JPH10103747A - 分散配置空調群装置 - Google Patents

分散配置空調群装置

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JPH10103747A
JPH10103747A JP8254693A JP25469396A JPH10103747A JP H10103747 A JPH10103747 A JP H10103747A JP 8254693 A JP8254693 A JP 8254693A JP 25469396 A JP25469396 A JP 25469396A JP H10103747 A JPH10103747 A JP H10103747A
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JP
Japan
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control
identification code
centralized
unit
control unit
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JP8254693A
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English (en)
Inventor
Riyouji Nakanishi
了路 中西
Yoshihiro Nakamura
由浩 中村
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数組の分散配置型空調構成に対する集中制
御を簡便な構成で行えるようにした分散配置空調群装置
を提供する。 【解決手段】 分散配置空調群装置500には〔構成
(イ)〕〔構成(ロ)〕〔構成(ハ)〕のような複数組
の分散配置型空調構成を設けてある。各室内機IU11
〜13・IU21〜22・IU31〜34にのみ指令制
御を与えるための集中制御器TC01〜TC03を設け
る。集中制御器TC01の制御部のみが、各熱源機OU
01〜03の制御部に記憶した各室内機・熱源機間の制
御用の第1の識別符号(アドレス)AD1を読み取り、
この第1の識別符号AD1にもとづいて、集中制御器・
各室内機間の制御用のみに用いる第2の識別符号(アド
レス)AD2を設定する。他の集中制御器TC02・T
C03は同一の第2の識別符号AD2によって中制御器
TC01と同様に、各室内機間を制御し、運転情報を表
示できるので、任意の集中制御器から随意に室内機を制
御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は分散配置空調群装
置における指令制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の分散型配置空調構成としては、
図10の〔構成(イ)〕の構成(以下、第1従来技術と
いう)ように、例えば、屋外などに設けた吸収ヒートポ
ンプ装置の熱源機、例えば、商用電源またはガスエンジ
ン電源により運転動作する吸収ヒートポンプ装置などの
熱源機OU01の1基から各室内に分散して配置した空
調利用を行う複数基の室内機IU11・IU12・IU
13〜IU1nに空調用熱源、つまり、熱操作流体を管
路Tにより給配して、冷房または暖房若しくは冷暖房
(この発明において冷暖房等という)の空調を行うとと
もに、各室内機IU11・IU12・IU13〜IU1
nの動作状態、つまり、負荷状態に関連付けて熱源機O
U01の運転を指令制御するように連結動作する構成が
周知である。こうした構成において、熱源機OU01
は、一般に、室外に配置されるため、室外機とも言われ
ている。
【0003】こうした分散型配置空調構成のものでは、
各室内機IU11・IU12・IU13〜IU1nに動
作開始・設定温度・動作時間などの所要の動作条件を設
定情報Da(図示せず)として与えるための操作器RC
11・RC12・RC13・RC1nを各室内機ごとに
付属して設けるとともに、熱源機OU01と各室内機I
U11・IU12・IU13〜IU1nと操作器RC1
1・RC12・RC13・RC1nとのそれぞれに、マ
イクロコンピュータ(以下、CPUという)を主体にし
た制御処理部(この発明において制御部という)を設け
て、設定情報Daに対応する制御を行っている。
【0004】各操作器RC11・RC12・RC13・
RC1nは遠隔操作用として用いるため、一般に、リモ
ートコントローラまたは略してリモコンとも言われてお
り、また、各操作器RC11・RC12・RC13・R
C1nと各制御部201B・202B・203B〜20
nBとの間の通信路Bは、有線通信によるものと、無線
通信、例えば、遠赤外光による光通信によるものとがあ
る。
【0005】そして、熱源機の制御部と各室内機の各制
御部との間の連結動作を行うための通信路A、一般に、
有線通信路によって構成してある。
【0006】こうした空調制御動作を行うために、少な
くとも熱源機・各室内機の制御部の間での通信連絡を適
確にするための識別符号を設定しており、この識別符号
をアドレスまたは通信用アドレスとも言っている。
【0007】上記の各個別の識別符号の設定は、設置工
事を完了した直後に設定されるほか、修理時にも設定し
直しが行われるが、一般には、各個別に設けた複数桁の
スイッチによる設定部を操作して手動設定する構成(以
下、第2従来技術という)が用いられており、さらに、
こうした手動設定の不便さを解消するために、この識別
符号の設定作業を自動的に行えるようにした自動識別符
号設定構成(以下、第3従来技術という)が本願出願人
の出願にもとづく特開平4−194540などにより開
示されている。
【0008】また、高域分散建造物や高層建造物におけ
る空調施設では、図10の〔構成(イ)〕のような分散
配置型空調構成を複数組配置し、または、図10の〔構
成(ロ)〕のように、1基の室内機IU21に複数の操
作器RC21・RC22を連結動作する構成や図10の
〔構成(ハ)〕のように、複数基の室内機IU31・I
U32・IU33〜IU3nを1つの操作器RC01に
よって連結動作する構成などを含む種々分散配置型空調
構成を複数組配置した構成(この発明において、分散配
置空調群装置という)があり、こうした構成のもので
は、全体を統括的に制御管理するための中央制御装置C
C01・CC02とも連結動作するようにした構成(以
下、第4従来技術という)のものが本願出願人の出願に
よる特開平8−75229によって開示されている。
【0009】こうした中央制御装置CC01・CC02
を設けるような構成では、各分散配置した〔構成
(イ)〕・〔構成(ロ)〕・〔構成(ハ)〕と中央制御
装置CC01・CC02とにおける通信信号の構成様
式、例えば、通信速度などのプロトコルが異なることが
多いので、ゲートウエイ機能をもつ中継器GW01・G
W02・GW03を介在させ、各通信路Aとは分離され
た通信路Cを設けるように構成している。
【0010】図10の構成のうちから、操作器の部分を
省略して、熱源機・中継器・中央制御装置を各1つずつ
選んで、簡略化した構成にするとともに、各機器内の要
部の構成を摘出してみると、図11のようになってい
る。
【0011】図11において、室内機IU11Aは、制
御部201に対して、所要部分の温度・圧力などの情報
を与えるための各検出器202と、制御部201によっ
て制御する送風機203や各制御弁204と、他の制御
部との通信を直列形態の符号による情報信号にして通信
するための通信用インタフェース206・207などで
構成され、通信用インタフェース206から通信回線A
を介して熱源機OU01A・中継器GW01Aと交信を
行うとともに、通信用インタフェース207から通信回
線Bを介して操作器RC21Aと交信を行っている。
【0012】熱源機OU01Aは、制御部101に対し
て、所要の情報データを入力するための操作キー105
と、所要部分の温度・圧力などの情報を与えるための各
検出器102と、制御部101によって制御する送風機
103や各制御弁104と、他の制御部との通信を直列
形態の符号による情報信号にして通信するための通信用
インタフェース106などで構成され、通信用インタフ
ェース106から通信回線Aを介して室内機IU11A
・中継器GW01Aと交信を行っている。
【0013】中継器GW01Aは、通信用インタフェー
ス402を介して与えられる通信回線Aの通信信号を制
御部401によって通信回線Cで使用する信号形態に直
して通信用インタフェース403に与えるとともに、通
信用インタフェース403を介して与えられる通信回線
Cの通信信号を制御部401によって通信回線Aで使用
する信号形態に直して通信用インタフェース402に与
えることにより、通信回線A・通信回線C間の交信の仲
介を行っている。
【0014】中央制御装置CC01Aは、制御部501
に対して、所要の情報を入力するための操作キー505
と、操作キー505で入力した設定情報や熱源機OU0
1A・室内機IU11Aの各機器における動作情報・検
出情報などを表示するための表示器303と、他の制御
部との通信を直列形態の符号による情報信号にして通信
するための通信用インタフェース506などで構成さ
れ、通信用インタフェース506から通信回線Cを介し
て中継器GW01Aと交信を行っている。
【0015】そして、各機器からの通信は、図11に示
すような所定の〔通信信号の構成様式〕、つまり、所定
フォーマットの通信フレームで編成された信号によって
指令・中継・応答を行っている。
【0016】図11の〔通信信号の構成様式〕におい
て、「あて先」の部分は、通信相手とする所要の制御部
の識別符号、つまり、相手方の通信用アドレスになって
おり、また、「送信元」の部分は、その通信信号を送信
している制御部の識別符号、つまり、送信元の通信用ア
