JP3782948B2 - サーバ・システム及びサーバ・システムの制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般にデータ処理システムに関し、より具体的には、マウントおよび位置スラッシングを回避するために記憶されたファイルの選択およびアクセスを最適化するための記憶管理サーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
データ処理システムは通常、多量のデータ記憶を要する。顧客データ、すなわちデータ処理システム内でユーザによって生成されるデータが、このデータ記憶の多大な部分を占有する。効果的なデータ処理システムはまた、このユーザ・データのバックアップ・コピーを提供して、そのようなデータの損失を防ぐ。多くの企業は、自らのデータ処理システムにおけるデータの損失を、破局的であり、業務の成功にひどく影響するものと見なしている。
【0003】
記憶管理サーバは、顧客データを保護するための有効な手段を提供する。一般に、クライアント−サーバ構造は、1台のサーバに接続されたいくつかのクライアントを含む。エンド・ユーザがクライアント・ファイルを作成し、それらのファイルをサーバに転送する。サーバはクライアント・ファイルを受け、それを付属の記憶装置に記憶する。サーバは、記憶管理システムとして使用されるとき、これらのクライアント・ファイルのバックアップ、保管および移行を管理する。サーバは、クライアント・ファイルを付属の記憶装置に記憶することにより、クライアント・ファイルの第一のコピー、すなわち一次コピーを作成する。サーバは逆に、全体的な記憶階層に含めるためのクライアント・ファイルのさらなるバックアップ・コピーを作成して、記憶管理システムのデータ可使性およびデータ回復機能を改善することができる。クライアントは、小さなパーソナル・コンピュータ・システムから、いくつかのデータ記憶装置に接続されたホスト・プロセッサを有する巨大なデータ処理システムまで異なる。サーバも同様に、小さなパーソナル・コンピュータから巨大なホスト・プロセッサにまで及ぶ。
【0004】
進んだ記憶管理サーバ、たとえばTivoli記憶マネージャ(以前はADSMと知られる)は、付属の記憶ボリューム内でコピーされたクライアント・ファイルに関する参照情報を維持する。サーバは、データベースを使用して、最初のクライアント・ファイルに関する目録情報およびサーバ内に記憶されたクライアント・ファイルのコピーに関する記憶ボリューム場所情報を維持する。目録情報は通常、クライアント・システム識別子、クライアント・システム・ディレクトリ、クライアント・ファイル名およびファイルの他の属性を含む。場所情報は通常、記憶装置属性の中でもとりわけ、記憶ボリューム識別子および記憶ボリューム内の位置からなる。加えて、サーバ・データベースは、サーバが、付属の記憶ボリューム内に記憶されたクライアント・ファイルごとに一意の識別子を割り当てることを可能にする。このようにして、サーバは、サーバ記憶コンポーネントの中で個々のファイルを追跡することができる。
【0005】
したがって、サーバ・データベースは、いくつかの利点を記憶管理サーバに導入する。サーバは、異なる記憶ボリュームに書き込まれた個々のクライアント・ファイルの複数のコピーを追跡することができる。サーバは、クライアント・ファイルの二次コピーを追跡することにより、クライアント・システムにとってのデータ可使性を改善する。たとえば、ある特定のクライアント・ファイルの一次コピーが、破壊されたボリュームまたは損傷した媒体に記憶されているためにアクセス不可能であるならば、サーバは、異なる記憶ボリューム上にあるさらなるコピーにアクセスし、そのさらなるコピーを要求側のクライアント・システムに転送することができる。さらには、サーバは続いて、クライアント・ファイルの利用不可能な一次コピーを二次コピーから復元することができる。サーバは、前記データ復元を達成するために、サーバ・データベースによって提供される目録および記憶ボリューム場所情報を必要とする。
【0006】
ファイル記憶マネージャを含む、記憶管理サーバを使用するデータ処理システムは、種々のクライアント・ノードからバックアップまたは記録されているファイルを記憶する。サーバは、種々の媒体タイプ(たとえば磁気ディスク、テープ、光ディスク)からなる記憶階層にクライアント・データ・ファイルを記憶し、データベースを使用して、記憶されたクライアント・ファイルごとの属性および記憶場所を追跡する。
【0007】
記憶管理サーバのもう一つの機能は、特定の規準を満たすファイルを選択し、そのファイルを別の場所に転送する機能である。別の場所へのデータの転送が必要であるか、望ましい状況が数多くある。たとえば、ある特定のクライアント・ノードのサーバ上に記憶されたファイルの最新セットを表すバックアップ・セットを作成することが望まれるかもしれない。バックアップ・セットは、ネットワークの使用を要せずにファイルを直接クライアント・ノードに再記憶したり、それらのファイルを別のサーバに転送したりするために使用することができる。当業者は、バックアップ・セットの作成は一例にすぎず、他の用途が一つの場所から別の場所へのデータのコピーまたは転送に十分に適することを認識するであろう。一般に、本明細書は、コピーされるファイルを、コピー・セットに属するものとして参照する。
【0008】
このコピー処理では、ソース・サーバ上のデータは、種々のタイプの媒体またはボリュームに記憶することができる。たとえば、記憶媒体は、移動型であったり固定型であったり、順次アクセス可能であったりランダムアクセス可能であったりする。通常、記憶管理サーバは、異なるボリュームタイプからのファイルを処理することができる。たとえば、アクセスされ、ランダムにサーチされるたびにマウントされる必要のないランダムアクセス固定型ボリューム、ボリュームの始まりでマウントされ、順に処理される順次アクセス・ボリューム、たとえばテープならびにサーチごとにマウントされるが、ひとたびマウントされるとランダムに処理されるランダムアクセス移動型ボリューム、たとえば光ディスクからのデータを処理することができる。
【0009】
説明は、例示的な意味で、ランダムアクセス媒体および順次アクセス媒体を含む記憶ボリュームに関して続ける。ランダムアクセス媒体とは、固定型であり、ランダムにアクセスされる媒体を含むものと考慮する。順次アクセス媒体とは、ランダムにアクセスされようと順にアクセスされようと、すべての移動型媒体を含むものと考慮する。
【0010】
ランダムアクセス媒体、たとえば磁気ディスク上の情報は通常、比較的効率的に転送することができる。しかし、順次アクセス媒体からのデータの転送は、求められるボリュームがマウントされる間の遅延を課すことがある。そのうえ、記憶ボリューム上の正しい場所に媒体を配置するためにさらなる遅延が要求されるかもしれない。
【0011】
