JPH10106580A - 電池電極用基板の製造方法および電池電極用基板 - Google Patents
電池電極用基板の製造方法および電池電極用基板Info
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- JPH10106580A JPH10106580A JP8263011A JP26301196A JPH10106580A JP H10106580 A JPH10106580 A JP H10106580A JP 8263011 A JP8263011 A JP 8263011A JP 26301196 A JP26301196 A JP 26301196A JP H10106580 A JPH10106580 A JP H10106580A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 活物質の保持力が高い電極用基板を提供す
る。 【解決手段】 薄肉の金属シートにエンボス加工で押圧
力を付加して凹凸部を全面に設け、該凹凸部加工時に、
押圧力により凹凸部の各頂点に穴をあけると共に、該穴
の周縁より外方へ突出するバリを発生させ、この凹凸部
を設けた金属シートを積層して、隣接する下層の凸部頂
点側のバリを上層の凹部頂点側のバリとを絡み合わせて
一体化し、上下隣接する金属シートの間の空間に凹凸部
の各頂点の開口を通して活物質を充填できる構成として
いる。
る。 【解決手段】 薄肉の金属シートにエンボス加工で押圧
力を付加して凹凸部を全面に設け、該凹凸部加工時に、
押圧力により凹凸部の各頂点に穴をあけると共に、該穴
の周縁より外方へ突出するバリを発生させ、この凹凸部
を設けた金属シートを積層して、隣接する下層の凸部頂
点側のバリを上層の凹部頂点側のバリとを絡み合わせて
一体化し、上下隣接する金属シートの間の空間に凹凸部
の各頂点の開口を通して活物質を充填できる構成として
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電池電極用基板の製
造方法および該方法により製造した電池電極用基板に関
し、特に、電気自動車の電源用電池の電極用基板として
好適に用いられるもので、電極用基板の厚さを大とし
て、塗着される活物質の量を増大すると共に、塗着した
活物質との密着性を良好として活物質が電極基板から脱
落するのを防止するものである。
造方法および該方法により製造した電池電極用基板に関
し、特に、電気自動車の電源用電池の電極用基板として
好適に用いられるもので、電極用基板の厚さを大とし
て、塗着される活物質の量を増大すると共に、塗着した
活物質との密着性を良好として活物質が電極基板から脱
落するのを防止するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、ニッケル・水素電池、ニ
ッケル・カドミウム電池等の正極板および負極板からな
る電極板の基板としては、主として、パンチング加工に
よって孔空け加工した鉄板にニッケルメッキを施したニ
ッケルメッキ穿孔鋼板(以下、パンチングメタルと称
す)が用いられ、該パンチングメタルに対して活物質を
充填して電極板を作成している。この電極板は、円筒型
電池の場合、帯状とした正極板と負極板とをセパレータ
を介して渦巻状に巻回して内蔵しており、角電池の場合
は正極板と負極板とをセパレータを介して積層して内蔵
している。
ッケル・カドミウム電池等の正極板および負極板からな
る電極板の基板としては、主として、パンチング加工に
よって孔空け加工した鉄板にニッケルメッキを施したニ
ッケルメッキ穿孔鋼板(以下、パンチングメタルと称
す)が用いられ、該パンチングメタルに対して活物質を
充填して電極板を作成している。この電極板は、円筒型
電池の場合、帯状とした正極板と負極板とをセパレータ
を介して渦巻状に巻回して内蔵しており、角電池の場合
は正極板と負極板とをセパレータを介して積層して内蔵
している。
【0003】上記パンチングメタルは、平板形状で、板
厚60μm〜100μm程度の冷延鋼板にパンチングメ
タル加工を施して直径1.0mm〜2.5mmの丸孔を
所要パターンで穿孔し、開孔率40%〜50%とした
後、更に、耐食性を保持するためにニッケルメッキを施
して、電池電極用基板としている。
厚60μm〜100μm程度の冷延鋼板にパンチングメ
タル加工を施して直径1.0mm〜2.5mmの丸孔を
所要パターンで穿孔し、開孔率40%〜50%とした
後、更に、耐食性を保持するためにニッケルメッキを施
して、電池電極用基板としている。
【0004】また、リチウム一次電池の正極板および負
極板からなる電極板の基板としては、主として、SU
S、Ti等の金属からラス網に加工したものが用いられ
ており、該ラス網に活物質を充填して電極板が作成され
ている。リチウム二次電池では、正極板をアルミ箔から
なる金属芯材の両面に活物質を所要厚さで塗着して作成
している一方、負極板を銅箔からなる金属芯材の両面に
活物質を所要厚さで塗着して作成している。
極板からなる電極板の基板としては、主として、SU
S、Ti等の金属からラス網に加工したものが用いられ
ており、該ラス網に活物質を充填して電極板が作成され
ている。リチウム二次電池では、正極板をアルミ箔から
なる金属芯材の両面に活物質を所要厚さで塗着して作成
している一方、負極板を銅箔からなる金属芯材の両面に
活物質を所要厚さで塗着して作成している。
【0005】また、空気亜鉛電池の正極となる空気極の
基板としては、主として、金属スクリーン(SUSメッ
シュにニッケルメッキしたもの等)が用いられている。
また、自動車用バッテリとして注目をあびる鉛蓄電池で
は、鉛合金(Pb・Sb合金、Pb・Ca合金、Pb・
Ca・Sn合金等)からなる鋳造格子やエキスパンデッ
ド格子が用いられており、該スクリーンや格子に活物質
を充填して電極板を作成している。
基板としては、主として、金属スクリーン(SUSメッ
シュにニッケルメッキしたもの等)が用いられている。
また、自動車用バッテリとして注目をあびる鉛蓄電池で
は、鉛合金(Pb・Sb合金、Pb・Ca合金、Pb・
Ca・Sn合金等)からなる鋳造格子やエキスパンデッ
ド格子が用いられており、該スクリーンや格子に活物質
を充填して電極板を作成している。
【0006】さらに、近時、上記ニッケル水素電池、ニ
ッケルカドミウム電池およびリチウム一次電池の電極板
用の基板として、樹脂製の発泡体、不織布、メッシュに
対して、化学メッキ等を施して導電処理をした後、電気
メッキを施し、ついで、脱煤、焼結を行って作成した金
属多孔体も用いられている。
ッケルカドミウム電池およびリチウム一次電池の電極板
用の基板として、樹脂製の発泡体、不織布、メッシュに
対して、化学メッキ等を施して導電処理をした後、電気
メッキを施し、ついで、脱煤、焼結を行って作成した金
属多孔体も用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したいずれの電池
電極用基板も平板形状であり、その両面より活物質を塗
着して、電極用基板に形成された孔に活物質を充填する
と共に、基板の両側表面に活物質を所要厚さで塗布した
状態となっている。上記したパンチングメタル、ラス
網、金属スクリーンはいずれも三次元構造ではないた
め、活物質との密着性が弱く、活物質の保持力が低く、
特に、孔が大きい場合には、電極製作時および使用中に
も基板より活物質が剥離し、脱落しやすい問題がある。
この問題に対して、活物質中に大量の結着剤を添加して
基板との剥離、脱落を防ぐ方法もあるが、結着剤を大量
に添加すると、活物質の反応が低下して電池特性が劣る
問題が生じる。
電極用基板も平板形状であり、その両面より活物質を塗
着して、電極用基板に形成された孔に活物質を充填する
と共に、基板の両側表面に活物質を所要厚さで塗布した
状態となっている。上記したパンチングメタル、ラス
網、金属スクリーンはいずれも三次元構造ではないた
め、活物質との密着性が弱く、活物質の保持力が低く、
特に、孔が大きい場合には、電極製作時および使用中に
も基板より活物質が剥離し、脱落しやすい問題がある。
この問題に対して、活物質中に大量の結着剤を添加して
基板との剥離、脱落を防ぐ方法もあるが、結着剤を大量
に添加すると、活物質の反応が低下して電池特性が劣る
問題が生じる。
【0008】上記三次元構造の発泡状金属多孔体の場合
は、パンチングメタル、金属スクリーン等と比較して、
三次元構造の空孔に活物質が充填されるため、活物質の
保持力は比較的高い。しかしながら、この発泡状金属多
孔体は、活物質を充填する空孔を囲む骨格が細いため、
集電能力が低く、急速な充放電時に、迅速に充放電が行
えない不具合がある。
は、パンチングメタル、金属スクリーン等と比較して、
三次元構造の空孔に活物質が充填されるため、活物質の
保持力は比較的高い。しかしながら、この発泡状金属多
孔体は、活物質を充填する空孔を囲む骨格が細いため、
