JPH10107125A - 搬送装置のインターロック機構 - Google Patents

搬送装置のインターロック機構

Info

Publication number
JPH10107125A
JPH10107125A JP22740497A JP22740497A JPH10107125A JP H10107125 A JPH10107125 A JP H10107125A JP 22740497 A JP22740497 A JP 22740497A JP 22740497 A JP22740497 A JP 22740497A JP H10107125 A JPH10107125 A JP H10107125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
unit
driving
drive unit
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22740497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Ota
義治 太田
Masaaki Yoshida
正明 吉田
Shinya Tagami
真也 田上
Tatsuya Iwasaki
達也 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP22740497A priority Critical patent/JPH10107125A/ja
Publication of JPH10107125A publication Critical patent/JPH10107125A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スループットを向上でき,かつ,安全性の高
い基板搬送装置のインターロック機構を得る。 【解決手段】 基板の受け渡しを行うためのアーム27
と,アーム27を駆動する駆動ユニットと,駆動ユニッ
トの駆動を制御する制御装置40とを備え,かつ制御装
置40は,アーム27の駆動速度が速度に関するしきい
値を超えたとき,アーム27の駆動位置のずれが位置ず
れに関するしきい値を超えたときの何れかのときに駆動
ユニットの駆動を停止させるインターロック機構を備え
た搬送装置25,26において,前記速度に関するしき
い値,位置ずれに関するしきい値を,搬送装置25,2
6の通常の稼働時に設定されたしきい値と,アーム27
の移動位置を決めるティーチング用に設定されたしきい
値とにそれぞれ切換可能に構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,LCD基板や半導
体ウェハなどの基板を搬送するための搬送装置のインタ
ーロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば,LCD基板や半導体ウェハなど
の製造においては,LCD基板や半導体ウェハの上面に
レジストパターンを形成させるために,いわゆるリソグ
ラフィ処理が行われる。このリソグラフィ処理は,基板
の洗浄,基板の表面へのレジストの塗布,そのレジスト
の露光,現像など,種々の処理工程を含んでいる。
【0003】これらの処理工程を行うための各処理装置
を一カ所に集約した処理システムでは,所定枚数の基板
を収納しているカセットから取り出された基板を,洗浄
装置,レジストコータ,現像処理装置などといった各処
理装置の間で一枚づつ搬送し,その受け渡しを行う搬送
装置が設けられている。かような搬送装置は,各処理装
置に対して基板の受け渡しを行うためのアームと,この
アームを駆動する駆動ユニットと,この駆動ユニットの
駆動を制御する制御ユニットとを備えている。そして,
制御ユニットの制御に従って移動ユニットによりアーム
を搬送路に沿って走行させ,各処理装置に対してアーム
を進入,退出させて基板の受け渡しを行うように構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような搬送装置
の駆動ユニットには,大型のLCD基板などの搬送に対
応するために,高トルクのモータが使用されている。こ
のため制御ユニットは,安全対策として,アームの動作
に異常を生じた場合にその駆動を停止させるためのイン
ターロック機構を備えているのが一般的である。このイ
ンターロック機構は,アームの動作を,アームの駆動速
度,アームの駆動位置のずれの2つの変化量で把握し,
アームの駆動速度が速度に関するしきい値を超えたと
き,アームの駆動位置のずれが位置ずれに関するしきい
値を超えたとき,の何れかのときに駆動ユニットの駆動
を停止させるように構成されている。
【0005】ところで,搬送装置においてスループット
の向上をはかるためには,アームの駆動速度は速ければ
速い程良く,また,アームを駆動する力は大きければ大
きい程良い。更に,アームの駆動位置に多少のずれが生
じても,いちいち駆動ユニットの駆動を停止させずに,
搬送を続行する方が良い。そのためには,インターロッ
ク機構において,各しきい値がなるべく大きな値に設定
されていることが好ましい。
【0006】一方,以上のような搬送装置においては,
処理システムを稼働して基板の処理を開始する前に,ア
ームの搬送路上での停止位置,各処理装置に対するアー
ムの進入位置などといったアームの移動位置(ポジショ
ン)を決めるために,いわゆるティーチングといった作
業が予め行われる。通常,このティーチングはオペレー
タが目で確認しながらアームを所定の位置に移動させ,
その位置を制御ユニットに記憶させることにより行われ
ている。このティーチングを行う場合は,オペレータが
処理システム内部に入り込んでいることも多いので,オ
ペレータの安全性確保のためにインターロック機構にお
いて設定される各しきい値は,なるべく小さい値である
ことが好ましい。即ち,ティーチングを行う場合は,各
しきい値が小さい値に設定されていることにより,アー
ムの駆動速度が少しでも速過ぎたとき,アームの駆動位
置のずれが少しでも生じたとき,の何れかの場合には直
ちに駆動ユニットの駆動を停止させること,またアーム
がオペレータや障害物にぶつかった時大きなトルクを発
生させないことが,オペレータに対する安全を確保する
ために必要である。
【0007】従って本発明は,スループットを向上で
き,かつ,安全性の高い基板搬送装置のインターロック
機構を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば,被処理体を搬送するための搬送手段を駆動する
駆動ユニットと,前記駆動ユニットの動作を制御する制
御ユニットと,前記搬送手段の搬送状態を監視し,搬送
