JPH10105309A - マイクロコントローラを有する電子装置のバス相互接続した動作のための装置及びその利用 - Google Patents

マイクロコントローラを有する電子装置のバス相互接続した動作のための装置及びその利用

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JPH10105309A
JPH10105309A JP9110000A JP11000097A JPH10105309A JP H10105309 A JPH10105309 A JP H10105309A JP 9110000 A JP9110000 A JP 9110000A JP 11000097 A JP11000097 A JP 11000097A JP H10105309 A JPH10105309 A JP H10105309A
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microcontroller
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ペーテル・ハンフ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 動作休止状態又は縮小動作能力状態ではでき
るだけエネルギー消費を少なくする一方、通常の動作能
力をきわめて迅速に展開すること。 【解決手段】 装置は、上位の電位から給電可能であり
かつ両方のバス線とバスプロトコルモジュールとの間の
信号レーンに配置されかつ少なくとも2つの動作モード
“送信及び受信(NORMAL)”及び“睡眠(SLE
EP)”の可能な半導体回路を有し、入力端子又はバス
から目ざまし信号を認識した後に投入信号(ENA/N
INH)を制御出力端子に供給し、また動作モード“睡
眠”においてしゃ断信号(NENA/INH)を送出す
る。上位の電位から給電可能な電圧調整器を有し、この
電圧調整器は投入信号を加えた際に投入され、かつしゃ
断信号を加えた際にしゃ断されているようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2線バスを介して
別の装置との通信を実行するためにマイクロコントロー
ラ(21)及びバスプロトコルモジュールを含む、電子
装置のバス相互接続した動作のための装置、及びその利
用に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば工業設備及び交通手段における、
例えば自動車におけるバス相互接続された電子装置の増
大する数は、動作のために所定の電気エネルギー量しか
しか利用できない場合、例えば交通手段の動作バッテリ
ーから又は処理状態データ等の緊急維持のための製造設
備の補助バッテリーからしか利用できない場合、十分に
確実な又は十分に長い動作能力に関する問題を必然的に
推測させる。電流消費量を制限するために、所定の動作
段階において不必要な装置をしゃ断することは周知であ
る。
【0003】例えば本出願人により市販される車両によ
れば、自動車内において車両の停止状態において電流消
費がじゃまになる制御装置に、点火/始動スイッチの端
子から電流を供給することは公知である。点火/始動キ
ーを引抜いた際、これらは、車載電源から除外される。
車両機関の不動作の際にも動作能力を断念することがで
きない装置は、永続給電する端子30から電流を供給さ
れる。
【0004】しかしながらこのような永続給電されるそ
れぞれの装置の電圧調整器だけでもほぼ500μA、バ
スと電子装置の間のトランシーバ(受信弁別器と最終
段)の不動作電流需要がほぼ150μA、かつそれぞれ
の装置周辺機器(例えば分圧器、センサ電流源等)の不
動作電流需要がそれぞれほぼ500μAであることを前
提とすれば、それぞれの装置に対して1mA以上の総合
不動作電流需要が結果として生じる。
【0005】バス相互接続された制御装置を有する自動
車の例において、例えば30のこのような装置が存在す
る場合、これは、少なくとも30mAの総合不動作電流
需要を意味する。自動車においてこのことは、次のよう
な結果になる。すなわち不動作状態にある自動車は、そ
のバッテリーの永続的な放電のために、ほぼ3−4週間
後にもはやスタートすることができない。他方において
その結果、例えば別の大陸に船舶輸送しようとする相応
する自動車において、受取り場所におけるその始動能力
を確保するため、船舶輸送前に、車載電源網からバッテ
リーの切離しを行なうことが必要である。
【0006】同様な問題は、まれにしか使用されずかつ
その技術的目的装備がバス相互接続された技術的補助利
用のための商用車においても生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】それ故に本発明の課題
は、装置を制限されたエネルギー貯蔵量により縮小され
た動作能力を有する動作状態にできるだけ長く維持する
ことを可能にする、マイクロコントローラを有する電子
装置のバス相互接続した動作のための装置を提案するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、初めに述べ
たような装置において次のようにして解決される。すな
わち装置が: −上位の電位から給電可能でありかつ両方のバス線とバ
スプロトコルモジュールとの間の信号流レーンに配置さ
れかつマイクロコントローラの状態信号に依存して2つ
の動作モード、すなわち −“送信及び受信”(NORMAL)、 −“睡眠”(SLEEP) の可能な半導体回路を有し、この半導体回路が: −出力端子がバスプロトコルモジュールの受信入力端子
と連絡しかつ両方のバス線に接続された受信手段、及び
入力端子がバスプロトコルモジュールの送信出力端子と
連絡する送信最終段を含みかつ両方のバス線に接続され
た送信手段を有し、 −入力端子から又はバスから目ざまし信号を認識した後
に投入信号を制御出力端子に供給するため、及び動作モ
ード“睡眠”においてしゃ断信号を送出するために、目
ざまし入力端子を有しかつバスに接続された目ざまし認
識手段及びスイッチ手段を有し: −制御された出力電圧を供給するために上位の電位から
給電可能な電圧調整器を有し、この電圧調整器によっ
て、マイクロコントローラ及びバスプロトコルモジュー
ルに動作エネルギーを供給することができ、その際、電
圧調整器が、半導体回路の前記制御出力端子と連絡する
制御入力端子を有し、かつ投入信号を加えた際に投入さ
れ、かつしゃ断信号を加えた際にしゃ断されているよう
になっている。
【0009】本発明による装置は、バス相互接続された
電子装置に、制限されたエネルギー貯蔵量により不動作
又は縮小された動作能力を有する動作状態にできるだけ
長く維持することを可能にし、これら状態から管理され
た様式できわめて迅速に通常の動作能力を展開すること
ができる。この動作能力は、装置の目ざまし能力及び生
じたバス誤りに関する認識能力を維持するためのバスプ
ロトコル機能及びマイクロコントローラの利用能力を不
要にする。
【0010】本発明によれば、装置は、そのために上位
の電位から給電可能でありかつ両方のバス線とバスプロ
トコルモジュールとの間の信号流レーンに配置されかつ
2つの動作モード、すなわち“送信及び受信”(NOR
MAL)及び“睡眠”(SLEEP)の可能な半導体回
路を有し、この半導体回路が、他方において:出力端子
がバスプロトコルモジュールの受信入力端子と連絡しか
つ両方のバス線に接続された受信手段、及び入力端子が
バスプロトコル機能の送信出力端子と連絡する送信手
段;入力端子から又はバスから目ざまし信号を認識した
後に投入信号(ENA/NINH)を制御出力端子に供
給するため、及び動作モード“睡眠”(SLEEP)に
おいてしゃ断信号(NENA/INH)を送出するため
に、目ざまし入力端子を有しかつバスに接続された目ざ
まし認識手段及びスイッチ手段を有し:制御された出力
電圧を供給するために上位の電位から給電可能な電圧調
整器を有し、この電圧調整蓋によって、マイクロコント
ローラ及びバスプロトコルモジュールに動作エネルギー
を供給することができ、その際、電圧調整器が、半導体
回路の前記制御出力端子と連絡する制御入力端子を有
し、かつ投入信号(ENA/NINH)を加えた際に投
入され、かつしゃ断信号(NENA/INH)を加えた
際にしゃ断されているようになっている。
【0011】特許請求の範囲第2項に記載の具体化によ
れば、調整器は、自律の手段を有し、これら自律手段
は、マイクロコントローラのために動作電圧が供給され
るとすぐに、マイクロコントローラの定義されたスター
トを行なう。
【0012】特許請求の範囲第3項に記載の具体化によ
れば、半導体回路は、両方のバス線を介した通常の通信
様式を害するバス誤りの生じた際に、受信手段に関しか
つ送信手段に関してバスを介した緊急通信のまだ存在す
る最善の可能性のために、マイクロコントローラの援助
なしに設定でき、かつ/又は構成変更でき、かつ/又は
適応できるようになっている。
【0013】特許請求の範囲第4項に記載の装置は、バ
ス加入者数に依存して確定可能な2つの終端要素を含
み、かつその半導体回路は、バス誤り認識手段及び共同
動作するバス終端切換え手段、及び目ざまし又はバス誤
りの場合にマイクロコントローラに送出可能な少なくと
も1つの誤り又は割込み信号(ERR/INT)を準備
するバス誤り及び目ざまし評価手段を含む。
【0014】この具体化は、これに関するソフトウエア
援助がもはや不要なので、目ざまし信号及びバス誤りに
対するとくに迅速な反応を行なうように装置を援助す
る。
【0015】その他の利点は、特許請求の範囲第5ない
し28項に記載の具体化において明らかである。
【0016】特許請求の範囲第5項に記載の具体化は、
マイクロコントローラのための給電電圧の構成後に、電
圧調整器から制御されるリセットにより、正確に定義さ
れた時間の後に半導体回路の動作モードを設定する少な
くとも1つの信号の送出を可能にする。このことは、誤
りがないかどうかに関して初期設定区間、調整器−マイ
クロコントローラをテストするために利用することがで
きる。
【0017】特許請求の範囲第6項に記載の具体化は、
SLEEPモードにおいてバス誤りが存在し又は発生し
た際にも、ハスを介した目ざまし能力がいぜんとしてか
なりの程度まで維持されているという利点を有する。
【0018】特許請求の範囲第7項に記載の具体化は、
きわめて簡単な方法で主要なすべての要素が集積化でき
るように、故障の場合にも種々の動作モードにおいてバ
ス終端部に影響を及ぼす。
【0019】特許請求の範囲第8項に記載の具体化は、
外部の補助及び保護配線を不要にする。
【0020】特許請求の範囲第9項に記載の具体化は、
装置の固有障害又は固有誤りの存在する際に、バスにお
けるその他の加入者の機能の妨害を防止する。
【0021】特許請求の範囲第10項に記載の具体化
は、送信最終段、その入力信号レーン及び場合によって
はその状態制御部の範囲における誤りによるバス網のラ
ッチアップを防止する。
【0022】特許請求の範囲第11項に記載の具体化
は、誤りの場合にも第2の動作モードにおける電流消費
を減少することができる。
【0023】特許請求の範囲第12項に記載の具体化
は、動作モード“睡眠”(SLEEP)における高い妨
害安全性を引起こす。
