JPH07103540A - データ収集装置および空気調和システムのメンテナンスツール - Google Patents

データ収集装置および空気調和システムのメンテナンスツール

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JPH07103540A
JPH07103540A JP5245359A JP24535993A JPH07103540A JP H07103540 A JPH07103540 A JP H07103540A JP 5245359 A JP5245359 A JP 5245359A JP 24535993 A JP24535993 A JP 24535993A JP H07103540 A JPH07103540 A JP H07103540A
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JP
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Application number
JP5245359A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Ishikawa
敏洋 石川
Koki Masui
弘毅 増井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メンテナンスツールによる空気調和機等の予
防保全 【構成】 空気調和機システムの伝送線に接続されたメ
ンテナンスツールにおいて送信回路部を設け、メンテナ
ンスツール側から空気調和機へ同一環境で運転するよう
要求し、空気調和機に運転データを要求し予め格納され
ているデータと比較しその差異により異常ユニットを判
定する構成にした。 【効果】 必要な運転データを確実に記憶できるのでそ
のデータを解析する事により異常発生前に異常の兆候を
検知し事前に処理をすることができる等、高度なメンテ
ナンスが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば複数台接続さ
れた空気調和機のメンテナンスをバックアップするため
のメンテナンスツールのようなデータ収集装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図13はビル空調管理システムの空気調
和機のメンテナンスツールを接続した空気調和システム
の接続例を示す。図13において、21は、メンテナン
スツールである。22は、各空調機を接続する伝送線、
23a〜cは室外機、24a〜eは室内機、25a〜e
は各室内機24a〜eを制御する手元リモートコントロ
ーラ、26は冷媒配管を表し、各空気調和機23,2
4,25は、図中のようなユニットアドレスをもち、2
7a,bのようにグループ設定されている。
【0003】メンテナンスツールの構成は図14に示す
ように通信データを受信する受信部29、時刻を表すた
めの時計IC30、データを格納する記憶素子31、メ
ンテナンスツールのS/Wが書き込まれているROM3
2、データ及び時刻を表示するLCD33、29〜33
を処理するためのCPU34より構成されている。
【0004】図13のメンテナンスツール21はエアコ
ンの試運転から空調管理システムの立ち上げ、運転開始
後のメンテナンス等をサポートするサービス用ツール
で、伝送線22に無極性2線を接続するだけで種々のデ
ータを収集し、記憶・分析が行なえる。
【0005】図13のグループ1 27aにおいて、室
外機23a,b、室内機24a,b、リモートコントロ
ーラ25a,bから送信される通信データをメンテナン
スツール21により直接通信データを図13のメンテナ
ンスツールの受信部29により、受信された通信データ
を記憶素子31に格納する方法として、記憶素子が飽和
している場合には受信した通信データを格納できないた
め、前の状態で格納された最も古い通信データを棄却し
て、最新データを記憶素子31に格納している。以降、
通信データを受信するとこの処理を繰り返し、古いデー
タは次々に消去され、最新データが記憶素子31に格納
される。
【0006】又、メンテナンスツール21にて、指定さ
れたユニットアドレスの空気調和機23,24に対し
て、外気温度、室内吸込温度、配管温度、圧力値、およ
び吐出温度などの各種運転データをモニタ要求する。指