集電能力が低く、急速な充放電時に、迅速に充放電が行
えない不具合がある。
【0009】また、従来提供されているいずれの電極基
板も、その厚さが薄いため、基板の厚さ方向に対して塗
着される活物質の厚さが薄い。よって、電極の厚さ方向
に対する電気伝導性が乏しく、電池特性を上げることが
困難であった。
板も、その厚さが薄いため、基板の厚さ方向に対して塗
着される活物質の厚さが薄い。よって、電極の厚さ方向
に対する電気伝導性が乏しく、電池特性を上げることが
困難であった。
【0010】上記した問題に対して、従来、特開平7−
130370号および特開平7−335208号で、金
属板または金属箔に上下型を用いて孔を穿設し、該孔の
穿設時に孔の周縁にバリを設け、バリを含めた見かけ厚
さを金属箔の厚さの2倍とした電極が提案されている。
しかしながら、上下金型で孔をあける場合には、開孔率
は50%程度が限界であり、かつ、各孔径および孔ピッ
チを小さくして金属板あるいは金属箔の全面にわたって
細かい孔を多数あけることは困難である。よって、各孔
の周縁にバリを設けても、バリの占有率は低く、バリに
よる活物質の保持力は十分ではなく、しかも、各孔径が
大きいため孔に充填した活物質の脱落が発生しやすいと
共に、孔ピッチが大きいため金属箔部分の面積が大とな
って、活物質中のイオンの移動の妨げとなり、電池性能
が劣る問題がある。これらの問題を解決するために孔径
および孔ピッチを小さくしようとしても、上下型で孔を
あける場合には前述したように技術的に非常に困難であ
り、また、コストが非常にかかる問題もある。さらにま
た、バリを設けた1枚の金属板のみでは、活物質の塗布
量をさほど多くすることはできない問題もある。
130370号および特開平7−335208号で、金
属板または金属箔に上下型を用いて孔を穿設し、該孔の
穿設時に孔の周縁にバリを設け、バリを含めた見かけ厚
さを金属箔の厚さの2倍とした電極が提案されている。
しかしながら、上下金型で孔をあける場合には、開孔率
は50%程度が限界であり、かつ、各孔径および孔ピッ
チを小さくして金属板あるいは金属箔の全面にわたって
細かい孔を多数あけることは困難である。よって、各孔
の周縁にバリを設けても、バリの占有率は低く、バリに
よる活物質の保持力は十分ではなく、しかも、各孔径が
大きいため孔に充填した活物質の脱落が発生しやすいと
共に、孔ピッチが大きいため金属箔部分の面積が大とな
って、活物質中のイオンの移動の妨げとなり、電池性能
が劣る問題がある。これらの問題を解決するために孔径
および孔ピッチを小さくしようとしても、上下型で孔を
あける場合には前述したように技術的に非常に困難であ
り、また、コストが非常にかかる問題もある。さらにま
た、バリを設けた1枚の金属板のみでは、活物質の塗布
量をさほど多くすることはできない問題もある。
【0011】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
もので、活物質に対する保持力が大きく、かつ、活物質
の塗着量を厚さ方向に増加できる電池電極用基板の製造
方法および該方法により製造された電池電極基板を提供
することを課題としている。
もので、活物質に対する保持力が大きく、かつ、活物質
の塗着量を厚さ方向に増加できる電池電極用基板の製造
方法および該方法により製造された電池電極基板を提供
することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、外周面に凹凸部を設けた一
対のエンボス加工用の回転ローラの間に、薄肉の金属シ
ートを通して、金属シートの全面に凹凸部を設け、該凹
凸部加工時の押圧力により凹凸部の各頂点に穴をあける
と共に、該穴の周縁より外方へ突出するバリを発生させ
ている電池電極用基板の製造方法を提供している。
め、本発明は、請求項1で、外周面に凹凸部を設けた一
対のエンボス加工用の回転ローラの間に、薄肉の金属シ
ートを通して、金属シートの全面に凹凸部を設け、該凹
凸部加工時の押圧力により凹凸部の各頂点に穴をあける
と共に、該穴の周縁より外方へ突出するバリを発生させ
ている電池電極用基板の製造方法を提供している。
【0013】上記請求項1の方法によると、一対のエン
ボス加工用の回転ローラの間に金属シートを通すだけ
で、その全面にわたって比較的微細な凹凸部が形成でき
ると同時に、凹凸部の頂点に夫々孔があけられ、かつ、
孔の周縁よりバリを発生させることができる。よって、
このエンボス加工方法を利用した方法によれば、従来の
上下型で孔をあける場合と比較して、まず、各凹凸部の
頂点に形成する各孔の径を小さくできると共に、凹凸の
ピッチを非常に小さくできるため、これら凹凸部の頂点
に形成する孔のピッチも非常に小さくなり、かつ、上記
孔が金属シートに占める開孔率も従来の型孔と比較して
非常に大きくできる。このように、金属シートの全面に
わたって細かく密に形成する凹凸部の各頂点部にバリを
発生させるため、金属シートに占めるバリの割合も従来
と比較にならない程大きくできる。このように、金属シ
ートの全面にわたって、細かい凹凸部が密に設けられ、
これら各凹凸部の頂点に孔があけられて、孔の周囲にバ
リが発生しているため、該金属シートに塗着できる活物
質は、凹凸内に充填できると共に、凹凸部の頂点の孔の
周囲に設けられるバリによっても保持できるため、活物
質の充填量は従来と比較にならない程度に増大できる。
しかも、充填された活物質は凹凸部が細かいために確実
に凹凸部内で保持出来ると共に、表面側においてはバリ
が密に存在しているため、バリにより確実に保持され、
従来の型抜きによる大きな孔を大きなピッチであけてい
る場合と比較にならない程度に保持力が増強出来る。そ
のうえ、開孔率が大きいため、活物質中のイオンの移動
も活発に行われ、電池性能を高めることができる。
ボス加工用の回転ローラの間に金属シートを通すだけ
で、その全面にわたって比較的微細な凹凸部が形成でき
ると同時に、凹凸部の頂点に夫々孔があけられ、かつ、
孔の周縁よりバリを発生させることができる。よって、
このエンボス加工方法を利用した方法によれば、従来の
上下型で孔をあける場合と比較して、まず、各凹凸部の
頂点に形成する各孔の径を小さくできると共に、凹凸の
ピッチを非常に小さくできるため、これら凹凸部の頂点
に形成する孔のピッチも非常に小さくなり、かつ、上記
孔が金属シートに占める開孔率も従来の型孔と比較して
非常に大きくできる。このように、金属シートの全面に
わたって細かく密に形成する凹凸部の各頂点部にバリを
発生させるため、金属シートに占めるバリの割合も従来
と比較にならない程大きくできる。このように、金属シ
ートの全面にわたって、細かい凹凸部が密に設けられ、
これら各凹凸部の頂点に孔があけられて、孔の周囲にバ
リが発生しているため、該金属シートに塗着できる活物
質は、凹凸内に充填できると共に、凹凸部の頂点の孔の
周囲に設けられるバリによっても保持できるため、活物
質の充填量は従来と比較にならない程度に増大できる。
しかも、充填された活物質は凹凸部が細かいために確実
に凹凸部内で保持出来ると共に、表面側においてはバリ
が密に存在しているため、バリにより確実に保持され、
従来の型抜きによる大きな孔を大きなピッチであけてい
る場合と比較にならない程度に保持力が増強出来る。そ
のうえ、開孔率が大きいため、活物質中のイオンの移動
も活発に行われ、電池性能を高めることができる。
【0014】具体的には、金属シート自体に凹凸部を形
成すると、見かけ上の厚さを金属シートの厚さの3倍か
ら500倍までの、所望の厚さに任意に大きくすること
ができる。例えば、10μmの金属箔に上下に突出部を
設けて4mmとすると、見かけ厚さは400倍となる。
成すると、見かけ上の厚さを金属シートの厚さの3倍か
ら500倍までの、所望の厚さに任意に大きくすること
ができる。例えば、10μmの金属箔に上下に突出部を
設けて4mmとすると、見かけ厚さは400倍となる。
【0015】また、請求項2で、外周面に凹凸部を設け
たエンボス加工用のローラと外周面が平滑なゴムローラ
とからなる一対の回転ローラの間に、薄肉の金属シート
を通し、上記一方のローラの凸部にゴムローラが押し付
けられることにより、上記金属シートに穴をあけると共
に該穴の周縁の一方側に突出するバリを発生させている
電池電極用基板の製造方法を提供している。
たエンボス加工用のローラと外周面が平滑なゴムローラ
とからなる一対の回転ローラの間に、薄肉の金属シート
を通し、上記一方のローラの凸部にゴムローラが押し付
けられることにより、上記金属シートに穴をあけると共
に該穴の周縁の一方側に突出するバリを発生させている
電池電極用基板の製造方法を提供している。
【0016】上記請求項2の方法によると、金属シート
自体には明確な凹凸は形成されないが、多数の孔が全面
にわたって形成され、かつ、該孔から一方向(ゴムロー
ラ側)に突出させたバリを設けることができる。よっ
