JPH10107940A - 表示装置、およびこの表示装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

表示装置、およびこの表示装置を備えた画像形成装置

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JPH10107940A
JPH10107940A JP8258567A JP25856796A JPH10107940A JP H10107940 A JPH10107940 A JP H10107940A JP 8258567 A JP8258567 A JP 8258567A JP 25856796 A JP25856796 A JP 25856796A JP H10107940 A JPH10107940 A JP H10107940A
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隆行 西
Tatsuya Funakoshi
達也 船越
Masashi Honda
雅士 本田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、ジャム処理、トナー補給処理、排
トナー処理等の処理手順を解り易く図解表示でき、各処
理を容易且つスムーズに実行できる表示装置、およびこ
の表示装置を備えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】画像形成装置のコントロールパネルには、
例えばジャム処理動作をグラフィック表示する表示装置
としてのグラフィックディスプレイ201が設けられて
いる。グラフィックディスプレイ201は、ジャム発生
箇所に応じた複数のジャム処理ガイダンス画面を順次表
示し、ユーザーは、これらのガイダンス画面に従ってジ
ャム処理をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機等の画像
形成装置の各種ガイダンスを表示する表示装置、および
この表示装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置として、例えば、グ
ラフィック表示装置を備えた複写機が知られている。こ
の種の表示装置は、液晶やCRTにより形成され、通
常、複写枚数、複写倍率、用紙サイズ、各種編集モード
等を表示するようになっている。
【0003】また、この表示装置は、例えば、複写機内
において用紙ジャムを生じた場合、複写機の外観を示し
たグラフィック画面を表示するとともに、このグラフィ
ック画面上のジャム発生箇所を点滅させ、ジャム処理を
促すように機能する。この他に、トナー補給や排トナー
処理が必要な場合に、グラフィック画面を表示して各処
理に対応したマークを点滅させて処理を促すようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
表示装置では、上記のように複写機内でのジャムを警告
することはできるが、ジャム処理をどのように実施すれ
ば良いかの判断はできない。このため、ジャムが発生し
ていることが解ってもジャム処理が困難であった。
【0005】また、従来、上記のようにジャム発生を警
告した後、コントロールパネル上のヘルプキーを押すこ
とにより、文字によるガイダンスを表示できる表示装置
を備えた複写機が知られているが、文字によるガイダン
スでは複写機のどの部分をどのように操作すれば良いか
が解らず、スムーズなジャム処理ができない問題があ
る。
【0006】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、ジャム処理、トナー補給処理、排トナ
ー処理等の処理手順を解り易く図解表示でき、各処理を
容易且つスムーズに実行できる表示装置、およびこの表
示装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の表示装置は、各種処
理動作を図解して説明するための複数の画像を記憶した
記憶手段と、上記記憶手段に記憶された画像を表示する
表示部と、上記記憶手段に記憶された各画像に対応した
各処理動作の完了を検知する検知手段と、上記検知手段
による検知結果に従って画像を切換えつつ、上記記憶手
段に記憶された画像を上記表示部を介して順次表示する
表示手段と、を備えている。
【0008】また、この発明のうち請求項2記載の表示
装置は、各種処理動作を図解して説明するための複数の
画像を記憶した第1記憶手段と、上記第1記憶手段に記
憶された画像から処理状況に応じた画像を選択して記憶
する第2記憶手段と、上記第2記憶手段に記憶された画
像を表示する表示部と、処理済みの動作に対応する画像
を上記第2記憶手段から削除し、第2記憶手段に記憶さ
れた画像を処理の順序に従って上記表示部を介して順次
表示する表示手段と、を備えている。
【0009】また、この発明のうち請求項3記載の表示
装置は、各種処理動作を図解して説明するための複数の
画像を記憶した記憶手段と、上記記憶手段に記憶された
画像を表示する表示部と、上記記憶手段に記憶された所
定数の画像を上記表示部を介して同時に表示するととも
に、表示した所定数の画像から少なくとも1つの画像を
拡大して表示する表示手段と、を備えている。
【0010】また、この発明のうち請求項4記載の画像
形成装置は、画像信号に基づいて被画像形成媒体に画像
を出力する画像形成装置において、上記画像形成装置に
おける各種処理動作を図解して説明するための複数の表
示画像を記憶した記憶手段と、上記記憶手段に記憶され
た表示画像を表示する表示部と、上記記憶手段に記憶さ
れた表示画像を上記画像形成装置の処理状況に応じて上
記表示部を介して順次表示する表示手段と、を備えてい
る。
【0011】また、この発明のうち請求項5記載の画像
形成装置は、画像信号に基づいて被画像形成媒体に画像
を出力する画像形成装置において、上記画像形成装置に
おける各種処理動作を図解して説明するための複数の表
示画像を記憶した記憶手段と、上記記憶手段に記憶され
た表示画像を表示する表示部と、上記表示部を介して表
示画像を表示する時間を計測する計測手段と、上記計測
手段にて計測した一定時間毎に表示画像を切換えつつ、
上記記憶手段に記憶された表示画像を上記表示部を介し
て順次表示する表示手段と、を備えている。
【0012】また、この発明のうち請求項6記載の画像
形成装置は、画像信号に基づいて被画像形成媒体に画像
を出力する画像形成装置において、上記画像形成装置に
