JP3057522B2 - 送受信装置 - Google Patents

送受信装置

Info

Publication number
JP3057522B2
JP3057522B2 JP3069226A JP6922691A JP3057522B2 JP 3057522 B2 JP3057522 B2 JP 3057522B2 JP 3069226 A JP3069226 A JP 3069226A JP 6922691 A JP6922691 A JP 6922691A JP 3057522 B2 JP3057522 B2 JP 3057522B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
transmission
frequency
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3069226A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04281636A (ja
Inventor
真 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3069226A priority Critical patent/JP3057522B2/ja
Publication of JPH04281636A publication Critical patent/JPH04281636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3057522B2 publication Critical patent/JP3057522B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transceivers (AREA)
  • Bidirectional Digital Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はTDD方式の送受信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレポイントシステムなどのデジタル携
帯電話機においては、一般に送信と受信とを同一の周波
数とし、いわゆるピンポン伝送を行うTDD方式あるい
はTDMA/TDD方式が採用されている。
【0003】すなわち、TDD方式の場合、例えば図3
に示すように、1つのチャンネル(周波数)が、時間的
に送信スロットTと、受信スロットRとに分割され、こ
れらスロットT、Rが交互に繰り返されるとともに、こ
れらスロットT、Rの間に、ガードバンドタイムTg が
設けられる。なお、一例として、送信スロットT及び受
信スロットRは1m秒、ガードバンドタイムTg は数10
μ秒である。そして、携帯電話機は、送信スロットTに
基地局への送信を行い、受信スロットRに基地局からの
受信を行う。
【0004】そして、このような送受信を行うので、T
DD方式の送受信装置の送信回路及び受信回路は、例え
ば図4に示すように構成されている。
【0005】すなわち、同図において、10は送信回
路、20は受信回路、31はシステムコントローラを示
す。そして、シスコン31は、この送受信装置の全体の
動作を制御するもので、マイクロコンピュータにより構
成されている。さらに、シスコン31は、各種のタイミ
ング信号及びクロックなども形成するものであり、シス
コン31からの信号は、図示はしないが、それぞれの回
路に供給される。
【0006】そして、送信回路10において、音声信号
Sa が送信処理回路11に供給され、A/D変換、時間
軸圧縮、シスコン31からの制御データの付加など送信
のための処理が行われ、その処理されたデジタル音声信
号Sa が送信スロットTごとに取り出され、この信号S
a が変調回路12に変調信号として供給され、変調回路
12からは送信スロットTごとに、デジタル音声信号S
a により例えばFSK変調された被変調信号Sit(キャ
リア周波数fi は例えば80MHz)が取り出される。
【0007】そして、この信号Sitがミキサ回路15に
供給されるとともに、送受信チャンネル設定用のシンセ
サイザ発振回路33から周波数fc の局部発振信号Sc
が取り出され、この信号Sc がミキサ回路15に供給さ
れ、信号Sitは周波数fs の送信信号St に周波数変換
される。なお、この周波数変換において、 fs =fi +fc 例えば、fc =2.6 GHz とされる。また、周波数fc 、すなわち、チャンネル
は、シンセサイザ発振回路33がシスコン31により制
御されることにより設定される。
【0008】そして、その送信信号St が、バンドパス
フィルタ16→パワーアンプ17→高周波スイッチ回路
34の信号ラインを通じてアンテナ35に供給され、基
地局へと送信される。
【0009】また、このとき、シスコン31からの制御