【0024】特許請求の範囲第13ないし15項に記載
の具体化は、すべての代用終端部のかなりの集積化可能
性に応じる。
【0025】特許請求の範囲第16項に記載の具体化
は、とりわけバス誤りの迅速な認識能力に関しても装置
の機能を拡張し、かつ装置を装備した電子装置のできる
だけ迅速な起動能力を拡張する。
【0026】特許請求の範囲第17項に記載の具体化
は、上位の給電電位の監視を開発する。
【0027】特許請求の範囲第18項に記載の具体化
は、電源の破壊の種々の外観の詳細な解析及びこれへの
反応を可能にする。
【0028】特許請求の範囲第19項に記載の具体化
は、相応する半導体回路の簡単な集積化及びその端子数
の減少に応じる。
【0029】特許請求の範囲第20項に記載の具体化
は、その電源からの電子装置の端子外れの検出の実現を
可能にする。
【0030】特許請求の範囲第21及び22項に記載の
具体化は、動作電圧の故障の際又は装置の意図的なしゃ
断の際に、バスが管理できない負荷を負わされないこと
を保証する。このことは、電源故障の際又は装置のしゃ
断の際に、妨害されないバス通信を維持するために役立
つ。
【0031】特許請求の範囲第23項に記載の具体化
は、バス通信の必要なく、バス誤りに対する本装置を装
備したそれぞれの装置のできるだけ迅速な自律の応答を
保証する。
【0032】特許請求の範囲第24項によれば、そのた
め考慮された構成変更は、通知損失を完全に排除するよ
うに行なうことができる。
【0033】特許請求の範囲第25項に記載の具体化
は、とくに誤りの場合に、装置の高い電磁協調性及び高
い妨害抑圧を援助する。
【0034】特許請求の範囲第26項に記載の構成にお
いて、装置に含まれた半導体回路は、設計の編集によっ
てその他の半導体回路機能とともに半導体チップ上に任
意に製造されている。
【0035】特許請求の範囲第27及び28項に記載の
具体化は、相応する装置の製造コストに関する、かつそ
の構成大きさ及びその重量に関する利点を開発する。
【0036】特許請求の範囲第29項は、交通手段にお
ける装置の利用に関する。
【0037】したがって全体として、装置は、バスから
の受信のために必要なすべての信号弁別器及び送信のた
めに必要なバス線ドライバ(すなわち送信最終段)、及
び実時間バス誤り認識及び処理を行なうすべての手段
を、1つの半導体回路内に集中することを可能にし、し
たがってこの半導体回路は、当該の装置のバスプロトコ
ルチップ又はバスプロトコル機能とそのマイクロコント
ローラと例えばCAN規格にしたがって構成されたバス
の2つの線との間のフィジカルレイヤーを表わしてい
る。これは、差動2線動作モードから、単線だけの、例
えばアースを介したものへの移行のために、受信及び送
信手段の誤りの場合のような構成変更のためと同様に、
可能なバス誤りの認識のためのマイクロコントローラの
動作を不要にする。
【0038】装置の機能自律性により、ソフトウエア援
助されたかつそれ故に比較的ゆっくりとしたかつとりわ
けバスプロトコル機能を必要とするバスにおけるテスト
は、省略することができる。このことは、バス誤りの生
じた場合における相応するネットワークの反応の速度に
役立つ(通知損失の防止)。
【0039】バスプロトコルチップは、電流節約のため
に当該の電子装置をしゃ断しようとするとき、バスの誤
り監視に関してもはや何の機能も果たさなくてよい。こ
のことは、電流節約の観点から当該の装置を不動作にし
ようとするとき、通常のバスプロトコルチップ又は相応
するプロトコル機能を一緒にしゃ断することができるこ
とに関する前提である。バスプロトコル機能をしゃ断で
きることの結果、当該の装置の電圧調整器のそれにより
開発されたしゃ断可能性により、かなりの電流節約の結
果になる。本発明による装置の不動作電流をカバーする
だけでよい。
【0040】装置は、当該の電子装置の電圧調整器にお
けるこの不動作電流を、直接上位の給電バスバーから−
したがって例えば自動車の中央車載電源端子から受取
る。それぞれの電位へのその接続のために、さらに装置
は、誤りの場合にバスを切離す/そのままにする趣旨
で、一様にこの給電電位の評価又は電圧調整器の正規の
機能の管理を行なうことができる。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に示し、か
つ以下の説明において詳細に説明する。
【0042】図1によれば、装置は、任意の技術及び構
成にして実現される集積半導体回路100、及び投入及
びしゃ断可能な電子電圧調整器20を含み、この電圧調
整器は、通常のように相応する電子装置内に含まれる電
圧調整器の代わりになる。
【0043】半導体回路100は、ここでは図式的に従
来の意味における集積構成要素として記号化されてい
る。これは、実際にも構成することができる。しかしそ
れにもかかわらずその際、モノリシック半導体チップ上
の装置を取扱うことができ、この装置は、ここでは例え
ば一層かさばる構成部分として例えば標準セルの様式で
保管されている。本発明の枠は、いずれの場合にも限定
なく、その間にあるあらゆる具体化形式を含んでいる。
【0044】半導体回路100は、バス線CAN_H及
びCAN_Lと考慮された電子装置のマイクロコントロ
ーラ21に付属のバスプロトコルモジュール22との間
に接続されており、したがってバスCAN_H/CAN
_L(以下CAN_H又はCAN_Lはそれぞれのバス
線を表わし、それに対してCAN_H/CAN_Lは両
方の線を、すなわち物理的な2線導線としてのバスを表
わす)からこのパスプロトコルモジュールをデカップリ
ングする。
【0045】そのためCAN_H及びCAN_Lは、半
導体回路100の相応する端子11又は12に通じてい
る。他方において半導体回路100は、送信すべきデー
タTxD及び受信すべきデータRxDのためのそれぞれ
1つの結合レーンを介して、バスプロトコルモジュール
22のTx/Rx通信ポートに接続されている。さらに
半導体回路100は、別の端子8及び9により2つの終
端抵抗16及び17を介して相応するバス線CAN_H
又はCAM_Lに接続されている。
【0046】さらに半導体回路100は、入力端子7を
有し、この入力端子は、抵抗18を介して論理H電位
に、例えば給電電位に、又はこの給電電位に近い電位に
接続されている。抵抗18は、他方において常開スイッ
チ25を介してアースに接続されている。
【0047】半導体回路100は、さらにI/Oポート
23の相応して割当てられた入力端子及び/又はマイク
ロコントローラ21の相応する割込み入力端子24に接
続されかつ誤り及び割込み信号(ERROR又はINT
ERRUPT)を送出する出力端子4、及びその逆にS
TANDBY信号(入力端子5におけるSTB)及びT
RANSMIT−ENABLE信号(入力端子6におけ
るEN)のために対応した方法でマイクロコントローラ
21のI/Oポート23から制御される入力端子5及び
6を有する。
【0048】その給電のために半導体回路100は、ア
ースGNDに対する端子13を有し、その他に端子14
を有し、この端子に、給電電位VBATT−なるべく誤
極性保護装置19を介して上位の給電電位UBATTか
ら受取る−が加えられる。
【0049】半導体回路100は、さらに制御出力端子
1及び入力端子10を有し、これら両方は、装置に一緒
に含まれる電子電圧調整器20に接続されており、この
電圧調整器の入力端子20.1に、同様に給電電位VB
ATTが通じている。
【0050】調整器20の出力端子20.2は、一方に
おいて半導体回路100の前記の入力端子10に接続さ
れており、かつその他にマイクロコントローラ21及び
バスプロトコルモジュール22、及び装置を含む電子装
置の図13に図式的に暗示したその他の電子装置に、V
BATTに対して調整器降下分だけ減少した電圧VCC
において動作電流を供給する。
【0051】調整器20は、さらに(VOLTAGE
REGULATOR)ENABLE又はNOTINHI
BIT又はINHIBIT信号−以下ENA/NINH
又はNENA/INHと省略する−のための入力端子2
0.3を有し、この入力端子は、半導体回路100の制
御入力端子1と連絡する。さらに調整器20は、なおP
OWER ON RESET出力端子20.4を有し−
以下PWRORと省略、この出力端子は、線29を介し
てマイクロコントローラ21のリセット入力端子28と
連絡する。
【0052】次にこれまで説明した装置の動作をさらに
よくわかるようにするため、今度はまず図2ないし図8
により、半導体回路100の内部機能構造について詳細
に説明する。
【0053】図2によれば、ここでは半導体回路100
は、例として4つのブロック110、120、130及
び140に分割されており;内部給電のために必要なこ
れらブロックの給電レーンは、図2においてわかりやす
くするために省略されている。次に説明するこれらブロ
ックへの詳細機能の分配は、絶対的に必然のものではな
く、かつ本発明の限定をなしていない。それどころかこ
の分配は、半導体回路100の第1の実現にとって有利
とわかり、かつ種々の実現技術に依存して所定の限界内
において変更可能になる。
【0054】半導体回路100の主要な物理的機能は、
サージ&ロードダンプ過渡現象が生じるCAN_H及び
CAN_Lに対してバスプロトコルモジュール22を電
気的に絶縁することにあり、これら過渡現象は、−製造
技術に応じて多かれ少なかれ懐れやすい−バスプロトコ
ルモジュール22を(場合によってはマイクロコントロ
ーラ21全体も)破懐することがある。そのため半導体
回路100は、特殊化されたここでは詳細に説明しない
半導体手段を含み、これら半導体手段は、なるべくブロ
ック110内に含まれることができ、とくに給電電位V
BATTに対する過電圧保護のための手段である。この
ような手段の実現は、専門家にとって周知である。
【0055】ブロック110は、さらに半導体回路10
0の端子14に加えられる給電電位VBATTからの全
部分機能の内部給電のために必要な手段を含む。ブロッ
ク140によってループにされた制御又はスイッチ電位
(電圧調整器20のためのENA/NINH信号を発生
するため)は、レーン151を介してブロック140に
与えられる。
【0056】さらにブロック110は、検出手段を含
み、これら検出手段は、端子14に加えられる給電電位
VBATTが第1の限界値VL1(例えば自動車の際に
3.5ボルト)を下回るまで下落したこと、及びなるべ
く端子10に加えられる制御出力電位VCCが第2の限
界値VL2(例えば自動車の際に1ボルト)を下回るま
で下落したことを検出し、さらに選択的にこのような下
回りの生起の同時性又は時間的順序を検出する。前記の
弁別器の信号は、論理手段によって電源故障信号になる
ように論理結合され、この電源故障信号は、レーン15
2を介してブロック140に伝達可能であり、かつこの
電源故障信号の意味は、後になお詳細に説明する。
【0057】さらにここにおいて例えばブロック110
は、なお目ざまし認識論理部(WAKEUP Logi
c)111を含む。この論理部に、一方において前記の
端子7が、かつ他方において端子11及び12に接続さ
れたバス線CAN_H及びCAN_Lが通じている。こ
の目ざまし論理部は、端子7からのアナログ目ざまし信
号又は目ざまし信号エッジ、及びバスからの目ざまし通
知を、同様に常に標準化されたWAKEUP信号に変換
