JPH05322286A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH05322286A
JPH05322286A JP4133357A JP13335792A JPH05322286A JP H05322286 A JPH05322286 A JP H05322286A JP 4133357 A JP4133357 A JP 4133357A JP 13335792 A JP13335792 A JP 13335792A JP H05322286 A JPH05322286 A JP H05322286A
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JP
Japan
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data
air conditioner
control
unit
storage
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Application number
JP4133357A
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English (en)
Inventor
Shinji Hattori
真司 服部
Koki Masui
弘毅 増井
Tatsuhiko Sugimoto
達彦 杉本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間で不調前の状態に再現することができ
るとともに、専用工具や、センサを調整する必要がな
く、確実に修理の確認ができる空気調和装置を提供す
る。 【構成】 記憶手段12の記憶データ及び制御手段13
の制御データを、複数のブロックに分けてデータ送信端
子16からシリアル信号として送信し、時間の経過に従
って内容に変化のあったブロックのデータのみを送信す
るとともに、複数のブロックのうち指定したブロックの
みにデータ受信端子17を介してデータを読込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置に関する
ものであり、特に、記憶データ等を基にして各種の被制
御機器を制御する空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の空気調和装置に関連する
ものとして、特開平2−176343号公報に掲載の技
術を挙げることができる。この公報には、空気調和装置
内の記憶データをシリアル信号として外部に取出し、空
気調和装置が不調に陥ったときの原因究明を行なう技術
が開示されている。
【0003】図11は従来の空気調和装置を示す機能ブ
ロック図、図12は従来の空気調和装置の動作を説明す
るためのデータコードインデックスとデータ内容とを対
比した図表で、(a)は室内機用データの例であり、
(b)は室外機用データの例である。
【0004】図において、10は空気調和装置、11は
この空気調和装置10に内蔵されている室内温度センサ
や熱交温度センサ等の各種センサ、12は各種センサ1
1からの検出信号を記憶する記憶手段、13は記憶手段
12から出力される記憶データにより各種の被制御機器
を制御する制御手段、14はコンプレッサ、四方弁、室
内ファン等の被制御機器、15は記憶手段12や制御手
段13からのデータをシリアル信号で出力するためのデ
ータ送信手段、16はデータ送信手段15から出力され
たデータを外部に送出するデータ送信端子である。
【0005】20は上記空気調和装置10から出力され
たシリアル信号を受信処理し表示するための外部接続機
器であるパソコン、21はシリアル信号を受信するため
のパソコン20内部のデータ受信手段、22は受信デー
タを解析するためのデータ解析手段、23はデータ解析
手段22での解析結果を表示する表示手段である。
【0006】次に、上記構成の従来の空気調和装置の動
作について説明する。空気調和装置10の内部の各種セ
ンサ11によって検出された信号は、記憶手段12に逐
次入力され記憶される。また、記憶されるデータはデー
タ送信手段15の送信データとして入力され、同時に制
御手段13にも入力される。制御手段13に入力された
信号は制御目標値と比較され、必要があれば被制御機器
14を制御する。また、制御手段13は時間の経過に従
って、入力信号がブロック単位で変化していることを検
知した場合に限って、ブロック単位で内容の変化したデ
ータのみを図12で示すデータコードインデックスを付
加して外部接続機器であるパソコン20にシリアル送信
するために、データ送信手段15を制御し、データ受信
手段21を経て外部に送信される。なお、制御手段13
は被制御機器14の制御状態等も必要に応じてデータ送
信手段15に制御データとして出力している。
【0007】外部に出力されたシリアル信号は、外部接
続機器であるパソコン20内のデータ受信手段21によ
って受信され、データ解析手段22で前記データコード
インデックスにより図12のどのデータであるのかを解
析し、必要に応じてデータを変換や加工等して、表示手
段23に表示する。例えば、変換、加工されたデータ
が、図12の(a)に示す表のデータコードインデック
ス部が室温データ、室内熱交温度データを示す“011
0”であれば、その後に続くデータを温度データとして
解析し処理する。そして、この解析されたデータは表示
手段23に表示されるので、空気調和装置10がどのよ
うに動作しているかをパソコン20を介して確認するこ
とができる。また、空気調和装置10の内容に変化のあ
ったブロックのデータのみが送出されるので、これらの
各種データを確認することにより、空気調和装置が不調
に陥る直前の追跡調査ができる。
【0008】また、この種の空気調和装置は、通常、リ
モートコントローラ等によって機能切換等の設定が行な
われる。図6は従来の空気調和装置のリモートコントロ
ーラを示すブロック図である。
【0009】図において、41はマイクロプロセッサ、
42は運転操作等の操作スイッチ回路、43は自己アド