状態が規定値を超えると前記駆動ユニットを停止させる
停止手段とを備え,前記規定値が,前記搬送手段の位置
的調整を行うティーチングモードと前記搬送手段を実運
転させる実運転モードとに選択的に切り替え可能に構成
されていることを特徴とする搬送装置のインターロック
機構が提供される。かかる構成によれば,搬送装置を実
運転モードで稼働させる場合とティーチングモードで稼
働させる場合とで切り替えることができる。また,搬送
装置の移送手段の移動状態が規定値を超えた場合には,
駆動ユニットが停止するため,搬送装置の移送手段の稼
働が停止する。
【0009】この基板搬送装置のインターロック機構に
おいて,請求項2に記載の発明のように,前記駆動ユニ
ットは,搬送手段を駆動するサーボモータと,このサー
ボモータを電気的に駆動するドライバとにより構成さ
れ,前記停止手段は,前記搬送手段の搬送速度と搬送手
段の位置のずれを監視し,これらの内少なくとも1つが
個々の規定値を超えると前記駆動ユニットを停止させる
か,または前記駆動ユニットが一定以上のトルクを発生
させないようにするのが良い。
【0010】請求項3の発明は,被処理体を回転させる
回転型の搬送手段を駆動する駆動ユニットと,前記駆動
ユニットの動作を制御する制御ユニットと,前記駆動ユ
ニットの回転状態を監視し,回転状態が規定値を超える
と前記駆動ユニットを停止させる停止手段とを備え,前
記規定値が,前記搬送手段の回転速度の調整を行うティ
ーチングモードと前記搬送手段を実運転させる実運転モ
ードとに選択的に切り替え可能に構成されていることを
特徴とする。
【0011】さらに,本発明の基板搬送装置のインター
ロック機構においては,請求項4に記載の発明のよう
に,前記制御ユニットは,ティーチングモードでは,前
記規定値を実運転モードの規定値より低い値に設定する
のが良い。
【0012】請求項5に記載の発明によれば,基板の受
け渡しを行うためのアームを駆動する駆動ユニットと,
前記駆動ユニットの動作を制御する制御ユニットとを備
え,前記制御ユニットは,アームの駆動速度が速度に関
するしきい値を超えたとき,又は,アームの駆動位置の
ずれが位置ずれに関するしきい値を超えたときのいずれ
かのときに,前記駆動ユニットの動作を停止させるよう
に構成され,かつ,前記速度に関するしきい値及び位置
ずれに関するしきい値が,搬送装置の通常の稼働モード
とアームの移動位置を決めるティーチングモードとにそ
れぞれ切換可能に構成されていることを特徴としてい
る。かかる構成によれば,通常の稼働モード及びティー
チングモードの各場合における速度に関するしきい値,
位置ずれに関するしきい値をそれぞれ設定し,これらの
しきい値を超えた場合には,アームを停止させる。
【0013】さらに,この基板搬送装置のインターロッ
ク機構においては,請求項6に記載の発明のように,前
記ティーチングモードとして設定された速度に関するし
きい値及び位置ずれに関するしきい値が,前記搬送装置
の通常の稼働モードとして設定された速度に関するしき
い値及び位置ずれに関するしきい値よりも,それぞれ小
さく設定するのが良い。
【0014】請求項7に記載の発明によれば,前記制御
ユニットは,ティーチングモードとして設定される前記
アームの移動位置を記憶する第1のメモリと,通常の稼
働モードとして設定されるアームの速度に関するしきい
値A及びアームの位置ずれに関するしきい値Bと,ティ
ーチングモードとして設定されるアームの速度に関する
しきい値a(<A)及びアームの位置ずれに関するしき
い値b(<B)とを記憶する第2のメモリを備えている
ことを特徴としている。かかる構成によれば,第1のメ
モリにはティーチング時のアームの移動位置が記憶さ
れ,第2のメモリには,通常の稼働時のためにアームに
しきい値A,Bが,ティーチング時のためにしきい値
a,bが各々記憶される。
【0015】そして請求項8に記載の発明によれば,前
記制御ユニットは,ティーチングモードにおいて前記第
2のメモリからしきい値a,bを読み込み,これらしき
い値に基づいてオペレータによって手動的に設定され
る,アームが基板を受け渡しする位置を前記第1のメモ
リに記憶することを特徴としている。かかる構成によれ
ば,ティーチング時においてオペレータ自身が設定した
アームの基板受け渡し位置を第1のメモリに記憶させる
と共に,制御ユニットは第2のメモリからの小さなしき
い値a,bを読み込むために,アームがこれらのしきい
値を少しでも超えた場合には,アームの稼働が停止す
る。したがって,オペレータの安全が図れる。
【0016】請求項9に記載の発明によれば,基板を搬
送する搬送装置を駆動するサーボモータを含む駆動ユニ
ットと,前記駆動ユニットをティーチングモードと稼働
モードとに切り換える機能及び前記駆動ユニットを監視
し,前記駆動ユニットの状態が規定値を超えると前記駆
動ユニットの動作を停止する機能を有する制御ユニット
と,前記規定値を,前記ティーチングモードにおいて前
記稼働モードにおけるよりも小さく設定する手段とによ
り構成されることを特徴としている。
【0017】そして請求項9に記載の前記制御ユニット
は,請求項10に記載した発明のように,前記制御ユニ
ットは,前記サーボモータを駆動する指令パルス,前記
サーボモータをオンまたはオフにするサーボ信号及びテ
ィーチングモードと稼働モードとを切り替えるパラメー
タチェンジ信号を前記駆動ユニットに送り,前記駆動ユ
ニットは,パラメータチェンジ信号がオフの時に,ティ
ーチングモードとなり前記サーボモータのトルク,加速
度を含む制御パラメータを稼働モードにおける前記サー
ボモータの定格値以下の値に設定するようにしても良
い。
【0018】請求項11に記載の発明によれば,前記駆
動ユニットは,指令パルスをカウントするカウンタを有
し,前記制御ユニットは前記駆動ユニットのカウンタを
監視し,このカウンタがオーバーフロしたとき前記駆動
ユニットを停止することを特徴としている。かかる構成
によれば,例えばアームがオペレータと衝突してサーボ
モータが回転しなくなり,駆動ユニットの指令パルスを
数えるカウンタのカウンタ値がオーバーフロすると,駆
動ユニットが停止する。従って,迅速な対応処置を施す
ことができ,スループットの低下が避けられる。
【0019】本発明の搬送装置のインターロック機構に
おいて,基板の処理を行うための通常の稼働時は,各し
きい値を大きな値に設定する。これにより,アームの駆
動速度が多少速過ぎることとなった場合や,アームの駆
動位置に多少のずれが生じた場合にも,いちいち駆動ユ
ニットの駆動を停止させずに,搬送を続行し,スループ
ットの向上をはかる。
【0020】一方,本発明のインターロック機構におい