おける各種処理動作を図解して説明するための複数の表
示画像を記憶した記憶手段と、上記記憶手段に記憶され
た表示画像を表示する表示部と、上記記憶手段に記憶さ
れた各表示画像に対応した上記画像形成装置の各処理動
作の完了を検知する検知手段と、上記検知手段による検
知結果に従って表示画像を切換えつつ、上記記憶手段に
記憶された表示画像を上記表示部を介して順次表示する
表示手段と、を備えている。
【0013】また、この発明のうち請求項7記載の画像
形成装置は、画像信号に基づいて被画像形成媒体に画像
を出力する画像形成装置において、上記画像形成装置に
おける各種処理動作を図解して説明するための複数の表
示画像を記憶した記憶手段と、上記記憶手段に記憶され
た表示画像を表示する表示部と、上記表示部を介して表
示する表示画像を切換える切換手段と、上記切換手段に
て表示画像を切換えつつ、上記記憶手段に記憶された表
示画像を上記表示部を介して順次表示する表示手段と、
を備えている。
【0014】また、この発明のうち請求項8記載の画像
形成装置は、画像信号に基づいて被画像形成媒体に画像
を出力する画像形成装置において、上記画像形成装置に
おける各種処理動作を図解して説明するための複数の表
示画像を記憶した第1記憶手段と、上記第1記憶手段に
記憶された表示画像から処理状況に応じた表示画像を選
択して記憶する第2記憶手段と、上記第2記憶手段に記
憶された表示画像を表示する表示部と、上記画像形成装
置にて成された処理済みの動作に対応した表示画像を上
記第2記憶手段から削除し、第2記憶手段に記憶された
表示画像を処理の順序に従って上記表示部を介して順次
表示する表示手段と、を備えている。
【0015】更に、この発明のうち請求項9記載の画像
形成装置は、画像信号に基づいて被画像形成媒体に画像
を出力する画像形成装置において、上記画像形成装置に
おける各種処理動作を図解して説明するための複数の表
示画像を記憶した記憶手段と、上記記憶手段に記憶され
た表示画像を表示する表示部と、上記記憶手段に記憶さ
れた所定数の表示画像を上記表示部を介して同時に表示
するとともに、表示した所定数の表示画像から少なくと
も1つの画像を拡大して表示する表示手段と、を備えて
いる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。図1に示すように、この
発明の画像形成装置100は、複写すべき原稿の画像を
複写する装置本体2を有している。
【0017】装置本体2は、読取り手段として機能する
画像読取部4と、画像形成手段として機能する画像形成
部6と、を有している。装置本体2の上部には、画像読
取部4の後述する原稿載置台に向けて原稿を給送する自
動原稿送り装置(以下、原稿送り装置と称する)10が
一体的に配置されている。なお、原稿送り装置10は、
後述する原稿載置台に対して開閉可能で、原稿載置台に
載置された原稿Dを原稿載置台に密着させる原稿押さえ
としても機能する。また、装置本体2の上部には、この
発明の表示装置として機能するグラフィックディスプレ
イを備えた後述するコントロールパネルが設けられてい
る。
【0018】画像読取部4は、装置本体2の上面に配設
され、読取対象物すなわち原稿Dが載置される透明なガ
ラスからなる原稿載置台11と、原稿載置台11の一端
に配置され、原稿Dが載置されるべき位置を示すサイズ
板12と、を有している。
【0019】原稿載置台11の下方すなわち装置本体2
の内側には、原稿載置台11に載置された原稿Dを照明
する露光ランプ13、露光ランプ13からの光を原稿D
に効率よく照射させるための補助反射板14、及び、原
稿Dからの反射光を所定の方向に折曲げる第1ミラー1
5などを含み、原稿載置台11と平行に移動可能に形成
された第一キャリッジ16が配置されている。第1キャ
リッジ16は、図示しない歯付きベルト等を介して図示
しないパルスモータによって、原稿載置台11に沿って
平行に移動される。
【0020】原稿載置台11の側方であって、第1ミラ
ー15により反射された反射光が案内される方向には、
原稿載置台11と平行に移動可能な第2のキャリッジ1
7が配設されている。
【0021】第2のキャリッジ17には、第1ミラー1
5により案内される原稿Dからの反射光を順に折曲げる
第2ミラー20および第3ミラー21が互いに直角に配
置されている。第2のキャリッジ17は、第1キャリッ
ジ16を駆動する歯付きベルトなどにより第1キャリッ
ジ16に従動されるとともに、第1キャリッジ16に比
較して1/2の速度で原稿載置台11に沿って平行に移
動される。
【0022】第一キャリッジ16の下方であって、第2
キャリッジ17を介して折返された光の光軸を含む面内
には、図示しない駆動機構を介して移動可能に形成さ
れ、第2キャリッジ17からの反射光に集束性を与える
とともに、自身が移動することにより反射光を所定の倍
率で結像させる結像レンズ22、及び、相互に直角に配
置され、レンズ22により所定の倍率に対応する集束性
が与えられた上記反射光の光路をさらに折り返すととも
に、レンズ22が移動されたことによる光路長すなわち
原稿テーブル11と後述する感光体ドラムとの間の距離
の変動を、自身が移動することにより補正する第4ミラ
ー23および第5ミラー24が配置されている。
【0023】画像形成部6は、装置本体2のほぼ中央に
回転自在に配置された像担持体としての感光体ドラム3
0を有している。感光体ドラム30の表面には、画像読
取部4の第6のミラー25によって導かれた反射光すな
わち画像情報が照射される。
【0024】感光体ドラム30の周囲には、ドラム表面
を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ31、感光体
ドラム30の表面上に形成された静電潜像に現像剤とし
てのトナーを供給して所望の画像濃度で現像する現像器
32、後述する用紙カセットから給紙された被転写材す
なわちコピー用紙Pに感光体ドラム30に形成されたト
ナー像を転写するとともにトナー像が転写されたコピー
用紙Pを感光体ドラム30から分離させるための転写・
剥離チャージャ33、感光体ドラム30の表面からコピ
ー用紙Pを剥離する剥離爪34、感光体ドラム30の表
面に残留したトナーを清掃する清掃装置35、及び、感
光体ドラム30の表面に残った電位を除電する除電器3
6が順に配置されている。尚、清掃装置35は、回収し
た廃トナーを収容する図示しないトナーボックスを備
え、トナーボックスが一杯になったことを検知する後述