て、バリを一方側へのみ突出させたい場合には、好適に
用いられる。
自体には明確な凹凸は形成されないが、多数の孔が全面
にわたって形成され、かつ、該孔から一方向(ゴムロー
ラ側)に突出させたバリを設けることができる。よっ
て、バリを一方側へのみ突出させたい場合には、好適に
用いられる。
【0017】また、請求項3で、外周面に凹凸部を設け
たエンボス加工用のローラと外周面が平滑なゴムローラ
とからなる一対の回転ローラを2組設け、この2組の回
転ローラの間に、薄肉の金属シートを順次通し、第1組
の回転ローラの通過時に、上記一方のローラの凸部にゴ
ムローラが押し付けられることにより、上記金属シート
に穴をあけると共に該穴の周縁の一方側に突出するバリ
を発生させ、ついで、第2組の回転ローラの通過時に金
属シートの他の位置に穴をあけると共に該穴の周縁より
他方側に突出するバリを発生させている電池電極用基板
の製造方法を提供している。
たエンボス加工用のローラと外周面が平滑なゴムローラ
とからなる一対の回転ローラを2組設け、この2組の回
転ローラの間に、薄肉の金属シートを順次通し、第1組
の回転ローラの通過時に、上記一方のローラの凸部にゴ
ムローラが押し付けられることにより、上記金属シート
に穴をあけると共に該穴の周縁の一方側に突出するバリ
を発生させ、ついで、第2組の回転ローラの通過時に金
属シートの他の位置に穴をあけると共に該穴の周縁より
他方側に突出するバリを発生させている電池電極用基板
の製造方法を提供している。
【0018】上記請求項3の方法によると、請求項2と
同様に金属シート自体には明確な凹凸は形成されない
が、より多数の孔をあけて開孔率を高めることができる
と共に、該金属シートより両方向に突出するバリを設け
ることができ、金属シートの見かけ上の厚さを大きくで
きる。
同様に金属シート自体には明確な凹凸は形成されない
が、より多数の孔をあけて開孔率を高めることができる
と共に、該金属シートより両方向に突出するバリを設け
ることができ、金属シートの見かけ上の厚さを大きくで
きる。
【0019】上記請求項1、請求項2、請求項3に記載
の穴および該穴の周縁よりバリを発生させた金属シート
を、同種のもの、あるいは異種のものを積層して、隣接
する下層の金属シートのバリと上層の金属シートのバリ
とを絡み合わせて一体化し、上下隣接する金属シートの
間の空間を上記開口を通して連通することが好ましい
(請求項4)
の穴および該穴の周縁よりバリを発生させた金属シート
を、同種のもの、あるいは異種のものを積層して、隣接
する下層の金属シートのバリと上層の金属シートのバリ
とを絡み合わせて一体化し、上下隣接する金属シートの
間の空間を上記開口を通して連通することが好ましい
(請求項4)
【0020】すなわち、同種のものとは、請求項1に記
載の基板同士、あるいは、請求項2、請求項3の基板同
士をそれぞれ積層している場合を含む。異種のものと
は、請求項1と請求項2の基板同士を積層、あるいは、
請求項1と請求項3の基板を積層して、その両側表面側
に請求項2の基板を積層している場合を含む。
載の基板同士、あるいは、請求項2、請求項3の基板同
士をそれぞれ積層している場合を含む。異種のものと
は、請求項1と請求項2の基板同士を積層、あるいは、
請求項1と請求項3の基板を積層して、その両側表面側
に請求項2の基板を積層している場合を含む。
【0021】上記請求項1、2、3の方法により孔の周
縁にバリが設けられた金属シートは、エンボス加工用ロ
ーラにより上記孔が多数あけられているため、該孔の周
縁から突出しているバリは金属シートの略全面にわたっ
て存在し、よって、これら金属シートを積層すると、バ
リ同士が絡み合って容易に一体化できる。しかも、バリ
の絡みあいにより積層した金属シート自体は互いに密着
せずに、積層部の間に空間が生じ、この空間が各金属シ
ートの孔を通して連通した状態になる。よって、積層体
に対して活物質を充填すると、孔を通して、金属シート
間に活物質を確実に充填することができる。
縁にバリが設けられた金属シートは、エンボス加工用ロ
ーラにより上記孔が多数あけられているため、該孔の周
縁から突出しているバリは金属シートの略全面にわたっ
て存在し、よって、これら金属シートを積層すると、バ
リ同士が絡み合って容易に一体化できる。しかも、バリ
の絡みあいにより積層した金属シート自体は互いに密着
せずに、積層部の間に空間が生じ、この空間が各金属シ
ートの孔を通して連通した状態になる。よって、積層体
に対して活物質を充填すると、孔を通して、金属シート
間に活物質を確実に充填することができる。
【0022】本発明は、請求項5で、請求項1乃至請求
項4のいずれか1項に記載の方法により製造された電池
電極用基板を提供している。
項4のいずれか1項に記載の方法により製造された電池
電極用基板を提供している。
【0023】特に、上記請求項4に記載の方法により製
造された電池電極基板のうち、上記請求項1に記載の凹
凸部の各頂点に穴を有すると共に該穴の周縁よりバリを
発生させた金属シートを挟んで、その両側表面側に、請
求項2に記載の一方側にバリを突出させた金属シートを
積層し、該バリを内面側に突出させる構成とすることが
好ましい(請求項6)。
造された電池電極基板のうち、上記請求項1に記載の凹
凸部の各頂点に穴を有すると共に該穴の周縁よりバリを
発生させた金属シートを挟んで、その両側表面側に、請
求項2に記載の一方側にバリを突出させた金属シートを
積層し、該バリを内面側に突出させる構成とすることが
好ましい(請求項6)。
【0024】あるいは、上記請求項3に記載の穴の周縁
より両方向にバリを突出させた金属シートを挟んで、そ
の両側表面側に、請求項2に記載の一方側にバリを突出
させた金属シートを積層し、該バリを内面側に突出させ
る構成とすることが好ましい(請求項7)。
より両方向にバリを突出させた金属シートを挟んで、そ
の両側表面側に、請求項2に記載の一方側にバリを突出
させた金属シートを積層し、該バリを内面側に突出させ
る構成とすることが好ましい(請求項7)。
【0025】上記請求項6および請求項7に記載の電池
電極用基板では、表面側基板に挟まれた中央部の基板と
して、請求項1の方法で製造された凹凸部を設けて厚さ
を大とした基板あるいは請求項3の方法で製造された両
側にバリを突出させて厚さを大とした基板を用いると、
活物質の充填量を大とできる。また、両側表面の基板と
して、請求項2の方法で製造された一方側にのみバリを
突出させた基板を用い、バリを内方に突出させて、外方
にバリを突出させないようにすることができる。
電極用基板では、表面側基板に挟まれた中央部の基板と
して、請求項1の方法で製造された凹凸部を設けて厚さ
を大とした基板あるいは請求項3の方法で製造された両
側にバリを突出させて厚さを大とした基板を用いると、
活物質の充填量を大とできる。また、両側表面の基板と
して、請求項2の方法で製造された一方側にのみバリを
突出させた基板を用い、バリを内方に突出させて、外方
にバリを突出させないようにすることができる。
【0026】特に、請求項1の方法からなる基板は細か
い凹凸部を密に有するため、この凹凸部に囲まれた空間
に活物質を充填することで、活物質の充填量を多くする
ことができると共に、活物質の保持力を大とできる。こ
のように、1枚の金属シートにおいても活物質の塗着量
を多くできる上、これら金属シートを複数枚積層してい
るため、さらに、活物質の充填量を多くできる。しか
も、電池電極用基板の厚さを金属シートの積層枚数を調
整するだけで、容易に調整でき、必要量の活物質を充填
出来る電池電極用基板とすることができる。
い凹凸部を密に有するため、この凹凸部に囲まれた空間
に活物質を充填することで、活物質の充填量を多くする
ことができると共に、活物質の保持力を大とできる。こ
のように、1枚の金属シートにおいても活物質の塗着量
を多くできる上、これら金属シートを複数枚積層してい
るため、さらに、活物質の充填量を多くできる。しか
も、電池電極用基板の厚さを金属シートの積層枚数を調
整するだけで、容易に調整でき、必要量の活物質を充填
出来る電池電極用基板とすることができる。
【0027】上記金属シートとして、金属箔あるいは/
および金属粉末をシート状に圧延して形成したものから
なるものを用いることが好ましい(請求項8)。即ち、
金属箔としては、ニッケル箔、銅箔、アルミ箔等が好適
に用いられる。
および金属粉末をシート状に圧延して形成したものから
なるものを用いることが好ましい(請求項8)。即ち、
金属箔としては、ニッケル箔、銅箔、アルミ箔等が好適
に用いられる。
【0028】上記金属粉末をシート状に圧延して形成す
る金属シートとして、本出願人の先行出願に係わる特願
平8−122534号に開示している金属粉末をパター
ンローラで圧延して形成した金属シートが好適に用いら
れる。該金属シートは、一対の圧延ローラのうち、一方
のローラの外周面に対して金属粉末を供給したのち、一
