JPH10112096A - テープ状媒体走行装置 - Google Patents

テープ状媒体走行装置

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JPH10112096A
JPH10112096A JP8264306A JP26430696A JPH10112096A JP H10112096 A JPH10112096 A JP H10112096A JP 8264306 A JP8264306 A JP 8264306A JP 26430696 A JP26430696 A JP 26430696A JP H10112096 A JPH10112096 A JP H10112096A
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tape
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Osamu Okauchi
理 岡内
Koji Wakiyama
浩二 脇山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ状媒体の高速走行における、オーバー
シュート及びテープダメージの発生。 【解決手段】 外部からの巻取り指令により速度制御回
路8はモータ1を起動する。そして、巻径検出回路5
は、巻取り側である第1のリール2の巻径Rを検出する
と共に、テープ速度検出回路6はテープ走行速度を検出
する。目標速度算出回路7は、テープ走行速度が目標速
度に到達していない場合は巻径に基づいて、また、テー
プ走行速度が目標テープ速度に到達している場合はテー
プ走行速度が常に目標テープ速度と一致するように、モ
ータ1の目標速度を算出して出力する。速度制御回路8
は、信号発生回路4から発生する周波数信号から検出し
たモータ1の回転速度と目標速度とから、回転指令信号
を出力する。駆動回路9は回転指令信号に基づいて、モ
ータ1を回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、テープ状媒体を用
いているビデオテープレコーダ(以下、VTRとする)
等の磁気記録再生装置に搭載されているテープ状媒体走
行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テープ状媒体走行装置は特開平2
−49256号公報に記載されたものが知られている。
以下、従来のテープ状媒体走行装置について図面を用い
て説明する。図7は従来のテープ状媒体走行装置の構成
を示すブロック図である。図7において、71はキャプ
スタンモータ、72は巻取りリール、73は供給リー
ル、77は巻取りリール72及び供給リール73の巻径
を算出する中央処理部、78は中央処理部77で発生し
た巻径に応じたデジタル信号を、そのレベルに応じた電
圧に変換するD/A変換器、76は入力制御信号に応じ
てキャプスタンモータ71に供給する駆動信号を可変に
して磁気テープ(テープ状媒体を示す)の走行速度を可
変にするテープ走行速度可変部、74はキャプスタンモ
ータ71の回転周波数を検出する回転検出部と、75は
回転検出部74により検出した回転周波数に基づいて、
テープ走行速度可変部76に入力する制御信号を生成す
ると共に、高速サーチ開始時に磁気テープの走行速度を
段階的に徐々に加速した後、高速サーチ時の目標走行速
度で走行させるように制御信号を出力する制御部であ
る。
【0003】以上のように構成された従来のテープ状媒
体走行装置について、以下その動作を説明する。高速走
行が指令されると、まず制御部75はキャプスタンモー
タ71を起動して、通常再生時の走行速度の50倍速に
テープ走行速度となるようにキャプスタンモータ71の
目標速度を設定して立ち上げ、テープを50倍速で走行
するように制御する。その後一定時間が経過すると、制
御部75は100倍速のテープ走行速度となるようにキ
ャプスタンモータ71の目標速度を設定し、テープが1
00倍速で走行するように制御する。
【0004】以上のように、このテープ状媒体走行装置
では高速でテープを走行させる際には、設定速度を複数
設定(最終速度設定までに途中の速度を設定)して、段
階的にキャプスタンモータ71を立ち上げている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のテープ状媒体走行装置では、段階的に中間速度を介し
てモータを立ち上げるため、最終的な目標速度に到達す
るまでに時間を要してしまい、テープの巻取り/巻き戻
しに時間を要してしまう。また、立ち上げ時には50倍
速に設定して立ち上げるため、モータ起動時に過大なテ
ープテンションが発生し、テープダメージにつながると
いう問題点がある。
【0006】本発明では上記従来の問題点を解決するも
で、テープ状媒体の高速走行に於いて、テープ状媒体に
ダメージを与えることなく、モータ起動時の応答性を高
めることで、短時間で目標速度にテープ速度を到達させ
るテープ状媒体走行装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、巻取り動作開始時におけるモータの回転に
同期して回転する第1のリールに巻かれているテープ状
媒体の巻径に基づいて、目標テープ速度でテープ状媒体
が走行するために必要なモータの目標速度を算出し、そ
の目標速度に最短時間でモータの回転速度が到達するよ
うにモータを立ち上げるように構成したものである。
【0008】これにより、起動時の過渡応答性を向上さ
ると共に、短時間でテープ状媒体を目標最高速度に到達
させることができ、巻取りに要する時間を大幅に短縮で