て,アームの移動位置を決めるティーチング時には,各
しきい値を小さな値に設定する。これにより,アームの
駆動速度が少しでも速過ぎることとなった場合や,アー
ムの駆動位置のずれが少しでも大きくなり過ぎることと
なった場合,の何れの場合にも直ちに駆動ユニットの駆
動を停止させてオペレータの安全を確保する。また,ア
ームがオペレータや障害物等に衝突した時,大きなトル
クを発生させないことがオペレータに対する安全を確保
するために必要である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下,添付の図面を参照しながら
本発明の好ましい実施の形態について説明する。
【0022】先ず,図1をもとにして処理システム全体
から説明する。この処理システム1の前方には,LCD
基板の如き基板Sを,処理システム1に対して搬入・搬
出するローダ・アンローダ部(カセット・ステーショ
ン)2が設けられている。このローダ・アンローダ部2
には,基板Sを例えば25枚ずつ収納したカセットCを
所定位置に整列させて載置させるカセット載置台3と,
各カセットCから処理すべき基板Sを取り出し,また,
処理システム1において処理の終了した基板Sを各カセ
ットCへ戻すローダ・アンローダ4が設けられている。
図示のローダ・アンローダ4は,本体5の走行によって
カセットCの配列方向に移動し,本体5に搭載された板
片状のピンセット6によって各カセットCから基板Sを
取り出し,また,各カセットCへ基板Sを戻すようにな
っている。また,ピンセット6の両側には,基板Sの四
隅を保持して位置合わせ(アライメント)を行う基板位
置合わせ部材7が設けられている。
【0023】また上記ローダ・アンローダ部2の両端に
は,本体5を挟んで光学センサ8,8が備えられてい
る。この光学センサ8,8は検出光を発する発光部8a
と検出光を受光する受光部8bとをそれぞれ有してい
る。そして,本体5の両側には光学センサ8,8の発光
部8aからの検出光を反射する反射板9,9が各々備え
られている。従って,光学センサ8,8の発光部8aを
出た検出光は,反射板9によって反射して受光部8bに
常時届くように構成されている。
【0024】処理システム1の中央部には,長手方向に
配置された廊下状の搬送路10,11が受け渡し部12
を介して一直線上に設けられており,この搬送路10,
11の両側には,基板Sに対する各処理を行うための各
種処理装置が配置されている。
【0025】図示の処理システム1にあっては,搬送路
10の一側方に,基板Sをブラシ洗浄するためのブラシ
スクラバ15と高圧ジェット水により洗浄を施すための
高圧ジェット洗浄機16が並設されている。また,搬送
路10を挟んで反対側に,現像装置17が二基並設さ
れ,その隣りに二基の加熱装置18が積み重ねて設けら
れている。
【0026】そして,搬送路10の両端には,先に説明
した光学センサ8と同様の光学センサ13,13が備え
られており,後述する第1の搬送装置25の装置本体3
2の両側には,これら各光学センサ13,13からの検
出光を反射する反射板14,14が備えられている。従
って,先と同様に,光学センサ13,13の発光部を出
た検出光が,反射板14,14によって反射して光学セ
ンサ13,13の受光部に常時届くように構成されてい
る。
【0027】また,搬送路11の一側方には,基板Sに
レジスト膜を塗布する前に基板Sを疎水処理するアドヒ
ージョン装置20が設けられ,このアドヒージョン装置
20の下方には冷却用のクーリング装置21が配置され
ている。また,これらアドヒージョン装置20とクーリ
ング装置21の隣には加熱装置22が二列に二個ずつ積
み重ねて配置されている。また,搬送路11を挟んで反
対側に,基板Sにレジスト液を塗布することによって基
板Sの表面にレジスト膜(感光膜)を形成するレジスト
膜塗布装置23が二台並設されている。図示はしない
が,これらレジスト膜塗布装置23の側部には,基板S
上に形成されたレジスト膜に所定の微細パターンを露光
するための露光装置等が設けられる。
【0028】そして,搬送路11の両端にも,先に説明
した光学センサ8と同様の光学センサ19,19が備え
られており,後述する第2の搬送装置26の両側面に
は,これら各光学センサ19,19からの検出光を反射
する反射板24,24が備えられている。従って,先と
同様に,光学センサ19,19の発光部を出た検出光
が,反射板24,24によって反射して光学センサ1
9,19の受光部に常時届くように構成されている。
【0029】以上の各処理装置15〜18及び20〜2
3は,何れも搬送路10,11の両側において,基板S
の出入口を内側に向けて配設されている。そして,第1
の搬送装置25がローダ・アンローダ部2,各処理装置
15〜18及び受け渡し部12との間で基板Sを搬送す
るために搬送路10上を移動し,第2の搬送装置26が
受け渡し部12及び各処理装置20〜23との間で基板
Sを搬送するために搬送路26上を移動するようになっ
ている。各搬送装置25,26は,それぞれ上下一対の
アーム27,27を有しており,各処理装置15〜18
及び20〜23にアクセスするときは,一方のアーム2
7で各処理装置のチャンバから処理済みの基板Sを搬出
し,他方のアーム27で処理前の基板Sをチャンバ内に
搬入するように構成されている。
【0030】例えば,第1の搬送装置25により現像装
置17に対して基板Sを搬入・搬出する場合について説
明すると,図2に示すように,搬送路10に面する現像
装置17の側面には,基板Sの出入口30が設けられて
いる。第1の搬送装置25の装置本体32は,搬送路1
0に沿ってシステム1の長手方向(図2中X方向)に走
行するように構成されており,この装置本体32の上面
に,先に説明した上下一対のアーム27,27が装着さ
れている。これらアーム27,27は,装置本体32に
内蔵されている図示しない駆動ユニットによって,シス
テム1の長手方向(図2中X方向),システム1の長手
方向と直交する方向(図2中Y方向),上下方向(図2
中Z方向)にそれぞれ移動できるように構成されてお
り,更に,Z方向を中心にして回転できるように構成さ
れている。
【0031】そして,図3に示すように,搬送路10に
沿って走行させた装置本体32を現像装置17の前に停
止させる。次に,図示しない駆動ユニットによってアー
ム27,27をZ方向を中心に回転させると共に,アー
ム27,27をZ方向に昇降移動させて,アーム27,
27の先端を現像装置17の出入口30に対向させる。
次に,一方の(例えば上方の)アーム27を出入口30
から現像装置17内部に嵌入させ,現像処理済みの基板
Sを現像装置17内部から搬出する。その後,他方の
(例えば下方の)アーム27で,まだ現像処理をしてい