ドレスになっている。
【0017】そして、これらの「あて先」・「送信元」
を表す識別符号AD、つまり、通信用アドレスを、上記
の第3従来技術などによる自動識別符号設定構成によっ
て設定する構成のものでは、制御部に付属するRAMの
作業用メモリに記憶するものと、制御部に付属する電気
的に書換可能なPROM、つまり、EEPROM、また
は、装置の電源を切った後には電池などのバックアップ
電源によって記憶が維持されるようにしたRAMなどに
記憶するものとが周知であり、前者の場合は、装置電源
を投入する都度に、自、動識別符号設定を行う必要があ
るが、後者の場合は、設置工事を完了した直後に1度だ
け設定する操作を行い、または、修理時などに1度だけ
設定し直しを行えばよいという利点がある。
【0018】また、こうした制御部間の通信において、
1つの通信回線に同時に2つの通信信号が重なって送信
されないように、つまり、通信衝突を起こさないよう
に、通信回線上の信号を検出するとともに、通信回線上
の他の通信信号があるときには、所定時間を待って、送
信するようにした構成(以下、第5従来技術という)が
本願出願人の出願にもとづく特開平2−108399な
どに開示されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記の第4従来技術の
構成のものは、大規模な分散配置空調群装置の場合の構
成であって、これよりも小規模の構成の分散配置空調群
装置として、図10の中継器GW01・GW02・GW
03と中央制御装置CC01・CC02とが無く、分散
配置型空調構成として同一の構成を複数組、例えば、図
10の〔構成(イ)〕を複数組配置した編成による構成
のもの、または、図10の〔構成(イ)〕〔構成
(ロ)〕〔構成(ハ)〕のような異なる構成を任意に選
択して複数組した編成による構成のものなどがある。
【0020】そして、こうした小規模の分散配置空調群
装置において、各分散配置型空調構成の熱源機・室内機
の各制御部間の通信構成が同一の通信プロトコルをもつ
もので構成された装置構成の場合に、上記の第4従来技
術による構成や識別符号の設定、つまり、通信アドレス
の設定を用いたのでは、構成が複雑で高価にならざる得
ず、また、識別符号の設定にも時間が掛かるなどの不都
合がある。
【0021】このため、簡便な構成によって、分散配置
空調群装置を集中制御できるようにした構成の提供が望
まれており、こうした集中制御と識別符号の設定とをど
のように構成すればよいかという課題がある。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な熱源機と所定数の室内機との組み合わせを1組とし
て、上記の熱源機に設けた制御部と上記の室内機に設け
た制御部とを連結動作して熱操作流体を給配することに
より上記の室内機による冷暖房等の空調制御を行うとと
もに、上記の各制御部に設定した第1の識別符号を用い
て上記の連結動作の指令制御を行うようにした分散配置
型空調構成を複数組配置した分散配置空調群装置におい
て、各上記の分散配置型空調構成のうちの各上記の室内
機の各制御部に対してのみ、上記の指令制御とは独立し
た指令制御、つまり、集中制御を行うための集中制御器
を設ける集中制御手段を設ける第1の構成と、
【0023】この第1の構成に加えて、上記の集中制御
器の制御部からの指令制御により、上記の第1の識別符
号にもとづいて、上記の集中制御のみに用いる第2の識
別符号を上記の第1の識別符号とは異なる識別符号によ
って設定する集中制御用識別符号設定手段を設ける第2
の構成と、
【0024】上記の第1の構成に加えて、上記の集中制
御器の制御部からの指令制御により、上記の第1の識別
符号にもとづいて、上記の集中制御のみに用いる第2の
識別符号を上記の第1の識別符号とは異なる識別符号に
より、上記の第1の識別符号が上記の集中制御器の制御
部に到着した順に設定する集中制御用識別符号設定手段
を設ける第3の構成と、
【0025】上記の第2の構成に加えて、上記の集中制
御器の制御部からの指令制御により、全ての上記の室内
機の制御部から上記の第2の識別符号を上記の集中制御
器の制御部に読み取って、上記の第2の識別符号の重複
の有無と、上記の第2の識別符号が未設定の上記の室内
機の制御部の有無とを判別する判別手段を設ける第4の
構成と、
【0026】上記の第1の構成に加えて、上記の集中制
御器の制御部からの指令制御により、上記の熱源機の制
御部に記憶されている各上記の室内機に対する各上記の
第1の識別符号を読み取るとともに、読みった各上記の
第1の識別符号にもとづいて、上記の集中制御のみに用
いる第2の識別符号を上記の第1の識別符号とは異なる
識別符号によって設定する集中制御用識別符号設定手段
を設ける第5の構成と、
【0027】上記の第1の構成と同様の分散配置空調群
装置において、各上記の分散配置型空調構成のうちの各
上記の室内機の各制御部に対してのみ、上記の指令制御
とは独立した指令制御、つまり、集中制御を行うための
集中制御器を複数設ける集中制御手段と、上記の複数の
うちの所定の1つの集中制御器の制御部からの指令制御
により、上記の第1の識別符号にもとづいて、上記の集
中制御のみに用いる第2の識別符号を上記の第1の識別
符号とは異なる識別符号によって設定する集中制御用識
別符号設定手段と、上記の1つの集中制御器の制御部か
らの指令制御により、所定の上記の室内機の制御部に記
憶されている所定の情報を、全ての上記の集中制御器の
各表示部に表示する運転情報表示手段とを設ける第6の
構成と、
【0028】上記の第6の構成における運転情報表示手
段に代えて、上記の1つの集中制御器の制御部からの定
期通信による指令制御により、所定の上記の室内機の制
御部に記憶されている運転情報を、全ての上記の集中制
御器に表示する運転情報表示手段を設ける第7の構成
と、
【0029】上記の第2の構成に加えて、上記の集中制
御器の制御部からの定期通信による指令制御により、増
設された上記の室内機の有無を判別するとともに、上記
の増設された上記の室内機に対して上記の第2の識別符
号を設定する増設識別符号設定手段を設ける第8の構成
とによって上記の課題を解決したものである。
【0030】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として、図
10の〔構成(イ)〕〔構成(ロ)〕〔構成(ハ)〕の
分散配置型空調構成の組み合わせによる分散配置空調群
装置500に、この発明を適用した場合の実施例を説明
する。
【0031】
【実施例】以下、図1〜図9により実施例を説明する。
図1〜図9において、図10・図11における各符号と
同一の符号の部分は、図10・図11により説明した機
能と同一の機能をもつ部分である。また、図1〜図9に
おいて、同一符号で示す部分は、図1〜図9のいずれか
によって説明した同一符号の部分と同一の機能をもつ部
分である。
【0032】〔第1実施例〕図1〜図6により第1実施
例を説明する。図1は、図10の各操作器を省略して図
示したものであり、実際には、図10と同様に、所要の
操作器が配置されているものである。
【0033】そして、図1の構成が図10の構成と異な
る箇所は、次のとおりである。第1の異なる箇所は、
〔構成(イ)〕〔構成(ロ)〕〔構成(ハ)〕の各熱源
機OU01〜OU03と各室内機IU11〜IU13・
IU21〜IU22・IU31〜IU34との各制御部
70を図2のように構成してあり、各制御部70を同一
の通信プロトコルで通信できるように構成してあるた
め、各制御部70を同一の通信路D、例えば、2芯通信
用ケーブルに接続して各制御部70間の通信を行えるよ
うにした箇所である。そして、この通信のために、通信
接続端子78を設けてあり、この通信接続端子78を、
必要に応じて、例えば、RS485規格などの通信用I
Cを用いた通信接続端子によって構成している。
【0034】図2の構成では、〔構成(イ)〕の熱源機
OU01の制御部70と室内機IU11の制御部70
と、後記の集中制御器TC01とを1つの共通の通信路
Dに接続した構成を示してあるが、他の熱源機・室内機
も同様な構成をもつとともに、同様に通信路Dに接続し
た構成になっている。
【0035】図2において、熱源機OU01と室内機I
U11の各制御器70は、CPUを主体にして構成した
ものであって、例えば、市販のCPUボード(CPU/
B)を用いて構成したものであり、各部の状態を検出し
て得られる各検出信号と設定操作部76を操作して入力
される各操作信号によるデータと、通信接続端子78を
介して他の制御部70から与えられるデータとを入力デ
ータとして入出力ポート71から取り込んで作業メモリ
73、例えば、RAMに記憶するとともに、これらデー
タと、処理メモリ72、例えば、ROMに予め記憶した
処理フローのプログラムと、データ用メモリ74、例え
ば、EEPROMに記憶した基準値などデータとにもと
づいて所要の制御処理を行って得られた各部を制御する
ための各制御信号と他の制御部70に与えるデータの信
号とを入出力ポート71から出力するように構成すると
ともに、必要に応じて、時間的な処理を行うためのデー
タを得る時計回路と、各部の検出状態や設定状態などを
表示するための表示部77とを設けて構成してある。
【0036】第2の異なる箇所は、〔構成(イ)〕〔構
成(ロ)〕〔構成(ハ)〕の各熱源機OU01〜OU0
3と各室内機IU11〜IU13・IU21〜IU22
・IU31〜IU34との各制御部70には、〔構成
(イ)〕〔構成(ロ)〕〔構成(ロ)〕の各分散配置型
空調構成ごとに、それぞれ第1の識別符号AD1、つま
り、第1の通信用アドレスを、手動による設定操作、ま
たは、通信路Dを介して上記の第3従来技術などと同様
の自動識別符号設定を行うことにより、それぞれ、相手
方を指定して通信を行えるようにしてあり、例えば、次
のような符号構成で設定している箇所である。
