JPH10111264A - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ

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JPH10111264A
JPH10111264A JP26304596A JP26304596A JPH10111264A JP H10111264 A JPH10111264 A JP H10111264A JP 26304596 A JP26304596 A JP 26304596A JP 26304596 A JP26304596 A JP 26304596A JP H10111264 A JPH10111264 A JP H10111264A
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JP
Japan
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gas
heater
gas sensor
semiconductor
substrate
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Withdrawn
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JP26304596A
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English (en)
Inventor
Yuichiro Okajima
裕一郎 岡島
Hiroshi Kikuchi
啓 菊地
Takahiro Ide
卓宏 井出
Kenichi Nakamura
健一 中村
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間欠駆動による温度変動に対して耐久性が高
く、使用時間が長いガスセンサを提供する。 【解決手段】 ガスセンサ2は、基板4の上面に絶縁膜
6を設け、絶縁膜6の上にヒータ8、保護膜10、電極
12、ガス感応物質である半導体14が形成してある。
一方、ヒータの下部は基板が一部除去され、窪み16が
形成されている。基板はシリコン等からなり、電極は保
護膜の上に一対形成され、電極を覆うように、SnO2
等からなるガス感応物質である半導体がヒータの上方に
その断面を山形で、かつその周縁に向かってなだらかに
膜厚が減少するように形成してある。このように半導体
の周縁がなだらかに減少していることから、温度変動を
受けた場合でも半導体に応力の集中等が発生せず、間欠
駆動に対して非常に耐久性が高く、使用時間の長いガス
センサを提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱部の加熱によ
ってガス感応材の温度を上昇させてガス検出を行うガス
センサに関し、特に、耐久性を向上させたガスセンサに
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ガス漏れを検知するガスセンサが
都市ガスやLPガスの漏洩検知用に実用化されている。
ガスセンサは、主に半導体式と接触燃焼式があり、多く
の場合Pt、Pdなどからなるヒータ線の周囲に半導
体、もしくは酸化触媒の原料を焼結させる方法で製造さ
れている。このためセンサの小型化に限界があり、しか
も消費電力が比較的大きく、電池による長時間使用はで
きないという問題点を有していた。
【0003】一方、半導体微細加工技術を用いた薄膜型
のガスセンサが知られている。この種の薄膜型の半導体
式ガスセンサは、基板、絶縁膜、ヒータ、保護膜、電
極、半導体を積層した構造となっており、更に、ヒータ
下部の基板にエッチングを行って基板を除去したりある
いはその厚みを薄くし、基板との熱絶縁を図っている。
基板は、エッチングのためにシリコン、サファイアなど
の単結晶基板を用いることが多く、絶縁膜および保護膜
には電気絶縁性、耐熱性に優れたSiO2 膜、Si3
4 膜、あるいはこれらの複合膜などが使われ、ヒータに
は長期にわたって安定なPt、W、多結晶シリコンなど
が多く用いられる。又電極にはPtなどが用いられ、半
導体にはSnO2 、ZnO、NiO、CuOなどの金属
酸化物が用いられている。
【0004】このようなガスセンサは、小型化が容易な
ため消費電力を極めて小さくすることができ、更に、温
度上昇速度が速く、ヒータを間欠駆動させても十分にガ
スの監視が可能であることから、ヒータの消費電力をよ
り一層小さくすることができるという利点を備えてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ガ