したがって、コピー・セットを生成する、または何らかのコピー処理を実行する際の大きな課題の一つは、順次アクセス媒体、たとえば磁気テープから多数のファイルを効率的にコピーする方法を見いだすことである。効率的なコピーは、入力ボリュームの最小限のマウントおよび配置をもって実施されるべきである。したがって、記憶されたファイルの最適化された選択およびアクセスは、ボリューム内のマウントされたボリュームまたは位置の間での過剰な前後動によって起こるマウントおよび位置スラッシングを回避するべきである。
【0012】
前記のような特定のタイプの媒体が遭遇する問題に加えて、コピー処理の機能性に固有である効率の問題からさらなる課題が生じる。この問題は、コピー処理におけるデータの完全に異なる二つのビュー、すなわち目録ビューおよび記憶ビューの利用から生じる。
【0013】
ファイルは通常、コピー・セットへの包含に関し、エンド・ユーザにとって重要である、データの目録ビュー属性に基づいて選択される。そのような属性は、クライアント・ノード、ファイル空間およびファイル名情報ならびにコピーの新しさを含む。本明細書で使用する「ファイル空間」とは、ファイルの群を含むことができるクライアント記憶装置中の論理的空間をいう。たとえば、ファイル空間は、論理的区割りもしくはディレクトリおよびそのサブディレクトリであってもよい。
【0014】
他方、効率は、ファイルを、サーバの記憶階層内のそれらのファイルの場所に依存する最適な順序で転送することを要する。この情報は、データの記憶ビュー属性の一部であり、前記種々のタイプの記憶媒体に直接関連する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
両方のビューを使用する際の効率の問題に対する従来の解決方法は、通常、目録ビューを使用して評価されるフィルタ規準に基づいてファイルのリストを作成することを含む。そして、リスト中のファイルをそれらの記憶場所によって分類し、分類した順序で転送すると、それが記憶ビューを表す。しかし、この手法は、ファイルのリストを作成し、分類するために多大な初期オーバヘッドを要し、それがファイルの転送を遅延させる。
【0016】
したがって、当該技術には、ファイルの目録ビューおよび記憶ビューの両方を考慮することにより、ファイルの分類リストを生成することなく、コピー・セットを最適な方法で生成することができる手段を提供する必要性がある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記従来技術の課題を解決し、本明細書を読み、理解することによって明らかになるであろう他の制限を解消するため、本発明は、記憶ボリュームのマウントおよび配置を最小限にするようなやり方でコピー・セットを生成するためのコンピュータ具現化技術のための方法、装置および製品を開示する。
【0018】
本発明にしたがって、方法は、コピー・セットに含められるファイルの選択基準を指定するコピー・セット生成要求を受け、選択基準を満たすマッチするファイルを識別し、マッチするファイルをその記憶ボリューム上で見つけ、ファイルを、要求中のファイル順序を無視し、ただし、記憶ボリューム上でのマッチするファイルの互いの近接性を考慮しながら、コピー・セットにコピーする。この方法は、各マッチするファイルが、複製されることなくコピー・セットに含まれることを保証し、また、ファイルが、記憶ボリュームのマウントおよび配置に要する最小限の遅延でコピーされることを保証する。
【0019】
記憶ボリュームは、好ましくは、順次アクセス・ボリュームおよびランダムアクセス・ボリュームを含み、記憶されるファイルは、一次コピーを順次アクセス・ボリュームまたはランダムアクセス・ボリューム上に有し、二次コピーを順次アクセス・ボリューム上に有することができる。コピーは、以下の順序で試行することが好ましい。
【0020】
1.指定のファイルを標的媒体にコピーする要求を出す。
2.指定されたファイルがランダムアクセス媒体上にあるならば、それはただちにコピーされ、この要求されたファイルにさらなる処理は要しない。この時点で、方法は次の要求を取得する。
3.前記とは異なり、ファイルが順次アクセス媒体でしか利用できないならば、ボリュームがマウントされる。
4.ひとたびボリュームがマウントされると、方法は、サーバ・データベースに記憶された情報を使用して、そのボリューム上にあるすべてのファイルを評価して、どのファイルが転送に適当であるのか、およびボリューム上のそれらの位置を決定する。この決定は、ボリューム内の配置を最小限にするため、位置感知的(位置的に最適な)方法で実行される。
5.各適当なファイルが位置的に最適な順序でコピーされる。
6.ボリューム上のファイルを処理する間、媒体の欠陥またはハードウェア障害のためにファイルにアクセスすることができないことが判明し、さらに、そのファイルが二次ボリューム上にもあるならば、遅延処理のために二次ボリュームがリストに加えられる。
7.ボリューム上の最後のファイルが別の順次アクセス・ボリュームにまたがるならば、第一のボリュームが取り外され、またがる先の、すなわち、第二のボリュームがマウントされる。第二のボリュームをマウントしたのち、方法は、前記ステップ(4)から処理を続ける。
8.ひとたびすべての適当なファイルがボリュームから転送されると、このボリューム上の最後のファイルが別のボリュームにまたがらないならば、方法は次の要求を取得する。
9.ひとたび方法がすべての適当なファイルをその一次場所から転送しようとしたならば、すべての適当なファイルを位置的に最適な方法で各二次ボリュームから転送することにより、目立った遅延二次ボリュームを処理し始める。二次ボリュームからの遅延コピーは、一次コピーに対して規定した同じステップによって取り扱われ、同様な優先ベースの順序で発生する。
【0021】
装置実施態様は、それに接続されたデータ記憶ボリュームを有するコンピュータと、記憶ボリュームのマウントおよび配置を最小限にするようなやり方でコピー・セットを生成する前記方法を実行するための、コンピュータによって実行される一つ以上のコンピュータ・プログラムとを含む。
【0022】
製品実施態様は、コンピュータによって読むことができ、記憶ボリュームのマウントおよび配置を最小限にするようなやり方でコピー・セットを生成する前記方法を実行するためにコンピュータによって実行可能である一つ以上の命令を具現化するコンピュータ・プログラム・キャリヤを含む。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、好ましい実施態様の説明では、本明細書の一部を構成し、本発明を実施することができる具体的な実施態様の一例として示される添付図面を参照する。本発明の範囲を逸することなく構造的変更を加えることできるため、他の実施態様を利用してもよいことが理解されよう。
【0024】
本発明は、ファイルの目録ビューおよび記憶ビューを考慮することにより、最適な方法でコピー・セットを生成することができる手段を提供する。図1および2を具体的に参照すると、異なる図面を通じて同じ符号が同様な機能および構造要素を示す。本発明は、記憶管理サーバを使用して付属の記憶ボリューム内のクライアント・ファイルの一つ以上のコピーを管理する、図1のデータ処理システムに具現化されたものとして説明する。図1では、サーバ・システム20に結合された複数のクライアント・システム15を有するデータ処理システム10が示されている。サーバ・システム20は、サーバ・データベース60に結合された記憶マネージャ30を含む。記憶マネージャ30はさらに、複数の記憶ボリューム40に結合されている。記憶ボリュームは、種々のタイプの記憶媒体、たとえば磁気ディスク、光ディスクまたは磁気テープからなることができる。
