JP3015608B2 - ディジタル携帯電話 - Google Patents

ディジタル携帯電話

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JP3015608B2 JP31341092A JP31341092A JP3015608B2 JP 3015608 B2 JP3015608 B2 JP 3015608B2 JP 31341092 A JP31341092 A JP 31341092A JP 31341092 A JP31341092 A JP 31341092A JP 3015608 B2 JP3015608 B2 JP 3015608B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車電話、携帯電話
あるいはコードレス電話等のように、時分割された複数
の通信スロットを使用して通信を行うディジタル方式の
携帯電話に関するものである。
【0002】
【従来の技術】送信信号および受信信号を時間軸上で多
重する時分割多重方式(TDM)を採用しているディジ
タル方式の携帯電話の一つに、ディジタルコードレス電
話がある。このディジタルコードレス電話は、図4に示
すように1フレームを8分割し、送信(Tx)4スロッ
ト、受信(Rx)4スロットで構成され、送信スロット
#ATを使用する場合には受信スロットは#ARを使用
し、1つの周波数で4つの通話の送信・受信を行うもの
である。(TDMA/TDD)このような伝送方式に対
応する電話器子機の無線部は、従来、図5に示すように
構成されていた。図5において、アンテナ1で受信した
1.9GHz帯の信号は、送信、受信を切り換えるための
アンテナスイッチ2を介して受信アンプ3で増幅された
後、第1局部発振器4により発生される1.65GHzの
局部発振信号と受信用第1中間周波数変換器5で250
MHzのIF周波数に変換される。その後、第1中間増
幅器6を介して、第2局部発振器7により発生される2
40MHzの局部発振信号と受信用第2中間周波数変換
器8で周波数変換され、さらに第2中間増幅器9を介し
て、第3局部発振器10により発生される9.6MHzの
局部発振信号と受信用第3中間周波数変換器11で周波
数変換され、復調器12でディジタル復調が可能な周波
数までダウンコンバートされる。
【0003】また、送信は、変調器13によってディジ
タル変調された信号を、送信用第1中間周波数変換器1
4、第1中間増幅器15、送信用第2中間周波数変換器
16、第2中間増幅器17により順次アップコンバート
し、第1局部発振器4によって発生される1.65GH
zの局部発振信号により、送信用第3中間周波数変換器
18で1.9GHz帯の周波数に変換され、送信アンプ1
9、アンテナスイッチ2を介してアンテナ1より送信さ
れる。
【0004】第1及び第2局部発振器4、7は、発振周
波数の制御のためにループフィルタ20、22およびP
LL回路21、23によって構成されるシンセサイザ回
路24、25に接続されており、第1、第2局部発振器
4、7の発振周波数を位相検出し所定の発振周波数にロ
ックさせ周波数を安定に保つよう動作し、所定の送受信
周波数を選局する。26は水晶発振器である。
【0005】ディジタルコードレス電話器の場合、送受
信周波数は同一周波数であるため、第1、第2局部発振
周波数を送受信で同一周波数とすれば、第1、第2局部
発振器4、7を送受で共用することができる。TDMA
/TDDで時分割する各バーストへの対応は、受信送信
が同一時間内に発生しないため、Rx側及びTx側の回
路動作をOFFすることで対応できる構成である。そし
て、TDMAに対応して回路動作をOFFする方法とし
て、送信受信の各周波数変換器5、18および8、16
の動作を各バーストに対応してON/OFFする方法が
考えられる。
【0006】ところが、ディジタルコードレス電話器の
親器のように、1台の端末器で複数のスロット送受信に
対応する場合(4スロットの送信を行うような場合)、
局部発振周波数を4つの各スロットで変化させる必要が
ある。この場合、図4に示すように各スロット間には、
所定のブランク期間が設定されており、このブランク期
間に第1局部発振器4の発振周波数を高速で変化させる
必要がある。
【0007】しかしながら、ブランク期間は極めて短い
ものであり、このような短時間の間に周波数を変化させ
ることは困難であるため、上述の従来技術の構成では回
路構成が複雑となる。
【0008】このような問題を改善したディジタル携帯
電話を、すでに本出願人は出願している(特願平4−2
99954号)。この従来技術を図6に基ずいて説明す
る。
【0009】図において、27は第1局部発振器、28
は第2局部発振器であり、各々の局部発振器27、28
は、発振周波数の制御のためにループフィルタ30、3