対の圧延ローラの回転で、圧延ローラの外周面上の金属
粉末を直接圧延して薄肉の金属シートとしているもので
ある。
る金属シートとして、本出願人の先行出願に係わる特願
平8−122534号に開示している金属粉末をパター
ンローラで圧延して形成した金属シートが好適に用いら
れる。該金属シートは、一対の圧延ローラのうち、一方
のローラの外周面に対して金属粉末を供給したのち、一
対の圧延ローラの回転で、圧延ローラの外周面上の金属
粉末を直接圧延して薄肉の金属シートとしているもので
ある。
【0029】上記金属シートは、Ni,Al、Cu、F
e、Ag、Zn,Sn,Pb,Sb,Ti,In,V,
Cr,Co,C,Ca,Mo,Au,P,W,Rh、M
n,B,Si,Ge,Se,Ln,Ga,Sh,Irあ
るいはこれらの合金からなるものが好ましい(請求項
9)。
e、Ag、Zn,Sn,Pb,Sb,Ti,In,V,
Cr,Co,C,Ca,Mo,Au,P,W,Rh、M
n,B,Si,Ge,Se,Ln,Ga,Sh,Irあ
るいはこれらの合金からなるものが好ましい(請求項
9)。
【0030】上記請求項1に記載の方法により製造され
た電池電極用基板において、凹部間および凸部間のピッ
チは0.5mm〜2.0mmであり、凸部及び凹部の高
さは0.1mm〜2mmとすることが好ましい(請求項
10)。
た電池電極用基板において、凹部間および凸部間のピッ
チは0.5mm〜2.0mmであり、凸部及び凹部の高
さは0.1mm〜2mmとすることが好ましい(請求項
10)。
【0031】本発明は、さらに、請求項11で、上記請
求項5乃至請求項10のいずれか1項に記載の上記電池
電極用基板の空間に活物質を充填している電池用電極を
提供している。該電極では、金属シートの全面に亙って
密に形成された細かい凹凸部の頂点に孔があけられてい
るため、この孔にも活物質が充填され、しかも、周縁の
バリにより囲まれるため、活物質は剥離、脱落しにくく
なる。
求項5乃至請求項10のいずれか1項に記載の上記電池
電極用基板の空間に活物質を充填している電池用電極を
提供している。該電極では、金属シートの全面に亙って
密に形成された細かい凹凸部の頂点に孔があけられてい
るため、この孔にも活物質が充填され、しかも、周縁の
バリにより囲まれるため、活物質は剥離、脱落しにくく
なる。
【0032】上記活物質中に導電材を含有させもよい
(請求項12)。即ち、上記積層配置した金属シートに
囲まれた活物質充填空間が大きくなると、活物質の充填
量が増大するが、活物質には通常導電材が含有されてい
ないため、導電性が問題となる。よって、活物質充填空
間が大きく、導電性が劣る場合には、活物質中に導電材
を含有させることが好ましい。
(請求項12)。即ち、上記積層配置した金属シートに
囲まれた活物質充填空間が大きくなると、活物質の充填
量が増大するが、活物質には通常導電材が含有されてい
ないため、導電性が問題となる。よって、活物質充填空
間が大きく、導電性が劣る場合には、活物質中に導電材
を含有させることが好ましい。
【0033】さらにまた、本発明は、上記請求項11あ
るいは請求項12に記載の電池用電極を備えた電池を提
供している。該電極は厚みが大で活物質の充填量を多く
できるため、特に、電気自動車用の電源用電池として好
適に用いられる。
るいは請求項12に記載の電池用電極を備えた電池を提
供している。該電極は厚みが大で活物質の充填量を多く
できるため、特に、電気自動車用の電源用電池として好
適に用いられる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図5は第1実施形態を示
し、第1実施形態の電池電極用基板Sは、厚さ10μm
〜100μm(本実施形態では15μm)のニッケル箔
をエンボス加工で全面にわたって凹凸部を設けた金属シ
ート1を多数枚積層した構成からなる。
参照して説明する。図1乃至図5は第1実施形態を示
し、第1実施形態の電池電極用基板Sは、厚さ10μm
〜100μm(本実施形態では15μm)のニッケル箔
をエンボス加工で全面にわたって凹凸部を設けた金属シ
ート1を多数枚積層した構成からなる。
【0035】上記各金属シート1の製造方法は図2に示
すように、エンボスロール20A、20B、20cの間
に薄肉な平板形状の金属シート1’を通過させていくこ
とにより形成している。上記エンボスロール20A〜2
0Cは、夫々外周面の全面にわたって角錐形状の細かい
凸部21を密に設け、これら凸部21の間を角錐形状に
凹んだ凹部22としている。上記金属シート1’は、ま
ず、互いに逆方向に回転するエンボスロール20Aと2
0Bの間に通すと、金属シート1’を挟んで、エンボス
20A側の凹部22にエンボスロール20B側の凸部2
1が嵌まりこんで、その間の金属シート1’に角錐形状
に突出した凸部2と角錐形状に凹んだ凹部3が形成され
る。ついで、エンボスロール20Bと20Cの間を金属
シート1’が通ると、上記凸部2の箇所には凸部が形成
されるようにエンボスロール20Bと20Cの凹凸部が
嵌合し、同様に、凹部3の箇所には凹部が形成されるよ
うにエンボスロール20Bと20Cとが嵌合する。この
ように、2度にわたって凹凸部を形成することにより、
図3に示す、角錐形状の凸部2と凹部3とが明確に設け
られた金属シート1に製造される。
すように、エンボスロール20A、20B、20cの間
に薄肉な平板形状の金属シート1’を通過させていくこ
とにより形成している。上記エンボスロール20A〜2
0Cは、夫々外周面の全面にわたって角錐形状の細かい
凸部21を密に設け、これら凸部21の間を角錐形状に
凹んだ凹部22としている。上記金属シート1’は、ま
ず、互いに逆方向に回転するエンボスロール20Aと2
0Bの間に通すと、金属シート1’を挟んで、エンボス
20A側の凹部22にエンボスロール20B側の凸部2
1が嵌まりこんで、その間の金属シート1’に角錐形状
に突出した凸部2と角錐形状に凹んだ凹部3が形成され
る。ついで、エンボスロール20Bと20Cの間を金属
シート1’が通ると、上記凸部2の箇所には凸部が形成
されるようにエンボスロール20Bと20Cの凹凸部が
嵌合し、同様に、凹部3の箇所には凹部が形成されるよ
うにエンボスロール20Bと20Cとが嵌合する。この
ように、2度にわたって凹凸部を形成することにより、
図3に示す、角錐形状の凸部2と凹部3とが明確に設け
られた金属シート1に製造される。
【0036】さらに、上記エンボスロール20Aと20
B、20Bと20Cの間に金属シート1’を通す時に、
頂点部に押圧力が付加されて穴2a、3aが形成され
る。かつ、これら孔があくことにより、バリ8が穴2
a、3aの周縁に生じ、これらバリ8は穴2a、3aの
周縁より外向きに突出する。これら孔2a、3aはエン
ボスロール20Aと20B、20Bと20Cにより2度
にわたって同一箇所に押圧力を負荷するために、最も押
圧力が負荷される各凹凸部の頂点に確実に孔があけら
れ、孔の周縁よりバリを発生させることができる。
B、20Bと20Cの間に金属シート1’を通す時に、
頂点部に押圧力が付加されて穴2a、3aが形成され
る。かつ、これら孔があくことにより、バリ8が穴2
a、3aの周縁に生じ、これらバリ8は穴2a、3aの
周縁より外向きに突出する。これら孔2a、3aはエン
ボスロール20Aと20B、20Bと20Cにより2度
にわたって同一箇所に押圧力を負荷するために、最も押
圧力が負荷される各凹凸部の頂点に確実に孔があけら
れ、孔の周縁よりバリを発生させることができる。
【0037】上記のように、金属シート1には、図3
(A)(B)に示すように、上方に突出させた四角錐状
の上向き凸部2と、下向き突出させた四角錐状の凹部
(下向き凸部)3とが、縦横方向に交互に形成されてい
る。図3(B)中、凹部3の部分は斜線で示している。
即ち、凸部2の周囲を凹部3で囲むと同時に、凹部3を
凸部2で囲む構造として連続させ、金属シート1の全体
が、凹凸部2、3のみで構成された構造となる。
(A)(B)に示すように、上方に突出させた四角錐状
の上向き凸部2と、下向き突出させた四角錐状の凹部
(下向き凸部)3とが、縦横方向に交互に形成されてい
る。図3(B)中、凹部3の部分は斜線で示している。
即ち、凸部2の周囲を凹部3で囲むと同時に、凹部3を
凸部2で囲む構造として連続させ、金属シート1の全体
が、凹凸部2、3のみで構成された構造となる。
【0038】さらに、図2に示すエンボス加工時に、凸
部2、凹部3の頂点部分が破断されて、各凸部2、凹部
3の頂点にそれぞれ穴2a、3aが形成されていると共
に、これらの穴2a、3aの周縁にバリ8が外向きに拡
がった状態となっている。
部2、凹部3の頂点部分が破断されて、各凸部2、凹部
3の頂点にそれぞれ穴2a、3aが形成されていると共
に、これらの穴2a、3aの周縁にバリ8が外向きに拡
がった状態となっている。
【0039】即ち、エンボス加工により凹凸部の形成、
これら凹凸部の頂点の穴あけ加工と、穴周縁からバリ8