ない基板Sを現像装置17内部に搬入する。以上のよう
にして,現像装置17に対する基板Sの搬入・搬出が行
われるようになっている。
【0032】なお,一例として第1の搬送装置25によ
り現像装置17に対して基板Sを搬入・搬出する場合に
ついて説明したが,その他のブラシスクラバ15,高圧
ジェット洗浄機16,加熱装置18,及びローダ・アン
ローダ4に対しても,第1の搬送装置25によって,同
様に基板Sの搬入・搬出及び受け渡しが行われる。また
同様に,アドヒージョン装置20,クーリング装置2
1,加熱装置22,レジスト膜塗布装置23に対して
は,第2の搬送装置26によって,基板の搬入・搬出が
行われる。更に,受け渡し部12を介してこれら第1の
搬送装置25と第2の搬送装置26の間で基板Sの受け
渡しが行われるようになっている。
【0033】図4は,搬送装置25,26のアーム27
について行われる制御を示すブロック図である。制御装
置40は,第1の記憶部41と第2の記憶部42,及び
検知部43とを備えている。第1の記憶部41には,後
述するティーチングによって決められる搬送装置25,
26のアーム27の移動位置が記憶されるようになって
いる。第2の記憶部42には,各しきい値A,B,C及
び各しきい値a,b,cが記憶されている。
【0034】しきい値A,B,Cは搬送装置25,26
の通常の稼働時用に設定されたしきい値であり,それぞ
れ以下の通りである。
【0035】 A : 通常の稼働時のアーム27の速度に関するしき
い値 B : 通常の稼働時のアーム27の位置ずれに関する
しきい値 C : 通常の稼働時のアーム27の駆動力に関するし
きい値
【0036】一方,しきい値a,b,cは搬送装置2
5,26のアーム27の移動位置を決めるティーチング
用に設定されたしきい値であり,それぞれ以下の通りで
ある。
【0037】 a : ティーチング時のアーム27の速度に関するし
きい値 b : ティーチング時のアーム27の位置ずれに関す
るしきい値 c : ティーチング時のアーム27の駆動力に関する
しきい値
【0038】各しきい値A,B,Cは,各しきい値a,
b,cよりも,それぞれ大きく設定されている。即ち,
A>a,B>b,C>c,の関係になっている。後述す
るように,アーム27の移動位置を決めるティーチング
時においては,制御装置40にはしきい値a,b,cが
読み込まれる。一方,搬送装置25,26の通常の稼働
時においては,制御装置40にはしきい値A,B,Cが
読み込まれる。
【0039】アーム27の図示しない駆動ユニットに
は,制御装置40の指令に従って,サーボモータ部45
に所定の電源が供給されるようになっている。このサー
ボモータ部45により,アーム27が適宜稼働して,各
処理装置15〜18及び20〜23,ローダ・アンロー
ダ4に対して基板Sの搬入・搬出,受け渡しを行う。
【0040】また,アーム27の駆動速度,アーム27
の駆動位置のずれ,及びアーム27を駆動する力は,サ
ーボモータ部45のサーボモータ54の回転数やトルク
等として電気信号に変換されて,この電気信号が何れも
制御装置40にフィードバックされている。そして,後
述するようにアーム27の移動位置を決めるティーチン
グ時においては,制御装置40は,このフィードバック
された各値を,しきい値a,b,cと比較して,何れか
一つでもしきい値を超えるものがある場合は,アーム2
7の駆動ユニットの駆動を停止させるようになってい
る。また,搬送装置25,26の通常の稼働時において
は,制御装置40は,このフィードバックされた各値を
しきい値A,B,Cと比較して,何れか一つでもしきい
値を超えるものがある場合は,アーム27の駆動ユニッ
トの駆動を停止させるようになっている。なお,このよ
うに駆動ユニットの駆動を停止させた場合は,警告灯4
6が点灯するようになっている。
【0041】そして,制御装置40に備えられた検出部
43は,上述のように処理システム1内に合計で6台設
けられた各光学センサからの情報を検出すると共に,こ
の情報に応じてアーム27の駆動を制御可能なように構
成されている。
【0042】さらに,処理システム1全体のインターロ
ック機構の設定について図5を参照しながら説明する
と,処理システム1の処理装置をそれぞれ駆動する複数
の駆動ユニット51がコネクションボード52を介して
ブロックコントローラ53と接続している。そして上記
複数の駆動ユニット51の内の1つは,搬送装置25,
26のアーム27を駆動するために使用されている。各
駆動ユニット51は,サーボモータ54と,このサーボ
モータ54を制御するドライバ55,そして入力装置と
してのデジタルオペレータ56から構成されている。
【0043】上記ブロックコントローラ53は,サーボ
モータ54を制御する制御ボード(EIMC)及び通信
ボード(ANET)から構成されている。通信ボード
(ANET)にはパーソナルコンピュータ59が接続さ
れている。このパーソナルコンピュータ59は,処理シ
ステム1全体及び他の処理システムを制御するために必
要なレシピ情報を記憶しており,サーボモータ54を動
かすために必要な位置情報を通信ボード(ANET)に
出力する。また,上記制御ボード(EIMC)には通信
ポート60が設けられており,この通信ポート60に治
具パーソナルコンピュータ61が接続される。この治具
パーソナルコンピュータ61は,搬送装置25,27の
調整に関するソフトウェアを格納している。
【0044】そして,この処理システム1においてティ
ーチング作業を行う場合には,まずデジタルオペレータ
56によって,サーボモータ54のトルクリミットや加
速度リミット等の調整パラメータがドライバ55に設定
される。そして,治具パーソナルコンピュータ61によ
り,ティーチング作業のソフトウェアの情報が制御ボー
ド(EIMC)に設定されると,当該ティーチング作業
がスタートする。この時,制御ボード(EIMC)は,
後述する指令パルス,サーボ信号,及びパラメータチェ
ンジ信号をコネクションボード52を介して調整すべき
処理装置の駆動ユニット51,例えば搬送装置25,2
7の駆動ユニット51に送る。ここで,上記の指令パル
スはサーボモータ54を駆動させるパルスであり,上記
サーボ信号はサーボモータ54を稼働または停止させる
ためにドライバ55から送られる信号であり,上記パラ
メータチェンジ信号は処理システム1をティーチングモ
ードまたは通常モードに切り換えるために用いられる信
号である。
【0045】制御ボード(EIMC)から駆動ユニット
51に上記パラメータチェンジ信号が送られない場合に
は,処理システム1はティーチングモードとなる。この
ティーチングモード時においてサーボモータ54のトル
クリミットは,通常の稼働時におけるサーボモータ54
