JP2002170299A - テープ走行装置及びテープ走行方法 - Google Patents

テープ走行装置及びテープ走行方法

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JP2002170299A
JP2002170299A JP2000369763A JP2000369763A JP2002170299A JP 2002170299 A JP2002170299 A JP 2002170299A JP 2000369763 A JP2000369763 A JP 2000369763A JP 2000369763 A JP2000369763 A JP 2000369763A JP 2002170299 A JP2002170299 A JP 2002170299A
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Toshiji Hayashi
利治 林
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ送出リールまわりの負荷が従来の方法
であればテープ走行上許容される上限を上回る走行系に
おいて、テープを適切なバックテンションで走行させる
テープ走行装置及びテープ走行方法を提供する。 【解決手段】テープ巻取リールの駆動モータをテープを
巻き取る方向に回転駆動しながら、テープ送出リールの
駆動モータをテープを送り出す方向に回転駆動すること
により、テープを走行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カセットテープの
テープ走行装置及びテープ走行方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カセットテープを使用した記録再生装置
は、今日、全世界で広く使われている。カセットテープ
を使用した記録再生装置、特に回転ヘッド磁気記録再生
装置(例えばVHS方式の映像信号及び音声信号の記録
再生装置、DDS等のデータストレージ等)は、ディス
ク装置に比べてアクセスが遅いと言う欠点を有するが、
1個のカセットテープが極めて大きな記録容量を有し且
つカセットテープの単価(又は単価と記録容量との比)
が極めて安いという特徴を有する。
【0003】信号を再生しながらテープを高速走行させ
ることにより、回転ヘッド磁気記録再生装置のアクセス
性を改善出来る。これにより、カセットテープを使用し
た記録再生装置の有用性を更に広げることが出来る。回
転ヘッド磁気記録再生装置において信号を再生しながら
テープを高速走行させるには、回転ヘッドにテープを巻
きつけた状態でテープを高速走行させる必要がある。回
転ヘッドにテープを巻きつけた状態でテープを高速走行
させる場合は、テープにかかるバックテンションの大き
さを精度良く制御する必要がある。テープの厚みを薄く
することにより大容量の小型のカセットテープを実現出
来るが(テープの体積が一定であれば、テープの長さは
テープの厚みに反比例するからである。)、テープの断
面積が小さくなると、テープにかかるバックテンション
の許容値の範囲は狭くなる。
【0004】テープのバックテンションが完全に0にな
るとテープが浮いた状態で走行することになり、信号を
再生できなくなり、最悪の場合はテープが正しい走行系
からはずれてテープダメージを生ずる。テープのバック
テンションが一定の上限値(テープの断面積が小さい
程、その値は小さい。)FULを越えると、テープが塑
性変形し、いわゆるワカメ状態になったり破断したりす
る。
【0005】回転ヘッド磁気記録再生装置において、テ
ープを回転ドラムに巻きつけたまま走行させる状態にお
いては、テープは種々のポスト及び回転ドラムに巻きつ
けられている。カセットテープのテープ送出リールでの
テープのバックテンションをFとすると、カセットテ
ープのテープ巻取リールでのテープのバックテンション
は、例えばF=k・F (k>1)の式で
表される(FF(Fast Forward)モード又はREW(Re
wind)モード等のリール駆動モード)。
【0006】キャプスタン及びピンチローラによるテー
プ圧着駆動モード(例えばPlayモード等)において
は、カセットテープのテープ送出リールでのテープのバ
ックテンションをFとすると、キャプスタンのすぐ後
ろでのテープのバックテンションFは、例えばF
・F (k>1)の式で表される。一般に、テ
ープがポスト等に巻き付けられている角度が大きくなる
程、k及びkの値は大きい。
【0007】上式より、テープのバックテンションの最
大値F又はFが上記上限値を超えないようにするた
めには(0<(F又はF)<FUL)、カセットテ
ープのテープ送出リールでのテープのバックテンション
について0<F<(F UL/k又はFUL/k
) の式が成立しなければならない。テープが多くの
ポスト等に巻きつけられた状態で走行するリール駆動モ
ードのkの値は、特に大きい。即ち、カセットテープ
のテープ送出リールでのテープのバックテンションF
の許容範囲は狭い。従って、回転ヘッド磁気記録再生装
置のテープ走行装置においては、カセットテープのテー
プ送出リールでのテープのバックテンションを精度良く
制御する必要がある。