を突設することが1度の加工でなされている。
これら凹凸部の頂点の穴あけ加工と、穴周縁からバリ8
を突設することが1度の加工でなされている。
【0040】本実施形態では、凸部2の間のピッチ(同
じく凹部3の間のピッチ)は0.7mm、凸部2の高さ
及び凹部3の深さも0.7mmとし、凸部2と凹部3と
を合わせた全体の厚さを1.4mmとしている。
じく凹部3の間のピッチ)は0.7mm、凸部2の高さ
及び凹部3の深さも0.7mmとし、凸部2と凹部3と
を合わせた全体の厚さを1.4mmとしている。
【0041】上記金属シート1を図1に示すように上下
に積層すると、バリ8が上下で絡み合い、これらバリを
融着(あるいは溶接)して確実に固着して、上下に積層
する金属シート1が一体化する。特に、上記凸部2およ
び凹部3は0.7mmピッチで設けてあり、ピッチが非
常に小さいと共に、かつ、凸部2および凹部3の高さも
0.7mmで非常に小さいため、上下積層した状態で
は、凸部同士および凹部同士は一致しにくく、しかも凹
凸部の頂点にバリ8が突出しているため、上下積層する
金属シート1が密着して積層されることはなく、図1に
示す状態となって、多数の空間4が形成される。
に積層すると、バリ8が上下で絡み合い、これらバリを
融着(あるいは溶接)して確実に固着して、上下に積層
する金属シート1が一体化する。特に、上記凸部2およ
び凹部3は0.7mmピッチで設けてあり、ピッチが非
常に小さいと共に、かつ、凸部2および凹部3の高さも
0.7mmで非常に小さいため、上下積層した状態で
は、凸部同士および凹部同士は一致しにくく、しかも凹
凸部の頂点にバリ8が突出しているため、上下積層する
金属シート1が密着して積層されることはなく、図1に
示す状態となって、多数の空間4が形成される。
【0042】上記金属シート1を積層した電池電極用基
板Sは、各金属シート1の角錐形状の凸部2および凹部
3に周囲が囲まれると共に、上下開口面が隣接配置する
金属シート1により囲まれる上記空間4が形成され、か
つ、これら空間4は凸部2および凹部3の頂点の穴2
a、3aにより相互に連通した状態となる。このよう
に、厚さが大きく、かつ、内部に金属シート1からなる
壁に囲まれた大きな容積の空間4を多数有する構造の電
池電極用基板Sとすることができる。
板Sは、各金属シート1の角錐形状の凸部2および凹部
3に周囲が囲まれると共に、上下開口面が隣接配置する
金属シート1により囲まれる上記空間4が形成され、か
つ、これら空間4は凸部2および凹部3の頂点の穴2
a、3aにより相互に連通した状態となる。このよう
に、厚さが大きく、かつ、内部に金属シート1からなる
壁に囲まれた大きな容積の空間4を多数有する構造の電
池電極用基板Sとすることができる。
【0043】上記構成の電極用基板Sに活物質5を充填
する時、凸部2、凹部3の頂点に穴2a、3aがあけら
れているため、これら穴2a、3aを通して活物質を積
層した内部の空間4にスムーズに充填することができ
る。即ち、図4に示す構造の電池電極板を形成すること
ができる。
する時、凸部2、凹部3の頂点に穴2a、3aがあけら
れているため、これら穴2a、3aを通して活物質を積
層した内部の空間4にスムーズに充填することができ
る。即ち、図4に示す構造の電池電極板を形成すること
ができる。
【0044】上記したように、金属シート1の積層態様
は、図1に限定されず、図5に示すように、下層の金属
シート1の凸部2に上層の金属シート1の凸部2が配置
された状態であっても、下層の金属層1の凸部2の上端
穴2aの周縁バリ8と、上層の金属層1の対応する凸部
2に隣接する凹部3の下端穴3aの周縁バリ8とが絡み
合って、これらバリ同士を融着あるいは溶接することに
より、上下に積層する金属シート1を一体化できる。
は、図1に限定されず、図5に示すように、下層の金属
シート1の凸部2に上層の金属シート1の凸部2が配置
された状態であっても、下層の金属層1の凸部2の上端
穴2aの周縁バリ8と、上層の金属層1の対応する凸部
2に隣接する凹部3の下端穴3aの周縁バリ8とが絡み
合って、これらバリ同士を融着あるいは溶接することに
より、上下に積層する金属シート1を一体化できる。
【0045】上記図1と図5に示す上下金属シートの積
層態様の間、すなわち、凸部2と凹部3とが半ピッチず
れた状態であっても、凹凸部の頂点の穴周縁に突出する
バリ8によって絡み合わせて上下積層体を一体化するこ
とができる。
層態様の間、すなわち、凸部2と凹部3とが半ピッチず
れた状態であっても、凹凸部の頂点の穴周縁に突出する
バリ8によって絡み合わせて上下積層体を一体化するこ
とができる。
【0046】上記第1実施形態ではニッケル箔を用いて
いるが、金属シートとして、圧延ローラを用いて金属粉
末から形成した無垢状の金属シートを用いることも好ま
しい。該金属粉末から金属シートを製造する方法は、図
6に示すように、一対の平ローラからなる圧延ローラ1
1、12を用いて形成している。
いるが、金属シートとして、圧延ローラを用いて金属粉
末から形成した無垢状の金属シートを用いることも好ま
しい。該金属粉末から金属シートを製造する方法は、図
6に示すように、一対の平ローラからなる圧延ローラ1
1、12を用いて形成している。
【0047】即ち、上記ローラ11の上方には、底面に
メッシュ部13aを備えた篩13を振動装置14で支持
して、該振動装置14で篩13を左右振動させ、ふるい
かけながら金属粉末をローラ11の上面に散布するよう
にしている。該篩13には原料ホッパー15より金属粉
末を定量フィダー16へ定量供給している。ローラ11
に直接散布して供給する金属粉末Pとしては、本実施形
態では、直径2〜7μm、形状がスパイク状のニッケル
パウダーを用いている。散布された金属粉末Pは、ロー
ラ11の外周面11bに所定の厚さまで溜まって、一定
厚さの層を形成する。この状態で、一対のローラ11が
ローラ12と当接しながら回転すると、当接部におい
て、パターンローラ11の外周面11b上の金属粉末P
は平ローラ12により圧下荷重15トンで圧縮され、薄
肉の無垢状の金属シート材1’として圧延される。
メッシュ部13aを備えた篩13を振動装置14で支持
して、該振動装置14で篩13を左右振動させ、ふるい
かけながら金属粉末をローラ11の上面に散布するよう
にしている。該篩13には原料ホッパー15より金属粉
末を定量フィダー16へ定量供給している。ローラ11
に直接散布して供給する金属粉末Pとしては、本実施形
態では、直径2〜7μm、形状がスパイク状のニッケル
パウダーを用いている。散布された金属粉末Pは、ロー
ラ11の外周面11bに所定の厚さまで溜まって、一定
厚さの層を形成する。この状態で、一対のローラ11が
ローラ12と当接しながら回転すると、当接部におい
て、パターンローラ11の外周面11b上の金属粉末P
は平ローラ12により圧下荷重15トンで圧縮され、薄
肉の無垢状の金属シート材1’として圧延される。
【0048】上記圧延ローラにより圧延された金属シー
ト材1’は、その後、焼結炉25内に連続搬入し、非酸
化雰囲気中で、温度750℃で、約15分間、加熱して
焼結している。その後、300℃〜400℃に加熱した
平ローラからなる圧延ローラ26と27の間に金属シー
ト1’を通し、加熱しながら、圧下荷重5トンで再度圧
延している。その後、再度、焼結炉28に連続搬入し、
非酸化雰囲気中で、温度1150℃で約15分間焼結
し、さらに、調質圧延ローラ29Aと29Bの間に金属
シート1’を通してレベリングを行い、所要の厚みとし
た後、コイルとして巻き取っている。このコイルより巻
き戻して、上述したエンボス加工を行うことにより、図
2および図3に示す構造とし、ついで、エンボス加工を
行った金属シート1を上下に積層してバリ8を絡み合わ
せ、バリ同士を固着することにより、所要の厚さの電池
電極用基板Sを製造できる。
ト材1’は、その後、焼結炉25内に連続搬入し、非酸
化雰囲気中で、温度750℃で、約15分間、加熱して
焼結している。その後、300℃〜400℃に加熱した
平ローラからなる圧延ローラ26と27の間に金属シー
ト1’を通し、加熱しながら、圧下荷重5トンで再度圧
延している。その後、再度、焼結炉28に連続搬入し、
非酸化雰囲気中で、温度1150℃で約15分間焼結
し、さらに、調質圧延ローラ29Aと29Bの間に金属
シート1’を通してレベリングを行い、所要の厚みとし
た後、コイルとして巻き取っている。このコイルより巻
き戻して、上述したエンボス加工を行うことにより、図
2および図3に示す構造とし、ついで、エンボス加工を
行った金属シート1を上下に積層してバリ8を絡み合わ
せ、バリ同士を固着することにより、所要の厚さの電池
電極用基板Sを製造できる。
【0049】なお、凸部2および凹部3は、第1実施形
態と同様な角錐状の突出部であっても良いし、円錐状の
突出部でも良いことは言うまでもない。
態と同様な角錐状の突出部であっても良いし、円錐状の