【0037】つまり、この第1の識別符号AD1は、例
えば、符号構成を、2桁の数字で表した「系統」符号
と、2桁の数字で表した「室内機」符号とを「−」で結
び付けた「系統−室内機」による符号を、各〔構成
(イ)〕〔構成(ロ)〕〔構成(ハ)〕別に設定してあ
り、それぞれ、例えば、図1の各熱源機OU01〜OU
03と各室内機IU11〜IU13・IU21〜IU2
2・IU31〜IU34の下側に( )書き内に記した
「AD1:」のよに設定してあるものとする。
【0038】したがって、各制御部70の各データ用メ
モリ74におけるこれらの第1の識別符号AD1の記憶
状態は、具体的には、〔構成(イ)〕の分散配置型空調
構成における熱源機OU01と各室内機IU11〜IU
13を例にして示すと、例えば、図4の二重線による枠
内のものを記憶していることになる。ここで、例えば、
図4の配置機器欄のように、第1の識別符号AD1を各
配置機器の配置位置に関連付けておくようにしておけ
ば、第1の識別符号AD1によって、配置機器の配置位
置をも知ることができるわけである。
【0039】第3の異なる箇所は、〔構成(イ)〕〔構
成(ロ)〕〔構成(ロ)〕の各分散配置型空調構成のう
ちの各室内機IU11〜IU13・IU21〜IU22
・IU31〜IU34の各制御部70に対してのみ、個
別・グループ別・ゾーン別・一括、つまり、一斉などの
区別により選択して、所定の「指令制御」動作を行わせ
る集中制御を行うための集中制御器TC01を設けると
ともに、この集中制御器TC01からの指令制御にもと
づいて、各室内機IU11〜IU13・IU21〜IU
22・IU31〜IU34の各制御部70に対しての
み、所定の「指令制御」を行うための第2の識別符号A
D2を設定するなどの制御を行う構成を同一の通信路D
に接続して設けている箇所であり、具体的には、図2の
ように、集中制御器TC01の制御部70の通信接続端
子78を通信路Dに接続して設けた箇所である。
【0040】図2において、集中制御器TC01の制御
部70の各部の構成は、熱源機OU01・室内機IU1
1の制御部70と同様に構成してあり、異なる箇所は、
入出力ポート71の入出力構成の部分が、通信路Dに接
続した通信接続端子78と、設定操作部76・表示部7
7とによる入出力になっている。
【0041】そして、各熱源機OU01〜OU03から
各室内機IU11〜IU13・IU21〜IU22・I
U31〜IU34に熱操作流体を給配して各室内機IU
11〜IU13・IU21〜IU22・IU31〜IU
34による冷暖房等の空調制御を行う運転制御は、例え
ば、図4の二重線の枠内における第1の識別符号AD1
による各制御部70間の指令制御によって、〔構成
(イ)〕〔構成(ロ)〕〔構成(ロ)〕の各分散配置型
空調構成の構成ごとに、別個に、指令制御できる構成に
なっている。
【0042】つまり、各熱源機OU01〜OU03の運
転条件は、その熱源機に付属配置された各室内機IU1
1〜IU13・IU21〜IU22・IU31〜IU3
4に設定した運転の動作条件によって制御される。
【0043】さらに、各室内機IU11〜IU13・I
U21〜IU22・IU31〜IU34の運転の動作条
件は、これらの各室内機に付設した操作器または各室内
機の制御部70に入力データを与える設定操作部76か
らの設定入力にもとづいて動作させられているが、この
運転の動作条件を、集中制御器TC01の制御部70か
らの第2の識別信号AD2による制御指令、つまり、集
中制御器TC01の制御部70に付設した設定操作部7
6からの設定入力とにもとづく制御指令によって変更設
定できるようになっている。
【0044】そして、上記の第2の識別符号AD2を、
上記の第1の識別符号AD1にもとづいて設定する制御
処理を行うための図6の制御処理フローのプログラムを
集中制御器TC01の制御部70の処理メモリ72に記
憶するとともに、集中制御器TC01の制御部70のデ
ータ用メモリ74に、例えば、図4のような第2の識別
符号AD2と、集中制御に関連する識別符号とを、前以
て記憶しておくことにより、集中制御器TC01からの
指令制御によって、各室内機IU11〜IU13・IU
21〜IU22・IU31〜IU34の各制御部70の
データ用メモリ74に、図4の太線の枠内にある第2の
識別符号AD2を設定して記憶するとともに、図4の点
線の枠内にある集中制御に関連する「関連識別符号」を
記憶するようにしたものである。
【0045】〔設定操作/表示パネルの説明〕集中制御
器TC01の設定操作部76・表示部77は、具体的に
は、例えば、図3のように一体に形成したパネル面をも
つ構成になっている。図3において、左側の操作パネル
701と右側の操作パネル702とは操作設定部76に
相当する部分であって、各操作キーは、例えば、タッチ
キースイッチであり、また、中央の表示パネル703は
表示部77の表示面、例えば、液晶表示画面であって、
具体的な表示画面は、例えば、図3の〔表示パネル/表
示画面〕のようになっている。また、操作パネル701
・702に複数の小さな横長四角形の図形で示す各操作
キーは、横長四角形の中、または、横長四角形の上側に
記した文字の操作を行うためのキーである。
【0046】表示パネル703には、右側の運転情報表
示面703Aと左側の集中制御指令表示面703Bとが
あり、その下方に、集中制御器TC01自体の動作電源
をON−OFF、つまり、運転/停止するための電源ス
イッチ704が配置してある。
【0047】そして、集中制御器TC01によって、制
御処理する制御内容は、第1には、集中制御器TC01
から各室内機IU11〜IU13・IU21〜IU22
・IU31〜IU34に対してのみ、指令制御を行うた
めの通信アドレス、つまり、第2の識別符号AD2を上
記の第1の識別符号AD1にもとづいて設定する制御で
あり、第2には、第2の識別符号AD2による指令制御
によって、各室内機IU11〜IU13・IU21〜I
U22・IU31〜IU34の各制御部70に記憶され
ている所定の情報、例えば、運転情報を運転情報表示面
703Aに表示する制御であり、第3には、各室内機I
U11〜IU13・IU21〜IU22・IU31〜I
U34の各制御部70に設定されている動作条件、つま
り、運転操作の指令内容を、集中制御器TC01からの
指令制御によって変更する制御である。
【0048】このため、各室内機IU11〜IU13・
IU21〜IU22・IU31〜IU34に対する指令
制御を、各個別に選択して指令制御する「個別制御」
と、所要の一群を選択して指令制御する「群制御」と、
全てを一括して指令制御する「一斉制御」とが行えるよ
うにしてある。
【0049】このうち、上記の「群制御」を行うための
構成は、1つの熱源機に属する全ての室内機を1つの
「グループ」として扱うようにした「グループ制御」と
いう仕分け方と、全体の配置箇所を複数の区域に分けて
みた場合に、その1つの区域内に配置されている1つま
たは複数の熱源機に属する全ての室内機を「ゾーン」と
して扱うようにした「ゾーン制御」という仕分け方との
2つの仕分け方を設けてある。
【0050】つまり、「グループ」の仕分け方は、例え
ば、〔構成(イ)〕に属する全ての室内機IU11〜I
U13を第1グループ、〔構成(ロ)〕に属する全ての
室内機IU21〜IU22を第2グループ、また、〔構
成(ハ)〕に属する全ての室内機IU31〜IU34を
第3グループとしてグループ分けするように編成してい
る。
【0051】したがって、図1の構成とは異なるが、例
えば、1つの熱源機に対して1つの室内機のみしか設け
ていない構成が含まれている場合には、その構成に対し
ては、便宜上、その1つの室内機を1つのグループであ
るものとして扱われることになる。
【0052】また、「ゾーン」の仕分け方は、例えば、
同一区域内に配置された第1グループと第2グループと
を一括したものを第1ゾーンとし、他の区域内に配置さ
れた第3グループと第nグループ(図示せず)とを一括
したものを第2ゾーンとしてゾーン分けすることができ
る。なお、これらの「グループ」と「ゾーン」との編成
は、操作パネル701・702に設けた所要の操作キー
を操作することによって行うことができる。
【0053】そして、例えば、集中制御器TC01によ
って指令制御できる室内機の最大数を64基とし、ゾー
ンを1〜4の範囲で選択して仕分け、1ゾーンを1〜1
6グループの範囲で選択して仕分けられるような設定機
能をもたせてある。
【0054】図3の〔表示パネル/表示画面〕は、図の
都合上、表示される全ての画像を同時に表示した画面を
示しているものであって、実際には、操作キーによる制
御に対応した画面のみが選択して表示され、また、この
うち、太い文字の7セグメント数字表示の部分は、所要
のセグメントを選択して「0」〜「9」の数字にして表
示するものである。
【0055】「操作切換」キー701a・グループ切換
の「▲」キー701c・グループ切換の「▼」キー70
1d・「集中/個別」キー701eのうちの所要のもの
を操作すると、その操作に対応して選択された画像の部
分が、「選択」表示703B1・「ゾーン」表示703
B2・「7セグメント」表示703B3・「室内機符
号」表示703B4・「集中」表示703B5・「個
別」表示703B6のうちのいずれか1つまたは複数に
表示されるとともに、選択した室内機の「運転情報」と
して、室内機の制御部70の各メモリ72・73・74
に記憶している所要の情報、つまり、データを読み出し
た内容を運転情報表示面703Aに表示するようにして
ある。
【0056】「運転切換」キー702a・設定温度の
「▲」キー702b・設定温度の「▼」キー702c・
「風速切換」キー702d・「風向切換」キー702e
を操作すると、まず現在の状態が表示され、次いで、操
作内容に対応する設定状態と、その操作にもとづく動作
中の状態とが、「運転選択」表示103A1・「温度・
コード」表示703A2・「データ・符号」表示703