レスを設定し、各システム毎に機能を切換える機能切換
回路、44は現在の運転状態等を液晶等により表示する
表示手段、45は空気調和システムを構成する各ユニッ
トとの通信を行なうための送受信回路である。マイクロ
プロセッサ41は、操作スイッチ回路42、機能切換回
路43、表示手段44、送受信回路45を適宜制御す
る。
【0010】図13は従来の機能切換回路のディップス
イッチを示す正面図であり、43a〜43gはディップ
スイッチの各接点である。
【0011】図14は『三菱電機(ビル用)エアコンシ
ティマルチ据付工事マニュアル』(平成3年1月)の8
3項に記載されている、従来の機能切換(アドレス設
定)スイッチの操作方法(確認方法)を示す表である。
この表では、アドレスの設定方法を説明しているが、機
能切換方法も同様に各接点をオン,オフ設定することに
より機能の有無を設定する。
【0012】従来は、或る機能(例えば、ルーバー有
無)を無にする場合、図13のディップスイッチの接点
43aに、その切換えが意味付けられている場合には、
機能切換回路43の接点43aをオフ側にすると、図6
のマイクロプロセッサ41に切換情報が伝えられ、マイ
クロプロセッサ41内でその情報が処理されて、操作ス
イッチ回路42のルーバースイッチが操作されても、ル
ーバー操作指令を送受信回路45を経てシステムに伝達
しない。また、逆に、図13のディップスイッチの接点
43aをオン側にすると、ルーバー有となり送受信回路
45を経てシステムに伝達され、システム内の室内機が
ルーバー動作を開始する。
【0013】こうして、従来の空気調和装置のリモート
コントローラでは、機能切換回路43の機能切換スイッ
チの各接点43a〜43gに予め各機能の割付けがされ
ており、各スイッチの設定操作を適宜行なうことによ
り、機能の有無をシステムの要求に合致させている。
【0014】更に、従来の空気調和装置では、同一伝送
線上に複数の室内機とリモートコントローラが接続さ
れ、所謂、マルチエアコンとしてシステム構成されるこ
とがある。
【0015】ビル用のマルチエアコン等、一台の室外機
に複数台の室内機を冷媒配管で接続した構成の空気調和
装置においては、室外機及び複数の室内機、この室内機
を操作するリモートコントローラが各々情報の交換をし
ながら制御を行なう必要がある。この制御システムを構
築するには、例えば、室外機、複数の室内機、及び複数
のリモートコントローラを同一伝送線で接続し、各々の
機器にアドレスを設定して、各機器を認識し、リモート
コントローラと操作したい室内機とを関係付ける方法が
ある。また、この他に、室外機及び室内機の伝送線と、
室内機とリモートコントローラの伝送線を別系統に分け
て、複数の室内機の個々の自己アドレスは自動的に生成
するようにし、アドレス設定作業を不要にした制御シス
テムも提案されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、特開平
2−176343号公報に掲載の従来の空気調和装置で
は、装置が不調になったことを把握することはできて
も、装置を修理した後、確かに正常になったか否かの確
認作業が面倒であった。つまり、修理確認の再現試験を
行なうためには、不調になる前の状態に装置を設定し直
さなければならず、センサ入力等を故意に調整すること
が必要であり、このために時間と労力、専用工具等が必
要であった。
【0017】即ち、上記の従来の空気調和装置では、装
置が不調になった追跡調査をすることはできても、空気
調和装置を故意に不調に陥る状態に戻すことができなか
った。このため、不調に陥る原因対策を行なっても、そ
の対策効果を確認する場合には、不調に陥る前の状態を
再現するのに多くの時間等を費す必要があった。
【0018】そして、記憶データ及び制御データの変化
のあったブロックのデータのみがパソコン20等の外部
接続機器に送信されるために、追跡調査中に入手したい
データが変化しない場合は、そのデータを入手すること
ができず、追跡調査の効率を下げる原因にもなってい
た。
【0019】そこで、第一発明は、短時間で不調前の状
態にすることができるとともに、専用工具や、センサを
調整する必要がなく、確実に修理確認ができる空気調和
装置の提供を課題とするものである。第二発明は、必要
に応じて変化のないブロックデータの書換え及び送信が
でき、不調に陥る原因対策の効果を簡単に確認できる空
気調和装置の提供を課題とするものである。
【0020】また、従来の空気調和装置のリモートコン
トローラでは、機能切換回路43のディップスイッチに
よる機能切換設定終了後に、設定操作に誤りがないか否
かを目視で検査しなければならず、特に、各スイッチの
接点43a〜43gは小型であるために、確認に時間を
要していた。
【0021】しかも、切換操作を行なったが、接点43
a〜43gの接触不良等で切換えが実際に正常に行なえ
たか否かの確認は、システムを動作させるまで判断でき
ないという問題もあった。
【0022】そこで、第三発明は、機能切換操作が正常
に行なわれたか否かの確認を短時間に、しかも確実にで
きる空気調和装置の提供を課題とするものである。
【0023】更に、従来の伝送線の配線が一系統だけで
よいマルチエアコンタイプの空気調和装置の制御システ
ムにおいては、個々の機器にアドレスを設定する必要が
あり、アドレスの誤設定による誤動作が発生することが
あった。或いは、アドレス設定作業が不要であるが、一
台のリモートコントローラで複数台の室内機を操作する
グループ運転を行なう制御システムにおいては、伝送線
の配線が二系統になり、誤配線が発生したり、自動生成
されたアドレスが外部から分かりにくい等の問題があっ
た。
【0024】そこで、第四発明は、各機器を接続する伝
送線の配線及びアドレス設定等の各作業を簡略化できる
マルチエアコンタイプの空気調和装置の提供を課題とす
るものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】第一発明にかかる空気調
和装置は、各種センサの検出信号を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段の記憶データに基づき各種の被制御機