突出部でも良いことは言うまでもない。
【0050】図7乃至図9は第2実施形態を示す。該第
2実施形態では、図7に示すように、エンボスロール2
0に表面平滑なゴムロール30A、30Bを対向配置し
て、図8に示すように、平板状の金属シート1’に多数
の穴31をあけ、この穴の周縁31に一方向に突出した
バリ8を設けている。
2実施形態では、図7に示すように、エンボスロール2
0に表面平滑なゴムロール30A、30Bを対向配置し
て、図8に示すように、平板状の金属シート1’に多数
の穴31をあけ、この穴の周縁31に一方向に突出した
バリ8を設けている。
【0051】図7(A)(B)に示すように、エンボス
ロール20とゴムロール30Aとの間に金属シート1’
を通すと、ゴムロール30Aに押圧され、エンボスロー
ル20の凸部21に当る金属シート1’は穴31があけ
られる。かつ、穴31があけられて発生する破断片のバ
リ8はゴムロール30Aの方向に突出して形成される。
よって、穴31の周縁のバリ8は一方向(ゴムローラ
側)に向いた状態に規制される。
ロール20とゴムロール30Aとの間に金属シート1’
を通すと、ゴムロール30Aに押圧され、エンボスロー
ル20の凸部21に当る金属シート1’は穴31があけ
られる。かつ、穴31があけられて発生する破断片のバ
リ8はゴムロール30Aの方向に突出して形成される。
よって、穴31の周縁のバリ8は一方向(ゴムローラ
側)に向いた状態に規制される。
【0052】ついで、エンボスロール20の回転に応じ
て、エンボスロール20と他方のゴムロール30Bの間
に金属シート1’が通過すると、上記エンボスロール2
0の凸部21は再度ゴムロール30Bに押圧され、上記
ゴムロール30Aとの接合であけられた穴31はさらに
確実にあけられ、かつ、バリがゴムロール30B側へと
押し広げられる。
て、エンボスロール20と他方のゴムロール30Bの間
に金属シート1’が通過すると、上記エンボスロール2
0の凸部21は再度ゴムロール30Bに押圧され、上記
ゴムロール30Aとの接合であけられた穴31はさらに
確実にあけられ、かつ、バリがゴムロール30B側へと
押し広げられる。
【0053】上記のように製造された図8に示す金属シ
ート1を、図9に示すように上下に積層し、かつ、下層
の金属シート1ではバリ8を上向きとし、上層の金属シ
ート1のバリ8を下向きとして、上下のバリ8を絡み合
わせ、これら絡み合わせたバリ8を融着あるいは溶接し
て一体化すると、これら上下の金属シート1、1の間に
は空間を形成できる。
ート1を、図9に示すように上下に積層し、かつ、下層
の金属シート1ではバリ8を上向きとし、上層の金属シ
ート1のバリ8を下向きとして、上下のバリ8を絡み合
わせ、これら絡み合わせたバリ8を融着あるいは溶接し
て一体化すると、これら上下の金属シート1、1の間に
は空間を形成できる。
【0054】上記図9に示す構成の電極用基板Sに活物
質5を充填すると、金属シート1の穴31を通して、上
下金属シート1の間の空間4に活物質が充填され、この
充填された活物質5は、両側の金属シート1により確実
に保持される。
質5を充填すると、金属シート1の穴31を通して、上
下金属シート1の間の空間4に活物質が充填され、この
充填された活物質5は、両側の金属シート1により確実
に保持される。
【0055】図10乃至図12は第3実施形態を示す。
該第3実施形態では、図10に示すように、前記図7に
示す第2実施形態の1つのエンボスロール20と2つの
ゴムロール30A、30Bとからなる組を2組設け、第
1組(l)で穴31をあけると共に、該穴の周縁にゴム
ローラ30A側の一方側に突出したバリ8を設けた後、
第2組(ll)で、金属シート1’に別の位置で穴3
1’をあけると共に該穴31’の周縁にゴムローラ30
B側に突出し、上記バリ8とは逆方向に突出させたバリ
8’を設けている。
該第3実施形態では、図10に示すように、前記図7に
示す第2実施形態の1つのエンボスロール20と2つの
ゴムロール30A、30Bとからなる組を2組設け、第
1組(l)で穴31をあけると共に、該穴の周縁にゴム
ローラ30A側の一方側に突出したバリ8を設けた後、
第2組(ll)で、金属シート1’に別の位置で穴3
1’をあけると共に該穴31’の周縁にゴムローラ30
B側に突出し、上記バリ8とは逆方向に突出させたバリ
8’を設けている。
【0056】上記のように製造された図11に示す金属
シート1を、図12に示すように上下に積層すると、下
層のバリ8と上層のバリ8’が絡み合い、この絡み合っ
たバリを融着あるいは溶接を施して一体化し、上下の金
属シート1、1の間に空間が形成する。よって、この電
極用基板Sに活物質5が充填されると、金属シート1の
穴31、31’を通して、上下金属シート1の間の空間
4に活物質が充填され、この充填された活物質5は上下
両側の金属シート1により確実に保持できる。
シート1を、図12に示すように上下に積層すると、下
層のバリ8と上層のバリ8’が絡み合い、この絡み合っ
たバリを融着あるいは溶接を施して一体化し、上下の金
属シート1、1の間に空間が形成する。よって、この電
極用基板Sに活物質5が充填されると、金属シート1の
穴31、31’を通して、上下金属シート1の間の空間
4に活物質が充填され、この充填された活物質5は上下
両側の金属シート1により確実に保持できる。
【0057】上記第1乃至第3実施形態の電極用基板S
は、いずれも、同種の金属シート1を積層しているが、
図13(A)乃至(C)に示すように、第1実施形態の
方法で製造した凹凸および穴とバリを有する金属シート
1A、第2実施形態の方法で製造した穴と一方向のバリ
を有する金属シート1B、第3実施形態の方法で製造し
た穴と両方向にバリを有する金属シート1Cとを組あわ
せて、1つの厚幅の電極用基板Sとしている。
は、いずれも、同種の金属シート1を積層しているが、
図13(A)乃至(C)に示すように、第1実施形態の
方法で製造した凹凸および穴とバリを有する金属シート
1A、第2実施形態の方法で製造した穴と一方向のバリ
を有する金属シート1B、第3実施形態の方法で製造し
た穴と両方向にバリを有する金属シート1Cとを組あわ
せて、1つの厚幅の電極用基板Sとしている。
【0058】即ち、図13(A)に示す電極用基板S
は、第1実施形態の金属シート1Aを挟んで、第2実施
形態の金属シート1Bを上下両側に配置し、これら金属
シート1Bのバリ8を内側に向けて、外側に突出させな
いようにしている。
は、第1実施形態の金属シート1Aを挟んで、第2実施
形態の金属シート1Bを上下両側に配置し、これら金属
シート1Bのバリ8を内側に向けて、外側に突出させな
いようにしている。
【0059】図13(B)に示す電極用基板Sは、第3
実施形態の金属シート1Cを2枚積層し、その上下両側
に第2実施形態の金属シート1Bを配置し、これら金属
シート1Bのバリ8を内側に向けて、外側に突出させな
いようにしている。
実施形態の金属シート1Cを2枚積層し、その上下両側
に第2実施形態の金属シート1Bを配置し、これら金属
シート1Bのバリ8を内側に向けて、外側に突出させな
いようにしている。
【0060】図13(C)は中央部に第1実施形態の金
属シート1Aを配置し、その両側に第3実施形態の金属
シート1Cを配置し、さらに、その両側の最外側に実施
形態2の金属シート1Bを配置している。この最外側の
金属シート1Bはバリ8を内側に向けて、外側に突出さ
せないようにしている。
属シート1Aを配置し、その両側に第3実施形態の金属
シート1Cを配置し、さらに、その両側の最外側に実施
形態2の金属シート1Bを配置している。この最外側の
金属シート1Bはバリ8を内側に向けて、外側に突出さ
せないようにしている。
【0061】また、エンボスロールによって製造する金
属シート1の形状も、図14に示すように、穴31の周
縁に設けるバリ8をアトランダムに方向を変えて設けて
も良いことは言うまでもない。
属シート1の形状も、図14に示すように、穴31の周
縁に設けるバリ8をアトランダムに方向を変えて設けて
も良いことは言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わる電池電極用基板の製造方法では、エンボス加工
用のロールを用いることにより、微細な穴を密に多数設
けて、しかも、これら穴の穿設と同時に穴の周縁にバリ
を発生させることができる。よって、細かい孔が密に設
けられた形態で開孔率が大きく、かつ、細かく発生した
バリの占有率が高い電池電極用基板を1回の加工工程で
簡単に製造することができる。
に係わる電池電極用基板の製造方法では、エンボス加工
用のロールを用いることにより、微細な穴を密に多数設
けて、しかも、これら穴の穿設と同時に穴の周縁にバリ
を発生させることができる。よって、細かい孔が密に設
けられた形態で開孔率が大きく、かつ、細かく発生した
バリの占有率が高い電池電極用基板を1回の加工工程で
簡単に製造することができる。