のトルクリミットの20〜30パーセント程度に相当す
る。そして,このトルクリミットの値がドライバ55に
入力され,この入力に応じてサーボモータ54が駆動す
る。従って,ティーチングモード時のサーボモータ54
は,通常の稼働時におけるサーボモータ54のトルクリ
ミットの定格値に対して,20〜30パーセント程度の
出力しか発現しなくなる。そしてもちろん,上記パラメ
ータチェンジ信号が制御ボード(EIMC)から駆動ユ
ニット51に送られた場合には,処理システム1は通常
モードとなり,サーボモータ54は100パーセントの
定格出力を発現するようになる。
【0046】さらにパラメータチェンジ信号によりティ
ーチングモードが設定されると,ドライバ55は,これ
をティーチングモード信号として制御ボード(EIM
C)に送る。ティーチングモード信号を検出した制御ボ
ード(EIMC)は,サーボ信号と指令パルスをドライ
バ55に送る。ドライバ55は指令パルスに従ってサー
ボモータ54を駆動するが,この時サーボモータ54の
トルクリミットは通常の稼働時における定格値の20〜
30パーセントとなる。
【0047】また,ドライバ55は偏差カウンタ(図示
せず)を有しており,この偏差カウンタ(図示せず)に
よって指令パルスをカウントしながらサーボモータ54
を回転させている。そしてこの偏差カウンタ(図示せ
ず)は制御ボード(EIMC)によって監視されてお
り,サーボモータ54が指令パルスに従って正常に回転
している間は偏差カウンタ(図示せず)の値が一定に維
持されるが,サーボモータ54が何らかの原因,例えば
アームがオペレータや障害物等と衝突してサーボモータ
54が回転しなくなると,上記の指令パルスが偏差カウ
ンタ(図示せず)にインクリメントされ続け,偏差カウ
ンタ(図示せず)のカウンタ値が増加して行き,やがて
オーバーフローとなる。偏差カウンタ(図示せず)がこ
のようにオーバフローした場合には,この情報が制御ボ
ード(EIMC)に送られると共に,制御ボード(EI
MC)は指令パルスの出力を停止し,ドライバ55の稼
働を停止させる。その結果,指令パルスの出力が停止す
ると共にサーボ信号の出力も切れるため,サーボモータ
54が停止する。
【0048】以上説明したように,本発明の実施の形態
にかかる基板搬送装置のインターロック機構は,ティー
チング時においては,サーボモータ54に大きなトルク
リミットと加速度リミットを与えず,アーム27にオペ
レータや障害物が衝突した場合には,サーボモータ54
の稼働を停止させてアーム27の移動を停止させること
が可能となる。
【0049】上記のティーチング作業が終了し処理装置
が適正に調整されると,通常の稼働時の情報,即ちアー
ムの速度に関するしきい値A,位置ずれに関するしきい
値B及び駆動力に関するしきい値Cがパーソナルコンピ
ュータ59にコピーされて使用される。
【0050】そして,このパーソナルコンピュータ59
からのパラメータチェンジ信号が通信ボード(ANE
T)を介して制御ボード(EIMC)に送られる。この
時,制御ボード(EIMC)には,指令パルス及び各し
きい値A,B及びCが送られ,制御ボード(EIMC)
は,パーソナルコンピュータ59に入力された情報に従
って駆動ユニット51内のサーボモータ54を制御する
ため,処理システム1は通常モードで稼働する。
【0051】そして,処理システム1が通常モードで稼
働する場合には,パーソナルコンピュータ59がパラメ
ータチェンジ信号を通信ボード(ANET)を介して制
御ボード(EIMC)に送る。これにより,制御ボード
(EIMC)が通常モードに設定されると共に,指令パ
ルス及びしきい値A〜Cが制御ボード(EIMC)に送
られる。制御ボード(EIMC)はコネクションボード
52を介して駆動ユニット51を制御し,これにより,
処理システム1は通常モードで稼働される。
【0052】本発明の実施の形態にかかる搬送装置を有
する処理システム1全体は以上のように構成されてい
る。次に,この処理システム1全体の動作,作用につい
て説明する。この処理システム1において基板Sのリソ
グラフィ処理を行う場合に際しては,先ず,予めティー
チング操作を行うことにより,搬送装置25,26のア
ーム27の移動位置を決定する。このティーチング時に
おいては,制御装置40は,第2の記憶部42から小さ
い値であるしきい値a,b,cを読み込む。そして,例
えばオペレータが目で確認しながらアーム27を基板S
を受け渡しする位置に移動させ,その位置を制御装置4
0の第1の記憶部41に記憶させる。
【0053】ティーチングを行う場合には,オペレータ
が処理システム1内部に入り込んでいることも多いが,
制御装置40に読み込まれるしきい値が,小さい値のし
きい値a,b,cに切り替えられているので,アーム2
7の駆動速度が少しでも速過ぎたとき,アーム27の駆
動位置のずれが少しでも生じたとき,アーム27を駆動
する力が少しでも大きくなり過ぎたとき,の何れかの場
合には直ちにアーム27の駆動が停止するので,安全で
ある。
【0054】また,先に説明したように,処理システム
1内には合計6台の上記光学センサ8,8,光学センサ
13,13,光学センサ19,19及び,これらの光学
センサに夫々対応する反射板9,9,反射板14,1
4,反射板24,24が設けられている。従って,例え
ばローダ・アンローダ部2の中に人が入って作業をして
いるような場合は,光学センサ8,8の発光部8aから
照射された検出光が作業者によって遮られ,受光部8b
に届かなくなる。その場合は,直ちにローダ・アンロー
ダ部2の本体5を停止させるための停止信号をローダ・
アンローダ部2に伝達する。また同様に,例えば,搬送
路10の中に人が入って作業をしているような場合は,
光学センサ13,13の発光部から照射された検出光が
作業者によって遮られ,受光部に届かなくなる。その場
合は,直ちに第1の搬送装置25のアーム27を停止さ
せるための停止信号を伝達する。更に同様に,例えば,
搬送路11の中に人が入って作業をしているような場合
は,光学センサ19,19の発光部から照射された検出
光が作業者によって遮られ,受光部に届かなくなる。そ
の場合は,直ちに第2の搬送装置26のアーム27を停
止させるための停止信号を伝達する。このように,ロー
ダ・アンローダ部2,搬送路10,11のいずれかに作
業者が入っているような場合も,ローダ・アンローダ部
2の本体5や搬送装置25,26のアーム27が直ちに
停止するので,オペレータの安全が確保される。
【0055】ティーチングの終了後,処理システム1に
おけるリソグラフィ処理を開始する。このように基板S
の処理を行うための搬送装置25,26の通常の稼働時
には,制御装置40は,第2の記憶部42から大きい値