器を制御する制御手段と、外部接続が可能なデータ送信
及び受信用のデータ送信端子及びデータ受信端子と、前
記記憶手段の記憶データ及び前記制御手段の制御データ
を複数のブロックに分けて前記データ送信端子からシリ
アル信号として送信し、時間の経過に従って内容に変化
のあったブロックのデータのみを送信するデータ送信手
段と、前記複数のブロックのうち指定したブロックのみ
に前記データ受信端子を介してデータを読込むデータ受
信手段とを具備するものである。
【0026】第二発明にかかる空気調和装置は、各種セ
ンサの検出信号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の
記憶データに基づき各種の被制御機器を制御する制御手
段と、外部接続が可能なデータ送信用のデータ送信端子
と、前記記憶手段の記憶データ及び前記制御手段の制御
データを複数のブロックに分けて前記データ送信端子か
らシリアル信号として送信し、時間の経過に従って内容
に変化のあったブロックのデータのみを送信するデータ
送信手段と、前記記憶手段の記憶データを変更するデー
タ変更手段とを具備するものである。
【0027】第三発明にかかる空気調和装置は、各空気
調和ユニットの運転を操作する操作スイッチ手段と、前
記各空気調和ユニットのシステム毎に機能を切換える機
能切換スイッチ手段と、前記各空気調和ユニットの現在
の運転状態等を表示するとともに、前記機能切換スイッ
チ手段による機能設定状態を表示する表示手段と、前記
各空気調和ユニットとの通信を行なう送受信手段と、前
記操作スイッチ手段、機能切換スイッチ手段、表示手
段、送受信手段を制御する制御手段とを具備するもので
ある。
【0028】第四発明にかかる空気調和装置は、室外機
を制御する室外機制御手段と、前記室外機に冷媒配管で
接続された複数台の室内機を各々制御する室内機制御手
段と、前記室外機制御手段及び室内機制御手段と同一伝
送線で接続された複数のリモートコントローラと、前記
室内機制御手段及びリモートコントローラの自己アドレ
スを自動生成する自己アドレス生成手段と、前記各リモ
ートコントローラで各々操作したい室内機を選択し登録
する選択登録手段とを具備するものである。
【0029】
【作用】第一発明の空気調和装置においては、記憶手段
の記憶データ及び制御手段の制御データを複数のブロッ
クに分けてデータ送信端子からシリアル信号として送信
し、時間の経過に従って内容に変化のあったブロックの
データのみを送信するとともに、複数のブロックのうち
指定したブロックのみにデータ受信端子を介してデータ
を読込むものであるから、外部接続機器を接続して記憶
データ及び制御データを確認することで、空気調和装置
が不調に陥る直前の追跡調査ができるだけでなく、外部
接続機器により記憶データ及び制御データの設定、修正
ができる。
【0030】第二発明の空気調和装置においては、記憶
手段の記憶データ及び制御手段の制御データを複数のブ
ロックに分けてデータ送信端子からシリアル信号として
送信し、時間の経過に従って内容に変化のあったブロッ
クのデータのみを送信するとともに、前記記憶手段の記
憶データを変更するものであるから、外部接続機器を接
続して記憶データ及び制御データを確認することで、空
気調和装置が不調に陥る直前の追跡調査ができるだけで
なく、必要に応じて変化のないブロックデータの変更が
できる。
【0031】第三発明の空気調和装置においては、各空
気調和ユニットの現在の運転状態等を表示するととも
に、前記各空気調和ユニットのシステム毎に機能を切換
える機能切換スイッチ手段による機能設定状態を表示す
るものであるから、機能切換操作が正常に行なわれたか
否かの確認が一目で分かる。
【0032】第四発明の空気調和装置においては、複数
台の室内機を各々制御する室内機制御手段及びこの室内
機制御手段と同一伝送線で接続された複数のリモートコ
ントローラの自己アドレスを各々自動生成し、前記各リ
モートコントローラで各々操作したい室内機を選択し登
録するものであるから、伝送線の配線作業が簡略化で
き、各機器のアドレス設定作業が不要になり、グループ
編成の変更作業が容易になる。
【0033】
【実施例】以下、各発明の実施例について説明をする。 〈第一発明〉図1は第一発明の一実施例である空気調和
装置を示す機能ブロック図である。図中、上記従来例と
同一符号及び記号は上記従来例の構成部分と同一または
相当する構成部分を示す。
【0034】図において、17は外部接続機器であるパ
ソコン20から送出された信号を空気調和装置10内に
取込むためのデータ受信端子、18はデータ受信端子1
7から取込んだ信号を受信するためのデータ受信手段、
19は受信したデータを解析し、指定されたブロックに
データを書込むデータ解析手段である。なお、本実施例
では、空気調和装置10から送出されたシリアル信号を
パソコン20で解析し表示するとともに、パソコン20
で設定された情報を空気調和装置10に送出する。24
は空気調和装置10の記憶手段12及び制御手段13の
各データを設定、修正するためのスイッチ等の設定手
段、25は設定手段24で設定された値をシリアル信号
に変換するためのデータ変換手段、26はデータ変換手
段25で変換されたデータをパソコン20の外部に送出
するデータ送信手段である。
【0035】次に、この構成の空気調和装置の動作につ
いて説明する。各種センサ11から検出される検出信
号、被制御機器14を制御するための制御データや運転
データ等をシリアル信号として外部に送出する動作は従
来例と同一であり、時間の経過に従って内容に変化のあ
ったブロックのデータのみが送出される。また、外部接
続機器であるパソコン20によって空気調和装置10か
ら送出されたシリアル信号を受信し、表示することで空
気調和装置10の動作を把握する動作も従来例と同一で
ある。
【0036】しかし、本実施例では、パソコン20から
空気調和装置10の記憶手段12及び制御手段13の各
データを設定できるので、この場合、パソコン20のキ
ーボードスイッチ等の設定手段24により、設定、修正
