JPH10107677A - 送受信装置 - Google Patents

送受信装置

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JPH10107677A
JPH10107677A JP9186611A JP18661197A JPH10107677A JP H10107677 A JPH10107677 A JP H10107677A JP 9186611 A JP9186611 A JP 9186611A JP 18661197 A JP18661197 A JP 18661197A JP H10107677 A JPH10107677 A JP H10107677A
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JP
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signal
transmission
frequency
reception
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JP9186611A
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Shinobu Izumi
忍 泉
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Sony Corp
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Sony Corp
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Publication date
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    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/403Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency
    • H04B1/405Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency with multiple discrete channels
    • HELECTRICITY
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    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/50Circuits using different frequencies for the two directions of communication
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    • HELECTRICITY
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    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
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    • H04B1/48Transmit/receive switching in circuits for connecting transmitter and receiver to a common transmission path, e.g. by energy of transmitter
    • HELECTRICITY
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    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/54Circuits using the same frequency for two directions of communication
    • H04B1/56Circuits using the same frequency for two directions of communication with provision for simultaneous communication in two directions

Abstract

(57)【要約】 【課題】 FDMA/TDD方式の送受信装置のシング
ルスーパーヘテロダイン受信方式の高周波回路におい
て、スプリアスに関する規格を満足させることを目的と
する。 【解決手段】 高周波回路ブロックは受信系及び送信系
を有し、受信系には受信イネーブル信号が供給され送信
系には送信イネーブル信号が供給され、それによって受
信チャンネルと送信チャンネルが交互に切り換えられ
る。送信イネーブル信号は遅延回路を経由して送信系に
供給される。遅延回路は送信系のドライバアンプの入力
側に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重アクセス方式
としてFDMAを使用し、双方向通信方式としてTDD
を使用する送受信装置に関し、特にその移動局(子機)
又は基地局(親機)の高周波回路ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】欧州等で広く採用されているCT−2方
式のディジタルコードレス電話等の送受信装置では、多
重アクセス方式としてFDMA(Frequency
Division Multiple Access)
を使用し、双方向通信方式としてTDD(Time D
ivision Duplex)を使用する。
【0003】複数のユーザが同時に使用している通信空
間にて特定の通信先に接続する方式を多重アクセスと言
う。CT−2方式では多重アクセスとしてFDMAを採
用する。FDMAでは、ユーザ毎に1つの周波数が割り
当てられる。
【0004】また、基地局(親機)から移動局(子機)
への受信チャンネルと移動局(子機)から基地局(親
機)への送信チャンネルとを分離する方式として、CT
−2方式の場合、TDD(1周波時分割双方向通信方
式)を採用する。
【0005】TDDは、同一周波数を使って時分割で送
信と受信を交互に切り換える方式である。例えば、1つ
の周波数帯域の搬送波信号を使用する送信と受信が1ミ
リ秒毎に交互に切り換えられる。
【0006】FDMA/TDD方式の送受信装置の受信
方式として、シングルスーパーヘテロダイン方式とダブ
ルスーパーヘテロダイン方式が考えられる。
【0007】図5を参照して、シングルスーパーヘテロ
ダイン受信方式を使用したFDMA/TDD方式の送受
信装置の高周波回路ブロックの例を説明する。
【0008】高周波回路ブロックは、一般に、アンテナ
系111、112、113と受信系121、122、1
23、124、125及び送信系131、132、13
3、134、135、136と発振回路系140、14
5、150とを有する。
【0009】先ず発振回路系について説明する。発振回
路系は基準発振器145と2つのPLL回路140、1
50とを有する。基準発振器145から出力された基準
周波数Frefの信号は第1及び第2のPLL回路14
0、150に供給される。
【0010】第1のPLL回路140は局部発振周波数
Floの信号を生成し、第2のPLL回路150は中間
周波数Fifの2倍の周波数の信号を生成する。
【0011】例えば、基準周波数Frefを12.8M
Hzとし、局部発振周波数Floを846MHz、中間
周波数の2倍の周波数2×Fifを2×20=40MH
zとする。
【0012】次に受信チャンネルについて説明する。ア
ンテナ111によって受信された送受信周波数Frfの
搬送波信号は第1のバンドパスフィルタ112、送受信
切り換えスイッチ113、ローノイズ増幅器121及び
第2のバンドパスフィルタ122を経由して周波数変換
器(ミキサ)123に供給される。
【0013】周波数変換器123は、第2のバンドパス
フィルタ122より供給された送受信周波数Frfの搬
送波信号と第1のPLL回路140より供給された局部
発振周波数Floの信号を入力して中間周波数Fifの
受信信号を生成する。
【0014】例えば、送受信周波数Frfを866MH
z、局部発振周波数Floを846MHzとすると、中
間周波数Fifは20MHzとなる。
【0015】この中間周波数Fifの搬送波信号は第3
のバンドパスフィルタ124を経由して復調器125に
供給され、この復調器125によって受信データRX−
DATAが生成される。
【0016】次に送信チャンネルについて説明する。第
2のPLL回路150によって中間周波数Fifの2倍
の周波数の信号が生成される。第2のPLL回路150
の出力が、中間周波数Fifではなく中間周波数Fif
の2倍の周波数の信号を生成しているのは次のような理
由による。PLL回路150に含まれる電圧制御発振器
(VCO)は電源ONからの立ち上がりが遅いため、常
に電源ONの状態としてある。従って、受信時において
も電圧制御発振器(VCO)は電源ONとなっており、
もし第2のPLL回路150が中間周波数Fifの信号
を出力すると、受信の妨害になるからである。
【0017】第2のPLL回路150から出力された周
波数2×Fifの信号は、1/2プリスケーラ135に
よって1/2に分周され中間周波数Fifの信号が生成
される。変調器134は、1/2プリスケーラ135よ
り供給された中間周波数Fifの搬送波信号と送信デー
タTX−DATAを入力して、中間周波数Fifの送信
信号を生成する。この信号は周波数変換器(ミキサ)1
33に供給される。
【0018】周波数変換器133は1/2プリスケーラ
135より供給された中間周波数Fifの搬送波信号と
第1のPLL回路140より供給された局部発振周波数
Floの信号を入力して送受信周波数Frfの搬送波信
号を生成する。
【0019】上述の例では、局部発振周波数Floが8
46MHz、中間周波数Fifが20MHzであるか
ら、送受信周波数Frfとして866MHzが得られ
る。
【0020】周波数変換器133より供給された送受信
周波数Frfの搬送波信号は、第4のバンドパスフィル