することができ、この信号は、レーン153を介してブ
ロック140に(機能ブロック145において評価する
ために)送出されるようになっている。
【0058】ブロック120は、なるべくバスの読み出
しのために必要なすべての読み出し手段121を含み、
すなわちすべての誤り処理及び論理手段122を含めて
差動及び単線信号検出を行なうものを含み、これらは、
種々の読み取りモード(例えば2線、アース又はVCC
に対する単線、場合によっては“死んだ線”に対する単
線)のバス誤りに依存した交代のために必要である。こ
れらは、なるべくとりわけ基準レベル比較器、線レベル
比較器及び/又は比較弁別器を一緒に含むことができ
る。
【0059】ブロック120は、その受信手段の誤りに
応答する設定及び/又は構成変更及び/又は適応を−送
信手段及びその誤りに応答する設定及び/又は構成変更
及び/又は適応に関係なく−自動的に又は独立に行なう
ことができ、すなわち絶対的な動作及び機能の自律性を
有する(フルサポートされた受信機)ようにすることが
できる。
【0060】後続の論理手段122は、得られたデジタ
ル通知信号RxDを、半導体回路100の端子3に、か
つかつ内部レーン154を介してブロック140内の誤
り信号通知モジュール143に送出する。
【0061】ブロック130は、信号流レーンに関する
すべての手段を含み、これら手段は、実現の際に目的に
合うように受信ブロック120に属さず、かつその点に
おいて広い意味で信号流レーンにおける送信手段に属す
る。
【0062】このことは、受信及び送信手段が、なるべ
く−外部保護手段を必要とすることなく−それぞれバス
を含む用途に固有のあらゆる可能な誤り状態に対してそ
れ自体自律に誤りを許容するように、すなわちこのよう
なものによって損傷することがないように、構成されか
つ寸法を決められていることに関連する。その点におい
て目ざまし認識論理部111及び受信手段120以外に
まだバスに接続された機能ブロック131及び132又
はその手段は、例としてここでは送信ブロック130に
付属しており、この送信ブロックは、その点においての
みもっとも広い意味で送信手段を含み;狭い意味では送
信手段は、133に含まれている(その都度選ばれた半
導体回路100の実現技術に依存して考慮すべき損傷の
ない誤り許容度に対する設計詳細は、それ自体周知であ
る)。
【0063】ブロック130は、終端抵抗16及び17
によってあらかじめ与えられるようなバス終端部の切換
え及び高オーム性切換えのための機能ブロック131
“終端切換え手段”、CAN_/CAN_Lにおける誤
り状態、しかもとくに睡眠又は準備状態におけるアース
GND又はUBATTへのそれぞれ一方のバス線の短絡
を弁別するための機能ブロック132“バス誤り認識手
段”、及び前記の意味において誤りを許容する最終段1
33の形の送信手段を含み、この最終段は、内部CAN
_H及びCAN_L個別ドライバを含み、これら個別ド
ライバは、出力側において端子11及び12に通じてい
る。
【0064】主要要素としてこのような最終段は、ハイ
及びロー側スイッチを含み、これらスイッチのスイッチ
出力端子は、結合ダイオードを介してバス線に接続され
ている。いずれの場合にも最終段は、生じたバス誤りの
様式に依存して、それぞれまだできるだけ良好な緊急通
信モードに設定でき、かつ/又は構成変更でき、かつ/
又は適応することができるように構成されている(例え
ば単線動作への交代)。ブロック130は、必要な場合
にはそのため必要な手段も含む。
【0065】選択的にさらに最終段は、半導体回路10
0の欠陥又は固有誤りが生じた際に、例えばそのEN入
力端子の禁止によってバスCAN_H/CAN_Lから
自動的に切離され、又はそのままであるように構成する
ことができる。このような切離しは、強制的な様式であ
ることができる。選択的にさらにとくに固有誤りの場
合、最終段の給電も、自動的にしゃ断可能なように構成
することができ、それによりとくに最終段、その入力信
号レーン又はその状態制御部の範囲における誤りの場
合、バス線の不足電流流通によりバス網のラッチアップ
が回避される。前記の結合ダイオードは、この時、これ
に関連してデカップリング弁として作用することができ
る。
【0066】機能ブロック132は、機能ブロック13
1に結合されており、さらに制御ブロック140に結合
されている。これは、送信最終段133と連絡する。こ
の送信最終段は、接続/しゃ断入力端子(TRANSM
IT−ENABLE)ENを有し、この入力端子は、半
導体回路100の端子6と連絡する。
【0067】バスCAN_H/CAN_Lから最終段1
33を強制的に切離す前記の可能性は、例えば最終段1
33の入力端子ENを故障の場合にロックできるように
実現することができるので、送信信号TxDは、もはや
バスに影響を及ぼすことができない。このような強制切
離しは、電位VBATT及び/又はVCCが所定の閾値
以下に低下した場合にも考慮することができ、それによ
りバスにおける負所望な不活性負荷が回避される。
【0068】制御ブロック140は、同様に複数の機能
を果たす。そのためこの制御部ブロックは、−マイクロ
コントローラ21を初期設定する手段として−100の
端子から電圧調整器20のためのしゃ断又は投入信号E
NA/NINHを送出する制御されたスイッチ又はゲー
ト141、マイクロコントローラから課された装置の動
作モード“睡眠”、“準備”、“受信専用”及び“通
常”(“送信及び受信”に相当)(SLEEP、STA
NDBY、RECEIVE ONLY、NORMAL)
を認識しかつ設定する機能ブロック142、及び誤り信
号通知モジュール143を含む。
【0069】この誤り信号通知モジュールは、なるべく
(BUS)ERROR−INTERRUPT信号におけ
るバス誤りを評価する機能ブロック144、及びさらに
後に詳細に説明するように、目ざまし信号に依存したW
AKEUP−INTERRUPT信号及び/又は給電不
足状態の結果としてのPOWER−FALL−INTE
RRUPT信号を発生する機能ブロック145からな
る。同様にさらに後に代表的に図12bによって説明す
るように、ブロック143は、これら種々の信号を発生
するために、WAKEUP−、POWERFALL−及
びBUS ERRORフラッグのための少なくとも3つ
のフリップフロップを含み;これらフラッグは、動作モ
ードに依存してINTERRUPTとして読み出され
る。
【0070】種々の動作モードを認識するために、機能
ブロック142は、ここでは例としてSTB(STAN
DBY)のための入力端子5及びEN(TRANSMI
T−ENABLE)のための入力端子6からなる2ビッ
ト幅のポートを有し、その際、ENのための入力端子
は、最終段133の同じ符号を有する接続/しゃ断入力
端子に接続されている。明らかに本発明は、ここにおい
て例として2つの論理レベルによって2進選択可能な半
導体回路100の4つの動作モードに限定されるもので
はない。
【0071】さらに機能ブロック142は、誤り信号通
知モジュール143に接続されており、この誤り信号通
知モジュールは、ここでは例として誤り表示又は割込み
信号のための100の端子4に通じる1つの出力端子E
RROR/INTERRUPT−以下省略してERR/
TNTとも称する−、及び内部入力端子を有し、この入
力端子には、すでに述べたレーン154を介してブロッ
ク120から出る通知信号が供給可能である。半導体回
路100の種々の動作モードへの対応によって、端子4
におけるERR/INT信号に種々の意味を割当てるこ
とができる。
【0072】一般性を制限することなく、少なくとも2
つの指定された出力端子ERROR及びINTERRU
PTを設けてもよく、これら出力端子のERROR又は
INTERRUPT信号は、この時、半導体回路100
に対して相応して一層多くの数の端子が許容されている
かぎり、動作モードに依存して解釈する必要はない。こ
の例において、例えばSO−14ハウジングにおける論
理回路のための14極だけのDIPピンアウトが基礎に
なっている。それにより全体で14への端子数のこの制
限に基づいて必要になる出力端子4から取出し可能な信
号の解釈変更は、さらに後にi.v.において図12a
及び12bによってなお説明する。
【0073】これまで説明した装置の動作は次のように
なっている。
【0074】電圧調整器20によって一緒に含まれた手
段によって、この電圧調整器は、その出力端子20.4
からそれぞれの投入の後に、PWROR信号を発生し、
かつその給電電圧VCCが構成された後に、その正規の
初期設定を確実にするため、これを接続部29を介して
マイクロコントローラ21のリセット入力端子28に送
出する。
【0075】半導体回路100の側からのENA/NI
NHを介した電圧調整器の投入が開始されるので、半導
体回路100の初期動作モードを設定するために、調整
器20を活性化するENA/NINHエッジとEN及び
STBビットの1つとの間の期間(したがって図12a
のt8−t4に相当)の半導体回路100の監視によっ
て、誤りがあるかどうかに関する調整器−マイクロコン
トローラの初期設定区間のテストを行なうことができ
る。
【0076】端子5(STANDBY/STB)及び6
(TRANSMIT ENABLE)に加わる選択ビッ
トは、半導体回路100のここでは例として4つの動作
モード、SLEEP、STANDBY、RECEIVE
ONLY及びNORMALのうち1つを選択する。こ
れら動作モードは、バス網の動作のための上位のバス管
理ソフトウエアの枠内において管理され、かつ本発明が
存在する当該の電子装置のアプリケーションソフトウエ
アからの指示によって初期設定される。
【0077】動作モードSLEEPにおいて、スイッチ
又はゲート141は、制御出力端子1から電圧調整器の
制御入力端子20.3に送出された論理信号ENA/N
INHが調整器20のしゃ断を引起こすように、起動さ
れている。電流節約のため、この動作モードにおいて制
御出方端子1における論理電位は、例えば“L”であ
る。調整器20のしゃ断のため、マイクロコントローラ
21及びバスプロトコルモジュール22は、給電電圧V
CCなしであり、かつそれ故に電流が流れない。その直
接の結果として、両方の入力端子5(STB)及び6
(EN)において定常的に電位ゼロだけしか生じず、又
は電流は流れず、したがって選択語“LL”に相応し
て、動作モードSLEEPにおいて両方の信号STB及
びENのためのマイクロコントローラ21のI/Oポー
ト23に電流は流れない。
【0078】したがってその際、半導体回路100に、
給電電圧VBATTだけしか加わらず、一方端子10に
おける電圧VCCはゼロである。したがって−最小の−
電流消費は、バスバーVBATTから半導体回路100
を通してだけ行なわれる;VCC=0なので、当該の装
置のVCC給電されるすべての電子装置に電流は流れな
い。
【0079】動作モードSLEEPにおいて装置は、C
AN_H/CAN_Lにおける定義された最小動作、及
び/又は例えばスイッチ25による端子7における準静
的な目ざまし要求を認識するだけでよく、このスイッチ
は、電流節約のためなるべくアースGNDに通じる常開
接点として構成されており、かつ必要な場合にENA/
NINH信号を発生し、したがって30・・・500μ
Aの給電電流で十分である。
【0080】したがってこの動作モードは、電位VCC