されたデータは、予め空気調和装置10と約束されたデ
ータ、例えば、従来例の図12の(a)に示すようなデ
ータにデータ変換手段25によって変換される。この変
換されたデータはパソコン20の外部に送出するため
に、シリアル信号としてデータ送信手段26によって送
出される。外部に送出されたシリアル信号は、空気調和
装置10のデータ受信端子17を介して取込まれ、デー
タ受信手段18によって受信される。この受信されたデ
ータはデータ解析手段19によって解析され、記憶手段
12または制御手段13のデータとしてパソコン20に
よって指定されたブロックに書込まれる。
【0037】また、ブロックに書込まれたデータは、元
のデータより変化したデータであれば、データ送信手段
15、データ送信端子16を通して空気調和装置10の
外部に送出され、これをパソコン20の表示手段23に
表示されるので、これを確認することにより、空気調和
装置10の不調を把握できる。
【0038】このように、本実施例の空気調和装置は、
空気調和装置10に内蔵されている室内温度センサや熱
交温度センサ等の各種センサ11の検出信号を記憶する
記憶手段12と、前記記憶手段12の記憶データに基づ
きコンプレッサ、四方弁、室内ファン等の各種の被制御
機器14を制御する制御手段13と、外部接続が可能な
データ送信及び受信用のデータ送信端子16及びデータ
受信端子17と、前記記憶手段12の記憶データ及び前
記制御手段13の制御データを複数のブロックに分けて
前記データ送信端子16からシリアル信号として送信
し、時間の経過に従って内容に変化のあったブロックの
データのみを送信するデータ送信手段15と、前記複数
のブロックのうち指定したブロックのみに前記データ受
信端子17を介してデータを読込むデータ受信手段18
とを備えている。
【0039】即ち、本実施例の空気調和装置は、記憶手
段12の記憶データ及び制御手段13の制御データを、
複数のブロックに分けてデータ送信端子16からシリア
ル信号として送信し、時間の経過に従って内容に変化の
あったブロックのデータのみを送信するとともに、複数
のブロックのうち指定したブロックのみにデータ受信端
子17を介してデータを読込むものである。
【0040】したがって、パソコン20等の外部接続機
器を接続して記憶データ及び制御データを確認すること
で、空気調和装置が不調に陥る直前の追跡調査ができ
る。しかも、パソコン20等の外部接続機器により記憶
データ及び制御データの設定、修正が適宜できるので、
空気調和装置10が不調に陥る前の状態に簡単にでき、
修理時間の短縮、修理後の動作確認のための専用工具等
が不要になる。また、空気調和装置10が不調に陥らな
くても、停電や基板交換等で記憶データを失うと、動作
ができなくなる情報、例えば、接続情報、運転積算時間
等をパソコン20等の外部接続機器により入力できるの
で、メンテナンス等も非常に楽になる。
【0041】〈第二発明〉図2は第二発明の一実施例で
ある空気調和装置を示す機能ブロック図、図3は第二発
明の一実施例である空気調和装置による操作指定スイッ
チのビット割付例を示す説明図である。図中、上記従来
例と同一符号及び記号は上記従来例の構成部分と同一ま
たは相当する構成部分を示す。
【0042】図において、27は記憶手段12の記憶内
容を変更するための操作指定スイッチ、28はアドレス
を指定するためのアドレス指定スイッチ、29はデータ
を指定するためのデータ指定スイッチである。なお、図
3は操作指定スイッチ27の詳細な意味付けを示し、各
ビット単位で機能の切換えを行なう。
【0043】次に、この構成の空気調和装置の動作につ
いて説明する。この実施例においても上記従来例と同様
に、空気調和装置10内の各種センサ11から検出され
る検出信号は記憶手段12に記憶される。また、同信号
は制御手段13、データ送信手段15に入力される。制
御手段13に入力された信号は必要に応じて被制御機器
14の制御データとなる。
【0044】そして、制御手段13に接続された操作指
定スイッチ27のビットb0がオフで、且つビットb1
がオフ(記憶手段書込及び読出禁止)のときは、時間の
経過に従って内容に変化のあったブロックのデータのみ
をデータ送信手段15からデータ送信端子16を経て、
外部接続機器であるパソコン20にシリアル信号として
送信する。
【0045】また、操作指定スイッチ27のビットb0
がオフで、且つビットb1がオン(記憶手段12の指定
アドレス内容読出)のときは、アドレス指定スイッチ2
8で指定されるアドレスの内容を読出して、データ送信
手段15からデータ送信端子16を経て、外部接続機器
であるパソコン20に送信する。
【0046】さらに、操作指定スイッチ27のビットb
0がオン(記憶手段12指定書込)のときは、アドレス
指定スイッチ28で指定されたアドレスに、データ指定
スイッチ29によって指定された内容(データ)を記憶
手段12に書込む。
【0047】このように、本実施例の空気調和装置は、
空気調和装置10に内蔵されている室内温度センサや熱
交温度センサ等の各種センサ11の検出信号を記憶する
記憶手段12と、前記記憶手段12の記憶データに基づ
きコンプレッサ、四方弁、室内ファン等の各種の被制御
機器14を制御する制御手段13と、外部接続が可能な
データ送信用のデータ送信端子16と、前記記憶手段1
2の記憶データ及び前記制御手段13の制御データを複
数のブロックに分けて前記データ送信端子16からシリ
アル信号として送信し、時間の経過に従って内容に変化
のあったブロックのデータのみを送信するデータ送信手
段15と、前記記憶手段12の指定されたアドレスに指
定されたデータを書込み、前記記憶手段12の指定され
たアドレスのデータを読出し、前記記憶手段12のアド
レス及びデータを指定する操作指定スイッチ27、アド
レス指定スイッチ28、データ指定スイッチ29からな
り、前記記憶手段12の記憶データを変更するデータ変
更手段とを備えている。
【0048】即ち、本実施例の空気調和装置は、記憶手
段12の記憶データ及び制御手段13の制御データを、
複数のブロックに分けてデータ送信端子16からシリア
ル信号として送信し、時間の経過に従って内容に変化の