であるしきい値A,B,Cを読み込む。
【0056】そして先ず,図1に示すようにローダ・ア
ンローダ部2に載置されたカセットC内からローダ・ア
ンローダ4によって基板Sを取り出し,これを搬送装置
25のアーム27に受け渡す。アーム27は基板Sをブ
ラシスクラバ15に搬入し,ブラシスクラバ15はその
基板Sをブラシ洗浄処理する。なお,プロセスに応じて
高圧ジェット洗浄機16内にて高圧ジェット水により基
板Sを洗浄するようにしてもよい。このようにして洗浄
した基板Sをアーム27で搬送して,加熱装置18内に
搬入し,加熱,乾燥する。
【0057】こうして乾燥処理の終了した基板Sは,次
いでアドヒージョン装置20にてアドヒージョン処理さ
れる。更に,クーリング装置21で基板Sを冷却した後
に,レジスト膜塗布装置23にてレジストを基板Sの表
面に塗布する。そして,基板Sを加熱装置22で加熱処
理した後に,露光装置(図示せず)でレジスト膜を露光
処理する。そして,露光後の基板Sを現像装置17内へ
搬入し,現像処理が行われる。そして現像処理の終了
後,基板Sはアーム27で現像装置17から搬出され,
その基板Sは加熱装置18で再び加熱されて乾燥され,
さらにローダ・アンローダ部2に載置されたカセットC
内に収納される。
【0058】このような搬送装置25,26の通常の稼
働時には,制御装置40に読み込まれるしきい値が,大
きい値のしきい値A,B,Cに切り替えられているの
で,アーム27の駆動速度が多少速過ぎることとなった
場合や,アーム27を駆動する力が多少大き過ぎること
となった場合,アーム27の駆動位置に多少のずれが生
じた場合にも,いちいち駆動ユニットの駆動を停止させ
ずに,搬送を続行することができる。従って,スループ
ットの向上をはかることができる。
【0059】以上,本発明の好ましい実施の形態につい
て説明したが,本発明は以上に説明した形態に限られな
いことは勿論であり,種々の変形実施が可能である。図
6に示す搬送装置100は,容器101内にて被処理体
としての基板Sを保持するスピンチャック102と,こ
のスピンチャック102を回転させて,基板Sを回転駆
動するための駆動ユニット103を備えている。そし
て,駆動ユニット103の動作を制御ユニット105に
よって制御すると共に,駆動ユニット103の稼働によ
って回転される基板Sの回転状態をセンサ106により
監視し,回転状態が規定値を超えると駆動ユニット10
3を停止させるように構成されている。また,駆動ユニ
ット103を停止させる規定値は,搬送装置100の回
転速度の調整を行うティーチングモードと,搬送装置1
00を実運転させる実運転モードとに選択的に切り替え
可能に構成されている。かかる構成によれば,搬送装置
100を実運転モードで稼働させる場合とティーチング
モードで稼働させる場合とで切り替えることができる。
また,搬送装置100の回転状態が規定値を超えた場合
には,駆動ユニット103が停止するため,搬送装置1
00の稼働が停止する。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば,基板搬送装置において
アームの駆動を停止させるしきい値を通常の稼働時とテ
ィーチング時で切り替えることにより,通常の稼働時に
おけるスループットを向上でき,また,ティーチング時
における高い安全性を得ることができるといった特徴が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる搬送装置を備えた
処理システムの斜視図である。
【図2】搬送装置の動作説明図である。
【図3】搬送装置の動作説明図である。
【図4】搬送装置のアームについて行われる制御を示す
ブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる搬送装置のインタ
ーロック機構の説明図である。
【図6】本発明の他の実施の形態にかかる搬送装置のイ
ンターロック機構の説明図である。
【符号の説明】
S 基板 1 処理システム 25,26 搬送装置 27 アーム 40 制御装置 41 第1の記憶部 42 第2の記憶部 A,B,C 通常の稼働時用に設定されたしきい値 a,b,c ティーチング用に設定されたしきい値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田上 真也 熊本県菊池郡大津町大字高尾野字平成272 番地の4 東京エレクトロン九州株式会社 大津事業所内 (72)発明者 岩崎 達也 熊本県菊池郡大津町大字高尾野字平成272 番地の4 東京エレクトロン九州株式会社 大津事業所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を搬送するための搬送手段を駆
    動する駆動ユニットと, 前記駆動ユニットの動作を制御する制御ユニットと, 前記搬送手段の搬送状態を監視し,搬送状態が規定値を
    超えると前記駆動ユニットを停止させる停止手段とを備
    え, 前記規定値が,前記搬送手段の位置的調整を行うティー
    チングモードと前記搬送手段を実運転させる実運転モー
    ドとに選択的に切り替え可能に構成されていることを特
    徴とする搬送装置のインターロック機構。
  2. 【請求項2】 前記駆動ユニットは,搬送手段を駆動す
    るサーボモータと,このサーボモータを電気的に駆動す
    るドライバとにより構成され, 前記停止手段は,前記搬送手段の搬送速度と搬送手段の
    位置のずれを監視し,これらの内少なくとも1つが個々
    の規定値を超えると前記駆動ユニットを停止させるか,
    または前記駆動ユニットが一定以上のトルクを発生させ
    ないようにさせることを特徴とする請求項1の搬送装置
    のインターロック機構。
  3. 【請求項3】 被処理体を回転させる回転型の搬送手段
    を駆動する駆動ユニットと, 前記駆動ユニットの動作を制御する制御ユニットと, 前記駆動ユニットの回転状態を監視し,回転状態が規定
    値を超えると前記駆動ユニットを停止させる停止手段と
    を備え, 前記規定値が,前記搬送手段の回転速度の調整を行うテ
    ィーチングモードと前記搬送手段を実運転させる実運転
    モードとに選択的に切り替え可能に構成されていること
    を特徴とする搬送装置のインターロック機構。
  4. 【請求項4】 前記制御ユニットは,ティーチングモー
    ドでは,前記規定値を実運転モードの規定値より低い値
    に設定する請求項2又は3の基板搬送装置のインターロ
    ック機構。
  5. 【請求項5】 基板の受け渡しを行うためのアームを駆