信号により、スイッチ回路34が送信スロットTと受信
スロットRとで切り換えられ、アンテナ35は送信回路
10と受信回路20とに切り換え使用される。
【0010】そして、受信回路20においては、受信ス
ロットRに基地局から送信されてきた送信信号Sr (周
波数はfs )が、アンテナ35により受信され、この信
号Sr が、スイッチ回路34→バンドパスフィルタ21
→高周波アンプ22の信号ラインを通じて第1ミキサ回
路23に供給されるとともに、発振回路33からの局発
信号Sc が第1ミキサ回路23に供給されて信号Sr は
第1中間周波信号Sirに周波数変換される。なお、この
場合、信号Sirの中間周波数は、信号Sitの周波数fi
に等しい。
【0011】そして、この信号Sirが、第1中間周波フ
ィルタ24を通じて第2ミキサ回路25に供給されると
ともに、第2局部発振回路26から第2局部発振信号S
j がミキサ回路25に供給されて信号Sirは第2中間周
波信号Sjr(中間周波数は例えば450 kHz)に周波数変
換され、この信号Sjrが第2中間周波フィルタ27を通
じて復調回路28に供給されて受信スロットRごとにデ
ジタル音声信号Sb が復調され、この信号Sb が受信処
理回路29に供給されて受信のための処理が行われ、も
との音声信号Sb が取り出される。また、処理回路29
からは、制御データも取り出され、シスコン31に供給
される。
【0012】そして、このTDD方式によれば、送信信
号St と受信信号Sr とは、その周波数がともに周波数
fs で等しいので、基地局がアンテナダイバシティを行
うだけで、上りチャンネル及び下りチャンネルのダイバ
シティ通信を実現できる。また、上りチャンネルと下り
チャンネルとで周波数帯域を分けずに連続して周波数を
割り当てることができ、周波数の使用効率がよい。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な送受信装置においては、受信スロットRの期間、図4
に破線41で示すように、変調回路12からの被変調信
号Si (受信スロットRの期間なので、厳密には無変調
キャリア信号)が、ミキサ回路15→ミキサ回路23の
ラインを通じて中間周波フィルタ24にリークし、中間
周波信号Sirに干渉してしまう。
【0014】さらに、受信スロットRの期間、破線42
で示すように、変調回路12からの被変調信号Sitが、
ミキサ回路15において、本来の送信信号St と等しい
周波数fs の信号に周波数変換されてからフィルタ16
→アンプ17→スイッチ回路34の信号ラインを通じて
フィルタ21にリークしてしまい、受信回路20の実質
的な受信感度が低下してしまう。
【0015】そこで、このような受信障害をなくすた
め、(1) 受信スロットRの期間、変調回路12の電源を
オフにして変調回路12においてキャリア信号を形成し
ない。
【0016】(2) 送信スロットTと、受信スロットRと
で、シンセサイザ発振回路33の発振周波数fc をシフ
トし、破線41のようにキャリア信号Si が受信回路2
0にリークしても中間周波フィルタ24、27で除去さ
れるようにする。
【0017】(3) 受信スロットRの期間には、ミキサ回
路15の電源をオフにすることにより、無変調キャリア
信号Sitをミキサ回路15において遮断する。などの方
法が考えられる。
【0018】しかし、(1) 項の方法では、ガードバンド
タイムTg 、すなわち、数10μ秒の期間に変調回路12
の発振を立ち上げなければならないが、変調回路12は
キャリア周波数fi が高いので、そのような立ち上げは
無理であり、送信スロットTの期間に正常な局発信号S
c を得ることができなくなってしまう。
【0019】また、(2) 項の方法も、ガードバンドタイ
ムTg の期間に、発振回路33の周波数fc を変更しな
ければならないが、そのキャリア周波数fc が準マイク
ロ波なので、やはりそのような変更は無理であり、正常
な局発信号Sc を得ることができなくなってしまう。ま
た、この方法では、送信チャンネルと、受信チャンネル
とが異なってしまう。
【0020】さらに、(3) 項の方法では、アイソレーシ
ョンを110〜120dB 程度とる必要があるが、そのように
大きなアイソレーションは、シールド効果、プリント配
線基板の構成及びパターンなどの影響で変化しやすく、
信頼性に欠ける。また、破線41のリーク信号に対して
アイソレーションがとれたとしても、送信信号St の周
波数fs は準マイクロ波帯なので、スイッチ回路34に
おいて破線42のリーク信に対するアイソレーションを
とることは、かなり困難である。この発明は、以上のよ
うな問題点を解決しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させる
と、1つのチャンネルを、送信スロットTと、受信スロ
ットRとに時分割し、送信スロットT及び受信スロット
Rに、送信及び受信を時分割式に行う送受信装置におい