あったブロックのデータのみを送信するとともに、前記
記憶手段12の記憶データを適宜変更するものである。
つまり、制御手段13に設けられた操作指定スイッチ2
7によって、記憶手段12書込禁止(ビットb0がオ
フ)が選択され、且つ読出禁止(ビットb1がオフ)の
場合は、時間の経過に従って内容に変化のあったブロッ
クのデータのみをパソコン20にデータ送信端子16を
経て出力する。そして、制御手段13に設けられた操作
指定スイッチ27が記憶手段12書込許可(ビットb0
がオン)が選択された場合は、アドレス指定スイッチ2
8、データ指定スイッチ29により指定された内容を記
憶手段12に書込む。また、操作指定スイッチ27が記
憶手段12書込禁止(ビットb0がオフ)、且つ読出許
可(ビットb1がオン)の場合は、アドレス指定スイッ
チ28で設定されたアドレスの内容を読出し、データ送
信端子16を経てパソコン20に出力する。
【0049】したがって、パソコン20等の外部接続機
器を接続して記憶データ及び制御データを確認すること
で、空気調和装置が不調に陥る直前の追跡調査ができ
る。しかも、記憶手段12の指定したアドレスに指定し
た内容を適宜書込むことにより、恰も各種センサ11で
検出されたデータが入力されたように、制御手段13が
被制御機器14を制御するので、不調に陥る状態を簡単
に再現でき、不具合内容の対策を施した場合に、その対
策効果を直ちに確認することができる。また、本実施例
では、アドレス指定スイッチ28により指定したアドレ
スの内容を読出すことができるため、被制御機器14の
運転状態ばかりでなく、各種データの状態を監視するこ
ともできる。
【0050】図4は第二発明の他の実施例である空気調
和装置を示す機能ブロック図、図5は空気調和システム
からの指令を示すデータフォーマット図であり、(a)
はデータ書換要求指令、(b)は指定アドレス読出要求
指令を示す。図中、上記従来例及び実施例と同一符号及
び記号は上記従来例及び実施例の構成部分と同一または
相当する構成部分を示す。
【0051】図において、30は空気調和システム(例
えば、リモコン等)からの指令を受信するデータ受信手
段、31はデータ受信手段30で受信したデータを解析
するデータ解析手段である。なお、空気調和システムか
らは、図5に示すようなデータフォーマットの指令が送
信される。
【0052】次に、この構成の空気調和装置の動作につ
いて説明する。この実施例においても、空気調和装置1
0内の各種センサ11により検出された信号の流れは、
上記実施例と同様であるので、ここでは説明を省略す
る。空気調和システムのリモコン等により発報された指
令はデータ受信手段30によって入力され、データ解析
手段31によって図5に示すデータコードインデックス
を解析し、インデックスによって連続して入力したデー
タが、アドレスであるかデータであるかを判断する。デ
ータ解析手段31によって判断された内容が、記憶手段
12のデータ書換要求指令であれば、次のデータで示さ
れるアドレスに更に次のデータで示されるデータ(変更
内容)を制御手段13に送り、記憶手段12のデータの
内容を変更する。同様に、指定アドレス読出要求指令で
あれば、次のデータで示されるアドレスの内容を制御手
段13を介して記憶手段12から読出し、データ送信手
段15によってデータ送信端子16から外部接続機器で
あるパソコン20に送出される。
【0053】このように、本実施例の空気調和装置は、
上記実施例と同様の記憶手段12、制御手段13、デー
タ送信端子16、データ送信手段15を備えるととも
に、空気調和システム(例えば、リモコン等)から記憶
データ変更要求指令を受信するデータ受信手段30及び
受信した指令を解析するデータ解析手段31を介して、
解析結果に基づいて記憶手段12の指定されたアドレス
に指定されたデータを書込み、前記記憶手段12の指定
されたアドレスのデータを読出し、前記記憶手段12の
記憶データを変更するデータ変更手段を備えている。
【0054】即ち、本実施例の空気調和装置も、記憶手
段12の記憶データ及び制御手段13の制御データを、
複数のブロックに分けてデータ送信端子16からシリア
ル信号として送信し、時間の経過に従って内容に変化の
あったブロックのデータのみを送信するとともに、前記
記憶手段12の記憶データを適宜変更可能なものであ
る。つまり、空気調和システム(リモコン)からの指令
を制御手段13に設けられたデータ受信手段30で入力
し、データ解析手段31で記憶データ変更要求指令と判
断した場合には、前記指令に指示されるアドレスに指定
されるデータの書込みを行なう。また、前記指令が指定
アドレスの内容読出要求であれば、指定されたアドレス
の内容を読出して、パソコン20に出力する。指令内容
が無い場合は、従来のように、時間の経過に従って内容
に変化のあったブロックのデータのみをパソコン20に
データ送信端子16を経て出力する。
【0055】したがって、パソコン20等の外部接続機
器を接続して記憶データ及び制御データを確認すること
で、空気調和装置が不調に陥る直前の追跡調査ができ
る。しかも、記憶手段12の指定したアドレスに指定し
た内容を適宜書込むことにより、恰も各種センサ11で
検出されたデータが入力されたように、制御手段13が
被制御機器14を制御するので、不調に陥る状態を簡単
に再現でき、不具合内容の対策を施した場合に、その対
策効果を直ちに確認することができる。また、本実施例
では、空気調和システムからの指令により指定したアド
レスの内容を読出すことができるため、被制御機器14
の運転状態ばかりでなく、空気調和システム(例えば、
リモコン等)とのデータ授受を監視することもできる。
【0056】〈第三発明〉図6は第三発明の一実施例で
ある空気調和装置のリモートコントローラを示すブロッ
ク図であり、図6は従来例と共通である。図7は第三発
明の一実施例である空気調和装置の機能切換回路のディ
ップスイッチを示す正面図であり、従来の接点43a〜
43gに一つ接点43hを追加したものである。図8は
第三発明の一実施例である空気調和装置の表示手段を示
す正面図であり、液晶表示画面に7セグメント表示がで