2、およびPLL回路31、33で構成されるシンセサ
イザ回路34、35に接続されている。29は、第1局
部発振器27と第2局部発振器28によって発生される
信号のいずれかを選択し、受信時には受信用第1中間周
波数変換器5に、また、送信時には送信用第3中間周波
数変換器18に送出するための切換手段による方法が考
えられる。
【0010】次に、図7に基づいて動作を説明する。ま
ず、第1局部発振器27はシンセサイザ回路34によ
り、スロット#ATでの所定の発振周波数に周波数ロッ
クされ、切換手段29により送信用第3中間周波数変換
器18に送出される。各シンセサイザ回路34、35は
高速シンセサイザ回路でないため局部発振周波数を周波
数ロックかけるまでに時間を要する。そのため第1局部
発振器27はスロット#BTを送信せずに、スロット#
Cの所定の発振周波数に周波数ロックを掛けるようにシ
ンセサイザ回路34が動作する。シンセサイザ回路34
はスロット#BTの時間を利用してスロット#CTの所
定の発振周波数に追い込むよう動作する。そして、スロ
ット#BT及び#DTは第2局部発振器28とシンセサ
イザ回路35により対応し、切換手段29により送信用
3中間周波数変換器18に送出される。
【0011】また、#AR〜#DRの受信時も同様に、
第1局部発振器27および第2局部発振器28を交互に
切り換えて、切換手段29により受信用第1中間周波数
変換器に所定の周波数の信号を送出する。使用するシン
セサイザ回路は低速動作であるものの1スロットの時間
内(0.625mS )で所定の発振周波数に周波数ロッ
クする程度のロックアップ時間を有する必要がある。こ
のようにして各スロットに対応した2つの局部発振器を
選択し交互に切り換えて使用することで、全スロットに
対応するものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術においては、各局部発振回路を選択する切
換手段29のアイソレーション特性が不十分であると、
局部発振信号が見かけ上2つ存在し、端末器の不要輻射
成分となり問題となる。
【0013】
【課題が解決するための手段】上述の問題を改善するた
め、本発明はによるディジタル携帯電話は、アンテナよ
り受信した受信電波を増幅する受信アンプと、所定の局
部発振信号を発振させる第1および第2の局部発振回路
と、該第1および第2の局部発振回路の発振周波数を制
御する第1および第2のシンセサイザ回路と、前記受信
アンプによって増幅された信号を前記局部発振回路から
の信号によってIF信号に周波数変換する受信用中間周
波数変換器と、送信IF信号を前記局部発振回路からの
信号によって周波数変換する送信用中間周波数変換器
と、周波数変換された送信信号をアンテナより送信する
ために増幅する送信アンプとを有する時分割多重方式に
より通話を行うディジタル携帯電話において、前記第1
および第2の局部発振回路からの信号のいずれか一方を
選択するスイッチ手段と、該スイッチ手段によって選択
された信号の位相を反転する位相反転器と、前記第1お
よび第2の局部発振回路からの信号と、前記位相反転器
からの信号を加算する加算回路を有することを特徴とす
るものである。
【0014】
【作用】本発明では、局部発振器とシンセサイザ回路を
2系統設け、いずれか一方の局部発振信号によって周波
数変換を行う場合に、位相反転器によって他方の局発信
号の位相を反転し加算器によって加算することにより、
不要な発振信号が除去される。
【0015】
【実施例】以下、図面にしたがって本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明によるディジタルコードレス電
話機の無線部のブロックを示したものであり、従来技術
と同じ構成には同一図番を付し、説明を省略する。
【0016】図において、36は不要となる局部発振信
号を選択するための接点a、bを有するスイッチ手段、
37は不要となる局部発振信号から逆位相信号を作る位
相反転器、38は第1局部発振器27と第2局部発振器
28と位相反転器36より得られる不要局部発振信号を
加算する加算回路であり、加算回路38により得られた
信号を受信時には受信用第1中間周波数変換器5に、ま
た、送信時には送信用第3中間周波数変換器18に送出
する。
【0017】次に、図2に基づいて本発明の動作を説明
する。スロット#ATでは、第1局部発振器27は、シ
ンセサイザ回路34によりスロット#ATでの所定の発
振周波数に周波数ロックされ加算回路38に送出され
る。第2局部発振器28はスロット#Cの所定の発振周
波数に周波数ロックを掛けるようにシンセサイザ回路3
5が動作し、第2局部発振器28の信号が加算回路に送
出される。ここで、第2局部発振器28の信号が不要信
号となるため、図示しない制御回路からの制御信号によ