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1の発明は、モー
タの回転速度に比例した周波数の信号を出力する信号発
生手段と、テープ状媒体の一端が巻かれ前記モータの回
転に同期して回転する第1のリールと、前記テープ状媒
体の他端が巻かれた第2のリールと、前記第1のリール
に巻かれている前記テープ状媒体の巻径を検出する巻径
検出手段と、前記テープ状媒体のテープ走行速度を検出
するテープ速度検出手段と、前記モータの起動後、前記
テープ走行速度が所定の目標テープ速度に到達するまで
は前記巻径検出手段が出力する巻径に基づき、また、前
記テープ走行速度が所定の目標テープ速度に到達した後
は前記テープ走行速度に基づいて、前記テープ状媒体が
目標速度で走行するための前記モータの目標速度を算出
する目標速度算出手段と、前記信号発生手段の出力と前
記目標速度算出手段の出力する目標速度とに基づいて回
転指令信号を出力する速度制御手段と、前記回転指令信
号に基づいて前記モータを回転させる駆動手段とを備え
たことを特徴とするテープ状媒体走行装置であり、テー
プ状媒体の高速走行開始位置のテープ巻径から、目標の
テープ速度に到達するために必要なモータの回転速度を
算出し、モータを起動するため、テープ状媒体の高速走
行の起動時の応答性を高めると共に、最短時間で目標の
テープ走行速度に到達が可能であるという作用を有す
る。
【0010】本発明の請求項2の発明は、モータの回転
速度に比例した周波数の信号を出力する信号発生手段
と、前記信号発生手段が出力する信号を分周する分周手
段と、テープ状媒体の一端が巻かれ前記モータの回転に
同期して回転する第1のリールと、前記テープ状媒体の
他端が巻かれた第2のリールと、前記第1のリールに巻
かれている前記テープ状媒体の巻径を検出する巻径検出
手段と、前記テープ状媒体のテープ走行速度を検出する
テープ速度検出手段と、前記モータの起動後、前記テー
プ走行速度が所定の目標テープ速度に到達するまでは前
記巻径検出手段が出力する巻径に基づき、また、前記テ
ープ走行速度が所定の目標テープ速度に到達した後は前
記テープ走行速度に基づいて、前記テープ状媒体が目標
速度で走行するために必要な前記モータの回転速度を算
出する必要速度算出手段と、前記必要速度算出手段の出
力する必要速度が所定の範囲に収まっているかを確認
し、収まっている場合は必要速度を目標速度とし、収ま
っていない場合は必要速度に基づいて前記分周手段の分
周値と所定範囲に収まる目標速度を算出する目標速度算
出手段と、前記信号発生手段の出力と前記目標速度算出
手段の出力する目標速度とに基づいて回転指令信号を出
力する速度制御手段と、前記回転指令信号に基づいて前
記モータを回転させる駆動手段とを備えたことを特徴と
するテープ状媒体走行装置であり、請求項1に記載の発
明の有する作用に加え、モータの目標速度が所定の範囲
内に収まるように分周値を変化させるため、モータの回
転速度が変化しても常に一定周期で速度制御を実行する
事が可能であり、一定の制御特性を保つことが可能であ
るという作用を有する。
【0011】本発明の請求項3の発明は、モータの回転
速度に比例した周波数の信号を出力する信号発生手段
と、テープ状媒体の一端が巻かれ前記モータの回転に同
期して回転する第1のリールと、前記テープ状媒体の他
端が巻かれた第2のリールと、前記第1のリールに巻か
れている前記テープ状媒体の巻径を検出する巻径検出手
段と、前記テープ状媒体のテープ走行速度を検出するテ
ープ速度検出手段と、前記テープ走行速度が所定の目標
テープ速度に到達するまでは前記巻径検出手段が出力す
る巻径に基づき、また、前記テープ走行速度が所定の目
標テープ速度に到達した後は前記テープ走行速度に基づ
いて、前記テープ状媒体が目標速度で走行するための前
記モータの目標速度を算出する目標速度算出手段と、前
記信号発生手段の出力と前記目標速度算出手段の出力す
る目標速度とに基づいて回転指令信号を出力する速度制
御手段と、起動からモータが所定の条件なるまで、前記
回転指令信号の出力値に制限を加える指令制限手段と、
前記指令制限手段の出力に基づいて前記モータを回転さ
せる駆動手段とを備えたことを特徴とするテープ状媒体
走行装置であり、請求項1に記載の発明の有する作用に
加え、高速走行開始時、即ちモータ起動時から所定時期
間中はモータの発生トルクに制限を加えることにより、
テープ状媒体に加わる過大なテープテンションを防止
し、テープへのダメージを発生なせないという作用を有
する。
【0012】本発明の請求項6の発明は、モータの回転
速度に比例した周波数の信号を出力する信号発生手段
と、テープ状媒体の一端が巻かれ前記モータの回転に同
期して回転する第1のリールと、前記テープ状媒体の他
端が巻かれた第2のリールと、前記第1のリールに巻か
れている前記テープ状媒体の巻径を検出する巻径検出手
段と、前記巻径検出手段が出力する巻径に基づいて前記
テープ状媒体が目標速度で走行するための前記モータの
目標速度を算出する目標速度算出手段と、前記信号発生
手段の出力と前記目標速度算出手段の出力する目標速度
とに基づいて回転指令信号を出力する速度制御手段と、
前記回転指令信号に基づいて前記モータを回転させる駆
動手段とを備えたことを特徴とするテープ状媒体走行装
置であり、テープ走行速度を検出することなく、高速走
行中のテープ状媒体の巻径から目標のテープ速度で走行
させるために必要なモータの回転速度を算出して、テー
プ状媒体を目標テープ速度で走行する事が可能であると
いう作用を有する。
【0013】本発明の請求項7の発明は、モータの回転
速度に比例した周波数の信号を出力する信号発生手段