A3・「風向・風速」表示703A4・「点検」表示7
03A5・「管理」表示703A6のうちの対応する文
字像・画像によって表示され、選択した室内に対する現
在の運転状態と、運転の制御条件の設定状態とが目視で
きるようにしてあり、また、「設定」キー701f・
「取消」キー701gは、操作した事項を設定また取消
すための操作キーである。
【0057】なお、「グループ制御」「ゾーン制御」に
よる指令制御を行っている場合には、「7セグメント」
表示703B2・「室内機符号」表示703B4とが、
通信している室内機を表示するとともに、その通信によ
って読み出した室内機の「運転情報」を所定の短時間だ
け表示した後に、次の通信による室内機に対する表示を
行うようにして、順次に、次順のものを表示するように
変化する。
【0058】「試運転/点検」キー702fを操作する
と、第2の識別符号AD2が設定されていないときは、
まず、最初に、第1の識別符号AD1にもとづいて第2
の識別符号AD2を設定する制御処理動作を行い、第2
の識別符号AD2が設定されているときは、「点検」表
示703A5の表示項目について、順次に、それに対す
る数値を「データ・符号」表示703A3に表示する。
【0059】したがって、これらの表示は、集中制御器
TC01からの指令制御により、所定の室内機の制御部
70に記憶されている所定の運転情報を表示しているこ
とになるものであり、後記の図8の構成のように、複数
の集中制御器TC01〜TC03を設けた構成の場合に
は、1つの集中制御器1からの指令制御、例えば、後記
の定期通信による指令制御によって、全ての各集中制御
器TC01〜TC03に表示させることができることに
なる。
【0060】図2の構成における各熱源機OU01〜O
U03の各制御部70のデータ用メモリ74と、各室内
機IU11〜IU13・IU21〜IU22・IU31
〜IU34の各制御部70のデータ用メモリ74とに記
憶されている第1の識別符号AD1は、例えば、〔構成
(イ)〕における熱源機OU01の制御部70と、各室
内機IU11〜13の各制御部70との各データ用メモ
リ74に記憶されている第1の識別符号AD1を例にす
ると、それぞれ、図4における二重線の枠内にある第1
の識別符号AD1の欄の符号データが記憶してある。
【0061】集中制御器TC01の制御器70のデータ
用メモリ74に記憶されている第2の識別符号AD2
は、例えば、図5における◆個別制御の欄にある識別符
号のデータと、◆集中制御の欄にある識別符号のデータ
とが記憶してある。
【0062】そして、◆個別制御の欄にある識別符号の
データは「個別制御」の際に用いる第2の識別符号AD
2であり、☆集中制御器間制御の欄にある識別符号AD
3は、後記の図8の構成のように、複数の集中制御器を
配置した場合に、各集中制御器間での指令制御に用いる
識別符号であり、☆グループ制御の欄にある識別符号
は、上記の「グループ制御」を行う際に用いる識別符号
であり、☆ゾーン制御の欄にある識別符号は、上記の
「ゾーン制御」を行う際に用いる識別符号であり、☆一
斉制御の欄にある識別符号は、上記の「一斉制御」の際
に用いる識別符号である。
【0063】なお、図4・図5には記載していないが、
各熱源機OU01〜OU03の各制御部70のデータ用
メモリ74と、各室内機IU11〜IU13・IU21
〜IU22・IU31〜IU34の各制御部70のデー
タ用メモリ74とには、これらの各機間で、一斉呼出の
通信を行う際に用いる「一斉通信用識別符号」、例え
ば、「00−00」の識別符号が記憶してあり、さら
に、この「一斉通信用識別符号」を集中制御器TC01
の制御部70のデータ用メモリ74にも記憶してあるの
で、第2の識別符号AD2を設定する際にも、この「一
斉通信用識別符号」による通信が行えるようになってい
る。
【0064】図6の制御処理フローにより、各室内機I
U11〜IU13・IU21〜IU22・IU31〜I
U34の各制御部70に記憶された第1の識別符号AD
1にもとづいて第2の識別符号AD2を設定する制御処
理は、室内機IU11〜IU13・IU21〜IU22
・IU31〜IU34の各制御部70に記憶された第1
の識別符号AD1、つまり、図4の「AD1」の欄の符
号データにもとづいて、各集中制御器TC01の制御部
70に記憶された第2の識別符号AD2、つまり、図5
の「AD2」の欄の符号データを割り当てるとともに、
割り当てた第2の識別符号AD2の符号データを、対応
する室内機の制御部70に記憶する制御処理、つまり、
図4の「AD2」欄の太線の枠内にある符号データを記
憶する制御処理を行うほか、集中制御に関連する識別符
号のうち、図5の☆グループ制御器・☆ゾーン制御・☆
一斉制御の各欄の識別符号を、全ての室内機の制御部7
0に記憶する制御処理、つまり、図4の点線の枠内にあ
る符号データを記憶する制御処理を行うものである。
【0065】したがって、集中制御器TC01の制御部
70に記憶された第2の識別符号AD2は、例えば、図
5の配置機器の欄に( )書きで示したものが割り当て
られたことになるが、集中制御器TC01の制御部70
には、各室内機IU11〜IU13・IU21〜IU2
2・IU31〜IU34の各制御部70に関するデータ
は、全く記憶させなくとも、集中制御が行えるようにし
たことに特徴があるものである。
【0066】つまり、集中制御器TC01側からは、第
2の識別符号AD2を用いて指令制御を行うことによ
り、任意の室内機に対して所要の制御を行わせることが
できるようにしたものである。
【0067】以下、図6の制御処理フローについて説明
する。この制御処理フローは、各熱源機OU01〜OU
03と、各室内機IU11〜IU13・IU21〜IU
22・IU31〜IU34と、集中制御器TC01とが
動作状態になっており、集中制御器TC01の制御部7
0の設定操作部76によって第2の識別符号AD2の設
定を行う旨の入力がなされたときに、集中制御器TC0
1の制御部70の全体制御を行うためのメイン制御処理
ルーチンのサブルーチンとして構成されているものであ
り、例えば、集中制御器TC01を設置した直後であっ
て、第2の識別符号AD2が設定されていないときに、
「試運転/点検」キー702fを操作したときに、「第
2の識別符号AD2/設定開始」の指令を行い、この制
御処理フローに移行してくるように構成してあり、ま
た、また、各制御部70間でコマンドとデータを送受す
る通信は、例えば、図11の〔通信信号の構成様式〕と
同様の通信信号によって通信を行うようにに構成してあ
る。
【0068】〔処理フローの説明〕 ◆ステップSP1では、処理指令のデータを取り込ん
で、次のステップSP2に移行する。
【0069】◆ステップSP2では、取り込んだ処理指
令のデータが、「第2の識別符号AD2/設定開始」の
データであるか否かを判別する。「第2の識別符号AD
2/設定開始」のデータであるときは次のステップSP
3に移行し、そうでないときはメイン制御処理ルーチン
の所定のステップ箇所に移行する。
【0070】◆ステップSP3では、「一斉通信用識別
符号」によって、各熱源機OU01〜OU03の各制御
部70の各第1の識別符号AD1を取り込み、この各第
1の識別符号AD1により、各熱源機OU01〜OU0
3の各制御部70に対して、データ用メモリ74に記憶
されている各室内機IU11〜IU13・IU21〜I
U22・IU31〜IU34に対する各第1の識別符号
AD1のデータを送信するように指令するとともに、こ
の指令にもとづいて応答送信されてきた各データを、一
時的に、自己の作業用メモリ73、つまり、集中制御器
TC01の作業メモリ73に取り込んで記憶した後に、
次のステップSP4に移行する。
【0071】◆ステップSP4では、全ての熱源機OU
01〜OU03の各制御部70から、全ての室内機に対
する第1の識別符号AD1の全てのデータを取り込んだ
か否か判別する。全てのデータを取り込んでいるときは
次のステップSP5に移行し、そうでないときはステッ
プSP3に戻る。
【0072】ここでの判別は、例えば、各熱源機OU0
1〜OU03の各第1の識別符号AD1を若い番号順に
通信してゆき、最後の番号に「+1」した第1の識別符
号AD1、つまり、図1の構成の場合、「03−00」
の「03」に対して「+1」した「04−00」の識別
符号による通信に対して、所定の短時間、例えば、10
秒程度の時間だけ待っても応答がないことによって判別
する。
【0073】◆ステップSP5では、自己の作業用メモ
リ73に記憶されている第1の識別符号AD1にもとづ
いて第2の識別符号AD2を、図4の太線枠内のデータ
のように決定して、自己の作業メモリ73に記憶する。
【0074】ここでの決定は、例えば、集中制御器TC
01の制御部70のデータ用メモリ74に記憶した図5
の第2の識別符号AD2を、第1の識別符号AD1の番
号の若い順に、順次に割り当てるとともに、例えば、集
中制御器TC01の制御部70のデータ用メモリ74に
記憶した図5の第2の識別符号AD2の欄に、「割当
済」のデータ(図示せず)を記憶させることによって行
う。また、「割当済」のデータによって、図3の「室内
機符号」表示703B4における(1)〜(16)の表
示の欄の各数字の下にアンダーラインを表示するように
してあるので、このアンダーラインによって、「割当
済」か否かを目視することができる。
【0075】また、この決定により、図5の識別符号の
欄の各第2の識別符号AD2に対して、図5の配置機器
の欄の各室内機が割り当てられたことになるが、この配
置機器については、集中制御器TC01の制御部70の
データ用メモリ74に記憶することを必要としないもの
である。
【0076】つまり、集中制御器TC01の制御部7が
第2の識別符号AD2により指令制御して、それに対応
する室内機の制御部70の各メモリに記憶しているデー
タを読み出し、そのデータを集中制御器TC01の制御