きる機能を有している。図中、上記従来例と同一符号及
び記号は上記従来例の構成部分と同一または相当する構
成部分を示す。図において、44a〜44gは表示手段
44の各セグメントを示す。
【0057】次に、この構成の空気調和装置の動作につ
いて説明する。機能切換回路43のディップスイッチの
接点43a〜43h状態はマイクロプロセッサ41で読
込まれ、その読込んだ内容に従った処理がされる。例え
ば、接点43aがルーバー機能の有無を設定するスイッ
チとした場合、接点43aがオンであれば、ルーバー機
能有とマイクロプロセッサ41が判断し、操作スイッチ
回路42内のルーバースイッチ操作情報を有効にし、シ
ステム内の室内機に送受信回路45を経て伝達する。ま
た、接点43aがオフであれば、逆の動作を行ない、ル
ーバー操作を無効とする。
【0058】そして、この実施例では、機能切換回路4
3のディップスイッチの接点43hのオン,オフによ
り、各接点43a〜43gの設定状態を表示手段44に
表示するか否かを決定するものである。したがって、機
能切換回路43のディップスイッチの接点43hがオン
であった場合は、他の接点43a〜43gと同様にマイ
クロプロセッサ41内に読込まれるが、表示出力が選択
されているので、表示手段44内の設定温度表示に利用
されている7つのセグメント44a〜44gを利用し
て、各接点43a〜43gの設定状態が表示される。例
えば、機能切換回路43のディップスイッチの各接点4
3a〜43gの状態が図7のような場合には、接点43
a,43b,43e,43fがオフであり、接点43
c,43d,43gがオンであるので、この各接点43
a〜43gに対応するセグメント44a〜44gを点灯
させることにより、各接点43a〜43hの状態が一目
でわかる。つまり、接点43c,43d,43gに対応
するセグメント44c,44d,44gを点灯させれ
ば、一目で確認できる。一方、機能切換回路43のディ
ップスイッチの接点43hがオフの場合は、機能切換回
路43のディップスイッチの状態を表示手段44に出力
しないので、表示手段44は本来の運転表示を行なう。
【0059】このように、本実施例の空気調和装置は、
各空気調和ユニットの運転を操作する操作スイッチ手段
である操作スイッチ回路42と、前記各空気調和ユニッ
トのシステム毎に機能を切換える機能切換スイッチ手段
である機能切換回路43のディップスイッチと、前記各
空気調和ユニットの現在の運転状態等を表示するととも
に、前記ディップスイッチ(機能切換スイッチ手段)に
よる機能設定状態を表示する液晶7セグメント44a〜
44g等の表示手段44と、前記各空気調和ユニットと
の通信を行なう送受信手段である送受信回路45と、前
記操作スイッチ回路42(操作スイッチ手段)、機能切
換回路43のディップスイッチ(機能切換スイッチ手
段)、表示手段44、送受信回路45(送受信手段)を
制御する制御手段であるマイクロプロセッサ41とを備
えている。
【0060】即ち、本実施例の空気調和装置は、各空気
調和ユニットの現在の運転状態等を表示するとともに、
各空気調和ユニットのシステム毎に機能を切換える機能
切換回路43の各ディップスイッチによる機能設定状態
を表示するものである。
【0061】したがって、機能切換回路43の各ディッ
プスイッチによる機能切換操作が正常に行なわれたか否
かが表示手段44を見ることにより一目で分かる。しか
も、切換操作を行なったが、接点43a〜43gの接触
不良等で切換えが実際に正常に行なえたか否かの確認も
できる。この結果、機能切換操作が正常に行なわれたか
否かの確認を短時間に確実にできる。
【0062】〈第四発明〉図9は第四発明の一実施例で
ある空気調和装置の制御システムを示すブロック構成図
である。
【0063】図において、51は1台の室外機(図示せ
ず)を制御する室外機制御手段、52〜54は室外機に
冷媒配管で接続された複数台の室内機(図示せず)を各
々制御する室内機制御手段、55,56は室外機及び室
内機を制御するリモートコントローラであり、これらは
伝送線57を介して接続されている。51a〜56aは
互いに通信を行なうための送受信回路であり、51b〜
56bは各々の機器を制御し、伝送情報のコントロール
を行なうマイクロコンピュータ、51c〜56cは電気
的に書換可能な不揮発性メモリ、52d〜54dは7セ
グメントのLED(発光ダイオード)等の表示部であ
り、居室から見ることができる位置に設置されている。
55d,56dは液晶等の表示部、55e,56eは操
作用のスイッチである。
【0064】上記構成の制御システムを有する空気調和
装置においては、伝送線57を介して互いに通信を行な
うために、システム中に複数存在する室内機制御手段5
2〜54及びリモートコントローラ55,56は、互い
に識別するためのアドレスが必要であり、各々定められ
た手順で重複しないように、自己アドレスをマイクロコ
ンピュータ52b〜56bで生成する。この自己生成し
たアドレスは各機器の電気的に書換可能な不揮発性メモ
リ52c〜56cに格納されるとともに、室内機制御手
段52〜54では表示部52d〜54dに表示される。
こうした処理により、自動生成された室内機のアドレス
は、操作する人間が識別することができる。
【0065】次に、複数接続されているリモートコント
ローラの各々に操作したい室内機を登録する方法を図1
0を用いて説明する。図10は第四発明の一実施例であ
る空気調和装置のリモートコントローラの外観を示す正
面図である。
【0066】各々のリモートコントローラ55,56
は、伝送線57に接続されている全ての室内機のアドレ
スを通信上認識することはできるが、どのリモートコン
トローラで、どの室内機を操作するかは、室内機及びリ
モートコントローラの配置等の人間の意思が反映され
る。例えば、図9において、1つのリモートコントロー
ラ55で1台の室内機制御手段52を、他のリモートコ
ントローラ56で別の2台の室内機制御手段53,54
を操作したい場合には、各々のリモートコントローラ5
5,56に操作対象の室内機を登録することが必要にな
る。ここでは、1つのリモートコントローラ55を例に