タ132、ドライバアンプ136、電力増幅器131、
送受信切り換えスイッチ113、第1のバンドパスフィ
ルタ112を経由してアンテナ111に供給され、アン
テナ111より送信される。
【0021】最後に受信チャンネルと送信チャンネルの
切り換えについて説明する。受信チャンネルと送信チャ
ンネルは、例えば1ミリ秒毎に交互に切り換えられる。
受信系には受信イネーブル信号RX−SWが供給され
る。例えば、この受信イネーブル信号RX−SWは、送
受信切り換えスイッチ113、ローノイズ増幅器12
1、周波数変換器123及び復調器125に供給され
る。同様に、送信系には送信イネーブル信号TX−SW
が供給される。
【0022】例えば、この送信イネーブル信号TX−S
Wは、送受信切り換えスイッチ113、電力増幅器13
1、ドライバアンプ136、周波数変換器133、変調
器134及び1/2プリスケーラ135に供給される。
それによって受信系のこれらの回路は同時にON/OF
Fされ、送信系のこれらの回路は同時に且つ受信系とは
逆極性にてON/OFFされる。
【0023】図5の例では、FDMA/TDD方式の送
受信装置の高周波回路ブロックの受信方式として、シン
グルスーパーヘテロダイン受信方式を使用さたが、ダブ
ルスーパーヘテロダイン受信方式を採用することも考え
られる。しかしながら、ダブルスーパーヘテロダイン受
信方式は消費電力が大きく、製造費が高くなる欠点があ
る。逆に、シングルスーパーヘテロダイン受信方式は、
このような欠点がない。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シング
ルスーパーヘテロダイン受信方式は、以下に説明するよ
うに送信系におけるスプリアス放射の問題がある。
【0025】シングルスーパーヘテロダイン受信方式で
は、ダブルスーパーヘテロダイン受信方式に比べて中間
周波数Fifの値を低い値に設定する必要がある。従っ
て、送信イネーブル信号TX−SWの高調波成分がスプ
リアスとして送信系の中間周波数領域に達することがあ
り、それがアンテナから出力される。
【0026】図6及び図7を参照してスプリアスが出力
される様子を説明する。図6は送信系の変調器134の
出力信号の周波数スペクトラムを表す。縦軸は出力レベ
ル、横軸は周波数である。変調器134は、中間周波数
Fifが20MHzの送信信号を出力する。図6にて、
周波数20MHzにおける基本波501が、この中間周
波数Fifの送信信号を表す。
【0027】一方、受信イネーブル信号RX−SW及び
送信イネーブル信号TX−SWは、例えば1ミリ秒毎に
ハイレベルとロウレベルに変化する周波数500Hzの
矩形波信号であると仮定する。図6に示すように、変調
器134の出力信号には、この周波数500Hzの送信
イネーブル信号502に起因したスプリアス503が含
まれる。
【0028】このスプリアス503は周波数が500×
N(N=1、2、3・・・)Hzであるところに生じ、
その出力レベルは、図6に示すように周波数が増加する
につれて小さくなる。
【0029】しかしながら、シングルスーパーヘテロダ
イン受信方式では中間周波数Fifの値が比較的低く
(Fif=20MHz)設定されているため、中間周波
数領域までスプリアスが存在する。
【0030】変調器134の出力信号は周波数変換器1
33に供給され、送受信周波数Frfが866MHzの
信号が生成される。周波数変換器133の出力信号の周
波数スペクトラムは図6に示す変調器134の出力信号
の周波数スペクトラムと同様になる。この周波数変換器
133の出力信号は、第4のバンドパスフィルタ132
に供給される。
【0031】第4のバンドパスフィルタ132の通過帯
域が、図6に示すように20MHz幅であると仮定す
る。第4のバンドパスフィルタ132は、Frf±10
MHz=866MHz±10MHzの周波数範囲の信号
を通過させる。従って変調器134の出力信号のうち、
この周波数範囲に含まれるスプリアスが第4のバンドパ
スフィルタ132を経由してアンテナ111より出力さ
れる。
【0032】図7を参照して、変調器134の出力信号
に含まれるスプリアスについて説明する。図7Aは、送
信イネーブル信号TX−SWの波形であり、1ミリ秒毎
にハイレベルとロウレベルに変化する周期2ミリ秒、周
波数500Hzの矩形波信号である。図7Bは変調器1
34の出力信号である。図7Cは、変調器134の出力
信号のうち、例えば15MHzの成分をスペクトラムア
ナライザによって解析して得られた波形を示す図であ
り、図7Dは、同様に、周波数変換器133の出力信号
のうち、例えば15MHzの成分をスペクトラムアナラ
イザによって解析して得られた波形を示す図である。
【0033】図7Aに示すように、送信イネーブル信号
TX−SWは、時点T1 にてハイレベルとなり1ミリ秒
後の時点T2 にてロウレベルに変化したものとする。図
7Bに示すように、変調器134の出力信号は、時点T
1 に対して時間t1 だけ遅れて立ち上がり、時点T2
対して時間t2 だけ遅れて立ち下がる。
【0034】図7Cに示すように、変調器134の出力
信号に含まれるスプリアス601、602は、変調器1
34の出力信号の立ち上がり時点T1 +t1 と立ち下が
り時点T2 +t2 で高レベルとなる。スプリアス60