部7に付属する表示部77に表示させることによって、
室内機側に記憶している情報を全て集中制御器TC01
側で知ることができるように構成してある。
【0077】この情報は、例えば、細部のデータについ
ても、図3における「温度・コード」表示703A2の
7セグメント数字表示の箇所にデータの項目コードが表
示されるとともに、「データ・符号」表示703A3の
7セグメント数字表示の箇所にデータの内容が表示され
ることになる。
【0078】◆ステップSP6では、第1の識別符号A
D1によって各室内機IU11〜IU13・IU21〜
IU22・IU31〜IU34の各制御部70と自己の
制御部70のと間の通信を行うことにより、各室内機I
U11〜IU13・IU21〜IU22・IU31〜I
U34の各制御部70のデータ用メモリ74に、第2の
識別符号AD2を記憶せさる。
【0079】そして、この第2の識別符号AD2は、集
中制御器TC01の制御部70から各室内機IU11〜
IU13・IU21〜IU22・IU31〜IU34の
各制御部70に対する指令制御を行う場合の識別信号の
役目をするものであるので、集中制御器TC01の制御
部70のデータ用メモリ74には、第1の識別符号AD
1には記憶させずに、用済みになった後、例えば、後記
のステップSP7が完了した後には、第1の識別符号A
D1は、集中制御器TC01の制御部70の作業メモリ
73から消去して差し支えないものになる。
【0080】そして、この第2の識別符号AD2を記憶
させる際に、例えば、図5の「関連識別符号」のよう
に、集中制御器TC01の制御部70のデータ用メモリ
74に記憶してある「◆集中制御」に関連する識別符号
も、対応する各室内機の各制御部の各データ用メモリ7
4に記憶せさる。ただし、集中制御器TC01の制御部
70から「◆集中制御」に関連する制御を行う場合に、
その集中制御に対応する各室内機IU11〜IU13の
各第2の識別符号AD2を全て並べて送信するように構
成した場合には、上記の「◆集中制御」に関連する識別
符号を各室内機の各制御部の各データ用メモリ74に記
憶せさる必要はないものである。
【0081】◆ステップSP7では、全ての室内機IU
11〜IU13・IU21〜IU22・IU31〜IU
34に対して、第2の識別符号AD2の設定、つまり、
第2の識別符号AD2の記憶が完了したか否かを判別
し、完了しているときは次のステップSP8に移行し、
そうでないときはステップSP6に戻る。
【0082】ここでの判別は、例えば、集中制御器TC
01の制御部70の作業メモリ73に記憶した各室内機
IU11〜IU13・IU21〜IU22・IU31〜
IU34に対する第1の識別符号AD1の全てに対し
て、設定通信を完了したか否かによって判別する。
【0083】◆ステップSP8では、全ての室内機IU
11〜IU13・IU21〜IU22・IU31〜IU
34の各制御部70の各データ用メモリ74から第2の
識別符号AD2の各データを送信するように指令すると
ともに、この指令にもとづいて応答送信されてきた各デ
ータを、一時的に、自己の作業用メモリ73の別の記憶
箇所に取り込んで記憶した後に、次のステップSP9に
移行する。
【0084】◆ステップSP9では、第2の識別符号A
D2が設定されていない室内機、つまり、「未設定」の
室内機があるか否かを判別し、「未設定」の室内機があ
るときは、次のステップSP10に移行し、そうでない
ときはステップSP12に移行する。
【0085】ここでの判別は、例えば、前のステップS
P8によって自己の作業メモリ73に取り込んだ記憶内
容の各データと、集中制御器TC01の制御部70のデ
ータ用メモリ74に記憶した「割当済」のデータがある
第2の識別符号AD2のデータを比較して、「割当済」
の第2の識別符号AD2になっているのに、ステップS
P8で取り込んだデータの中には無いものを「未設定」
として判別する。
【0086】◆ステップSP10では、前のステップS
P9で判別した「未設定」の室内機に対して、もう一
度、第2の識別符号AD2を設定するために、その「未
設定」の室内機に対してのみ、上記のステップSP6と
同様の制御処理を行うようにして、追加の第2の識別符
号AD2の設定を行った後に、次のステップSP11に
移行する。
【0087】◆ステップSP11では、上記のステップ
SP8と同様の制御処理を行った後に、次のステップS
P12に移行する。
【0088】◆ステップSP12では、前のステップS
P11で作業メモリ73に取り込んで記憶した全て室内
機IU11〜IU13・IU21〜IU22・IU31
〜IU34の各制御部70に対する第2の識別符号AD
2の中に、同一の第2の識別符号AD2のデータがある
か否か、つまり、「重複設定」がされているか否かを判
別し、「重複設定」があるときは次のステップSP13
に移行し、そうでないときはステップSP14に移行す
る。
【0089】◆ステップSP13では、前のステップS
P12で判別した「重複設定」がなされている室内機の
うちの1つに対してのみ、正しい第2の識別符号AD2
のデータを設定するための指令通信を行うことにより、
その室内機の制御部70のデータ用メモリ74に記憶さ
れている第2の識別符号AD2のデータを正しいデータ
に記憶し直す制御処理を行った後に、次のステップSP
14に移行する。
【0090】◆ステップSP14では、図3の「データ
・符号」表示703A3の「設定中」の表示と、「管
理」表示703A6の「試運転」の表示とを消去して、
第2の識別符号AD2の設定が完了した旨の表示を行っ
てからメイン制御処理ルーチンに戻る。
【0091】〔第2実施例〕次に、図7により第2実施
例を説明する。図7の構成において、図1の構成と異な
る箇所は、複数の集中制御器TC01〜TC03を同一
の通信路Dに接続して設けた箇所であり、これら集中制
御器TC01〜TC03を設ける目的は、図1のような
分散配置空調群装置500において、第1号棟・第2号
棟・第3号棟がそれぞれ離れた場所にある場合に、監視
作業員が、集中制御器TC01を操作するために、その
都度、第1号棟の管理室まで出向くということが面倒な
ので、第1号棟・第2号棟・第3号棟の各管理室に、そ
れぞれ、集中制御器TC01〜TC03のうちの1つを
配置することによって、第1号棟・第2号棟・第3号棟
のいずれの管理室でも、全ての室内機に対して同一の集
中制御を行えるように構成したものである。
【0092】そして、上記の第2の識別符号AD2を設
定する制御処理を、複数の集中制御器TC01〜TC0
3について、各個別に行ったのでは、その設定作業が面
倒なので、そのうちの1基にのみ、例えば、集中制御器
TC01に対してのみ、上記の第1実施例と同様に、第
2の識別符号AD2を設定する制御処理を行なえば、他
の集中制御器TC02・TC03に対しては、何らの設
定操作も行わずに、集中制御器TC01と同様に、「個
別制御」「グループ制御」「ゾーン制御」「一斉制御」
を行えるようにしたものである。
【0093】つまり、集中制御器TC02・TC03の
各制御部70の各データ用メモリ74には、集中制御集
中制御器TC01の制御部70のデータ用メモリ74に
記憶した第2の識別符号AD2と、「◆集中制御」に関
連する識別符号とが、全く同一に記憶したものにしてあ
るので、集中制御器TC02・TC03の各制御部70
を通信路Dに接続するだけで、集中制御器TC01・集
中制御器TC02・TC03のうちの任意のものから、
全く同一の操作により、「個別制御」「グループ制御」
「ゾーン制御」「一斉制御」を任意に選択して指令制御
が行えるわけである。
【0094】しかし、集中制御器TC01・集中制御器
TC02・TC03の各制御部70の間のみでの指令制
御、例えば、いずれの集中制御器によって指令制御が行
われているのかなどを表示するための指令制御などが必
要なので、図5における「☆集中制御器間制御」の欄に
記載した「未定」の欄に、「割当済」である旨のデータ
(図示せず)を記憶するようにしたものである。なお、
指令制御を行っている集中制御器の表示は、図3におけ
る「集中」表示703B5の「1」「2」「3」のうち
の対応するものを表示するようにしてある。
【0095】また、図5における「☆集中制御器間制
御」の欄の識別符号AD3によって、集中制御器TC0
1・集中制御器TC02・TC03の各制御部70の間
の指令制御を行って、1つの集中制御器、例えば、集中
制御器TC01の制御部70の作業メモリ73に取り込
まれて、表示パネル703に表示している「運転情報」
などを、他の集中制御器、例えば、集中制御器TC02
・TC03の各制御部70の作業メモリ73に取り込む
ことにより、集中制御器TC02・TC03の表示部7
7の表示、つまり、表示パネル703の表示画面にも、
集中制御器TC01の制御部70の表示パネル703と
全く同一の表示が行えるわけである。こうした表示を行
わせるための指令制御を、定期通信の際に行わせること
によって、他の指令制御動作に支障を与えずに、表示さ
せることができるという利点が生ずる。
【0096】なお、この発明において定期通信とは、制
御部70の処理メモリ73に記憶したデータにもとづい
て、所定の短時間ごとに、例えば、4秒ごとに、所要の
指令通信を行うものであり、通信路D上に他の通信信号
があるときは、上記の第5従来技術と同様の処理構成に
よって、その回の指令通信を欠回して、その指令通信を
次の回の定期通信まで保留するように通信制御すること
を言うものである。
【0097】〔第3実施例〕図8により第3実施例を説
明する。この第3実施例は、第1実施例における第2の
識別符号AD2の設定操作を、第1の識別符号AD1の
到来順に、順次に設定して行くようにしたものであり、
図8の制御処理フローにおいて、図6の制御処理フロー
と異なる箇所は、図6のステップSP3〜ステップSP
7に代えて、図8のステップSP3A〜ステップSP7
