JPH10110735A - プレス製ヨークとスリーブの結合構造 - Google Patents
プレス製ヨークとスリーブの結合構造Info
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- JPH10110735A JPH10110735A JP8261542A JP26154296A JPH10110735A JP H10110735 A JPH10110735 A JP H10110735A JP 8261542 A JP8261542 A JP 8261542A JP 26154296 A JP26154296 A JP 26154296A JP H10110735 A JPH10110735 A JP H10110735A
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- Japan
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- yoke
- sleeve
- press
- jointing
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Abstract
変形を抑えジョイントの良好な組付性および作動性を維
持できるプレス製ヨークとスリーブの結合構造を供す
る。 【解決手段】 プレス成形されたヨーク1とスリーブ11
との互いの係合部を、レーザビームにより溶接結合する
プレス製ヨークとスリーブの結合構造。
Description
スリーブの結合構造に関する。
易かつ安価に製造し、軽量化を図るために、主にプレス
加工により製造する例が既に提案されている。かかる例
である特開平6−337020号公報に記載されたもの
を、図4に示す。
抜き,絞り,プレス加工等により製造され、基端部02か
ら二股に分岐した一対のヨーク部03,03が突出してお
り、基端部02の反対側の結合面には嵌合軸部04が突出し
ている。嵌合軸部04の外周面にはセレーションがプレス
により形成されている。
ぞれ十字軸取付用の軸孔03a,03aが穿設されており、
両軸孔03a,03aの軸芯は同軸上に一致していなければ
ならない。
内径はヨークスタブ01の嵌合軸部04の外径に等しく、ス
リーブ011 の端部がヨークスタブ01の嵌合軸部04に嵌合
し、スリーブ011 の端面がヨークスタブ01の基端部02に
当接させる。そしてこの当接部をガス溶接またはアーク
溶接により結合していた。
ブ01は、鍛造のヨークスタブに比べ板厚が薄く軽量化を
意図しているが、板厚が薄いとスリーブ011 の結合時の
溶接の熱の影響を受けて変形し易い。 特にガス溶接ま
たはアーク溶接は、熱が局部に限定されずに加えられる
ので、板厚の薄いヨークスタブ01は、熱の影響をまとも
に受け、変形を生じるおそれが多分にある。
一対のヨーク部03,03は、対称性が失われ各ヨーク部0
3,03の十字軸取付用の軸孔03a,03aの同軸であるべ
き軸芯にずれを生じてジョイントの組付性および作動性
を悪くしてしまう。
で、その目的とする処は、プレス製ヨークとスリーブの
溶接結合時の熱変形を抑えジョイントの良好な組付性お
よび作動性を維持できるプレス製ヨークとスリーブの結
合構造を供する点にある。
を達成するために、本発明は、プレス成形されたヨーク
とスリーブとの互いの係合部を、レーザビームにより溶
接結合するプレス製ヨークとスリーブの結合構造とし
た。
の集中度は高く局部的な溶接が可能であるので、ヨーク
がプレス製で比較的板厚が薄くても溶接時の熱による変
形を回避して、ジョイントの組付性および作動性を良好
に維持することができる。
構造において、前記ヨークの基端部の結合面に前記スリ
ーブの端円部内周に嵌合可能な嵌合軸部を突出形成し、
同嵌合軸部が前記スリーブの端円部に嵌合して同嵌合軸
部の外周面と前記スリーブの端円部内周面との互いの係
合部をレーザビームにより溶接結合する。
る位置決めが、ヨークの嵌合軸部とスリーブ端部の嵌合
によって容易かつ確実に行われ、組付作業性が良い。
合構造において、前記ヨークとスリーブとの結合にあた
ってダストカバーも同時にレーザビームにより溶接結合
することで、製造工数を削減して組付作業を効率良く行
うことができる。
ついて図1ないし図3に図示し説明する。図1は本実施
の形態に係るヨークスタブ1とスプラインスリーブ11の
結合前のダストカバー21も含めて同軸に配置した斜視図
であり、図2はその断面図である。
よびダストカバー21は、いずれもプレス成形され、軽量
かつ低コストである。
ーク部3が突出して側面視でコ字状をしており、基端部
2の結合面2aには偏平円柱状に嵌合軸部4が突出形成
されている。
ぞれ十字軸取付用の軸孔3a,3aが穿設されており、
両軸孔3a,3aの軸芯は同軸上に一致している。
にインナースプライン12が形成されており、結合側端部
13の内周は、前記ヨークスタブ1の嵌合軸部4に合わせ
て拡径した凹部14が形成されている。
端部13の凹部14をヨークスタブ1の基端部2の嵌合軸部
4に嵌合し、結合側端部13の端面をヨークスタブ1の基
端部2の結合面2aに当接する。
方の端円部が内側中心方向に延出して連結部23を形成
し、連結部23の内周端が軸方向に外側に屈曲して偏平な
円筒状係合部24を形成している。円筒状係合部24の内径
は、スプラインスリーブ11の外径と等しい。
ストカバー21の円筒状係合部24に円筒状本体22側から嵌
入させて、前記のように結合側端部13の凹部14をヨーク
スタブ1の基端部2の嵌合軸部4に嵌合させ、スプライ
ンスリーブ11の結合側端部13の端面とダストカバー21の
円筒状係合部24の端面を結合面2aに当接させると、図
3に示すように組付けることができる。
組付けにおける位置決めが、ヨークスタブ1の嵌合軸部
4とスプラインスリーブ11の結合側端部13の内周凹部14
の嵌合によって容易かつ確実に行われるので、組付作業
性が良い。
ヨークスタブ1の嵌合軸部4の外周をスプラインスリー
ブ11の結合側端部13が覆い、同結合側端部13の外周をダ
ストカバー21の円筒状係合部24が覆う3層構造の係合部