する廃トナーセンサを備えている。
【0025】現像器32の近傍には、現像剤としてのト
ナーを収納しているトナーホッパ37、及び、トナーホ
ッパ37から現像器32へトナーを補給するトナー搬送
オーガ38が設けられている。また、現像器32には、
トナー濃度を検知するための後述するトナー濃度センサ
が設けられている。
【0026】装置本体2内の下部(ドラム30より下
方)には、装置本体2から引出し可能な上段カセット4
1、中段カセット42、および下段カセット43が積層
状態で配置されている。これらのカセットの側方には、
大容量フィーダ44が配置されている。
【0027】上段カセット41、中段カセット42、お
よび下段カセット43は、横向きに置かれたA4サイズ
(A4R)のコピー用紙、B4サイズのコピー用紙、お
よびA3サイズのコピー用紙を、それぞれ、500枚程
度収納可能に形成されている。大容量フィーダ44は、
使用頻度の高いサイズのコピー用紙、例えば、A4サイ
ズのコピー用紙を、約3000枚収納可能に形成されて
いる。
【0028】大容量フィーダ44の上部には、各カセッ
ト41,42,43および大容量フィーダ44とは独立
に、コピー用紙Pを給送可能な手差しフィーダ45が形
成されている。
【0029】手差しフィーダ45と感光体ドラム30
(後述、タイミングローラ58)との間には、手差しフ
ィーダ45に挿入されたコピー用紙Pを取り込む手差し
用ピックアップローラ46、ピックアップローラ46に
より取り込まれたコピー用紙Pをガイドする手差しガイ
ド47、及び、手差しガイド47を介して感光体ドラム
30に向かって案内されるコピー用紙Pを搬送する搬送
ローラ48が設けられている。また、搬送ローラ48の
下流側の搬送路上には、手差しジャムを検知するための
センサ49が配設されている。
【0030】各カセット41,42,43および大容量
フィーダ44と感光体ドラム30との間には、各カセッ
ト41,42,43および大容量フィーダ44から感光
体ドラム30に向かってコピー用紙Pを案内する搬送路
51が形成されている。この搬送路51は、さらに、感
光体ドラム30と転写・剥離チャージャ33との間に規
定される転写領域を経て、装置本体2の外部まで延出さ
れている。
【0031】転写領域を通過されたコピー用紙Pが進行
する方向には、コピー用紙Pを搬送する搬送ベルト52
が組み込まれている。搬送ベルト52によりコピー用紙
Pが搬送される方向であって、感光体ドラム30に対し
て熱を与えにくい位置には、ローラ表面が互いに圧接さ
れたヒートローラを含み、トナー像が転写されたコピー
用紙Pを加熱することでトナー像を溶融させつつトナー
像とコピー用紙Pとを加圧してコピー用紙Pにトナー像
を定着させる定着装置53が設けられている。
【0032】定着装置53は、ヒートローラの表面から
コピー用紙Pを剥離させるための剥離爪531を有し、
定着装置53の外側の所定位置には、剥離爪531の開
閉を検知するための剥離爪センサ53aが配設されてい
る。
【0033】定着装置53に対向した装置本体2の側壁
には、定着装置53によりトナー像が定着されたコピー
用紙Pが排出される排出口54および排紙トレイ55が
配置されている。尚、装置本体2の排出口54が設けら
れた側壁に隣接して、オプションとしてソータが取付け
られても良い。
【0034】上段カセット41、中段カセット42、下
段カセット43の近傍および大容量フィーダ44の近傍
には、それぞれカセットあるいは大容量フィーダからコ
ピー用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ56
が設けられている。また、搬送路51には、ピックアッ
プローラ56によりいずれかのカセットまたは大容量フ
ィーダから取り出されたコピー用紙Pを、感光体ドラム
30に向かって搬送するための複数の給紙ローラ57が
設けられている。更に、各カセットおよび大容量フィー
ダの下流側の搬送路51上には、取出されたコピー用紙
Pの通過を検知するためのセンサ41a、42a、43
a、44aがそれぞれ配設されている。
【0035】搬送路51の感光体ドラム30の近傍・上
流側には、搬送路51を案内されたコピー用紙Pの傾き
を補正するとともに、感光体ドラム30上に形成された
トナー像の先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感
光体ドラム外周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙P
を転写領域へ給紙するタイミングローラ58が配設され
ている。また、タイミングローラ58の手前すなわち給
紙ローラ57側には、コピー用紙Pの到達を検出するタ
イミング検知センサ59が設けられている。
【0036】定着装置53と排出口54との間には、定
着装置53によりトナー像が定着されたコピー用紙P
を、後述する用紙反転部64あるいは排出トレイ55の
いづれかに案内する排出切換ユニット60が配置されて
いる。
【0037】排出切換ユニット60は、定着装置53を
通過されたコピー用紙Pを推進する第1および第2の排
出ローラ61および62、及び、第1および第2の排出
ローラ61、62間で、定着装置53からのコピー用紙
Pを排出口54あるいは後述する用紙反転部64に、選
択的に振り分ける振り分けゲート63が配置されてい
る。尚、定着装置53と第1の排出ローラ61との間の
搬送路上には、定着装置53でのジャムを検知するため
のセンサ53bが配設されている。
【0038】感光体ドラム30と上段カセット41との
間には、定着装置53によりトナー像が定着されたコピ
ー用紙Pを反転して再びタイミングローラ58へ送る反
転機構64が設けられている。
【0039】反転機構64は、コピー用紙Pを一時的に
集積する一時集積部65、定着装置53を通過したコピ
ー用紙Pを反転して一時集積部65に導く反転路66、
一時集積部65に集積されたコピー用紙Pを一枚づつ取
り出すピックアップローラ67、一時集積部65に収容
されることで表裏が裏返されたコピー用紙Pを再びタイ
ミングローラ58に案内する反転搬送路68、及び、反
転搬送路68に案内されたコピー用紙Pをタイミングロ
ーラ58に向かって給紙する給紙ローラ69を有してい
る。尚、給紙ローラ69の下流側の反転搬送路68上に
は、コピー用紙Pの通過を検知するセンサ64aが配設
されている。
【0040】原稿送り装置10は、給送すべき原稿Dが
載置される原稿保持部120、原稿保持部120に載置