【0025】
各クライアント・システム15は、対応するクライアント・システム内に記憶された元のユーザ・データ・ファイルまたはクライアント・ファイルを生成する。クライアント・システム15は、クライアント・ファイルをサーバ・システム20に転送する。クライアント・ファイルをサーバ20に転送することは、本質的に、これらの元のクライアント・ファイルのためのコピー機構をサーバ20内に提供する。記憶マネージャ30は、クライアント・ファイルを付属の記憶ボリューム40に送る。サーバ20は、クライアント・ファイルの第一のコピー、すなわち一次コピーを一次記憶ボリューム40上に記憶し、また、クライアント・ファイルのさらなるコピーを二次記憶ボリューム40上に生成することができる。記憶マネージャ30は、クライアント・ファイルに関する目録情報およびクライアント・ファイルのコピーに関連する参照場所情報をサーバ・データベース60内に維持する。
【0026】
サーバ・データベース60は、サーバ20がサーバ記憶コンポーネント40内の個々のファイルを管理することを許す。サーバ・データベース60は、記憶管理サーバ20に利点を導入する。記憶マネージャ30は、異なる記憶ボリューム40に書き込まれた個々のクライアント・ファイルの複数のコピーを追跡することができる。クライアント・ファイルの一次コピーが利用不可能であるならば、記憶マネージャ30は、サーバ・データベース60中の参照場所情報を使用して、異なる記憶ボリューム40からの二次コピー(それが利用可能であるならば)にアクセスすることができる。そのうえ、記憶マネージャ30は、バックアップ・コピーからクライアント・ファイルの一次コピーを回復することができる。加えて、サーバ・データベース60は、記憶マネージャ30が増分コピー処理をクライアント・システム15からサーバ20に同調させることを許す。サーバ・データベース60は、直前の増分コピー処理が完了して以来、どのクライアント・ファイルがサーバ記憶40に加えられたかを指定する。サーバ・データベース60なしでは、記憶マネージャ30は、クライアント・データの全バックアップに頼らざるを得ない。
【0027】
図2は、サーバ・データベース60の三つの部分、ファイル目録リスト80、サーバ記憶参照リスト90および記憶ボリューム内容リスト140を示す図である。これらのリストはテーブルであることが好ましく、また、リンクされたリストのようなリストであってもよい。前記のように、サーバ・データベース60は、サーバ20を介して個々のファイル・コピーを追跡する。本発明の実施態様を使用するシステムは、ファイルのユーザ属性を表す目録ビューおよび記憶場所を表す記憶ビューを含むことができる。
【0028】
目録ビューは、図2に示すファイル目録リスト80を使用して、コピー・セットに含められるファイルの指定規準に適合するファイルを識別する。目録リスト・エントリ100は、クライアント・ファイルに関する目録情報を提供し、規準を満たすことがわかった各ファイルの識別を容易にする。考慮されて規準と比較される各ファイルは、ビットファイル識別子(bfid)110と指定される別個の識別子を有する。クライアントが同じファイルの複数のバージョンをサーバに送るならば、これらのバージョンそれぞれが、別個のbfid110を割り当てられる。考慮され、規準に適合することがわかった各ファイルは、そのbfid110によって識別される。
【0029】
目録ビュー・エントリ100は、目録情報の一部を示すように拡張される。サーバ目録エントリ100は通常、クライアント・ファイルに関する目録情報を提供する。図2では、第一のフィールドは、どのクライアント・システム15が指定されたクライアント・ファイルを所有するのかを識別するユーザ名102を含む。第二のフィールド104は、クライアント・ファイルの状態インジケータ104を維持する。第三のフィールド106は、クライアント・ファイルが生じたクライアント・システム15内のディレクトリ名106を提供する。第四のフィールド108は、クライアント・ファイルのファイル名108を含む。最後に、第五のフィールド110は、一意のファイル識別子bfid110を含む。特定の規準に適合するファイルが決定され、そのbfidが識別されたのち、記憶媒体上でファイルをサーチすることができる。
【0030】
記憶ビューは、種々のエントリ120を含む記憶参照リスト90およびエントリ150を含む記憶ボリューム内容リスト140を利用する。各記憶参照リスト・エントリ120は通常、クライアント・ファイルの特定のコピーに関する参照場所情報を提供する。サーバ記憶20は、記憶プールと呼ばれる、記憶ボリューム40のセットに編成することができる。各セット、すなわちプールは、同じタイプの媒体のみを含む点で、媒体タイプに関して同種である。ファイルは、記憶プール、記憶プール内の記憶ボリュームおよび記憶ボリューム内の位置を指定することにより、サーバ記憶40内で見つけることができる。エントリ120中の情報は、特定のbfidに対応するファイルをできるだけ効率的に見つけるように配列することができる。したがって、エントリ120は、記憶プール識別子112、bfid110、記憶ボリューム識別子114および記憶ボリューム中の位置116をその順序で含む情報を含むことができる。これは、ファイルのサーチをまず媒体タイプにしたがってプール112に向け、次にbfidに向ける点で、理にかなった情報の順序づけ例である。bfid110は、ファイル識別を提供することに加えて、目録80内の情報を参照リスト90内の参照場所情報にマッピングする目的をも果たす。さらに、ファイルがサーバ上の複数のボリュームにまたがるならば、ファイルが記憶されているボリュームごとに別々の参照リスト・エントリ120が使用される。
【0031】
本発明の例示的実施態様に関して続けると、ひとたび要求されたファイルを含むことが知られるボリュームがマウントされたならば、ファイルのサーチは、記憶ボリューム内容リスト140によって指図される。このリストでエントリ150に記憶されている情報は、ボリューム内の場所によって順序づけられて、ボリューム上に記憶されたすべての要求されたファイルを、それらが要求される順序にかかわらず、それらが出現する順序でコピーすることができるようになっている。その場合、エントリ150中の情報の妥当な順序づけは、ボリューム114、位置116およびbfid110の順序を含むであろう。情報のこの順序づけは、マウントされたボリューム上のすべての要求されたファイルの効率的なコピーを容易にし、ひとたび本発明の方法が順次アクセス・ボリュームまたは移動型ボリュームを処理し始めると、そのボリューム上のすべてのファイルが最適な順序で転送されることを保証する。したがって、本発明は、目録中のすべての要求されたファイルの取得の間、ボリュームのマウントおよび配置を最小限にする。
