JPH0832464A - 送信機におけるキャリアリーク補正方法 - Google Patents

送信機におけるキャリアリーク補正方法

Info

Publication number
JPH0832464A
JPH0832464A JP6164285A JP16428594A JPH0832464A JP H0832464 A JPH0832464 A JP H0832464A JP 6164285 A JP6164285 A JP 6164285A JP 16428594 A JP16428594 A JP 16428594A JP H0832464 A JPH0832464 A JP H0832464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
output
digital signal
analog signal
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6164285A
Other languages
English (en)
Inventor
Taira Ko
平 黄
Yumi Hachisuga
由美 蜂須賀
Kiyoshi Tanaka
喜好 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uniden Corp
Original Assignee
Uniden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uniden Corp filed Critical Uniden Corp
Priority to JP6164285A priority Critical patent/JPH0832464A/ja
Priority to US08/379,810 priority patent/US5574994A/en
Publication of JPH0832464A publication Critical patent/JPH0832464A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/26Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カーテジアンループ送信機におけるキャリア
リークの発生を抑圧し,通信品質の劣化を低減する。 【構成】 直交復調器に対する直交変調器から出力され
た変調波の入力を禁止し,直交復調器に局部発振器から
搬送波のみを入力して搬送波を復調させ,増幅器で増幅
して直流成分ΔIDC,ΔQDCとして出力させ(S20
1),DSPから電圧値を除々に変化させた直流成分
I,Qを出力し,直流成分ΔIDC,ΔQDCと直流成分
I,Qとの和を測定し(S202,S203),その値
が所定値(ここでは,0V)となった時の直流成分I,
Qを補正用直流成分−ΔIDC,−ΔQDCとして記憶し
(S204),送信時に補正用直流成分−ΔIDC,−Δ
DCを用いて直流成分IDC,QDC(送信時に直交復調器
で復調したI,Qチャンネルの直流成分を増幅器で増幅
した直流成分)を補正する(S205)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,高出力線形増幅送信機
として無線通信に使用される送信機に関し,特に,カー
テジアンループ送信機における復調器のキャリアリーク
の補正あるいは/および変調器のキャリアリークの補正
を行う送信機におけるキャリアリーク補正方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カーテジアンループ送信機は,高出力線
形増幅送信機として無線通信に使用される。図3は,従
来のカーテジアンループ送信機の構成例を示し,入力し
た音声信号をTONE IN BAND生成に必要な帯
域制限,帯域の分割,周波数の移動等を行い,I,Qの
90°に直交した二つの信号に分けて出力するDSP
(デジタルシグナルプロセッサ:変調用音声処理回路)
301と,DSP301から出力された信号I,Q(デ
ジタル信号)をそれぞれアナログ信号に変換するD/A
コンバータ302,303と,D/Aコンバータ302
からの信号と後述するオペアンプ313からの信号IDC
を合わせて入力し,帯域制限を施して出力するLPF
(ローパスフィルター)304と,D/Aコンバータ3
03からの信号と後述するオペアンプ314からの信号
DCを合わせて入力し,帯域制限を施して出力するLP
F305と,ローカル信号(搬送波)LO を出力する局
部発振器306と,LPF304,305および局部発
振器306から信号を入力し,直交変調を行って変調波
を出力する直交変調器307と,直交変調器307から
出力された変調波を増幅する電力増幅器308と,電力
増幅器308で増幅された変調波を送信するアンテナ3
09と,電力増幅器308で増幅された変調波から進行
波のみを検出し,レベル調整のための減衰を行うATT
(ATTENUATOR)310と,ローカル信号(搬
送波)LO を出力する局部発振器311と,ATT31
0および局部発振器311から信号を入力し,直交復調
を行う直交復調器312と,直交復調器312からの信
号を増幅して信号IDCを出力するオペアンプ313と,
直交復調器312からの信号を増幅して信号QDCを出力
するオペアンプ314とを備えている。なお,図におい
て,315は加算器,316は掛け算器を示す。
【0003】以上の構成から明らかなようにカーテジア
ンループ送信機は,直交変調器307の出力を直交復調
器312を介して,再度直交変調器307の入力端へ帰
還させる負帰還回路を有しているため,非線形増幅によ
る歪み成分が低減され,線形増幅送信機として機能す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来のカーテジアンループ送信機によれば,直交変調器お
よび直交復調器により生成されたキャリア(搬送波)リ
ークが不要な干渉信号として,送信信号と共にアンテナ