定されたアドレスの空気調和機23,24は、モニタ要
求に応じた各種運転データをメンテナンスツール21へ
応答する。メンテナンスツール21は、伝送線22から
受信した各種運転データを記憶素子31に格納すると同
時に、各種運転データ値をLCD表示33する事によ
り、メンテナンスツール操作者に対して操作者が指定し
たアドレスの空気調和機23,24の各種運転データ値
を知らせる。それらのLCD表示された様々な運転デー
タをメンテナンスツール操作者が、今まで培われてきた
経験により運転データを解析し、指令したアドレスの空
気調和機23,24が異常であるかを判断する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】各空気調和機23,2
4,25より送信されたすべての通信データをメンテナ
ンスツールの記憶素子31に格納してしまうためメンテ
ナンスに必要とする異常データを検出し、記憶素子31
に格納した場合、記憶素子31が、飽和の状態では、次
々に受信したデータを古いデータの上に上書きしてしま
うため、必要とする異常データまでも消去される場合が
あった。また、次々に受信したデータが正常データある
いは、異常データに関わらず上書きにより記憶素子31
に格納する処理を繰り返してしまうため、必要データが
格納されていても格納処理を中止させる機能がなく、長
時間メンテナンスツール21を接続しても必要とするデ
ータを満足に格納できないという問題点があった。
【0008】各空気調和機23,24から送信された各
種運転データをメンテナンスツール21により受信し、
運転データをLCD33により表示することができる
が、実際に各空気調和機から送信される各種運転データ
が、妥当な値であるのを判断することができない。これ
らの解析は、熟練した保守点検員の経験により判断され
ることが多く、空気調和機の高機能化にともない保守点
検員の経験だけでは難しくなっている。また、保守点検
員の不足および、非熟練者化にともないメンテナンス時
間をできるだけ短くしなければならないという問題点が
あった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、メモリに不要なデータを格納
しているために必要なデータが上書きされてしまうこと
を避けるためにメモリの有効利用を考慮したデータ収集
装置を得ることを目的としている。又得たいデータを各
ユニットに対し要求する送信処理により必要なデータを
いつでも収集する事ができ、様々なデータを解析するこ
とができる装置を得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ収
集装置は、受信した信号にもとづいて、機器の運転制御
データが正常か異常かを判断する手段と、記憶手段の残
存記憶容量を判断する手段と、これらの手段にもとづい
て記憶手段へ記憶を格納する方法と記憶する内容の選択
を行なう記憶データ処理手段を備えたものである。
【0011】又この発明に係る空気調和システムのメン
テナンスツールは各ユニットコントローラとデータを送
受信する伝送手段と、伝送手段を介した各ユニットコン
トローラのデータを記憶する記憶手段と、各ユニットコ
ントローラのデータが異常状態か正常状態かを判断する
データ異常判断手段と、データ異常判断手段により異常
状態と判断された際、異常の内容に関連しない記憶手段
に記憶されたデータを棄却し、データ異常判断手段によ
り異常状態と判断され記憶手段の記憶容量が飽和してい
ない状態において、異常の内容に関連すると判断された
各ユニットコントローラの全てのデータを伝送手段を介
して定期的に収集して記憶手段に記憶し、データ異常判
断手段により異常状態と判断された際、記憶手段の記憶
容量が飽和した状態において、データ収集を停止するデ
ータ処理手段と、を備えたものである。
【0012】又、各ユニットコントローラとこのデータ
を送受信する伝送手段と、伝送手段を介し所望のデータ
を要求し、得られた各ユニットコントローラのデータを
記憶する第1の記憶手段と、各ユニットコントローラの
所望のデータに対応してあらかじめ設定された標準運転
データを記憶した第2の記憶手段と、第1の記憶手段と
第2の記憶手段のデータとを比較し、各ユニットコント
ローラからのデータの異常の有無を判断する異常判断手
段と、を備えたものである。
【0013】又各ユニットコントローラとデータを送受
信する伝送手段と、伝送手段を介して同一冷媒系統の全
ての室内機に同一の運転条件設定指令を送信する設定指
令手段と、伝送手段を介した各ユニットコントローラの
データを記憶する記憶手段と、記憶手段のデータによ
り、同一冷媒系統の複数台の室内機のデータから指令し
た運転条件におけるデータ値を算出する算出手段と、算
出手段による同一冷媒系統のデータと記憶手段の室内機
個個のデータとを比較し、その室内機が異常状態か正常
状態かを判断する異常判断手段と、を備えたものであ
る。
【0014】又、前記伝送手段を介して室内機個個に運
転指令を送信する運転指令手段と、を備えたものであ
る。
【0015】又、前記各ユニットコントローラのデータ
から、前記各ユニットコントローラのアクチュエータ動
作を判断するアクチュエータ動作判断手段と、を備えた
ものである。
【0016】
【作用】上記のように構成されたデータ収集装置は、受
信したデータが正常か異常か、データを記憶する記憶容
量が残っているかどうかの判断によって、記憶を格納す
る方法と記憶する内容の選択を行なう。
【0017】又本発明の空気調和システムのメンテナン
スツールは、各ユニットコントローラのデータが正常か
異常か、データを記憶する記憶手段が飽和しているかど
うかにより各状態を設定し、この各状態に応じて、デー
タの記憶を変える。
【0018】又本発明のメンテナンスツールは、空調シ
ステムの各ユニットコントローラにトリガーデータを送
信し、得られた応答により異常を判断する。
【0019】又本発明は、複数台の室内機を同一条件で
運転させ、複数台のデータからこの条件におけるデータ
を算出し、個個の室内機のデータと比較して異常を判断
する。
【0020】
【実施例】以下この発明の実施例を図により説明する。
図1はメンテナンスツールの構成を示し、2は伝送路1
に接続され通信データの送受信処理を行う送受信回路、
3は時刻を表すための時計IC、4はデータを格納する
記憶素子、5はメンテナンスツールのS/Wとデータテ
ーブルに運転データの基準値が書き込まれているRO
M、6はデータ及び時刻を表示するLCD、7は2〜6
を処理するためのCPUである。
【0021】図2は、空気調和システムにメンテナンス
ツールを接続した接続図である。図2において、8は各
ユニットを接続している2本の伝送線、9a及び9bは
空調機器を手元で操作するリモートコントローラ、10
a及び10bは室内機ユニットである。11a,bは、
室外機ユニットである。メンテナンスツール12はリモ
コン、室内機、室外機の任意の伝送線を取付ける端子台
に重ねて取付ければよいし、又他の端子に取付けてもよ
い。
【0022】ここで図3のメモリ効率改善フローについ
て説明する。図2の状態において、各ユニットの通信デ
ータを本発明のメンテナンスツール12によりモニタす
る際にその通信データの内容が正常であるならばそのデ
ータ及び、時刻を記憶素子4に格納13a,hする。こ
の状態が図4の第一の時間14aである。記憶素子4が
全て満たされたならば、最旧データを記憶素子4から消
去し13g,i、13jの処理により最新データを記憶
素子4に格納する。正常データ受信が続くかぎりこの処
理13kを行う。この状態が図4の第2の時間14bで
ある。異常データが発生した場合、今まで記憶素子4に
格納されたデータの送信元アドレスを検出し、異常デー
タの送信元アドレスと同一であるデータのみを残し、そ
れ以外のデータを消去する13a,b。その後、受信さ
れたデータは先ほど異常データを送信した送信元アドレ
スからのデータのみを記憶素子4に格納することによ
り、メンテナンスに不必要な正常データを記憶素子4に
格納することなく、異常を起こしたユニットのデータの
み収集する13b,c,d。このことにより異常発生ユ
ニットの異常が起きる前の運転データ及び、異常発生後
の運転データを収集することができる。この状態が図4
の第3の時間14cである。記憶素子4が満たされるま
でこの処理を行い、メモリーオーバにより記憶格納の停
止を行なう。この状態が図4の第4の時間である14
d。
【0023】なお、予めメモリの記憶領域は分かってい
るので、格納毎にカウンタを操作し、カウンタによりメ
モリオーバの検出が可能である。図5は室内機などが検
知した異常をコード化し、それを上位コントローラなど
に伝送路へ送信して知らせる異常コードデータの説明図
である。なおユニットコントローラは検知した異常を受
信すると処理を実行することになる。伝送線を介してこ
のコードをメンテナンスツールが受信でき、メンテナン
スツールとしては、あらゆるデータを受信処理し、予め
ツール内に用意してある異常コード表と受信データを比
較し、該当するものがあれば、異常と検知し異常先を判
断できる。
【0024】又収集するデータとして送信元アドレス関
係の収集を説明したが、冷媒や温度等広い範囲の機器が
関連する異常に対してはあらかじめ収集範囲を設定して
おくと全ての関連データを収集することが可能である。
すなわち正常時と判断されると、所望全データを順次記
憶素子に格納していくが、記憶素子が飽和すると定期的
なデータ受信毎に最旧データを順次消去させる。異常状
態を検出すると異常時無効データを消去させるとともに
異常時有効データの格納を連続させて行なう。
【0025】各空気調和機からのメンテナンスには不必
要なデータである正常データの記憶素子への格納をでき
るだけせず、必要なデータである異常データを中心に格
納する。正常データと異常データとは格納処理が違うた
め、記憶素子を有効に使うことができる。しかも、記憶
素子を有効に使うため、長時間のデータを収集できる。
【0026】図6は、予め設定された運転データの基準
値と実際の運転データの差異をとり、そのユニットの異
常を検出するフローである。図7は、運転データの種類
である外気温度、室内吸込温度、配管温度、圧力値、吐
出温度などの標準値の一例である。この標準値を図1の
メンテナンスツールのROM5のデータテーブルに設定
しておく。図6の如くメンテナンスツール12より室内
機ユニット10aに対して外気温度モニタ要求を送信し
15a、室内機ユニット10aから外気温モニタ応答を
受信して15b、その値が、例えば35℃であるならば
図7の室内吸込温度の30℃を室内設定温度として室内
機ユニット10aへ再び要求データを送信し15c,
d,e、室内機ユニット10aの室内吸込温度が設定値
となりしだい15f,g、室内機ユニット10aの配管
温度、圧力などの運転データを収集し15h,i、図7
の標準値との差異をとる15j。差異の大小により異常
を検出する15k。例えば、吐出圧力Pdが標準値より
も低く、吐出圧力Tdが高ければ、フロンガスが不足し
ていることを表示する。
【0027】メンテナンスツールより確認したい室内機
に指令して運転データを収集し、その運転データの基準
値との差異により異常ユニットを判断することができる
のでメンテナンス時間および、メンテナンス費用を大き
く削減できる。
【0028】図8は、同一冷媒系統を用いている空気調
和システムにメンテナンスツールを接続した接続図であ
る。11は、室外機であり、10a,b,cは室内機で
あり、手元リモコン9a,b,c及び、本発明によるメ
ンテナンスツール12により構成されている。また各ユ
ニットは伝送線8により接続されている。図9は、図8
の状態における同一冷媒系統内での異常室内ユニット1
0a,b,cを検出するフローである。メンテナンスツ
ール12より各室内機10a,b,cに対して同一設定
温度運転指令を送信し17a、同一冷媒系統内、同一温
度運転を行う。その後、各室内機の運転状態のモニタを
行い17b,c、各パラメータごとの平均値を求める1
7d。その平均値と各室内機10a,b,cのそれぞれ
の運転データとの差異により異常室内機及び、異常原因
をわりだす17e,f。
【0029】すなわち室外機11、室内機10a,b,
c、リモートコントローラ9a,b,cの間を伝送線8
により接続し、各ユニットコントローラ間で通信データ
を送受信して空気調和を行い、室内機10a,b,c
は、1台の室外機に複数台接続されたマルチ形空気調和
機である空気調和機の制御システムにメンテナンスツー
ル12を接続した空気調和システムにおいて、メンテナ
ンスツール12にて、同一冷媒系統の全ての室内機10
a,b,cに同一の室内設定温度等の運転要求条件を出
力し、同一冷媒系統の各室内機10a,b,cに対して
各種運転データモニタ要求を出力する。
【0030】同一冷媒系統内の全室内機10a,b,c
は、要求に応じた各種運転データをメンテナンスツール
12へ応答する。メンテナンスツール12により、伝送
線8から受信した各種運転データを記憶素子に格納し、
運転データをLCD表示し、また、その運転データ結果
を解析し各室内機10a,b,cが、正常であるかを判
断するので同一冷媒系統内の室内機に対して運転データ
の差異により異常室内機を検出することができる。メン
テナンス時間および、メンテナンス費用を大きく削減で
きる。
【0031】図10は、各空気調和機のグループの設定
に関係なくユニット単体に要求指令を出力できることを
活かした例である。室内機10a,b,cは、グループ
119a、室内機10dは、グループ2 19bに設定
する。メンテナンスツール12よりユニットアドレス
1,2,3,4が設定された室内機10a,b,c,d
に強風運転要求を出力することにより、風音及び風力1
8によりユニットアドレスを確認することができる。図
10は、ユニットアドレス2である室内機10bに行っ
た例である。
【0032】上記は運転モードとして送風としたが、冷
房でも暖房でもよい。ここでは、どの室内機が運転して
いるかを見極めるものであり、音及び、風により運転を
判断するのでメンテナンスツールを対象機の近傍に配置
して人間の感覚で確認できるのでより確実にチェックで
きる。従来のようにグループアドレス毎にデータを受信
し、グループ単位で処理を実行するのではなく、ユニッ
ト単位(自己アドレス単位)でデータを受信し、ユニッ
ト1台で処理を実行することが出来るため、グループ設
定にとらわれず、各ユニットアドレスの空調機ごとに運
転操作でき、簡単にユニットアドレスを確認できる。
【0033】しかも従来のメンテナンスツールにあって
は、グループ設定されている各ユニットアドレスの空調
機に対して個別に操作することができなかったが、上記
の構成により1台ずつ動かすことにより、グループアド
レスの再編成が不要となった。
【0034】図11は四方弁、電磁弁、LEVなどで構
成された室外機のアクチュエータ動作と伝送エラーの因
果関係を検出するフローである。メンテナンスツール1
2により図2の室外機11へ各種アクチュエータ動作モ
ニタ要求を出力する20a。モニタ応答により各種アク
チュエータ動作の状態が変化したならば、そのアクチュ
エータの状態及び、現在時刻を記憶素子4に格納20b
〜e。その一連の処理を繰り返している最中に異常判断
手段により伝送エラーを検出した場合、伝送エラー発生
時刻を記憶素子4に格納し20f,g、各種アクチュエ
ータの変化点の時刻及び伝送エラー発生時刻を時系列に
表示する20h,iことにより伝送線に対し、どのアク
チュエータが影響を及ぼしているかが推測することがで
きる。
【0035】また、上記実施例ではユニットのアクチュ
エータ動作を直接モニタ要求を出力することにより動作
を確認しているが、各運転状態データからアクチュエー
タ動作判断手段によりアクチュエータ動作を判断するこ
とにより上記実施例と同様の効果を奏する。図12は、
その相対関係を表した一例である。tは、時間軸であ
る。
【0036】上記はアクチュエータのON,OFF、開
度のレベルのみ判断する説明であるが、これ以外の情報
を含めても良い。なおアクチュエータの動作の判断は予
め、メンテナンスツールに入れておいた運転状態とアク
チュエータ動作のマトリクスを用いて運転状態情報よ
り、該当したものをアクチュエータの動作とする。又検
出方法として通信コマンドとして直接用いられるアクチ
ュエータ動作については、メンテナンスツールからのモ
ニタ要求をし、その応答によりアクチュエータ動作を認
識する。これによって個個の空気調和機に直接モニタ要
求することにより、各空気調和機のLEV、電磁弁など
のアクチュエータの動作を明確にし、またアクチュエー
タ動作判断手段により運転データ情報から分析しアクチ
ュエータ動作を判断して動作を明確にすることによりメ
ンテナンス効率を上げることができる。
【0037】以上のように、各空気調和機からのメンテ
ナンスデータとして不必要なデータである正常データの
記憶素子への格納をできるだけせず、必要なデータであ
る異常データを中心に格納することによりメンテナンス
効率を上げることができる。また、正常データと異常デ
ータとの格納処理が違うため、記憶素子を有効に使うこ
とができ、長時間の運転データを収集できる。又、記憶
容量満杯がわかるので次の処置が可能であり、使い勝手
がよい。
【0038】又、メンテナンスツールにて確認したい室
内機から運転データを収集するだけで異常ユニットを判
断することができる。またデータの解析時間が減り、メ
ンテナンス時間および、メンテナンス費用を大きく削減
することができる。
【0039】さらに同一冷媒系統内の各室内機の運転デ
ータを収集するだけで異常室内機を検出することができ
る。またデータの解析時間が減り、メンテナンス時間お
よび、メンテナンス費用を大きく削減できる。
【0040】各室内機から送信された各種運転データを
メンテナンスツールにより受信処理し、同一冷媒、同一
温度運転という同一条件で各室内機を運転させても各種
運転データの基準値、この場合平均値が最も有効と考え
るが、他の統計上の手法を用いても良いことは当然であ
る。
【0041】グループ設定にとらわれず、各ユニットア
ドレスの空調機ごとに運転操作できる。そのためユニッ
トアドレスの確認が容易にできる。
【0042】個個の空気調和機に直接モニタ要求するこ
と、および運転データ状態からアクチュエータ動作を判
断することにより各空気調和機のアクチュエータの動作
を明確にすることができ伝送路への影響までも明確にす
ることができる。また、メンテナンス効率を上げること
もできる。
【0043】従来の空気調和システムにあっては、運転
データのコマンド数の少なさにより各空調機の四方弁、
LEV、電磁弁などのアクチュエータ動作をメンテナン
スツールにより直接モニタすることができず、個個のア
クチュエータ動作は、わからなかったがこのようなツー
ルを使用しかつ、本発明の構成によりノイズ源である動
作とノイズの関係もつかめ高度なメンテナンスが可能と
なる。
【0044】以上のように、この発明によればメンテナ
ンスツールから各空気調和機に運転データモニタ要求を
出力し、メンテナンス側から必要なデータを各空気調和
機から収集することにより、異常が発生し、空気調和機
からの異常データを受信することにより初めて異常を検
出するのではなく、メンテナンスツール側から運転デー
タを要求することにより致命的な異常が発生する前に色
々な運転データによりその兆候を解析することが可能で
あり、予防保全を確実に行なう事ができる。
【0045】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、メモリを有効利用した長時間のデータ収集
が可能な装置を提供できる。
【0046】又本発明は、予防保全にも使えるように使
い勝手が良く、かつ高い精度で異常現象を分析可能な空
気調和システムのメンテナンスツールを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるメンテナンスツールの構成図で
ある。
【図2】本発明によるメンテナンスツールを空気調和シ
ステムに接続した接続図である。
【図3】本発明によるメモリ効率改善フローである。
【図4】本発明によるメンテナンスツールにおける記憶
素子への格納処理の状態図である。
【図5】異常コードの説明図である。
【図6】基準値と実際のデータ値との差異をとり異常を
検出するフロー図である。
【図7】基準値の説明図である。
【図8】同一冷媒を用いた空調機システムの接続図であ
る。
【図9】同一冷媒系統内の室内機の異常を検出するフロ
ー図である。
【図10】ユニットアドレスを本発明により確認するた
めの概略図である。
【図11】室外機のアキュムレータ動作と伝送エラーの
関係を求めるフロー図である。
【図12】アキュムレータ動作と伝送エラーの関係表示
例説明図である。
【図13】従来のメンテナンスツールを空気調和システ
ムに接続した接続図である。
【図14】従来のメンテナンスツールの構成図である。
【符号の説明】
2 送受信回路部 4 記憶素子 5 ROM 7 CPU 8 伝送線 9 リモートコントローラ 10 室内機 11 室外機 12 メンテナンスツール

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御手段により運転制御される機器の運
    転制御に関するデータの信号を受信する前記機器の外部
    に設けられた信号伝送手段と、 前記信号伝送手段に接続され、受信した信号にもとづい
    て、前記機器の運転制御データが正常か異常かを判断す
    るデータ判断手段と、 前記信号伝送手段からの信号を記憶させる記憶手段の残
    存記憶容量を判断する記憶容量判断手段と、 前記データ判断手段の判断するデータの正常か異常か、
    及び前記記憶容量判断手段による残存記憶容量にもとづ
    いて、前記記憶手段へ記憶を格納する方法と記憶する内
    容の選択を行なう記憶データ処理手段と、を備えたデー
    タ収集装置。
  2. 【請求項2】 データ判断手段が受信した信号にもとづ
    いてデータを異常と判断した際、異常の現象解明に関連
    のあるデータと関連のないデータとを区分して関連のあ
    るデータを前記記憶手段に記憶させることを特徴とする
    請求項1記載のデータ収集装置。
  3. 【請求項3】 異常の現象解明に関連のないデータを前
    記記憶手段中の記憶から消去させることを特徴とする請
    求項2記載のデータ収集装置。
  4. 【請求項4】 リモートコントローラ、室内機および室
    外機の各ユニットコントローラ間でデータを送受信して
    空気調和を行う空気調和機の制御システムにおいて、 前記各ユニットコントローラとデータを送受信する伝送
    手段と、前記伝送手段を介した前記各ユニットコントロ
    ーラのデータを記憶する記憶手段と、前記各ユニットコ
    ントローラのデータが異常状態が正常状態かを判断する
    データ異常判断手段と、 前記データ異常判断手段により異常状態と判断された
    際、異常の内容に関連しない前記記憶手段に記憶された
    データを棄却するとともに、 前記データ異常判断手段により異常状態と判断され前記
    記憶手段の記憶容量が飽和していない状態において、異
    常の内容に関連すると判断された前記各ユニットコント
    ローラの全てのデータを前記伝送手段を介して定期的に
    収集して前記記憶手段に記憶し、 前記データ異常判断手段により異常状態と判断された
    際、前記記憶手段の記憶容量が飽和した状態において、
    データ収集を停止するデータ処理手段と、を備えたこと
    を特徴とする空気調和システムのメンテナンスツール。
  5. 【請求項5】 リモートコントローラ、室内機および室
    外機の各ユニットコントローラ間でデータを送受信して
    空気調和を行う空気調和機の制御システムにおいて、 前記各ユニットコントローラと、このデータを送受信す
    る伝送手段と、前記伝送手段を介し所望のデータを要求
    し、得られた前記各ユニットコントローラのデータを記
    憶する第1の記憶手段と、前記各ユニットコントローラ
    の所望のデータに対応してあらかじめ設定された標準運
    転データを記憶した第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段のデータとを
    比較し、各ユニットコントローラからのデータの異常の
    有無を判断する異常判断手段と、を備えたことを特徴と
    する空気調和システムのメンテナンスツール。
  6. 【請求項6】 リモートコントローラ、室内機および室
    外機の各ユニットコントローラ間でデータを送受信して
    空気調和を行い、前記室内機は1台の室外機に複数台接
    続されたマルチ形空気調和機である空気調和機の制御シ
    ステムにおいて、 前記各ユニットコントローラとデータを送受信する伝送
    手段と、前記伝送手段を介して同一冷媒系統の全ての室
    内機に同一の運転条件設定指令を送信する設定指令手段
    と、 前記伝送手段を介した前記各ユニットコントローラのデ
    ータを記憶する記憶手段と前記記憶手段のデータによ
    り、同一冷媒系統の複数台の室内機のデータから指令し
    た運転条件におけるデータ値を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出された同一冷媒系統のデータと
    前記記憶手段に記憶された室内機個個のデータとを比較
    し、この室内機が異常状態か正常状態かを判断する異常
    判断手段と、を備えたことを特徴とする空気調和システ
    ムのメンテナンスツール。
  7. 【請求項7】 前記伝送手段を介して室内機個個に運転
    指令を送信する運転指令手段と、を備えたことを特徴と
    する請求項5記載の空気調和システムのメンテナンスツ
    ール。
  8. 【請求項8】 前記各ユニットコントローラのデータか
    ら、前記各ユニットコントローラのアクチュエータ動作
    を判断するアクチュエータ動作判断手段と、を備えたこ
    とを特徴とする請求項5記載の空気調和システムのメン
    テナンスツール。
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