【0032】
図2のレイアウトおよびその対応する説明によって支持されるように、本発明は、ファイルの目録ビューおよび記憶ビューを考慮することによってコピー・セットを最適な方法で生成することができる技術を提供する。最終的な結果として、ファイルは、目録ビューのフィルタ規準に基づいて選択されるが、ボリュームの過剰なマウントまたは配置なしで、記憶ビューにしたがって転送される。本発明の一つの利点は、媒体の欠陥または他の障害のために二次的な場所からファイルにアクセスしなければならない場合でも効率が達成されることである。この手法のもう一つの利点は、ファイル転送が、はじめにファイルをその記憶場所に応じて分類するオーバヘッドなしで、ほとんどただちに始まることである。
【0033】
本発明では、目録コンポーネントが、指定されたフィルタ規準を満たすマッチするファイルを識別し、マッチする各ファイルが複製されることなくコピー・セットに含まれることを保証する。マッチするファイルごとに、目録コンポーネントは、記憶ボリュームのマウントおよび配置を最小限にするような方法で、記憶階層中でファイルを見つけ、そのファイルをコピー・セットにコピーする記憶コンポーネントを呼び出す。
【0034】
効率は、本発明の主要な特徴によって支持され、それにしたがって、記憶コンポーネントは、ファイルを必ずしも要求された順序でコピーすることはない。それどころか、記憶コンポーネントは、未来の要求を予測し、ファイル転送の要求を受ける前でも、ファイルを、記憶階層中の他のファイルへのその近接さに基づいて転送することができる。あるいはまた、記憶コンポーネントは、ファイルをコピーする要求を受けても、ファイルをその一次場所から検索することが不可能であるならば、処理を遅延させることができる。方法は、すべてのファイルをその一次場所から転送することを試行したのち、遅延された二次ボリュームを処理し始める。記憶ボリューム選択および記憶装置内のファイル位置に基づくこの最適化は、ファイルを現在マウントされている一次ボリュームから転送することができないとき、二次ボリュームをマウントすることを回避させる。方法はまた、ファイルをその一次場所から転送することが可能であるならば、ファイルがそのように転送されることを保証する。
【0035】
目録コンポーネントと記憶コンポーネントとは、マッチする各ファイルがコピー・セットにコピーされ、ファイル転送が、記憶ボリュームのマウントおよび配置に関して最適な方法で実行されることを保証するような方法で相互作用する。
【0036】
目録コンポーネント
本発明の例示的な実施態様によると、目録コンポーネント流れ図が図3、4および5に提示されている。コピー・セットは通常、コピー・セット中のファイルの選択基準を指定する記憶管理機構からのコマンドによって生成される。図3のステップ201で受けられるこれらの規準は、いくつかの選択属性、たとえばクライアント・ノードの名称、ファイルが属することができるファイル空間、含めるファイルのタイプ(たとえばバックアップまたはアーカイブ)およびファイル名のためのパターンマッチング表現を含む。
【0037】
目録コンポーネントは、ステップ202で示すように、サーバのデータベース中のテーブルまたはリストを使用して、選択属性によって与えられるフィルタ規準を満たすファイルを見つける。コピー・セットが生成されるとき、このコンポーネントはまた、すでにコピー・セットにコピーされている各ファイルのエントリを含む一時的なテーブルまたはリストを構成する。一時的なテーブルは、コピー・セット内で同じファイルを複製することを避けるために使用されるが、また、コピー・セット中のファイルのカタログを構成しやすくすることもできる。
【0038】
目録コンポーネントは、指定されたフィルタ規準を満たす各ファイルをサーチしながら、サーバのデータベース・テーブル、たとえば図2のファイル目録リスト80を走査する。フィルタ規準およびデータベース・テーブルの編成に依存して、これは普通、非常に効率的に実施することができる。ステップ203で見られるように、マッチするファイルに遭遇するたび、目録コンポーネントは、ステップ204にしたがって、その一時的なテーブルをチェックして、ファイルがすでにコピー・セットに含められ、登録されているかどうかを調べる。含められ、登録されていないならば、目録コンポーネントは、ステップ205で記憶コンポーネントを呼び出して、このファイルをコピー・セットに含めることを要求する。マッチするファイルは、目録コンポーネント・ビューと記憶コンポーネント・ビューとで共通である、そのファイルのための一意識別子bfid110を使用して、記憶コンポーネントに対して指定される。ステップ203でマッチするファイルが見つからないならば、ステップ206で記憶コンポーネントを呼び出して、遅延処理を実施する。ステップ202〜205は、フィルタ規準に適合するデータベースからのすべてのファイルについて繰り返される。
【0039】
例示的な実施態様の目録コンポーネントは、記憶コンポーネントから呼び出すことができる二つのコールバック・ルーチンを提供する。第一のコールバック・ルーチンは、記憶ボリューム上で見つかる指定のファイルに関して、そのファイルをコピー・セットに加えるべきかどうかを決定する。ファイルがフィルタ規準を満たし(データベース情報を指定のフィルタ規準に照らしてチェックすることによって決定)、かつ、まだコピー・セットに加えられていない(一時的なテーブル中のファイルを探索することによって決定)場合およびその場合にのみ、肯定的な応答が得られる。図4は、目録コンポーネントがこのコールバック・ルーチンを実行してファイルを転送すべきかどうかをチェックする流れを示す。ステップ301で、まず、ファイルがフィルタ規準を満たすかどうかを決定し、満たすならば、ステップ302で、ファイルがすでに転送済みとして登録されているかどうかをチェックする。
【0040】
第二のコールバック・ルーチンは、記憶コンポーネントが、ファイルをコピー・セットに正常にコピーしたことを目録コンポーネントに知らせる能力を提供する。知らせを受けると、目録コンポーネントは、ファイルを一時的なテーブルに加えてコピー・セット中のファイルの複製を回避する。図5は、目録コンポーネントが、ファイルを転送済みとして登録するコールバック・ルーチンを実行する流れを示す。
【0041】
目録コンポーネントは、すべてのマッチするファイルを識別し、それらをコピー・セットに加えることを要求したのち、記憶コンポーネントを最後に一度呼び出して、図3のステップ206の残りの処理を実行させる。これは、記憶コンポーネントが、二次的場所に記憶されたファイルの処理を他すべての作業が完了するまで遅延させることを可能にする。
【0042】
記憶コンポーネント
記憶コンポーネントは、目録コンポーネントによって呼び出されるエントリ・ポイントを提供して、特定のファイルをコピー・セットに加えることを要求する。記憶コンポーネントは、これらの要求を必ずしもそれらを受ける順序で満たすわけではない。理由は、そうすると非効率的になるからである。その代わり、記憶コンポーネントは、要求されたファイルを、近接して記憶されている他のファイルとともに処理する。