Aを設けた箇所である。以下、ステップSP3A〜ステ
ップSP7Aの制御処理フロー部分について説明する。
【0098】◆ステップSP3Aでは、図6のステップ
SP3と同様の処理を行うが、ある1つの熱源機、例え
ば、熱源機0U02から、それに属する室内機の第1の
識別符号AD1のデータを取り込まんだときに、次のス
テップSP5Aに移行する。この取り込みは、図6のス
テップSP3と同様の処理によって行う。
【0099】◆ステップSP5Aでは、取り込んだ第1
の識別符号にもとづいて、それに対応する第2の識別符
号AD2を決定した後に、次のステップSP6Aに移行
する。この決定は、図6のステップSP5と同様の処理
によって行う。
【0100】◆ステップSP6Aでは、決定した第2の
識別符号AD2を、その識別識別に対応する室内機に設
定する。この設定は、図6のステップSP6と同様の処
理によって行う。
【0101】◆ステップSP7Aでは、全ての室内機に
対して第2の識別符号AD2を設定し終えた否かを判別
する。設定し終えているときは次のステップSP8に移
行し、そうでないときは、ステップSP3Aに戻る。こ
の判別は、例えば、ステップSP3Aで、集中制御器T
C01の制御部70の作業メモリ73に取り込んで記憶
した各室内機IU11〜IU13・IU21〜IU22
・IU31〜IU34に対する第1の識別符号AD1に
重複したものがあるか否かによって判別する。
【0102】したがって、この第3実施例によれば、第
1の識別符号AD1が到来した順序で、順次に、その第
1の識別符号AD1にもとづいて第2の識別符号AD2
を設定しているので、全ての各室内機IU11〜IU1
3・IU21〜IU22・IU31〜IU34に対する
第1の識別符号AD1が取り込まれ終わるのを待つよう
な時間待ちがなくなるので、第2の識別符号AD2の設
定に要する時間を短縮することができるという利点があ
る。
【0103】〔第4実施例〕次に、図1・図6〜図9に
より第4実施例を説明する。第4実施例は、例えば、図
1または図7の構成において、室内機IU13が無いも
のであったときに、第2の識別符号AD2の設定を行
い、その後に室内機IU13が増設された場合に、1つ
の集中制御器、例えば、集中制御器TC01からの定期
通信により、その増設の有無を判別するとともに、増設
された室内機に対して第2の識別符号を設定する指令制
御を自動的に行わせる得るようにするために、図9の制
御処理フローを集中制御器TC01〜TC03の各制御
部70の処理メモリ72に記憶するように構成したもの
である。
【0104】したがって、ここでは、図9の制御処理フ
ローのみを説明する。なお、制御処理フローの各ステッ
プのうち、集中制御器TC01と各室内機IU11〜I
U13・IU21〜IU22・IU31〜IU34との
間の通信を行うステップについては、新たな通信の都
度、次の定期通信の際に移行して、順次に、制御処理を
行うように構成されているものである。
【0105】そして、この制御処理フローの動作は、各
室内機における各第1の識別符号AD1の構成が、「X
−Y」のXとYを、それぞれ、2桁の数字として、「0
0−00」を「一斉通信用識別符号」とし、「01−0
1」が最も若い番号の識別符号としていることを踏まえ
て、「01−01」の識別符号を「X=1・Y=1」と
し、次順の「01−02」の識別符号を「X=X・Y=
Y+1」としてゆき、さらに、Yが最終の番号を越え
て、例えば、「01−04」の識別符号にしたときに
は、該当するものがないので、「該当なし」として、次
順の識別符号を、Xに1を加え、Yを1に戻して、「X
=X+1・Y=1」、つまり、「02−01」にするよ
うに、識別符号の番号を順次に増加しながら、該当する
ものの有無を判別して行くようにしているものである。
【0106】また、この有無の判別において、第1の識
別符号AD1の有る室内機に対して、第2の識別符号A
D2が設定されていないものがあったときには、その室
内機に対して、対応する次順の第2の識別符号AD2を
設定する制御処理を行うようにしているものである。
【0107】〔制御処理フローの説明〕 ◆ステップSP21では、室内機に対する通信に用いる
第1の識別符号AD1を、上記の「X=1・Y=1」に
指定して、第2の識別符号AD2の有無を送信するよう
に、定期通信を行い、次のステップSP22に移行す
る。
【0108】◆ステップSP22では、指定した室内機
から応答通信があっか否かを判別する。応答通信があっ
たときは次のステップSP23に移行し、そうでないと
きはステップSP25に移行する。
【0109】◆ステップSP23では、指定した第1の
識別符号AD1の室内機からの応答通信によるデータを
取り込んで、次のステップSP24に移行する。
【0110】◆ステップSP24では、室内機の応答通
信に第2の識別符号AD2があるか否かを判別する。第
2の識別AD2があるときは次のステップステップSP
24に移行D、そうでないときはステップSP31に移
行する。
【0111】◆ステップSP25では、上記の「Y+
1」を行って、「X=X・Y=Y+1」を指定し、第2
の識別符号AD2の有無を送信するように、定期通信を
行い、次のステップSP26に移行する。
【0112】◆ステップSP26では、ステップSP2
2と同様に、指定した室内機から応答通信があっか否か
を判別する。応答通信があったときはステップSP23
に戻り、そうでないときはステップSP27に移行す
る。
【0113】◆ステップSP27では、上記の「X+
1」を行うとともに、「Y」を1に戻し、「X=X+1
・Y=1」を指定して、第2の識別符号AD2の有無を
送信するように、定期通信を行い、次のステップSP2
8に移行する。
【0114】◆ステップSP28では、ステップSP2
2と同様に、指定した室内機から応答通信があっか否か
を判別する。応答通信があったときはステップSP23
に戻り、そうでないときは「メイン制御処理ルーチン」
の所定のステップに移行する。
【0115】◆ステップSP31では、ステップSP2
3で取り込んだ第1の識別符号AD1に対する第2の識
別符号AD2の設定を行って、次のステップSP32に
移行する。ここでの「第2の識別符号AD2の設定」
は、図6の制御処理フローにおけるステップSP5〜ス
テップSP7と同様の処理を行う。
【0116】◆ステップSP32では、図7の構成のよ
うに、複数の集中制御器TC01〜TC03がある場合
のみ、この制御処理を行っている集中制御器、例えば、
集中制御器TC01の制御部70から、他の集中制御器
TC02・TC03の各制御部70に対して、集中制御
器間の通信を行うことにより、設定した第2の識別符号
AD2が「設定済」であることを他の集中制御器TC0
2・TC03の各制御部70のデータ用メモリ74に記
憶させた後に、ステップSP23に戻る。しかし、図1
のように、1つの集中制御器TC01のみを設けた構成
の場合には、このステップSP32はパスしてステップ
SP23に直接に戻る。 〔第5実施例〕次に、図1〜図9により第5実施例を説
明する。この第5実施例の構成は、第1実施例〜第3実
施例では、〔構成(イ)〕〔構成(ロ)〕〔構成
(ハ)〕の構成内容、つまり、各室内機IU11〜IU
13・IU21〜IU22・IU31〜IU34の各第
1の識別符号AD1のデータを熱源機OU01〜OU0
3の制御部70に記憶されているデータから得ていた
が、これを各室内機IU11〜IU13・IU21〜I
U22・IU31〜IU34の制御部70から直接的に
得るように変更したものである。具体的には、1つの集
中制御器TC01または複数の集中制御器TC01〜T
C03を設置した直後に、1つの集中制御器、例えば、
集中制御器TC01からの指令制御によって、上記の第
4実施例の構成と全く同一の制御処理を、定期通信によ
らず、空調制御に支障のない程度の連続通信によって行
うか、時間的な余裕がある場合には定期通信によって行
うことにより、各室内機IU11〜IU13・IU21
〜IU22・IU31〜IU34の各制御部70のデー
タ用メモリ74に記憶されている第1の識別符号AD1
を集中制御器TC01の制御部70の作業メモリ73に
取り込み、第1の識別符号AD1にもとづいて第2の識
別符号AD2を設定するように構成したものである。な
お、第2の識別符号AD2を設定する際に、集中制御に
関連する「関連識別符号」を各室内機IU11〜IU1
3・IU21〜IU22・IU31〜IU34の各制御
部70のデータ用メモリ74に記憶を記憶させること
は、第1実施例〜第3実施例と同様である。つまり、定
期通信による場合は、第4実施例と全く同様の処理を行
えば、必然的に、全ての室内機IU11〜IU13・I
U21〜IU22・IU31〜IU34に対して第2の
識別符号AD2の設定を行い得るわけであり、この第2
の識別符号AD2の設定の際に、集中制御に関連する関
連識別符号をも記憶させればよいことになる。
【0117】〔実施例の構成の要約〕上記の第1実施例
〜第5実施例の構成を要約すると、例えば、〔構成
(イ)〕のような熱源機OU01と所定数の室内機IU
11〜IU13との組み合わせを1組として、上記の熱
源機OU01に設けた制御部70と上記の室内機IU1
1〜IU13とに設けた各制御部70を連結動作して熱
操作流体を、例えば、管路Tによって、給配することに
より上記の室内機IU11〜IU13による冷暖房等の
空調制御を行うとともに、上記の各制御部70に設定し
た第1の識別符号AD1を用いて上記の連結動作の指令
制御を行うようにした分散配置型空調構成を複数組、例
えば、〔構成(イ)〕の熱源機OU01・室内機IU1
1〜IU13と、〔構成(ロ)〕の熱源機OU02・室
内機IU21〜22と、〔構成(ハ)〕の熱源機OU0
3・室内機IU31〜IU34とによる各分散配置型空
調構成のように複数組配置した分散配置空調群装置50
0において、
【0118】各上記の分散配置型空調構成、つまり、