て、送信されるデジタル音声信号Sa を、被変調信号S
f に変換する変調回路12と、被変調信号Sf を第1中
間周波信号Sitに周波数変換する第1ミキサ回路13
と、第1中間周波信号Sitを所定のチャンネルの送信信
号St に周波数変換する第2ミキサ回路15と、第1ミ
キサ回路13が、その周波数変換を行うための第1局部
発振信号Sk を形成する形成回路18と、この形成回路
18における第1局部発振信号Sk の形成を制御する制
御回路31とを設け、この制御回路31により、送信ス
ロットTの期間のみ、形成回路18における第1局部発
振信号Sk の形成を許可するようにしたものである。
【0022】
【作用】送信スロットTの期間には、ダブルスーパーヘ
テロダイン方式によりデジタル音声信号が、所定のチャ
ンネルの送信信号St に変換されて送信される。しか
し、受信スロットRの期間には、送信回路10の第1局
部発振信号Sk の形成が禁止され、したがって、受信ス
ロットRの期間に不要な信号が受信回路20や外部にリ
ークすることが防止される。
【0023】
【実施例】図1において、送信回路10はダブルスーパ
ーヘテロダイン方式とされるもので、変調回路12と、
ミキサ回路15との間の信号ラインに、第1ミキサ回路
13及びバンドパスフィルタ14が設けられるととも
に、第1局部発振回路として形成回路18が設けられ
る。
【0024】この形成回路18及びミキサ回路15の具
体例については後述するが、形成回路18はシスコン3
1からの制御信号Ss により制御され、送信スロットT
の(及びその直前のガードバンドタイムTg )の期間の
み第1局部発振信号Sk を形成して出力するものであ
る。そして、この局発信号Sk がミキサ回路13に供給
される。
【0025】この場合、 Sf :変調回路12の出力信号(FSK信号) ff :信号Sf のキャリア周波数 fk :局発信号Sk の周波数 とすると、 fit=ff +fk となるようにされるとともに、周波数fk は、 fk >BW/2からBW BW:送受信信号St 、Sr のチャンネル帯域。例えば
4MHz fk は、フィルタ14においてイメージ抑圧が容易、か
つ、信号Skの形成のオン・オフが容易 を満たす値とされる。
【0026】また、シスコン31からの制御信号Ss が
ミキサ回路13に供給され、ミキサ回路13は、送信ス
ロットT(及びその直前のガードバンドタイムTg )の
期間のみ、その動作電圧が供給される。
【0027】なお、実際には、形成回路18に供給され
る制御信号Ss と、ミキサ回路13に供給される制御信
号Ss とでは、主信号ラインの群遅延特性などのため
に、わずかに時間差ないし位相差を必要とするが、この
発明の本質に関係しないので、この例においては、両制
御信号Ss 、Ss は等しいものとする。また、ミキサ回
路15が第2ミキサ回路である。
【0028】このような構成によれば、送信スロットT
の期間には、制御信号Ss によりミキサ回路13に動作
電圧が供給されるので、ミキサ回路13はその本来の動
作ができることになる。
【0029】また、送信スロットTの期間には、制御信
号Ss により形成回路18において局発信号Sk が形成
され、この信号Sk がミキサ回路13に供給される。
【0030】したがって、送信スロットTの期間には、
送信処理回路11からのデジタル音声信号Sa が変調回
路12においてFSK信号Sf (キャリア周波数ff )
に変換され、このFSK信号Sf が第1ミキサ回路13
において、局発信号Sk により中間周波信号Sitに周波
数変換される。そして、この中間周波信号Sitが、バン
ドパスフィルタ14において不要な信号成分が除去され
てから第2ミキサ回路15に供給され、送信信号St に
周波数変換されてアンテナ35から送信される。
【0031】一方、受信スロットRの期間には、上述の
ように受信回路20により受信動作が行われる。
【0032】さらに、受信スロットRの期間には、制御
信号Ss によりミキサ回路13の動作電圧が遮断される
ので、ミキサ回路13はその本来の動作を停止する。
【0033】また、受信スロットRの期間には、制御信
号Ss により形成回路18における局発信号Sk の形成
が停止され、ミキサ回路13に信号Sk が供給されなく
なる。
【0034】したがって、受信スロットRの期間には、
ミキサ回路13が動作しないとともに、局発信号Sk も
供給されないので、信号Sitそのものが形成されなくな
る。したがって、受信スロットRの期間に、図4の破線
41、42のように、信号Sitや送信信号St が受信回
路20にリークすることがなく、干渉や受信感度の低下
などの受信障害を生じることがない。
【0035】こうして、この発明によれば、送信回路1
0をダブルスーパーヘテロダインに構成し、受信スロッ
トRの期間には、第1ミキサ回路13の動作を禁止する
とともに、第1局発信号Sk も供給しないので、信号S