【0043】
本明細書の背景で論じた種々の媒体に関連する問題を見ると、本発明にしたがってデータを転送することができる二つのクラスの媒体を考えることができる。移動型であり順次アクセス型である、言い換えるならばデータ・アクセスおよび転送には非効率的である媒体を含む第一のクラスは、遅延を最小限にし、それによって効率を達成するようなやり方で扱われる。固定型でありランダムアクセス型である媒体を含む第二のクラスは、そのような媒体からのデータ転送は本質的に効率的であるため、別のやり方で扱われる。本発明は、現在知られる、順次アクセス型である媒体からファイルをコピーする際の非効率性に対する解決方法を提供する。
【0044】
本発明の好ましい実施態様にしたがって、記憶コンポーネント流れ図が図6および7に示されている。ステップ501で、ファイルを処理する要求を目録コンポーネントから受ける。ステップ502でルーチンを呼び出して次のファイルを取得する。ファイルが見つからないならば、記憶コンポーネントは戻る。ファイルが見つかるならば、ステップ503で、図4の目録コンポーネント・コールバック・ルーチンを呼び出して、ファイルを転送すべきかどうかの妥当性を立証する。転送すべきでないならば、ステップ502を実施して別のファイルを取得する。ファイルを転送すべきであるならば、ステップ504でそれを転送し、ステップ505で目録コンポーネント・コールバック・ルーチンを呼び出してファイルを登録し、制御をステップ502に戻して次のファイルを取得する。
【0045】
図6のステップ502で、記憶コンポーネントは、ファイルをコピー・セットにコピーする要求ごとに図7のステップを繰り返し実行したのち、戻る。
【0046】
ステップ601で、記憶コンポーネントが以前に順次アクセス・ボリュームからファイルを検索したことがあるかどうかをチェックし、あるならば、ステップ602で、そのボリューム上の次のファイルを選択する。ファイルが別の順次アクセス・ボリュームにまたがるならば、ルーチンが戻り、またがる先のボリュームが、次のルーチン実行時にそのボリューム上で選択すべき次のファイルにとっての現在のボリュームになる。
【0047】
順次アクセス・ボリュームが現在処理されていないならば、ステップ603で、方法が二次ボリュームの遅延処理をすでに実行しているかどうかを試験する。ステップ604で、ファイルをランダムアクセス媒体上でアクセスすることができると判断されるならば、それをただちに選択する。そうではなく、ファイルを一次順次アクセス・ボリューム上でアクセスすることができるならば、そのボリュームを処理に選択し、ステップ605で、そのボリューム上の最初のファイルを選択する。ステップ606にしたがってファイルが損傷しており、二次ボリューム上でしかアクセスできないならば、ステップ607で、そのボリュームを遅延処理のリストに加える。二次ボリュームの遅延処理は、二次ボリュームがただちにマウントされ、ファイルの転送に使用されるならば起こるであろうスラッシングを回避させる。
【0048】
二次ボリュームからの順次コピーのためのステップ608で、目録コンポーネントが、残留(遅延)処理が実行されるよう要求すると、次の遅延二次ボリュームが現在のボリュームになり、ステップ605で、そのボリューム上の最初のファイルを選択する。
【0049】
前記処理を実行したのち、記憶コンポーネントは、新たな要求を求めて目録コンポーネントに戻る。
【0050】
図8は、従来技術のファイル目録リストおよびその対応するボリューム・マウント順序の例を示す図である。この例では、目録ビュー801が、データベースファイルに関する情報を記憶する目録リスト803として示されている。各ファイルは、個々のエントリ805、たとえば図2に示すファイル目録リスト・エントリ100を有している。リスト801は、ファイル属性、たとえばユーザ名およびファイル名に関して順序づけられている。従来技術の方法によると、目録リスト801中のファイル805は、リスト801中で出現する同じ順序で要求され、同じくその順序で見つけられ、記憶媒体からコピーされる。
【0051】
ファイルの一次コピーは、ディスク記憶媒体807またはテープ記憶ボリューム809〜813に記憶される。ファイルの二次コピーは、別個のテープ記憶ボリューム815に記憶される。この例では、目録リスト801中の各ファイル805が要求されると、方法は、可能ならば、ファイルをディスク記憶装置から転送する。ファイルが順次アクセス媒体上にしか記憶されていないならば、その対応するボリュームがマウントされ、位置づけられて、そのファイルをアクセスし、コピーすることができるようになる。したがって、ファイルAにアクセスするには、VOL2(809)をマウントし、続いて配置して、テープの終わりでファイルAを検索する。次にファイルBが要求されると、同じテープVOL2(809)を再び配置して、ファイルBをそのテープの始まりからコピーすることができるようにしなければならない。次に、ファイルCをディスク記憶装置807からコピーする。次にファイルDが要求されると、VOL2(809)を移動させ、VOL3(811)をマウントし、ファイルDの最初の部分をボリューム811の終わりに位置づけ、ボリューム811を移動させ、VOL4(813)をマウントし、ファイルDの後寄り部分をそのボリューム813上に位置づけることを要する。そして、ファイルEは、VOL4(813)を移動させ、VOL3(811)を再びマウントし、VOL3(811)を、破損していることがわかったファイルEの場所に再び配置することを要する。その時点で、二次ボリュームVOL5(815)がファイルEの検索のためにただちにマウントされる。ファイルFは、VOL3(811)を再びマウントし、再び配置することを要し、ファイルGは、VOL3(811)を移動させ、VOL4(813)を再びマウントすることを導く。最後に、ファイルHは、VOL4(813)を移動させ、VOL3(811)を再びマウントし、そのテープの始まりに再び位置づけることによって見つけられる。長いボリューム・マウント順序は、図8の817でリストされている。この図で詳述する例は、従来技術で公知の方法によるデータの要求およびコピーに固有の非効率性の例を示すものである。
【0052】
