JP2000322791A - テープ駆動方法 - Google Patents

テープ駆動方法

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JP2000322791A
JP2000322791A JP11132062A JP13206299A JP2000322791A JP 2000322791 A JP2000322791 A JP 2000322791A JP 11132062 A JP11132062 A JP 11132062A JP 13206299 A JP13206299 A JP 13206299A JP 2000322791 A JP2000322791 A JP 2000322791A
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JP
Japan
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reel
speed
tape
tape speed
rewinding
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Application number
JP11132062A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Yoneda
康浩 米田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧を高くできないポータブルユースの
磁気記録再生機器であっても、従来よりも迅速なFF/
REWを実現できるテープ駆動装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 目標テープ速度生成手段14では時々の
Sリール半径情報RSに応じて変化するテープ速度指令
情報Vtを求め、Sリール目標回転速度演算手段5では
時々のテープ速度指令情報Vtに基づいて時々のSリー
ル目標速度Srtを求め、Sリール速度制御手段3では
速度誤差情報(Srt−Ss)に応じたSリールモータ
トルクがSリール1に供給され、リール径からモータの
低トルク区間と高トルク区間とを判別して、モータの高
トルク区間では低トルクの区間よりも目標テープ速度を
早くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
のテープ駆動装置とテープ駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテープ駆動装置は図7に示すよう
に構成されており、磁気テープ100はテープカセット
の供給側リールはSリール1に係合して駆動され、テー
プカセットの巻き取り側リールはTリール8に係合して
駆動される。テープカセットの供給側リールから引き出
された磁気テープ100はシリンダ10にローディング
されてテープカセットの巻き取り側リールに巻き取られ
る。矢印は通常の記録再生時の磁気テープ100の走行
方向とリールの回転方向を表している。
【0003】巻き戻し時には、Sリール1のSリールモ
ータが駆動される。Sリール1のREWテープ速度制御
は、システムコントロール手段から供給されるテープ速
度指令情報Vから、その速度に対応するSリール目標速
度Srを計算し、Sリール巻径検出手段2が実際に検出
したSリール回転速度Ssと前記Sリール目標速度Sr
とをSリール速度制御手段3で比較して、Sリール回転
速度SsがSリール目標速度Srに近づくように速度誤
差情報(Sr−Ss)を計算し、Sリール駆動手段4を
介して速度誤差情報(Sr−Ss)に応じたSリールモ
ータトルクがSリール1に供給され、テープ速度制御が
なされている。
【0004】Sリール目標回転速度演算手段5は、テー
プ速度指令情報VをSリール巻径検出手段6から演算さ
れたSリール半径RSで割り算することでSリール目標
速度Srを求める。Sリール半径RSは、既知のように
テープ総量情報7とS/T両リール1,8の回転速度情
報9s,9tから演算することができる。
【0005】巻き戻し時のシリンダ10は、記録時とは
異なる回転数に制御してデータの再生が可能である。こ
の制御は相対速度補正と呼ばれており、特開昭61−1
90746号公報に詳しい。この図7では、システムコ
ントロール手段から供給されるテープ速度指令情報Vは
シリンダ速度制御手段11にも供給され、このテープ速
度に応じたシリンダ目標回転速度が演算される。このシ
リンダ目標回転速度とシリンダ回転速度検出手段12で
実際に検出されたシリンダ回転速度Hsの差情報がシリ
ンダ駆動手段13に供給され、シリンダ回転速度が目標
速度に制御されている。
【0006】ここでSリール1の巻き戻し時のSリール
モータの回転数:S−トルク:T特性は図8に示すよう
になっている。Sリールモータに定格電圧を印加した場