の構成及び内部クロック周波数の立上がり及びマイクロ
コントローラ21の監視器の初期設定の間に経過する所
定の時間(25msのオーダ)を耐えることができる装
置にとって問題になる。
【0081】CAN_H/CAN_Lにおける起動によ
る目ざましの場合、このような起動は、110における
目ざまし認識論理部111によって検出され、このこと
は、制御ブロック140におい、スイッチ又はゲート1
41を制御し、それとともに電圧調製器20を起動し、
それとともにVCCを投入し、それとともにバスプロト
コルチップ21、マイクロコントローラ21クロック発
振器及びここには図式的に説明されていない監視器を起
動し、及び場合によっては−端子3を介して−バスプロ
トコルモジュール22のRx入力端子に通知データを送
出するようになる。
【0082】スイッチ25による局所的目ざましの場
合、その操作によって入力端子7は、“L”にセットさ
れ、このことは、目ざまし認識論理部111及びレーン
153によって、同様にスイッチ又はゲート141の制
御、したがって同じ目ざまし結果を引起こす。
【0083】動作モードNORMALは、動作モードS
LEEPからWAKEUP要求の検出によってバスを介
して−したがって目ざまし認識論理部111によって
−、又は局所的要求としてスイッチによって行なうこと
ができる。
【0084】動作モードSTANDBYは、半導体回路
100から電圧調製器20に送出されたENA/NIN
H信号が、電圧調製器を投入し又は投入したままにする
という特徴を有する。したがって給電電圧VCCは、動
作モードSTANDBYにおいても存在する。
【0085】それにしたがって動作モードSTANDB
Yにおいて、バスプロトコルモジュール22及び当該の
装置のその他の電子装置は、動作中に維持される。それ
にしたがってマイクロコントローラ21から半導体回路
100の入力端子5に、“L”とは相違したSTAND
BY信号“II”が送出できる。
【0086】したがって動作モードSTANDBYは、
バスプロトコルチップが動作可能になるまで、動作モー
ドSLEEPの場合に耐えることができる所定の時間
(25msのオーダ)を浪費してはいけない装置又は場
合にとって、問題になる。そのための実際の例は、例え
ば印刷機におけるシリンダ中立動作、又は自動車のドア
ロックの赤外線遠隔操作であり、これらは、応答の遅れ
及び/又は通知損失を避けるために、きわめて短い時間
内に受信準備状態を必要とする。
【0087】動作モードSTANDBY、RECEIV
E ONLY及びNORMALへの半導体回路100の
起動は、全体で3種類の方法で行なうことができる:す
なわち4、5、6を介してマイクロコントローラ21か
ら、CAN_H/CAN_Lを介して通知により、かつ
例えばスイツチ接点により局所目ざまし要求によつて行
なうことができる。
【0088】3つすべての場合に、目ざましの際の投入
信号ENA/NINHの構成に関して、両方の制御ビッ
トEN及びSTBが、論理状態“L”を有するが、一方
投入信号ENA/NINHを続いて維持するために、こ
れらビットの1つが、論理レベル“L”から離れ、すな
わち“H”でなければならないことは重要である。した
がって投入信号ENA/NINHの準備は、半導体回路
100による管理下における初期設定段階(マイクロコ
ントローラ21がまだ完全に給電されておらず、又は完
全に初期設定されていないかぎり)、及びマイクロコン
トローラによる管理下における保持段階に分割されてい
る。マイクロコントローラは、そのアプリケーションソ
フトウエアに基づいて、半導体回路100を再び動作モ
ードSLEEPにするだけでよい。
【0089】今度は図3aないし図7により、機能ブロ
ック131の動作を、CAN_H及びCAN_Lに接続
された終端抵抗16及び17に関連して説明する。その
サイズ3a及び図4は、バス誤りのない通常の能動動作
状態(送信及び受信)における終端配線CAN_H及び
CAN_Lを説明している。
【0090】図3aによれば、機能ブロック131は、
とりわけスイッチS1を含み、このスイッチは、接続点
8をアースGNDに接続し、かつそれによりCAN_H
を、外部終端抵抗16を介してアースに接続することが
でき、かつ機能ブロックは、スイッチS2を含み、この
スイッチは、接続点9を制御された給電電位BCCに接
続し、かつそれによりCAN_Lを、外部終端抵抗17
を介してVCCに接続することができ、かつ機能ブロッ
クは、少なくとも1つの別のスイッチS3を含み、この
スイッチは、CAN_Lを、内部抵抗17’を介して一
層高い給電電位VBATTに接続することができる。そ
の際、スイッチS1は、定電流IOLを有する電流源2
6によって橋絡され、かつスイッチS2は、定電流IO
Hを有する電流源27によって橋絡されている。電流I
OL及びIOHは、きわめて小さく、かつ一様に例えば
1・・・20μAのオーダにあることができる。
【0091】一般性を制限することなく、電流源は、図
3bに示すように、例えば50・・・250kΩの高オ
ーム性の抵抗によって代用してもよい。
【0092】終端抵抗16及び17は、同じであり、か
つあらかじめわかっているバス加入者の数に依存して決
められる。通常これらは、大きなバス網において例えば
560Ω+/−5%、かつ小さなバス網において最大1
5kオーム+/−5%を有する。大きなバス網における
低オームは、一方において大きな網の大きな容量負荷の
結果、かつ他方において空間的に広く分岐したバスネッ
トワークにおける静電及び電磁様式の負所望な漂遊の十
分な抑圧の要請の結果生じる。なるべく半導体回路10
0内に集積された内部抵抗17’は、ほぼ20の加入者
に対して構想されたバス網において、公称終端のための
600Ωのオーダにおける抵抗に基づいて、12kΩの
オーダの値を有する。数値決定のための詳細は、図6及
び図7及び所属の説明を参照されたい。実際にスイッチ
S1ないしS3のオン抵抗は200Ωまで許容可能にす
ることができる。
【0093】動作モードNORMAL(送信及び受信)
において、スイッチS1及びS2は閉じ、それに対して
S3は開いており、すなわちCAN_Lは、抵抗17を
介してVCCに接続され、かつCAN_Hは、抵抗16
を介してアースGNDに接続されている。バス誤りが存
在しないかぎり、電流IOH及びIOLの影響は、無視
することができる。
【0094】その点において図4は、例としてバス相互
接続された3つの装置A、B及びCを有するCANの主
要部分だけを示しており、すなわちその際にスイッチS
1ないしS3の相応する位置によって有効になる動作状
態NORMALにおける網回路図を示している。したが
ってCAN_H又はCAN_Lにおけるバス加入者Aな
いしCのそれぞれすべての外部終端抵抗16及び17
は、並列に作用する。
【0095】図3aに関して、動作モードSLEEP及
びSTANDBYにおいてスイッチS1及びS3は閉
じ、それに対してS3は開いており、すなわちこの時、
CAN_Lは、一層高い内部抵抗17’を介して一層高
い電位VBATTに接続され、かつCAN_Hは、抵抗
16を介してアースGNDに接続されている。バス誤り
が存在しないかぎり、電流IOH及びIOLの影響は、
ここでも無視することができる。
【0096】同様に図5は、動作モードSLEEP又は
STANDBYにおける同じCANの主要部分だけを示
しており、すなわちその際にスイッチS1ないしS3の
相応する位置によって有効な網回路図を示している。し
たがってそれぞれCAN_H又はCAN_Lにおけるバ
ス加入者AないしCの外部終端抵抗16及び内部終端抵
抗17’は、並列に作用する。
【0097】したがって動作モードSLEEP及びST
ANDBYにおいて、一方において抵抗16及び17’
の値をバス加入者の数に応じてほぼこの数に相当する倍
数だけ相違させ、かつ他方において抵抗17とは相違し
て抵抗17’を基準電位としてVCCではなく、それよ
り高い給電電圧VBATTに接続することによって、網
内にあるすべての装置において非対称のバス終端が存在
する。この処置によって、以下に図6ないし図8によっ
て説明するように、CAN_Hの割込みが存在すると
き、CAN_Lを介してCAM_Hの目ざまし可能性
が、なお保証されている。
【0098】図6及び7において、装置A内に記号化さ
れたスイッチ25’は、電子スイッチを示しており、こ
の電子スイッチは、起動の場合に線CAN_Lを、その
高い劣性のレベルからアースGNDよりわずかだけ高い
能動のCAN_Lのレベルに切換える。したがってレベ
ル関係に関してスイッチ25’は、半導体回路100の
局所目ざまし入力端子7におけるアースGNDに向かっ
てすでに述べたスイッチ25と同様に作用するだけでは
ない。最終的にこれは、半導体回路内において、外部局
所目ざましスイッチ25の起動の結果としても有効にな
る。
【0099】図6によれば、動作モードSLEEPにお
いて、バス加入者Aないしnにおける電圧調製器20は
しゃ断されており、それによりVCCの誤りのため、す
べてのVCCバスバーは、装置内部において仮想的にア
ースGNDに接続されているので、VCCは、終端電位
としてなくなる。その際、CAN_Lが、VCCに対し
て−したがってSLEEP状態においてはアースGND
に対して−抵抗17及び16のうち一方に相応した値を
有する抵抗17’によって終端されていると、例えばバ
ス線CAN_Hの中断の際、バス線CAN_Lを介した
目ざましは不可能である。
【0100】値Rを有する−目ざまし源抵抗RQとして
−抵抗17は、アース接続されたRL=R/(n−1)
(したがって21の加入者を有するバス網における同じ
抵抗Rの20の並列に作用する抵抗17に基づいて例え
ば1/20・R)の総合負荷抵抗に対して、バス線CA
N_Lを目ざましバス加入者Aにおける電位VCCから
VCCのわずか数分の1だけ100・・・200mVの
範囲の電位に持ち上げ、このことは、このような目ざま
し通知を妨害なく読取るためには、不十分である。この
問題は、例えば膨張した装置又は車両に沿った網加入者
及び寄生アースオフセット(電流ループによる)の数と
ともに増大する。
【0101】図7による処置は、ここにおいて補助手段
を提供する。抵抗17’は、ここではかなり大きな値を
有し、この値は、バスにおける装置の予期できる数nに
相当する倍数にほぼ相当する(したがって抵抗17が、
ほぼ20の加入者を有する網においてほぼ600Ωに相
当するとき、例えばほぼ12kΩ)。したがって目ざま
し装置Aは、全体としてさらに大きい負荷抵抗RL’=
R’/(n−1)に“出会う”。
【0102】その上この抵抗17’は、動作状態SLE
EPにおいて消滅する電位VCC(通常ほぼ5ボルト)
にではなく、−S3接続可能によって−それより著しく
高い動作モードSLEEPにおいても利用できる給電電
位VBATT(例えばほぼ12ボルト)に接続されてい
る。
【0103】したがってこの処置により図6における目
ざまし装置Aのソース機能は、バスにおける目ざましす
べきすべての装置Bないしnの多軸のソース機能に交代
し、一方目ざまし装置Aには、これに関連してシンク機
能が残る。
【0104】これら線を介した目ざまし過程の時点t1
における開始以後の、このようにSLEEP状態におい
て非対称に終端されたCANの線CAN_Lにおける電
圧経過は、図8に示されている。初めにCAN_Lにお