本発明は、本発明の例示的方法を使用して同じ記憶ボリューム上の同じファイルの検索を最適化することにより、この非効率性を軽減する。図9を参照すると、ファイル目録リスト801は、先の例と同じファイルを同じ順序で含む。ファイルAは、VOL2(809)のマウントを要する。しかし、テープ809の最終に配置する前に、方法は、ファイルBの以前の帰着に留意し、ファイルBの未来の要求に関して目録リスト801に問い合わせる。そのような未来の要求に留意して、ファイルBは、方法によってただちにコピーされたのち、ファイルAがコピーされる。目録リスト中の次のファイルは、最終ステップですでにコピーされたファイルBである。そして、方法はファイルCに移動し、それをディスク記憶装置807からコピーする。ファイルDは、VOL2(809)の移動およびVOL3(811)のマウントを要するが、各ファイルH、FおよびEは、ファイルDの前にボリューム811上で遭遇される。目録リスト801は、これらのファイルの予測される要求に関して再び問い合わせを受ける。これらのファイルは、リスト801における未来のエントリであることがわかり、したがって、破損しているファイルEを除き、ただちにコピーされる。VOL5(815)における結果は、遅延処理のために指定されている。最後にVOL3(811)の終わりに達し、ファイルDの最初の部分をコピーする。ファイルDは別のボリュームに続くため、VOL4(813)は、VOL3(811)の移動およびVOL4(813)のマウントを要する。そして、方法は、現在マウントされ、正しく配置されているVOL4(813)から直接コピーされるファイルGを転送する。目録リストにおける次の三つのエントリ、ファイルE、FおよびGは、先のステップですでに考慮されているため、スキップされる。リスト801中の最後のファイルはファイルHであり、これは、VOL3(811)の始まりからすでにコピーされている。最後に、先に遅延処理に指定したVOL5(815)を、ファイルEの検索のためにマウントしなければならない。この時点で、すべてのファイルが正常にコピーされている。短縮されたマウント順序を図9の901で示す。
【0053】
図8に示す従来技術によって扱われる例は、8回の別々のマウント手順817を要する(ディスク記憶ボリュームからの検索を除く)が、本発明の方法によって扱われる同じ例は、4回の別々のマウント手順901しか要らない。本発明が、コピー・データ・ファイルの取得およびコピーに要するマウントおよび配置を有意に減らすことが明らかに見てとれる。記憶階層法におけるもっとも高価な処理の一つがボリュームのマウントおよび配置であるため、本発明は、有意な時間および費用の削減を直接提供する。
【0054】
本発明の目録および記憶コンポーネントは、本発明では、図1の記憶管理サーバ・システムの一部であるソフトウェア・プログラムとして実現される。これらのソフトウェア・プログラムは、実行可能なコンピュータ命令を記憶するための記憶媒体、たとえば磁気ディスケット、光ディスク・カートリッジもしくは磁気テープ・カートリッジまたは実行可能なコンピュータ命令のデジタル表現を記憶するために使用されるメモリ、たとえば読み取り専用メモリ(ROM)もしくはプログラマブル・メモリ(PROM)に記憶することができる。
【0055】
本発明の好ましい実施態様の前記記載は、例示および説明のために提示したものである。網羅的であったり、本発明を開示したとおりの形態に限定しようとするものではない。前記教示を考慮して多くの変形が可能である。たとえば、本発明は、すべてのファイルの転送に適用してもよく、最新のファイルまたはコピー・セットの生成だけに限定されない。位置的に最適なコピー順序の決定は、媒体上のファイル位置に加えて媒体フォーマットを考慮してもよい。たとえば、曲がりくねったテープ上のファイル場所の考慮は、連続テープの場合とは異なり、テープ・パスの回数を最小限にするために実施されるであろう。もう一つの変形は、移動型媒体の利用とは対照的に、クライアントとサーバとの間のファイル転送にネットワークを使用する発明を含むことができる。また、当業者は、本発明を、ひとたびある集合体の処理が始まったならば、その集合体内のすべてのマッチするファイルが転送されるファイル集合化を含むシステムとで利用してもよいことを理解するであろう。本発明の範囲はこの詳細な説明によって限定されず、請求の範囲によって限定されるものである。
【0056】
まとめとして、本発明の構成に関して以下の事項を開示する。
(1)リストからの情報を使用する記憶ボリュームのマウントおよび配置を最小限にするようなやり方で複数の別々の記憶ボリューム上に記憶されたファイルを転送する方法であって、
コピー・セットに含められる第一のファイルを選択するための選択基準を指定する要求を受けるステップと、
前記選択基準を満たす第一のマッチするファイルを識別するステップと、
前記選択した第一のマッチするファイルを前記記憶ボリュームの少なくとも一つで見つけるステップと、
前記選択した第一のマッチするファイルを有する前記記憶ボリューム上で他のマッチするファイルを識別するステップと、
前記第一のマッチするファイルおよび前記他のマッチするファイルのコピー順序を、前記選択した第一のマッチするファイルを有する前記記憶ボリュームにしたがって、前記マッチするファイルが識別された順序にしたがう選択を優先して決定するステップと、
前記選択した第一のマッチするファイルおよび前記他のマッチするファイルを、前記決定した順序にしたがって前記記憶ボリュームからコピー・セットにコピーするステップと、
を含む方法。
(2)前記決定がさらに、前記選択した第一のマッチするファイルを有する前記記憶ボリューム上のすべての識別されたマッチするファイルの相対的場所にしたがう、上記(1)記載の方法。
(3)ランダムアクセス媒体からの前記第一のマッチするファイルのコピーが、順次アクセス媒体からの前記第一のマッチするファイルのコピーよりも優先する、上記(1)記載の方法。
(4)コピー順序の前記決定が、後続するマッチするファイルの未来の要求を予測することを含む、上記(1)記載の方法。
(5)前記後続するマッチするファイルを、それが要求される前にコピーする、上記(4)記載の方法。
(6)各マッチするファイルが、複製されることなく、前記コピー・セットに含まれることを保証することをさらに含む、上記(1)記載の方法。
(7)前記コピー・セットがバックアップ・セットである、上記(1)記載の方法。
(8)記憶されたファイルが前記記憶ボリュームの一つの上に一次コピーを有し、前記記憶ボリュームが順次アクセス・ボリュームおよびランダムアクセス・ボリュームを含み、移動型ボリュームであっても固定型ボリュームであってもよい、上記(1)記載の方法。
(9)記憶されたファイルが順次アクセス・ボリューム上に二次コピーを有する、上記(8)記載の方法。
(10)前記コピーを以下の順序で試行する、すなわち、
その上に記憶された少なくとも一つのマッチするファイルのコピーのためにマウントされた順次アクセス・ボリューム上に記憶された前記マッチするファイルのすべての一次コピーを、それらのファイルが前記マウントされているボリューム上に記憶されている順序でコピーし、
前記一次コピーからのすべてのコピーが完了するまで前記二次コピーを有する前記順次アクセス・ボリュームからのコピーを遅延させる、上記(9)記載の方法。
(11)第一のボリュームから第二のボリュームにまたがるマッチするファイルを、前記第一のボリュームおよび次に前記第二のボリュームからコピーしたのち、前記第二のボリュームを取り外す前に前記第二のボリューム上のすべてのマッチするファイルをコピーする、上記(10)記載の方法。
(12)接続されたデータ記憶ボリュームを有するコンピュータと、
前記記憶ボリュームのマウントおよび配置を最小限にするようなやり方でコピー・セットを生成するための、前記コンピュータによって実行される一つ以上のコンピュータ・プログラムとを含み、前記生成が、