説明する。リモートコントローラ55のマイクロコンピ
ュータ55bは、受信信号により伝送線57に接続され
ている全ての室内機のアドレスを認識しており、表示部
55dに一番小さい室内機のアドレスを表示する。マイ
クロコンピュータ55bは、操作スイッチ55e2 ,5
5e3の入力により表示するアドレスを、接続されてい
る室内機のアドレスを小さい順に選択し表示している。
この状態で、操作スイッチ55e1 が入力された時点で
表示しているアドレスの室内機を操作対象の室内機とし
て登録する。
【0067】こうした手順によって、複数台の室内機の
アドレスを登録すれば、1台のリモートコントローラ5
5で複数台の室内機の操作も可能になる。
【0068】このように、本実施例の空気調和装置は、
1台の室外機を制御する室外機制御手段51と、前記室
外機に冷媒配管で接続された複数台の室内機を各々制御
する室内機制御手段52〜54と、前記室外機制御手段
51及び室内機制御手段52〜54と同一伝送線57で
接続された複数のリモートコントローラ55,56と、
前記室内機制御手段52〜54及びリモートコントロー
ラ55,56の自己アドレスをマイクロコンピュータ5
2b〜56bで生成し、この自己生成したアドレスを不
揮発性メモリ52c〜56cに格納するとともに、各室
内機制御手段52〜54の表示部52d〜54dに表示
する自己アドレス生成手段と、前記各リモートコントロ
ーラ55,56のマイクロコンピュータ55b,56b
で伝送線57に接続されている全ての室内機のアドレス
を認識し、操作スイッチ55e2,55e3 の入力によ
り表示部55d,56dに各室内機のアドレスを小さい
順に選択して表示するとともに、操作スイッチ55e1
が入力された時点で表示しているアドレスの室内機を操
作対象の室内機として登録するという選択登録手段とを
備えている。
【0069】即ち、本実施例の空気調和装置は、複数台
の室内機を各々制御する室内機制御手段52〜54及び
この室内機制御手段52〜54と同一伝送線57で接続
された複数のリモートコントローラ55,56の自己ア
ドレスを各々自動生成し、前記各リモートコントローラ
55,56で各々操作したい室内機を選択し登録するも
のである。
【0070】したがって、室外機制御手段51、室内機
制御手段52〜54、リモートコントローラ55,56
の各機器を同一の伝送線57で接続することができるの
で、伝送線57の配線作業が簡略化できる。また、各機
器のアドレスがマイクロコンピュータにより自動設定さ
れ、それが表示されるので、アドレス設定作業が不要に
なる。この結果、伝送線57の誤接続や、アドレスの設
定ミス等の工事不良が減少し、これらの工事負荷が軽減
される。しかも、各リモートコントローラ55,56で
各々操作したい室内機を確認しながら、選択し登録する
ことができるので、制御対象の機器の入替えや、グルー
プ編成の変更作業が容易になる。
【0071】ところで、上記実施例では、室内機制御手
段52〜54に表示部52d〜54dを設け、自己アド
レスを表示するように構成したが、リモートコントロー
ラ55,56で選択される(リモートコントローラ5
5,56の表示部55d,56dに表示されているアド
レスの)室内機を、伝送により当該室内機に通報し、通
報された室内機が選択中であることを、発光ダイオード
(LED)による表示や、ファンの運転により、登録を
行なっている操作者に認識できるようにしても同様の効
果を奏する。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、第一発明の空気調
和装置は、記憶手段と、制御手段と、データ送受信端子
と、データ送信手段と、データ受信手段とを備え、記憶
手段の記憶データ及び制御手段の制御データを、複数の
ブロックに分けてデータ送信端子からシリアル信号とし
て送信し、時間の経過に従って内容に変化のあったブロ
ックのデータのみを送信するとともに、複数のブロック
のうち指定したブロックのみにデータ受信端子を介して
データを読込むことにより、外部接続機器を接続して記
憶データ及び制御データを確認することで、空気調和装
置が不調に陥る直前の追跡調査ができるだけでなく、外
部接続機器により記憶データ及び制御データの設定、修
正ができるので、空気調和装置が不調に陥る前の状態に
簡単にでき、修理時間の短縮、修理後の動作確認のため
の専用工具等が不要になり、メンテナンス等が非常に楽
になる。
【0073】第二発明の空気調和装置は、記憶手段と、
制御手段と、データ送信端子と、データ送信手段と、デ
ータ変更手段とを備え、記憶手段の記憶データ及び制御
手段の制御データを、複数のブロックに分けてデータ送
信端子からシリアル信号として送信し、時間の経過に従
って内容に変化のあったブロックのデータのみを送信す
るとともに、前記記憶手段の記憶データを変更すること
により、外部接続機器を接続して記憶データ及び制御デ
ータを確認することで、空気調和装置が不調に陥る直前
の追跡調査ができるだけでなく、必要に応じて変化のな
いブロックデータの変更ができるので、不調に陥る状態
を簡単に再現でき、不具合内容の対策を施した場合に、
その対策効果を直ちに確認することができ、しかも、被
制御機器の運転状態ばかりでなく、各種データの状態を
監視することもできる。
【0074】第三発明の空気調和装置は、操作スイッチ
手段と、機能切換スイッチ手段と、表示手段と、送受信
手段と、制御手段とを備え、各空気調和ユニットの現在
の運転状態等を表示するとともに、前記各空気調和ユニ
ットのシステム毎に機能を切換える機能切換スイッチ手
段による機能設定状態を表示することにより、機能切換
操作が正常に行なわれたか否かの確認が一目で分かるの
で、機能切換操作が正常に行なわれたか否かの確認を短
時間に確実にできる。
【0075】第四発明の空気調和装置は、室外機制御手
段と、室内機制御手段と、リモートコントローラと、自
己アドレス生成手段と、選択登録手段とを備え、複数台
の室内機を各々制御する室内機制御手段及びこの室内機
制御手段と同一伝送線で接続された複数のリモートコン
トローラの自己アドレスを各々自動生成し、前記各リモ
ートコントローラで各々操作したい室内機を選択し登録