から送信されるため,通信の品質を劣化させるという問
題点があった。
【0005】具体的には,直交変調器において,局部発
振器から入力したローカル信号に対する不完全なアイソ
レーションによりキャリアリークが生じる。また,帰還
のための直交復調器の不完全なアイソレーションによ
り,I,Qチャンネルの直流成分が増幅され,直交復調
器の入力信号としてキャリア信号が生成され,このキャ
リア信号が直交復調器の出力においてキャリアリークと
して発生する。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,カーテジアンループ送信機におけるキャリアリーク
の発生を抑圧し,通信品質の劣化を低減することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,請求項1に係る送信機におけるキャリア
リーク補正方法は,送信時に,送信しようとする情報に
基づく第1のデジタル信号を出力するデジタルシグナル
プロセッサ(DPS)と,前記第1のデジタル信号を第
1のアナログ信号に変換し出力するDA変換回路と,前
記第1のアナログ信号と第2のアナログ信号とを加算し
第3のアナログ信号を出力する加算回路と,前記第3の
アナログ信号を変調波とする変調回路と,前記変調波を
増幅してアンテナへ供給する第1の供給回路と,前記増
幅された変調波の一部を第1の局部発振回路の出力に基
づいて復調する復調回路と,前記復調回路の出力を前記
第2のアナログ信号として前記加算回路へ供給する第2
の供給回路とを有する送信機におけるキャリアリーク補
正方法において,送信開始前に,前記第1のデジタル信
号を第1の所定値とする第1の工程と,前記復調回路の
出力を前記第1の局部発振回路の出力のみに応答せしめ
る第2の工程と,前記加算回路が出力する前記第3のア
ナログ信号を第2の所定値と比較し,第1または第2の
状態のいずれか一方である比較結果を得る第3の工程
と,前記比較結果を前記第1または第2の状態のいずれ
か他方とすべく,前記第1のデジタル信号を前記第1の
所定値から除々に変化させ,前記比較結果が前記第1ま
たは第2の状態のいずれか他方となった時の第1のデジ
タル信号の値と前記第1の所定値との差異を意味する補
正値を得て,記憶する第4の工程と,前記送信時に,前
記送信しようとする情報に対し,前記第4の工程におい
て記憶した補正値に相当する補正を行って得られる第1
のデジタル信号をDSPにより出力せしめる第5の工程
とを有するものである。
【0008】また,請求項2に係る送信機におけるキャ
リアリーク補正方法は,前記第2の工程が,前記第1の
供給回路が前記増幅した変調波を供給することを禁止す
る第6の工程を含むものである。
【0009】また,請求項3に係る送信機におけるキャ
リアリーク補正方法は,前記復調回路が,直交復調器を
含む回路であるものである。
【0010】また,請求項4に係る送信機におけるキャ
リアリーク補正方法は,送信時に,送信しようとする情
報に基づく第1のデジタル信号を出力するデジタルシグ
ナルプロセッサ(DPS)と,前記第1のデジタル信号
を第1のアナログ信号に変換し出力するDA変換回路
と,前記第1のアナログ信号と第2のアナログ信号とを
加算し第3のアナログ信号を出力する加算回路と,前記
第3のアナログ信号を変調波とする変調回路と,前記変
調波を増幅してアンテナへ供給する第1の供給回路と,
前記増幅された変調波の一部を第1の局部発振回路の出
力に基づいて復調する復調回路と,前記復調回路の出力
を前記第2のアナログ信号として前記加算回路へ供給す
る第2の供給回路とを有する送信機におけるキャリアリ
ーク補正方法において,送信開始前に,前記第1のデジ
タル信号を第1の所定値とする第1の工程と,前記復調
回路の出力を前記第1の局部発振回路の出力のみに応答
せしめる第2の工程と,前記加算回路が出力する前記第
3のアナログ信号を第2の所定値と比較し,第1または
第2の状態のいずれか一方である比較結果を得る第3の
工程と,前記比較結果を前記第1または第2の状態のい
ずれか他方とすべく,前記第1のデジタル信号を前記第
1の所定値から除々に変化させ,前記比較結果が前記第
1または第2の状態のいずれか他方となった時の第1の
デジタル信号の値と前記第1の所定値との差異を意味す
る第1の補正値を得て,記憶する第4の工程と,前記第
1のデジタル信号を前記第1の補正値から除々に変化さ
せて,前記変調回路へ出力し,前記変調回路から出力さ
れるキャリアリークが最小となる前記第1のデジタル信
号の値と前記第1の補正値との差異を意味する第2の補
正値を得て,記憶する第5の工程と,前記送信時に,前
記送信しようとする情報に対し,前記第4の工程におい
て記憶した第1の補正値および前記第5の工程において
記憶した第2の補正値に相当する補正を行って得られる
第1のデジタル信号をDSPにより出力せしめる第6の
工程とを有するものである。
【0011】また,請求項5に係る送信機におけるキャ
リアリーク補正方法は,前記第2の工程が,前記第1の
供給回路が前記増幅した変調波を供給することを禁止す
る第7の工程を含むものである。
【0012】また,請求項6に係る送信機におけるキャ
リアリーク補正方法は,前記変調回路が,直交変調器を
含む回路であるものである。
【0013】
【作用】本発明の送信機におけるキャリアリーク補正方
法(請求項1)は,送信開始前に,第1の工程におい
て,送信しようとする情報に基づく第1のデジタル信号
を第1の所定値とし,第2の工程において,復調回路の
出力を第1の局部発振回路の出力のみに応答せしめ,第
3の工程において,加算回路が出力する第3のアナログ
信号を第2の所定値と比較し,第1または第2の状態の
いずれか一方である比較結果を得る。次に,第4の工程
において,比較結果を第1または第2の状態のいずれか
他方とすべく,第1のデジタル信号を第1の所定値から
除々に変化させ,比較結果が前記第1または第2の状態
のいずれか他方となった時の第1のデジタル信号の値と
前記第1の所定値との差異を意味する補正値を得て,記
憶する。これによって,復調回路のキャリアリークに対
する適正な補正値が得られる。
【0014】その後,第5の工程において,送信時に,
送信しようとする情報に対し,第4の工程において記憶
した補正値に相当する補正を行って得られる第1のデジ
タル信号をDSPにより出力せしめることにより,復調
回路のキャリアリークに対して適正な補正が実行され
る。
【0015】また,請求項2に係る送信機におけるキャ
リアリーク補正方法は,前記第2の工程が,前記第1の
供給回路が前記増幅した変調波を供給することを禁止す
る第6の工程を含むものであり,これによって,復調回
路の出力を第1の局部発振回路の出力のみに応答せしめ
る。
【0016】また,請求項3に係る送信機におけるキャ
リアリーク補正方法は,前記復調回路が,直交復調器を
含む回路であるものであり,この場合には,直交復調器
の不完全なアイソレーションに起因するキャリアリーク
に対して適正な補正が実行される。
【0017】また,請求項2に係る送信機におけるキャ
リアリーク補正方法は,送信開始前に,第1の工程にお
いて,送信しようとする情報に基づく第1のデジタル信
号を第1の所定値とし,第2の工程において,復調回路
の出力を第1の局部発振回路の出力のみに応答せしめ,
第3の工程において,加算回路が出力する第3のアナロ
グ信号を第2の所定値と比較し,第1または第2の状態
のいずれか一方である比較結果を得る。次に,第4の工
程において,比較結果を第1または第2の状態のいずれ
か他方とすべく,第1のデジタル信号を第1の所定値か
ら除々に変化させ,比較結果が前記第1または第2の状
態のいずれか他方となった時の第1のデジタル信号の値
と前記第1の所定値との差異を意味する第1の補正値を
得て,記憶する。これによって,復調回路のキャリアリ
ークに対する適正な補正値(第1の補正値)が得られ
る。
【0018】次に,第5の工程おいて,第1のデジタル
信号を第1の補正値から除々に変化させて,変調回路へ
出力し,変調回路から出力されるキャリアリークが最小
となる第1のデジタル信号の値と第1の補正値との差異
を意味する第2の補正値を得て,記憶する。これによっ
て,変調回路のキャリアリークに対する適正な補正値
(第2の補正値)が得られる。
【0019】さらに,送信時に,第6の工程において,
送信しようとする情報に対し,第4の工程において記憶
した第1の補正値および第5の工程において記憶した第
2の補正値に相当する補正を行って得られる第1のデジ
タル信号をDSPにより出力せしめることにより,送信
機のキャリアリークに対して適正な補正が実行される。
【0020】また,請求項5に係る送信機におけるキャ
リアリーク補正方法は,前記第2の工程が,前記第1の
供給回路が前記増幅した変調波を供給することを禁止す
る第7の工程を含むものであり,これによって,復調回
路の出力を第1の局部発振回路の出力のみに応答せしめ
る。
【0021】また,請求項6に係る送信機におけるキャ
リアリーク補正方法は,前記変調回路が,直交変調器を
含む回路であるものであり,この場合には,直交復調器
のキャリアリークに対して適正な補正が実行される。
【0022】
【実施例】以下,本発明の送信機におけるキャリアリー
ク補正方法を適用したカーテジアンループ送信機を実施
例として,図面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1は,本実施例のカーテジアンループ送
信機の構成例を示し,入力した音声信号をTONE I
N BAND生成に必要な帯域制限,帯域の分割,周波
数の移動等を行い,I,Qの90°に直交した二つの信
号に分けて出力するDSP101と,DSP101から
出力された信号I,Q(デジタル信号)をそれぞれアナ
ログ信号に変換するD/Aコンバータ102,103
と,D/Aコンバータ102からの信号と後述するオペ
アンプ113からの信号IDCを合わせて入力し,帯域制
限を施して出力するLPF104と,D/Aコンバータ
103からの信号と後述するオペアンプ114からの信
号QDCを合わせて入力し,帯域制限を施して出力するL
PF105と,ローカル信号(搬送波)LO を出力する
局部発振器106と,LPF104,105および局部
発振器106から信号を入力し,直交変調を行って変調
波を出力する直交変調器107と,直交変調器107か
ら出力された変調波を増幅する電力増幅器108と,電
力増幅器108で増幅された変調波を送信するアンテナ
109と,電力増幅器108で増幅された変調波から進
行波のみを検出し,レベル調整のための減衰を行うAT
T(ATTENUATOR)110と,ローカル信号
(搬送波)LO を出力する局部発振器111と,ATT
110および局部発振器111から信号を入力し,直交
復調を行う直交復調器112と,直交復調器112から
の信号を増幅して信号IDCを出力するオペアンプ113
と,直交復調器112からの信号を増幅して信号QDC
出力するオペアンプ114と,D/Aコンバータ102
からの信号とオペアンプ113からの信号IDCを加算す
る加算器115と,D/Aコンバータ103からの信号
とオペアンプ114からの信号QDCを加算する加算器1
16と,加算器115から信号を入力して,その電圧と
0Vとを比較するコンパレータ117と,加算器116
から信号を入力して,その電圧と0Vとを比較するコン
パレータ118とを備えている。なお,119は加算
器,120は掛け算器を示す。なお,局部発振器106
および局部発振器111は同じものを兼用することがで
きる。
【0024】以上の構成において,直交復調器112
の直流成分の補正,直交変調器107のキャリアリー
クの抑圧の順でその動作を説明する。
【0025】直交復調器112の直流成分の補正 先ず,直交復調器112の直流成分の補正方法の原理に
ついて説明する。直交復調器112のI,Qチャンネル
の直流成分がオペアンプ113,114によって増幅さ
れて,オペアンプ113,114から直流成分IDC,Q
DCとして出力される。この直流成分IDC,QDCはDSP
101からの信号I,Q(送信しようとする情報に基づ
くデジタル信号)をD/Aコンバータ103でアロログ
信号に変換した信号と共にLPF204,205を通
し,直交変調器107の入力となる。このため,直流成
分IDC,QDCが直交変調器107を通し,不要な周波数
成分であるキャリアリークとなる。この成分を除去する
には,DSP101からD/Aコンバータ102,10
3を経由してI,Qチャンネルに前記直流成分IDC,Q
DCと逆の符号の等価の直流成分を加えることにより,直
交復調器112が生成した直流成分IDC,QDCをキャン
セルすることができる。
【0026】以上の原理にしたがって,図2の処理フロ
ーを参照して具体的な補正動作を説明する。先ず,他の
信号・成分の影響を受けないために,直交復調器112
の入力をゼロにする必要がある。このため,DSP10
1がON/OFF制御信号を電力増幅器108へ出力
し,電力増幅器108をOFFにしてフィードバック系
を切る(S201)。これによって,ATT110への
入力がなくなり,直交復調器112には局部発振器11
1からの搬送波のみが入力される。この状態でオペアン
プ113,114からは,搬送波のI,Q成分のみが増
幅されて直流成分ΔIDC,ΔQDCとして出力されてい
る。
【0027】次に,DSP101が,コンパレータ11
7,118の出力状態(High,Low)を入力し,
直流成分ΔIDC,ΔQDCの電圧が『+』か『−』かを判
断する(S202)。ここで,直流成分ΔIDC,ΔQDC
の電圧が『+』(あるいは,『−』)であれば,DSP
101は,コンパレータ117,118の出力が反転す
るまで,信号I,Qの出力電圧に対して『−』(あるい
は,『+』)の電圧を少しずつ加えていく(S20
3)。
【0028】コンパレータ117,118の出力が反転
したとき(High/Low→Low/High),直
交変調器107が生成した直流成分ΔIDC,ΔQDCがキ
ャンセルされたことを示すので,DSP101は,その
ときの直流出力レベルを補正用直流成分−ΔIDC,−Δ
DCとして内部のメモリ(図示せず)に記憶する(S2
04)。
【0029】その後,送信時に記憶してある補正用直流
成分−ΔIDC,−ΔQDCを用いて直交復調器112の直
流成分IDC,QDCの補正を行う(S205)。なお,S
205では,後述する直交変調器107の不完全なアイ
ソレーションによるキャリアリークに対する補正(−k
1 ,−k2 )と共に,最終的な補正値(−ΔIDC
1 ),(−ΔQDC−k2 )として使用される。
【0030】なお,直交復調器112の直流成分Δ
DC,ΔQDCは,温度によって敏感に変動するので,送
信機が送信を開始する前に毎回上記S201からS20
4を実行して補正用直流成分−ΔIDC,−ΔQDCを測定
して記憶し,その値を用いて補正を実行する。
【0031】直交変調器107のキャリアリークの抑
圧 先ず,直交変調器107のキャリアリークの抑圧(補
正)方法の原理について説明する。直交変調器107の
キャリアリークの補正は,直交変調器107の不完全な
アイソレーションによるキャリアリークを式(k1 cos
(ωt)+k2 sin(ωt))で表した場合,直交変調器10
7の入力端のI,Qチャンネルにそれぞれ−k1 ,−k
2 を入力することにより,直交変調器107の不完全な
アイソレーションによるキャリアリークをキャンセルす
ることができる。
【0032】ところが,図1に示すように,実際の回路
において直交変調器107の入力端のI,Qチャンネル
には,DSP101からの信号とオペアンプ113,1
14からの信号IDC,QDCを加算した信号が入力されて
いるので,DSP101からI,Qチャンネルにそれぞ
れ−k1 ,−k2 を出力して,直交変調器107の不完
全なアイソレーションによるキャリアリークをキャンセ
ルしても,直交復調器112の不完全なアイソレーショ
ンによる,I,Qチャンネルの直流成分IDC,QDCによ
って生じる直交変調器107のキャリアリークを抑圧す
ることはできない。したがって,直交変調器107のキ
ャリアリークを全て抑圧するためには,直交復調器11
2の不完全なアイソレーションによる,I,Qチャンネ
ルの直流成分IDC,QDCに対する補正用直流成分−ΔI
DC,−ΔQDCを含み,かつ,直交変調器107の不完全
なアイソレーションによるキャリアリークに対する補正
(−k1 ,−k2 )を含む補正値(−ΔIDC−k1 ),
(−ΔQDC−k2 )をDSP101から出力する必要が
ある。
【0033】以上の原理にしたがって,図2の処理フロ
ーを参照して具体的な補正動作を説明する。先ず,図2
において,S201〜S204の動作を行って,直交復
調器112の不完全なアイソレーションによる,I,Q
チャンネルの直流成分IDC,QDCをキャンセルするため
の補正用直流成分−ΔIDC,−ΔQDCを測定する。
【0034】次に,DSP101から補正用直流成分−
ΔIDC,−ΔQDCを送出して,直交復調器112の不完
全なアイソレーションによる,I,Qチャンネルの直流
成分IDC,QDCをキャンセルし,送信機の出力のキャリ
アリークを直交変調器107の不完全なアイソレーショ
ンによりキャリアリークのみにする(S206)。
【0035】続いて,DSP101のI,Qチャンネル
の出力として,補正用直流成分−ΔIDC,−ΔQDCの電
圧にさらに−k1 ,−k2 の直流を加えた値(−ΔIDC
−k 1 ),(−ΔQDC−k2 )を送出し,−k1 ,−k
2 の値を調整して送信機の出力のキャリアリークがなく
なる値(あるいは,最小となる値)を求める(S20
7)。具体的には,直交変調器107の出力をスペクト
ルアナライザにより観測し,キャリアリークが最小とな
ったときのDSP101のI,Qチャンネルの出力(−
ΔIDC−k1 ),(−ΔQDC−k2 )から,−k1 ,−
2 の値を求めてDSP101の内部のメモリ(図示せ
ず)に記憶する。
【0036】その後,送信時に,記憶してある補正用直
流成分−ΔIDC,−ΔQDCの電圧にさらに−k1 ,−k
2 の直流を加えた値(−ΔIDC−k1 ),(−ΔQDC
2)を補正値として送出し,直交復調器112の直流
成分の補正および直交変調器107のキャリアリークの
補正を行う(S205)。
【0037】なお,上記S206,S207の動作は,
スペクトルアナライザを用いて送信機の出力のキャリア
リークを観測する必要があるため,実際には工場出荷時
に調整を行って,−k1 ,−k2 の値を求めてDSP1
01の内部のメモリに記憶させて置く。
【0038】前述したように本実施例では,直交復調器
112の不完全なアイソレーションによる,I,Qチャ
ンネルの直流成分IDC,QDCに対する補正用直流成分−
ΔI DC,−ΔQDCを含み,かつ,直交変調器107の不
完全なアイソレーションによるキャリアリークに対する
補正(−k1 ,−k2 )を含む補正値(−ΔIDC
1 ),(−ΔQDC−k2 )を用いるため,直交変調器
107のキャリアリークを全て抑圧することができる。
すなわち,カーテジアンループ送信機におけるキャリア
リークの発生を抑圧し,通信品質の劣化を低減すること
ができる。
【0039】また,キャリアリークの抑圧をコンパレー
タおよびDSPを用いて解決しているため,特別に高価
な回路等を必要とせず,安価に実現することができる。
【0040】さらに,直交変調器107に温度検知セン
サ等を配置し,あらかじめ直交変調器107の温度に対
応させて各温度毎に−k1 ,−k2 の値を記憶させてお
き,送信時に,温度検知センサで検知した温度に基づい
て−k1 ,−k2 の値を選択して使用することにより,
さらに適切にキャリアリークの発生を抑圧することがで
きる。
【0041】なお,本実施例では,直交復調器および直
交変調器を用いた例を示したが,特にこれに限定するも
のではなく,一般的な復調器および変調器を用いた場合
にも同様の効果を奏することができるのは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の送信機に
おけるキャリアリーク補正方法(請求項1)は,送信開
始前に,第1のデジタル信号を第1の所定値とする第1
の工程と,復調回路の出力を第1の局部発振回路の出力
のみに応答せしめる第2の工程と,加算回路が出力する
第3のアナログ信号を第2の所定値と比較し,第1また
は第2の状態のいずれか一方である比較結果を得る第3
の工程と,比較結果を第1または第2の状態のいずれか
他方とすべく,第1のデジタル信号を第1の所定値から
除々に変化させ,比較結果が第1または第2の状態のい
ずれか他方となった時の第1のデジタル信号の値と第1
の所定値との差異を意味する補正値を得て,記憶する第
4の工程と,送信時に,送信しようとする情報に対し,
第4の工程において記憶した補正値に相当する補正を行
って得られる第1のデジタル信号をDSPにより出力せ
しめる第5の工程とを有するため,復調回路に起因する
キャリアリークの発生を抑圧し,通信品質の劣化を低減
することができる。また,特別に高価な回路等を必要と
せず,安価に実現することができる。
【0043】また,本発明の送信機におけるキャリアリ
ーク補正方法(請求項2)は,前記第2の工程に,前記
第1の供給回路が前記増幅した変調波を供給することを
禁止する第6の工程を含むため,復調回路の出力を第1
の局部発振回路の出力のみに応答せしめることができ
る。
【0044】また,請求項3に係る送信機におけるキャ
リアリーク補正方法は,前記復調回路が,直交復調器を
含む回路であるため,直交復調器に起因するキャリアリ
ークの発生を抑圧し,通信品質の劣化を低減することが
できる。
【0045】また,請求項4に係る送信機におけるキャ
リアリーク補正方法は,送信開始前に,第1のデジタル
信号を第1の所定値とする第1の工程と,復調回路の出
力を第1の局部発振回路の出力のみに応答せしめる第2
の工程と,加算回路が出力する第3のアナログ信号を第
2の所定値と比較し,第1または第2の状態のいずれか
一方である比較結果を得る第3の工程と,比較結果を第
1または第2の状態のいずれか他方とすべく,第1のデ
ジタル信号を第1の所定値から除々に変化させ,比較結
果が第1または第2の状態のいずれか他方となった時の
第1のデジタル信号の値と第1の所定値との差異を意味
する第1の補正値を得て,記憶する第4の工程と,第1
のデジタル信号を第1の補正値から除々に変化させて,
変調回路へ出力し,変調回路から出力されるキャリアリ
ークが最小となる第1のデジタル信号の値と第1の補正
値との差異を意味する第2の補正値を得て,記憶する第
5の工程と,送信時に,送信しようとする情報に対し,
第4の工程において記憶した第1の補正値および第5の
工程において記憶した第2の補正値に相当する補正を行
って得られる第1のデジタル信号をDSPにより出力せ
しめる第6の工程とを有するため,キャリアリークの発
生を抑圧し,通信品質の劣化を低減することができる。
また,特別に高価な回路等を必要とせず,安価に実現す
ることができる。
【0046】また,請求項5に係る送信機におけるキャ
リアリーク補正方法は,前記第2の工程が,前記第1の
供給回路が前記増幅した変調波を供給することを禁止す
る第7の工程を含むため,復調回路の出力を第1の局部
発振回路の出力のみに応答せしめることができる。
【0047】また,請求項6に係る送信機におけるキャ
リアリーク補正方法は,前記変調回路が,直交変調器を
含む回路であるため,直交変調器に起因するキャリアリ
ークの発生を抑圧し,通信品質の劣化を低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカーテジアンループ送信機の
構成例を示す説明図である。
【図2】本発明の処理フローを示す説明図である。
【図3】従来のカーテジアンループ送信機の構成例を示
す説明図である。
【符号の説明】
101 DSP 102,103
D/Aコンバータ 104,105 LPF 106 局部発
振器 107 直交変調器 108 電力増
幅器 109 アンテナ 110 ATT(ATTENUATOR) 111 局部発振器 112 直交復
調器 113,114 オペアンプ 115,116
加算器 117,118 コンパレータ 119 加算器 120 掛け算器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信時に,送信しようとする情報に基づ
    く第1のデジタル信号を出力するデジタルシグナルプロ
    セッサ(DPS)と,前記第1のデジタル信号を第1の
    アナログ信号に変換し出力するDA変換回路と,前記第
    1のアナログ信号と第2のアナログ信号とを加算し第3
    のアナログ信号を出力する加算回路と,前記第3のアナ
    ログ信号を変調波とする変調回路と,前記変調波を増幅
    してアンテナへ供給する第1の供給回路と,前記増幅さ
    れた変調波の一部を第1の局部発振回路の出力に基づい
    て復調する復調回路と,前記復調回路の出力を前記第2
    のアナログ信号として前記加算回路へ供給する第2の供
    給回路とを有する送信機におけるキャリアリーク補正方
    法において,送信開始前に,前記第1のデジタル信号を
    第1の所定値とする第1の工程と,前記復調回路の出力
    を前記第1の局部発振回路の出力のみに応答せしめる第
    2の工程と,前記加算回路が出力する前記第3のアナロ
    グ信号を第2の所定値と比較し,第1または第2の状態
    のいずれか一方である比較結果を得る第3の工程と,前
    記比較結果を前記第1または第2の状態のいずれか他方
    とすべく,前記第1のデジタル信号を前記第1の所定値
    から除々に変化させ,前記比較結果が前記第1または第
    2の状態のいずれか他方となった時の第1のデジタル信
    号の値と前記第1の所定値との差異を意味する補正値を
    得て,記憶する第4の工程と,前記送信時に,前記送信
    しようとする情報に対し,前記第4の工程において記憶
    した補正値に相当する補正を行って得られる第1のデジ
    タル信号をDSPにより出力せしめる第5の工程とを有
    することを特徴とする送信機におけるキャリアリーク補
    正方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の工程は,前記第1の供給回路
    が前記増幅した変調波を供給することを禁止する第6の
    工程を含むものであることを特徴とする請求項1記載の
    送信機におけるキャリアリーク補正方法。
  3. 【請求項3】 前記復調回路は,直交復調器を含む回路
    であることを特徴とする請求項1または2記載の送信機
    におけるキャリアリーク補正方法。
  4. 【請求項4】 送信時に,送信しようとする情報に基づ
    く第1のデジタル信号を出力するデジタルシグナルプロ
    セッサ(DPS)と,前記第1のデジタル信号を第1の
    アナログ信号に変換し出力するDA変換回路と,前記第
    1のアナログ信号と第2のアナログ信号とを加算し第3
    のアナログ信号を出力する加算回路と,前記第3のアナ
    ログ信号を変調波とする変調回路と,前記変調波を増幅
    してアンテナへ供給する第1の供給回路と,前記増幅さ
    れた変調波の一部を第1の局部発振回路の出力に基づい
    て復調する復調回路と,前記復調回路の出力を前記第2
    のアナログ信号として前記加算回路へ供給する第2の供
    給回路とを有する送信機におけるキャリアリーク補正方
    法において,送信開始前に,前記第1のデジタル信号を
    第1の所定値とする第1の工程と,前記復調回路の出力
    を前記第1の局部発振回路の出力のみに応答せしめる第
    2の工程と,前記加算回路が出力する前記第3のアナロ
    グ信号を第2の所定値と比較し,第1または第2の状態
    のいずれか一方である比較結果を得る第3の工程と,前
    記比較結果を前記第1または第2の状態のいずれか他方
    とすべく,前記第1のデジタル信号を前記第1の所定値
    から除々に変化させ,前記比較結果が前記第1または第
    2の状態のいずれか他方となった時の第1のデジタル信
    号の値と前記第1の所定値との差異を意味する第1の補
    正値を得て,記憶する第4の工程と,前記第1のデジタ
    ル信号を前記第1の補正値から除々に変化させて,前記
    変調回路へ出力し,前記変調回路から出力されるキャリ
    アリークが最小となる前記第1のデジタル信号の値と前
    記第1の補正値との差異を意味する第2の補正値を得
    て,記憶する第5の工程と,前記送信時に,前記送信し
    ようとする情報に対し,前記第4の工程において記憶し
    た第1の補正値および前記第5の工程において記憶した
    第2の補正値に相当する補正を行って得られる第1のデ
    ジタル信号をDSPにより出力せしめる第6の工程とを
    有することを特徴とする送信機におけるキャリアリーク
    補正方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の工程は,前記第1の供給回路
    が前記増幅した変調波を供給することを禁止する第7の
    工程を含むものであることを特徴とする請求項4記載の
    送信機におけるキャリアリーク補正方法。
  6. 【請求項6】 前記変調回路は,直交変調器を含む回路
    であることを特徴とする請求項4または5記載の送信機
    におけるキャリアリーク補正方法。
JP6164285A 1994-07-15 1994-07-15 送信機におけるキャリアリーク補正方法 Withdrawn JPH0832464A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6164285A JPH0832464A (ja) 1994-07-15 1994-07-15 送信機におけるキャリアリーク補正方法
US08/379,810 US5574994A (en) 1994-07-15 1995-01-27 Method of correcting carrier leak in a transmitter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6164285A JPH0832464A (ja) 1994-07-15 1994-07-15 送信機におけるキャリアリーク補正方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0832464A true JPH0832464A (ja) 1996-02-02

Family

ID=15790203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6164285A Withdrawn JPH0832464A (ja) 1994-07-15 1994-07-15 送信機におけるキャリアリーク補正方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5574994A (ja)
JP (1) JPH0832464A (ja)

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI94476C (fi) * 1993-11-18 1995-09-11 Nokia Telecommunications Oy Menetelmä lähetinvastaanotinyksikön lähettimen vaihevirheen minimoimiseksi sekä lähetinvastaanotinyksikkö
GB2301247A (en) * 1995-05-22 1996-11-27 Univ Bristol A cartesian loop transmitter amplifier
FI98673C (fi) * 1995-08-07 1997-07-25 Nokia Telecommunications Oy Automaattinen radiolähettimen viritys
GB9521769D0 (en) * 1995-10-24 1996-01-03 Philips Electronics Nv Transmitter
US5675287A (en) * 1996-02-12 1997-10-07 Motorola, Inc. Digital DC correction circuit for a linear transmitter
US6032028A (en) * 1996-04-12 2000-02-29 Continentral Electronics Corporation Radio transmitter apparatus and method
US6278743B1 (en) * 1996-11-12 2001-08-21 Zenith Electronics Corporation Non linear amplitude precorrection for HDTV transmitter
US6618096B1 (en) 1997-09-29 2003-09-09 Scientific-Atlanta, Inc. System and method for adaptively balancing quadrature modulators for vestigial-sideband generation
US6052568A (en) * 1998-08-24 2000-04-18 Celeritek Apparatus and method for efficiently implementing a satellite transceiver system
JP3322307B2 (ja) * 1999-08-04 2002-09-09 日本電気株式会社 送信機
US6384677B2 (en) * 2000-01-28 2002-05-07 Hitachi Kokusai Electric Inc. Power amplifier having negative feedback circuit for transmitter
KR20020059745A (ko) * 2000-09-20 2002-07-13 롤페스 요하네스 게라투스 알베르투스 송신기, 송수신기 및 캘리브레이션 방법
EP1334537B1 (en) * 2000-11-17 2007-03-21 EMS Technologies, Inc. Radio frequency isolation card
US7065154B2 (en) * 2000-12-29 2006-06-20 Nokia Corporation Baseband predistortion method for multicarrier transmitters
FI20010330A0 (fi) * 2001-02-21 2001-02-21 Nokia Mobile Phones Ltd Menetelmä lähettimen häiriöiden vähentämiseksi ja lähetin
GB0104535D0 (en) * 2001-02-23 2001-04-11 Univ Bristol Digital cartesian loop
JP3880329B2 (ja) * 2001-04-20 2007-02-14 株式会社日立国際電気 ループゲイン制御方法及び電力増幅回路
US6819910B2 (en) * 2002-03-08 2004-11-16 Broadcom Corp. Radio employing a self calibrating transmitter with reuse of receiver circuitry
MXPA04012249A (es) * 2002-06-07 2005-02-25 Interdigital Tech Corp Sistema y metodo para un procesador multiportador de conversion directa.
DE10234657A1 (de) * 2002-07-29 2004-02-19 Infineon Technologies Ag Sendeanordnung, insbesondere für den Mobilfunk
US7415077B2 (en) * 2002-07-29 2008-08-19 Infineon Technologies Ag Transmission arrangement, particularly for mobile radio
US7280805B2 (en) * 2004-07-09 2007-10-09 Silicon Storage Technology, Inc. LO leakage and sideband image calibration system and method
GB0508205D0 (en) * 2005-04-22 2005-06-01 Ttp Communications Ltd Assessing the performance of radio devices
US7616168B2 (en) * 2005-08-26 2009-11-10 Andrew Llc Method and system for increasing the isolation characteristic of a crossed dipole pair dual polarized antenna
JP4241765B2 (ja) * 2006-03-01 2009-03-18 株式会社日立国際電気 送信機及びキャリアリーク検出方法
EP1833171B1 (fr) * 2006-03-09 2010-06-09 The Swatch Group Research and Development Ltd. Dispositif de réception et/ou d'émission de signaux radiofréquences à réduction du bruit
US8238846B2 (en) * 2009-12-18 2012-08-07 Motorola Solutions, Inc. Multi carrier leakage tuning by error power detection
US8787498B2 (en) 2011-08-18 2014-07-22 L-3 Communications Cincinnati Electronics Corporation Systems and methods for enhanced carrier suppression
US8964892B2 (en) 2011-08-23 2015-02-24 Motorola Solutions, Inc. Apparatus and method for operating a transmitter
US9184773B2 (en) * 2013-09-12 2015-11-10 Vayyar Imaging Ltd. Apparatus and methods for signal generation, reception, and self-calibration

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5888907A (ja) * 1981-11-20 1983-05-27 Fujitsu Ltd 速信ミキサ
US4700151A (en) * 1985-03-20 1987-10-13 Nec Corporation Modulation system capable of improving a transmission system
JPS61214843A (ja) * 1985-03-20 1986-09-24 Nec Corp 変調装置
JPH01317032A (ja) * 1988-06-17 1989-12-21 Fujitsu Ltd スペースダイバーシティ方式のヘテロダイン受信機
US4933986A (en) * 1989-08-25 1990-06-12 Motorola, Inc. Gain/phase compensation for linear amplifier feedback loop
JP3090152B2 (ja) * 1991-02-08 2000-09-18 ソニー株式会社 送受信装置
JPH0537318A (ja) * 1991-07-30 1993-02-12 Fujitsu Ltd 高周波スイツチ
GB2272589B (en) * 1992-11-16 1995-11-29 Linear Modulation Tech Automatic calibration of the quadrature balance within a cartesian amplifier
JP3156439B2 (ja) * 1993-04-20 2001-04-16 三菱電機株式会社 歪補償回路
US5351016A (en) * 1993-05-28 1994-09-27 Ericsson Ge Mobile Communications Inc. Adaptively self-correcting modulation system and method
GB9316869D0 (en) * 1993-08-13 1993-09-29 Philips Electronics Uk Ltd Transmitter and power amplifier therefor
US5396196A (en) * 1993-12-29 1995-03-07 At&T Corp. Quadrature modular with adaptive suppression of carrier leakage

Also Published As

Publication number Publication date
US5574994A (en) 1996-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0832464A (ja) 送信機におけるキャリアリーク補正方法
US6741867B1 (en) Non-linear distortion compensation circuit, transmitter device to be employed in the same and mobile communication unit
US8385458B2 (en) Signal processing circuit and signal processing method
US6993091B2 (en) Correction of DC-offset of I/Q modulator
US7915954B2 (en) Amplifier predistortion and autocalibration method and apparatus
US7133649B2 (en) Negative feedback amplifier for transmitter, transmitter, and method of correcting error in the negative feedback amplifier
WO2005002063A2 (en) Method and system for suppressing carrier leakage
KR20020074382A (ko) 비선형 왜곡 보상 방법 및 비선형 왜곡 보상 회로
JPH11136302A (ja) 歪補償回路
EP2154852B1 (en) DC Offset correction in a transmitter
JP2500744B2 (ja) 負帰還増幅器
US7564921B2 (en) DC offset correction apparatus and method
US8019309B2 (en) Method and system for a second order input intercept point (IIP2) calibration scheme
US7209715B2 (en) Power amplifying method, power amplifier, and communication apparatus
JP2001060883A (ja) 送信機及びデータ伝送装置
US20090174456A1 (en) DC Offset Correcting Device And DC Offset Correcting Method
JP3407243B2 (ja) 無線装置及び歪み補償方法
JPH10233711A (ja) 受信機
KR20020036670A (ko) 비선형 왜곡 보상회로 및 비선형 왜곡 보상방법
JP4068999B2 (ja) カーテシアン型送信機
EP1271815B1 (en) Calibrating a transmitting station
JPH04291829A (ja) 歪み補償回路
JP3869976B2 (ja) 高周波電力増幅装置
JP2000196689A (ja) 無線送信装置
JP2006086928A (ja) 電力増幅器の非線形歪補償回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011002