〔構成(イ)〕〔構成(ロ)〕〔構成(ハ)〕の各分散
配置型空調構成のうちの各上記の室内機IU11〜13
・IU21〜IU22・IU31〜IU34の各制御部
70に対してのみ、上記の指令制御とは独立した指令制
御、つまり、集中制御、例えば、室内機IU11〜13
・IU21〜IU22・IU31〜IU34を、「一斉
制御」「グループ制御」「ゾーン制御」などにより運転
・停止などの制御を行うための集中制御器TC01を設
ける集中制御手段を設ける第1の構成と、
【0119】この第1の構成に加えて、例えば、図6の
制御処理フローによる制御処理のように、上記の集中制
御器TC01の制御部70からの指令制御により、例え
ば、ステップSP5〜ステップSP7のように、上記の
第1の識別符号AD1にもとづいて、上記の集中制御の
みに用いる第2の識別符号AD2を上記の第1の識別符
号AD1、例えば、「01−01」とは異なる識別符
号、例えば、「1・(1)」ような識別符号によって設
定する集中制御用識別符号設定手段を設ける第2の構成
と、
【0120】上記の第1の構成に加えて、例えば、図8
の制御処理フローによる制御処理のように、上記の集中
制御器TC01の制御部70からの指令制御により、例
えば、ステップSP3A〜ステップSP7Aのように、
上記の第1の識別符号AD1にもとづいて、上記の集中
制御のみに用いる第2の識別符号AD2を上記の第1の
識別符号AD1、例えば、「01−01」とは異なる識
別符号、例えば、「1・(1)」にような識別符号によ
り、上記の第1の識別符号AD1が上記の集中制御器T
C01の制御部70に到着した順に設定する集中制御用
識別符号設定手段を設ける第3の構成と、
【0121】上記の第2の構成に加えて、例えば、図6
の制御処理フローによる制御処理のように、上記の集中
制御器TC01の制御部70からの指令制御により、例
えば、ステップSP8〜ステップSP12のように、全
ての上記の室内機IU11〜13・IU21〜IU22
・IU31〜IU34の制御部70から上記の第2の識
別符号AD2を上記の集中制御器TC01の制御部70
に読み取って、上記の第2の識別符号AD2の重複の有
無と、上記の第2の識別符号AD2が未設定の上記の室
内機の制御部の有無とを判別する判別手段とを設ける第
4の構成と、
【0122】上記の第1の構成に加えて、例えば、図6
の制御処理フローによる制御処理のように、上記の集中
制御器TC01の制御部70からの指令制御により、例
えば、ステップSP3〜ステップSP7のように、上記
の熱源機OU01〜OU03の制御部70に記憶されて
いる各上記の室内機IU11〜13・IU21〜IU2
2・IU31〜IU34に対する各上記の第1の識別符
号AD1を読み取るとともに、読みった各上記の第1の
識別符号AD1にもとづいて、上記の集中制御のみに用
いる第2の識別符号AD2を上記の第1の識別符号AD
1とは異なる識別符号によって設定する集中制御用識別
符号設定手段を設ける第5の構成と、
【0123】上記の第1の構成と同様の分散配置空調群
装置において、各上記の分散配置型空調構成、つまり、
〔構成(イ)〕〔構成(ロ)〕〔構成(ハ)〕の各分散
配置型空調構成のうちの各上記の室内機IU11〜13
・IU21〜IU22・IU31〜IU34の各制御部
70に対してのみ、上記の指令制御とは独立した指令制
御、つまり、集中制御、例えば、室内機IU11〜13
・IU21〜IU22・IU31〜IU34を、「一斉
制御」「グループ制御」「ゾーン制御」などにより運転
・停止などの制御を行うための集中制御器を複数、例え
ば、図7の構成のように、集中制御器TC01〜TC0
3を設ける集中制御手段と、
【0124】上記の複数のうちの所定の1つの集中制御
器、例えば、集中制御器TC01の制御部70からの指
令制御により、上記の第1の識別符号AD1にもとづい
て、上記の集中制御のみに用いる第2の識別符号AD2
を上記の第1の識別符号AD1とは異なる識別符号によ
って設定する集中制御用識別符号設定手段と、上記の1
つの集中制御器、つまり、集中制御器TC01の制御部
70からの指令制御により、所定の上記の室内機、例え
ば、図3の操作パネル701の各操作キーによって選択
した室内機の制御部70に記憶されている所定の情報、
例えば、図3の運転情報表示面703Aに表示されるう
ちの所要のもの、または、全てのものを、全ての上記の
集中制御器TC01〜TC03の各表示部77に表示す
る運転情報表示手段とを設ける第6の構成と、
【0125】上記の第6の構成における運転情報表示手
段に代えて、例えば、上記の1つの集中制御器、つま
り、集中制御器TC01の制御部70からの定期通信に
よる指令制御により、所定の上記の室内機、例えば、図
3の操作パネル701の各操作キーによって選択した室
内機の制御部70に記憶されている運転情報、例えば、
図3の運転情報表示面703Aに表示されるうちの所要
のもの、または、全てのものを、全ての上記の集中制御
器、つまり、集中制御器TC01〜TC03に表示する
運転情報表示手段を設ける第7の構成と、
【0126】上記の第2の構成に加えて、上記の集中制
御器TC01の制御部70からの定期通信による指令制
御により、増設された上記の室内機、例えば、図1の構
成における室内機IU13が後で設置されたとして、そ
の室内機IU13の有無を判別するとともに、上記の増
設された室内機、つまり、室内機IU13に対して上記
の第2の識別符号AD2を設定する増設識別符号設定手
段を設ける第8の構成とを構成していることになるもの
である。
【0127】〔変形実施〕この発明は次のように変形し
て実施することを含むものである。 (1)図10の構成のように、中継器と異なる通信回線
とによって接続された通信構成による分散配置型空調構
成を複数組配置した分散配置空調群装置に適用して構成
する。
【0128】(2)図3の操作パネル701・702
に、所要の入力を数値データを直接入力し、または、所
要の選択を数値データで選択するための「数字」キーを
設けて構成する。
【0129】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、集中
制御器の制御部から指令制御により、全ての室内機の各
制御部に対してのみ、熱源機・室内機間で用いている第
1の識別符号、つまり、第1の通信用アドレスとは異な
る符号構成をもつ第2の識別符号、つまり、第2の通信
用アドレスを設定するように構成しているため、集中制
御器の制御部に、第1の識別符号を記憶させる必要がな
いので、集中制御器の構成を簡便な構成で済ませること
ができる。
【0130】また、個別制御・グループ制御・ゾーン制
御・一斉制御による集中制御を、全て第2の識別符号で
行うように構成しているので、複数の集中制御器を設け
た場合に、任意の制御器で同一の集中制御を行えるほ
か、いずれか1つの集中制御器から指令制御器によって
行った集中制御の状況を他の集中制御器でも知ることが
できる。
【0131】さらに、第2の識別符号の設定状態を定期
通信により順次に取り込んで、未設定の室内機を調べ、
増設された室内機に自動的に第2の識別符号を設定して
いるので、多忙時でも管理操作のし忘れによる空調事故
を未然に防止することができるなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図9はこの発明の実施例を、また、図1
0・図11は従来技術を示し、各図の内容は次のとおり
である。
【図1】全体ブロック構成図
【図2】要部ブロック構成図
【図3】要部具体構成正面図
【図4】要部記憶状態構成図
【図5】要部記憶状態構成図
【図6】要部制御処理フロー図
【図7】全体ブロック構成図
【図8】要部制御処理フロー図
【図9】要部制御処理フロー図
【図10】全体ブロック構成図
【図11】要部ブロック構成図
【符号の説明】
101 制御部 102 各検出器 103 送風機 104 各制御弁 105 操作キー 106 通信用インタフェース 107 表示器 201 制御部 202 各検出器 203 送風機 204 各制御弁 206 通信用インタフェース 401 制御部 402 通信用インタフェース 403 通信用インタフェース 501 制御部 502 表示器 505 操作キー 502 表示器 506 通信用インタフェース 701 操作パネル 701a 「操作切換」キー 701b 「ゾーンキー」キー 701c 「▲」キー 701d 「▼」キー 701e 「集中/個別」キー 701f 「設定」キー 701g 「取消」キー 702 操作パネル 702a 「運転切換」キー 702b 「▲」キー 702c 「▼」キー 702d 「風速切換」 キー 702e 「風向切換」キー 702f 「試運転/点検」キー 703B 制御指令表示面 703A 運転情報表示面 703A1 「運転選択」表示 703A2 「温度・コード」表示 703A3 「データ・符号」表示 703A4 「風向・風速」表示 703A5 「点検」表示 703A6 「管理」表示 703B 制御指令表示面 703B1 「選択」表示 703B2 「ゾーン」表示 703B3 「7セグメント」表示 703B4 「室内機符号」表示 703B5 「集中」表示 703B6 「個別」表示 704 電源スイッチ A 通信回線 AD 識別符号 AD1 第1の識別符号 AD2 第2の識別符号 AD3 集中制御器間識別符号 B 通信回線 C 通信回線 CC01 中央制御装置 CC01A 中央制御装置 CC02 中央制御装置 GW01 中継器 GW01A 中継器 GW02 中継器 GW03 中継器 IU11 室内機 IU11A 室内機 IU12 室内機 IU13 室内機 IU1n 室内機 IU21 室内機 IU22 室内機 IU23 室内機 IU2n 室内機 IU31 室内機 IU32 室内機 IU33 室内機 IU3n 室内機 OU01 熱源機 OU01A 熱源機 OU02 熱源機 OU03 熱源機 RC01 操作器 RC11 操作器 RC12 操作器 RC13 操作器 RC1n 操作器 RC21 操作器 RC21A 操作器 RC22 操作器 RC23 操作器 RC24 操作器 RC2n 操作器 RC01 操作器 T 管路 TC01 集中制御器 TC02 集中制御器 TC03 集中制御器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源機と所定数の室内機との組み合わせ