することにより、伝送線の配線作業が簡略化でき、各機
器のアドレス設定作業が不要になり、伝送線の誤接続
や、アドレスの設定ミス等の工事不良が減少し、これら
の工事負荷が軽減されるとともに、グループ編成の変更
作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第一発明の一実施例である空気調和装置
を示す機能ブロック図である。
【図2】図2は第二発明の一実施例である空気調和装置
を示す機能ブロック図である。
【図3】図3は第二発明の一実施例である空気調和装置
による操作指定スイッチのビット割付例を示す説明図で
ある。
【図4】図4は第二発明の他の実施例である空気調和装
置を示す機能ブロック図である。
【図5】図5は空気調和システムからの指令を示すデー
タフォーマット図である。
【図6】図6は従来及び第三発明の一実施例である空気
調和装置のリモートコントローラを示すブロック図であ
る。
【図7】図7は第三発明の一実施例である空気調和装置
の機能切換回路のディップスイッチを示す正面図であ
る。
【図8】図8は第三発明の一実施例である空気調和装置
の表示手段を示す正面図である。
【図9】図9は第四発明の一実施例である空気調和装置
の制御システムを示すブロック構成図である。
【図10】図10は第四発明の一実施例である空気調和
装置のリモートコントローラの外観を示す正面図であ
る。
【図11】図11は従来の空気調和装置を示す機能ブロ
ック図である。
【図12】図12は従来の空気調和装置の動作を説明す
るためのデータコードインデックスとデータ内容とを対
比した図表である。
【図13】図13は従来の機能切換回路のディップスイ
ッチを示す正面図である。
【図14】図14は従来の機能切換(アドレス設定)ス
イッチの操作方法を示す図である。
【符号の説明】
11 各種センサ 12 記憶手段 13 制御手段 14 被制御機器 15 データ送信手段 16 データ送信端子 17 データ受信端子 18 データ受信手段 19 データ解析手段 21 データ受信手段 22 データ解析手段 23 表示手段 24 設定手段 25 データ変換手段 26 データ送信手段 27 操作指定スイッチ 28 アドレス指定スイッチ 29 データ指定スイッチ 30 データ受信手段 31 データ解析手段 42 操作スイッチ回路 43 機能切換回路 44 表示手段 51 室外機制御手段 52〜54 室内機制御手段 55,56 リモートコントローラ 51c〜56c 不揮発性メモリ 52d〜56d 表示部 55e,56e スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種センサの検出信号を記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段の記憶データに基づき各種の被制御機器を
    制御する制御手段と、 外部接続が可能なデータ送信及び受信用のデータ送信端
    子及びデータ受信端子と、 前記記憶手段の記憶データ及び前記制御手段の制御デー
    タを複数のブロックに分けて前記データ送信端子からシ
    リアル信号として送信し、時間の経過に従って内容に変
    化のあったブロックのデータのみを送信するデータ送信
    手段と、 前記複数のブロックのうち指定したブロックに前記デー
    タ受信端子を介してデータを読込むデータ受信手段とを
    具備することを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 各種センサの検出信号を記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段の記憶データに基づき各種の被制御機器を
    制御する制御手段と、 外部接続が可能なデータ送信用のデータ送信端子と、 前記記憶手段の記憶データ及び前記制御手段の制御デー
    タを複数のブロックに分けて前記データ送信端子からシ
    リアル信号として送信し、時間の経過に従って内容に変
    化のあったブロックのデータを送信するデータ送信手段
    と、 前記記憶手段の記憶データを変更するデータ変更手段と
    を具備することを特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 各空気調和ユニットの運転を操作する操
    作スイッチ手段と、 前記各空気調和ユニットのシステム毎に機能を切換える
    機能切換スイッチ手段と、 前記各空気調和ユニットの現在の運転状態等を表示する
    とともに、前記機能切換スイッチ手段による機能設定状
    態を表示する表示手段と、 前記各空気調和ユニットとの通信を行なう送受信手段
    と、 前記操作スイッチ手段、機能切換スイッチ手段、表示手
    段、送受信手段を制御する制御手段とを具備することを
    特徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】 室外機を制御する室外機制御手段と、 前記室外機に冷媒配管で接続された複数台の室内機を各
    々制御する室内機制御手段と、 前記室外機制御手段及び室内機制御手段と同一伝送線で
    接続された複数のリモートコントローラと、 前記室内機制御手段及びリモートコントローラの自己ア
    ドレスを自動生成する自己アドレス生成手段と、 前記各リモートコントローラで各々操作したい室内機を
    選択し登録する選択登録手段とを具備することを特徴と
    する空気調和装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101502098B1 (ko) * 2008-08-28 2015-03-16 삼성전자 주식회사 공기조화기의 통신방법
WO2016135866A1 (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 三菱電機株式会社 空気調和機

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