JP3090152B2 - 送受信装置 - Google Patents

送受信装置

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JP3090152B2
JP3090152B2 JP03039496A JP3949691A JP3090152B2 JP 3090152 B2 JP3090152 B2 JP 3090152B2 JP 03039496 A JP03039496 A JP 03039496A JP 3949691 A JP3949691 A JP 3949691A JP 3090152 B2 JP3090152 B2 JP 3090152B2
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邦夫 福田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はTDD方式の送受信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレポイントシステムなどのデジタル携
帯電話機においては、一般に送信と受信とを同一の周波
数とし、いわゆるピンポン伝送を行うTDD方式あるい
はTDMA/TDD方式が採用されている。
【0003】すなわち、TDD方式の場合、例えば図9
に示すように、1つのチャンネル(周波数)が、時間的
に送信スロットTと、受信スロットRとに分割され、こ
れらスロットT、Rが交互に繰り返されるとともに、こ
れらスロットT、Rの間に、ガードタイムTg が設けら
れる。なお、一例として、送信スロットT及び受信スロ
ットRは1m秒、ガードタイムTg は数10μ秒である。
そして、携帯電話機は、送信スロットTに基地局への送
信を行い、受信スロットRに基地局からの受信を行う。
【0004】そして、このような送受信を行うので、T
DD方式の送受信装置の送信回路及び受信回路は、例え
ば図10に示すように構成されている。
【0005】すなわち、同図において、10は送信回
路、20は受信回路を示す。そして、送信回路10にお
いて、音声信号Sa が送信処理回路11に供給され、D
/A変換、時間軸圧縮、制御データの付加、2チャンネ
ル化などTDD方式の送信のための処理が行われ、その
処理されたデジタル音声信号Sa が送信スロットTごと
に取り出され、この信号Sa が直交変調回路12に変調
信号として供給される。また、発振回路13において、
周波数fc が例えば80MHzのキャリア信号(発振信号)
Sc が形成され、このキャリア信号Sc が変調回路12
に供給される。
【0006】こうして、変調回路12からは送信スロッ
トTごとに、信号Saにより直交変調された中間周波信
号Sit(中間周波数fc )が取り出される。
【0007】そして、この中間周波信号Sitがミキサ回
路15に供給されるとともに、送受信チャンネル選択用
のシンセサイザ発振回路31から周波数fo の局部発振
信号So が取り出され、この信号So がミキサ回路15
に供給され、信号Sitは周波数fd の送信信号St に周
波数変換される。なお、この周波数変換において、 fd =fc +fo 例えば、fd =2.6 GHz とされる。
【0008】そして、その送信信号St が、バンドパス
フィルタ16→パワーアンプ17→高周波スイッチ回路
32の信号ラインを通じてアンテナ33に供給され、基
地局へと送信される。この場合、タイミング信号形成回
路34において、送信スロットTと受信スロットRとで
レベルが“1”と“0”とに変化する信号Sw が形成さ
れ、この信号Sw がスイッチ回路32にその制御信号と
して供給され、アンテナ33は送信回路10と受信回路
20とに切り換え使用される。また、図示はしないが、
形成回路34において、処理回路11などにおいて必要
とされるタイミング信号あるいはクロックなどが形成さ
れている。
【0009】一方、受信回路20においては、受信スロ
ットRに送信されてきた送信信号Sr (周波数はfd )
が、アンテナ33により受信され、この信号Sr が、ス
イッチ回路32→バンドパスフィルタ21→高周波アン
プ22の信号ラインを通じて第1ミキサ回路23に供給
されるとともに、局発回路31からの局発信号So がミ
キサ回路23に供給されて信号Sr は第1中間周波信号
Sirに周波数変換される。なお、この場合、信号Sirの
中間周波数fc は、信号Sitの周波数fc に等しい。
【0010】そして、この信号Sirが、第1中間周波ア
ンプ24を通じて第2ミキサ回路25に供給されるとと
もに、第2局部発振回路26から第2局部発振信号がミ
キサ回路25に供給されて信号Sirは第2中間周波信号
(中間周波数は例えば10MHz)に周波数変換され、この
信号が第2中間周波アンプ27を通じて復調回路28に
供給されて受信スロットRごとにデジタル音声信号Sb
が復調され、この信号Sb が受信処理回路29に供給さ
れてTDD方式の受信のための処理が行われ、もとの音
声信号Sb が取り出される。
【0011】 そして、このTDD方式によれば、送信周波数fd と受
信周波数fd とが等しいので、基地局がアンテナダイバ
シティを行うだけで、上りチャンネル及び下りチャンネ
ルのダイバシティ通信を実現できる。また、上りチャン
ネルと下りチャンネルとで周波数帯域を分けずに連続し
て周波数を割り当てることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な送受信装置において、送信スロットT、受信スロット
R及びガードタイムTg にかかわらず、すべての期間に
発振回路13に電源を供給してキャリア信号Sc を連続
的に形成すると、受信スロットRの期間、図10に破線4
1で示すように、発振回路13からのキャリア信号Sc
が、変調回路12→ミキサ回路15→ミキサ回路23の
ラインを通じて中間周波アンプ24に回り込み、中間周
波信号Sirに干渉してしまう。
【0013】さらに、受信スロットRの期間、破線42
で示すように、発振回路13からのキャリア信号Sc
が、ミキサ回路15において、本来の送信信号St と等
しい周波数fd の信号に周波数変換されてからフィルタ
16→アンプ17→スイッチ回路32の信号ラインを通
じてフィルタ21に供給されてしまい、受信回路20の
実質的な受信感度が低下してしまう。
【0014】そこで、このような受信障害をなくすた
め、(1) 受信スロットRの期間、発振回路13の電源を
オフにしてキャリア信号Sc を形成しない。
【0015】(2) 送信スロットTと、受信スロットRと
で、シンセサイザ発振回路31の発振周波数fo をΔf
だけシフトし、破線42のようにキャリア信号Sc が受
信回路20にリークしても中間周波アンプ24、27で
除去されるようにする。
【0016】(3) 受信スロットRの期間には、変調回路
12やミキサ回路13の電源をオフにすることにより、
キャリア信号Sc を変調回路12及びミキサ回路13に
おいて遮断する。などの方法が考えられる。
【0017】しかし、(1) 項の方法では、ガードタイム
Tg 、すなわち、数10μ秒の期間に発振回路13を立ち
上げなければならないが、そのような立ち上げは無理で
あり、送信スロットTの期間に正常なキャリア信号Sc
を得ることができなくなってしまう。また、(2) 項の方
法も、(1) 項と同様の理由により送信スロットTの期間
に正常なキャリア信号Sc を得ることができなくなって
しまう。しかも、破線41のようなリークには無効であ
る。
【0018】さらに、(3) 項の方法では、アイソレーシ
ョンに限界があり、キャリア信号Sc のリークレベルを
十分に小さくすることが困難であった。
【0019】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させる
と、1つのチャンネルを、送信スロットTと、受信スロ
ットRとに時分割し、その送信スロットT及び受信スロ
ットRに、送信及び受信を時分割式に行う送受信装置に
おいて、送信回路10の変調回路12にキャリア信号S
c を供給する信号ラインと、この変調回路12の出力信
号Sitの信号ラインとの一方の信号ラインに分周回路5
2を設けるとともに、分周回路52に供給される電源電
圧Vccを、受信スロットRの期間には遮断する回路34
とを設ける。
【0021】
【作用】受信スロットRの期間には、分周回路52にお
いてキャリア信号Scそのものが形成されなくなり、し
たがって、受信スロットRの期間にキャリア信号Sc が
受信回路20にリークすることがなくなる。
【0022】
【実施例】図1において、発振回路51として例えばパ
ルス発振回路を設け、この発振回路51から、発振周波
数が値N・fc の発振信号Sn を取り出す。この場合、
値Nは2以上の整数、例えばN=9とする。
【0023】そして、この発振回路51の出力端と、変
調回路12のキャリア信号の入力端との間に、1/Nの
分周回路52と、バンドパスフィルタ53とを直列に設
けるとともに、電源端子54と、分周回路52の電源ラ
インとの間に、スイッチ回路55を設ける。そして、形
成回路34からの制御信号Sw を、スイッチ回路55に
その制御信号として供給し、図2に示すように、スイッ
チ回路32が送信回路10に切り換えられる期間、すな
わち、送信スロットTの期間(及びその直前のガードタ
イムTg )には、スイッチ回路55をオンとする。
【0024】なお、図示はしないが、分周回路52を除
いて、発振回路51などには常に動作電圧が供給され
る。
【0025】このような構成によれば、送信スロットT
の期間には、制御信号Sw によりスイッチ回路55がオ
ンとなり、端子54の電圧Vccが分周回路52にその動
作電圧として供給されるので、分周回路52は正常に動
作する。したがって、発振回路51からの発振信号Sn
が分周回路52において、1/Nの周波数に分周される
とともに、その発振信号Sn の周波数は値N・fc とさ
れているので、分周回路52からは周波数が値fc の分
周信号、すなわち、キャリア信号Sc が取り出されるこ
とになる。
【0026】そして、このキャリア信号Sc がバンドパ
スフィルタ53に供給されて不要なスプリアス成分など
が除去されてから変調回路12に供給されるので、送信
スロットTの期間には、従来と同様の送信が行われる。
【0027】一方、受信スロットRの期間には、上述の
ように受信回路20により受信動作が行われる。
【0028】そして、この場合、受信スロットRの期間
には、制御信号Sw によりスイッチ回路55がオフとな
り、分周回路52には動作電圧Vccが供給されなくなる
ので、分周回路52そのものが動作しなくなる。したが
って、発振回路51からの発振信号Sn が分周回路52
に供給されても、分周回路52からキャリア信号Sc
(周波数fc )は出力されなくなるので、図10の破線4
1、42のように、キャリア信号Sc や送信信号St が
受信回路20にリークすることがなく、干渉や受信感度
の低下を生じることがない。
【0029】なお、分周回路52は、送信スロットTと
受信スロットRとで、間欠的に電源電圧Vccが供給され
るが、分周回路52は発振信号Sn を分周するだけなの
で、ガードタイムTg により十分に立ち上がり、送信ス
ロットTの期間には正常に分周動作を行うことができ
る。
【0030】こうして、この発明によれば、TDD方式
の送受信を行うことができるが、この場合、特にこの発
明によれば、送信スロットTの期間には、周波数N・f
c の発振信号Sn を分周して送信用のキャリア信号Sc
を形成し、受信スロットRの期間には、発振信号Sn を
キャリア信号Sc に分周する分周回路12の電源電圧V
ccをオフにしてキャリア信号Sc そのものを形成してい
ないので、受信スロットRの期間、破線41、42のよ
うに、キャリア信号Sc や送信信号St が受信回路20
にリークすることがなく、したがって、干渉や受信感度
の低下を生じることがない。
【0031】また、受信スロットRの期間、送信信号S
t がアンテナ33から外部に輻射され、他のシステムに
妨害を与えることもない。さらに、分周回路52は、送
信スロットTと受信スロットRとで、間欠的に電源電圧
が供給されるが、分周回路52は発振信号Sn を分周す
るだけなので、ガードタイムTg により十分に立ち上が
り、送信スロットTの期間には十分に正常な分周動作を
行うことができる。
【0032】また、発振回路51の発振周波数や発振そ
のものをガードタイムTg に高速に制御あるいは応答さ
せる必要がなく、発振回路51としてローコストのもの
を使用できる。そして、分周回路52はIC化が容易で
あり、装置の小型化ができる。
【0033】さらに、周波数帯域を上りチャンネルと下
りチャンネルとに分ける必要もなく、連続して周波数を
割り当てることができる。また、送信信号Stと受信信
号Sr とは周波数が等しいので、基地局だけでアンテナ
ダイバシティを実現することができる。すなわち、TD
D方式の特徴をまったく損なうことがない。
【0034】図3は、この発明の他の例を示す。すなわ
ち、この例においては、発振回路51と分周回路52と
の間の信号ラインに、スイッチ回路55が設けられると
ともに、このスイッチ回路55に制御信号Sw が供給さ
れる。なお、図示はしないが、各回路の電源は常に供給
される。
【0035】このような構成によれば、送信スロットT
の期間には、制御信号Sw によりスイッチ回路55はオ
ンとされるので、発振回路51からの発振信号Sn はス
イッチ回路55を通じて分周回路52に供給される。し
たがって、バンドパスフィルタ53から変調回路12に
キャリア信号Sc が供給され、送信スロットTにおける
送信が行われる。
【0036】一方、受信スロットRの期間には、上述の
ように受信回路20により受信動作が行われる。また、
この受信スロットRの期間には、制御信号Swによりス
イッチ回路55はオフとされるので、発振回路51から
の発振信号Sn はスイッチ回路55において阻止され、
分周回路52に供給されなくなる。
【0037】この場合、実際には、スイッチ回路55が
完全ではないので、発振回路51からの発振信号Sn が
スイッチ回路55を通じて分周回路52にリークする
が、そのリークレベルは小さく、分周回路52が正常に
分周動作を行うのに必要な入力レベルに達しない。した
がって、受信スロットRの期間に、分周回路52におい
てキャリア信号Sc が形成されることがなく、キャリア
信号Sc や送信信号St が受信に妨害を与えることがな
い。
【0038】図4は、この発明のさらに他の例を示す。
すなわち、この例においては、発振回路51の発振信号
Sn を分周回路52にそのまま供給するが、この分周回
路52を可変分周回路とする。そして、形成回路34か
らの制御信号Sw を、分周回路52にその分周比の制御
信号として供給し、図5に示すように、送信スロットT
(及びその直前のガードタイムTg )には、分周比を値
Nとし、受信スロットR(及びその直前のガードタイム
Tg )には、分周比を値Kとする。なお、値Kは、K≠
Nで、2以上の整数である。また、図示はしないが、各
回路の電源は常に供給される。
【0039】このような構成によれば、送信スロットT
の期間には、制御信号Sw により分周回路52の分周比
は本来の値Nとされるので、バンドパスフィルタ53か
ら変調回路12に本来のキャリア信号Sc が供給され、
送信スロットTにおける送信が行われる。
【0040】一方、受信スロットRの期間には、上述の
ように受信回路20により受信動作が行われる。そし
て、この場合、制御信号Sw により分周回路52の分周
比は値Kとされているので、本来の周波数fc のキャリ
ア信号Sc は形成されず、したがって、このキャリア信
号Sc や送信信号St が受信回路20にリークしても受
信に悪影響を与えることがない。
【0041】なお、分周回路52は、送信スロットTと
受信スロットRとで、分周回路52の分周比を交互に切
り換えなければならないが、そのような切り換えは、ガ
ードタイムTg により十分に行うことができ、送信スロ
ットT及び受信スロットRの期間には正常な必要な分周
比N及びKとすることができる。
【0042】図6に示す例においては、発振回路51の
発振周波数が低くなるようにした場合である。すなわ
ち、この例においては、発振回路51を可変周波数発振
回路として周波数|fo −N・fc |の発振信号Sn を
形成し、この発振信号Sn をミキサ回路56に供給する
とともに、シンセサイザ発振回路31からの発振信号S
o をミキサ回路56に供給してミキサ回路56から周波
数N・fc の交番信号Sn を取り出す。そして、この信
号Sn を、バンドパスフィルタ57を通じて分周回路5
2に供給して周波数fc のキャリア信号Sc に分周し、
このキャリア信号Sc を変調回路12に供給する。
【0043】なお、分周回路52の動作は、上述の図1
〜図5において説明した方法のいずれかにより、送信ス
ロットTと受信スロットRとで切り換え制御するもので
あり、この例においては、図1において説明したように
分周回路52の電源電圧Vccを制御する場合である。
【0044】したがって、この例においても、受信スロ
ットRの期間、キャリア信号Sc や送信信号St が受信
回路20に影響を与えない。さらに、発振回路51の発
振周波数が高い場合には、その実現性に問題を生じる
が、この例によれば、発振回路51の発振周波数を値|
fo −N・fc |にすることができるので、すなわち、
発振回路51の発振周波数を低くできるので、十分に実
現することができる。
【0045】図7に示す例においては、発振回路51の
発振信号Sn を受信回路20の第2局部発振信号の形成
に使用した場合である。すなわち、発振回路51におい
て、発振信号Sn として、周波数が例えば720 MHzの発
振信号を形成する。そして、受信スロットRの期間に
は、制御信号Sw により分周回路52の分周比Nを例え
ばN=9とし、その発振信号Sn を周波数fc が80MHz
のキャリア信号Sc に分周し、この信号Sc をバンドパ
スフィルタ53を通じて変調回路12に供給する。
【0046】一方、受信スロットRの期間には、制御信
号Sw により分周回路52の分周比を例えばN=8と
し、発振回路51の発振信号Sn を周波数fc が90MHz
の信号Sc に分周し、この信号Sc を逓倍回路58に供
給してM倍の周波数の信号Sm に逓倍する。この例にお
いては、M=1でそのまま周波数(90MHz)の信号Sm
とする。
【0047】そして、この信号Sm をバンドパスフィル
タ59を通じてミキサ回路25に第2局部発振信号とし
て供給する。したがって、中間周波アンプ24からの第
1中間周波信号Sir(中間周波数fc =80MHz)は、信
号Sm により第2中間周波信号(中間周波数=10MHz)
に周波数変換されて第2中間周波アンプ27に供給され
る。
【0048】そして、この例においても、分周回路52
の分周比を、送信スロットTの期間と受信スロットRの
期間とで変更しているので、受信スロットRの期間に、
その受信に悪影響を与える周波数成分の信号が受信回路
20にリークすることがない。また、安定度を要求され
る第2局部発振回路26を削除しているので、コストダ
ウンができる。
【0049】図8は変調回路12がFM変調回路の場合
である。すなわち、この例においては、送信スロットT
の期間に、処理回路11からの音声信号Sa をFM変調
回路12に供給してキャリア周波数が値N・fc で、変
調指数が値N・mのFM信号Sitに変換し、この信号S
itを分周回路52に供給して1/Nの周波数、すなわ
ち、周波数が本来の周波数fc で、変調指数も本来の変
調指数mのFM信号Sitに分周する。そして、この信号
Sitをミキサ回路15に供給してシンセサイザ発振回路
31からの局部発振信号So により所定のチャンネルの
FM信号St に周波数変換して送信する。
【0050】一方、受信回路20の復調回路28はFM
復調回路とし、受信スロットRの期間、このFM復調回
路28から音声信号Sb を取り出す。
【0051】なお、分周回路52の動作は、上述の図1
〜図5において説明した方法のいずれかにより、送信ス
ロットTと受信スロットRとで切り換え制御するもので
あり、この例においては、図1において説明したように
分周回路52の電源電圧Vccを制御する場合である。
【0052】したがって、この例においても、受信スロ
ットRの期間、送信回路10からのFM信号Sitや送信
信号St が受信回路20に悪影響を与えることがない。
【0053】
【発明の効果】この発明によれば、送信スロットTの期
間には、周波数N・fc の発振信号Sn を分周して送信
用のキャリア信号Sc を形成し、受信スロットRの期間
には、発振信号Sn をキャリア信号Sc に分周する分周
回路12の電源電圧Vccをオフにしてキャリア信号Sc
そのものを形成していないので、受信スロットRの期
間、破線41、42のように、キャリア信号Sc や送信
信号St が受信回路20にリークすることがなく、した
がって、干渉や受信感度の低下を生じることがない。
【0054】また、受信スロットRの期間、送信信号S
t がアンテナ33から外部に輻射され、他のシステムに
妨害を与えることもない。さらに、分周回路52は、送
信スロットTと受信スロットRとで、間欠的に電源電圧
が供給されるが、分周回路52は発振信号Sn を分周す
るだけなので、ガードタイムTg により十分に立ち上が
り、送信スロットTの期間には十分に正常な分周動作を
行うことができる。
【0055】また、発振回路51の発振周波数や発振そ
のものをガードタイムTg に高速に制御あるいは応答さ
せる必要がなく、発振回路51としてローコストのもの
を使用できる。そして、分周回路52はIC化が容易で
あり、装置の小型化ができる。
【0056】さらに、周波数帯域を上りチャンネルと下
りチャンネルとに分ける必要もなく、連続して周波数を
割り当てることができる。また、送信信号Stと受信信
号Sr とは周波数が等しいので、基地局だけでアンテナ
ダイバシティを実現することができる。すなわち、TD
D方式の特徴をまったく損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例の系統図である。
【図2】送受信スロットと電源との関係を示す図であ
る。
【図3】この発明の他の例の一部の系統図である。
【図4】この発明の他の例の一部の系統図である。
【図5】送受信スロットと分周比との関係を示す図であ
る。
【図6】この発明の他の例の一部の系統図である。
【図7】この発明の他の例の一部の系統図である。
【図8】この発明の他の例の一部の系統図である。
【図9】送受信スロットを説明するための図である。
【図10】従来例の系統図である。
【符号の説明】
10 送信回路 12 変調回路 15 ミキサ回路 20 受信回路 23 第1ミキサ回路 24 第1中間周波アンプ 25 第2ミキサ回路 28 復調回路 31 シンセサイザ発振回路 33 送受信アンテナ 34 タイミング信号形成回路 51 発振回路 52 分周回路 55 スイッチ回路 56 ミキサ回路 58 逓倍回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つのチャンネルを、送信スロットと、受
    信スロットとに時分割し、 上記1つのチャンネルの上記送信スロット及び上記受信
    スロットに、送信及び受信を時分割式に行う送受信装置
    において、 送信回路の変調回路にキャリア信号を供給する信号ライ
    ンと、この変調回路の出力信号の信号ラインとの一方の
    信号ラインに設けた分周回路と、 この分周回路に供給される電源電圧を、上記受信スロッ
    トの期間には遮断する回路とを有する送受信装置。
  2. 【請求項2】1つのチャンネルを、送信スロットと、受
    信スロットとに時分割し、 上記1つのチャンネルの上記送信スロット及び上記受信
    スロットに、送信及び受信を時分割式に行う送受信装置
    において、 送信回路の変調回路にキャリア信号を供給する信号ライ
    ンと、この変調回路の出力信号ラインとの一方の信号ラ
    インに設けた分周回路と、 この分周回路の分周比を、上記受信スロットの期間に
    は、上記送信スロットの期間における値から変更する回
    路とを有する送受信装置。
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