【0008】従来の回転ヘッド磁気記録再生装置のテー
プ走行装置は、例えば機械的なバックテンション制御機
構を有していた。従来例の機械的なバックテンション制
御機構を説明する。機械的なバックテンション制御機構
は、例えばつるまきバネで付勢されたテンションポスト
と、一端が固定され且つ他端が当該テンションポストに
取り付けられたバンドブレーキを含む。
【0009】テンションポストはカセットテープのテー
プ送出リールの近傍に配置されており、且つカセットテ
ープのテープが巻きつけられている。バンドブレーキ
は、カセットテープのテープ送出リールを担持する送出
リール台に巻き付けられている。カセットテープのテー
プ送出リールの近傍でのテープのバックテンションが大
きくなるとつるまきバネが伸びてテンションポストが変
移し、バンドブレーキの送出リール台への巻き付きが緩
む。
【0010】バンドブレーキの送出リール台への巻き付
きが緩むとテープのバックテンションが小さくなり、つ
るまきバネが縮む方向にテンションポストが変移する。
カセットテープのテープ送出リールの近傍でのテープの
バックテンションが小さくなると、各部品は上記と逆の
方向に変移する。上記のフィードバックループにより、
カセットテープのテープ送出リールの近傍でのテープの
バックテンションは、ほぼ一定に制御される。
【0011】他の従来の回転ヘッド磁気記録再生装置の
テープ走行装置は、電気的なバックテンション制御機構
を有していた。図4に、リール駆動モードでの従来の回
転ヘッド磁気記録再生装置のテープ走行装置の構成を示
す。2はキャプスタン、14は回転ドラム、41は回転
制御部、7は送出リール台、8は送出リールモータ(送
出リール回転駆動部)、9は送出リール台回転センサ、
10は巻取リール台、11は巻取リールモータ(巻取リ
ール回転駆動部)、12は巻取リール台回転センサ、1
8はカセットテープである。
【0012】回転ドラム14は回転ヘッド13を搭載し
ている。回転ヘッド13は、磁気テープをヘリカルにス
キャンして、磁気テープに信号を記録し、又は磁気テー
プから信号を再生する。
【0013】カセットテープ18は、磁気テープ4を有
する。磁気テープ4は、テープ送出リール3及びテープ
巻取リール5に巻かれている。送出リール台7は、カセ
ットテープ18のテープ送出リール3を担持し、送出リ
ールモータ8によって駆動される。送出リール台7とテ
ープ送出リール3とは一体になって回転する故に、送出
リール台7の回転数とテープ送出リール3の回転数とは
同一である。巻取リール台10は、カセットテープ18
のテープ巻取リール5を担持し、巻取リールモータ11
によって駆動される。巻取リール台10とテープ巻取リ
ール5とは一体になって回転する故に、巻取リール台1
0の回転数とテープ巻取リール5の回転数とは同一であ
る。図4の従来例のテープ走行装置においては、送出リ
ールモータ8及び巻取リールモータ11は2端子のブラ
ッシレスモータである。
【0014】送出リール台回転センサ9は例えばホール
素子であって、円周上に帯磁されたマグネットリングを
有する送出リール台7の回転数Nを検出する。同様
に、巻取リール台回転センサ12は例えばホール素子で
あって、円周上に帯磁されたマグネットリングを有する
巻取リール台10の回転数Nを検出する。回転制御部
6は、演算部61、送出リールモータ駆動制御部62、
送出リールモータ目標駆動電流算出部42、巻取リール
モータ駆動制御部65及びテープ巻き取リール目標回転
数算出部66を有する。演算部61は、テープ巻取リー
ル径算出部71、テープ送出リール径算出部72、テー
プ全長算出部73及びテープ厚算出部74を有する。
【0015】PLAYモード(キャプスタン駆動モー
ド)において、磁気テープ4はキャプスタン2及びピン
チローラ(図示していない。)によって駆動されて走行
する。演算部61のテープ巻取リール径算出部71はテ
ープ巻取リール5の径を算出し、テープ送出リール径算
出部72はテープ送出リール3の径を算出し、テープ全
長算出部73はカセットテープ18のテープの全長を算
出し、テープ厚算出部74はテープの厚さtを算出す
る。
【0016】図4の従来例のテープ走行装置のFFモー
ドにおいては、例えば一定の線速度vffでテープを走
行させるとする。テープ巻取リール目標回転数算出部6
6は、演算部61からテープ巻取リール5の半径の値R
を入力し、巻取リール台10の回転数の目標値N20
をN20=vff/(2π・R) の式により算出す
る。巻取リールモータ駆動制御部65は、テープ巻取リ
ール目標回転数算出部66から回転数の目標値N20
入力し、巻取リール台回転センサ12から実際の巻取リ
ール台の回転数Nを入力し、回転数の目標値N20
実際の回転数Nとが同一になる様に巻取リールモータ
11の回転数を制御する(実際には、ループゲインに応
じた残留誤差が残る。)。巻取リールモータ11は、2
1の方向に巻取リール台10を回転させる。
【0017】送出リールモータ8は、FFモードでのテ
ープ走行時に磁気テープ4がたるまないようにテープ送
出リール3を43に回転させる方向にトルクを加え、磁
気テープ4に適切なバックテンションF10をかける。
FFモードでは、巻取リールモータ11がテープ巻取リ
ール5を21の方向に回転させる力が、送出リールモー