itそのものが形成されなくなり、したがって、受信回路
20に受信障害を生じることがない。
【0036】また、受信スロットRの期間、送信信号S
t がアンテナ35から外部に輻射されて他のシステムに
妨害を与えることもない。さらに、局発信号Sk がミキ
サ回路13を通じて周波数fk のままリークしたとして
も、これはバンドパスフィルタ14において十分に減衰
するので、受信障害などを与えることがない。
【0037】さらに、ミキサ回路13は、送信スロット
Tと受信スロットRとで、間欠的に電源電圧が供給され
るが、ミキサ回路13は2つの信号Sf 、Sk を混合す
るだけなので、ガードバンドタイムTg 内に十分に立ち
上がり、送信スロットTの期間には十分に正常な周波数
変換動作を行うことができる。
【0038】また、形成回路18は、送信スロットTの
期間のみ、局発信号Sk を形成するが、局発信号Sk の
周波数fk は低くできるので、局発信号Sk もガードバ
ンドタイムTg 内に十分に立ち上がり、送信スロットT
の期間には十分に安定で正常な局発信号Sk とすること
ができる。
【0039】さらに、シンセサイザ発振回路33を、送
信回路10と受信回路20とに共通に使用できるので、
大幅なコストダウンができるとともに、装置を小型化・
軽量化することができる。さらに、スイッチ回路34の
アイソレーションが低くても、外部への輻射がほとんど
ないので、回路を簡略化でき、この点からもコストダウ
ン及び小型化などができる。また、他のチャンネルへ妨
害を与えることもない。
【0040】また、周波数帯域を上りチャンネルと下り
チャンネルとに分ける必要もなく、連続して周波数を割
り当てることができる。また、送信信号St と受信信号
Srとは周波数が等しいので、基地局だけでアンテナダ
イバシティを実現することができる。すなわち、TDD
方式の特徴をまったく損なうことがない。
【0041】図2は、変調回路12、ミキサ回路13及
び形成回路18の具体例を示す。すなわち、変調回路1
2においては、送信処理回路11からのデジタル音声信
号Sa が、フィルタ121において不要な信号成分が除
去されてから変調度設定回路122に供給される。この
設定回路122は、信号Sf が信号Sitに周波数変換さ
れたとき、信号Sf とSitとでは変調度が変化してしま
うので、信号Sitにおいて必要な本来の変調度が得られ
るように、信号Sf に対する変調度を設定するためのも
のである。
【0042】そして、この設定回路122からのデジタ
ル音声信号Sa が、発振素子として水晶発振子を使用し
た可変水晶発振回路123、いわゆるVCXO123に
変調信号として供給されてFSK信号Sf (キャリア周
波数fs )に変換され、この信号Sf が、バンドパスフ
ィルタ(同調回路)124において不要な信号成分が除
去されてからトランジスタ131のベースに供給され
る。
【0043】このトランジスタ131は、ミキサ回路1
3を構成するもので、エミッタ接地とされ、そのコレク
タ負荷としてバンドパスフィルタ(同調回路)14が接
続されるとともに、そのフィルタ14と電源ラインVCC
との間に、スイッチ回路132が設けられ、このスイッ
チ回路132にシスコン32からの制御信号Ss が供給
される。
【0044】さらに、形成回路18においては、シスコ
ン31から例えばシステムクロックが取り出され、この
システムクロックが分周回路181に供給されて周波数
fkの信号Sd に分周され、この分周信号Sd がアンド
回路182に供給されるとともに、シスコン31からの
制御信号Ss がアンド回路182に供給される。そし
て、このアンド回路182の出力信号が、ローパスフィ
ルタ183及びアンプ184を通じてトランジスタ13
1のベースに供給される。
【0045】なお、制御信号Ss は、送信スロットT
(及びその直前のガードバンドタイムTg )の期間に
“1”となり、受信スロットR(及びその直前のガード
バンドタイムTg )の期間に“0”となるものである。
また、スイッチ回路132は、Ss =“1”のときオン
になるものである。
【0046】このような構成によれば、送信スロットT
の期間には、Ss =“1”なので、分周回路181から
の分周信号Sd が、アンド回路182を通じてローパス
フィルタ183に供給され、周波数fk の成分だけを有
する交番信号、すなわち、局発信号Sk が取り出され
る。そして、この局発信号Sk が、アンプ184を通じ
てトランジスタ131のベースに供給される。
【0047】また、送信スロットTの期間には、Ss =
“1”なので、スイッチ回路132がオンであり、トラ
ンジスタ131はミキサ回路13として動作する。
【0048】したがって、送信スロットTの期間には、
トランジスタ131において、バンドパスフィルタ12
4からの信号Sf が、アンプ184からの局発信号Sk
により周波数fitの信号Sitに周波数変換され、この信
号Sitがバンドパスフィルタ14を通じて第2ミキサ回