    を1組として、前記熱源機に設けた制御部と前記室内機
    に設けた制御部とを連結動作して熱操作流体を給配する
    ことにより前記室内機による冷暖房等の空調制御を行う
    とともに、前記各制御部に設定した第1の識別符号を用
    いて前記連結動作の指令制御を行うようにした分散配置
    型空調構成を複数組配置した分散配置空調群装置であっ
    て、 各前記分散配置型空調構成のうちの各前記室内機の各制
    御部に対してのみ、前記指令制御とは独立した指令制御
    (以下、集中制御という)を行うための集中制御器を設
    ける集中制御手段を具備することを特徴とする分散配置
    空調群装置。
  2. 【請求項2】 熱源機と所定数の室内機との組み合わせ
    を1組として、前記熱源機に設けた制御部と前記室内機
    に設けた制御部とを連結動作して熱操作流体を給配する
    ことにより前記室内機による冷暖房等の空調制御を行う
    とともに、前記各制御部に設定した第1の識別符号を用
    いて前記連結動作の指令制御を行うようにした分散配置
    型空調構成を複数組配置した分散配置空調群装置であっ
    て、 各前記分散配置型空調構成のうちの各前記室内機の各制
    御部に対してのみ、前記指令制御とは独立した指令制御
    (以下、集中制御という)を行うための集中制御器を設
    ける集中制御手段と、 前記集中制御器の制御部からの指令制御により、前記第
    1の識別符号にもとづいて、前記集中制御のみに用いる
    第2の識別符号を前記第1の識別符号とは異なる識別符
    号によって設定する集中制御用識別符号設定手段とを具
    備することを特徴とする分散配置空調群装置。
  3. 【請求項3】 熱源機と所定数の室内機との組み合わせ
    を1組として、前記熱源機に設けた制御部と前記室内機
    に設けた制御部とを連結動作して熱操作流体を給配する
    ことにより前記室内機による冷暖房等の空調制御を行う
    とともに、前記各制御部に設定した第1の識別符号を用
    いて前記連結動作の指令制御を行うようにした分散配置
    型空調構成を複数組配置した分散配置空調群装置であっ
    て、 各前記分散配置型空調構成のうちの各前記室内機の各制
    御部に対してのみ、前記指令制御とは独立した指令制御
    (以下、集中制御という)を行うための集中制御器を設
    ける集中制御手段と、 前記集中制御器の制御部からの指令制御により、前記第
    1の識別符号にもとづいて、前記集中制御のみに用いる
    第2の識別符号を前記第1の識別符号とは異なる識別符
    号により、前記第1の識別符号が前記集中制御器の制御
    部に到着した順に設定する集中制御用識別符号設定手段
    とを具備することを特徴とする分散配置空調群装置。
  4. 【請求項4】 熱源機と所定数の室内機との組み合わせ
    を1組として、前記熱源機に設けた制御部と前記室内機
    に設けた制御部とを連結動作して熱操作流体を給配する
    ことにより前記室内機による冷暖房等の空調制御を行う
    とともに、前記各制御部に設定した第1の識別符号を用
    いて前記連結動作の指令制御を行うようにした分散配置
    型空調構成を複数組配置した分散配置空調群装置であっ
    て、 各前記分散配置型空調構成のうちの各前記室内機の各制
    御部に対してのみ、前記指令制御とは独立した指令制御
    (以下、集中制御という)を行うための制御部をもつ集
    中制御器を設ける集中制御手段と、 前記集中制御器の制御部からの指令制御により、前記第
    1の識別符号にもとづいて、前記集中制御のみに用いる
    第2の識別符号を前記第1の識別符号とは異なる識別符
    号によって設定する集中制御用識別符号設定手段と、 前記集中制御器の制御部からの指令制御により、全ての
    前記室内機の制御部から前記第2の識別符号を前記集中
    制御器の制御部に読み取って、前記第2の識別符号の重
    複の有無と、前記第2の識別符号が未設定の前記室内機
    の制御部の有無とを判別する判別手段とを具備すること
    を特徴とする分散配置空調群装置。
  5. 【請求項5】 熱源機と所定数の室内機との組み合わせ
    を1組として、前記熱源機に設けた前記室内機に設けた
    制御部とを連結動作して熱操作流体を給配することによ
    り前記室内機による冷暖房等の空調制御を行うととも
    に、前記各制御部に設定した第1の識別符号を用いて前
    記連結動作の指令制御を行うようにした分散配置型空調
    構成を複数組配置した分散配置空調群装置であって、 各前記分散配置型空調構成のうちの各前記室内機の各制
    御部に対してのみ、前記指令制御とは独立した指令制御
    (以下、集中制御という)を行うための集中制御器を設
    ける集中制御手段と、 前記集中制御器の制御部からの指令制御により、前記熱
    源機の制御部に記憶されている各前記室内機に対する各
    前記第1の識別符号を読み取るとともに、読みった各前
    記第1の識別符号にもとづいて、前記集中制御のみに用
    いる第2の識別符号を前記第1の識別符号とは異なる識
    別符号によって設定する集中制御用識別符号設定手段と
    を具備することを特徴とする分散配置空調群装置。
  6. 【請求項6】 熱源機と所定数の室内機との組み合わせ
    を1組として、前記熱源機に設けた前記室内機に設けた
    制御部とを連結動作して熱操作流体を給配することによ
    り前記室内機による冷暖房等の空調制御を行うととも
    に、前記各制御部に設定した第1の識別符号を用いて前
    記連結動作の指令制御を行うようにした分散配置型空調
    構成を複数組配置した分散配置空調群装置であって、 各前記分散配置型空調構成のうちの各前記室内機の各制
    御部に対してのみ、前記指令制御とは独立した指令制御
    (以下、集中制御という)を行うための集中制御器を複
    数設ける集中制御手段と、 前記複数のうちの所定の1つの集中制御器の制御部から
    の指令制御により、前記第1の識別符号にもとづいて、
    前記集中制御のみに用いる第2の識別符号を前記第1の
    識別符号とは異なる識別符号によって設定する集中制御
    用識別符号設定手段と、 前記1つの集中制御器の制御部からの指令制御により、
    所定の前記室内機の制御部に記憶されている所定の情報
    を、全ての前記集中制御器の各表示部に表示する運転情
    報表示手段とを具備することを特徴とする分散配置空調
    群装置。
  7. 【請求項7】 熱源機と所定数の室内機との組み合わせ
    を1組として、前記熱源機に設けた前記室内機に設けた
    制御部とを連結動作して熱操作流体を給配することによ
    り前記室内機による冷暖房等の空調制御を行うととも
    に、前記各制御部に設定した第1の識別符号を用いて前
    記連結動作の指令制御を行うようにした分散配置型空調
    構成を複数組配置した分散配置空調群装置であって、 各前記分散配置型空調構成のうちの各前記室内機の各制
    御部に対してのみ、前記指令制御とは独立した指令制御
    (以下、集中制御という)を行うための集中制御器を複
    数設ける集中制御手段と、 前記複数のうちの所定の1つの集中制御器の制御部から
    の指令制御により、前記第1の識別符号にもとづいて、
    前記集中制御のみに用いる第2の識別符号を前記第1の
    識別符号とは異なる識別符号によって設定する集中制御
    用識別符号設定手段と、 前記1つの集中制御器の制御部からの定期通信による指
    令制御により、所定の前記室内機の制御部に記憶されて
    いる運転情報を、全ての前記集中制御器に表示する運転
    情報表示手段とを具備することを特徴とする分散配置空
    調群装置。
  8. 【請求項8】 熱源機と所定数の室内機との組み合わせ
    を1組として、前記熱源機に設けた制御部と前記室内機
    に設けた制御部とを連結動作して熱操作流体を給配する
    ことにより前記室内機による冷暖房等の空調制御を行う
    とともに、前記各制御部に設定した第1の識別符号を用
    いて前記連結動作の指令制御を行うようにした分散配置
    型空調構成を複数組配置した分散配置空調群装置であっ
    て、 各前記分散配置型空調構成のうちの各前記室内機の各制
    御部に対してのみ、前記指令制御とは独立した指令制御
    (以下、集中制御という)を行うための集中制御器を設
    ける集中制御手段と、 前記集中制御器の制御部からの指令制御により、前記第
    1の識別符号にもとづいて、前記集中制御のみに用いる
    第2の識別符号を前記第1の識別符号とは異なる識別符
    号によって設定する集中制御用識別符号設定手段と、 前記集中制御器の制御部からの定期通信による指令制御
    により、増設された前記室内機の有無を判別するととも
    に、前記増設された前記室内機に対して前記第2の識別
    符号を設定する増設識別符号設定手段とを具備すること
    を特徴とする分散配置空調群装置。
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