ける電圧行程は、VCCとVBATTの間の値VCAN
_Liを有する。CAN_Kを介した(この大きな電圧
行程において支障なく認識できる)目ざまし通知によっ
て引起こされて、バスに接続されたそれぞれの加入者装
置Aないしnにおいて、半導体回路100は、ENA/
NINH信号を発生し、この信号は、一方においてスイ
ッチ又はゲート141を含めたすでに述べた機能ブロッ
ク111及び140を介して、これら装置内のすべての
電圧調製器20を投入し、したがってそれぞれの装置に
おけるVCCを利用可能にする。
【0105】他方においてVCCが利用できる際に、ス
イッチS3によって、高オーム性終端抵抗17’を介し
たCAN_Lと給電電位VBATTとの間の接続が切離
され、かつその代わりにCAN_Lは、S2によって通
常の終端抵抗17を通してそれより低い給電電位VCC
に接続される。したがって時点t2に、バスにおける電
圧行程の降下は、アースGNDを介して定常的な値VC
AN_Lstatに終端されていることは明らかであ
り、その際、期間(t2−t1)は、大体において目ざ
まし信号に対する半導体回路100と調整器20の総合
応答時間に相当する。
【0106】ここにおいて、バス網内において個々のバ
ス加入者は、すべて動作モードSTANDBYにおい
て、かつその他は、SLEEP状態において動作するこ
とができることを指摘しておく。その際、別のバス加入
者の目ざましは、そのために記号化したスイッチ25’
の意味において最終段133のローサイドのスイッチが
起動可能である場合、動作モードSTANDBYにある
装置によっても行なうことができる。
【0107】動作モードSTANDBYの利用のための
例は、、例えば印刷機の(待機する)材料シートの引込
み又は車両の鎖錠装置の赤外線受信部であり、これは、
材料供給又はコード化されたロック解除信号の到着を中
断なく待機しなければならない。この状態において、こ
のような装置において調整器20が投入され、したがっ
てVCCが存在しているので、バスを介した応答までの
時間消費(t2−t1)は、大部分省略される。
【0108】一般性を限定することなく、機能ブロック
131は、図3bによる動作方式を有することもでき;
この場合、抵抗17及び17’は、それぞれ直列に作用
する。抵抗17’は、その点において半導体回路100
の端子9において有効である。しかし基本的にそれによ
り、図4ないし11による網の考察に変化はない。
【0109】さらに図3aにおける電流源26に対応す
る抵抗26’が、それにもかかわらず例えば受信手段1
20及び/又は送信最終段133のレベル比較の自動整
合に関して、バス誤りの場合又はバスにおける外部診断
測定の際、テスト機能を可能にするために、特別のスイ
ッチSOLを介して切離し可能なようにアースGNDに
接続されていることは、図3bに示されている。この作
用は、図3aによる解決策において電流源26のピンチ
オフ制御によっても実現することができる。
【0110】今度は図3aによる作用回路図に基づい
て、図9は、動作モード“SLEEP”又は“STAN
DBY”におけるアースGNDへのバス線CAN_Lの
短絡の際の広い網結合における状態を説明している。
【0111】例えば12kΩの抵抗17’において、こ
の場合、例として20の加入者を含む網において例えば
12ボルトの内部装置給電電圧VBATTとアースGN
Dとの間にバスを含めて600Ωの合成漏れ抵抗が生
じ、すなわちバスを含めて20mAの漏れ電流が生じ、
これは、給電源としてのバッテリーの急速な放電を引起
こすことがある。
【0112】このような短絡の場合、それ故にこれは、
それぞれ個々のバス加入者において半導体ブロック10
0の前記の機能ブロック132(誤り認識モジュール)
によって認識され、このことは、それぞれのスイッチS
2を開き、かつスイッチS3を閉じ、それにより電流源
27を有効にすることを、機能ブロック131内におい
て引起こす。例えば5μAにすぎないその比較的わずか
な電流は、20の装置の場合、バスを含めてわずか0.
1mAの漏れ電流しか生じない。この電流は、例えば緊
急電流又はスタートバッテリーの自然の自己放電速度内
に完全に埋もれてしまう程度に十分に小さい。
【0113】相応して図10は、動作モード“SLEE
P”又は“STANDBY”におけるUBATTの車載
電源バスバーとバス線CAN_Hの短絡の際の網結合に
おける状態を示している(車載電源接続)。
【0114】例えば600Ωの抵抗16の際に、この場
合、例として20の加入者を含む網においてバスを含め
て例えばほぼ13ボルトを有する車載電源端子30とア
ースGNDとの間に、30Ωの合成漏れ抵抗が生じる。
その結果、バスを含めて430mAの総合漏れ電流が生
じ、この総合漏れ電流は、例えば内燃機関の始動のため
に必要なバッテリー電荷をなお一層急速に削減すること
になる。
【0115】このような短絡が生じると、これは、それ
ぞれ個々のバス加入者における半導体回路100の前記
の誤り認識モジュール132によって認識される。この
ことは、それぞれスイッチS1を開き、それにより電流
源26を有効にすることを、機能ブロック131におい
て引起こす。例えば5μAにすぎないこの比較的わずか
な電流は、20の装置の場合、バスを含めて無視するこ
とができる0.1mAの漏れ電流しか生じない。
【0116】UBATT又はGNDへのCAN Hの短
絡又はアースGND又はUBATTへのCAN Lの短
絡が存在する場合、スイッチS1ないしS3によるバス
終端部の切換えに関して、マイクロコントローラ21が
半導体回路100にSLEEP又はSTANDBY状態
を伝達したときに、当該の短絡がすでに存在したかどう
か、又はあらかじめSLEEP又はSTANDBY動作
状態が正規に達成された後に、短絡が初めて生じたかど
うかに関して、基本的な相違はない。
【0117】半導体回路100の固定的に配線された論
理部は、機能ブロック132内において短絡誤りを含む
バス線を監視するレベル弁別蓋又は比較器がロックさ
れ、かつこのスイッチ過程の直接の結果として、ちょう
どこのバス線における(局所)終端部が、“短絡認識”
に切換えられ、すなわち電流源26又は27又は抵抗2
6’又は27’が有効に切換えられることを引起こす。
【0118】短絡が消滅するとすぐに、SLEEP又は
STANDBY動作状態においてきわめて小さい相応す
る入力電流(図3aにおいて例えば8(RTH)又は1
2(CAN L)のところに)は、当該のバス線を、こ
れら動作モードにおいて通常の電位の近くにある電位に
引寄せる。その結果、バス終端部は、SLEEP及びS
TANDBY動作状態において通常のものに切換えられ
る(16及び17’有効)。
【0119】概観のため図1に、全体的に半導体回路1
00によって認識できるバス網におけるすべての単純誤
り状態がまとめられており、その際、かっこで囲まれた
数字は、次のリストにしたがって個々のバス誤りを表わ
している:すなわち (1)CAN Lの中断 (2)CAN Hの中断 (3)CAN Lの電源接続 (4)CAN Hのアース接続 (5)CAN Lのアース接続 (6)CAN Hの電源接続 (7)CAN HとCAN −Lの間の短絡
【0120】バス誤り (8)CAN H及びCAN Lの対の中断 において、厳密には2重誤りが問題になっており、この
2重誤りは、それ故に装置n内の半導体回路だけによっ
て直接一義的に認識することができる(例えばこの装置
により通常のように制御すべき機能フェイルセイフ起動
のため)。
【0121】それぞれ個々のバス加入者において半導体
回路内に固定的に配線されたバス誤り応答論理部が、−
網内における分割された誤り処理知能のバスを含めた作
用とともに−(バス)ビット時間のオーダ及びそれ以下
の誤り応答時間の実現を可能にするので、100の送信
及び受信成分のバス誤りによって引起こされる再構成の
途上における通知損失が、かなりの程度まで又は完全に
回避できることは、重要である。このことは、ソフトウ
エアベースで中央に装備されたすべてのバスマスタ解決
策に対して大きな利点である。
【0122】さらにすでに述べた電源監視部は、半導体
回路100内に装備されており、この電源監視部の目的
及び機能を次に説明する。
【0123】SLEEP状態における電圧調製器20の
しゃ断可能性によって、マイクロコントローラ21に通
常電流は流れない。それ故に調整器が、そのPWROR
出力端子20.4を介してマイクロコントローラ21を
リセットするとすぐに、電流の流れない状態からマイク
ロ計算機の初期設定を考慮しなければならない。
【0124】自動車の例の場合、マイクロコントローラ
は、それぞれ新たな始動の際に、少なくとも自動車の直
前の動作の間に有効であったかつ利用者が改めて始動す
る前に存在していたような設定状態に相当する増分デー
タにさかのぼることができなければならず、したがって
例えば調節可能なシート、バックミラー等の設定に関す
るデータにさかのぼることができなければならない。
【0125】このことは、典型的にはそれぞれの始動の
初めにおいてマイクロコントローラ21のEEPROM
におけるデータの記憶及びそのRAMへのデータのロー
ドによって行なわれる。このようにして可動の要素の最
終止め位置に関する現在の設定位置を確定する止め過
程、及びそのため避けられないめんどうな時間消費が不
要になる。
【0126】例えば装置を置き換え、又は別のバス網に
挿入するため、マイクロコントローラ21を含む装置を
バスシステムから離す場合、これに関連して、マイクロ
コントローラが、それ自体単独で解釈した場合に、これ
を含む装置のこのような取扱を、前に行なわれた電流な
し状態の(本来の)原因と理解することができないとい
う問題が生じる。
【0127】この理由によりこれは、−新しいバス網へ
の当該の装置の装着の後に−新しいバス網においても、
前に学習しかつそのEEPROM内に保管されたデータ
を引続き有効とみなしかつ利用し、このことは、新しい
バス網における始動の際に、考慮された装置によって制
御すべき要素の誤制御に至る。
【0128】この問題を解消することは、半導体回路1
00内に一緒に集積化された電源監視部及びとくに機能
ブロック110における電圧レベルVBATT及びVC
Cの弁別から導き出されたPOWERFALL判定基準
の役割であり、この判定基準は、レーン152を介して
制御ブロック140に至る。その際、半導体回路100
が、調整器20の前にある高い電位VBATTからその
給電を受け、この電位が、上位の電位UBATTからの
給電の中断の際、−車両において例えば端子30からの
電流供給の中断により−図13から明らかなようなフィ
ルタ及び補助コンデンサ161によって所定の最小期間
にわたって維持すべき電位VCCよりも急速に崩壊する
ということが利用される。
【0129】そのため機能ブロック110において電圧
レベル監視は、例えば次の方式にしたがって行なわれ、
かつ評価され;その際、一般性を制限することなく、例
えば再び自動車における状況及びその際に例えば生じる
電圧が基礎になっている:すなわち
【0130】例えばVBATT>6V及びVCC=5V
であるとき、マイクロコントローラ21も半導体回路1
00も、電源故障状態を認識しない。
【0131】機能ブロック110は、いずれの場合にも
例えば3.5ボルトの限界値VL1に対して通常12ボ
ルトを有するVBATTを弁別する。マイクロコントロ