された原稿Dを1枚ずつ取出す原稿取出し部130、原
稿取出し部130を介して取出された原稿Dを、たとえ
ば、複写装置本体2の原稿載置台11の所定の位置に給
送する原稿搬送部140、及び、画像の読取られた原稿
Dが排出される原稿排出部150を含んでいる。
【0041】原稿保持部120は、後述する原稿搬送部
140および駆動部等の回転部を覆う本体カバー121
上に、所定枚数の原稿Dを保持可能に形成された原稿ト
レイ122を有している。
【0042】原稿取出し部130は、原稿トレイ122
に原稿Dがセットされたことを検知するエンプテイセン
サ131、原稿トレイ122に載置された原稿Dを装置
本体の原稿載置台11に向けて搬送するために取出すピ
ックアップローラ132、ピックアップローラ132を
介して取出された原稿Dを1枚に制限する分離ローラ1
33、および、ピックアップローラ132によって取出
された原稿Dの傾きを修正するとともに、装置本体2の
原稿載置台11に向かって所定のタイミングで給送する
アライニングローラ134を有している。
【0043】原稿搬送部140は、原稿載置台11の上
面を覆うとともに、原稿取出し部130から給送される
原稿Dを原稿載置台11に沿って搬送する搬送ベルト1
41を有している。原稿搬送部140は、既に説明した
本体カバー121を介して利用者が手を触れることのな
いよう覆われている。
【0044】原稿排出部150は、原稿搬送部140を
介して原稿載置台11上に載置され、画像情報が読み取
られた原稿Dがスタックされる排出原稿トレイ151、
排出原稿トレイ151に向かって原稿Dをガイドする原
稿排出路152、及び、原稿排出路152と後述する駆
動部を覆う反転部カバー153を有している。
【0045】原稿排出路152は、画像情報が読み取ら
れた原稿Dを原稿搬送部140から遠のく方向に搬送す
る搬送ローラ154、搬送ローラ154の外周面に原稿
Dを密着させる複数のピンチローラ、及び、排出原稿ト
レイ151に向かって送出された原稿Dの後端を検出す
る後端検知センサ155を含んでいる。
【0046】ところで、上記のように構成された画像形
成装置100の前面(図1の手前側の面)には、左右に
開放可能な一対のフロントカバー(図示せず)が設けら
れており、画像形成装置100内部の所定位置には、各
フロントカバーの開閉を検知するためのフロントカバー
スイッチ161、162(図2参照)が配設されてい
る。
【0047】また、画像形成装置100は、図3に示す
ように、定着装置53より上方のクラムシェル170が
上方に開放可能に形成されており、定着装置53の上部
の所定位置には、クラムシェル170の開閉を検知する
開閉センサ171が配設されている。
【0048】更に、画像形成装置100は、排出口54
が形成された側面に隣接してオプションとしてのソータ
180(図4参照)を備えても良い。ソータ180は、
画像形成装置100排出口54に連通される受入口18
1の近傍にコピー用紙Pの通過を検知するセンサ182
を備えている。
【0049】以上のように構成された画像形成装置10
0は、以下のように動作される。まず、複写すべき原稿
Dが原稿送り装置10の原稿トレイ122にセットされ
ると、エンプティセンサ131のオンが確認され、ピッ
クアップローラ132が回転される。これにより、原稿
トレイ122にセットされた原稿Dの最下部の原稿D1
がピックアップローラ132と分離ローラ133との間
に狭持されて取出され、アライニングローラ134に向
かって搬送される。
【0050】ピックアップローラ132により取り出さ
れた原稿D1は、アライニングローラ134によって一
旦整位されて停止される。そして、所定のタイミングで
搬送ベルト141が回転されるとともにアライニングロ
ーラ134が回転され、整位された原稿が原稿載置台1
1上の所定の読取位置へ給送される。
【0051】続いて、照明ランプ13が所定の明るさで
点灯され、原稿載置台11上の原稿D1に沿って、第一
キャリッジ16が、所定の速度で移動される。そして、
原稿D1からの反射光が、第一キャリッジ16の第1ミ
ラー15、第二キャリッジ17の第2ミラー20および
第3ミラー21、結像レンズ22、第4ミラー23およ
び第5ミラー24、及び、露光ミラー25を順に反射さ
れて、感光体ドラム30に案内される。
【0052】感光体ドラム30に案内された原稿D1か
らの反射光は、感光体ドラム30により画像情報に対応
した静電潜像に変換される。感光体ドラム30上の静電
潜像は、現像装置32により供給されるトナーによりト
ナー像として現像されたのち、転写・剥離チャージャ3
3を介して、タイミングローラ58まで給送されている
コピー用紙Pに、タイミングローラ58によりコピー用
紙Pの先端と感光体ドラム30上のトナー像の位置とが
整合された状態で、コピー用紙Pに転写される。
【0053】トナー像が転写されたコピー用紙Pは、剥
離爪34および転写・剥離チャージャ33により感光体
ドラム30から剥離され、搬送装置52を介して定着装
置53に搬送されて、定着装置53によりトナー像すな
わちトナーが固着されて、排出トレイ55または反転部
64に案内される。
【0054】トナー像をコピー用紙Pに引き渡した感光
体ドラム30は、清掃装置35および除電器36により
表面に残った電荷およびトナーが除去されたのち、再
び、次の画像形成に利用される。
【0055】図5は、装置本体2の上部に設けられたコ
ントロールパネル200を示している。コントロールパ
ネル200は、その略中央位置に液晶タッチパネルによ
り形成されたグラフィックディスプレイ201を備えて
いる。
【0056】このグラフィックディスプレイ201は、
画像形成装置100が正常動作している場合には、複写
枚数、複写倍率、用紙サイズ、各種編集モード等を表示
した図5のようなレディー画面を表示するようになって
おり、ジャム処理、トナー補給、排トナー処理、ライフ
による部材の交換等のエラーが生じた場合に、その警告
を表示するとともにそれぞれの処理のための操作手順を
図解してガイダンスするようになっている。尚、グラフ
ィックディスプレイ201は表示したマークに触れるこ
とによりキー入力が成されるタッチパネル201aを有
している。
【0057】また、コントロールパネル200には、警
告を表示した場合に警告音を発生するためのブザー20
2が配設されている。この他に、コントロールパネル2
00には、ヘルプキー203、濃度調節キー204、テ
ンキー205、ズームキー206、コピーキー207等
