JPH04257126A - 送受信装置 - Google Patents

送受信装置

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JPH04257126A
JPH04257126A JP3039496A JP3949691A JPH04257126A JP H04257126 A JPH04257126 A JP H04257126A JP 3039496 A JP3039496 A JP 3039496A JP 3949691 A JP3949691 A JP 3949691A JP H04257126 A JPH04257126 A JP H04257126A
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signal
frequency
slot
reception
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Kunio Fukuda
邦夫 福田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はTDD方式の送受信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレポイントシステムなどのデジタル携
帯電話機においては、一般に送信と受信とを同一の周波
数とし、いわゆるピンポン伝送を行うTDD方式あるい
はTDMA/TDD方式が採用されている。
【0003】すなわち、TDD方式の場合、例えば図9
に示すように、1つのチャンネル(周波数)が、時間的
に送信スロットTと、受信スロットRとに分割され、こ
れらスロットT、Rが交互に繰り返されるとともに、こ
れらスロットT、Rの間に、ガードタイムTg が設け
られる。なお、一例として、送信スロットT及び受信ス
ロットRは1m秒、ガードタイムTg は数10μ秒で
ある。 そして、携帯電話機は、送信スロットTに基地局への送
信を行い、受信スロットRに基地局からの受信を行う。
【0004】そして、このような送受信を行うので、T
DD方式の送受信装置の送信回路及び受信回路は、例え
ば図10に示すように構成されている。
【0005】すなわち、同図において、10は送信回路
、20は受信回路を示す。そして、送信回路10におい
て、音声信号Sa が送信処理回路11に供給され、D
/A変換、時間軸圧縮、制御データの付加、2チャンネ
ル化などTDD方式の送信のための処理が行われ、その
処理されたデジタル音声信号Sa が送信スロットTご
とに取り出され、この信号Sa が直交変調回路12に
変調信号として供給される。また、発振回路13におい
て、周波数fc が例えば80MHzのキャリア信号(
発振信号)Sc が形成され、このキャリア信号Sc 
が変調回路12に供給される。
【0006】こうして、変調回路12からは送信スロッ
トTごとに、信号Saにより直交変調された中間周波信
号Sit(中間周波数fc )が取り出される。
【0007】そして、この中間周波信号Sitがミキサ
回路15に供給されるとともに、送受信チャンネル選択
用のシンセサイザ発振回路31から周波数fo の局部
発振信号So が取り出され、この信号So がミキサ
回路15に供給され、信号Sitは周波数fd の送信
信号St に周波数変換される。なお、この周波数変換
において、fd =fc +fo 例えば、fd =2.6 GHz とされる。
【0008】そして、その送信信号St が、バンドパ
スフィルタ16→パワーアンプ17→高周波スイッチ回
路32の信号ラインを通じてアンテナ33に供給され、
基地局へと送信される。この場合、タイミング信号形成
回路34において、送信スロットTと受信スロットRと
でレベルが“1”と“0”とに変化する信号Sw が形
成され、この信号Sw がスイッチ回路32にその制御
信号として供給され、アンテナ33は送信回路10と受
信回路20とに切り換え使用される。また、図示はしな
いが、形成回路34において、処理回路11などにおい
て必要とされるタイミング信号あるいはクロックなどが
形成されている。
【0009】一方、受信回路20においては、受信スロ
ットRに送信されてきた送信信号Sr (周波数はfd
 )が、アンテナ33により受信され、この信号Sr 
が、スイッチ回路32→バンドパスフィルタ21→高周
波アンプ22の信号ラインを通じて第1ミキサ回路23
に供給されるとともに、局発回路31からの局発信号S
o がミキサ回路23に供給されて信号Sr は第1中
間周波信号Sirに周波数変換される。なお、この場合
、信号Sirの中間周波数fc は、信号Sitの周波
数fc に等しい。
【0010】そして、この信号Sirが、第1中間周波
アンプ24を通じて第2ミキサ回路25に供給されると
ともに、第2局部発振回路26から第2局部発振信号が
ミキサ回路25に供給されて信号Sirは第2中間周波
信号(中間周波数は例えば10MHz)に周波数変換さ