ーラ21又はその監視器が、本来の電源故障認識部を持
たない場合、さらにこれは、例えば1V(マイクココン
トローラ21のRAMにおけるダイナミックデータ保持
可能性のための限界電圧)の第2の限界値VL2に対す
る通常5Vを有するVCCを弁別する。
【0132】本発明の枠内において、マイクロコントロ
ーラがVCCのために自身の電源故障認識部を利用でき
るかどうかは、ささいなことであるようにする。装置に
よって有利に一緒に含まれたものが、利用されない、又
は別の方法で利用されるかぎり、例えばここでは詳細に
説明しないマイクロコントローラのための独立の監視器
機能が、相応するVCC弁別及び評価を行なうことも考
えることができる。
【0133】本発明の枠内において、マイクロコントロ
ーラ21が、例えば監視器を装備した電源電圧監視部の
ような自身の補助手段をより所にするかどうかに関係な
く、4のところからPOWERFAIL−INTERR
UPT信号が送出でき、この信号は、VBATTだけの
弁別又はVBATTとVCCの組合わせ弁別に帰する。
したがって次に半導体回路100の電源故障フラッグに
ついて述べるとき、このことは、マイクロコントローラ
21が、独自のVCC監視部を持たず、又はこのような
ことを行なう補助手段を利用できないことを表わすわけ
ではない。
【0134】例えば機関始動に際して、VBATT>V
L1及びVCC>VL2である場合、VBATTについ
てもVCCについても、電源故障とは判定されず、かつ
したがって4のところからも相応する信号は送出されな
い。したがってマイクロコントローラ21は、その新た
な始動の際にリセットの後に、VCC及び/又は、VB
ATTに関して機能ブロック145又は143における
電源故障フラッグの不在(セットされていない)によっ
て、自身のEEPROMから増分データを新たに学習す
ることも更新することも必要ないことを認識し、したが
って現在そのRAM内にあるもので引続き動作する。そ
の際、電源故障フラッグは、例えば図12bにしたがっ
てt8とt9の間の期間内に読取られ、かつマイクロコ
ントローラ21から送出された信号ENが“L”から
“H”に移行する前に、セットされているとき、4のと
ころにおけるINTERRUPT信号内において評価さ
れ、この信号は、マイクロコントローラ21から真実で
あると認められ、かつPOWERFAIL−INTER
RUPTと解釈される。
【0135】しかし冬において機関始動が困難になった
際、車載電源電圧UBATTは、初めの公称電圧から短
期間にきわめて大幅に、すなわちVL1以下に低下する
ことがあり、その結果、VBATTも相応して大幅に低
下するが、一方調整器20の初期電流流通の後に、VC
Cは、その後に配置された補助コンデンサ161により
なおVL2以上に維持される。それ故にブロック110
において、電源状態VBATT<VL1が認識される
が、同時に電源状態VCC>VL2が認識され、このこ
とは、機能ブロック145又は143において電源故障
フラッグのセットを阻止する(禁止)。
【0136】電源故障フラッグがセットされていないこ
とから、4のところからINTERRVPT信号が送出
されないことになる(VBATTに関する電源故障か
ら)。マイクロコントローラ21は、この割込みが存在
しないことから、自身のEEPROMからの増分データ
の新たな学習も更新も必要ないことを認識し、かつその
RAM内に現在あるデータによって引続き動作する。
【0137】それに対して機関始動が通常のように行な
われたが、給電電位VCCの(例えば短期間の)崩壊の
場合、その理由により常に状況VBATT>VL1、V
CC<VL2が生じることがある。これに関連して次の
ような評価が可能である。機能ブロック145又は14
3における論理手段は、この場合に143のところにお
ける電源故障フラッグのセット、したがって4のところ
からのINTERRUPTの送出が中止されるようにす
る。
【0138】マイクロコントローラ21が、独自のVC
C監視部又はこれを処理するこのような補助手段を有す
る場合、すなわち自身の電源故障フラッグを有する場
合、マイクロコントローラは、100のところの4のと
ころにおける外部POWERFAIL−INTERRU
PTの不在、及びその自身のVCC電源故障フラッグの
セットされていることによって、増分データの新たな学
習は不要であるが、現在有効であるようにするデータを
まずそのEEPROMからそのRAMにロードしなけれ
ばならないことを認識する。
【0139】例えば長く停車した後の始動の試みに際し
車載電源の完全な崩壊の最後の場合は−VCCも崩壊す
る作用を有する−、バッテリーの取り外し又は端子30
から考慮されたバス加入者への電流供給の中断と同じ
に、すなわちそのバス網からの装置の取り外しと同じに
取り扱われる。
【0140】このような場合、VBATT<VL1=
3.5ボルト及びVCC<VL2=1ボルトになる。こ
れら両方の条件の結果、機能ブロック145又は143
における電源故障フラッグのセットが行なわれ、したが
って100のところの4のところからPOWERFAI
L−INTERRUPT信号の送出が行なわれる。その
上マイクロコントローラにおいて、VCCに関するその
電源故障フラッグもセットされる。マイクロコントロー
ラ21は、この状態及び4のところにおけるPOWER
FAIL−INTERRUPT信号を、永続的に電流を
供給される端子30における切離しと再接続が行なわれ
たと評価する。このことは、新たな始動の際に、これに
より制御される要素の最終停止と相対位置を学習し、か
つそのEEPROMに記憶することを引起こす。
【0141】特別にSLEEP状態において、VCC=
0が、かつこの状態において又はこれから常にVCCに
関する電源故障が、マイクロコントローラによって認識
できるので、マイクロコントローラ21と本発明による
装置を含んだ電子装置が、SLEEP状態においてその
電源から切離されるかどうかの評価に関して、大体にお
いて機能ブロック145又は143におけるVBATT
に関する電源故障認識が問題になり、この認識は、前記
のように装置の側から行なわれる。
【0142】マイクロコントローラ21に関連したVC
Cのための補助コンデンサの適当な決定、又はデジタル
スイッチ回路機能のそれから導き出される給電電位によ
り、例えばデータ損失及びVCCに関する電源故障の認
識なしに例えば1.5秒続く電源電位UBATTの中断
が可能であり、それに対して例えば少なくとも30秒の
中断期間の後にマイクロコントローラを再始動する際
に、最終停止において増分的にファイルすべきデータに
関する新学習サイクルが開始されるという要求を満たす
ことができる。
【0143】本発明の範囲は、ブロック110及び14
3の可能な機能に関して、前記の例の電源監視に限定さ
れるものではない。その点において前記のものとは異な
った別のものも、用途に応じて目的に合っていることが
ある。とくに半導体回路は、多数の端子を有することが
できる場合(例えば標準セルとしての集積化の際に
も)、固定的にプログラミングされた種々の電源監視モ
ードを選択するためになお追加的な入力端子を有するこ
とができ、これら電源監視モードは、選択配線又は制御
にしたがって選択することができる。
【0144】このような電源監視に関連して、選択的に
送信最終段133のすでに述べた強制的な切離しを考慮
することができ、この強制的切離しは、電位VBATT
及び/又はVCCが、所定の閾値以下に降下したとき、
最終段133がCAN H/CAN Lから分離され、
それによりバスの機能を害する負荷が避けられるという
効果を有する。図2における結合部157は、この観点
を具体化したものである。
【0145】装置が、電源/給電電位UBATT/VB
ATTを加えた後に主要電圧及び信号レベルに関してど
のように動作するか、及び共同動作するマイクロコント
ローラが、ここで例として状態に依存して解釈すべきE
RR/INT信号に関してどのように動作するかは、図
12aに時間ダイヤグラムによって、かつ図12bに機
能回路図によって示されている。
【0146】それによれば、時点t3に、UBATT又
はVBATTへの装置の接続が行なわれる。短い遅延の
後に、半導体回路100は、時点t4に制御出力端子1
から調整器20の制御入力端子20.3に信号ENA/
NINHを送出する。それに続いて時点t5までに、マ
イクロコントローラ21の給電電圧VCCが構成され
る。次の時点t6に、調整器20は、初期設定のために
マイクロコントローラ21をリセットするために、PW
ROR信号を送出する。
【0147】この反応を保証するため、半導体回路10
0−及びとくにその機能ブロック110−は、なお別個
の手段を含み、これら手段は、VBATTを入力端子1
4に始動時に加える際(UBATTに装置を有する制御
信号を接続する)、ENA/NINH信号が、初めにま
ずEN及びSTB入力端子の論理状態に関係なく発生さ
れるようにするので、続いて半導体回路100の動作状
態を制御するそのEN及びSTB信号を読込むためにそ
もそもマイクロコントローラ21の電流流通が可能であ
る。
【0148】4のところから送出されるERR/INT
信号のマイクロコントローラ21によるそれに続く解釈
は、ここから送出されるSTB及びEN信号の論理レベ
ルに依存して行なわれ、かつこれらが半導体回路の動作
モードをあらかじめ与えるので、その動作モードSLE
EP、STANDBY/RECEIVE ONLY及び
NORMALに依存して次のように行なわれる。
【0149】時点t7までに、マイクロコントローラ2
1は、ポートチェックも含めてその初期設定を確実に終
了している。
【0150】これに続くt7とし8の間に定義された期
間、いわゆるPOWER−ON PHASEの間に、両
方の信号EN及びSTBは、マイクロコントローラの側
から、SLEEP状態への半導体回路100の設定に相
応してまだ論理レベル“L”を有する。この論理状態に
おいて、例えば7のところにおいてスイッチ25からの
目ざまし信号が認識されると、機能ブロック145又は
143に目ざましフラッグがセットされる。このこと
は、STB信号が“L”から″“H”に移行する前の状
態において、すなわちERR/INTのための第1の信
号ウインドウにおいて、4のところにINTERRUP
T信号を発生するようになる。この期間における4のと
ころのINTERRUPTは、マイクロコントローラ2
1によってWAKEUP INTERRUPTと解釈さ
れる。図12bにおいて、ブロック145又は143に
おける目ざましフリップフロップを問合わせる上側スイ
ッチ位置が、この場合に相当する。
【0151】POWER−OM PHASEの少なくと
も一部において、なるべくバス誤り認識部132は、例
えば半導体回路100の端子10における立上がりエッ
ジVCCによって有効にされる手段によって、まだ不動
作であることができる。
【0152】t8とt9の間においてこれに続く期間、
いわゆるRECEIVE ONLYPHASEの間に、
マイクロコントローラは、STB=“H”、EN=
“L”を送出する。あらかじめ145又は143内に電
源故障フラッグがセットされているか、又はセットされ
ると、いずれの場合にもこのことは、EN信号が“L”
から“H”に移行する前の状態において、すなわちER
R/INTのための第2の信号ウインドウにおいて、4