のハードキーが配設されている。
【0058】次に、上記のように構成されたコントロー
ルパネル200の制御系について、図6のブロック図を
用いて説明する。コントロールパネル200の制御系
は、制御手段として作用する制御基板210を有してい
る。制御基板210にはマイコン212が配設され、マ
イコン212には、画面切換時間および高圧出力値を記
憶したRAM213(第2記憶手段)、表示画面データ
およびプログラムデータを記憶したROM214(第1
記憶手段)、グラフィックディスプレイ201を制御す
る液晶コントローラ215、および通紙枚数等をカウン
トして装置を構成する各部材のライフをカウントするラ
イフカウンタ216が接続されている。
【0059】また、制御基板210には、液晶コントロ
ーラ215に接続されたグラフィックディスプレイ20
1、ブザー202、および各種キーやタッチパネル20
1aを介して入力されるデータを制御基板210のマイ
コン212に出力する制御キーマイコン218を備えた
コントロールパネル基板220が接続されている。
【0060】更に、制御基板210には、転写・剥離チ
ャージャ33等に高圧を出力する高圧出力基板231、
各種紙センサ232、各種モータを制御するモータ制御
基板233、給紙系の各モータおよび各紙センサ234
aを接続した給紙系制御基板234、トナー濃度を検知
するトナー濃度センサ235、およびトナーボックスが
一杯になったことを検知する廃トナーセンサ236が接
続されている。
【0061】次に、上記のように構成された画像形成装
置100内部にジャムが発生した場合のジャム処理動作
について説明する。画像形成装置100内で原稿Dまた
はコピー用紙Pによるジャムが発生すると、ジャム発生
を警告するための図7に示すようなグラフィック画面が
コントロールパネル200のグラフィックディスプレイ
201(以下、単にディスプレイ201と称する)上に
表示される。
【0062】つまり、装置内でジャムが生じると、各種
紙センサ232、234aからの出力に基づいてマイコ
ン212がROM214に記憶された図7の画面に対応
する画面データを抽出し、液晶コントローラ215を介
してディスプレイ201上に表示する。尚、この場合、
必要に応じてブザー202を介して警告音が同時に発せ
られる。
【0063】ディスプレイ201上に表示された図7の
画面では、画像形成装置100の外観が概略的に表示さ
れるとともに文字によるガイダンス「機械内部で紙詰ま
りです。」が表示され、ジャム箇所のマークが点滅表示
される。これにより、装置内でジャムが発生したことが
ユーザーにより認識されると同時にジャム箇所が確認さ
れる。
【0064】また、画面上には、この他に、トナー補
給、廃トナー処理、部材のライフ、サービスマンコール
等のエラーに対応した表示マークが用意され、トナー濃
度センサ235、廃トナーセンサ236、ライフカウン
タ216などの出力に基づいて各マークが選択的に点滅
され、各処理を促すようになっている。
【0065】上記のように、装置内でジャムが発生し
て、ジャム箇所のマークが点滅表示された図7の画面が
ディスプレイ201上に表示された状態で、ヘルプキー
203を押すかディスプレイ201に触れると、例え
ば、図8に示すようなジャム処理のための具体的なガイ
ダンス画面が表示される。
【0066】つまり、図7の画面に触れ、或いはヘルプ
キー203が入力されると、制御キーマイコン218に
よりキー入力が認識され、制御基板210のマイコン2
12にキー入力が通信される。マイコン212は、この
キー入力および各種紙センサ232、234aからの出
力に応じて、ROM214に記録された例えば図9乃至
図16に示すような複数のガイダンス画面に対応した画
面データの中からジャム箇所に対応した所定数の画面デ
ータを抽出し、抽出した画面データをRAM213にロ
ードする。この際、マイコン212は、各画面データに
処理の順番に沿った連続番号を付与する。そして、ジャ
ム処理の初めの動作を示すガイダンス画面データ(番号
1が付与されている)がRAM213から読み出されて
図8に示すようにディスプレイ201上に表示される。
【0067】尚、図9乃至図16に示したグラフィック
画面は、ROM214に記憶されている画面データの一
部を例示したに過ぎず、ROM214にはこの他にも多
くの画面データが記憶されている。例えば、ROM21
4には、予め、トナー補給処理や廃トナー処理などに係
る画面データが記憶されている。また、各ガイダンス画
面の上部には、各画面の説明、処理の方法等の文字によ
るメッセージが同時に表示される。
【0068】このように、1枚目のガイダンス画面がデ
ィスプレイ201上に表示された後、ジャム処理の進行
に応じて、或いは時間経過に従って、ガイダンス画面が
ディスプレイ201上で順次切換えられ、切換えられた
ガイダンス画面に従ってユーザーによるジャム処理が順
次実行される。尚、ユーザーは、ガイダンス画面の下方
に表示された“PRE”または“NEXT”キーに触れ
ることにより、前の画面或いは後の画面に表示を任意に
切換えることができる。
【0069】次に、画像形成装置100の定着装置53
およびタイミングローラ58付近でコピー用紙Pのジャ
ムが発生した場合を例にとって、ジャム処理動作の具体
例について説明する。
【0070】定着装置53付近のジャムはセンサ53b
によって検知され、タイミングローラ58付近のジャム
はタイミング検知センサ59によって検知される。そし
て、マイコン212は、センサ53bおよび/或いはセ
ンサ59を介してコピー用紙Pのジャムを検知すると、
液晶コントローラ215を介してディスプレイ201上
に図7のグラフィック画面を表示する。この場合、マイ
コン212は、グラフィック画面上の表示マークAを点
滅し、ユーザーに対して定着装置53および/或いはタ
イミングローラ58付近でのジャム発生を知らせる。
【0071】この状態で、ヘルプキー203を押すかデ
ィスプレイ201に触れると、ROM214に記憶され
た複数のガイダンス画面データの中から上記ジャムの発
生箇所(定着装置53およびタイミングローラ58付
近)に対応したガイダンス画面データS017〜S02
5(図9乃至図11参照)が選択され、選択された各画
面データに連続番号(N=1〜8)が付与されて各画面
データに対応するメッセージとともにRAM213にロ
ードされる。同時に、1つめの画面S017が対応する
メッセージ“ドア上部を持って、フロントカバーを開け
