JPH08279215A - テープの走行速度の自動制御方法 - Google Patents

テープの走行速度の自動制御方法

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JPH08279215A
JPH08279215A JP8071251A JP7125196A JPH08279215A JP H08279215 A JPH08279215 A JP H08279215A JP 8071251 A JP8071251 A JP 8071251A JP 7125196 A JP7125196 A JP 7125196A JP H08279215 A JPH08279215 A JP H08279215A
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speed
reel
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JP8071251A
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Gie-Cheol Kim
淇▲てつ▼ 金
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Daiu Denshi Kk
WiniaDaewoo Co Ltd
Original Assignee
Daiu Denshi Kk
Daewoo Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻戻しまたは早送り動作の際、レコーダに
実際に装着されたテープの走行速度を自動的に調節し得
る制御方法を提供する。 【解決手段】 本発明によるVCRのようなレコーダ
用テープの巻戻しまたは早送り動作の際、巻き速度を自
動的に制御する方法はVCRが巻戻しまたは早送りモー
ドであるかを決定し、テープの全体長さを決定し、供給
リールまたは巻取りリールに巻き付けられているテープ
の量を表すテープの残量Rを決定し、VCRに設置され
たキャプスタンモータの回転速度を調整してテープの開
始部分または終了部分に至ったかを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカセットレ
コーダ(以下、VCRと称す)のようなレコーダに実際
に装着される磁気テープの走行速度の自動制御方法に関
し、特に、巻戻し動作や早送り動作の際、供給リールま
たは巻取りリールに巻回されているテープの量に基づい
て、テープの走行速度を自動的に制御するための方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来のVCRは巻戻し動作及び
早送り動作を行うことができる。巻戻し動作の際、VC
Rに装着されたビデオカセットのテープが、巻取りリー
ルから供給リールへ速やかに移される。逆に、早送り動
作の際、VCRは、テープを供給リールから巻取リール
へ加速された速度で移される。
【0003】また、公知のように、ビデオカセットのテ
ープは、開始部分と終了部分に各々透明な部分を有す
る。VCRに設置されたテープの開始センサーは、テー
プの開始部分の透明な部分を検出した場合、テープの開
始信号を発生する。同様に、テープの終了センサーは、
テープの終了部分の透明な部分を検出した場合にテープ
の終了信号を発生する。
【0004】従来のVCRにおいて、早送り動作の際、
巻取りリールの回転速度はテープの終了部分に到達する
まで、または、テープの終了センサーがテープの終了信
号を発生するまで一定に維持される。反面、巻戻し動作
の際、供給リールは、テープの開始センサーがテープの
開始を表すテープの開始信号を発生するまで一定な回転
速度で回転する。言い換えると、巻戻し動作または早送
り動作が始まると、テープが移されるリール、即ち、巻
戻し動作の場合には供給リールの、早送り動作の場合に
は巻取りリールの回転速度は、テープの移動が終わるま
で一定である。従って、テープが高速で移動している状
態でテープの開始または終了信号によってテープの移動
が突然停止されるため、巻戻し動作または早送り動作の
終わりに突然の停止によってテープが損傷を受ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
主な目的は、巻戻しまたは早送り動作の際、レコーダに
実際に装着されたテープの走行速度を自動的に調節し得
る制御方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によれば、レコーダの巻戻しモード及び早
送りモードの動作の際、の、磁気テープの走行速度の自
動制御方法であって、前記レコーダは、キャプスタンモ
ータと、供給リールと、巻取りリールと、前記供給リー
ルの回転速度を表す供給リール信号、前記巻取りリール
の回転速度を表す巻取りリール信号及びキャプスタンモ
ータの回転速度を表すモータの速度信号を発生させる手
段とを有しており、前記レコーダのモードが、早送りモ
ードであるか巻戻しモードであるかを判断する第1過程
と、前記レコーダのモードが、前記早送りモードである
か巻戻しモードであるかによって、予め定められた速度
Sで前記キャプスタンモータを回転させることによって
前記テープを巻戻すかまたは早送りする第2過程と、前
記巻取りリール信号と前記供給リール信号から、前記テ
ープの全長Lを決定する第3過程と、前記第3過程で得
られた前記全長Lと、前記巻取りリール信号及び前記供
給リール信号に基づいて、前記供給リールまたは前記巻
取りリールに巻き付けられているテープの量を表すテー
プの残量Rを計算する第4過程と、前記第4過程で得ら
れた前記テープの残量Rに対応する所望の速度DSを計
算する第5過程と、前記モータ速度信号に基づいた前記
キャプスタンモータの現回転速度CSを計算すると共
に、前記現回転速度CSと前記第5過程で得られた所望
の速度DSとの間の差Dを計算する第6過程と、前記差
Dが予め定められた閾値差Dtより大きい場合、前記キ
ャプスタンモータ信号を出力して所望の速度DSでキャ
プスタンモータを回転させ、前記差Dが前記予め定めら
れた閾値差Dt以下の場合、前記現回転速度CSで前記
キャプスタンモータを回転させる第7過程と、前記早送
りモードまたは巻戻しモードの動作が完了するまで、前
記第4過程から前記第7過程を繰り返す第8過程を含む
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明による供給リールまたは巻
取りリール(図示せず)に巻回されているテープの量に
基づいて、巻戻しまたは早送り動作の際のテープの走行
速度を自動に制御し得るVCR用装置のブロック図であ
る。この装置は巻取りリールセンサー10、供給リール
センサー20、テープの開始センサー30、テープの終
了センサー40、速度制御ブロック50及びモータ速度
センサー60を含む。
【0009】巻取りリールセンサー10は、巻取りリー
ルに結合されており、巻取りリールの1回転ごとに予め
定められた数のパルスを発生し、巻取りリールの回転速
度に比例するパルス周波数を有する巻取りリール信号を
供給する。このようにして発生された巻取りリール信号
は、速度制御ブロック50に供給される。反面、供給リ
ールに結合された供給リールセンサー20は、供給リー
ルの回転速度を表す供給リール信号を発生し速度制御ブ
ロック50へ供給する。
【0010】テープの開始センサー30は、テープの開
始部分に形成された透明な部分を検出し、テープの開始
信号を発生し、テープの終了センサー40は、テープの
終了部分に形成された透明な部分を検出してテープの終
了信号を発生する。このテープの開始及び終了信号は速
度制御ブロック50へ各々供給される。
【0011】更に、速度制御ブロック50は、モータ速
度センサー60からのモータ速度信号及びシステム制御
マイクロプロセッサ(図示せず)からのVCRモード信
号を受ける。巻戻しまたは早送り動作の際、巻取りリー
ル及び供給リールを駆動するキャプスタンモータ(図示
せず)に結合されたモータ速度センサー60によって発
生されるモータ速度信号は、キャプスタンの回転速度を
表す。VCRモード信号によって、速度制御ブロック5
0は与えられた時刻のVCRの動作モードを検出する。
【0012】本発明によって、速度制御ブロック50
は、まず、リールセンサー信号に基づいてリールに巻き
付けられているテープの残量を決定して、適当なキャプ
スタンモータ信号を発生し、走行速度を制御することに
よって、キャプスタンモータの回転速度を調整する。
【0013】図2には、巻戻しまたは早送り動作の際、
テープの走行速度を自動的に制御するための速度制御ブ
ロック50で行われる過程を説明する流れ図を表してい
る。
【0014】まず、ステップS10で、速度制御ブロッ
ク50は、巻戻しモードが選択されたか否かを判断する
ために、システム制御マイクロプロセッサからのVCR
モード信号を確認する。速度制御ブロック50が、巻戻
し動作が使用者によって選択されたことをVCRモード
信号から検出すると、過程はステップS30へ進む。ス
テップS30では、速度制御ブロック50は適当なキャ
プスタンモータ信号を発生し、予め定められた速度Sで
キャプスタンモータを回転させる。
【0015】一方、巻戻しモードが選択されていない場
合、過程はステップS10からステップS20へ進み、
早送りモードが選択されているか否かを判断する。速度
制御ブロック50が、早送り動作が使用者によって選択
されたことをVCRモード信号から検出すると、過程は
ステップS40へ進む。ステップS40では、速度制御
ブロック50は、適当なキャプスタンモータ信号を発生
し、予め定められた速度Sでキャプスタンモータを回転
させてテープを早送りする。
【0016】続いて、巻戻しまたは早送り動作がステッ
プS30またはステップS40で始まった後、過程はス
テップS50へ進み、ここで、速度制御ブロック50
は、巻取りリール信号及び供給リール信号に基づいて、
VCRに実際に装着されたビデオカセットのテープの全
長Lを決定する。特に、速度制御ブロック50は、巻取
りリール信号のパルス周波数と供給リール信号のパルス
周波数とを測定することによって、供給リールに巻き付
けられているテープと供給リールとからなる円筒形部分
の半径と、巻取りリールに巻き付けられているテープと
巻取りリールとからなる円筒形部分の半径との間の比率
Kを決定する。Kは、下記の式(1)によって決定され
る。 K=ft/fs=rs/rt 式(1) ここで、rsは、供給リールに巻き付けられているテー
プ及び供給リールからなる円筒形部分の半径、rtは巻
取リールに巻き付けられているテープ及び巻取りリール
からなる円筒形部分の半径、fsは供給リール信号のパ
ルス周波数、そして、ftは巻取りリール信号のパルス
周波数を各々表す。
【0017】続いて、速度制御ブロック50は、巻取り
リールと供給リールの周波数ft、fsの変化率を各々測
定して、比率Kの変化率を測定する。速度制御ブロック
50は、比率Kの変化率及び比率Kのルックアップ表を
用いて、テープの全長Lを決定する。図3は、異なる長
さのテープを有する3つのビデオカセットに対する巻戻
し動作の際の、時間に対する比率Kを表すことによって
ルックアップ表を説明している。各曲線は、予め定めら
れた異なる長さ、即ち、L1、L2またはL3のビデオカ
セットに対して比率Kが時間の経過と共にどのように変
化するかを表す。図示されているように、各3つの曲線
は与えられた値Kに対する値を表す点を有するが、比率
Kのみではビデオカセットにテープの全長Lを決定する
のに充分な情報を供給することができない。しかし、比
率Kの変化率がKの値に対してテープの長さが異なるビ
テオカセット毎に違うため、比率Kと比率Kの変化率は
テープの長さを決定するのに用いることができ、このこ
とは、図3において、各曲線が、比率Kが値K0を有す
る場合、各曲線のKの変化率、即ち、曲線の傾斜が点
A、B及びCで異なることから理解される。限定された
予め定められた長さのみでビデオカセットが作られるた
め、その限定された数の曲線の情報は充分であり、かつ
ルックアップ表に格納され、速度制御ブロック50は、
比率Kとその変化率のみを測定し、テープの長さを決定
することのみが必要である。しかし、このような方法
は、テープの開始または終了部分には適用することがで
きない。このような点では、速度制御プロック50は、
この方法が適用できる部分まで待つようにされているこ
とに注目されたい。
【0018】テープの全長Lが決定されると、過程はス
テップS60へ進み、ステップS60では、速度制御ブ
ロック50は、下記に説明するように、ステップS50
で計算されたテープの全長L、巻取りリール信号及び供
給リール信号からテープの残量Rを計算する。本明細書
の目的のために、テープの残量Rは、供給リールに巻き
付けられているテープの量を表すが、巻取りリールに巻
き付けられているテープの量をも計算し得ることに注目
されたい。
【0019】テープの残量Rは、供給リールに巻き付け
られているテープの全長Lに対するの百分率を表す。こ
のテープの残量Rは、下記の式(2)から得られる。 R=100(πrs 2−πrr 2)/(TtL) 式(2) ここで、rrは供給リールまたは巻取りリール部分のみ
の半径を、Ttはテープの厚さを、Lはテープの全長を
各々表し、rr及びTtは、測定可能な定数である。
【0020】一方、rsは下記式(3)から求められ
る。 πrs 2+π(rs/K)2−2πrr 2=TtL 式(3) (rs/K=rtのため)
【0021】続いて、ステップS70において、速度制
御ブロック50は、テープの残量Rに基づいて所望の速
度DSを計算する。この所望の速度DSは、キャプスタ
ンモータが回転する予め定められた速度Sに対する比率
を表し、早送り動作の際、下記の式(4)によって得ら
れる。 DS=R/100×S(R>ROの場合) DS=RO/100×S(R≦ROの場合) 式(4) ここで、R0は予め定められた任意の定数である。
【0022】一方、VCRが巻戻し動作の場合、所望の
速度DSは下記の式(5)によって得られる。 DS=(100−R)/100×S (100−R>ROの場合) DS=RO/100×S (100−R≦ROの場合) 式(5)
【0023】定数R0は、テープが巻戻しまたは早送り
動作の際、テープの開始または終了部分には至っていな
いが巻戻しまたは早送り動作が殆ど終わりの頃、テープ
が低速で続けて走行することを確実にする。
【0024】代わりに、巻戻しまたは早送り動作が殆ど
終わりになるまで、キャプスタンモータが予め定められ
た速度Sで回転してもよい。この場合、所望の速度DS
は早送り動作の際、下記の式(6)によって得られる。 DS=S(R>R1の場合) DS=(R/R1)×S(R1≧R>ROの場合) DS=RO/100×S(R≦ROの場合) 式(6) ここで、R1は予め定められた任意の定数である。
【0025】同様に、VCRが巻戻し動作の際、所望の
速度DSは下記の式(7)によって得られる。 DS=S(100−R>R1の場合) DS=(100−R)/R1×S (R1≧100−R>ROの場合) DS=RO/100×S (R0≧100−Rの場合) 式(7)
【0026】従って、速度制御ブロック50は、テープ
の予め定められた部分R1が巻取りリールまたは供給リ
ールに巻き付けられている限り、所望の速度DSとして
予め定められた速度Sを出力する。
【0027】その後、この過程は、ステップS75へ進
み、ここで、速度制御ブロック50は、ステップS70
で計算された所望の速度DSが予め定められた最小のモ
ータ速度R0/100×Sと等しいか否かを決定する。
所望の速度DSが巻戻しまたは早送り動作が殆ど終わり
のとき最小のモータの速度と等しい場合、キャプスタン
モータはその最小のモータ速度にて回転することにな
り、過程は、ステップS80へ進む代わりにステップS
100へ進む。
【0028】しかし、ステップS70で計算された所望
の速度DSが、最小のモータ速度と等しくなければ、過
程はステップS80へ進む。ここで、現回転速度CS
は、モータ速度センサー60によって発生されたモータ
速度信号から計算され、下記の式(8)によって差Dを
計算するために用いられる。 D=|CS−DS| 式(8)
【0029】その後、速度制御ブロック50は、ステッ
プS90で予め定められた閾値差Dtと差Dとを比較す
る。差Dが予め定められた閾値差Dt以下の場合、速度
制御ブロック50は、キャプスタンモータの速度を調整
せずに、ステップS110へ進む。
【0030】しかし、差Dが予め定められた閾値差Dt
より大きければ、速度制御ブロック50は、まず、ステ
ップS100へ進み、ステップS110へ進む前に適当
なキャプスタンモータ信号を出力することによって、キ
ャプスタンモータの速度は所望の速度に変えられる。
【0031】ステップS110で、速度制御ブロック5
0は、巻戻しまたは早送り動作が終わったか否かを判断
するが、終わっている場合、巻戻しまたは早送り動作を
止める。従って、VCRが巻戻しモードであって、テー
プ開始信号がテープの開始センサーから受け取られる
か、または、VCRが早送りモードであって、テープの
終了信号を受け取られると、速度制御ブロック50は巻
戻しまたは早送り動作を完了させる。もし、巻戻しまた
は早送り動作が終わっていなければ、速度制御ブロック
50はステップS60へ戻る。
【0032】上記に於いて、本発明の特定の実施例につ
いて説明したが、本明細書に記載した特許請求の範囲を
逸脱することなく、当業者は種々の変更を加え得ること
は勿論である。
【0033】
【発明の効果】従って、本発明によれば、速度制御ブロ
ック50を用いてまずリールセンサー信号に基づいてリ
ールに巻き付けられているテープの量を決定して、適当
なキャプスタンモータ信号を発生し走行速度を制御する
ことによって、キャプスタンモータの回転速度を調整す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】VCR用テープの走行速度を自動的に制御する
ための装置のブロック図。
【図2】本発明によるVCR用テープの走行速度を自動
的に制御するための方法を説明するフローチャート。
【図3】本発明によるVCR用テープの走行速度を自動
的に制御するための方法を用いてテープの残量を決定す
る過程を説明するためのグラフ。
【符号の説明】
10 巻取りリール 20 供給リールセンサー 30 テープ開始センサー 40 テープ終了センサー 50 速度制御ブロック 60 モータ速度センサー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レコーダの巻戻しモード及び早送りモ
    ードの動作の際、の、磁気テープの走行速度の自動制御
    方法であって、前記レコーダは、キャプスタンモータ
    と、供給リールと、巻取りリールと、前記供給リールの
    回転速度を表す供給リール信号、前記巻取りリールの回
    転速度を表す巻取りリール信号及びキャプスタンモータ
    の回転速度を表すモータの速度信号を発生させる手段と
    を有しており、 前記レコーダのモードが、早送りモードであるか巻戻し
    モードであるかを判断する第1過程と、 前記レコーダのモードが、前記早送りモードであるか巻
    戻しモードであるかによって、予め定められた速度Sで
    前記キャプスタンモータを回転させることによって前記
    テープを巻戻すかまたは早送りする第2過程と、 前記巻取りリール信号と前記供給リール信号から、前記
    テープの全長Lを決定する第3過程と、 前記第3過程で得られた前記全長Lと、前記巻取りリー
    ル信号及び前記供給リール信号に基づいて、前記供給リ
    ールまたは前記巻取りリールに巻き付けられているテー
    プの量を表すテープの残量Rを計算する第4過程と、 前記第4過程で得られた前記テープの残量Rに対応する
    所望の速度DSを計算する第5過程と、 前記モータ速度信号に基づいた前記キャプスタンモータ
    の現回転速度CSを計算すると共に、前記現回転速度C
    Sと前記第5過程で得られた所望の速度DSとの間の差
    Dを計算する第6過程と、 前記差Dが予め定められた閾値差Dtより大きい場合、
    前記キャプスタンモータ信号を出力して所望の速度DS
    でキャプスタンモータを回転させ、前記差Dが前記予め
    定められた閾値差Dt以下の場合、前記現回転速度CS
    で前記キャプスタンモータを回転させる第7過程と、 前記早送りモードまたは巻戻しモードの動作が完了する
    まで、前記第4過程から前記第7過程を繰り返す第8過
    程とを含むことを特徴とするテープの走行速度の自動制
    御方法。
  2. 【請求項2】 前記第3過程における前記全長Lが、
    下記の式に基づいて比率Kの変化率を測定して、 K=ft/fs (ここで、fsは前記供給リール信号の周波数、ftは前
    記巻取りリール信号の周波数を表す。) 前記比率Kと変化率とを対応させて得られる前記全長L
    を含むルックアップ表を用いて求められることを特徴と
    する請求項1に記載のテープの走行速度の自動制御方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第4過程で、前記供給リールに巻
    き付けられている前記テープの量を百分率で表す前記テ
    ープの残量Rが、下記の式のように定義され、 R=100(πrs 2−πrr 2)/(TtL)(百分率単
    位) ここで、rsは前記供給リール及び前記供給リールに巻
    き付けられているテープからなる円筒形部分の半径であ
    り、 rsは下記の式によって、 πrs 2+π(rs/K)2−2πrr 2=TtL (ここで、rrは前記供給リールのみの半径、前記Tt
    前記テープの厚さ、Lは前記第3過程で得られた前記全
    長を表す。)求められることを特徴とする請求項2に記
    載のテープの走行速度の自動制御方法。
  4. 【請求項4】 前記第4過程で、前記巻取りリールに
    巻き付けられている前記テープの量Rが、下記の式によ
    って、 πrt 2+π(Krt2−2πrr 2=TtL R=100(πrt 2−πrr 2)/(TtL) (百分率単位) (ここで、rtは前記巻取りリール及び前記巻取りリー
    ルに巻き付けられている前記テープからなる円筒形部分
    の半径を表す。)求められることを特徴とする請求項1
    に記載のテープの走行速度の自動制御方法。
  5. 【請求項5】 前記第5過程で、前記レコーダが前記
    早送りモードの場合、前記所望の速度DSが、 DS=R/100×S(R>ROの場合) DS=RO/100×S(R≦ROのの場合) (ここで、ROは0から100までの間の任意の定数)
    によって求められ、 また、前記レコーダが前記巻戻しモードの場合、前記所
    望の速度DSが、 DS=(100−R)/100×S (100−R>ROの場合) DS=RO/100×S(100−R≦ROの場合) によって求められることを特徴とする請求項4に記載の
    テープの走行速度の自動制御方法。
  6. 【請求項6】 前記第5過程において、前記レコーダ
    が前記早送りモードの場合、前記所望の速度DSが、 DS=S(R>R1の場合) DS=(R/R1)×S(R1≧R>ROの場合) DS=RO/100×S(R≦ROの場合) (ここで、R1はR0と100との間の任意の定数)によ
    って求められ、 また、前記レコーダが前記巻戻しモードの場合、前記所
    望速度DSが、 DS=S(100−R>R1の場合) DS=(100×R)/R1×S (R1≧100−R>ROの場合) DS=RO/100×S(100−R≦ROの場合) によって求められることを特徴とする請求項3に記載の
    テープの走行速度自動制御方法。
  7. 【請求項7】 前記第5過程で、前記レコーダが前記
    巻戻しモードの場合、前記所望の速度DSが、 DS=R/100×S(R>ROの場合) DS=RO/100×S(R≦ROの場合) また、前記レコーダが前記早送りモードの場合、前記所
    望速度DSが、 DS=(100−R)/100×S (100−R>ROの場合) DS=RO/100×S(100−R≦R0の場合) によって、求められることを特徴とする請求項4に記載
    のテープの走行速度の自動制御方法。
  8. 【請求項8】 前記第5過程で、前記レコーダが前記
    巻戻しモードの場合、前記所望の速度DSが、下記の式
    によって求められ、 DS=S(R>R1の場合) DS=(R/R1)×S(R1≧R>ROの場合) DS=RO/100×S(R≦ROの場合) また、前記レコーダが早送りモードの場合、下記の式に
    よって DS=S(100−R>R1の場合) DS=(100×R)/R1×S (R1≧100−R>ROの場合) DS=RO/100×S(100−R≦R0の場合) 求められることを特徴とする請求項3に記載のテープの
    走行速度の自動制御方法。
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