1、602を含む変調器134の出力信号は周波数変換
器133に出力される。
【0035】周波数変換器133の出力は、図7Aに示
す送信イネーブル信号TX−SW号によって制御されて
いる。周波数変換器133は、変調器134の出力信号
を入力するが、そのうちの時点T1 から時点T2 までの
1ミリ秒間に入力された信号のみを出力する。従って、
変調器134の出力信号に含まれるスプリアスのうち、
立ち上がり時点T1 +t1 のスプリアスは周波数変換器
133より出力されるが、立ち下がり時点T2 +t2
スプリアスは周波数変換器133より出力されない。
【0036】そして周波数変換器133の出力信号は、
バンドパスフィルタ132を経由してアンテナ111よ
り出力される。しかしながら、立ち上がり時点T1 +t
1 のスプリアスは除去されていないため、スプリアスに
関する規格、例えば、ETSI(European T
elecommunication Standard
Institute)によるスプリアスエミッション
に関する規格I−ETS−300−131を満足するこ
とができない。
【0037】本発明は斯かる点に鑑み、シングルスーパ
ーヘテロダイン受信方式において、中間周波数Fifの
値を比較的低く(例えばFif=20MHz)設定する
ため、送信イネーブル信号502に起因したスプリアス
503がバンドパスフィルタ132を通過しアンテナよ
り出力される問題を解決することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明によると、多重ア
クセス方式としてFDMAを使用し双方向通信方式とし
てTDDを使用する送受信装置において、アンテナによ
って受信された受信信号から受信イネーブル信号に基づ
くタイミングで受信データを生成する受信手段と、受信
イネーブル信号と逆相の送信イネーブル信号に基づくタ
イミングで中間周波数の送信信号を生成する中間周波数
送信信号生成手段と、中間周波数の送信信号を送信周波
数の送信信号に変換する周波数変換手段と、送信イネー
ブル信号を遅延させる遅延手段と、遅延手段の出力に基
づくタイミングで、送信周波数の送信信号に所定の信号
処理を行う信号処理手段と、信号処理手段の出力をアン
テナに供給する供給手段と、を供える。
【0039】従って、信号処理手段は、遅延手段の出力
に基づくタイミングで、送信周波数の送信信号に所定の
信号処理を行うから、送信信号よりスプリアスが除去さ
れる。
【0040】
【発明の実施の形態】図1を参照して本発明の送受信装
置の高周波回路ブロックの例を説明する。この送受信装
置はFDMA/TDD方式である。従って、同一の送受
信周波数Frfの搬送波信号が、送信チャンネル及び受
信チャンネルにて使用され、且つ両チャンネルは1ミリ
秒毎に交互に切り換えられる。本例の高周波回路ブロッ
クはシングルスーパーヘテロダイン受信方式を採用して
いる。尚、このような高周波回路は、例えば、ディジタ
ルコードレス電話システムの移動局(子機)ばかりでな
く基地局(親機)にも使用される。
【0041】高周波回路ブロックは、アンテナ系11、
12、13と受信系21、22、23、24、25及び
送信系31、32、33、34、35、36、37と発
振回路系40、45、50とを有する。
【0042】先ず発振回路系について説明する。本例の
発振回路系は基準発振器45と2つのPLL回路(フェ
ーズロックドループ回路)40、50とを有する。基準
発振器45は、基準周波数Frefの基準信号を発生す
る温度補償水晶発振器である。基準発振器45から出力
された基準周波数Frefの信号は第1及び第2のPL
L回路40、50に供給される。
【0043】第1のPLL回路40は局部発振周波数F
loの信号を生成し、第2のPLL回路50は中間周波
数Fifの2倍の周波数の信号を生成する。
【0044】例えば、基準周波数Frefを12.8M
Hzとし、局部発振周波数Floを846MHz、中間
周波数Fifの2倍の周波数2×Fifを2×20=4
0MHzとする。
【0045】次に受信チャンネルについて説明する。ア
ンテナ11によって受信された送受信周波数Frfの搬
送波信号は第1のバンドパスフィルタ12、送受信切り
換えスイッチ13、ローノイズ増幅器21及び第2のバ
ンドパスフィルタ22を経由して受信周波数変換器(ミ
キサ)23に供給される。
【0046】周波数変換器23は、第2のバンドパスフ
ィルタ22より供給された送受信周波数Frfの搬送波
信号と第1のPLL回路40より供給された局部発振周
波数Floの信号を入力して中間周波数Fifの受信信
号を生成する。
【0047】例えば、送受信周波数Frfを866MH
z、局部発振周波数Floを846MHzとすると、中
間周波数Fifは20MHzとなる。
【0048】この中間周波数Fifの搬送波信号は第3
のバンドパスフィルタ24を経由して復調器25に供給
され、この復調器25によって受信データRX−DAT
Aが生成される。
【0049】次に送信チャンネルについて説明する。第
2のPLL回路50によって中間周波数Fifの2倍の
周波数の信号が生成される。第2のPLL回路50から
出力された周波数2×Fifの信号は、1/2プリスケ
ーラ35によって1/2に分周され中間周波数Fifの
信号が生成される。変調器34は、1/2プリスケーラ
35より供給された中間周波数Fifの搬送波信号と送
信データTX−DATAを入力して、中間周波数Fif
の送信信号を生成する。この信号は周波数変換器(ミキ
サ)33に供給される。
【0050】周波数変換器33は1/2プリスケーラ3
5より供給された中間周波数Fifの搬送波信号と第1
のPLL回路40より供給された局部発振周波数Flo
の信号を入力して送受信周波数Frfの搬送波信号を生
成する。
【0051】上述の例では、局部発振周波数Floが8
46MHz、中間周波数Fifが20MHzであるか
ら、送受信周波数Frf=866MHzが得られる。
【0052】周波数変換器33より供給された送受信周
波数Frfの搬送波信号は、第4のバンドパスフィルタ
32、ドライバアンプ36、電力増幅器31、送受信切
り換えスイッチ13、第1のバンドパスフィルタ12を
経由してアンテナ11に供給され、アンテナ11より送
信される。
【0053】本例の高周波回路ブロックは、図5の従来
の高周波回路ブロックとを比較して、送信イネーブル信
号TX−SWの経路に遅延回路37が設けられている点
が異なり、それ以外の構成は同様であってよい。
【0054】次に受信チャンネルと送信チャンネルの切
り換えについて説明する。受信チャンネルと送信チャン
ネルは、例えば1ミリ秒毎に交互に切り換えられる。受
信系には受信イネーブル信号RX−SWが供給される。
例えば、この受信イネーブル信号RX−SWは、送受信
切り換えスイッチ13、ローノイズ増幅器21、周波数
変換器23及び復調器25に供給される。
【0055】同様に、送信系には送信イネーブル信号T
X−SWが供給される。この送信イネーブル信号TX−
SWは、送受信切り換えスイッチ13、電力増幅器3
1、遅延回路37、周波数変換器33、変調器34及び
1/2プリスケーラ35に供給される。本例によると、
遅延回路37の出力がドライバアンプ31に供給され
る。
【0056】図2に遅延回路37の構成例を示す。本例
の遅延回路37はAND回路371とRC遅延回路、即
ち、コンデンサ372及び抵抗器373を含む。この遅
延回路37の入力端子374に送信イネーブル信号TX
−SWが入力され、出力端子375からの信号はドライ
バアンプ36に供給される。
【0057】図3を参照して本発明によってスプリアス
が除去される様子を説明する。図3Aは図7Aと同様
に、送信イネーブル信号TX−SWの波形であり、1ミ
リ秒毎にハイレベルとロウレベルに変化する周期2ミリ
秒、周波数500Hzの矩形波信号である。図3Aの送
信イネーブル信号TX−SWは、図2のAND回路37
1の一方の入力信号である。図3Bは図2のAND回路
371の他方の入力信号、即ち、RC遅延回路372、
373を経由した信号である。
【0058】図3Cは図2のAND回路371の出力信
号であり、従って遅延回路37の出力信号である。この
AND回路371の出力信号は、2つの入力信号(図3
Aと図3B)のAND演算の結果を表す。図3Cに示す
ように、AND回路371の出力信号は時点T1 +t3
にてハイレベルとなり、時点T2 にてロウレベルとな
る。
【0059】図3Aと図3Cを比較すると明らかなよう
に、本例によると、遅延回路37の出力信号は、送信イ
ネーブル信号TX−SWがローレベルからハイレベルと
なる時点のみが時間t3 だけ遅延したものである。この
遅延時間t3 は立ち上がりスプリアス601が発生する
時間t1 (図7B参照)より大きいことが必要である。
例えば、この遅延時間t3 は3ミリ秒である。
【0060】
【数1】t3 >t1
【0061】図3Cに示すAND回路371の出力信
号、即ち、遅延回路37の出力信号が、ドライバアンプ
36に供給される。ドライバアンプ36は、図3Aの送
信イネーブル信号TX−SWではなく、図3Cにて示す
ように、時点T1 +t3 にてハイレベルとなり、時点T
2 にてロウレベルとなる矩形波信号によって制御され
る。
【0062】図3Dは、周波数変換器33の出力信号の
うち、例えば15MHzの成分をスペクトラムアナライ
ザによって解析して得られた波形を示す図である。図3
Eは、ドライバアンプ37の出力信号のうち、例えば1
5MHzの成分をスペクトラムアナライザによって解析
して得られた波形を示す図である。
【0063】ドライバアンプ36は、周波数変換器33
の出力信号を入力するが、時点T1+t3 から時点T2
までの時間(1−t3 )ミリ秒に入力された信号のみを
出力する。従って、周波数変換器33の出力信号に含ま
れるスプリアス601は除去される。結局、ドライバア
ンプ36からはスプリアスを含まない信号が出力され
る。
【0064】ドライバアンプ36の出力信号は、電力増
幅器31、送受信切り換えスイッチ13を経由してアン
テナ11より出力される。この信号にはスプリアスが殆
ど含まれないため、スプリアスに関する規格を満足する
ことができる。
【0065】図4を参照して本発明の第2の例を説明す
る。本例の送受信装置の高周波回路ブロックは、図1に
示した本発明の第1の例の送受信装置の高周波回路ブロ
ックと比較して、遅延回路37の位置が異なり、それ以
外の構成は同様である。本例によると、遅延回路37
は、ドライバアンプ36、電力増幅回路31及び送受信
切り換えスイッチ13の入力側に配置されている。従っ
て、遅延回路37の出力は、ドライバアンプ36ばかり
でなく、電力増幅回路31及び送受信切り換えスイッチ
13にも供給される。
【0066】本例では、電力増幅回路31及び送受信切
り換えスイッチ13は、送信イネーブル信号TX−SW
ではなく遅延回路37の出力によって制御される。図3
を参照して説明して議論が、電力増幅回路31及び送受
信切り換えスイッチ13の出力信号にも適用される。こ
こでは繰り返し説明しない。
【0067】以上本発明の実施の形態について詳細に説
明したが、本発明はこれらの例に限定されることなく特
許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更等
が可能であることは当業者にとって理解されよう。
【0068】
【発明の効果】本発明によると、FDMA/TDD方式
の送受信装置の高周波回路ブロックにおいて、シングル
スーパーヘテロダイン受信方式を採用して中間周波数を
低めに設定した場合でも、送信イネーブル信号の高調波
成分が中間周波数まで到達して不要スプリアスとしてア
ンテナから発射されるという問題がなくなるため、スプ
リアスに関する規格を満足することができる利点を有す
る。
【0069】本発明によると、FDMA/TDD方式の
送受信装置においてシングルスーパーヘテロダイン受信
方式を採用することができるから高周波回路ブロックの
コストダウン、消費電流及び材料費削減が可能になる利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による送受信装置の例を示すブロック図
である。
【図2】本発明による遅延回路の例を示す回路図であ
る。
【図3】本発明による送受信装置の高周波回路のタイミ
ング図である。
【図4】本発明による送受信装置の他の例を示すブロッ
ク図である。
【図5】従来の送受信装置の例を示すブロック図であ
る。
【図6】従来の高周波回路における変調器の出力信号の
周波数スペクトラムを示す図である。
【図7】従来の送受信装置の高周波回路のタイミング図
である。
【符号の説明】
11 アンテナ、 12 バンドパスフィルタ、 13
送受信切り換えスイッチ、 21 ローノイズ増幅
器、 22 バンドパスフィルタ、 23 周波数変換
器、 24 バンドパスフィルタ、 25 復調器、
31 電力増幅器、32 バンドパスフィルタ、 33
周波数変換器、 34 変調器、 351/2プリス
ケーラ、 36 ドライバアンプ、 37 遅延回路、
40PLL回路、 45 基準発振器、 50 PL
L回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多重アクセス方式としてFDMAを使用し
    双方向通信方式としてTDDを使用する送受信装置にお
    いて、 アンテナによって受信された受信信号から受信イネーブ
    ル信号に基づくタイミングで受信データを生成する受信
    手段と、 上記受信イネーブル信号と逆相の送信イネーブル信号に
    基づくタイミングで中間周波数の送信信号を生成する中
    間周波数送信信号生成手段と、 上記中間周波数の送信信号を送信周波数の送信信号に変
    換する周波数変換手段と、 上記送信イネーブル信号を遅延させる遅延手段と、 上記遅延手段の出力に基づくタイミングで、上記送信周
    波数の送信信号に所定の信号処理を行う信号処理手段
    と、 上記信号処理手段の出力を上記アンテナに供給する供給
    手段と、を供えることを特徴とする送受信装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の送受信装置において、上記
    信号処理手段はドライバアンプであることを特徴とする
    送受信装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の送受信装置において、上記
    供給手段は上記送信イネーブル信号に直接的に基づくタ
    イミングで動作する電力増幅手段を含むことを特徴とす
    る送受信装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の送受信装置において、上記
    周波数変換手段は上記送信イネーブル信号に直接的に基
    づくタイミングで動作することを特徴とする送受信装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の送受信装置において、上記
    遅延手段は上記送信イネーブル信号がインアクティブか
    らアクティブに変わるタイミングのみを遅延させること
    を特徴とする送受信装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の送受信装置において、上記
    周波数変換手段は上記送信イネーブル信号に直接的に基
    づくタイミングで動作することを特徴とする送受信装
    置。
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