
  5. 【請求項5】 前記第1の方法が、前記マスタライブラ
    リにおいて更新された前記ライブラリの個数が所定の数
    よりも少ないときに選択され、 前記第2の方法が、該マスタライブラリにおいて更新さ
    れた該ライブラリの個数が該所定の数と同じかまたは該
    所定の数よりも多いときに選択される、請求項4に記載
    のCADライブラリ自動更新方式。
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