て下さい。”とともにRAM213から読み出されてデ
ィスプレイ201上に表示される。
【0072】RAM213にロードされたグラフィック
画面S017〜S025はジャム処理が進むにつれて順
次切換えられて表示されるが、グラフィック画面S01
7〜S025の切換方法には例えば以下の3通りの方法
がある。1つめの切換方法では、一定時間毎にグラフィ
ック画面を順次切換える。つまり、1つめの画面S01
7が表示されると、RAM213に予め記録されている
時間に相当するデータがROM214のプログラムデー
タによって読取られ、読取られたデータ分の時間(ここ
では10秒)がマイコン212のカウンタによりカウン
トされ、カウント終了と同時にディスプレイ201上の
画面が2つめの画面S018に切換えられる。同様に、
3つめの画面S019以降の画面S019〜S025が
10秒毎に順次切換えられる。
【0073】尚、RAM213に登録されている時間に
相当するデータは、例えば図17に示すような調整モー
ドで、コントロールパネル200のテンキー205を介
して入力され、入力されたデータがROM214のデー
タによってRAM213に書き換えられる。これによ
り、各画面の切換時間を変更することができる。
【0074】また、2つめの切換方法では、各グラフィ
ック画面上に表示された“PRE”または“NEXT”
に触れることにより、表示中の画面の1つ前の画面或い
は次の画面に切換える。例えば、1つめのグラフィック
画面S017が表示された状態で画面S017の“NE
XT”に触れることにより、2つめのグラフィック画面
S018が表示されると同時に“機体上部を押し下げな
がら、開閉レバーを引き上げてロックを外して下さ
い。”というメッセージが表示される。尚、1つめのグ
ラフィック画面S017が表示された状態で画面S01
7の“PRE”に触れても画面が切換わることはない。
【0075】また、グラフィック画面上の“NEXT”
を押していくことにより3つめ以降の画面S019〜S
025(およびメッセージ)を順次表示できる。尚、9
つめの画面S025が表示された状態で“NEXT”を
押すと、1つめの画面S017に戻される。また、各画
面上の“PRE”を押すことにより、S025→S02
4のように画面を戻して1つ前の画面を表示することが
できる。
【0076】ユーザーは、通常、グラフィック画面を順
方向に切換えながらジャム処理を進めるが、例えば、全
ての画面(画面S017からS025まで)を見た後に
画面S022およびS023に対応する処理(定着装置
53付近のジャム処理)のみを実行する場合がある。こ
の場合、画面S020またはS021に対応する処理
(タイミングローラ58付近のジャム処理)をするため
にS025からS019まで画面を戻すことがある。こ
の場合、再表示の必要のない処理済みの画面S022お
よびS023はスキップされ、S025→S024→S
021→S020→S019の順に画面が表示される。
反対に、S019から順方向に画面を進める場合であっ
ても、処理済みの画面S022およびS023はスキッ
プされ、S019→S020→S021→S024→S
025の順に画面が表示される。
【0077】上記のように画面S022およびS023
に対応するジャムが処理されたか否かの判断は、定着装
置53の下流側に設けられたセンサ53bによって成さ
れる。つまり、定着装置53付近にコピー用紙Pのジャ
ムが生じている場合、センサ53bはオンされ、ジャム
が解除された場合、センサ53bはオフにされる。
【0078】従って、上記のように定着装置53でのジ
ャムが解除されてセンサ53bがオフにされると、その
時点でRAM213にロードされた画面S022および
S023がRAM213から削除され、以降、画面上の
“PRE”または“NEXT”によって画面を順次見る
場合、これらの画面S022およびS023がスキップ
される。
【0079】更に、3つめの切換方法では、ジャム処理
を進めるに従ってオン・オフされる各機構のスイッチや
センサからの出力に応じて画面を切換える。まず、ユー
ザーがディスプレイ201上に表示された画面S017
に従って画像形成装置100のフロントカバーを開く
と、フロントカバーの開閉を検知するフロントカバース
イッチ161および162(図2参照)がオフにされ
る。マイコン212は、このフロントカバースイッチ1
61、162の出力に基づいて1つめの画面S017に
対応した処理が終了されたことを判断し、液晶コントロ
ーラ215を介してディスプレイ201上に2つめの画
面S018を表示する。
【0080】次に、画面S018に従って画像形成装置
100のクラムシェル170のロックを解除すると画面
がS019に切換わり、画面S019に従ってクラムシ
ェル170を開くと、クラムシェル170の開閉を検知
する開閉センサ171がオフにされる。これにより、マ
イコン212は、3つめの画面S019に対応した処理
が終了されたことを判断し、液晶コントローラ215を
介してディスプレイ201上に4つめの画面S020或
いはS021を表示する。つまり、手差しによる給紙モ
ードが選択されている場合には4つめの画面としてS0
21を表示する。
【0081】4つめの画面S020或いはS021に従
ってタイミングローラ58付近のジャム紙が除去される
と、タイミング検知センサ59がオフにされる。これに
より、マイコン212は、4つめの画面S020或いは
S021に対応した処理、即ちタイミングローラ58付
近でのジャム処理が終了されたことを判断し、他の箇所
にジャムが発生していないかどうかを判断する。
【0082】定着装置53付近においてもジャムが発生
している場合、マイコン212は、タイミング検知セン
サ59のオフにより液晶コントローラ215を介してデ
ィスプレイ201上に5つめの画面S022を表示す
る。一方、他の箇所でジャムが発生していないことが判
断された場合には、画面S024およびS025が順に
表示され、表示に従って処理がなされてジャム処理が終
了される。
【0083】5つめの画面S022に従って定着装置5
3の剥離爪531を開けると、剥離爪531の開閉を検
知する剥離爪センサ53aによって剥離爪が開かれたこ
とが検知される。これにより、マイコン212は、5つ
めの画面S022に対応した処理が終了されたことを判
断し、液晶コントローラ215を介してディスプレイ2
01上に6つめの画面S023を表示する。
【0084】6つめの画面S023に従って定着装置5
3付近のジャム紙が除去されると、定着装置53のジャ
ムを検知するセンサ53bがオフにされる。これによ
り、マイコン212は、6つめの画面S023に対応し
た処理が終了されたことを判断し、液晶コントローラ2
15を介してディスプレイ201上に7つめの画面S0
24を表示する。
【0085】7つめの画面S024に従って画像形成装
置100のクラムシェル170が閉められると、開閉セ
ンサ171がオンにされ8つめの画面S025に切換え
られる。そして、8つめの画面S025に従って装置の
フロントカバーが閉じられて、フロントカバースイッチ
161、162がオンされ、RAM213にロードした
全ての画面に対応したジャム処理が終了されると、ディ
スプレイ201が図5に示すレディー画面に戻されて、
一連のジャム処理動作が終了される。
【0086】以上、画像形成装置100の定着装置53
および/或いはタイミングローラ58付近でのジャム処
理動作について説明したが、他の箇所でジャムを生じた
場合であっても同様に処理できる。
【0087】例えば、装置内でジャムが発生し、図7に
示す画面上でマークBが点滅された場合、ROM214
に記憶された画面データS026〜S029がRAM2
13にロードされ、各画面がディスプレイ201を介し
て順次表示される。この場合、センサ41a、42a、
43aの出力に従って、各画面に対応した処理がなされ
たか否かが判断され、各画面の切換えおよび画面の削
除、即ち画面のスキップが成される。
【0088】また、マークCが点滅された場合、画面デ
ータS030〜S035がロードされ、センサ64aの
出力に従って画面の切換えおよびスキップが成され、マ
ークDが点滅された場合、画面データS036〜S03
7がロードされ、タイミング検知センサ59および44
aの出力に従って画面の切換えおよびスキップが成さ
れ、マークEが点滅された場合、画面データS038が
ロードされ、センサ49の出力に従って画面の切換えお
よびスキップが成され、マークFが点滅された場合、画
面データS039〜S040がロードされ、エンプティ
ーセンサ131の出力に従って画面の切換えおよびスキ
ップが成され、マークGが点滅された場合、画面データ
S041〜S043がロードされ、後端検知センサ15
5の出力に従って画面の切換えおよびスキップが成さ
れ、マークHが点滅された場合、画面データS044〜
S049がロードされ、センサ182の出力に従って画
面の切換えおよびスキップが成される。
【0089】次に、ディスプレイ201上に複数の画面
を同時に表示する場合について説明する。上述した表示
方法では、ディスプレイ201上にある1つの画面を表
示して画面を順次切換えることにより各処理を行った
が、図7のガイダンス画面が表示された状態でヘルプキ
ー203を続けて2回押すことにより、例えば図18に
示すように、所定数(4つ)の画面をディスプレイ20
1上に同時に表示することもできる。
【0090】そして、図18に示すように、4つの画面
をディスプレイ201上に表示した状態で、任意の1つ
の画面に触れることにより、その画面を図8に示すよう
に拡大して表示する。尚、この状態で、ディスプレイ2
01上の“PRE”を押すと、図18の4つの画面に戻
される。
【0091】また、4つの画面を表示した状態で、画面
上の“NEXT”を押すことにより、次の4つの画面を
表示できる。更に、上述のように1つの画面を選択的に
表示させた状態で画面上の“NEXT”を押すことによ
り更に詳細な動作説明を示す画面を表示できるようにし
ても良い。
【0092】以上のように、本実施の形態の表示装置お
よび画像形成装置によると、例えば、装置内でジャムが
発生した場合、ディスプレイ201を介してジャムの発
生を警告するとともにジャム発生箇所を表示でき、その
上、ジャム発生箇所に対応した処理動作を説明したガイ
ダンス画面をディスプレイ201上に順次表示できる。
このため、ユーザーは、ディスプレイ201上の表示を
見ながらジャム処理ができ、ジャム処理を容易且つ確実
に実行できる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の表示装
置、およびこの表示装置を備えた画像形成装置は、上記
のような構成および作用を有しているので、ジャム処
理、トナー補給処理、排トナー処理等の処理手順を解り
易く図解表示でき、各処理を容易且つスムーズに実行で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る画像形成装置を示
す概略図。
【図2】図1の画像形成装置のフロントカバーを開いた
状態を示す概略図。
【図3】図1の画像形成装置のクラムシェルを開いた状
態を示す概略図。
【図4】図1の画像形成装置のオプションとしてのソー
タを示す概略図。
【図5】図1の画像形成装置に組込まれたコントロール
パネルを示す平面図。
【図6】図5のコントロールパネルを制御する制御系の
ブロック図。
【図7】図5のコントロールパネルのグラフィックディ
スプレイ上に表示されたジャム発生画面を示す図。
【図8】図5のコントロールパネルのグラフィックディ
スプレイ上に表示されたジャム処理画面の一例を示す
図。
【図9】ジャム処理動作に沿ったガイダンスを表示した
グラフィック画面を示す図。
【図10】ジャム処理動作に沿ったガイダンスを表示し
たグラフィック画面を示す図。
【図11】ジャム処理動作に沿ったガイダンスを表示し
たグラフィック画面を示す図。
【図12】ジャム処理動作に沿ったガイダンスを表示し
たグラフィック画面を示す図。
【図13】ジャム処理動作に沿ったガイダンスを表示し
たグラフィック画面を示す図。
【図14】ジャム処理動作に沿ったガイダンスを表示し
たグラフィック画面を示す図。
【図15】ジャム処理動作に沿ったガイダンスを表示し
たグラフィック画面を示す図。
【図16】ジャム処理動作に沿ったガイダンスを表示し
たグラフィック画面を示す図。
【図17】図6のRAMに登録されたデータを書換える
方法を説明するための図。
【図18】図5のコントロールパネルのグラフィックデ
ィスプレイ上に4つのガイダンス画面を表示した図。
【符号の説明】
2…装置本体、 4…画像読取部、 6…画像形成部、 10…自動原稿送り装置、 11…原稿載置台、 30…感光体ドラム、 53…定着装置、 53b…センサ、 58…タイミングローラ、 59…タイミング検知センサ、 100…画像形成装置、 200…コントロールパネル、 201…グラフィックディスプレイ、 203…ヘルプキー、 212…マイコン、 213…RAM、 214…ROM、 215…液晶コントローラ、 D…原稿、 P…コピー用紙。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種処理動作を図解して説明するための