タ8がテープ送出リール3を43に回転させる力より大
きい故に、テープ送出リール3は実際には43の方向と
反対方向に回転する。
【0018】送出リールモータ目標駆動電流算出部42
は、演算部61からテープ送出リール3の半径の値R
を入力し、送出リールモータの駆動電流の目標値I10
をI 10=(F10・R)/Kt の式により算出す
る。F10はバックテンションの目標値、Ktは送出リ
ールモータ8のトルク定数である。送出リールモータ駆
動制御部62は、送出リールモータ目標駆動電流算出部
42からリールモータの駆動電流の目標値I10を入力
し、実際の送出リールモータ8の駆動電流Iを入力し
(送出リールモータ8の駆動電流Iの検出部は、送出
リールモータ駆動制御部62に含まれている。)、実際
の駆動電流Iが駆動電流の目標値I10に一致する様
に送出リールモータ8を駆動する。送出リールモータ8
は送出リール台7が43の方向に回転するように駆動す
る。
【0019】上記のテープ走行装置においては、FFモ
ードにおいて、カセットテープのテープ送出リールの近
傍でのテープのバックテンションは、ほぼ一定に制御さ
れる。図4はFFモードでのテープ走行装置を図示する
が、回転制御部6はテープ走行方向切替部(図示してい
ない)等を有しており、REWモードにおいても同様に
テープを走行させることが出来る。
【0020】しかし、テープ送出リールでのテープのバ
ックテンションFの許容範囲が非常に狭い、幅が狭く
且つ厚さが薄いテープにおいては、バンドブレーキが送
出リール台から完全に離れても(バンドブレーキによる
ブレークトルクが0になっても)、又は送出リール台モ
ータに流す電流を0にしても(送出リールモータ8のト
ルクを0にしても)、テープ送出リールでのテープのバ
ックテンションFが許容範囲を越える場合がある。バ
ンドブレーキを送出リール台から完全に離した場合等に
おいては、テープ走行系の機構により定まるバックテン
ションがテープにかかるが、そのようなバックテンショ
ンでさえも、当該テープの許容範囲を越える場合であ
る。
【0021】従来の回転ヘッド磁気記録再生装置のテー
プ走行装置においては、かかる場合は、上記の機械的又
は電気的なテープのバックテンション制御が可能になる
所まで、テープを回転ドラムから離して(回転ドラム又
はポストへの磁気テープ4の巻き付けを少なくして)テ
ープを走行させていた(例えば図4に示す走行系であ
る。)。
【0022】図4のようにFFモードで磁気テープ4を
カセットテープ18に格納した状態でテープを走行させ
るテープ走行装置は、各種のポストへのテープの巻き付
け角度が小さい故に、テープ送出リール3の近傍でのテ
ープテンションとテープ巻取リール5近傍でのテープテ
ンションの差が小さい(式F=k・F のk
値が1に近い。)。それ故に、適切なバックテンション
でテープを走行させるが、テープ走行時に回転ヘッド1
3で信号を再生することが出来ず、ユーザにとって使い
にくいテープ走行装置になるという問題があった。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決することを課題とする。本発明は、テープ走行系
の機構により定まるバックテンションのみでも当該テー
プのバックテンションの許容範囲を越えるようなテープ
走行系において、テープに適切なバックテンションをか
けてテープを走行させることが可能なテープ走行装置及
びテープ走行方法を提供することを目的とする。本発明
は、信号を再生しながらテープを高速走行させることが
可能な回転ヘッド磁気記録再生装置のテープ走行装置及
びテープ走行方法を提供することを目的とする。本発明
は、リール駆動モードで、信号を再生しながらテープを
高速走行させることが可能なテープ走行装置及びテープ
走行方法を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は下記の構成を有する。本発明の請求項1に
記載の発明は、カセットテープのテープ巻取リールを担
持する巻取リール台と、前記カセットテープのテープ送
出リールを担持する送出リール台と、前記巻取リール台
をテープを巻き取る方向に回転駆動する巻取リール回転
駆動部と、前記送出リール台をテープを送り出す方向に
回転駆動する送出リール回転駆動部と、を有することを
特徴とするテープ走行装置である。
【0025】本発明の請求項4に記載の発明は、カセッ
トテープのテープ巻取リールを担持する巻取リール台を
テープを巻き取る方向に回転駆動する巻取リール回転駆
動ステップと、前記カセットテープのテープ送出リール
を担持する送出リール台をテープを送り出す方向に回転
駆動する送出リール回転駆動ステップと、を有すること
を特徴とするテープ走行方法である。
【0026】本発明は、テープ送出リールまわりの負荷
がテープ走行上許容される上限を上回る走行系におい
て、テープを適切なバックテンションで走行させるテー
プ走行装置及びテープ走行方法を実現できるという作用
を有する。本発明は、信号を再生しながら高速テープ走
行を行う回転ヘッド磁気記録再生装置のテープ走行装置
及びテープ走行方法を実現できるという作用を有する。
本発明は、信号を再生しながらリール駆動による回転ヘ
ッド磁気記録再生装置のテープ走行装置及びテープ走行
方法を実現できるという作用を有する。
【0027】従来のテープ走行装置又はテープ走行方法
においては、送出リール回転駆動部(送出リールモー
タ)を巻取リールモータの回転駆動方向と逆方向に(送
出リール台をテープを巻き取る方向に)回転させ、テー
プ送出リールに適切なバックテンションを印加すること
により、安定なテープ走行を実現していた。しかし、テ
ープ送出リールまわりの負荷がテープ走行上許容される
上限を上回る場合は、従来のテープ走行装置等では適切
なテープ走行を実現できなかった。本発明のテープ走行
装置及びテープ走行方法においては、従来と全く異なる
発想に基づき、送出リール台をテープを送り出す方向
に、送出リール回転駆動部を回転駆動する。これによ
り、本発明は上記の作用を有する。
【0028】本発明の請求項2に記載の発明は、前記送
出リール回転駆動部は多相制御モータであって、前記テ
ープ送出リールが単位時間に送り出すテープ長が前記テ
ープ巻取リールが単位時間に巻き取るテープ長と同一又
はわずかに少なくなる様に前記送出リール回転駆動部を
相制御する送出リール回転制御部を更に有する、ことを
特徴とする請求項1に記載のテープ走行装置である。
【0029】本発明の請求項5に記載の発明は、前記送
出リール回転駆動ステップにおいては、前記テープ送出
リールが単位時間に送り出すテープ長が前記テープ巻取
リールが単位時間に巻き取るテープ長と同一又はわずか
に少なくなる様に、前記送出リール台を回転駆動する多
相制御モータを相制御することを特徴とする請求項4に
記載のテープ走行方法である。
【0030】従来のテープ走行装置又はテープ走行方法
においては、送出リール回転駆動部(送出リールモー
タ)に印加する電圧又は電流を制御することにより、テ
ープ送出リールに適切なバックテンションを与えて安定
なテープ走行を実現していた。しかし、テープ送出リー
ルまわりの負荷がテープ走行上許容される上限を上回る
場合は、従来のテープ走行装置等では適切なテープ走行
を実現できなかった。本発明のテープ走行装置及びテー
プ走行方法においては、従来と全く異なる発想に基づ
き、多相制御モータである送出リール回転駆動部を目標
回転数でテープを送り出す方向に回転させる。これによ
り、本発明は上記の作用を有する。
【0031】「多相制御モータ」とは、複数の相を有
し、ある相に電圧又は電流を流すことによりモータのロ
ータ(回転子)を特定の位相に向けて駆動できるモータ
を意味する。
【0032】本発明の請求項3に記載の発明は、前記テ
ープ巻取リールのリール径を算出するテープ巻取リール
径算出部と、前記テープ送出リールのリール径を算出す
るテープ送出リール径算出部と、前記カセットテープの
全テープ長を算出するテープ全長算出部と、前記全テー
プ長と前記テープ巻取リールのリール径を含む情報に基
づいて前記テープ巻取リールの目標回転数を算出するテ
ープ巻取リール目標回転数算出部と、前記全テープ長と
前記テープ送出リールのリール径を含む情報に基づいて
前記テープ送出リールの目標回転数を算出するテープ送
出リール目標回転数算出部と、前記テープ巻取リールの
目標回転数で前記テープ巻取リールが回転するように前
記巻取リール回転駆動部を制御する巻取リール回転制御
部と、前記テープ送出リールの目標回転数で前記テープ
送出リールが回転するように前記送出リール回転駆動部
を制御する送出リール回転制御部と、を更に有する、こ
とを特徴とする請求項1に記載のテープ走行装置であ
る。
【0033】本発明の請求項6に記載の発明は、前記テ
ープ巻取リールのリール径を算出するテープ巻取リール
径算出ステップと、前記テープ送出リールのリール径を
算出するテープ送出リール径算出ステップと、前記カセ
ットテープの全テープ長を算出するテープ全長算出ステ
ップと、前記全テープ長と前記テープ巻取リールのリー
ル径を含む情報に基づいて前記テープ巻取リールの目標
回転数を算出するテープ巻取リール目標回転数算出ステ
ップと、前記全テープ長と前記テープ送出リールのリー
ル径を含む情報に基づいて前記テープ送出リールの目標
回転数を算出するテープ送出リール目標回転数算出ステ
ップと、を更に有し、前記巻取リール回転駆動ステップ
においては、前記テープ巻取リールの目標回転数で前記
テープ巻取リールが回転するように前記巻取リール台を
回転駆動し、前記送出リール回転駆動ステップにおいて
は、前記テープ送出リールの目標回転数で前記テープ送
出リールが回転するように前記送出リール台を回転駆動
する、ことを特徴とする請求項4に記載のテープ走行方
法である。
【0034】本発明のテープ走行装置及びテープ走行方
法においては、上記の各部又はステップによりテープ送
出リールの目標回転数を算出し、送出リール台を当該目
標回転数で且つテープを送り出す方向に回転させる。こ
れにより、本発明は上記の作用を有する。テープ走行系
がプーリ等を用いた減速機構を有する場合がある。例え
ば「テープ送出リールの目標回転数」等の語は、テープ
送出リールそのものの目標回転数の他、減速比を掛けた
目標回転数も含む。
【0035】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施をするための最
良の形態を具体的に示した実施例について図面とともに