    動する駆動ユニットと,前記駆動ユニットの動作を制御
    する制御ユニットとを備え, 前記制御ユニットは,アームの駆動速度が速度に関する
    しきい値を超えたとき,又は,アームの駆動位置のずれ
    が位置ずれに関するしきい値を超えたときのいずれかの
    ときに,前記駆動ユニットの動作を停止させるように構
    成され, かつ,前記速度に関するしきい値及び位置ずれに関する
    しきい値が,搬送装置の通常の稼働モードとアームの移
    動位置を決めるティーチングモードとにそれぞれ切換可
    能に構成されていることを特徴とする搬送装置のインタ
    ーロック機構。
  6. 【請求項6】 前記ティーチングモードとして設定され
    た速度に関するしきい値及び位置ずれに関するしきい値
    が,前記搬送装置の通常の稼働モードとして設定された
    速度に関するしきい値及び位置ずれに関するしきい値よ
    りも,それぞれ小さく設定されている請求項5の搬送装
    置のインターロック機構。
  7. 【請求項7】 前記制御ユニットは,ティーチングモー
    ドとして設定される前記アームの移動位置を記憶する第
    1のメモリと,通常の稼働モードとして設定されるアー
    ムの速度に関するしきい値A及びアームの位置ずれに関
    するしきい値Bと,ティーチングモードとして設定され
    るアームの速度に関するしきい値a(<A)及びアーム
    の位置ずれに関するしきい値b(<B)とを記憶する第
    2のメモリを備えている請求項5又は6の搬送装置のイ
    ンターロック機構。
  8. 【請求項8】 前記制御ユニットは,ティーチングモー
    ドにおいて前記第2のメモリからしきい値a,bを読み
    込み,これらしきい値に基づいてオペレータによって手
    動的に設定される,アームが基板を受け渡しする位置を
    前記第1のメモリに記憶する請求項7の搬送装置のイン
    ターロック機構。
  9. 【請求項9】 基板を搬送する搬送装置を駆動するサー
    ボモータを含む駆動ユニットと, 前記駆動ユニットをティーチングモードと稼働モードと
    に切り換える機能及び前記駆動ユニットを監視し,前記
    駆動ユニットの状態が規定値を超えると前記駆動ユニッ
    トの動作を停止する機能を有する制御ユニットと, 前記規定値を,前記ティーチングモードにおいて前記稼
    働モードにおけるよりも小さく設定する手段と,により
    構成される搬送装置のインターロック機構。
  10. 【請求項10】 前記制御ユニットは,前記サーボモー
    タを駆動する指令パルス,前記サーボモータをオンまた
    はオフにするサーボ信号及びティーチングモードと稼働
    モードとを切り替えるパラメータチェンジ信号を前記駆
    動ユニットに送り,前記駆動ユニットは,パラメータチ
    ェンジ信号がオフの時に,ティーチングモードとなり前
    記サーボモータのトルク,加速度を含む制御パラメータ
    を稼働モードにおける前記サーボモータの定格値以下の
    値に設定する請求項8の搬送装置のインターロック機
    構。
  11. 【請求項11】 前記駆動ユニットは,指令パルスをカ
    ウントするカウンタを有し,前記制御ユニットは前記駆
    動ユニットのカウンタを監視し,このカウンタがオーバ
    ーフロしたとき前記駆動ユニットを停止する請求項8の
    搬送装置のインターロック機構。
JP22740497A 1996-08-08 1997-08-08 搬送装置のインターロック機構 Pending JPH10107125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22740497A JPH10107125A (ja) 1996-08-08 1997-08-08 搬送装置のインターロック機構

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22751396 1996-08-08
JP8-227513 1996-08-08
JP22740497A JPH10107125A (ja) 1996-08-08 1997-08-08 搬送装置のインターロック機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10107125A true JPH10107125A (ja) 1998-04-24

Family

ID=26527650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22740497A Pending JPH10107125A (ja) 1996-08-08 1997-08-08 搬送装置のインターロック機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10107125A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000299365A (ja) * 1999-04-12 2000-10-24 Murata Mach Ltd 光データ伝送装置
JP2000299363A (ja) * 1999-04-12 2000-10-24 Murata Mach Ltd 光データ伝送システム
JP2000299364A (ja) * 1999-04-12 2000-10-24 Murata Mach Ltd 光データ伝送装置及びこれを用いた光データ伝送システム
JP2002367888A (ja) * 2001-06-06 2002-12-20 Nikon Corp 露光装置、基板収納装置、デバイス製造システム
JP2004241428A (ja) * 2003-02-03 2004-08-26 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置及び基板処理方法
JP2005294863A (ja) * 2005-05-30 2005-10-20 Murata Mach Ltd 光データ伝送装置
CN1299346C (zh) * 2003-12-10 2007-02-07 大日本网目版制造株式会社 基板处理装置及基板处理装置的管理方法
JP2007251088A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Tokyo Electron Ltd 縦型熱処理装置及び縦型熱処理装置における移載機構の制御方法