ってスイッチ手段36が接点bに接続されることによ
り、この不要信号を位相反転器36に送出し、位相反転
器37により得られた逆位相信号が加算回路38に送出
される。加算回路38により、第1局部発振信号と第2
局部発振信号と第2局部発振逆位相信号が加算されるこ
とにより、第2局部発振信号と第2局部発振逆位相信号
は同一周波数で位相がπだけずれていることから打ち消
され、信号が第1局部発振信号のみとなり、第1局部発
振信号が送信用第3中間周波数変換器18に送出され
る。スロット#BTでは、第2局部発振器28はシンセ
サイザ回路35により、スロット#ATでの所定の発振
周波数に周波数ロックされ、加算回路38に送出され、
不要信号となる第1局部発振器27の信号は加算回路3
8に送出されると共にスイッチ手段36の接点aにより
選択され、位相反転器37により逆位相信号を得て加算
回路38に送出される。加算回路38により、第1局部
発振信号と第1局部発振逆位相信号は打ち消されて第2
局部発振信号が送信用第3中間周波数変換器18に送出
される。スロット#CTでは、上記スロット#ATと同
様に、第1局部発振器27とシンセサイザ回路34によ
り対応し、第2局部発振器28は不要信号となるため第
2局部発振信号と第2局部発振逆位相信号の加算により
除去する。スロット#DTでは、上記スロット#BTと
同様の動作をする。
【0018】また、#AR〜#DRの受信時も同様に、
第1局部発振器27および第2局部発振器28を交互に
切り換えて、各スロットの所定の周波数の信号を受信用
第1中間周波数変換器に送出する。このようにして不要
となる信号にその信号の逆位相信号を加算することによ
り不要信号を除去することができ、高いアイソレーショ
ン特性を得ることができる。
【0019】具体的に不要信号と不要逆位相信号を加算
して不要信号を除去する図を図3に示す。図3の(A)
は不要信号であり、図3の(B)は不要信号と同一周波
数で位相がπだけずれた不要逆位相信号であり、不要信
号と不要逆位相信号を加算して不要信号を除去した図が
図3の(C)である。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によるディジタル
携帯電話は、2系統以上の局部発振器とシンセサイザ回
路による場合、不要となる局部発振器の信号を不要信号
と不要逆位相信号の加算により除去することで高いアイ
ソレーション特性を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル携帯電話の無線部を示
すブロック図である。
【図2】本発明の動作を説明するための図である。
【図3】本発明の動作を説明するための不要信号の除去
を示す図である。
【図4】ディジタルコードレス電話システムのフレーム
構成を示す図である。
【図5】従来技術によるディジタル携帯電話の無線部を
示すブロック図である。
【図6】従来技術によるディジタル携帯電話の無線部を
示すブロック図である。
【図7】従来技術によるディジタル携帯電話の動作を示
す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 3 受信アンプ 5 受信用中間周波数変換器 18 送信用中間周波数変換器 19 送信アンプ 27 第1局部発振回路 28 第2局部発振回路 29 切換手段 34 第1シンセサイザ回路 35 第2シンセサイザ回路 36 スイッチ手段 37 位相反転器 38 加算回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナより受信した受信電波を増幅す
    る受信アンプと、所定の局部発振信号を発振させる第1
    および第2の局部発振回路と、該第1および第2の局部
    発振回路の発振周波数を制御する第1および第2のシン
    セサイザ回路と、前記受信アンプによって増幅された信
    号を前記局部発振回路からの信号によってIF信号に周
    波数変換する受信用中間周波数変換器と、送信IF信号
    を前記局部発振回路からの信号によって周波数変換する
    送信用中間周波数変換器と、周波数変換された送信信号
    をアンテナより送信するために増幅する送信アンプとを
    有する時分割多重方式により通話を行うディジタル携帯
    電話において、前記第1および第2の局部発振回路から
    の信号のいずれか一方を選択するスイッチ手段と、該ス
    イッチ手段によって選択された信号の位相を反転する位
    相反転器と、前記第1および第2の局部発振回路からの
    信号と、前記位相反転器からの信号を加算する加算回路
    を有することを特徴とするディジタル携帯電話。
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