記載する。 《実施例1》本発明の実施例1のテープ走行装置を図1
〜図3を用いて説明する。
【0036】図1に、本発明の実施例1の回転ヘッド磁
気記録再生装置のテープ走行装置の概略的な構成を示
す。1はピンチローラ、2はキャプスタン、14は回転
ドラム、6は回転制御部、7は送出リール台、8は送出
リールモータ(送出リール回転駆動部)、9は送出リー
ル台回転センサ、10は巻取リール台、11は巻取リー
ルモータ(巻取リール回転駆動部)、12は巻取リール
台回転センサ、16及び17はポスト、18はカセット
テープである。
【0037】回転ドラム14は回転ヘッド13を搭載し
ている。回転ヘッド13は、磁気テープをヘリカルにス
キャンして、磁気テープに信号を記録し、又は磁気テー
プから信号を再生する。
【0038】カセットテープ18は、磁気テープ4を有
する。磁気テープ4は、テープ送出リール3及びテープ
巻取リール5に巻かれている。送出リール台7は、カセ
ットテープ18のテープ送出リール3を担持し、送出リ
ールモータ8によって駆動される。送出リール台7とテ
ープ送出リール3とは一体になって回転する故に、送出
リール台7の回転数とテープ送出リール3の回転数とは
同一である。
【0039】巻取リール台10は、カセットテープ18
のテープ巻取リール5を担持し、巻取リールモータ11
によって駆動される。巻取リール台10とテープ巻取リ
ール5とは一体になって回転する故に、巻取リール台1
0の回転数とテープ巻取リール5の回転数とは同一であ
る。実施例1のテープ走行装置においては、送出リール
モータ8及び巻取リールモータ11は3相ブラッシレス
モータである。本発明の主要な要素である送出リールモ
ータ8は、適切に相制御をすることが出来るモータであ
れば、任意のモータを使用することが出来る。
【0040】送出リール台回転センサ9は例えば3相ブ
ラッシレスモータの相検出回路である。相検出回路は、
円周上に帯磁されたマグネットリングを有する送出リー
ル台7の回転数Nをホール素子を用いて検出する。実
施例の3相ブラッシレスモータは1回転当たり24回駆
動コイルの相を変える故に、送出リール台回転センサ9
は3相ブラッシレスモータのロータの位相を15度(=
360度/24)を単位として検出することが出来る。
同様に、巻取リール台回転センサ12は例えば3相ブラ
ッシレスモータの相検出回路である。相検出回路は、円
周上に帯磁されたマグネットリングを有する巻取リール
台10の回転数Nをホール素子を用いて検出する。実
施例においては、巻取リール台回転センサ12は3相ブ
ラッシレスモータのロータの位相を15度(=360度
/24)を単位として検出することが出来る。
【0041】回転制御部6は、演算部61、送出リール
モータ駆動制御部62、テープ送出リール目標回転数算
出部63、テープ走行方向切替部64、巻取リールモー
タ駆動制御部65及びテープ巻取リール目標回転数算出
部66を有する。演算部61は、テープ巻取リール径算
出部71、テープ送出リール径算出部72、テープ全長
算出部73及びテープ厚算出部74を有する。
【0042】PLAYモード(キャプスタン駆動モー
ド)において、ピンチローラ1(19に示す方向に変移
可能である。)は破線で示す位置に変移し、キャプスタ
ン2に圧着される。キャプスタン2が22の方向に回転
することにより、キャプスタン2及びピンチローラ1に
駆動されて、磁気テープ4が走行する。このとき、演算
部61のテープ巻取リール径算出部71はテープ巻取リ
ール5の径を算出し、テープ送出リール径算出部72は
テープ送出リール3の径を算出し、テープ全長算出部7
3はカセットテープ18のテープの全長を算出し、テー
プ厚算出部74はテープの厚さtを算出する。詳細は後
述する。
【0043】実施例1のテープ走行装置のFFモードに
おいては、例えば一定の線速度v でテープを走行さ
せるとする。FFモードにおいては、ピンチローラ1は
実線で示す所に位置する(磁気テープ4から離れ
る。)。巻取リールモータ11が巻取リール台10を2
1の方向に回転させることにより、テープを走行させ
る。テープ巻取リール目標回転数算出部66は、演算部
61からテープ巻取リール5の半径の値Rを入力し、
巻取リール台10の目標回転数N20をN20=v ff
/(2π・R) の式により算出する。
【0044】巻取リールモータ駆動制御部65は、テー
プ巻取リール目標回転数算出部66から目標回転数N
20を入力し、巻取リール台回転センサ12から実際の
巻取リール台の回転数Nを入力し、回転数の目標値N
20と実際の回転数Nとが同一になる様に巻取リール
モータ11の回転数を制御する(実際には、ループゲイ
ンに応じた残留誤差が残る。)。巻取リールモータ11
は、21の方向に巻取リール台10を回転させる。
【0045】テープ送出リール目標回転数算出部63
は、演算部61からテープ送出リール3の半径の値R
を入力し、テープ送出リール3が単位時間に送り出すテ
ープ長がテープ巻取リール5が単位時間に巻き取るテー
プ長と同一又はわずかに少なくなる様に送出リール台7
の目標回転数N10を算出する。テープ送出リール3が
単位時間に送り出すテープ長がテープ巻取リール5が単
位時間に巻き取るテープ長と同一の送出リール台7の目
標回転数N10はN10=vff/(2π・R) の
式により求められる。送出リールモータ駆動制御部62
は、テープ送出リール目標回転数算出部63から目標回
転数N10を入力し、送出リール台回転センサ9から実
際の送出リール台の回転数Nを入力し、回転数の目標
値N10と実際の回転数Nとが同一になる様に送出リ
ールモータ8の回転数を制御する(実際には、ループゲ
インに応じた残留誤差が残る。)。送出リールモータ8
は、20の方向(テープを送り出す方向)に送出リール
台7を回転させる。
【0046】テープ送出リール3が単位時間に送り出す
テープ長がテープ巻取リール5が単位時間に巻き取るテ
ープ長と同一又はわずかに少ない故に、磁気テープ4は
弛むことがなく、且つ巻取リールモータ11にとって送
出リール台7等の負荷は実質的に0又は0に近い最適の
値になる。
【0047】例えば2端子のブラッシレスモータは、加
速側には力を生じるが一般に減速方向には力が働かな
い。例えば外乱変動によりテープ送出リール3のまわり
の負荷が増加すると送出リール台7の回転数が減少す
る。送出リール台回転センサ9により送出リール台7の
回転数の減少を検出して、2端子のブラッシレスモータ
の印加電圧が上昇し、送出リール台7の回転数が上昇す
る。
【0048】例えば外乱変動によりテープ送出リール3
のまわりの負荷が減少すると送出リール台7の回転数が
上昇する。送出リール台回転センサ9により送出リール
台7の回転数の増加を検出して、2端子のブラッシレス
モータの印加電圧が低下する。しかし、2端子のブラッ
シレスモータは減速方向に力を生じない故に、テープ送
出リール3のまわりの負荷減少への応答は遅く、磁気テ
ープ4が弛む。磁気テープ4の弛みが生じると回転ヘッ
ド13が磁気テープ4から信号を再生できなくなり、磁
気テープ4の弛み量が大きいとテープダメージを生じる
恐れがある。
【0049】これに対して、実施例1の送出リールモー
タ駆動制御部62及び送出リールモータ8は、多相制御
モータ(実施例1においては3相制御モータ)の相を制
御して目標回転数で回転させる故、送出リール台7の実
際の回転数Nが目標回転数N10より遅ければ送出リ
ール台7の回転を加速するように力を生じ、送出リール
台7の実際の回転数Nが目標回転数N10より速けれ
ば送出リール台7の回転を減速するように力を生じる。
3相制御モータである送出リールモータ8は、送出リー
ル台7の回転を加速する方向にも減速する方向にも力を
生じる故に、外乱の上昇方向の変動及び減少方向の変動
のいずれにも素早く応答することが出来る。テープ送出
リール3が単位時間に送り出すテープ長がテープ巻取リ
ール5が単位時間に巻き取るテープ長よりわずかに少な
く設定した場合には、当該わずかな差が、磁気テープ4
に適切なバックテンションを与える。
【0050】本発明のテープ走行装置は、テープ送出リ
ールまわりの負荷がテープ走行上許容される上限を上回
る場合(テープ送出リールでのテープのバックテンショ
ンF の許容範囲が非常に狭く、送出リール台モータに
流す電流を0にしても、テープ送出リールでのテープの
バックテンションFが許容範囲を越える場合)におい
ても、テープを送り出す方向に送出リール台7を回転さ
せることにより、適切なバックテンションでのテープ走
行を実現する。上記のテープ走行装置においては、FF
モードにおいて、カセットテープのテープ送出リールの
近傍でのテープのバックテンションは、適切な値に制御
される。図1はFFモードでのテープ走行装置を図示す
るが、回転制御部6のテープ走行方向切替部64が巻取
リールモータの制御系と送出リールモータの制御系とを
切り替えることにより、REWモードにおいても同様に
テープを走行させることが出来る。
【0051】図2は、テープ巻取リール5の半径、テー
プ送出リール3の半径、テープ厚、テープ全長を求める
処理のフローチャートを示す。電源ON後又はカセット
テープの挿入後、少なくとも1回、下記の方法によりテ
ープ巻取リール5の半径等を求める。最初にPLAYモ
ードにする(ステップS201)。キャプスタン駆動モ
ードであれば、どのような速度のモードであっても良
い。次に、巻取リール台回転センサ12は巻取リール台
の回転周期T21を検出し、送出リール台回転センサ9
は送出リール台の回転周期T11を検出する(ステップ
S202)。
【0052】PLAYモードにおいては、キャプスタン
2及びピンチローラ1は単位時間当たり一定のテープ速
度vでテープを走行させる。テープ巻取リール5は単
位時間当たり一定のテープ速度vでテープを巻き取る
故に、テープ巻取リール5の半径R21はR21=v
・T21/2π の式により求めることが出来る(テー
プ巻取リール径算出部71が処理する。)。テープ送出
リール3は単位時間当たり一定のテープ速度vでテー
プを送り出す故に、テープ送出リール3の半径R11
11=v・T11/2π の式により求めることが
出来る(テープ送出リール径算出部72が処理す
る。)。
【0053】次に、ある時間T経過後に(経過時間T
の値を計測する。)、再び巻取リール台回転センサ1
2は巻取リール台の回転周期T22を検出し、送出リー
ル台回転センサ9は送出リール台の回転周期T12を検
出する(ステップS203)。テープ巻取リール5の半
径R22はR22=v・T22/2π の式により求
めることが出来る(テープ巻取リール径算出部71が処
理する。)。テープ送出リール3の半径R12はR12
=v・T12/2π の式により求めることが出来る
(テープ送出リール径算出部72が処理する。)。
【0054】次に、テープの厚さtを計算する(ステッ
プS204)。時間T経過中に長さ(v・T)の
テープがテープ巻取リール5に巻き取られる。従って、
カセットテープ18を上から見た時のテープ巻取りリー
ル5の面積の変化はπ・(R22 −R21 )である
から、下記の式が成立する。 t・(v・T)=π・(R22 −R21 ) これより、テープの厚さtを求めることが出来る(テー
プ厚算出部74が処理する。)。テープ送出リール3の
半径の変化に基づいてテープの厚さtを求めても良い。
【0055】次に、磁気テープ4の全長を計算する(ス
テップS205)。テープ送出リール3及びテープ巻取
リール5のリールハブの半径Rは既知である。カセッ
トテープ18を上から見た時のテープ送出リール3に巻
かれた磁気テープ及びテープ巻取リール5に巻かれた磁
気テープの面積の合計Sは、磁気テープ4の全長をLと
すると、下記の式で表せる。 S=t・L=π・(R22 −R )+π・(R12
−R ) 上式により磁気テープ4の全長Lを求めることが出来る
(テープ全長算出部73が処理する。)。上記の各ステ
ップで求めた値は記憶部(図1に図示していない。)に
保存され高速サーチ(FFモード、REWモード等)時
に使用される。
【0056】図3は、FFモード(リール駆動モード)
における処理のフローチャートを示す。REWモードに
おける処理のフローチャートも同様である。実施例1の
テープ走行装置においては、FFモードにおいて一定の
線速度vffでテープを走行させるとする。高速サーチ
時にはピンチローラー1はキャプスタン2より外れ、磁
気テープ4を駆動しない。テープ巻取リール5とテープ
送出リール3とによって磁気テープ4は走行する。
【0057】最初にFFモードを開始する(ステップS
301)。次に、現在のテープ巻取りリール5の半径R
22、テープ送出リール3の半径R12、テープの全長
L、テープの厚さtのデータを記憶部(図1に図示して
いない。)から読み出す(ステップS302)。次に、
テープ巻取リール目標回転数算出部66は、巻取リール
台10の目標回転数N20を、下記の式に基づいて求め
る(ステップS303)。 vff=2π・R22・N20
【0058】次に、テープ送出リール目標回転数算出部
63は、送出リール台7の目標回転数N10を、下記の
式に基づいて求める(ステップS304)。 vff=2π・R12・N10 送出リール台7の目標回転数N10は、上式で求めた値
よりわずかに小さい値でも良い。上式で求めた目標回転
数を1とすると、送出リール台7の目標回転数N10
例えば0.95〜1.0の値である。具体的な値は、磁
気テープに与えるバックテンションの目標値、及びリー
ルモータ制御回路のループゲイン等に応じて定められ
る。次に、巻取リールモータ駆動制御部65は、決定し
た目標回転数N20で巻取リール台10を回転させるよ
うに、巻取リールモータ11を回転制御する。同様に、
送出リールモータ駆動制御部62は、決定した目標回転
数N10で送出リール台7を回転させるように、送出リ
ールモータ8を回転制御する(ステップS305)。
【0059】次に、巻取リール台10の回転数(巻取リ
ール台回転センサ12により検出する。)、送出リール
台7の回転数(送出リール台回転センサ9により検出す
る。)、テープの厚さt等に基づいて、記憶部に格納さ
れている現在のテープ巻取りリール5の半径R22、テ
ープ送出リール3の半径R12のデータを更新する(ス
テップS306)。再びステップS302に戻り、刻々
と変わる現在のテープ巻取りリール5の半径及び回転
数、並びにテープ送出リール3の半径及び回転数の更新
を繰り返す。テープの全長L等に基づいてテープ終端が
近づいて来たことを検出すると、巻取リール台10の目
標回転数N20及び送出リール台7の目標回転数N10
を下げる。
【0060】これらの制御により、磁気テープ4をたる
ませることなく且つ磁気テープ4に過大なテンションを
かけることなく、磁気テープ4を走行させることができ
る。磁気テープ4の走行方向はテープ走行方向切替部6
4により切り替えることが出来る。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、テープ送出リールまわ
りの負荷がテープ走行上許容される上限を上回る走行系
において、テープを適切なバックテンションで(磁気テ
ープ4をたるませることなく且つ磁気テープ4に過大な
テンションをかけることなく)走行させるテープ走行装
置及びテープ走行方法を実現できるという有利な効果が
得られる。
【0062】本発明によれば、信号を再生しながら高速
テープ走行を行う回転ヘッド磁気記録再生装置のテープ
走行装置及びテープ走行方法を実現できるという有利な
効果が得られる。本発明によれば、信号を再生しながら
リール駆動による回転ヘッド磁気記録再生装置のテープ
走行装置及びテープ走行方法を実現できるという有利な
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の回転ヘッド磁気記録再生装
置のテープ走行装置の概略的な構成を示す図
【図2】PLAYモードにおいて、テープ巻取リールの
半径、テープ送出リールの半径、テープ厚、テープ全長
を求める処理のフローチャートを示す図
【図3】FFモード(リール駆動モード)における処理
のフローチャートを示す図
【図4】従来の回転ヘッド磁気記録再生装置のテープ走
行装置の概略的な構成を示す図
【符号の説明】
1 ピンチローラ 2 キャプスタン 3 テープ送出側リール 4 磁気テープ 5 テープ巻取側リール 6、41 回転制御部 61 演算部 62 送出リールモータ駆動制御部 63 テープ送出リール目標回転数算出部 64 テープ走行方向切替部 65 巻取リールモータ駆動制御部 66 テープ巻取リール目標回転数算出部 71 テープ巻取リール径算出部 72 テープ送出リール径算出部 73 テープ全長算出部 74 テープ厚算出部 7 送出リール台 8 送出リールモータ 9 送出リール台回転センサ 10 巻取リール台 11 巻取リールモータ 12 巻取リール台回転センサ 13 回転ヘッド 14 回転ドラム 16、17 ポスト 18 カセットテープ 42 送出リールモータ目標駆動電流算出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットテープのテープ巻取リールを担
    持する巻取リール台と、 前記カセットテープのテープ送出リールを担持する送出
    リール台と、 前記巻取リール台をテープを巻き取る方向に回転駆動す
    る巻取リール回転駆動部と、 前記送出リール台をテープを送り出す方向に回転駆動す
    る送出リール回転駆動部と、 を有することを特徴とするテープ走行装置。
  2. 【請求項2】 前記送出リール回転駆動部は多相制御モ
    ータであって、 前記テープ送出リールが単位時間に送り出すテープ長が
    前記テープ巻取リールが単位時間に巻き取るテープ長と
    同一又はわずかに少なくなる様に前記送出リール回転駆
    動部を相制御する送出リール回転制御部を更に有する、 ことを特徴とする請求項1に記載のテープ走行装置。
  3. 【請求項3】 前記テープ巻取リールのリール径を算出
    するテープ巻取リール径算出部と、 前記テープ送出リールのリール径を算出するテープ送出
    リール径算出部と、 前記カセットテープの全テープ長を算出するテープ全長
    算出部と、 前記テープ巻取リールのリール径を含む情報に基づいて
    前記テープ巻取リールの目標回転数を算出するテープ巻
    取リール目標回転数算出部と、 前記テープ送出リールのリール径を含む情報に基づいて
    前記テープ送出リールの目標回転数を算出するテープ送
    出リール目標回転数算出部と、 前記テープ巻取リールの目標回転数で前記テープ巻取リ
    ールが回転するように前記巻取リール回転駆動部を制御
    する巻取リール回転制御部と、 前記テープ送出リールの目標回転数で前記テープ送出リ
    ールが回転するように前記送出リール回転駆動部を制御
    する送出リール回転制御部と、 を更に有する、 ことを特徴とする請求項1に記載のテープ走行装置。
  4. 【請求項4】 カセットテープのテープ巻取リールを担
    持する巻取リール台をテープを巻き取る方向に回転駆動
    する巻取リール回転駆動ステップと、 前記カセットテープのテープ送出リールを担持する送出
    リール台をテープを送り出す方向に回転駆動する送出リ
    ール回転駆動ステップと、 を有することを特徴とするテープ走行方法。
  5. 【請求項5】 前記送出リール回転駆動ステップにおい
    ては、前記テープ送出リールが単位時間に送り出すテー
    プ長が前記テープ巻取リールが単位時間に巻き取るテー
    プ長と同一又はわずかに少なくなる様に、前記送出リー
    ル台を回転駆動する多相制御モータを相制御することを
    特徴とする請求項4に記載のテープ走行方法。
  6. 【請求項6】 前記テープ巻取リールのリール径を算出
    するテープ巻取リール径算出ステップと、 前記テープ送出リールのリール径を算出するテープ送出
    リール径算出ステップと、 前記カセットテープの全テープ長を算出するテープ全長
    算出ステップと、 前記全テープ長と前記テープ巻取リールのリール径を含
    む情報に基づいて前記テープ巻取リールの目標回転数を
    算出するテープ巻取リール目標回転数算出ステップと、 前記全テープ長と前記テープ送出リールのリール径を含
    む情報に基づいて前記テープ送出リールの目標回転数を
    算出するテープ送出リール目標回転数算出ステップと、 を更に有し、 前記巻取リール回転駆動ステップにおいては、前記テー
    プ巻取リールの目標回転数で前記テープ巻取リールが回
    転するように前記巻取リール台を回転駆動し、 前記送出リール回転駆動ステップにおいては、前記テー
    プ送出リールの目標回転数で前記テープ送出リールが回
    転するように前記送出リール台を回転駆動する、 ことを特徴とする請求項4に記載のテープ走行方法。
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