のところにINTERRUPT信号を発生するようにな
る。この期間における4のところのINTERRUPT
は、マイクロコントローラ21によってPOWERFA
IL INTERRUPTと解釈される。図12bにお
いて、ブロック145又は143における電源故障フリ
ップフロップを問合わせる中央のスイッチ位置は、この
場合に相当する。
【0153】時点t9に達するとすぐに、完全な通信能
力が構成されており、かつマイクロコントローラ21
は、EN=“H”、STB=“H”を送出する。あらか
じめバス誤り評価ブロック144に又は143にバス誤
りフラッグがセットされているか、又はセットされる
と、このことは、この論理状態において、すなわちER
R/INTのための第3の信号ウインドウにおいて、4
のところにINTERRUPT信号を発生するようにな
る。時点t9以後の4のところのINTERRUPT
は、マイクロコントローラ21によってBUS ERR
OR−INTERRUPTと解釈される。図12bにお
いて、ブロック144又は143におけるバス誤りフリ
ップフロップを問合わせる下側のスイッチ位置は、この
場合に相当する。
【0154】図12bに、目ざましフラッグ及び電源故
障フラッグのリセットも示されている。これは、EN=
“H”、STB=“H”のとき、信号EN及びSTBに
依存して行なわれる。それにより次に動作モードSLE
EP(EN=“L”、STB=“L”)に移行した後、
改めて目ざましする際にフラッグレジスタが再び白紙の
状態であり、したがってセットできることが確実になっ
ている。
【0155】本発明による装置を含む電子装置は、その
点において大まかに図13による総合ブロック回路図を
有することができる。すでに周知の部分の他に、ここで
はなお調整器出力端子20.2における電位VCCのた
めの中央補助コンデンサ161、マイクロコントローラ
21のクロック周波数を決める構成部分162、及びセ
ンサ及びアクチュエータとバスプロトコルモジュール2
2を含むマイクロコントローラ21との間のインターフ
ェースとして入力/出力−インターフェース163が概
略的に示されており、このインターフェースは、VCC
及びVBATTから給電される。この図は、半導体回路
100も、その前記の機能に関しかつその通信レーン内
の配置に関して、ある程度CAN H/VAN Lとマ
イクロコントローラ21又はバスプロトコルモジュール
との間のインターフェースと考えることができること
を、明らかにしている。
【0156】このような考えに関しても、半導体回路1
00及びとくにその送信最終段133が、起こり得るあ
らゆるバス誤りに対して固有に保護されており、かつ機
能ブロック130の枠内において機能ブロック131及
び132によって、誤りの場合に通信動作能力を維持す
るバス処理が、マイクロコントローラを排除して純粋に
ハードウエア的に行なわれることは、重要であるとわか
った。それによりマイクロコントローラ及びこれに付属
のバスプロトコル機能は、完全にしゃ断することができ
る。
【0157】この特徴は、送信手段が、これを含む半導
体回路100に故障が存在する際に、自動的にバスから
切離されるように、送信手段130又は少なくともこれ
に含まれる最終段133を選択的に構成することによっ
てなお援助され、それによりその点において障害を有す
る装置によるバス網のロックが回避される。
【0158】完全性のために、次のことを述べておく。
すなわち誤りの場合に、バスを介した緊急通信のまだ存
在する最善の可能性の認識、及び送信及び受信手段の設
定及び/又は構成変更及び/又は適応を行なう半導体回
路の手段は、バス線電位をこの電位のための固定の公差
ウインドウとアナログ比較を行なうことに基づいて作用
することができる。
【0159】一般性を制限することなく、半導体回路1
00は、これに関して図式的には説明していないフィル
タ要素−とくにローパス特性を有する−も一緒に含むこ
とができる。例えばこのようなフィルタ要素は、端子7
と目ざまし認識論理部111との間、及びCAN H及
びCAN Lのための端子11及び12と(自律の)受
信ブロック120のそれぞれの入力端子及び誤り認識モ
ジュール132及び/又は目ざまし認識論理部111の
バス入力端子との間に設けることができる。
【0160】これらフィルタ要素は、S/N比を増加
し、かつ高周波漂遊効果(EMV)及び高周波妨害信号
に対する回路100の応答感度を低下し、これら高周波
妨害信号は、バス誤りによって引起こされるアースを介
した単線動作の際にアース帰線のレーン内において有効
信号に加わる。もっとも簡単な場合、ここではアナログ
ローパスフィルタが使でき、これらローパスフィルタの
要素は、100ないにおいて回路幾位相何学的に分配す
ることができる。
【0161】その際、それにもかかわらず準デジタルフ
ィルタを使用することができ、例えば複数のバスビット
長さのオーダの所定の応答時間を有するものを使用する
ことができる。
【0162】一般性を制限することなく、半導体回路1
00は、バイリオテック(Biliothek)セル
(標準セル)内に定義することができ、このセルは、初
めのまま又は編集可能に半導体チップ上に転写し、ここ
に種々の技術によってその物理的な外形を形成するよう
にすることができる。この意味において本発明の範囲
は、半導体回路100が、マイクロコントローラ21及
び/又はバスプロトコルモジュール22とともに1つの
半導体チップ上に実現され、かつ両方ともその点におい
てモノリシックに構成されているように広げられ、その
際、このようにして得られたモノリシックスイッチ回路
は、この時、少なくとも2つの異なったエネルギー供給
領域を有する。
【0163】このような処置により、相応して構成され
た電子装置における必要なはんだ結合の数が最小になる
だけではない。それにより所要場所もかなり減少するの
で、交通手段内のきわめて小さく維持すべき制御装置に
おける装置の使用も適当である。
【0164】このような実現方法において、装置は、一
緒に集積化された特別な手段を含むことができ、これら
手段は、バスに接続された受信及び送信手段を実際にバ
スを含めて起こり得るあらゆる誤り状態に対して外方に
向かって誤りを許容するようにするために、外部の保護
手段を不要にする。
【0165】前記のことにより、とくに交通手段におけ
る本発明の利用が提供される。なぜならこれら交通手段
において適当なバス網の支持体としてここで考慮された
制御装置の動作のために、限定されたエネルギー貯蔵量
の状況は、ここにおいてとくに意味深いものとして存在
するからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】CANバス網において実現する際の装置のブロ
ック回路図である。
【図2】図1における集積半導体回路100の機能ブロ
ックにまとめた種々の機能を説明する略図である。
【図3】機能ブロック131によって行なわれる電流源
及び抵抗によるバス線の終端配線を示す概略作用回路図
である。
【図4】動作モード“NORMAL”におけるこのよう
な別の装置を有するCAN網結合における装置を示す概
略作用回路図である。
【図5】バス誤りなしの動作モード“SLEEP”及び
“STANDBY”におけるこのような別の装置を有す
るCAN網結合における装置を示す概略作用回路図であ
る。
【図6】CAN Hの中断の際にCAN Lを介して対
称に終端されたCANのSLEEPモードから目ざまし
不可能であることを説明する概略作用回路図である。
【図7】CAN Hの中断の際にCAN Lを介して非
対称に終端されたCANのSLEEPモードから目ざま
し可能であることを説明する概略作用回路図である。
【図8】図7による目ざまし過程の際に非対称に終端さ
れたバス線CAN Lにおける電圧経過を示す線図であ
る。
【図9】CAN Lにおけるアース接続を有する動作モ
ード“SLEEP”又は“STANDBY”におけるこ
のような別の装置を有するCAN網結合における装置を
示す概略作用回路図である。
【図10】CAN Hにおける電源接続を有する動作モ
ード“SLEEP”又は“STANDBY”におけるこ
のような別の装置を有するCAN網結合における装置を
示す概略作用回路図である。
【図11】装置により直接認識及び処理可能なバス誤り
を示す略図である。
【図12】動作電流源への接続後の種々の電圧経過を説
明する簡単な線図、及び本発明の誤り又は中断信号を動
作状態に依存して種々に評価することを説明するための
ブロック回路図である。
【図13】本発明により構成されたバス相互接続によっ
て動作することができる装置の簡単な構造を説明するた
めの総合ブロック回路図である。
【符号の説明】
1 制御出力端子 2 受信入力端子 3 送信出力端子 4 誤り又は中断信号出力端子 5 状態信号入力端子 6 状態信号入力端子 7 目ざまし入力端子 16 終端要素 17 終端要素 20 電圧調整器 20.3 制御入力端子 20.4 リセット出力端子 21 マイクロコントローラ 22 バスプロトコルモジュール 24 誤り又は中断信号出力端子 26 代用終端部 27 代用終端部 28 リセット入力端子 29 接続部 100 半導体回路 111 目ざまし認識手段 120 受信手段 130 送信手段 131 バス終端切換え手段 132 バス誤り認識手段 133 送信最終段 141 スイッチ手段 144 バス誤り評価手段 145 目ざまし評価手段
フロントページの続き (72)発明者 ユルゲン・ミヌート ドイツ連邦共和国アイスリンゲン・メツケ ンヴエーク16 (72)発明者 ユルゲン・ゼツツエル ドイツ連邦共和国イリンゲン・ブルツクネ ルシユタツフエル1

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2線バスを介して別の装置との通信を実
    行するためにマイクロコントローラ(21)及びバスプ
    ロトコルモジュールを含む、電子装置のバス相互接続し
    た動作のための装置において、 装置が: −上位の電位(UBATT/VBATT)から給電可能
    でありかつ両方のバス線とバスプロトコルモジュール
    (22)との間の信号流レーンに配置されかつマイクロ
    コントローラ(21)の状態信号(6/EN,5/ST
    B)に依存して少なくとも2つの動作モード、すなわち −“送信及び受信”(NORMAL)、 −“睡眠”(SLEEP) の可能な半導体回路(100)を有し、この半導体回路
    が: −出力端子がバスプロトコルモジュール(22)の受信
    入力端子(Rx)と連絡し(3)かつ両方のバス線(C
    AN_H、CAN_L)に接続された受信手段(12
    0)、及び入力端子がバスプロトコルモジュール(2
    2)の送信出力端子(Tx)と連絡する(2)送信最終
    段(133)を含みかつ両方のバス線(CAN_H,C
    AN_L)に接続された送信手段(130)を有し、 −入力端子(7)から又はバス(CAN_H,CAN_
    L)から目ざまし信号を認識した後に投入信号(ENA
    /NINH)を制御出力端子(1)に供給するため、及
    び動作モード“睡眠”(SLEEP)においてしゃ断信
    号(NENA/INH)を送出するために、目ざまし入
    力端子(7)を有しかつバス(CAN−H,CAN_
    L)に接続された目ざまし認識手段(111)及びスイ