路15に供給されることになる。
【0049】一方、受信スロットRの期間には、Ss =
“0”なので、分周信号Sd はアンド回路182におい
て阻止され、局発信号Sk はトランジスタ131に供給
されない。また、Ss =“0”なので、スイッチ回路1
32はオフであり、トランジスタ131は動作しない。
したがって、受信スロットRの期間には、ミキサ回路1
3から信号Sitが出力されることがない。
【0050】また、アンド回路182は十分な速度で応
答できるので、送信スロットTの期間の直前のガードバ
ンドタイムTg に、アンド回路182は分周信号Sd を
通過させる状態になるとともに、トランジスタ131も
ガードバンドタイムTg に動作状態になり、したがっ
て、送信スロットTの期間には、十分な特性の信号Sit
を得ることができる。
【0051】そして、受信スロットRの期間になれば、
直ちにアンド回路182が分周信号Sd を阻止するとと
もに、トランジスタ131もオフになるので、受信回路
20に受信障害を生じることがない。
【0052】なお、上述において、分周回路181の入
力信号を、シスコン31からのシステムクロックの変え
て、シンセサイザ発振回路33において使用されている
基準信号などとすることもできる。また、形成回路18
として局発信号Sk の波形の書き込まれたROMを設
け、その読み出しクロックを制御することにより、送信
スロットTの期間に信号Sk を得ることもできる。
【0053】さらに、VCXO123をPLL変調回路
あるいは直交変調回路とすることもできる。また、ミキ
サ回路13は、ダブルバランス型のミキサ回路とした
り、デュアルゲート型FETとすることもでき、その具
体的な構成は問わない。さらに、fit=ff −fk とす
ることもできる。
【0054】また、スイッチ回路132を省略して常に
トランジスタ131にコレクタ電圧を供給してもよく、
バンドパスフィルタ124ないし14を省略することも
できる。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、送信回路10をダブ
ルスーパーヘテロダインに構成し、受信スロットRの期
間には、第1ミキサ回路13の動作を禁止するととも
に、第1局発信号Sk も供給しないので、信号Sitその
ものが形成されなくなり、したがって、受信回路20に
受信障害を生じることがない。
【0056】また、受信スロットRの期間、送信信号S
t がアンテナ35から外部に輻射されて他のシステムに
妨害を与えることもない。さらに、局発信号Sk がミキ
サ回路13を通じて周波数fk のままリークしたとして
も、これはバンドパスフィルタ14において十分に減衰
するので、受信障害などを与えることがない。
【0057】さらに、ミキサ回路13は、送信スロット
Tと受信スロットRとで、間欠的に電源電圧が供給され
るが、ミキサ回路13は2つの信号Sf 、Sk を混合す
るだけなので、ガードバンドタイムTg 内に十分に立ち
上がり、送信スロットTの期間には十分に正常な周波数
変換動作を行うことができる。
【0058】また、形成回路18は、送信スロットTの
期間のみ、局発信号Sk を形成するが、局発信号Sk の
周波数fk は低くできるので、局発信号Sk もガードバ
ンドタイムTg 内に十分に立ち上がり、送信スロットT
の期間には十分に安定で正常な局発信号Sk とすること
ができる。
【0059】さらに、シンセサイザ発振回路33を、送
信回路10と受信回路20とに共通に使用できるので、
大幅なコストダウンができるとともに、装置を小型化・
軽量化することができる。さらに、スイッチ回路34の
アイソレーションが低くても、外部への輻射がほとんど
ないので、回路を簡略化でき、この点からもコストダウ
ン及び小型化などができる。また、他のチャンネルへ妨
害を与えることもない。
【0060】また、周波数帯域を上りチャンネルと下り
チャンネルとに分ける必要もなく、連続して周波数を割
り当てることができる。また、送信信号St と受信信号
Srとは周波数が等しいので、基地局だけでアンテナダ
イバシティを実現することができる。すなわち、TDD
方式の特徴をまったく損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例の系統図である。
【図2】この発明の要部の一例を示す系統図である。
【図3】送受信スロットを説明するための図である。
【図4】従来例の系統図である。
【符号の説明】
10 送信回路 12 変調回路 13 第1ミキサ回路 15 第2ミキサ回路 18 形成回路 20 受信回路 23 第1ミキサ回路 24 第1中間周波フィルタ 25 第2ミキサ回路 27 第2中間周波フィルタ 28 復調回路 31 システムコントローラ 33 シンセサイザ発振回路 35 送受信アンテナ 123 VCXO 181 分周回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのチャンネルを、送信スロットと、