JP2007251087A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Tokyo Electron Ltd 縦型熱処理装置及び縦型熱処理装置における移載機構の制御方法
JP2010251710A (ja) * 2009-01-30 2010-11-04 Applied Materials Inc 半導体製造装置用センサシステム
JP2017050534A (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、リフトピンの高さ位置検知方法、リフトピンの高さ位置調節方法、及び、リフトピンの異常検出方法
JP2018182217A (ja) * 2017-04-20 2018-11-15 株式会社Screenホールディングス 基板搬送装置、それを備える基板処理装置および基板搬送装置のティーチング方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000299365A (ja) * 1999-04-12 2000-10-24 Murata Mach Ltd 光データ伝送装置
JP2000299363A (ja) * 1999-04-12 2000-10-24 Murata Mach Ltd 光データ伝送システム
JP2000299364A (ja) * 1999-04-12 2000-10-24 Murata Mach Ltd 光データ伝送装置及びこれを用いた光データ伝送システム
JP2002367888A (ja) * 2001-06-06 2002-12-20 Nikon Corp 露光装置、基板収納装置、デバイス製造システム
JP4724954B2 (ja) * 2001-06-06 2011-07-13 株式会社ニコン 露光装置、デバイス製造システム
JP2004241428A (ja) * 2003-02-03 2004-08-26 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置及び基板処理方法
CN1299346C (zh) * 2003-12-10 2007-02-07 大日本网目版制造株式会社 基板处理装置及基板处理装置的管理方法
JP2005294863A (ja) * 2005-05-30 2005-10-20 Murata Mach Ltd 光データ伝送装置
JP2007251088A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Tokyo Electron Ltd 縦型熱処理装置及び縦型熱処理装置における移載機構の制御方法
JP2007251087A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Tokyo Electron Ltd 縦型熱処理装置及び縦型熱処理装置における移載機構の制御方法
US7905700B2 (en) 2006-03-20 2011-03-15 Tokyo Electron Limited Vertical-type heat processing apparatus and method of controlling transfer mechanism in vertical-type heat processing apparatus
JP2010251710A (ja) * 2009-01-30 2010-11-04 Applied Materials Inc 半導体製造装置用センサシステム
JP2017050534A (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、リフトピンの高さ位置検知方法、リフトピンの高さ位置調節方法、及び、リフトピンの異常検出方法
JP2018182217A (ja) * 2017-04-20 2018-11-15 株式会社Screenホールディングス 基板搬送装置、それを備える基板処理装置および基板搬送装置のティーチング方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10107125A (ja) 搬送装置のインターロック機構
JP4915033B2 (ja) 露光装置、基板処理装置及びリソグラフィシステム、並びにデバイス製造方法
US7364376B2 (en) Substrate processing apparatus
JPH1043666A (ja) 塗布膜形成方法及びその装置
JP2009021275A (ja) 基板処理装置
JP2001038614A (ja) 研磨装置
US6221171B1 (en) Method and apparatus for conveying a workpiece
JP3180893B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2007301690A (ja) 研磨装置
KR100380646B1 (ko) 기판 반송장치의 인터로크 장치 및 처리 시스템
JP2001126976A (ja) 基板処理装置およびそのメンテナンス方法
US6203218B1 (en) Substrate processing apparatus and substrate processing method
JP3960162B2 (ja) 基板搬送装置、基板処理システム及び基板搬送方法
JPH11340297A (ja) 基板搬送装置および方法
JP3004828B2 (ja) 回転処理装置、基板処理システム、位置決め方法及び基板処理方法
JP2002064057A (ja) 処理装置
JP4338130B2 (ja) 塗布方法及び塗布装置
JPH05343499A (ja) 被処理物の移載装置およびその駆動方法
JP5852787B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2009146975A (ja) 基板処理装置
JP2866570B2 (ja) 基板処理装置
JPH1176918A (ja) 基板処理装置および方法
JPH11162893A (ja) ポリッシング装置
JP2965439B2 (ja) 処理装置、処理システム、および処理方法
KR20060009467A (ko) 반도체 코팅설비의 웨이퍼 사이드 린스장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Effective date: 20060317

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060627

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02