    ッチ手段(141)を有し: −制御された出力電圧(VCC)を供給するために上位
    の電位(UBATT/VBATT)から給電可能な電圧
    調整器(20)を有し、この電圧調整器によって、マイ
    クロコントローラ(21)及びバスプロトコルモジュー
    ル(22)に動作エネルギーを供給することができ、そ
    の際、電圧調整器(20)が、半導体回路(100)の
    前記制御出力端子(1)と連絡する制御入力端子(2
    0.3)を有し、かつ投入信号(ENA/NINH)を
    加えた際に投入され、かつしゃ断信号(NENA/IN
    H)を加えた際にしゃ断されているようになっているこ
    とを特徴とする、電子装置のバス相互接続した動作のた
    めの装置。
  2. 【請求項2】 −電圧調整器(20)が、リセット出力
    端子(20.4)及び自律手段を含み、これら自律手段
    が、マイクロコントローラ(21)の給電のための下位
    の電位(VCC)を供給するために電圧調整器を投入し
    た後に、リセット信号(PWROR)を発生し、このリ
    セット信号が、マイクロコントローラ(21)のリセッ
    ト入力端子(28)に供給可能であることを特徴とす
    る、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 −半導体回路(100)が、さらに両方
    のバス線を介した通常の通信様式を害するバス誤りの生
    じた際に、その受信手段に関しかつその送信手段に関し
    てバスを介した緊急通信のまだ存在する最善の可能性の
    ために、マイクロコントローラ(100)の援助なしに
    設定でき、かつ/又は構成変更でき、かつ/又は適応で
    きるようになっていることを特徴とする、請求項1記載
    の装置。
  4. 【請求項4】 さらに装置が: −バス加入者数(n)に依存して確定されかつ半導体回
    路に接続された2つの終端要素(16,17)を有し、 かつさらに半導体回路が: −バス誤り認識手段(132)、及び −バス終端に影響を及ぼす共同動作バス終端切換え手段
    (131)、及び −マイクロコントローラ(21)に送出可能な(4;2
    4)少なくとも1つの誤り又は割込み信号(ERR/I
    NT)を準備しかつ送出するバス誤り(144)及び目
    ざまし評価手段(145)を有することを特徴とする、
    請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 −電圧調整器(20)が、投入に応答す
    るリセット信号(PWROR)を発生する手段、及びこ
    れを送出する出力端子(20.4)を有し、この出力端
    子が、マイクロコントローラ(21)に接続されている
    (29)ことを特徴とする、請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 −受信手段(120)が、送信手段(1
    30)には関係なく独立に、バスを介した緊急通信のま
    だ存在する最善の可能性に対して設定でき、かつ/又は
    構成変更でき、かつ/又は適応できるようになっている
    ことを特徴とする、請求項1記載の装置。
  7. 【請求項7】 −バス誤り認識(132)及びバス終端
    切換え手段(131)が、第1の動作モード(NORM
    AL)において、終端要素(16,17)を両方のバス
    線に接続し(S1,S2)、第2の動作モード(SLE
    EP)において、少なくとも1つのこの要素(17)に
    代わって、半導体回路内に一緒に集積化された第1の代
    用終端部(17’)を接続し(S3)、かつ認識された
    バス誤りのモードに依存して、前記少なくとも1つの終
    端要素(16,17,17’)に代わって、半導体回路
    内に集積化された第2及び第3の代用終端部(26,2
    7;26’,27’)を両方のバス線(CAN_H、C
    AN_L)の少なくとも1つに接続する(S1,S2,
    S3,SOH)ことができることを特徴とする、請求項
    4記載の装置。
  8. 【請求項8】 −受信手段(120)及び送信手段(1
    30)が、バスを含むアプリケーション固有に可能なあ
    らゆる故障の場合に対して、それ自体それぞれ破懐なく
    誤りに寛大に実現されていることを特徴とする、請求項
    1記載の装置。
  9. 【請求項9】 −少なくとも送信最終段(133)が、
    装置の固有誤りの場合、バス(CAN_H/CAN_
    L)から切離すことができる(EN)ことを特徴とす
    る、請求項1記載の装置。
  10. 【請求項10】 −送信手段(130)が、装置の固有
    誤りの場合、送信最終段(133)の電流供給をしゃ断
    可能な手段を含んでいることを特徴とする、請求項1記
    載の装置。
  11. 【請求項11】 −半導体回路(100)が、動作モー
    ド“睡眠”(SLEEP)において、基準電位(GN
    D)に対して両方のバス線(CAN_H,CAN_L)
    のインピーダンスに関して非対称の終端を行なうことを
    特徴とする、請求項1記載の装置。
  12. 【請求項12】 −第1の代用終端部(17’)が、上
    位の電位(UBATT/VBATT)に接続されている
    ことを特徴とする、請求項7記載の装置。
  13. 【請求項13】 −第1の代用終端部(17’)におい
    て抵抗が問題になり、この抵抗が、通常の終端抵抗(1
    7)の値の数倍のオーダにある値を有し、その際、この
    数倍が、バス加入者の数nに相当することを特徴とす
    る、請求項7記載の装置。
  14. 【請求項14】 −第2及び第3の代用終端部(26,
    27)が、定電流源によって実現されていることを特徴
    とする、請求項7記載の装置。
  15. 【請求項15】 −第2及び第3の代用終端部(26,
    27)が、高オーム性の抵抗(27’,27’)によっ
    て実現されていることを特徴とする、請求項7記載の装
    置。
  16. 【請求項16】 −半導体回路(100)が、さらに次
    の動作モード、すなわち −受信専用(RECEIVE) −準備(STANDBY) を有し、これら動作モードにおいて、送信最終段の電流
    供給がしゃ断可能であり、又は送信最終段(133)
    が、バス(CAN_H,CAN_L)から選択的に切離
    すことができる(EN)ことを特徴とする、請求項1記
    載の装置。
  17. 【請求項17】 −半導体回路(100)が、(第1
    の)限界値(VL1)を下回ったかどうかに関して少な
    くとも上位の電位UBATT/VBATTを監視する手
    段(110)、及び評価手段(145)を含み、これら
    評価手段が、マイクロコントローラ(21)のためのP
    OWERFAIL−誤り又は割込み信号(4/ERR/
    INT)内において前記の限界値以下へのこの電位の認
    識された低下を評価することを特徴とする、請求項1記
    載の装置。
  18. 【請求項18】 −半導体回路(100)が、第2の限
    界値(VL2)を下回ったかどうかに関してマイクロコ
    ントローラ(21)の給電電位(VCC)を監視する手
    段(110)、及び評価手段(145)を含み、これら
    評価手段が、マイクロコントローラ(21)のためのP
    OWERFAIL−誤り又は割込み信号(4/ERR/
    INT)内において前記の限界値以下へのこの電位の認
    識された低下を評価することを特徴とする、請求項1記
    載の装置。
  19. 【請求項19】 −装置が、バス誤り認識(132)及
    びバス終端切換え手段(133)、及びマイクロコント
    ローラ(21)に送出可能な(4;24)少なくとも1
    つの誤り又は割込み信号(ERR/INT)を準備する
    バス誤り評価手段(144)を含み、かつ最後の手段
    が、出力側において、(第1の)限界値(VL1)を下
    回ったことを評価する手段(145)に論理結合されて
    いることを特徴とする、請求項17記載の装置。
  20. 【請求項20】 −装置が、両方の限界値(VL1、V
    L2)を下回る又は下回ったとき、誤り及び割込み信号
    (ERR/INT)を発生することを引起こす論理手段
    を含むことを特徴とする、請求項17又は18記載の装
    置。
  21. 【請求項21】 −最終段(133)が、所定の限界値
    以下への上位の電位(UBATT/VBATT)の低下
    の場合、バス(CAN_H,CAN_L)から切離され
    ることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  22. 【請求項22】 −切離しが、バス(CAN_H,CA
    N_L)への送信手段の能動的な接続を行なう制御入力
    端子(EN)のロックによって行なわれることを特徴と
    する、請求項21記載の装置。
  23. 【請求項23】 −半導体回路が、誤りの場合に、バス
    を介した緊急通信のまだ存在する最善の可能性の認識、
    及び公差ウインドウとバス線電位のアナログ比較に基づ
    く設定及び/又は構成変更及び/又は適応を行なう手段
    を含むことを特徴とする、請求項3記載の装置。
  24. 【請求項24】 −設定及び/又は構成変更及び/又は
    適応が、通知損失を回避するように行なわれることを特
    徴とする、請求項23記載の装置。
  25. 【請求項25】 −半導体回路(100)が、少なくと
    も両方のバス線(CAN_H,CAN_L)のそれぞれ
    と受信手段(120)の対応する入力端子との間、及び
    目ざまし信号(7)のための入力端子と目ざまし認識手
    段(111)との間に配置されたフィルタ手段を含んで
    いることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  26. 【請求項26】 −半導体回路(100)が、編集可能
    な標準セルの様式で半導体チップ上にモノリシックに実
    現されていることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  27. 【請求項27】 半導体回路(100)が、バスプロト
    コルモジュールとともにモノリシックに集積化されてい
    ることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  28. 【請求項28】 半導体回路(100)が、マイクロコ
    ントローラ(21)とともにモノリシックに集積化され
    ていることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  29. 【請求項29】 交通手段における、請求項1記載の装
    置の利用。
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