合における縦軸にモータ回転数[rpm]と横軸にモー
タ発生トルク[gr・cm]を示したものであり、特性
に示すようにx軸の交点はモータロック時の発生トル
クTmaxを、y軸の交点は無負荷時のモータ回転数Smax
を意味している。
【0007】なお、モータに供給される印加電圧が低下
すれば、特性は同一傾斜であるが特性のように変化
する。巻き戻し時のSリール側について考察する。巻き
取りテープテンションが一定で、図9に示すように巻き
戻し開始からTリール8の巻径が小さくなってテープ始
端に近づいてテープ速度をスローダウンするまでは巻き
取りテープ速度を一定に制御するという条件では、Sリ
ールモータへの印加電圧を一定とした場合のS−T特性
はのようになる。
【0008】従って、この特性を含むように先程の印
加電圧を供給し、ダイナミックレンジを確保する必要が
ある。この図8の記録再生装置では、特性の巻き戻し
始めのダイナミックレンジ余裕(以下、ダイナミックレ
ンジ余裕をトルク余裕と称す)Aは巻終わりのトルク余
裕Bよりも小さいものであった。なお、上記のS−T特
性は使用モータが異なればS−T特性も変化し、使用モ
ータが同じであってもテープ速度,制御テープテンショ
ン値,使用するテープカセットの形状(ハブ径,最大
径)の違いによって図10(a)(b)のように変化す
る。
【0009】図10(a)は巻き戻し始めのトルク余裕
Aは巻終わりのトルク余裕Bよりも大きな場合のS−T
特性であり、図10(b)は巻き戻し始めと巻終わりの
トルク余裕A,Bよりも中間部分のトルク余裕Cが大き
な場合のS−T特性である。従来では、図10(a)
(b)の場合にも巻き戻し時には、テープテンションが
一定で、テープ速度を一定に制御されているのが現状で
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】野外使用されるポータ
ブルユースの機器は、バッテリーが電源電圧となること
が多い。この場合、供給される電源電圧は制約されるこ
とが多く、このためFF/REWのテープ速度は、電源
電圧が低下されアンダーカット(最低電源電圧検知限)
される電源電圧の際に引かれたモータS−T傾斜の範囲
で収まるS−T特性カーブのテープ速度が用いられてい
る。
【0011】本発明は、電源電圧を高くできないポータ
ブルユースの磁気記録再生機器であっても、従来よりも
迅速なFF/REWを実現できるテープ駆動装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のテープ駆動方法
は、巻径に応じてテープ速度を切り換え、ダイナミック
レンジのぎりぎりまで有効に使うように構成したことを
特徴とする。この本発明によると、電源電圧を高くでき
ないポータブルユースの磁気記録再生機器であっても、
従来よりも迅速なFF/REWを実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のテープ駆動方法は、供給
リールと巻取リールの間に掛け渡された磁気テープを一
方のリールから他方のリールに向けて走行させて記録再
生し、早送り/巻戻し時にリールの巻径に応じて目標テ
ープ速度を変更するに際し、定格電圧を印加した状態の
モータ固有の回転数−トルク特性と、早送り/巻戻し時
のテープの速度と制御テンション値で決まる早送り/巻
戻し時の回転数−トルク特性とを比較し、トルク余裕の
ある早送り/巻戻し区間でのテープ速度をトルク余裕の
ない早送り/巻戻し区間でのテープ速度よりも高速にな
るように目標テープ速度指令を変更して目標テープ速度
を変更することを特徴とする。
【0014】以下、本発明のテープ駆動方法を具体的な
実施の形態に基づいて説明する。 〔実施の形態1〕図1と図2は本発明の実施の形態1を
示す。なお、従来例を示す図7と同様の作用をなすもの
には同一の符号を付けて説明する。
【0015】図1に示す実施の形態のテープ駆動装置に
おいて、矢印は通常の記録再生時のテープの走行方向と
リールの回転方向を表している。従来のテープ駆動装置
でのREW時にSリール1は、図9に示すようにテープ
始端に近づいてテープ速度をスローダウンするまでは巻
き取りテープ速度を一定に制御しているのに対して、S
−T特性が図8に示すように特性の巻き戻し始めのト
ルク余裕Aが巻終わりのトルク余裕Bよりも小さい場合
に、本発明のテープ駆動装置では、REW時のテープ速
度を巻径に応じて段階的に図2に示すように切り換え制
御している。
【0016】具体的には、Sリール巻き径検出手段6で
演算されたSリール半径情報RSは、Sリール目標回転
速度演算手段5だけでなく目標テープ速度生成手段14
にも供給されており、目標テープ速度生成手段14で
は、システムコントロール手段から供給されるREWコ
マンド情報15を検出すると、時々のSリール半径情報
RSに応じて変化するテープ速度指令情報Vtを求め
る。