スセンサは種々の材質の膜が積層されて形成されてお
り、これら各材質の熱膨張率がそれぞれ異なるため、温
度変動に弱く、耐久性が不十分で長時間の使用に問題が
あった。殊に、ヒータを間欠的に駆動させて加熱を行う
場合には、各部における温度変動が激しく、それが繰り
返されるため、一層破壊され易いという状態になってい
た。
【0006】例えばヒータを550℃まで0.1秒ごと
に間欠的に駆動させたとき、上記ガスセンサは数十万回
程度の駆動で破壊が生じる。都市ガスやLPガスの警報
器として使用する場合、少なくとも500万回程度の間
欠駆動に耐える必要があるため、上記ガスセンサは耐久
性の点で実用化に問題があった。
【0007】本発明は以上のような状況に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、ヒータの間欠駆動
に対しても十分な耐久性を有し長時間の使用が可能なガ
スセンサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、ガスセンサを次のように構成した。
【0009】すなわち、基板上に、ヒータ部と、ヒータ
部により加熱されるガス感応材を備え、かつヒータ部の
下方の前記基板を除去あるいは厚みを減少させて窪みを
形成してなるガスセンサにおいて、ガス感応材の膜厚を
該ガス感応材の周縁に向かってなだらかに減少するよう
に形成してガスセンサを構成した。
【0010】又、ヒータ部によってガス感応材をガス感
応可能温度に加熱したとき、ガス感応材の内部応力が最
も減少するようにガスセンサを構成した。
【0011】又、ガス感応材の膜厚をヒータ部からの加
熱によって生じるガス感応材の温度分布に対応させて形
成した。
【0012】又、ガス感応材を半導体層としてガスセン
サを構成した。
【0013】又、基板をシリコンとし、シリコン基板と
ヒータ部との間に絶縁膜を設け、かつヒータ部上面を少
なくとも覆う保護膜を設け、保護膜上に半導体層と、半
導体層の電気抵抗を検出するための電極を備え、半導体
層の電気抵抗変化からガスを検出するようにガスセンサ
を構成した。
【0014】絶縁膜および保護膜をSiO2 膜、あるい
はSiO2 とSi34 との複合膜とし、ヒータ部を多
結晶シリコンとし、半導体層をSnO2 とし、電極をP
tとしてガスセンサを構成した。
【0015】又、基板から張り出し部を形成し、その張
り出し部上にヒータ部と半導体層と電極とを形成した。
更に、張り出し部を架橋構造、あるいは片持ち梁構造と
してガスセンサを構成した。
【0016】尚、ガス感応材に代えて、触媒としたガス
センサでもよい。
【0017】半導体層の膜厚をその半導体層の周縁に向
かってなだらかに減少するように形成する方法として
は、基板上に形成したヒータに通電し、それによって発
生した熱を用いて半導体を熱CVD法等により付着させ
ることした。熱CVD法等によって半導体層は、温度に
応じた成膜速度で基板等の表面に付着されることから、
ヒータ中央部を中心としてなだらかに変化する温度分布
に従った膜厚で半導体が付着する。したがって、その半
導体層の膜厚は半導体層の周縁に向かってなだらかに減
少するように形成される。
【0018】又、半導体付着時は、基板、電極等その他
の部材の温度がガスセンサとして機能している状態とほ
ぼ等しい温度に上昇していることから、かかる状態で半
導体が付着されることにより、使用状態、すなわち加熱
状態において半導体層には何等内部応力が生じない状態
で付着される。
【0019】尚、膜厚がなだらかに減少するとは、半導
体層の断面において、膜厚変化部の外形線と膜の付着部
とのなす角度を傾斜角とすると、一般的なエッチングで
半導体層を加工した際の平均傾斜角よりも小さい平均傾
斜角で膜厚が減少することをいう。
【0020】このように半導体層を形成すると、加熱時
に各材質の熱膨張率の違いによって生じる応力を効果的
に吸収し、変形力がある特定の箇所に集中することがな
く、耐久性を大幅に向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明のガスセンサの実施の一形
態について説明する。
【0022】図1及び図6にガスセンサ2を示す。図1
に示すようにガスセンサ2は、基板4の上面に絶縁膜6
を設け、絶縁膜6の上にヒータ8、保護膜10、電極1
2、ガス感応物質である半導体14が形成してある。一
方、絶縁膜6の下部は基板4が一部除去され、窪み16
が形成されている。
【0023】基板4はシリコンからなり、絶縁膜6はS
iO2 から形成してある。ヒータ8は、多結晶シリコン
からなり、ヒータ8の上面に絶縁膜6と同じ材質からな
る保護膜10が形成されている。そして、保護膜10の
上に一対の電極12が形成され、電極12を覆うよう
に、SnO2 からなるガス感応物質である半導体14が
ヒータ8の上方に断面を山型で、その周縁がなだらかに
減少し保護膜10に連続するように形成してある。
【0024】次に、半導体14について詳しく説明す
る。
【0025】半導体14は、ヒータ8のほぼ中心上部の
厚さが最も厚く、その頂点から徐々に周囲に向かって薄
くなっている。更に、半導体14は、ヒータ8によって
所定温度に加熱されている状態で内部の引っ張り応力や
圧縮応力が最も小さくなるように形成されている。つま
り、ヒータ8に通電されて半導体14がガス感知物質と
して機能する状態に加熱されると、基板4、絶縁膜6、
ヒータ8等は、熱膨張等により、わずかでも変形が生
じ、半導体14に変形力が加えられる。又半導体14自
体も温度上昇により熱変形される。半導体14は、この
ような熱変形にかかわらずガスセンサ2の作動温度状態
において内部応力が最も小さくなるように形成されてい
る。
【0026】したがって、半導体14は、基板4、正確
には保護膜10の上面に温度分布に応じて、その周縁の
膜厚がなだらかに減少するように形成されていることか
ら、各材質の熱膨張率の違いによって生じる応力を効果
的に吸収して温度変化による変形力が一か所に集中する
ことがなく、加熱を断続して行っても、破断することが
なく、使用時間を長くすることができる。
【0027】更に、半導体14を加熱したセンサ2の使
用状態において、半導体14は最もストレスが小さいこ
とから、温度上昇を原因とした変形力が発生しにくく、
破壊や損傷の発生が最小となり、高い精度と耐久性を実
現できる。
【0028】次に、上記ガスセンサ2の製造方法の一例
について説明する。
【0029】まずシリコンなどの単結晶基板4上に絶縁
膜6を成膜する。この絶縁膜6はSiO2 のほか、Si
34 、Al23 、MgOやこれらを複合させたもの
でも良い。尚、基板がサファイアなどの絶縁性のもので
あればこの絶縁膜6の形成は必ずしも必要ではない。次
にこの絶縁膜6の上部にヒータ8を形成する。ヒータ8
は多結晶シリコンのほか、Pt、Wなどでもよい。続い
てヒータ8を含む基板全面に保護膜10を成膜する。保
護膜10の材質は絶縁膜6と同様SiO2 に限らず、様
々な材質の膜またはそれらを複合させたものも可能であ
る。
【0030】この上面にPtなどで電極12を形成した
後、Auなどでヒータ8と電極12の信号取出用電極1
8をそれぞれに形成する。その後、基板4の裏面から異
方性エッチングを行いヒータ8の下部に窪み16を形成
する。異方性エッチングは基板4の表面から行っても良
く、この場合は基板4に架橋構造や片持ち梁などの構造
を形成する。すなわち、この過程までは半導体微細加工
技術を用いて形成する熱線式マイクロヒータの製造過程
と同一である。
【0031】次に、ヒータ加熱による熱CVD法などを
用いてガス感応部である半導体14の成膜を行う。すな
わち、有機金属などを原料とし、上述したように基板4
上に既に作製したヒータ8に通電を行って、原料の熱分
解が起こる温度以上に加熱し、原料の蒸気を酸素やオゾ
ンなどの酸化剤と共にヒータ8に接触させる。すると、
熱分解によってヒータ8の近傍にSnO2 の膜が生成さ
れる。SnO2 の成膜は所定の温度に達した時点から始
まり、温度が高くなるに従って成膜速度も上昇する。こ
のため膜厚はヒータ8の直上で最も厚く、ヒータ8から
離れるに従って徐々に薄くなり、温度が熱分解の開始温
度となる箇所で膜厚がほぼ0となる。したがって、半導
体14の周縁に向かって膜厚がなだらかに減少するよう
に形成される。
【0032】尚、成膜する半導体はSnO2 のほかZn
O、NiO、CuOなどの金属酸化物も可能であり、成
膜する物質によって供給する原料を変更する。また成膜
方法は熱CVD法のほか噴霧熱分解法なども可能であ
り、この場合には原料を蒸気でなくミスト状にして、熱
CVD法と同じ方法で成膜することができる。ヒータ8
の温度を原料の熱分解が始まる温度よりも高くするほど
半導体を広い範囲に成膜できるため、所望の範囲に半導
体を成膜することができる。逆にヒータ8付近だけの成
膜を望む場合はヒータ8の温度を原料の熱分解が始まる
温度よりわずか上にすればよい。
【0033】又、架橋構造や片持ち構造の場合には、ヒ
ータ8の周囲全体に半導体14が付着されることとなる
が、それら各面で付着された半導体14の断面はなだら
かに山型に形成されるので問題はない。
【0034】半導体14の成膜には、上記以外にスパッ
タリングや蒸着なども用いることができる。この場合は