コピー・セットに含められる第一のファイルを選択するための選択基準を指定する要求を受けるステップと、
前記選択基準を満たす第一のマッチするファイルを識別するステップと、
前記選択した第一のマッチするファイルを前記記憶ボリュームの少なくとも一つで見つけるステップと、
前記選択した第一のマッチするファイルを有する前記記憶ボリューム上で他のマッチするファイルを識別するステップと、
前記第一のマッチするファイルおよび前記他のマッチするファイルのコピー順序を、前記選択した第一のマッチするファイルを有する前記記憶ボリュームにしたがって、前記マッチするファイルが識別された順序にしたがう選択を優先して決定するステップと、
前記選択した第一のマッチするファイルおよび前記他のマッチするファイルを、前記決定した順序にしたがって前記記憶ボリュームからコピー・セットにコピーするステップと、
を含むものである装置。
(13)前記決定がさらに、前記選択した第一のマッチするファイルを有する前記記憶ボリューム上のすべての識別されたマッチするファイルの相対的場所にしたがう、上記(12)載の装置。
(14)ランダムアクセス媒体からの前記第一のマッチするファイルのコピーが、順次アクセス媒体からの前記第一のマッチするファイルのコピーよりも優先する、上記(12)記載の装置。
(15)前記決定が、後続するマッチするファイルの未来の要求を予測することを含む、上記(12)記載の装置。
(16)前記後続するマッチするファイルを、それが要求される前にコピーする、上記(15)記載の装置。
(17)記憶されたファイルが前記記憶ボリュームの一つの上に一次コピーを有し、前記記憶ボリュームが順次アクセス・ボリュームおよびランダムアクセス・ボリュームを含み、移動型ボリュームであっても固定型ボリュームであってもよい、上記(12)記載の装置。
(18)記憶されたファイルが順次アクセス・ボリューム上に二次コピーを有する、上記(17)記載の装置。
(19)前記コピーを以下の順序で試行する、すなわち、
その上に記憶された少なくとも一つのマッチするファイルのコピーのためにマウントされた順次アクセス・ボリューム上に記憶された前記マッチするファイルのすべての一次コピーを、それらのファイルが前記マウントされているボリューム上に記憶されている順序でコピーし、
前記一次コピーからのすべてのコピーが完了するまで前記二次コピーを有する前記順次アクセス・ボリュームからのコピーを遅延させる、上記(18)記載の装置。
(20)コンピュータによって読み取り可能であるコンピュータ・プログラム・キャリヤを含み、記憶ボリュームのマウントおよび配置を最小限にするようなやり方でコピー・セットを生成するための、前記コンピュータによって実行可能である一つ以上の命令を具現化する製品であって、前記生成が、
コピー・セットに含められる第一のファイルを選択するための選択基準を指定する要求を受けるステップと、
前記選択基準を満たす第一のマッチするファイルを識別するステップと、
前記選択した第一のマッチするファイルを前記記憶ボリュームの少なくとも一つで見つけるステップと、
前記選択した第一のマッチするファイルを有する前記記憶ボリューム上で他のマッチするファイルを識別するステップと、
前記第一のマッチするファイルおよび前記他のマッチするファイルのコピー順序を、前記選択した第一のマッチするファイルを有する前記記憶ボリュームにしたがって、前記マッチするファイルが識別された順序にしたがう選択を優先して決定するステップと、
前記選択した第一のマッチするファイルおよび前記他のマッチするファイルを、前記決定した順序にしたがって前記記憶ボリュームからコピー・セットにコピーするステップと、
を含むものである製品。
(21)前記決定がさらに、前記選択した第一のマッチするファイルを有する前記記憶ボリューム上のすべての識別されたマッチするファイルの相対的場所にしたがう、上記(20)記載の製品。
(22)ランダムアクセス媒体からの前記第一のマッチするファイルのコピーが、順次アクセス媒体からの前記第一のマッチするファイルのコピーよりも優先する、上記(20)記載の製品。
(23)前記決定が、後続するマッチするファイルの未来の要求を予測することを含む、上記(20)記載の製品。
(24)前記後続するマッチするファイルを、それが要求される前にコピーする、上記(23)記載の製品。
(25)記憶されたファイルが前記記憶ボリューム上に一次コピーを有し、前記記憶ボリュームが順次アクセス・ボリュームおよびランダムアクセス・ボリュームを含み、移動型ボリュームであっても固定型ボリュームであってもよい、上記(20)記載の製品。
(26)記憶されたファイルが順次アクセス・ボリューム上に二次コピーを有する、上記(25)記載の製品。
(27)前記コピーを以下の順序で試行する、すなわち、
その上に記憶された少なくとも一つのマッチするファイルのコピーのためにマウントされた順次アクセス・ボリューム上に記憶された前記マッチするファイルのすべての一次コピーを、それらのファイルが前記マウントされているボリューム上に記憶されている順序でコピーし、
前記一次コピーからのすべてのコピーが完了するまで前記二次コピーを有する順次アクセス・ボリュームからのコピーを遅延させる、上記(26)記載の製品。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施態様の、記憶管理サーバに結合された複数のクライアント・システムを示すデータ処理システムのブロック図である。
【図2】 本発明の好ましい実施態様の、目録、参照および記憶ボリューム内容リストを示す、図1に含まれるデータベースの一部の図である。
【図3】 本発明の好ましい実施態様の目録コンポーネントの流れ図である。
【図4】 本発明の好ましい実施態様の目録コンポーネント・プロセス3の流れ図である。
【図5】 本発明の好ましい実施態様の目録コンポーネント・プロセス4の流れ図である。
【図6】 本発明の好ましい実施態様の記憶コンポーネントの流れ図である。
【図7】 本発明の好ましい実施態様の記憶コンポーネント・プロセス5の流れ図である。
【図8】 従来技術のボリューム・マウント順序を示す図である。
【図9】 本発明の好ましい実施態様のボリューム・マウント順序を示す図である。
【符号の説明】
10 データ処理システム
15 クライアント・システム
20 サーバ・システム
30 記憶マネージャ
40 記憶ボリューム
60 サーバ・データベース
Claims (8)
- 順次アクセス型の第1及び第2の一次移動型記憶媒体と順次アクセス型の1つの二次移動型記憶媒体を有し、前記第1及び第2の一次移動型記憶媒体と前記二次移動型記憶媒体のうち1つだけが読出又は書込のためにマウントされ配置される記憶ボリュームと、該記憶ボリュームの読取又は書込を制御する手段とを有し、所定の順序で並べられたクライアント・システムからの一連のファイルのうちの複数のファイルが前記第1の一次移動型記憶媒体に前記所定の順序と異なる順序で記憶されており、前記クライアント・システムからの前記一連のファイルのうちの他の複数のファイルが前記第2の一次移動型記憶媒体に前記所定の順序と異なる順序で記憶されており、前記クライアント・システムからの前記一連のファイルの全てが前記所定の順序で前記二次移動型記憶媒体に記憶されている、サーバ・システムの制御方法であって、