    受信スロットとに時分割し、上記1つのチャンネルの上
    記送信スロット及び上記受信スロットに、送信及び受信
    を時分割式に行う送受信装置において、送信されるデジ
    タル音声信号を、被変調信号に変換する変調回路と、上
    記被変調信号を第1中間周波信号に周波数変換する第1
    ミキサ回路と、上記第1中間周波信号を所定のチャンネ
    ルの送信信号に周波数変換する第2ミキサ回路と、上記
    第1ミキサ回路が、その周波数変換を行うための第1局
    部発振信号を形成する形成回路と、この形成回路におけ
    る上記第1局部発振信号の形成を制御する制御回路とを
    有し、この制御回路により、上記送信スロットの期間の
    み、上記形成回路における上記第1局部発振信号の形成
    を許可するようにした送受信装置。
JP3069226A 1991-03-08 1991-03-08 送受信装置 Expired - Fee Related JP3057522B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3069226A JP3057522B2 (ja) 1991-03-08 1991-03-08 送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3069226A JP3057522B2 (ja) 1991-03-08 1991-03-08 送受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04281636A JPH04281636A (ja) 1992-10-07
JP3057522B2 true JP3057522B2 (ja) 2000-06-26

Family

ID=13396601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3069226A Expired - Fee Related JP3057522B2 (ja) 1991-03-08 1991-03-08 送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3057522B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2917890B2 (ja) * 1996-02-09 1999-07-12 日本電気株式会社 無線送受信機
JPH10107677A (ja) * 1996-08-05 1998-04-24 Sony Corp 送受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04281636A (ja) 1992-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100397716B1 (ko) 송신기및송수신기
JPH04240924A (ja) 時分割複信無線送受信装置
JPH06152467A (ja) 無線通信機
EP0654192B1 (en) Oscillator frequency divide-down transmit offset scheme for reducing self-quieting
JP3503964B2 (ja) 無線機
JP3309904B2 (ja) 無線用送受信機
JP3090152B2 (ja) 送受信装置
JPH1098409A (ja) 無線回路
JP3057522B2 (ja) 送受信装置
EP0823791A2 (en) Transmitting and receiving apparatus
EP1260083B1 (en) Architecture for cordless telephones
JPH05183468A (ja) 送受信装置
JP3282682B2 (ja) 移動電話機
JP3284666B2 (ja) 時分割多重デジタル無線通信装置
JPH05252074A (ja) 送受信装置
KR910005652B1 (ko) 동시 쌍방향 fm 송수신기
JPH05206917A (ja) 時分割二重方式又は時分割多元接続/時分割二重方式の送受信装置
JPH08154067A (ja) 時分割双方向通信用送受信機
JP2938324B2 (ja) Mca方式無線通信機
JPH1198050A (ja) 無線回路
JPS62245731A (ja) 全デユプレクス無線送受信方法
JPH02112323A (ja) 無線通信装置
JPH05183595A (ja) 送信装置
JPS6298925A (ja) シンセサイザ受信機
JPH0888583A (ja) 無線装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees