JPH05206917A - 時分割二重方式又は時分割多元接続/時分割二重方式の送受信装置 - Google Patents
時分割二重方式又は時分割多元接続/時分割二重方式の送受信装置Info
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- JPH05206917A JPH05206917A JP4014146A JP1414692A JPH05206917A JP H05206917 A JPH05206917 A JP H05206917A JP 4014146 A JP4014146 A JP 4014146A JP 1414692 A JP1414692 A JP 1414692A JP H05206917 A JPH05206917 A JP H05206917A
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- transmission
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 送信系でのスプリアス除去用フィルタの要求
性能が軽減され、近接する他局への妨害を排除し、受信
時に送信系からの妨害を排除することのできる時分割二
重方式又は時分割多元接続/時分割二重方式の送受信装
置を提供する。 【構成】 時分割二重方式又は時分割多元接続/時分割
二重方式の送受信装置において、ベースバンド信号が供
給される送信用直交変調器18と、チャンネル選択用周
波数シンセサイザ11と、チャンネル選択用周波数シン
セサイザ11からの局部発振信号が供給される分周及び
逓倍回路15、16とを設ける。そして、分周及び逓倍
回路15、16から得た搬送波信号を送信用直交変調器
18に供給するようにすると共に、分周及び逓倍回路1
5、16を構成する分周器15は、送信時のみ動作状態
にされて成るものである。
性能が軽減され、近接する他局への妨害を排除し、受信
時に送信系からの妨害を排除することのできる時分割二
重方式又は時分割多元接続/時分割二重方式の送受信装
置を提供する。 【構成】 時分割二重方式又は時分割多元接続/時分割
二重方式の送受信装置において、ベースバンド信号が供
給される送信用直交変調器18と、チャンネル選択用周
波数シンセサイザ11と、チャンネル選択用周波数シン
セサイザ11からの局部発振信号が供給される分周及び
逓倍回路15、16とを設ける。そして、分周及び逓倍
回路15、16から得た搬送波信号を送信用直交変調器
18に供給するようにすると共に、分周及び逓倍回路1
5、16を構成する分周器15は、送信時のみ動作状態
にされて成るものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル無線電話機に適
用して好適な時分割二重(TDD:タイム・ディビジョ
ン・デュプレクス)方式又は時分割多元接続(TDM
A:タイム・ディビジョン・マルチプル・アクセス)/
時分割二重方式の送受信装置に関する。この方式の送受
信装置は送受信時の搬送波周波数を同一として所謂ピン
ポン伝送を行う送受信装置である。
用して好適な時分割二重(TDD:タイム・ディビジョ
ン・デュプレクス)方式又は時分割多元接続(TDM
A:タイム・ディビジョン・マルチプル・アクセス)/
時分割二重方式の送受信装置に関する。この方式の送受
信装置は送受信時の搬送波周波数を同一として所謂ピン
ポン伝送を行う送受信装置である。
【0002】
【従来の技術】図3を参照して、本出願人が先に、特願
平3−39496号(本願出願時において未公知)とし
て出願したTDD方式の送受信装置について説明する。
この送受信機は基地局との間で通信を行い、送信スロッ
トで基地局に対し送信を行い、受信スロットで基地局の
受信を行う。そして、送信スロット及び受信スロットは
ガードタイムを挟んで交互に発生する。先ず、受信系を
説明する。送受信兼用のアンテナ1からの受信信号(そ
の回線周波数をF0 とする)が送受信切換えスイッチ2
を通じて、バンドパスフィルタ3に供給される。バンド
パスフィルタ3の出力は増幅器4を通じて混合器5に供
給されて、受信系及び送信系において共通のチャンネル
選択用の周波数シンセサイザ27から混合器5に供給さ
れる周波数FsがFs=F0 −Fi1 の局部発振信号と
混合され、その混合出力がバンドパスフィルタ6に供給
されて、周波数がFi1 の第1の中間周波信号に変換さ
れる。この第1の中間周波信号が混合器7に供給され
て、局部発振器8から混合器7に供給される局部発振信
号と混合され、その混合出力がバンドパスフィルタ9に
供給されて、周波数がFi2 の第2の中間周波信号に変
換されて、出力端子10から図示を省略した復調器に供
給される。
平3−39496号(本願出願時において未公知)とし
て出願したTDD方式の送受信装置について説明する。
この送受信機は基地局との間で通信を行い、送信スロッ
トで基地局に対し送信を行い、受信スロットで基地局の
受信を行う。そして、送信スロット及び受信スロットは
ガードタイムを挟んで交互に発生する。先ず、受信系を
説明する。送受信兼用のアンテナ1からの受信信号(そ
の回線周波数をF0 とする)が送受信切換えスイッチ2
を通じて、バンドパスフィルタ3に供給される。バンド
パスフィルタ3の出力は増幅器4を通じて混合器5に供
給されて、受信系及び送信系において共通のチャンネル
選択用の周波数シンセサイザ27から混合器5に供給さ
れる周波数FsがFs=F0 −Fi1 の局部発振信号と
混合され、その混合出力がバンドパスフィルタ6に供給
されて、周波数がFi1 の第1の中間周波信号に変換さ
れる。この第1の中間周波信号が混合器7に供給され
て、局部発振器8から混合器7に供給される局部発振信
号と混合され、その混合出力がバンドパスフィルタ9に
供給されて、周波数がFi2 の第2の中間周波信号に変
換されて、出力端子10から図示を省略した復調器に供
給される。
【0003】次に、送信系を説明する。局部発振器24
からの周波数がNFi1 の局部発振信号を分周器25に
供給して分周比1/Nを以て分周した後、バンドパスフ
ィルタ26に供給して、周波数FL がFL =Fi1 の搬
送波信号を得て直交変調器28に供給する。入力端子2
9、30からの2系列のベースバンド信号I、Qを直交
変調器28に供給して、位相差が90°の搬送波信号を
変調し、その各被変調信号を合成して被直交変調信号を
得る。この被直交変調信号は混合器31に供給されて、
受信系及び送信系において共通のチャンネル選択用の周
波数シンセサイザ27から混合器5に供給される周波数
FsがFs=F0 −Fi1 の局部発振信号と混合され、
その混合出力がバンドパスフィルタ32に供給されて、
搬送波周波数がF0 の送信信号が得られ、これが電力増
幅器21及び送受信切り換えスイッチ2を通じて、アン
テナ1に供給されて送信される。
からの周波数がNFi1 の局部発振信号を分周器25に
供給して分周比1/Nを以て分周した後、バンドパスフ
ィルタ26に供給して、周波数FL がFL =Fi1 の搬
送波信号を得て直交変調器28に供給する。入力端子2
9、30からの2系列のベースバンド信号I、Qを直交
変調器28に供給して、位相差が90°の搬送波信号を
変調し、その各被変調信号を合成して被直交変調信号を
得る。この被直交変調信号は混合器31に供給されて、
受信系及び送信系において共通のチャンネル選択用の周
波数シンセサイザ27から混合器5に供給される周波数
FsがFs=F0 −Fi1 の局部発振信号と混合され、
その混合出力がバンドパスフィルタ32に供給されて、
搬送波周波数がF0 の送信信号が得られ、これが電力増
幅器21及び送受信切り換えスイッチ2を通じて、アン
テナ1に供給されて送信される。
【0004】ここで、特に、送信系の分周器25は送信
時のみアクティブで、受信時はディスエーブル状態とさ
れるように制御される。このため、受信時に、周波数F
L がFL =Fi1 の搬送波信号やアンテナ1に供給され
る送信信号が、受信系に漏洩したり、アンテナ1から外
部に輻射したりする虞がいので、干渉や受信感度の低下
を招来する虞はない。
時のみアクティブで、受信時はディスエーブル状態とさ
れるように制御される。このため、受信時に、周波数F
L がFL =Fi1 の搬送波信号やアンテナ1に供給され
る送信信号が、受信系に漏洩したり、アンテナ1から外
部に輻射したりする虞がいので、干渉や受信感度の低下
を招来する虞はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3に示した
従来の送受信装置には次のような欠点がある。即ち、送
信系の直交変調器28に供給される搬送波信号の周波数
FL は受信系の第1中間周波信号の周波数Fi1 と等し
いため、そのレベルを余り高くすることはできず、混合
器31から生じるF0 ±nFL の周波数成分のスプリア
スを除去するためのバンドパスフィルタ32の負担が大
きく成る。
従来の送受信装置には次のような欠点がある。即ち、送
信系の直交変調器28に供給される搬送波信号の周波数
FL は受信系の第1中間周波信号の周波数Fi1 と等し
いため、そのレベルを余り高くすることはできず、混合
器31から生じるF0 ±nFL の周波数成分のスプリア
スを除去するためのバンドパスフィルタ32の負担が大
きく成る。
【0006】又、混合器31から生じるF0 ±FL の周
波数成分のスプリアスも殆ど無視し得る程度に小さくす
ることはできないので、同一の第1中間周波数の他の送
受信機がこのスプリアスを受信すると、その混合器5で
(F0 +FL )−F0 、F0 −(F0 −FL )からFL
=Fi1 の周波数成分が発生してスプリアス妨害を与え
る可能性が高く成る。
波数成分のスプリアスも殆ど無視し得る程度に小さくす
ることはできないので、同一の第1中間周波数の他の送
受信機がこのスプリアスを受信すると、その混合器5で
(F0 +FL )−F0 、F0 −(F0 −FL )からFL
=Fi1 の周波数成分が発生してスプリアス妨害を与え
る可能性が高く成る。
【0007】かかる点に鑑み、本発明は、送信系でのス
プリアス除去用フィルタの要求性能が軽減され、近接す
る他局への妨害を排除し、受信時に送信系からの妨害を
排除することのできる時分割二重方式又は時分割多元接
続/時分割二重方式の送受信装置を提供しようとするも
のである。
プリアス除去用フィルタの要求性能が軽減され、近接す
る他局への妨害を排除し、受信時に送信系からの妨害を
排除することのできる時分割二重方式又は時分割多元接
続/時分割二重方式の送受信装置を提供しようとするも
のである。
【0008】更に、本発明は、送信系でのスプリアス除
去用フィルタの要求性能が軽減され、近接する他局への
妨害を排除し、受信時に送信系からの妨害を排除するこ
とができると共に、チャンネル選択用周波数シンセサイ
ザの発振周波数を低くすることのできる時分割二重方式
又は時分割多元接続/時分割二重方式の送受信装置を提
供しようとするものである。
去用フィルタの要求性能が軽減され、近接する他局への
妨害を排除し、受信時に送信系からの妨害を排除するこ
とができると共に、チャンネル選択用周波数シンセサイ
ザの発振周波数を低くすることのできる時分割二重方式
又は時分割多元接続/時分割二重方式の送受信装置を提
供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】第1の本発明
は、時分割二重方式又は時分割多元接続/時分割二重方
式の送受信装置において、ベースバンド信号が供給され
る送信用直交変調器18と、チャンネル選択用周波数シ
ンセサイザ11と、チャンネル選択用周波数シンセサイ
ザ11からの局部発振信号が供給される分周及び逓倍回
路15、16とを設ける。そして、分周及び逓倍回路1
5、16から得た搬送波信号を送信用直交変調器18に
供給するようにすると共に、分周及び逓倍回路15、1
6を構成する分周器15は、送信時のみ動作状態にされ
て成るものである。
は、時分割二重方式又は時分割多元接続/時分割二重方
式の送受信装置において、ベースバンド信号が供給され
る送信用直交変調器18と、チャンネル選択用周波数シ
ンセサイザ11と、チャンネル選択用周波数シンセサイ
ザ11からの局部発振信号が供給される分周及び逓倍回
路15、16とを設ける。そして、分周及び逓倍回路1
5、16から得た搬送波信号を送信用直交変調器18に
供給するようにすると共に、分周及び逓倍回路15、1
6を構成する分周器15は、送信時のみ動作状態にされ
て成るものである。
【0010】第に本発明は、時分割二重方式又は時分割
多元接続/時分割二重方式の送受信装置において、ベー
スバンド信号が供給される送信用直交変調器18と、受
信用混合器5と、第1のチャンネル選択用周波数シンセ
サイザ11と、その第1のチャンネル選択用周波数シン
セサイザ11からの局部発振信号が供給されて、その周
波数がM/N倍(但し、Mは逓倍比、1/Nは分周比)
される分周及び逓倍回路15、16と、周波数が(1−
N/M)ΔF(但し、ΔFはチャンネル間隔)ステップ
で可変される第2のチャンネル選択用周波数シンセサイ
ザ12とを設ける。そして、分周及び逓倍回路15、1
6から得た搬送波信号を送信用直交変調器18に供給す
る。第1及び第2のチャンネル選択用周波数シンセサイ
ザ11、12からの各局部発振信号を混合して受信用混
合器5に供給する。分周及び逓倍回路15、16を構成
する分周器15は、送信時のみ動作状態にされて成るも
のである。
多元接続/時分割二重方式の送受信装置において、ベー
スバンド信号が供給される送信用直交変調器18と、受
信用混合器5と、第1のチャンネル選択用周波数シンセ
サイザ11と、その第1のチャンネル選択用周波数シン
セサイザ11からの局部発振信号が供給されて、その周
波数がM/N倍(但し、Mは逓倍比、1/Nは分周比)
される分周及び逓倍回路15、16と、周波数が(1−
N/M)ΔF(但し、ΔFはチャンネル間隔)ステップ
で可変される第2のチャンネル選択用周波数シンセサイ
ザ12とを設ける。そして、分周及び逓倍回路15、1
6から得た搬送波信号を送信用直交変調器18に供給す
る。第1及び第2のチャンネル選択用周波数シンセサイ
ザ11、12からの各局部発振信号を混合して受信用混
合器5に供給する。分周及び逓倍回路15、16を構成
する分周器15は、送信時のみ動作状態にされて成るも
のである。
【0011】
【実施例】以下に、図1を参照して、本発明の実施例の
TDMA/TDD方式の送受信装置について説明する。
この送受信機は基地局との間で通信を行い、送信スロッ
トで基地局に対し送信を行い、受信スロットで基地局の
受信を行う。先ず、受信系を説明する。送受信兼用のア
ンテナ1からの受信信号(その回線周波数をF0 とす
る)が送受信切換えスイッチ2を通じて、バンドパスフ
ィルタ3に供給される。バンドパスフィルタ3の出力は
増幅器4を通じて混合器5に供給されて、バンドパスフ
ィルタ14からの周波数がFL のチャンネル選択用の局
部発振信号と混合され、その混合出力がバンドパスフィ
ルタ6に供給されて、周波数がFi1 の第1の中間周波
信号に変換される。この第1の中間周波信号が混合器7
に供給されて、局部発振器8から混合器7に供給される
局部発振信号と混合され、その混合出力がバンドパスフ
ィルタ9に供給されて、周波数がFi2 の第2の中間周
波信号に変換されて、出力端子10から図示を省略した
復調器に供給される。
TDMA/TDD方式の送受信装置について説明する。
この送受信機は基地局との間で通信を行い、送信スロッ
トで基地局に対し送信を行い、受信スロットで基地局の
受信を行う。先ず、受信系を説明する。送受信兼用のア
ンテナ1からの受信信号(その回線周波数をF0 とす
る)が送受信切換えスイッチ2を通じて、バンドパスフ
ィルタ3に供給される。バンドパスフィルタ3の出力は
増幅器4を通じて混合器5に供給されて、バンドパスフ
ィルタ14からの周波数がFL のチャンネル選択用の局
部発振信号と混合され、その混合出力がバンドパスフィ
ルタ6に供給されて、周波数がFi1 の第1の中間周波
信号に変換される。この第1の中間周波信号が混合器7
に供給されて、局部発振器8から混合器7に供給される
局部発振信号と混合され、その混合出力がバンドパスフ
ィルタ9に供給されて、周波数がFi2 の第2の中間周
波信号に変換されて、出力端子10から図示を省略した
復調器に供給される。
【0012】チャンネル選択用周波数シンセサイザ12
からの周波数がFs2 の局部発振信号と、受信系及び送
信系に共通のチャンネル選択用周波数シンセサイザ11
からの周波数がFs1 〔=(N/M)F0 〕の局部発振
信号が混合器13に供給されて混合され、その混合出力
が上述のバンドパスフィルタ14に供給され、そのバン
ドパスフィルタ14より、上述の周波数がFL の周波数
信号が得られる。
からの周波数がFs2 の局部発振信号と、受信系及び送
信系に共通のチャンネル選択用周波数シンセサイザ11
からの周波数がFs1 〔=(N/M)F0 〕の局部発振
信号が混合器13に供給されて混合され、その混合出力
が上述のバンドパスフィルタ14に供給され、そのバン
ドパスフィルタ14より、上述の周波数がFL の周波数
信号が得られる。
【0013】次に、送信系を説明する。周波数シンセサ
イザ11からの周波数がFs1 〔=(N/M)F0 〕の
局部発振信号が、分周器15に供給されて分周比1/N
を以て分周され、これより得られた周波数が(1/M)
F0 の周波数信号が逓倍器16に供給されて逓倍比Mを
以て逓倍され、その出力がバンドパスフィルタ17に供
給されることによって、周波数がF0 の搬送波信号が得
られて、直交変換器18に供給される。そして、入力端
子19、20からの2系列のベースバンド信号I、Qを
直交変調器18に供給して、位相差が90°の搬送波信
号を変調し、その各被変調信号を合成して被直交変調信
号を得る。この被直交変調信号を電力増幅器21及び送
受信切換えスイッチ2を通じてアンテナ1に供給してア
ンテナ1から送信する。
イザ11からの周波数がFs1 〔=(N/M)F0 〕の
局部発振信号が、分周器15に供給されて分周比1/N
を以て分周され、これより得られた周波数が(1/M)
F0 の周波数信号が逓倍器16に供給されて逓倍比Mを
以て逓倍され、その出力がバンドパスフィルタ17に供
給されることによって、周波数がF0 の搬送波信号が得
られて、直交変換器18に供給される。そして、入力端
子19、20からの2系列のベースバンド信号I、Qを
直交変調器18に供給して、位相差が90°の搬送波信
号を変調し、その各被変調信号を合成して被直交変調信
号を得る。この被直交変調信号を電力増幅器21及び送
受信切換えスイッチ2を通じてアンテナ1に供給してア
ンテナ1から送信する。
【0014】尚、分周器15と逓倍器16とはどちらが
前段でも良いが、一般的に分周は周波数が高い程困難に
成るので、分周器15が前段の方が好ましい。又、分周
器15はデジタル的に構成されるので、例えば、N=
2、M=3とすると、1/2分周器の出力には3倍波が
存在しているので、逓倍器を敢えて設けなくとも、分周
器だけで分周及び逓傍回路を構成して、目的の周波数を
得ることができる。
前段でも良いが、一般的に分周は周波数が高い程困難に
成るので、分周器15が前段の方が好ましい。又、分周
器15はデジタル的に構成されるので、例えば、N=
2、M=3とすると、1/2分周器の出力には3倍波が
存在しているので、逓倍器を敢えて設けなくとも、分周
器だけで分周及び逓傍回路を構成して、目的の周波数を
得ることができる。
【0015】ここで、特に、送信系の分周器15は送信
時のみアクティブで、受信時はディスエーブル状態とさ
れるように制御される。これにより、自局の受信時に送
信部からの妨害を受けないことに成る。これを図2を参
照して説明しよう。この実施例は、TDMA/TDD方
式の場合であるので、図2(A)に示す如く、送信スロ
ットT1〜T4及び受信スロットR1〜R4から成る1
フレームが繰り返され、ここでは多重数は4と成る。図
2に示す如く、自局の送信及び受信スロットをそれぞれ
T1、R1とすると、自局の送信スロットT1では、図
2(B)に示す如く、分周器15に対する電源電圧はオ
ンとされる。しかし、スロットT2からR4までの区間
では、図2(B)に示す如く、分周器15に対する電源
電圧はオフに成されて分周器15の機能は停止する。こ
のため、周波数がFs1 /Nの周波数信号は発生せず、
従って、周波数がF0 の周波数信号も発生しない。こう
して、受信スロットR1では送信系からの干渉を防ぐこ
とができる。
時のみアクティブで、受信時はディスエーブル状態とさ
れるように制御される。これにより、自局の受信時に送
信部からの妨害を受けないことに成る。これを図2を参
照して説明しよう。この実施例は、TDMA/TDD方
式の場合であるので、図2(A)に示す如く、送信スロ
ットT1〜T4及び受信スロットR1〜R4から成る1
フレームが繰り返され、ここでは多重数は4と成る。図
2に示す如く、自局の送信及び受信スロットをそれぞれ
T1、R1とすると、自局の送信スロットT1では、図
2(B)に示す如く、分周器15に対する電源電圧はオ
ンとされる。しかし、スロットT2からR4までの区間
では、図2(B)に示す如く、分周器15に対する電源
電圧はオフに成されて分周器15の機能は停止する。こ
のため、周波数がFs1 /Nの周波数信号は発生せず、
従って、周波数がF0 の周波数信号も発生しない。こう
して、受信スロットR1では送信系からの干渉を防ぐこ
とができる。
【0016】送信系では、周波数F0 に最も近い周波数
がF0 ±(Fs1 /N)のスプリアスが発生する。ここ
で、F0 =1.92GHz、N=2、M=3とすると、
スプリアスの周波数F0 ±(Fs1 /N)〔=F0 ±F
0 /M〕は、F0 ±640MHzと成り、バンドパスフ
ィルタ17に対する要求性能は余り高くなくて済み、バ
ンドパスフィルタ17の小型化、低価格化が可能に成
る。
がF0 ±(Fs1 /N)のスプリアスが発生する。ここ
で、F0 =1.92GHz、N=2、M=3とすると、
スプリアスの周波数F0 ±(Fs1 /N)〔=F0 ±F
0 /M〕は、F0 ±640MHzと成り、バンドパスフ
ィルタ17に対する要求性能は余り高くなくて済み、バ