【0063】特に、請求項1に記載の方法では、凹凸部
を同時に設けて、これら凹凸部の頂点に穴をあけ、該穴
の周縁にバリを設けることができ、見かけ上の厚さを、
凹凸とバリとの両方で大きくして、活物質の充填量を増
大できる電池電極用基板を簡単に製造することができ
る。具体的には、偏平状の金属シートの板厚の3倍から
500倍と非常に厚いものとすることができる。
を同時に設けて、これら凹凸部の頂点に穴をあけ、該穴
の周縁にバリを設けることができ、見かけ上の厚さを、
凹凸とバリとの両方で大きくして、活物質の充填量を増
大できる電池電極用基板を簡単に製造することができ
る。具体的には、偏平状の金属シートの板厚の3倍から
500倍と非常に厚いものとすることができる。
【0064】本発明に係わる方法で製造した基板を積層
すると、バリが絡み合い、これら絡みあったバリ同士を
融着あるいは溶接で簡単に一体化することができ、簡単
に一体化した積層構造の電池電極用基板を製造できる。
また、積層枚数を調整することにより、任意の厚さとす
ることができる。
すると、バリが絡み合い、これら絡みあったバリ同士を
融着あるいは溶接で簡単に一体化することができ、簡単
に一体化した積層構造の電池電極用基板を製造できる。
また、積層枚数を調整することにより、任意の厚さとす
ることができる。
【0065】上記製造方法により製造された電池電極用
基板は、1枚のシートからなる単体のものであっても、
多数の微小な穴を密に有し、これら穴に活物質が充填さ
れるため、脱落は発生しにくく、しかも、穴の周縁にバ
リがあり、これらバリの占有率も大であるため、シート
両面に塗着した活物質もバリにより保持されて、脱落が
発生しにくい。
基板は、1枚のシートからなる単体のものであっても、
多数の微小な穴を密に有し、これら穴に活物質が充填さ
れるため、脱落は発生しにくく、しかも、穴の周縁にバ
リがあり、これらバリの占有率も大であるため、シート
両面に塗着した活物質もバリにより保持されて、脱落が
発生しにくい。
【0066】特に、複数のシートを積層した基板では、
シートの間の空間に充填された活物質は、シートで挟持
されるため、活物質の脱落は発生しない。しかも、積層
枚数を増加すると、所要の厚さを有する基板とすること
ができ、かつ、この厚みの大なる基板にはシート間に空
間があるため、活物質の充填量を飛躍的に増大させるこ
とができる。よって、従来の平板状の金属シートと比較
して、活物質の厚さ方向は大となり、集電能力をアップ
して急速充放電が可能となる。
シートの間の空間に充填された活物質は、シートで挟持
されるため、活物質の脱落は発生しない。しかも、積層
枚数を増加すると、所要の厚さを有する基板とすること
ができ、かつ、この厚みの大なる基板にはシート間に空
間があるため、活物質の充填量を飛躍的に増大させるこ
とができる。よって、従来の平板状の金属シートと比較
して、活物質の厚さ方向は大となり、集電能力をアップ
して急速充放電が可能となる。
【0067】活物質の充填時には、シート間の空間が穴
を通して連通されているため、活物質をスムーズに充填
していくことができる。
を通して連通されているため、活物質をスムーズに充填
していくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の電池電極用基板の断
面図である。
面図である。
【図2】 第1実施形態の基板を構成する各金属シート
の製造方法を示し、(A)は概略全体図、(B)は要部
拡大図である。
の製造方法を示し、(A)は概略全体図、(B)は要部
拡大図である。
【図3】 第1実施形態の電池電極用基板を構成する金
属シートに設ける凹凸部の形状を説明するための図面で
あって、(A)は斜視図、(B)は平面図である。
属シートに設ける凹凸部の形状を説明するための図面で
あって、(A)は斜視図、(B)は平面図である。
【図4】 第1実施形態の電池電極用基板に活物質を充
填して電極とした状態の断面図である。
填して電極とした状態の断面図である。
【図5】 第1実施形態と金属シートの積層態様を変え
た場合を示す断面図である。
た場合を示す断面図である。
【図6】 金属粉末シートの製造工程を示す図面であ
る。
る。
【図7】 第2実施形態の製造方法を示す概略図であ
る。
る。
【図8】 第2実施形態で製造された基板を示す断面図
である。
である。
【図9】 第2実施形態の基板を積層した状態を示す断
面図である。
面図である。
【図10】 第3実施形態の製造方法を示す概略図であ
る。
る。
【図11】 第3実施形態で製造された基板を示す断面
図である。
図である。
【図12】 第3実施形態の基板を積層した状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図13】 (A)(B)(C)は積層形態の変形例を
示す概略断面図である。
示す概略断面図である。
【図14】 エンボス加工させる金属シートの変形例を
示す図面である。
示す図面である。
S 電池電極用基板 1 金属シート 2 凸部 3 凹部 2a、3a 穴 4 空間 5 活物質 8 バリ 20(20A〜20C) エンボスロール 30A、30B ゴムロール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】上記金属シートは、Ni,Al、Cu、F
e、Ag、Zn,Sn,Pb,Sb,Ti,In,V,
Cr,Co,C,Ca,Mo,Au,P,W,Rh、M
n,B,Si,Ge,Se,La,Ga,Irあるいは
これらの合金からなるものが好ましい(請求項9)。
e、Ag、Zn,Sn,Pb,Sb,Ti,In,V,
Cr,Co,C,Ca,Mo,Au,P,W,Rh、M
n,B,Si,Ge,Se,La,Ga,Irあるいは
これらの合金からなるものが好ましい(請求項9)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】あるいは、上記請求項3に記載の穴の周縁
より両方向にバリを突出させた金属シートを挟んで、そ
の両側表面側に、請求項2に記載の一方側にバリを突出
させた金属シートを積層し、該バリを内面側に突出させ
る構成とすることが好ましい(請求項7)。さらに、バ
リを突出させた金属シートを2枚重ね、バリを両側外面
に突出させるように積層してもよい。
より両方向にバリを突出させた金属シートを挟んで、そ
の両側表面側に、請求項2に記載の一方側にバリを突出
させた金属シートを積層し、該バリを内面側に突出させ
る構成とすることが好ましい(請求項7)。さらに、バ
リを突出させた金属シートを2枚重ね、バリを両側外面
に突出させるように積層してもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】上記のように製造された図11に示す金属
シート1を、図12に示すように上下に積層すると、下
層のバリ8と上層のバリ8’が絡み合い、この絡み合っ
たバリを融着あるいは溶接を施して一体化し、上下の金
属シート1、1の間に空間が形成する。よって、この電
極用基板Sに活物質5が充填されると、金属シート1の
穴31、31’を通して、上下金属シート1の間の空間
4に活物質が充填され、この充填された活物質5は上下
両側の金属シート1により確実に保持できる。なお、同
一方向にバリを突出させた2枚の金属シートを、バリを
両側外面に突出させるように金属シート同士を重ねる構
成としてもよい。この場合、外側へ突出したバリ8、8
の間に活物質を充填して、保持させることができる。
シート1を、図12に示すように上下に積層すると、下
層のバリ8と上層のバリ8’が絡み合い、この絡み合っ
たバリを融着あるいは溶接を施して一体化し、上下の金
属シート1、1の間に空間が形成する。よって、この電
極用基板Sに活物質5が充填されると、金属シート1の
穴31、31’を通して、上下金属シート1の間の空間
4に活物質が充填され、この充填された活物質5は上下
両側の金属シート1により確実に保持できる。なお、同
一方向にバリを突出させた2枚の金属シートを、バリを
両側外面に突出させるように金属シート同士を重ねる構
成としてもよい。この場合、外側へ突出したバリ8、8
の間に活物質を充填して、保持させることができる。
Claims (13)
- 【請求項1】 外周面に凹凸部を設けた一対のエンボス
加工用の回転ローラの間に、薄肉の金属シートを通し
て、金属シートの全面に凹凸部を設け、該凹凸部加工時
の押圧力により凹凸部の各頂点に穴をあけると共に、該
穴の周縁より外方へ突出するバリを発生させている電池
電極用基板の製造方法。 - 【請求項2】 外周面に凹凸部を設けたエンボス加工用
のローラと外周面が平滑なゴムローラとからなる一対の
回転ローラの間に、薄肉の金属シートを通し、上記一方
のローラの凸部にゴムローラが押し付けられることによ
り、上記金属シートに穴をあけると共に該穴の周縁の一
方側に突出するバリを発生させている電池電極用基板の