をなし、この係合部にレーザビームを照射してレーザビ
ーム溶接をおこない一体に結合する。ヨークスタブ1と
スプラインスリーブ11との結合と同時にダストカバー21
も結合されるので、製造工数を削減して組付作業を効率
良く行うことができる。
の集中度は高く局部的な溶接がなされるので、溶接部以
外への熱の影響が小さい。したがってプレス成形され比
較的板厚を薄くして軽量化・低コスト化を図ったヨーク
スタブ1は、レーザビーム溶接による嵌合軸部4以外の
熱の影響は小さく、板厚は薄いにもかかわらず熱変形の
おそれはなく形状が維持されヨーク部3,3の十字軸取
付用の軸孔3a,3aの軸芯を同軸上に保つことができ
る。
良好に維持することができる。
プラインスリーブの結合前のダストカバーも含めて同軸
に配置した斜視図である。
トカバーを結合した状態を示す一部断面とした側面図で
ある。
す一部側面とした断面図である。
合軸部、11…スプラインスリーブ、12…インナースプラ
イン、13…結合側端部、14…凹部、21…ダストカバー、
22…円筒状本体、23…連結部、24…円筒状係合部。
Claims (3)
- 【請求項1】 プレス成形されたヨークとスリーブとの
互いの係合部を、レーザビームにより溶接結合すること
を特徴とするプレス製ヨークとスリーブの結合構造。 - 【請求項2】 前記ヨークの基端部の結合面に前記スリ
ーブの端円部内周に嵌合可能な嵌合軸部を突出形成し、
同嵌合軸部が前記スリーブの端円部に嵌合して同嵌合軸
部の外周面と前記スリーブの端円部内周面との互いの係
合部をレーザビームにより溶接結合することを特徴とす
る請求項1記載のプレス製ヨークとスリーブの結合構
造。 - 【請求項3】 前記ヨークとスリーブとの結合にあたっ
てダストカバーも同時にレーザビームにより溶接結合す
ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のプレ
ス製ヨークとスリーブの結合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26154296A JP3812759B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | プレス製ヨークとスリーブの結合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26154296A JP3812759B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | プレス製ヨークとスリーブの結合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10110735A true JPH10110735A (ja) | 1998-04-28 |
JP3812759B2 JP3812759B2 (ja) | 2006-08-23 |
Family
ID=17363351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP26154296A Expired - Fee Related JP3812759B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | プレス製ヨークとスリーブの結合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3812759B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10304071A1 (de) * | 2003-01-31 | 2004-09-02 | Gather Industrie Gmbh | Verbund von wenigstens zwei Rohren und Verfahren zur Herstellung eines solchen Verbundes |
CN108612780A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-10-02 | 河南鑫轴传动机械有限公司 | 一种花键轴叉 |
CN113967775A (zh) * | 2021-10-21 | 2022-01-25 | 山西平阳重工机械有限责任公司 | 核反应堆本体抗震比例模型定位键/槽加工方法 |
-
1996
- 1996-10-02 JP JP26154296A patent/JP3812759B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE10304071A1 (de) * | 2003-01-31 | 2004-09-02 | Gather Industrie Gmbh | Verbund von wenigstens zwei Rohren und Verfahren zur Herstellung eines solchen Verbundes |
DE10304071B4 (de) * | 2003-01-31 | 2005-06-23 | Gather Industrie Gmbh | Verfahren zur Befestigung einer Magnethalterung an einer ein Zahnrad antreibenden Welle einer magnetgekuppelten Zahnradpumpe |
CN108612780A (zh) * | 2018-05-09 | 2018-10-02 | 河南鑫轴传动机械有限公司 | 一种花键轴叉 |
CN113967775A (zh) * | 2021-10-21 | 2022-01-25 | 山西平阳重工机械有限责任公司 | 核反应堆本体抗震比例模型定位键/槽加工方法 |
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JP3812759B2 (ja) | 2006-08-23 |
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