ンドパスフィルタ17の小型化、低価格化が可能に成
る。
【0017】又、受信系の第1中間周波数Fi1 に等し
い間隔のスプリアス波は発生せず、同一の第1中間周波
数Fi1 を使用している他局への妨害を無くすことがで
きる。次に、受信系では、局部周波数としてFL =F0
−Fi1 が必要と成るが、これは上述したように、2個
の周波数シンセサイザ11、12の各発振信号を混合し
て得ている。従って、局部周波数FL は FL =Fs1 +Fs2 と成る。従って、これを変形すると、 Fs2 =FL −Fs1 と成る。ここで、 FL =F0 −Fi1 であるから、周波数Fs2 は Fs2 =F0 −Fi1 −Fs1 =(1−N/M)F0 −Fi1 と成る。こうして、周波数シンセサイザ12は比較的低
い周波数のもので実現可能である。
い間隔のスプリアス波は発生せず、同一の第1中間周波
数Fi1 を使用している他局への妨害を無くすことがで
きる。次に、受信系では、局部周波数としてFL =F0
−Fi1 が必要と成るが、これは上述したように、2個
の周波数シンセサイザ11、12の各発振信号を混合し
て得ている。従って、局部周波数FL は FL =Fs1 +Fs2 と成る。従って、これを変形すると、 Fs2 =FL −Fs1 と成る。ここで、 FL =F0 −Fi1 であるから、周波数Fs2 は Fs2 =F0 −Fi1 −Fs1 =(1−N/M)F0 −Fi1 と成る。こうして、周波数シンセサイザ12は比較的低
い周波数のもので実現可能である。
【0018】使用周波数帯域内でチャンネルを変えると
きは、チャンネル選択用周波数シンセサイザ11の周波
数を(N/M)ΔF(ΔFはチャンネル間隔)を以て変
えれば良い。但し、受信時には、チャンネル選択用のシ
ンセサイザ12も(1−N/M)ΔFだけシフトする必
要がある。チャンネル間隔ΔFを300kHzとする
と、周波数シンセサイザ11の周波数は200kHz/
チャンネル、周波数シンセサイザ12の周波数は100
kHz/チャンネルの周波数シフトを行えば良いことに
成る。
きは、チャンネル選択用周波数シンセサイザ11の周波
数を(N/M)ΔF(ΔFはチャンネル間隔)を以て変
えれば良い。但し、受信時には、チャンネル選択用のシ
ンセサイザ12も(1−N/M)ΔFだけシフトする必
要がある。チャンネル間隔ΔFを300kHzとする
と、周波数シンセサイザ11の周波数は200kHz/
チャンネル、周波数シンセサイザ12の周波数は100
kHz/チャンネルの周波数シフトを行えば良いことに
成る。
【0019】尚、本発明はTDD方式の送受信装置にも
適用できる。
適用できる。
【0020】
【発明の効果】上述せる第1及び第2の本発明によれ
ば、送信系でのスプリアス除去用フィルタの要求性能が
軽減され、近接する他局への妨害を排除し、受信時に送
信系からの妨害を排除することのできる時分割二重方式
又は時分割多元接続/時分割二重方式の送受信装置を得
ることができる。
ば、送信系でのスプリアス除去用フィルタの要求性能が
軽減され、近接する他局への妨害を排除し、受信時に送
信系からの妨害を排除することのできる時分割二重方式
又は時分割多元接続/時分割二重方式の送受信装置を得
ることができる。
【0021】又、上述せる第2の本発明によれば、第2
のチャンネル選択用周波数シンセサイザの発振周波数を
低くすることのできる時分割二重方式又は時分割多元接
続/時分割二重方式の送受信装置を得ることができる。
のチャンネル選択用周波数シンセサイザの発振周波数を
低くすることのできる時分割二重方式又は時分割多元接
続/時分割二重方式の送受信装置を得ることができる。
【図1】本発明の実施例を示すブロック線図
【図2】実施例の分周器15の制御方法を示すタイミン
グチャート
グチャート
【図3】従来例を示すブロック線図
1 アンテナ 2 送受信切り換えスイッチ 5 混合器 11 第1のチャンネル選択用周波数シンセサイザ 12 第2のチャンネル選択用周波数シンセサイザ 13 混合器 14 バンドパスフィルタ 15 分周器 16 逓倍器 17 分周器 18 直交変調器
Claims (2)
- 【請求項1】 時分割二重方式又は時分割多元接続/時
分割二重方式の送受信装置において、 ベースバンド信号が供給される送信用直交変調器と、 チャンネル選択用周波数シンセサイザと、 該チャンネル選択用周波数シンセサイザからの局部発振
信号が供給される分周及び逓倍回路とを設け、 該分周及び逓倍回路から得た搬送波信号を上記送信用直