(イ)前記クライアント・システムから前記一連のファイルのそれぞれのファイルの識別子を前記所定の順序で受け取るステップと、
(ロ)前記一連のファイルのそれぞれのファイルの識別子を前記所定の順序で記憶した一時的テーブルを作成するステップと、
(ハ)前記記憶ボリュームに前記第1の一次移動型記憶媒体がマウントされ配置されているときに、該第1の一次移動型記憶媒体に記憶されているファイルを順次アクセスし、前記一時的テーブルを参照して該一時的テーブル内のファイル識別子に相当するファイルを見出す毎に、該見出したファイルが転送済みとして登録されているか否かを調べ、転送済みでないならば該見出したファイルを転送すると共に転送済みとして登録することにより、前記見出したファイルを前記所定の順序と異なる順序で転送するステップと、
(ニ)前記記憶ボリュームから前記第1の一次移動型記憶媒体が移動されて前記記憶ボリュームに前記第2の一次移動型記憶媒体がマウントされ配置されているときに、該第2の一次移動型記憶媒体に記憶されているファイルを順次アクセスし、前記一時的テーブルを参照して該一時的テーブル内のファイル識別子に相当するファイルを見出す毎に、該見出したファイルが転送済みとして登録されているか否かを調べ、転送済みでないならば該見出したファイルを転送すると共に転送済みとして登録することにより、前記見出したファイルを前記所定の順序と異なる順序で転送するステップと、
(ホ)前記一次移動型記憶媒体に記憶されており前記一時的テーブル内のファイル識別子に相当するファイルが損傷されていることの検出が前記ステップ(ハ)又はステップ(ニ)でなされた場合に、前記記憶ボリュームから前記第2の一次移動型記憶媒体が移動されて前記記憶ボリュームに前記二次移動型記憶媒体がマウントされ配置されているときに、前記二次移動型記憶媒体に記憶されている前記一連のファイルのうち、前記損傷されたファイルに相当するファイルを転送するステップとを含む、サーバ・システムの制御方法。 - 前記ステップ(ハ)において、前記第1の一次移動型記憶媒体に記憶されているファイルを順次アクセスし、前記一時的テーブルを参照して該一時的テーブル内のファイル識別子に相当するファイルを見出す毎に、該見出したファイルが破損しているか否かを調べ、前記見出したファイルが破損されていれば、前記二次移動型記憶媒体を遅延処理リストに加えることを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
- 前記ステップ(ニ)において、前記第2の一次移動型記憶媒体に記憶されているファイルを順次アクセスし、前記一時的テーブルを参照して該一時的テーブル内のファイル識別子に相当するファイルを見出す毎に、該見出したファイルが破損しているか否かを調べ、前記見出したファイルが破損されていれば、前記二次移動型記憶媒体を遅延処理リストに加えることを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
- 前記一次移動型記憶媒体及び前記二次移動型記憶媒体がテープ記憶媒体であることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の制御方法。
- (a)順次アクセス型の第1及び第2の一次移動型記憶媒体と順次アクセス型の1つの二次移動型記憶媒体を有し、前記第1及び第2の一次移動型記憶媒体と前記二次移動型記憶媒体のうち1つだけが読出又は書込のためにマウントされ配置される記憶ボリュームであって、所定の順序で並べられたクライアント・システムからの一連のファイルのうちの複数のファイルが前記第1の一次移動型記憶媒体に前記所定の順序と異なる順序で記憶されており、前記クライアント・システムからの前記一連のファイルのうちの他の複数のファイルが前記第2の一次移動型記憶媒体に前記所定の順序と異なる順序で記憶されており、前記クライアント・システムからの前記一連のファイルの全てが前記所定の順序で前記二次移動型記憶媒体に記憶されている、前記記憶ボリュームと、
(b)前記クライアント・システムから前記一連のファイルのそれぞれのファイルの識別子を前記一連のファイルの順序で受け取り、前記一連のファイルのそれぞれのファイルの識別子を前記一連のファイルの順序で記憶した一時的テーブルを作成する第1手段と、
(c)(i)前記記憶ボリュームに前記第1の一次移動型記憶媒体がマウントされ配置されているときに、該第1の一次移動型記憶媒体に記憶されているファイルを順次アクセスし、前記一時的テーブルを参照して該一時的テーブル内のファイル識別子に相当するファイルを見出す毎に、該見出したファイルが転送済みとして登録されていないならば該見出したファイルを転送すると共に転送済みとして登録することにより前記見出したファイルを前記所定の順序と異なる順序で転送し、(ii)前記記憶ボリュームから前記第1の一次移動型記憶媒体が移動されて前記記憶ボリュームに前記第2の一次移動型記憶媒体がマウントされ配置されているときに、該第2の一次移動型記憶媒体に記憶されているファイルを順次アクセスし、前記一時的テーブルを参照して該一時的テーブル内のファイル識別子に相当するファイルを見出す毎に、該見出したファイルが転送済みとして登録されていないならば該見出したファイルを転送すると共に転送済みとして登録することにより前記見出したファイルを前記所定の順序と異なる順序で転送し、そして、(iii)前記一次移動型記憶媒体に記憶されており前記一時的テーブル内のファイル識別子に相当するファイルが損傷されていることの検出がなされた場合に、前記記憶ボリュームから前記第2の一次移動型記憶媒体が移動されて前記記憶ボリュームに前記二次移動型記憶媒体がマウントされ配置されているときに、前記二次移動型記憶媒体に記憶されている前記一連のファイルのうち、前記損傷されたファイルに相当するファイルを転送する第2手段とを備える、サーバ・システム。 - 前記第2手段が、前記第1の一次移動型記憶媒体に記憶されているファイルを順次アクセスし、前記一時的テーブルを参照して該一時的テーブル内のファイル識別子に相当するファイルを見出す毎に、該見出したファイルが破損しているか否かを調べ、前記見出したファイルが破損されていれば、前記二次移動型記憶媒体を遅延処理リストに加えることを特徴とする請求項5に記載のサーバ・システム。
- 前記第2手段が、前記第2の一次移動型記憶媒体に記憶されているファイルを順次アクセスし、前記一時的テーブルを参照して該一時的テーブル内のファイル識別子に相当するファイルを見出す毎に、該見出したファイルが破損しているか否かを調べ、前記見出したファイルが破損されていれば、前記二次移動型記憶媒体を遅延処理リストに加えることを特徴とする請求項5に記載のサーバ・システム。
- 前記一次移動型記憶媒体及び前記二次移動型記憶媒体がテープ記憶媒体であることを特徴とする請求項5,請求項6又は請求項7に記載のサーバ・システム。
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