    複数の画像を記憶した記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された画像を表示する表示部と、 上記記憶手段に記憶された各画像に対応した各処理動作
    の完了を検知する検知手段と、 上記検知手段による検知結果に従って画像を切換えつ
    つ、上記記憶手段に記憶された画像を上記表示部を介し
    て順次表示する表示手段と、 を備えていることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 各種処理動作を図解して説明するための
    複数の画像を記憶した第1記憶手段と、 上記第1記憶手段に記憶された画像から処理状況に応じ
    た画像を選択して記憶する第2記憶手段と、 上記第2記憶手段に記憶された画像を表示する表示部
    と、 処理済みの動作に対応する画像を上記第2記憶手段から
    削除し、第2記憶手段に記憶された画像を処理の順序に
    従って上記表示部を介して順次表示する表示手段と、 を備えていることを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 各種処理動作を図解して説明するための
    複数の画像を記憶した記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された画像を表示する表示部と、 上記記憶手段に記憶された所定数の画像を上記表示部を
    介して同時に表示するとともに、表示した所定数の画像
    から少なくとも1つの画像を拡大して表示する表示手段
    と、 を備えていることを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 画像信号に基づいて被画像形成媒体に画
    像を出力する画像形成装置において、 上記画像形成装置における各種処理動作を図解して説明
    するための複数の表示画像を記憶した記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された表示画像を表示する表示部
    と、 上記記憶手段に記憶された表示画像を上記画像形成装置
    の処理状況に応じて上記表示部を介して順次表示する表
    示手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像信号に基づいて被画像形成媒体に画
    像を出力する画像形成装置において、 上記画像形成装置における各種処理動作を図解して説明
    するための複数の表示画像を記憶した記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された表示画像を表示する表示部
    と、 上記表示部を介して表示画像を表示する時間を計測する
    計測手段と、 上記計測手段にて計測した一定時間毎に表示画像を切換
    えつつ、上記記憶手段に記憶された表示画像を上記表示
    部を介して順次表示する表示手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像信号に基づいて被画像形成媒体に画
    像を出力する画像形成装置において、 上記画像形成装置における各種処理動作を図解して説明
    するための複数の表示画像を記憶した記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された表示画像を表示する表示部
    と、 上記記憶手段に記憶された各表示画像に対応した上記画
    像形成装置の各処理動作の完了を検知する検知手段と、 上記検知手段による検知結果に従って表示画像を切換え
    つつ、上記記憶手段に記憶された表示画像を上記表示部
    を介して順次表示する表示手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 画像信号に基づいて被画像形成媒体に画
    像を出力する画像形成装置において、 上記画像形成装置における各種処理動作を図解して説明
    するための複数の表示画像を記憶した記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された表示画像を表示する表示部
    と、 上記表示部を介して表示する表示画像を切換える切換手
    段と、 上記切換手段にて表示画像を切換えつつ、上記記憶手段
    に記憶された表示画像を上記表示部を介して順次表示す
    る表示手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 画像信号に基づいて被画像形成媒体に画
    像を出力する画像形成装置において、 上記画像形成装置における各種処理動作を図解して説明
    するための複数の表示画像を記憶した第1記憶手段と、 上記第1記憶手段に記憶された表示画像から処理状況に
    応じた表示画像を選択して記憶する第2記憶手段と、 上記第2記憶手段に記憶された表示画像を表示する表示
    部と、 上記画像形成装置にて成された処理済みの動作に対応し
    た表示画像を上記第2記憶手段から削除し、第2記憶手
    段に記憶された表示画像を処理の順序に従って上記表示
    部を介して順次表示する表示手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 画像信号に基づいて被画像形成媒体に画
    像を出力する画像形成装置において、 上記画像形成装置における各種処理動作を図解して説明
    するための複数の表示画像を記憶した記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された表示画像を表示する表示部
    と、 上記記憶手段に記憶された所定数の表示画像を上記表示
    部を介して同時に表示するとともに、表示した所定数の
    表示画像から少なくとも1つの画像を拡大して表示する
    表示手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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