と、前記信号発生手段が出力する信号を分周する分周手
段と、テープ状媒体の一端が巻かれ前記モータの回転に
同期して回転する第1のリールと、前記テープ状媒体の
他端が巻かれた第2のリールと、前記第1のリールに巻
かれている前記テープ状媒体の巻径を検出する巻径検出
手段と、前記巻径検出手段が出力する巻径に基づいて、
前記テープ状媒体が目標速度で走行するために必要な前
記モータの回転速度を算出する必要速度算出手段と、前
記必要速度算出手段の出力する必要速度が所定の範囲に
収まっているかを確認し、収まっている場合は必要速度
を目標速度とし、収まっていない場合は必要速度に基づ
いて前記分周手段の分周値と所定範囲に収まる目標速度
を算出する目標速度算出手段と、前記信号発生手段の出
力と前記目標速度算出手段の出力する目標速度とに基づ
いて回転指令信号を出力する速度制御手段と、前記回転
指令信号に基づいて前記モータを回転させる駆動手段と
を備えたことを特徴とするテープ状媒体走行装置であ
り、請求項6に記載の発明の有する作用に加え、目標速
度が所定の範囲内に収まるように分周値を変化させるた
め、モータの回転速度が変化しても常に一定周期で速度
制御の実行する事が可能であるため、一定の制御特性を
保ち、安定したテープ状媒体の高速走行が可能であると
いう作用を有する。
【0014】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1のテー
プ状媒体走行装置の構成を示すブロック図である。図1
において、1はモータで、その回転は後述する第1のリ
ール2に伝達される。2は第1のリールで、テープ状媒
体の一端が巻かれており、第1のリール2が回転する事
でテープ状媒体を走行させ、第1のリール2に巻取る事
が出来る。なお、モータ1の回転力を第1のリール2へ
の伝達にはベルトや歯車を用いる。また、モータ1が一
回転する間に第1のリール2が何回転するかを示す減速
比をMとする。
【0015】3は第2のリールで、テープ状媒体の他端
が巻かれており、第1のリール2が回転することでテー
プ状媒体は走行し、第2のリール3から第1のリール2
へとテープ状媒体は供給される。4は信号発生器で、モ
ータ1の回転速度に比例した周波数の信号を出力する。
信号発生器としてのMR素子は、モータ1の周辺部に所
定の間隔で着磁されており、その極性(N極とS極)を
検出して周波数信号を出力する。
【0016】5は巻径検出回路で、テープ状媒体を一定
速度で走行させた時(巻取りではなく、正確な速度でテ
ープ状媒体を走行させるVTR等における再生や、キュ
ー/レビューと言われる早送り再生/巻き戻し再生いっ
た特殊再生などを行ったときを示す)の第1のリール2
の回転数から第1のリール2に巻かれているテープ状媒
体の巻径を検出する。
【0017】以下、巻径算出方法を説明する。テープ速
度をV1、第1のリールが1回転する時間をT1、巻径
をR(リールの中心からテープ媒体の外周までの半径を
示す)とする。リール1回転で巻取られるテープ状媒体
の長さは、
【0018】
【数1】
【0019】で求められる。このときのリールの外周
は、円周率πを用いると、
【0020】
【数2】
【0021】である。第1のリール2の回転によりテー
プ状媒体は巻取られるため、(数1)と(数2)の長さ
は等しい。従って、両者から巻径Rは、
【0022】
【数3】
【0023】で求められる。なお、リールの回転を検出
するために、リールに設けられたスリットが、フォトセ
ンサが設けられた一カ所をスリットが何回通過したかで
リールの回転を検出する。また、上記ではリール1回転
の時間を用いた巻径算出方法を説明したが、上記スリッ
トがリールにA個設けられていた場合、1/A回転のリ
ール回転時間からも巻径は求めることが出来る。また、
モータ1のようにMR素子を用いても同様の効果が得ら
れる(逆に、モータ1にスリットを設けても同じであ
る) 。
【0024】6はテープ速度検出回路で、テープ状媒体
のテープ走行速度を検出する。テープ走行速度の検出方
法を説明する。基準速度(VTRの再生速度など1倍速
を示す)での第1のリールが1回転する時間をT1、第
2のリールが1回転する時間をT2とし、n倍速でテー
プ状媒体が走行したときの、第1と第2のリールが1回
転する時間をそれぞれT1n、T2nとするとテープ状
媒体のテープ総量が不変であるため、
【0025】
【数4】
【0026】が成り立つ。これより、基準速度に対して
の倍速値nは、
【0027】
【数5】
【0028】で求められる。また、テープ状媒体に一定
間隔で制御信号が記録されている場合は、制御信号の発
生周期、又は発生周波数からもテープ状媒体のテープ速
度を求めることが出来る。7は目標速度算出回路で、テ
ープ状媒体の走行速度が所定の目標テープ速度に到達す
るまでは巻径検出回路5が出力する巻径に基づいてモー
タ1の目標速度を算出する。算出方法を以下に説明す
る。巻径算出回路5の出力である巻径R、内部に設定さ
れたテープ状媒体の目標速度の基準速度に対する倍速値
n、基準速度V1、減速比Mとから、モータ1の目標回
転数Nmは、
【0029】
【数6】
【0030】で求められる。目標回転数Nmに基づい
て、モータの目標速度を算出する。また、テープ速度検
出回路6によりテープ走行速度が目標テープ速度に到達
した事を検出すると、テープ速度検出回路6に基づいて
テープ状媒体が目標速度で走行するように目標速度を設
定する。8は速度制御回路で、信号発生回路4の出力す
る周波数信号の発生周期からモータ1の回転速度を検出
する。検出した回転速度と、目標速度算出回路7の出力
する目標速度とから、モータ1を目標速度で回転するた
めの回転指令信号を出力する。
【0031】9は駆動回路で、速度制御回路8の出力す
る回転指令信号に基づいて、モータ1を回転させる。以
上のように構成された本実施の形態のテープ状媒体走行
装置について、以下その動作について説明する。テープ
状媒体走行装置にテープ状媒体を巻取るように指令が入
力されると(指令は図示せず)、速度制御回路8は駆動
回路9を介してモータ1を起動する。巻径検出回路5
は、そのテープ位置における第1のリール2に巻かれて
いるテープ状媒体の巻径Rを検出する(事前に再生等を
実施していない場合は、その位置から再生等を行って巻
径を算出する)。また、テープ速度検出回路6は、基準
速度での各リールの1回転の回転時間の2乗和である
【0032】
【数7】
【0033】モータ起動後、巻取り動作中の各リールの
1回転の回転時間の2乗和である、
【0034】
【数8】
【0035】とから、(数5)を用いてテープ走行速度
を検出するし、目標速度算出回路7に出力する。目標速
度算出回路7は、テープ速度検出回路6から供給される
テープ走行速度が目標速度に到達していない場合は、巻
径検出回路5が出力する巻径Rに基づいてモータ1の目
標速度を算出し、速度制御回路8に出力する。
【0036】速度制御回路8は、モータ1の回転により
信号発生回路4から発生を開始した周波数信号からモー
タ1の回転速度を検出し、目標速度算出回路7の出力す
る目標速度とから、モータ1を目標速度で回転するため
の回転指令信号を出力する。駆動回路9は、速度制御回
路8の出力する回転指令信号に基づいて、モータ1を回
転させる。モータ1の回転により、回転を伝達された第
1のリール2はテープ状媒体を第2のリール3から巻取
る。
【0037】その後、モータ1の回転速度が上昇し、テ
ープ走行速度が目標速度に到達したことをテープ速度検
出回路6の出力から検出した目標速度算出回路7は、テ
ープ速度検出回路6の出力が常に目標速度と一致するよ
うに、目標速度を算出して出力する。以上のように本実
施の形態によれば、短時間でテープ状媒体を目標速度に
到達させることが出来る。
【0038】なお、上記の実施の形態1において、図1
中に破線で囲まれた部分100はマイクロコンピュータ
の中でソフトウェア処理によっても同様に実現すること
可能であり、本実施の形態にとどまるものではない。 (実施の形態2)以下、本発明の実施の形態2について
図面を用いて説明する。図2は本実施の形態であるテー
プ状媒体走行装置の構成を示すブロック図である。
【0039】図2に示すようにテープ状媒体走行装置
は、モータ1と、第1のリール2と、第2のリール3
と、信号発生手段となる信号発生器4と、巻径検出手段
となる巻径検出回路5と、テープ速度検出手段となるテ
ープ速度検出回路6と、分周手段となる分周器10と、
必要速度算出手段となる必要速度算出回路11と、目標
速度算出手段となる目標速度算出回路27と、速度制御
手段となる速度制御回路28と、駆動手段となる駆動回
路9とからなる。
【0040】図2に示された各部の機能について以下に
説明する。但し、実施の形態1の構成と同一部分は同一
符号とし説明を省く。11は必要速度算出回路で、テー
プ状媒体の走行速度が所定の目標テープ速度に到達する
までは、巻径検出回路5が出力する巻径に基づいてモー
タ1の目標速度を算出する。算出方法を以下に説明す
る。巻径算出回路5の出力である巻径R、内部に設定さ
れたテープ状媒体の必要速度が基準速度に対する倍速値
n、基準速度V1、減速比Mとから、モータ1の必要回
転数Nmは、(数6)を用いて求められる。そして、必
要回転数Nmに基づいて、モータの必要速度を算出す
る。また、テープ速度検出回路6によりテープ走行速度
が目標テープ速度に到達した事を検出すると、テープ速
度検出回路6に基づいてテープ状媒体が目標速度で走行
するように必要速度を設定する。
【0041】10は分周器で、後述する目標速度検出回
路27の出力する分周値B(Bは自然数)に基づいて、
モータ1の回転により信号発生回路4から発生される周
波数信号を分周する。27は目標速度算出回路で、必要
速度算出回路11の出力する必要速度Vmが分周器10
に設定する分周値B=1の時、Vmin(範囲下限値)
からVmax(範囲上限値)の速度範囲に収まっている
かを確認する。収まっている場合は、分周器に分周値B
=1を設定し、必要速度Vnを目標速度とし速度制御回
路28に出力する。収まっていない場合は、必要速度に
基づいて分周器10に分周値Bを、
【0042】
【数9】
【0043】により算出して設定する。そして、目標速
度Vnを、
【0044】
【数10】
【0045】により算出して、後述する速度制御回路2
8に出力する。これにより、速度制御回路28に入力さ
れる周波数信号は、ほぼ一定の周期で入力されるため、
速度制御回路28は回転指令信号の出力値を更新する間
隔を常に一定範囲内の周期に収めることが出来る。28
は速度制御回路で、分周器10から供給される分周後の
周波数信号に基づいてモータ1の回転速度を検出する。
検出した回転速度と、目標速度算出回路27の出力する
目標速度とから、モータ1を目標速度で回転するための
回転指令信号を出力する。
【0046】以上のように構成された本実施の形態のテ
ープ状媒体走行装置について、以下その動作について説
明する。テープ状媒体走行装置にテープ状媒体を巻取る
ように指令が入力されると(指令は図示せず)、速度制
御回路28は駆動回路9を介してモータ1を起動する。
巻径検出回路5は、そのテープ位置における第1のリー
ル2に巻かれているテープ状媒体の巻径Rを検出する。
【0047】また、テープ速度検出回路6は、基準速度
での各リールの1回転の回転時間の2乗和と、モータ起
動後の巻取り動作中の各リールの1回転の回転時間の2
乗和とから、(数5)を用いてテープ走行速度を検出
し、必要速度算出回路11に出力する。必要速度算出回
路11は、テープ速度検出回路6から供給されるテープ
走行速度が目標速度に到達していない場合は、巻径検出
回路5が出力する巻径Rに基づいてモータ1の必要速度
を算出し、目標速度算出回路27に出力する。
【0048】目標速度算出回路27は、供給された必要
速度に基づいて、周波数信号が所定の速度範囲に収まる
ように、分周器10に分周値Bを設定すると共に、目標
速度を算出して速度制御回路28に供給する。速度制御
回路8は、モータ1の回転により信号発生回路4から発
生を開始した周波数信号からモータ1の回転速度を検出
し、これと目標速度算出回路7の出力する目標速度とか
ら、モータ1を目標速度で回転するための回転指令信号
を出力する。
【0049】駆動回路9は、速度制御回路8の出力する
回転指令信号に基づいて、モータ1を回転させる。モー
タ1の回転により、回転を伝達された第1のリール2は
テープ状媒体を第2のリール3から巻取る。その後、モ
ータ1の回転速度が上昇し、必要速度算出回路11はテ
ープ走行速度が目標速度に到達したことをテープ速度検
出回路6の出力から検出すると、テープ速度検出回路6
の出力が常に目標速度と一致するように、必要速度を算
出して出力する。
【0050】以上のように本実施の形態によれば、短時
間でテープ状媒体を目標速度に到達させることが出来
る。なお、上記の実施の形態2において、図2中に破線
で囲まれた部分200はマイクロコンピュータの中でソ
フトウェア処理によっても同様に実現すること可能であ
り、本実施の形態にとどまるものではない。
【0051】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3について図面を用いて説明する。図3は本実施の形
態であるテープ状媒体走行装置の構成を示すブロック図
である。図3に示すようにテープ状媒体走行装置は、モ
ータ1と、第1のリール2と、第2のリール3と、信号
発生手段となる信号発生器4と、巻径検出手段となる巻
径検出回路5と、テープ速度検出手段となるテープ速度
検出回路6と、目標速度算出手段となる目標速度算出回
路7と、速度制御手段となる速度制御回路8と、指令制
限手段となる指令制限回路31と、駆動手段となる駆動
回路9とからなる。
【0052】図3に示された各部の機能について、以下
に説明する。但し、実施の形態1及び2の構成と同一部
分は同一符号とし説明を省く。31は指令制限回路で、
モータ1が起動すると計時を開始する。そして、速度制
御回路8から供給される回転指令信号の最大値を起動か
らの経過時間に応じて設定する。そして、速度制御回路
8からの回転指令信号が、制限値より大きい場合は制限
値を回転指令信号として駆動回路9に出力する。また、
制限値より小さい場合は、速度制御回路8からの回転指
令信号をそのまま出力する(図4の特性図参照)。これ
により、速度制御回路8の出力する回転指令信号の出力
値(電圧値)に比例するモータ1の発生トルクに制限を
モータ起動時から所定時期間中に加え、テープ状媒体に
加わる急激且つ過大なテープテンションを防止する。
【0053】以上のように構成された本実施の形態のテ
ープ状媒体走行装置について、以下その動作について説
明する。テープ状媒体走行装置にテープ状媒体を巻取る
ように指令が入力されると(指令は図示せず)、速度制
御回路8は指令制限回路31と駆動回路9を介してモー
タ1を起動する。巻径検出回路5は、そのテープ位置に
おける第1のリール2に巻かれているテープ状媒体の巻
径Rを検出する(事前に再生等を実施していない場合
は、その位置から再生又はキュー等を行って巻径を算出
する)。
【0054】また、テープ速度検出回路6は、基準速度
での各リールの1回転の回転時間の2乗和と、モータ起
動後、巻取り動作中の各リールの1回転の回転時間の2
乗和とから、式(5)を用いてテープ走行速度を検出す
るし、目標速度算出回路7に出力する。目標速度算出回
路7は、テープ速度検出回路6から供給されるテープ走
行速度が目標速度に到達していない場合は、巻径検出回
路5が出力する巻径Rに基づいてモータ1の目標速度を
算出し、速度制御回路8に出力する。
【0055】速度制御回路8は、モータ1の回転により
信号発生回路4から発生を開始した周波数信号から検出
したモータ1の回転速度と、目標速度算出回路7の出力
する目標速度とから、モータ1を目標速度で回転するた
めの回転指令信号を出力する。指令制限回路31は、モ
ータが起動すると計時を開始する。そして、計時時間に
応じた制限値で速度制御回路8から供給される回転指令
信号に制限を加えて駆動回路9へ出力する。
【0056】駆動回路9は速度制御回路8の出力する回
転指令信号に基づいて、モータ1を回転させる。モータ
1の回転により、回転を伝達された第1のリール2はテ
ープ状媒体を第2のリール3から巻取る。その後、モー
タ1の回転速度が上昇し、目標速度算出回路7はテープ
走行速度が目標速度に到達したことをテープ速度検出回
路6の出力から検出すると、テープ速度検出回路6の出
力が常に目標速度と一致するように、目標速度を算出し
て出力する。
【0057】以上のように本実施の形態によれば、短時
間でテープ状媒体を目標速度に到達させることが出来る
と共に、モータ起動時に発生する過大なテープテンショ
ンを防止することが出来る。なお、上記の実施の形態3
において、指令制限回路31の制限値の初期値は、モー
タ起動起動時に必要な出力値、又は巻取り動作の直前に
行ったテープ走行に要した出力値することで、走行負荷
の異なる各種テープ状媒体に対してテープダメージを防
ぐことが可能である。
【0058】また、回転指令信号の制限を、モータ1の
起動からの経過時間に基づいて変化するとしたが、これ
は一定値にしても対応が可能である。そして、出力値の
制限を経過時間に依存しているしたが、これは、テープ
速度が所定速度に達するまで制限を加える、または起動
後のリールの回転角、回転数が所定の位置に達するまで
制限を加える事でも同様の効果が得られ、本実施の形態
にとどまるものではない。
【0059】さらに、図3中に破線で囲まれた部分30
0はマイクロコンピュータの中でソフトウェア処理によ
っても同様に実現すること可能であり、本実施の形態に
とどまるものではない。 (実施の形態4)以下、本発明の実施の形態4について
図面を用いて説明する。
【0060】図5は本実施の形態であるテープ状媒体走
行装置の構成を示すブロック図である。図5に示すよう
にテープ状媒体走行装置は、モータ1と、第1のリール
2と、第2のリール3と、信号発生手段となる信号発生
器4と、巻径検出手段となる巻径検出回路5と、目標速
度算出手段となる目標速度算出回路57と、速度制御手
段となる速度制御回路8と、駆動手段となる駆動回路9
とからなる。
【0061】図5に示された各部の機能について、以下
に説明する。但し、実施の形態1〜3の構成と同一部分
は同一符号とし説明を省く。57は目標速度算出回路
で、巻径算出回路5の出力である巻径R、内部に設定さ
れたテープ状媒体の目標速度の基準速度に対する倍速値
n、基準速度V1、減速比Mとから、モータ1の目標回
転数Nmとして、(数6)を用いて求める。そして、目
標回転数Nmに基づいてモータの目標速度を算出し、速
度制御回路8に供給する。
【0062】以上のように構成された本実施の形態のテ
ープ状媒体走行装置について、以下その動作について説
明する。テープ状媒体走行装置にテープ状媒体を巻取る
ように指令が入力されると(指令は図示せず)、速度制
御回路8は駆動回路9を介してモータ1を起動する。起
動後、巻径検出回路5は、第1のリール2に巻かれてい
るテープ状媒体の巻径R1を検出する。
【0063】目標速度算出回路57は、巻径算出回路5
の出力である巻径R1に基づいて、モータ1の目標回転
数Nm1を、(数6)より、
【0064】
【数11】
【0065】と算出する。そして、目標回転数Nm1に
基づいてモータの目標速度を算出し、速度制御回路8に
供給する。速度制御回路8は、信号発生回路4から発生
を開始した周波数信号から検出したモータ1の回転速度
と、目標速度算出回路7の出力する目標速度とから、モ
ータ1を目標速度で回転するための回転指令信号を出力
する。
【0066】駆動回路9は速度制御回路8の出力する回
転指令信号に基づいて、モータ1を回転させる。モータ
1の回転により、回転を伝達された第1のリール2はテ
ープ状媒体を第2のリール3から巻取る。そして、巻径
検出回路5は、巻取り動作中は巻径を算出し、巻取り動
作が進み、第1のリールの巻径が増加すると、第1のリ
ール2に巻かれているテープ状媒体の巻径R2を検出す
る。目標速度算出回路57は、モータ1の目標回転数N
m2を、
【0067】
【数12】
【0068】と算出し、目標回転数Nm2に基づいてモ
ータの目標速度を算出する。速度制御回路8は、周波数
信号から検出したモータ1の回転速度と、目標速度とか
ら、モータ1を目標速度で回転するための回転指令信号
を出力する。駆動回路9は速度制御回路8の出力する回
転指令信号に基づいて、モータ1を回転させる。
【0069】以上のように本実施の形態によれば、巻取
り動作中に常に巻径を検出し、巻径が変化する度に目標
速度を更新して、常にテープ状媒体が目標速度で走行す
るようにモータ1の回転を制御することができる。な
お、図5中に破線で囲まれた部分500はマイクロコン
ピュータの中でソフトウェア処理によっても同様に実現
すること可能であり、本実施の形態にとどまるものでは
ない。
【0070】(実施の形態5)以下、本発明の実施の形
態5について図面を用いて説明する。図6は本実施の形
態であるテープ状媒体走行装置の構成を示すブロック図
である。図6に示すようにテープ状媒体走行装置は、モ
ータ1と、第1のリール2と、第2のリール3と、信号
発生手段となる信号発生器4と、巻径検出手段となる巻
径検出回路5と、分周手段となる分周器10と、必要速
度算出手段となる必要速度算出回路61と、目標速度算
出手段ととなる目標速度算出回路67、速度制御手段と
なる速度制御回路28と、駆動手段となる駆動回路9と
からなる。
【0071】図6に示された各部の機能について、以下
に説明する。但し、実施の形態1〜4の構成と同一部分
は同一符号とし説明を省く。61は必要速度算出回路
で、巻径算出回路5の出力である巻径Rに基づいて、モ
ータ1の目標回転数Nmを、(数6)より、
【0072】
【数13】
【0073】と算出する。そして、目標回転数Nmに基
づいてモータの必要速度Vmを算出し、目標速度算出回
路67に供給する。67は目標速度算出回路で、必要速
度算出回路61の出力する必要速度Vmが分周器10に
設定する分周値B=1の時、Vmin(範囲下限値)か
らVmax(範囲上限値)の速度範囲に収まっているか
を確認する。収まっている場合は、分周器に分周値B=
1を設定し、必要速度Vnを目標速度とし速度制御回路
28に出力する。収まっていない場合は、必要速度に基
づいて分周器10に分周値Bを、
【0074】
【数14】
【0075】により算出して設定する。そして、目標速
度Vnを、
【0076】
【数15】
【0077】により算出して、速度制御回路28に出力
する。これにより、速度制御回路28に入力される周波
数信号は、ほぼ一定の周期で入力されるため、速度制御
回路28は回転指令信号の出力値を更新する間隔を常に
一定範囲内の周期に収めることが出来る。以上のように
構成された本実施の形態のテープ状媒体走行装置につい
て、以下その動作について説明する。
【0078】テープ状媒体走行装置にテープ状媒体を巻
取るように指令が入力されると(指令は図示せず)、速
度制御回路28は駆動回路9を介してモータ1を起動す
る。起動後、巻径検出回路5は、第1のリール2に巻か
れているテープ状媒体の巻径R1を検出する。必要速度
算出回路61は、モータ1起動時点における巻径に基づ
いて、モータ1の目標回転数を、(数6)より算出す
る。そして、目標回転数に基づいてモータの必要速度を
算出し、目標速度算出回路28に供給する。
【0079】目標速度算出回路27は、供給された必要
速度に基づいて、周波数信号が所定の速度範囲に収まる
ように、分周器10に分周値Bを設定すると共に、目標
速度を算出して速度制御回路28に供給する。速度制御
回路28は、信号発生回路4から発生を開始した周波数
信号から検出したモータ1の回転速度と、目標速度算出
回路7の出力する目標速度とから、モータ1を目標速度
で回転するための回転指令信号を出力する。
【0080】駆動回路9は速度制御回路8の出力する回
転指令信号に基づいて、モータ1を回転させる。モータ
1の回転により、回転を伝達された第1のリール2はテ
ープ状媒体を第2のリール3から巻取る。以上のように
本実施の形態によれば、常に第1のリール2の巻径を検
出し、巻径が変化する度に分周値と目標速度を算出し
て、安定してテープ状媒体が目標速度で走行するように
モータ1の回転を制御する。
【0081】なお、図6中に破線で囲まれた部分600
はマイクロコンピュータの中でソフトウェア処理によっ
ても同様に実現すること可能であり、本実施の形態にと
どまるものではない。
【0082】
【発明の効果】以上により本発明によれば、テープ状媒
体の高速走行開始位置の巻取り側のテープ巻径から、モ
ータの目標回転速度を算出し、停止から直ちに目標回転
速度に到達するようにモータを立ち上げるため、一旦、
中間速度を設定して立ち上げないため、テープ状媒体の
高速走行の起動時の応答性を高め、短時間での目標のテ
ープ走行速度への到達が可能であるという効果が得られ
る。
【0083】また、目標速度が所定の範囲内に収まるよ
うに分周値を設定して立ち上げるため、モータの回転速
度が変化しても常に一定周期内でモータの回転制御を行
うため、一定の制御特性を保ち安定したモータ制御を行
うことが可能であるという効果が得られる。さらに、モ
ータの立ち上げ開始時にはモータの発生トルクに制限を
加えることにより、テープ状媒体に加わる過大なテープ
テンションを防止し、テープへのダメージを発生なせな
いという効果が得られる。
【0084】また、高速走行に検出したテープ状媒体の
巻取り側リールの巻径のみを用いて、目標のテープ速度
を走行させるために必要なモータの回転速度を算出し
て、テープ状媒体の所定の速度で高速走行する事が可能
であるという効果が得られる。さらに、巻取り側リール
の巻径に基づいて、目標速度が所定の範囲内に収まるよ
うに分周値を変化させるため、モータの回転速度が変化
しても常に一定範囲内の周期で速度制御の実行する事が
出来るため、ほぼ一定の制御特性を保ち、安定したテー
プ状媒体の高速走行が可能であるという作用を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるテープ状媒体走
行装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2におけるテープ状媒体走
行装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3におけるテープ状媒体走
行装置の構成を示すブロック図
【図4】モータ起動時における、回転指令信号の制限値
と時間の関係を概略図
【図5】本発明の実施の形態4におけるテープ状媒体走
行装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態5におけるテープ状媒体走
行装置の構成を示すブロック図
【図7】従来のテープ状媒体走行装置の構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
1 モータ 2 第1のリール 3 第2のリール 4 信号発生器 5 巻径検出回路 6 テープ速度検出回路 7 目標速度算出回路 8 速度制御回路 9 駆動回路 10 分周回路 11 必要速度算出回路 27 目標速度算出回路 31 指令制限回路 57 目標速度算出回路 61 必要速度算出回路 67 目標速度算出回路 31 指令制限回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転速度に比例した周波数の信
    号を出力する信号発生手段と、テープ状媒体の一端が巻
    かれ前記モータの回転に同期して回転する第1のリール
    と、前記テープ状媒体の他端が巻かれた第2のリール
    と、前記第1のリールに巻かれている前記テープ状媒体
    の巻径を検出する巻径検出手段と、前記テープ状媒体の
    テープ走行速度を検出するテープ速度検出手段と、前記
    モータの起動後に前記テープ走行速度が所定の目標テー
    プ速度に到達するまでは前記巻径検出手段が出力する巻
    径に基づき、また、前記テープ走行速度が所定の目標テ
    ープ速度に到達した後は前記テープ走行速度に基づい
    て、前記テープ状媒体が目標速度で走行するための前記
    モータの目標速度を算出する目標速度算出手段と、前記
    信号発生手段の出力と前記目標速度算出手段の出力する
    目標速度とに基づいて回転指令信号を出力する速度制御
    手段と、前記回転指令信号に基づいて前記モータを回転
    させる駆動手段とを備えたことを特徴とするテープ状媒
    体走行装置。
  2. 【請求項2】 モータの回転速度に比例した周波数の信
    号を出力する信号発生手段と、前記信号発生手段が出力
    する信号を分周する分周手段と、テープ状媒体の一端が
    巻かれ前記モータの回転に同期して回転する第1のリー
    ルと、前記テープ状媒体の他端が巻かれた第2のリール
    と、前記第1のリールに巻かれている前記テープ状媒体
    の巻径を検出する巻径検出手段と、前記テープ状媒体の
    テープ走行速度を検出するテープ速度検出手段と、前記
    モータの起動後に前記テープ走行速度が所定の目標テー
    プ速度に到達するまでは前記巻径検出手段が出力する巻
    径に基づき、また、前記テープ走行速度が所定の目標テ
    ープ速度に到達した後は前記テープ走行速度に基づい
    て、前記テープ状媒体が目標速度で走行するために必要
    な前記モータの回転速度を算出する必要速度算出手段
    と、前記必要速度算出手段の出力する必要速度が所定の
    範囲に収まっているかを確認して収まっている場合は必
    要速度を目標速度として収まっていない場合は必要速度
    に基づいて前記分周手段の分周値と所定範囲に収まる目
    標速度を算出する目標速度算出手段と、前記信号発生手
    段の出力と前記目標速度算出手段の出力する目標速度と
    に基づいて回転指令信号を出力する速度制御手段と、前
    記回転指令信号に基づいて前記モータを回転させる駆動
    手段とを備えたことを特徴とするテープ状媒体走行装
    置。
  3. 【請求項3】 モータの回転速度に比例した周波数の信
    号を出力する信号発生手段と、テープ状媒体の一端が巻
    かれ前記モータの回転に同期して回転する第1のリール
    と、前記テープ状媒体の他端が巻かれた第2のリール
    と、前記第1のリールに巻かれている前記テープ状媒体
    の巻径を検出する巻径検出手段と、前記テープ状媒体の
    テープ走行速度を検出するテープ速度検出手段と、前記
    テープ走行速度が所定の目標テープ速度に到達するまで
    は前記巻径検出手段が出力する巻径に基づき、また、前
    記テープ走行速度が所定の目標テープ速度に到達した後
    は前記テープ走行速度に基づいて、前記テープ状媒体が
    目標速度で走行するための前記モータの目標速度を算出
    する目標速度算出手段と、前記信号発生手段の出力と前
    記目標速度算出手段の出力する目標速度とに基づいて回
    転指令信号を出力する速度制御手段と、起動から前記モ
    ータが所定の条件なるまで前記回転指令信号の出力値に
    制限を加える指令制限手段と、前記指令制限手段の出力
    に基づいて前記モータを回転させる駆動手段とを備えた
    ことを特徴とするテープ状媒体走行装置。
  4. 【請求項4】 指令制御手段の出力制御は、モータ起動
    からの所定の期間中行われることを特徴とする請求項3
    記載のテープ状媒体走行装置。
  5. 【請求項5】 指令制御手段による出力制限値は、モー
    タ起動からの経過時間に依存することを特徴とする請求
    項3記載のテープ状媒体走行装置。
  6. 【請求項6】 モータの回転速度に比例した周波数の信
    号を出力する信号発生手段と、テープ状媒体の一端が巻
    かれ前記モータの回転に同期して回転する第1のリール
    と、前記テープ状媒体の他端が巻かれた第2のリール
    と、前記第1のリールに巻かれている前記テープ状媒体
    の巻径を検出する巻径検出手段と、前記巻径検出手段が
    出力する巻径に基づいて前記テープ状媒体が目標速度で
    走行するための前記モータの目標速度を算出する目標速
    度算出手段と、前記信号発生手段の出力と前記目標速度
    算出手段の出力する目標速度とに基づいて回転指令信号
    を出力する速度制御手段と、前記回転指令信号に基づい
    て前記モータを回転させる駆動手段とを備えたことを特
    徴とするテープ状媒体走行装置。
  7. 【請求項7】 モータの回転速度に比例した周波数の信
    号を出力する信号発生手段と、前記信号発生手段が出力
    する信号を分周する分周手段と、テープ状媒体の一端が
    巻かれ前記モータの回転に同期して回転する第1のリー
    ルと、前記テープ状媒体の他端が巻かれた第2のリール
    と、前記第1のリールに巻かれている前記テープ状媒体
    の巻径を検出する巻径検出手段と、前記巻径検出手段が
    出力する巻径に基づいて前記テープ状媒体が目標速度で
    走行するために必要な前記モータの回転速度を算出する
    必要速度算出手段と、前記必要速度算出手段の出力する
    必要速度が所定の範囲に収まっているかを確認して収ま
    っている場合は必要速度を目標速度として収まっていな
    い場合は必要速度に基づいて前記分周手段の分周値と所
    定範囲に収まる目標速度を算出する目標速度算出手段
    と、前記信号発生手段の出力と前記目標速度算出手段の
    出力する目標速度とに基づいて回転指令信号を出力する
    速度制御手段と、前記回転指令信号に基づいて前記モー
    タを回転させる駆動手段とを備えたことを特徴とするテ
    ープ状媒体走行装置。
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