【0017】Sリール目標回転速度演算手段5では、巻
き戻し時の時々のテープ速度指令情報VtをSリール巻
径検出手段6から演算されたSリール半径RSで割り算
することで時々のSリール目標速度Srtを求める。し
たがって、実際に検出したSリール回転速度SsがSリ
ール目標速度Srtに近づくように速度誤差情報(Sr
t−Ss)を計算し、Sリール駆動手段4を介して速度
誤差情報(Srt−Ss)に応じたSリールモータトル
クがSリール1に供給され、巻始めからテープ始端に近
づくにつれて巻き戻しテープ速度を段階的に増速するよ
うに制御している。
【0018】このようにトルクに余裕が多かったところ
でテープ速度を上げることで従来よりも巻き戻しの所要
時間を短縮することができる。なお、上記の実施の形態
では図1の回路を挙げて巻き戻し時のSリール1につい
て説明したが、早送り時のTリール8の駆動についても
同様に実施して早送り時間を短縮できる。
【0019】〔実施の形態2〕図3と図4は本発明の実
施の形態2を示す。この実施の形態は図3に示すように
図10(a)と同じように、巻き戻し始めのトルク余裕
Aは巻終わりのトルク余裕Bよりも大きな場合のS−T
特性であり、このような記録再生装置の場合には、図4
に示すようにトルクに余裕が多い巻き戻しの始めにテー
プ速度を充分に上げて、リール径に応じて次第に減速す
ことで従来よりも巻き戻しの所要時間を短縮することが
できる。
【0020】なお、上記の実施の形態では図1の回路を
挙げて巻き戻し時のSリール1について説明したが、早
送り時のTリール8の駆動についても同様に実施して早
送り時間を短縮できる。 〔実施の形態3〕図5と図6は本発明の実施の形態3を
示す。
【0021】この実施の形態は図5に示すように図10
(b)と同じように、巻き戻し始めと巻終わりのトルク
余裕A,Bよりも中間部分のトルク余裕Cが大きな場合
のS−T特性であり、このような記録再生装置の場合に
は、図6に示すようにトルクに余裕が多い中間区間でテ
ープ速度を充分に上げて、リール径に応じて次第に減速
すことで従来よりも巻き戻しの所要時間を短縮すること
ができる。
【0022】なお、上記の実施の形態では図1の回路を
挙げて巻き戻し時のSリール1について説明したが、早
送り時のTリール8の駆動についても同様に実施して早
送り時間を短縮できる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によれば、巻
径に応じてテープ速度を切り換え、ダイナミックレンジ
のぎりぎりまで有効に使うように構成したため、電源電
圧を高くできないポータブルユースの磁気記録再生機器
であっても、従来よりも迅速なFF/REWを実現でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ駆動方法を実現する磁気記録再
生装置の構成図
【図2】同実施の形態1の巻き戻し時のテープ速度変化
の特性図
【図3】本発明の実施の形態2の巻き戻し時のS−T特
性図
【図4】同実施の形態2の巻き戻し時のテープ速度変化
の特性図
【図5】本発明の実施の形態3の巻き戻し時のS−T特
性図
【図6】同実施の形態3の巻き戻し時のテープ速度変化
の特性図
【図7】従来の磁気記録再生装置の構成図
【図8】同従来例の巻き戻し時のS−T特性図
【図9】同従来例の巻き戻し時のテープ速度変化の特性
【図10】同従来例の別の記録再生装置の巻き戻し時の
S−T特性図
【符号の説明】
1 Sリール 2 Sリール巻径検出手段 3 Sリール速度制御手段 4 Sリール駆動手段 5 Sリール目標回転速度演算手段 6 Sリール巻径検出手段 7 テープ総量情報 8 Tリール 9s,9t S/T両リール1,8の回転速度情報 10 シリンダ 11 シリンダ速度制御手段 12 シリンダ回転速度検出手段 13 シリンダ駆動手段 14 目標テープ速度生成手段 15 REWコマンド情報 100 磁気テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給リールと巻取リールの間に掛け渡され
    た磁気テープを一方のリールから他方のリールに向けて
    走行させて記録再生し、早送り/巻戻し時にリールの巻
    径に応じて目標テープ速度を変更するに際し、 定格電圧を印加した状態のモータ固有の回転数−トルク
    特性と、 早送り/巻戻し時のテープの速度と制御テンション値で
    決まる早送り/巻戻し時の回転数−トルク特性とを比較
    し、トルク余裕のある早送り/巻戻し区間でのテープ速
    度をトルク余裕のない早送り/巻戻し区間でのテープ速
    度よりも高速になるように目標テープ速度指令を変更し
    て目標テープ速度を変更する磁気記録再生装置のテープ
    駆動方法。
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040525