れ、この信号が第2中間周波アンプ27を通じて復調回
路28に供給されて受信スロットRごとにデジタル音声
信号Sb が復調され、この信号Sb が受信処理回路
29に供給されてTDD方式の受信のための処理が行わ
れ、もとの音声信号Sb が取り出される。
【0011】 そして、このTDD方式によれば、送信周波数fd と
受信周波数fd とが等しいので、基地局がアンテナダ
イバシティを行うだけで、上りチャンネル及び下りチャ
ンネルのダイバシティ通信を実現できる。また、上りチ
ャンネルと下りチャンネルとで周波数帯域を分けずに連
続して周波数を割り当てることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な送受信装置において、送信スロットT、受信スロット
R及びガードタイムTg にかかわらず、すべての期間
に発振回路13に電源を供給してキャリア信号Sc を
連続的に形成すると、受信スロットRの期間、図10に
破線41で示すように、発振回路13からのキャリア信
号Sc が、変調回路12→ミキサ回路15→ミキサ回
路23のラインを通じて中間周波アンプ24に回り込み
、中間周波信号Sirに干渉してしまう。
【0013】さらに、受信スロットRの期間、破線42
で示すように、発振回路13からのキャリア信号Sc 
が、ミキサ回路15において、本来の送信信号St と
等しい周波数fd の信号に周波数変換されてからフィ
ルタ16→アンプ17→スイッチ回路32の信号ライン
を通じてフィルタ21に供給されてしまい、受信回路2
0の実質的な受信感度が低下してしまう。
【0014】そこで、このような受信障害をなくすため
、(1) 受信スロットRの期間、発振回路13の電源
をオフにしてキャリア信号Sc を形成しない。
【0015】(2) 送信スロットTと、受信スロット
Rとで、シンセサイザ発振回路31の発振周波数fo 
をΔfだけシフトし、破線42のようにキャリア信号S
c が受信回路20にリークしても中間周波アンプ24
、27で除去されるようにする。
【0016】(3) 受信スロットRの期間には、変調
回路12やミキサ回路13の電源をオフにすることによ
り、キャリア信号Sc を変調回路12及びミキサ回路
13において遮断する。などの方法が考えられる。
【0017】しかし、(1) 項の方法では、ガードタ
イムTg 、すなわち、数10μ秒の期間に発振回路1
3を立ち上げなければならないが、そのような立ち上げ
は無理であり、送信スロットTの期間に正常なキャリア
信号Sc を得ることができなくなってしまう。また、
(2) 項の方法も、(1) 項と同様の理由により送
信スロットTの期間に正常なキャリア信号Sc を得る
ことができなくなってしまう。しかも、破線41のよう
なリークには無効である。
【0018】さらに、(3) 項の方法では、アイソレ
ーションに限界があり、キャリア信号Sc のリークレ
ベルを十分に小さくすることが困難であった。
【0019】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させると
、1つのチャンネルを、送信スロットTと、受信スロッ
トRとに時分割し、その送信スロットT及び受信スロッ
トRに、送信及び受信を時分割式に行う送受信装置にお
いて、送信回路10の変調回路12にキャリア信号Sc
 を供給する信号ラインと、この変調回路12の出力信
号Sitの信号ラインとの一方の信号ラインに、分周回
路52を設けるとともに、分周回路52に供給される電
源電圧Vccと、分周回路52に供給される入力信号S
n との一方を、受信スロットRの期間には禁止する回
路34を設ける。
【0021】
【作用】受信スロットRの期間には、分周回路52にお
いてキャリア信号Scそのものが形成されなくなり、し
たがって、受信スロットRの期間にキャリア信号Sc 
が受信回路20にリークすることがなくなる。
【0022】
【実施例】図1において、発振回路51として例えばパ
ルス発振回路を設け、この発振回路51から、発振周波
数が値N・fc の発振信号Sn を取り出す。この場
合、値Nは2以上の整数、例えばN=9とする。
【0023】そして、この発振回路51の出力端と、変
調回路12のキャリア信号の入力端との間に、1/Nの
分周回路52と、バンドパスフィルタ53とを直列に設
けるとともに、電源端子54と、分周回路52の電源ラ
インとの間に、スイッチ回路55を設ける。そして、形
成回路34からの制御信号Sw を、スイッチ回路55
にその制御信号として供給し、図2に示すように、スイ
ッチ回路32が送信回路10に切り換えられる期間、す
なわち、送信スロットTの期間(及びその直前のガード
タイムTg )には、スイッチ回路55をオンとする。
【0024】なお、図示はしないが、分周回路52を除
いて、発振回路51などには常に動作電圧が供給される
【0025】このような構成によれば、送信スロットT
の期間には、制御信号Sw によりスイッチ回路55が
オンとなり、端子54の電圧Vccが分周回路52にそ
の動作電圧として供給されるので、分周回路52は正常
に動作する。したがって、発振回路51からの発振信号
Sn が分周回路52において、1/Nの周波数に分周
されるとともに、その発振信号Sn の周波数は値N・
fc とされているので、分周回路52からは周波数が
値fc の分周信号、すなわち、キャリア信号Sc が
取り出されることになる。
【0026】そして、このキャリア信号Sc がバンド
パスフィルタ53に供給されて不要なスプリアス成分な
どが除去されてから変調回路12に供給されるので、送
信スロットTの期間には、従来と同様の送信が行われる
【0027】一方、受信スロットRの期間には、上述の
ように受信回路20により受信動作が行われる。
【0028】そして、この場合、受信スロットRの期間
には、制御信号Sw によりスイッチ回路55がオフと
なり、分周回路52には動作電圧Vccが供給されなく
なるので、分周回路52そのものが動作しなくなる。し
たがって、発振回路51からの発振信号Sn が分周回
路52に供給されても、分周回路52からキャリア信号
Sc (周波数fc )は出力されなくなるので、図1
0の破線41、42のように、キャリア信号Sc や送
信信号St が受信回路20にリークすることがなく、
干渉や受信感度の低下を生じることがない。
【0029】なお、分周回路52は、送信スロットTと
受信スロットRとで、間欠的に電源電圧Vccが供給さ
れるが、分周回路52は発振信号Sn を分周するだけ
なので、ガードタイムTg により十分に立ち上がり、
送信スロットTの期間には正常に分周動作を行うことが
できる。
【0030】こうして、この発明によれば、TDD方式
の送受信を行うことができるが、この場合、特にこの発
明によれば、送信スロットTの期間には、周波数N・f
c の発振信号Sn を分周して送信用のキャリア信号
Sc を形成し、受信スロットRの期間には、発振信号
Sn をキャリア信号Sc に分周する分周回路12の
電源電圧Vccをオフにしてキャリア信号Sc そのも
のを形成していないので、受信スロットRの期間、破線
41、42のように、キャリア信号Sc や送信信号S
t が受信回路20にリークすることがなく、したがっ
て、干渉や受信感度の低下を生じることがない。
【0031】また、受信スロットRの期間、送信信号S
t がアンテナ33から外部に輻射され、他のシステム
に妨害を与えることもない。さらに、分周回路52は、
送信スロットTと受信スロットRとで、間欠的に電源電
圧が供給されるが、分周回路52は発振信号Sn を分
周するだけなので、ガードタイムTg により十分に立
ち上がり、送信スロットTの期間には十分に正常な分周
動作を行うことができる。
【0032】また、発振回路51の発振周波数や発振そ
のものをガードタイムTg に高速に制御あるいは応答
させる必要がなく、発振回路51としてローコストのも
のを使用できる。そして、分周回路52はIC化が容易
であり、装置の小型化ができる。
【0033】さらに、周波数帯域を上りチャンネルと下
りチャンネルとに分ける必要もなく、連続して周波数を
割り当てることができる。また、送信信号Stと受信信
号Sr とは周波数が等しいので、基地局だけでアンテ
ナダイバシティを実現することができる。すなわち、T
DD方式の特徴をまったく損なうことがない。
【0034】図3は、この発明の他の例を示す。すなわ
ち、この例においては、発振回路51と分周回路52と
の間の信号ラインに、スイッチ回路55が設けられると
ともに、このスイッチ回路55に制御信号Sw が供給
される。なお、図示はしないが、各回路の電源は常に供
給される。
【0035】このような構成によれば、送信スロットT
の期間には、制御信号Sw によりスイッチ回路55は
オンとされるので、発振回路51からの発振信号Sn 
はスイッチ回路55を通じて分周回路52に供給される
。したがって、バンドパスフィルタ53から変調回路1
2にキャリア信号Sc が供給され、送信スロットTに
おける送信が行われる。
【0036】一方、受信スロットRの期間には、上述の
ように受信回路20により受信動作が行われる。また、
この受信スロットRの期間には、制御信号Swによりス
イッチ回路55はオフとされるので、発振回路51から
の発振信号Sn はスイッチ回路55において阻止され
、分周回路52に供給されなくなる。
【0037】この場合、実際には、スイッチ回路55が
完全ではないので、発振回路51からの発振信号Sn 
がスイッチ回路55を通じて分周回路52にリークする
が、そのリークレベルは小さく、分周回路52が正常に
分周動作を行うのに必要な入力レベルに達しない。した
がって、受信スロットRの期間に、分周回路52におい
てキャリア信号Sc が形成されることがなく、キャリ
ア信号Sc や送信信号St が受信に妨害を与えるこ
とがない。
【0038】図4は、この発明のさらに他の例を示す。 すなわち、この例においては、発振回路51の発振信号
Sn を分周回路52にそのまま供給するが、この分周
回路52を可変分周回路とする。そして、形成回路34
からの制御信号Sw を、分周回路52にその分周比の
制御信号として供給し、図5に示すように、送信スロッ
トT(及びその直前のガードタイムTg )には、分周
比を値Nとし、受信スロットR(及びその直前のガード
タイムTg )には、分周比を値Kとする。なお、値K
は、K≠Nで、2以上の整数である。また、図示はしな
いが、各回路の電源は常に供給される。
【0039】このような構成によれば、送信スロットT
の期間には、制御信号Sw により分周回路52の分周
比は本来の値Nとされるので、バンドパスフィルタ53
から変調回路12に本来のキャリア信号Sc が供給さ
れ、送信スロットTにおける送信が行われる。
【0040】一方、受信スロットRの期間には、上述の
ように受信回路20により受信動作が行われる。そして
、この場合、制御信号Sw により分周回路52の分周
比は値Kとされているので、本来の周波数fc のキャ
リア信号Sc は形成されず、したがって、このキャリ
ア信号Sc や送信信号St が受信回路20にリーク
しても受信に悪影響を与えることがない。
【0041】なお、分周回路52は、送信スロットTと
受信スロットRとで、分周回路52の分周比を交互に切
り換えなければならないが、そのような切り換えは、ガ
ードタイムTg により十分に行うことができ、送信ス
ロットT及び受信スロットRの期間には正常な必要な分
周比N及びKとすることができる。
【0042】図6に示す例においては、発振回路51の
発振周波数が低くなるようにした場合である。すなわち
、この例においては、発振回路51を可変周波数発振回
路として周波数|fo −N・fc |の発振信号Sn
 を形成し、この発振信号Sn をミキサ回路56に供
給するとともに、シンセサイザ発振回路31からの発振
信号So をミキサ回路56に供給してミキサ回路56
から周波数N・fc の交番信号Sn を取り出す。そ
して、この信号Sn を、バンドパスフィルタ57を通
じて分周回路52に供給して周波数fc のキャリア信
号Sc に分周し、このキャリア信号Sc を変調回路
12に供給する。
【0043】なお、分周回路52の動作は、上述の図1
〜図5において説明した方法のいずれかにより、送信ス
ロットTと受信スロットRとで切り換え制御するもので
あり、この例においては、図1において説明したように
分周回路52の電源電圧Vccを制御する場合である。
【0044】したがって、この例においても、受信スロ
ットRの期間、キャリア信号Sc や送信信号St が
受信回路20に影響を与えない。さらに、発振回路51
の発振周波数が高い場合には、その実現性に問題を生じ
るが、この例によれば、発振回路51の発振周波数を値
|fo −N・fc |にすることができるので、すな
わち、発振回路51の発振周波数を低くできるので、十
分に実現することができる。
【0045】図7に示す例においては、発振回路51の
発振信号Sn を受信回路20の第2局部発振信号の形
成に使用した場合である。すなわち、発振回路51にお
いて、発振信号Sn として、周波数が例えば720 
MHzの発振信号を形成する。そして、受信スロットR
の期間には、制御信号Sw により分周回路52の分周
比Nを例えばN=9とし、その発振信号Sn を周波数
fc が80MHzのキャリア信号Sc に分周し、こ
の信号Sc をバンドパスフィルタ53を通じて変調回
路12に供給する。
【0046】一方、受信スロットRの期間には、制御信
号Sw により分周回路52の分周比を例えばN=8と
し、発振回路51の発振信号Sn を周波数fc が9
0MHzの信号Sc に分周し、この信号Sc を逓倍
回路58に供給してM倍の周波数の信号Sm に逓倍す
る。この例においては、M=1でそのまま周波数(90
MHz)の信号Smとする。
【0047】そして、この信号Sm をバンドパスフィ
ルタ59を通じてミキサ回路25に第2局部発振信号と
して供給する。したがって、中間周波アンプ24からの
第1中間周波信号Sir(中間周波数fc =80MH
z)は、信号Sm により第2中間周波信号(中間周波
数=10MHz)に周波数変換されて第2中間周波アン
プ27に供給される。
【0048】そして、この例においても、分周回路52
の分周比を、送信スロットTの期間と受信スロットRの
期間とで変更しているので、受信スロットRの期間に、
その受信に悪影響を与える周波数成分の信号が受信回路
20にリークすることがない。また、安定度を要求され
る第2局部発振回路26を削除しているので、コストダ
ウンができる。
【0049】図8は変調回路12がFM変調回路の場合
である。すなわち、この例においては、送信スロットT
の期間に、処理回路11からの音声信号Sa をFM変
調回路12に供給してキャリア周波数が値N・fc で
、変調指数が値N・mのFM信号Sitに変換し、この
信号Sitを分周回路52に供給して1/Nの周波数、
すなわち、周波数が本来の周波数fc で、変調指数も
本来の変調指数mのFM信号Sitに分周する。そして
、この信号Sitをミキサ回路15に供給してシンセサ
イザ発振回路31からの局部発振信号So により所定
のチャンネルのFM信号St に周波数変換して送信す
る。
【0050】一方、受信回路20の復調回路28はFM
復調回路とし、受信スロットRの期間、このFM復調回
路28から音声信号Sb を取り出す。
【0051】なお、分周回路52の動作は、上述の図1
〜図5において説明した方法のいずれかにより、送信ス
ロットTと受信スロットRとで切り換え制御するもので
あり、この例においては、図1において説明したように
分周回路52の電源電圧Vccを制御する場合である。
【0052】したがって、この例においても、受信スロ
ットRの期間、送信回路10からのFM信号Sitや送
信信号St が受信回路20に悪影響を与えることがな
い。
【0053】
【発明の効果】この発明によれば、送信スロットTの期
間には、周波数N・fc の発振信号Sn を分周して
送信用のキャリア信号Sc を形成し、受信スロットR
の期間には、発振信号Sn をキャリア信号Sc に分
周する分周回路12の電源電圧Vccをオフにしてキャ
リア信号Scそのものを形成していないので、受信スロ
ットRの期間、破線41、42のように、キャリア信号
Sc や送信信号St が受信回路20にリークするこ
とがなく、したがって、干渉や受信感度の低下を生じる
ことがない。
【0054】また、受信スロットRの期間、送信信号S
t がアンテナ33から外部に輻射され、他のシステム
に妨害を与えることもない。さらに、分周回路52は、
送信スロットTと受信スロットRとで、間欠的に電源電
圧が供給されるが、分周回路52は発振信号Sn を分
周するだけなので、ガードタイムTg により十分に立
ち上がり、送信スロットTの期間には十分に正常な分周
動作を行うことができる。
【0055】また、発振回路51の発振周波数や発振そ
のものをガードタイムTg に高速に制御あるいは応答
させる必要がなく、発振回路51としてローコストのも
のを使用できる。そして、分周回路52はIC化が容易
であり、装置の小型化ができる。
【0056】さらに、周波数帯域を上りチャンネルと下
りチャンネルとに分ける必要もなく、連続して周波数を
割り当てることができる。また、送信信号Stと受信信
号Sr とは周波数が等しいので、基地局だけでアンテ
ナダイバシティを実現することができる。すなわち、T
DD方式の特徴をまったく損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例の系統図である。
【図2】送受信スロットと電源との関係を示す図である
【図3】この発明の他の例の一部の系統図である。
【図4】この発明の他の例の一部の系統図である。
【図5】送受信スロットと分周比との関係を示す図であ
る。
【図6】この発明の他の例の一部の系統図である。
【図7】この発明の他の例の一部の系統図である。
【図8】この発明の他の例の一部の系統図である。
【図9】送受信スロットを説明するための図である。
【図10】従来例の系統図である。
【符号の説明】
10  送信回路 12  変調回路 15  ミキサ回路 20  受信回路 23  第1ミキサ回路 24  第1中間周波アンプ 25  第2ミキサ回路 28  復調回路 31  シンセサイザ発振回路 33  送受信アンテナ 34  タイミング信号形成回路 51  発振回路 52  分周回路 55  スイッチ回路 56  ミキサ回路 58  逓倍回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  1つのチャンネルを、送信スロットと
    、受信スロットとに時分割し、上記1つのチャンネルの
    上記送信スロット及び上記受信スロットに、送信及び受
    信を時分割式に行う送受信装置において、送信回路の変
    調回路にキャリア信号を供給する信号ラインと、この変
    調回路の出力信号の信号ラインとの一方の信号ラインに
    、設けた分周回路と、この分周回路に供給される電源電
    圧と、上記分周回路に供給される入力信号との一方を、
    上記受信スロットの期間には禁止する回路とを有する送
    受信装置。
  2. 【請求項2】  1つのチャンネルを、送信スロットと
    、受信スロットとに時分割し、上記1つのチャンネルの
    上記送信スロット及び上記受信スロットに、送信及び受
    信を時分割式に行う送受信装置において、送信回路の変
    調回路にキャリア信号を供給する信号ラインと、この変
    調回路の出力信号ラインとの一方の信号ラインに、設け
    た分周回路と、この分周回路の分周比を、上記受信スロ
    ットの期間には、上記送信スロットの期間における値か
    ら変更する回路とを有する送受信装置。
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