交変調器に供給するようにすると共に、上記分周及び逓
倍回路を構成する分周器は、送信時のみ動作状態にされ
て成ることを特徴とする時分割二重方式又は時分割多元
接続/時分割二重方式の送受信装置。 - 【請求項2】 時分割二重方式又は時分割多元接続/時
分割二重方式の送受信装置において、 ベースバンド信号が供給される送信用直交変調器と、 受信用混合器と、 第1のチャンネル選択用周波数シンセサイザと、 該第1のチャンネル選択用周波数シンセサイザからの局
部発振信号が供給されて、その周波数がM/N倍(但
し、Mは逓倍比、1/Nは分周比)される分周及び逓倍
回路と、 周波数が(1−N/M)ΔF(但し、ΔFはチャンネル
間隔)ステップで可変される第2のチャンネル選択用周
波数シンセサイザとを設け、 上記分周及び逓倍回路から得た搬送波信号を上記送信用
直交変調器に供給すると共に、上記第1及び第2のチャ
ンネル選択用周波数シンセサイザからの各局部発振信号
を混合して上記受信用混合器に供給し、且つ、上記分周
及び逓倍回路を構成する分周器は、送信時のみ動作状態
にされて成ることを特徴とする時分割二重方式又は時分
割多元接続/時分割二重方式の送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4014146A JPH05206917A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 時分割二重方式又は時分割多元接続/時分割二重方式の送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4014146A JPH05206917A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 時分割二重方式又は時分割多元接続/時分割二重方式の送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05206917A true JPH05206917A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=11853016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4014146A Pending JPH05206917A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 時分割二重方式又は時分割多元接続/時分割二重方式の送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05206917A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07303059A (ja) * | 1994-05-06 | 1995-11-14 | Nec Corp | 無線機 |
WO1999000910A1 (fr) * | 1997-06-27 | 1999-01-07 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Dispositif de communication |
JP2010022009A (ja) * | 2009-08-14 | 2010-01-28 | Qualcomm Inc | 送信漏れ信号除去用適応フィルタ |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP4014146A patent/JPH05206917A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07303059A (ja) * | 1994-05-06 | 1995-11-14 | Nec Corp | 無線機 |
WO1999000910A1 (fr) * | 1997-06-27 | 1999-01-07 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Dispositif de communication |
JP2010022009A (ja) * | 2009-08-14 | 2010-01-28 | Qualcomm Inc | 送信漏れ信号除去用適応フィルタ |
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