図2に示すように、メタルマスク20を、メタルマスク
20に設けた孔22をヒータ8の直上にして、かつ基板
4から所定距離離して配置し、孔22からスパッタリン
グ等を行い成膜する。すると、孔22における粒子の回
り込みによってヒータ8の中央付近を頂点とした山型の
膜厚分布をもった半導体14が基板4上に成膜される。
成膜される範囲はメタルマスク20と基板4との距離
や、孔22の直径等の選択によって適宜制御できる。更
にこの場合、ヒータ8を加熱する必要は必ずしも無い
が、付着力や内部応力の点を考慮してガスセンサ2の使
用温度程度に加熱しておいてもよい。
【0035】以上述べたように、本実施例のガスセンサ
2は、ガス検知部分である半導体14の膜厚が、その周
縁に向かってなだらかに減少するように形成されている
ため、加熱時に各材質の熱膨張率の違いによって生じる
応力を効果的に吸収し、耐久性を大幅に向上させること
ができる。
【0036】又、半導体14の付着時は、基板4、その
他部材も加熱されており、かかる昇温状態において半導
体14が付着されることから、加熱状態での半導体14
には無理な変形力が発生せず、内部応力が最も小さい状
態となり、耐久性を向上できる。逆に、常温状態は使用
時に比べて低温であることから、一般に温度上昇ととも
に膨張する材質が多いことを考慮するとガスセンサ2、
少なくとも半導体14は圧縮状態にあると考えられ、加
熱時においても又常温状態においても、強固な状態を保
持することができる。
【0037】
【実施例】次に、本発明にかかるガスセンサの実施例に
ついて説明する。
【0038】本実施例では基板としてシリコン単結晶基
板を用い、この基板上にSiO2 を絶縁膜として成膜
し、更に絶縁膜の上部にPイオンを不純物として含む多
結晶シリコンでヒータを形成した。次にヒータを含む基
板全面にSiO2 を保護膜として成膜し、保護膜の上面
にPtでガス検知部分となる半導体の電気抵抗を測定す
るための電極を形成した後、基板の裏面から異方性エッ
チングを行い絶縁膜の下部に窪みを形成した。
【0039】ガス感応部である半導体はSnO2 とし、
熱CVD法を用いて成膜した。付着は、前述したように
基板上にヒータと電極を形成した後、ヒータに電線を接
続し、基板を反応容器内に収納して行った。半導体の原
料はテトラメチルスズとし、原料の蒸気を反応容器内に
アルゴンガスをキャリアとして酸化剤である酸素と共に
供給した。このとき、反応容器内の温度は70℃に保
ち、圧力は3Torrに調整した。更にヒータへの通電によ
りヒータの温度は、550℃になるように制御し、Sn
2 の成膜を1時間行った。
【0040】図3に、ヒータ中央部の温度を550℃に
した状態のセンサの温度分布を示す。一方SnO2 の成
膜速度は図4に示すようになっており、これら両者の関
係から、基板上のSnO2 の膜厚分布を求めると、図5
に示すように膜厚が周縁に向かってなだらかに減少する
形状になっていることがわかる。又、このことは、干渉
を用いた膜厚計測によっても確かめられた。
【0041】次に、上記実施例のガスセンサ2と従来技
術のガスセンサの耐久実験を行った。実験は、550℃
で0.1秒ごとにヒータ8を間欠駆動させ、SnO2
抵抗を計測した。結果を図7に示す。図7から明らかな
ように、従来の半導体微細加工技術によるセンサが十数
万回の駆動でSnO2 の膜が破断したのに対し、本発明
によるセンサは一千万回の駆動でも破断は発生しなかっ
た。このことから、本発明によるセンサは従来技術によ
るセンサに比べて数十〜百数十倍の優れた耐久性を有し
ていることがわかる。
【0042】尚、上記例では、ヒータ8上の半導体14
の周縁を膜厚がなだらかに減少するように形成したが、
本発明では、それに限らず、半導体14を支持する支持
構造、すなわち保護膜10等(温度上昇範囲に限れば十
分である。)を上記説明したように形成してもよい。こ
のように構成すれば、半導体14部分の破断のみでな
く、全体構造自体のヒータ加熱による温度変動に対して
素子全体としての耐久性を向上させることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明の構造の素子によれば、耐久性が
高く、使用時間を大幅に延長させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるガスセンサを示す断面図であ
る。
【図2】本発明にかかるガスセンサの製造方法の一例を
示す断面図である。
【図3】ガスセンサの温度分布状態を示す図である。
【図4】半導体の成膜速度を示す図である。
【図5】形成された膜厚を示す図である。
【図6】本発明にかかるガスセンサを示す斜視図であ
る。
【図7】耐久試験の実験結果を示す図である。
【符号の説明】
2 ガスセンサ 4 基板 6 絶縁膜 8 ヒータ 10 保護膜 12 電極 14 半導体 16 窪み 18 信号取出用電極 20 メタルマスク 22 孔
フロントページの続き (72)発明者 中村 健一 東京都豊島区西巣鴨3−19−10−404

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、ヒータ部と、該ヒータ部によ
    り加熱されるガス感応材を備え、かつ前記ヒータ部の下
    方の前記基板を除去あるいはその厚みを減少させ窪みを
    形成してなるガスセンサにおいて、前記ガス感応材の膜
    厚を該ガス感応材の周縁に向かってなだらかに減少する
    ように形成したことを特徴とするガスセンサ。
  2. 【請求項2】 前記ヒータ部によって前記ガス感応材を
    ガス感応可能温度に加熱したとき、該ガス感応材の内部
    応力が最も減少するように構成したことを特徴とする請
    求項1に記載のガスセンサ。
  3. 【請求項3】 前記ガス感応材の膜厚を前記ヒータ部か
    らの加熱によって生じる該ガス感応材の温度分布に対応
    させたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    ガスセンサ。
  4. 【請求項4】 前記ガス感応材を半導体層としたことを
    特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  5. 【請求項5】 前記基板はシリコンであり、該シリコン
    基板と前記ヒータ部との間に絶縁膜を設け、かつ前記ヒ
    ータ部上面を少なくとも覆う保護膜を設け、該保護膜上
    に前記半導体層と、該半導体層の電気抵抗を検出するた
    めの電極を備え、該半導体の電気抵抗変化からガスを検
    出することとした請求項4に記載のガスセンサ。
  6. 【請求項6】 前記絶縁膜および保護膜はSiO2 膜、
    あるいはSiO2 とSi34 の複合膜であり、前記ヒ
    ータ部は多結晶シリコンであり、前記半導体層はSnO
    2 であり、前記電極はPtである請求項5に記載のガス
    センサ。
  7. 【請求項7】 前記基板を除去あるいはその厚みを減少
    させ窪みを形成した箇所を該基板から張り出した張り出
    し部に形成し、該張り出し部上に前記ヒータ部と前記半
    導体層と前記電極とを形成した請求項4から請求項6の
    いずれか1項に記載のガスセンサ。
  8. 【請求項8】 前記張り出し部が架橋構造である請求項
    7に記載のガスセンサ。
  9. 【請求項9】 前記張り出し部が片持ち梁構造である請
    求項7に記載のガスセンサ。
  10. 【請求項10】 前記ガス感応材に代えて、所定のガス
    の反応を助長する触媒としたことを特徴とした請求項1
    から請求項3のいずれか1項に記載のガスセンサ。
JP26304596A 1996-03-11 1996-10-03 ガスセンサ Withdrawn JPH10111264A (ja)

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US08/812,557 US5821402A (en) 1996-03-11 1997-03-07 Thin film deposition method and gas sensor made by the method
EP97103890A EP0795625A1 (en) 1996-03-11 1997-03-07 Thin film deposition method and gas sensor made by the method

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003065990A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Denso Corp ガスセンサおよびその製造方法
KR100780076B1 (ko) * 2001-11-08 2007-11-29 허증수 반도체형 가스센서용 감지막 형성방법 및 반도체형가스센서 어레이
JP2012107999A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 New Cosmos Electric Corp ガス検知素子

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