製造方法。 - 【請求項3】 外周面に凹凸部を設けたエンボス加工用
のローラと外周面が平滑なゴムローラとからなる一対の
回転ローラを2組設け、この2組の回転ローラの間に、
薄肉の金属シートを順次通し、第1組の回転ローラの通
過時に、上記一方のローラの凸部にゴムローラが押し付
けられることにより、上記金属シートに穴をあけると共
に該穴の周縁の一方側に突出するバリを発生させ、つい
で、第2組の回転ローラの通過時に金属シートの他の位
置に穴をあけると共に該穴の周縁より他方側に突出する
バリを発生させている電池電極用基板の製造方法。 - 【請求項4】 上記請求項1、請求項2、請求項3に記
載の穴および該穴の周縁よりバリを発生させた金属シー
トを、同種のもの、あるいは異種のものを積層して、隣
接する下層の金属シートのバリと上層の金属シートのバ
リとを絡み合わせて一体化し、上下隣接する金属シート
の間の空間を上記開口を通して連通している請求項1乃
至請求項3のいずれか1項に記載の電池電極用基板の製
造方法。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
記載の方法により製造された電池電極用基板。 - 【請求項6】 上記請求項4に記載の方法により製造さ
れ、上記請求項1に記載の凹凸部の各頂点に穴を有する
と共に該穴の周縁よりバリを発生させた金属シートを挟
んで、その両側表面側に、請求項2に記載の一方側にバ
リを突出させた金属シートを積層し、該バリを内面側に
突出させている電池電極用基板。 - 【請求項7】 上記請求項4に記載の方法により製造さ
れ、上記請求項3に記載の穴の周縁より両方向にバリを
突出させた金属シートを挟んで、その両側表面側に、請
求項2に記載の一方側にバリを突出させた金属シートを
積層し、該バリを内面側に突出させている電池電極用基
板。 - 【請求項8】 上記金属シートは金属箔あるいは/およ
び金属粉末をシート状に圧延して形成したものからなる
請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の電池電極
用基板。 - 【請求項9】 上記金属シートは、Ni,Al、Cu、
Fe、Ag、Zn,Sn,Pb,Sb,Ti,In,
V,Cr,Co,C,Ca,Mo,Au,P,W,R
h、Mn,B,Si,Ge,Se,Ln,Ga,Sh,
Irあるいはこれらの合金からなる請求項8に記載の電
池電極用基板 - 【請求項10】 上記請求項1に記載の方法により製造
された電池電極板において、凹部間および凸部間のピッ
チは0.5mm〜2.0mmであり、凸部及び凹部の高
さは0.1mm〜2mmである請求項5、6、8、9の
いずれか1項に記載の電池電極用基板。 - 【請求項11】 請求項5乃至請求項10のいずれか1
項に記載の上記電池電極用基板の空間に活物質を充填し
ている電池用電極。 - 【請求項12】 上記活物質中に導電材を含有させてい
る請求項11に記載の電池用電極。 - 【請求項13】 請求項11あるいは請求項12に記載
の電池用電極を備えた電池。
Priority Applications (13)
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JP26301196A JP3481797B2 (ja) | 1996-10-03 | 1996-10-03 | 電池電極用基板の製造方法および電池電極用基板 |
AT97942236T ATE213097T1 (de) | 1996-10-03 | 1997-10-03 | Verfahren zur herstellung eines elektrodensubstrats und batterie elektrodensubstrat |
KR10-1999-7002868A KR100529805B1 (ko) | 1996-10-03 | 1997-10-03 | 전지전극용 기판의 제조방법 및 전지전극용 기판 |
EP97942236A EP0964465B1 (en) | 1996-10-03 | 1997-10-03 | Method of manufacturing battery electrode substrate and battery electrode substrate |
US09/269,708 US6455201B1 (en) | 1996-10-03 | 1997-10-03 | Method of manufacturing battery electrode substrate and battery electrode substrate |
CN97198550A CN1130785C (zh) | 1996-10-03 | 1997-10-03 | 电池电极用基板的制造方法及电池电极用基板 |
CA002267209A CA2267209A1 (en) | 1996-10-03 | 1997-10-03 | Method of manufacturing battery electrode substrate and battery electrode substrate |
PCT/JP1997/003543 WO1998015021A1 (en) | 1996-10-03 | 1997-10-03 | Method of manufacturing battery electrode substrate and battery electrode substrate |
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US10/216,795 US6682852B2 (en) | 1996-10-03 | 2002-08-13 | Method of manufacturing battery electrode substrate and battery electrode substrate |
US10/216,825 US20040079130A1 (en) | 1996-10-03 | 2002-08-13 | Method of manufacturing battery electrode substrate and battery electrode substrate |
US10/216,823 US6869728B2 (en) | 1996-10-03 | 2002-08-13 | Method of manufacturing battery electrode substrate and battery electrode substrate |
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10106580A true JPH10106580A (ja) | 1998-04-24 |
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Family
ID=17383657
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US (5) | US6455201B1 (ja) |
EP (1) | EP0964465B1 (ja) |
JP (1) | JP3481797B2 (ja) |
KR (1) | KR100529805B1 (ja) |
CN (1) | CN1130785C (ja) |
AT (1) | ATE213097T1 (ja) |
CA (1) | CA2267209A1 (ja) |
DE (1) | DE69710370T2 (ja) |
WO (1) | WO1998015021A1 (ja) |
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US6994902B2 (en) | 2002-12-17 | 2006-02-07 | Hitachi Maxell, Ltd. | Metallic porous body |
US7332245B2 (en) | 2002-06-21 | 2008-02-19 | Hitachi Maxell Ltd. | Electrode for electrochemical devices and battery using the same |
JP2008091035A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Hitachi Cable Ltd | リチウムイオン二次電池用負極およびその製造方法 |
WO2011049153A1 (ja) * | 2009-10-23 | 2011-04-28 | エス・イー・アイ株式会社 | リチウム二次電池およびリチウム二次電池用集電箔の製造方法、ならびにリチウム二次電池用集電箔 |
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