JP2011242045A - スケジュール提供装置及びスケジュール提供システム - Google Patents

スケジュール提供装置及びスケジュール提供システム Download PDF

Info

Publication number
JP2011242045A
JP2011242045A JP2010114099A JP2010114099A JP2011242045A JP 2011242045 A JP2011242045 A JP 2011242045A JP 2010114099 A JP2010114099 A JP 2010114099A JP 2010114099 A JP2010114099 A JP 2010114099A JP 2011242045 A JP2011242045 A JP 2011242045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energy saving
schedule
unit
control
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010114099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5195817B2 (ja
Inventor
Taro Kataoka
太郎 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2010114099A priority Critical patent/JP5195817B2/ja
Publication of JP2011242045A publication Critical patent/JP2011242045A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5195817B2 publication Critical patent/JP5195817B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】極力機器の省エネ性を確保できるスケジュール提供装置及びスケジュール提供システムを提供する。
【解決手段】空調機10の制御を行うコントローラ40に空調機10を運転させるための省エネスケジュールを提供する遠隔監視装置71であって、記憶部と、送信部とを備える。記憶部は、省エネ度合いの異なる複数の省エネスケジュールを記憶する。送信部は、省エネスケジュールをコントローラ40に送信する。コントローラ40から要求があった場合、又は、所定条件を満たすと判定した場合に、送信部は、先に送信した省エネスケジュールである第1省エネスケジュールとは別の省エネスケジュールである第2省エネスケジュールを、コントローラ40に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スケジュール提供装置及びスケジュール提供システムに関する。
従来、特許文献1(特開2007−183035号公報)に開示のように、省エネ制御を行うための省エネスケジュールデータに基づいて、空調機のような機器の省エネ制御を行う制御システムが提案されている。特許文献1に開示の制御システムでは、1日に1パターンの機器の省エネスケジュールが設定されて、当該省エネスケジュールに基づいて機器の省エネ制御が行われている。
ここで、時として、機器の利用者等(ユーザという)は、省エネよりも快適性を重視することが考えられる。よって、機器の省エネ制御を行うような制御システムでは、所定条件を満たすと自動的に省エネ制御を解除するようなものも提案されている。
しかし、上述の特許文献1(特開2007−183035号公報)に開示の制御システムのように、1パターンの機器の省エネスケジュールが設定されるような場合においては、一旦省エネ制御が解除されてしまうと、当該省エネ制御を中止しなければならず、省エネ性の確保においては望ましくない。
そこで、本発明の課題は、極力機器の省エネ性を確保できるスケジュール提供装置及びスケジュール提供システムを提供することにある。
本発明の第1観点に係るスケジュール提供装置は、機器の制御を行う機器制御装置に機器を運転させるための省エネスケジュールを提供するスケジュール提供装置であって、記憶部と、送信部とを備える。記憶部は、省エネ度合いの異なる複数の省エネスケジュールを記憶する。送信部は、省エネスケジュールを機器制御装置に送信する。そして、機器制御装置から要求があった場合、又は、所定条件を満たすと判定した場合に、先に送信した省エネスケジュールである第1省エネスケジュールとは別の省エネスケジュールである第2省エネスケジュールを、機器制御装置に送信する。
本発明の第1観点に係るスケジュール提供装置では、例えば、第1省エネスケジュールよりも省エネ度合いの緩い省エネスケジュールを第2省エネスケジュールとして機器制御装置に送信することで、いきなり機器の省エネ制御の中止を行わずに段階的に省エネ度合いを緩めた機器の運転が可能になる。これにより、極力機器の省エネ性を確保することができる。
本発明の第2観点に係るスケジュール提供装置は、第1観点に係るスケジュール提供装置であって、機器制御装置のリソースを把握するリソース把握部をさらに備える。そして、送信部は、リソース把握部によって把握されたリソースに応じた数の省エネスケジュールを機器制御装置に送信する。
本発明の第2観点に係るスケジュール提供装置では、リソースを把握することで複数の省エネスケジュールを機器制御装置に送信することができる。
本発明の第3観点に係るスケジュール提供装置は、第2観点に係るスケジュール提供装置であって、判定部をさらに備える。判定部は、リソース把握部によって把握されたリソースが複数の省エネスケジュールを保持できる程度にあるか否かを判定する。そして、判定部がリソースが複数の省エネスケジュールを保持できる程度にないと判定する場合、送信部は、複数の省エネスケジュールのうち省エネ度合いの最もきつい省エネスケジュールを、最初に機器制御装置に送信する。
本発明の第3観点に係るスケジュール提供装置では、保持する複数の省エネスケジュールのうち省エネ度合いの最もきつい省エネスケジュールを機器制御装置に送信することで、極力省エネ性を確保した機器の運転を行うことができる。
本発明の第4観点に係るスケジュール提供装置は、第1観点〜第3観点のいずれかに係るスケジュール提供装置であって、機器制御装置から要求があった場合、又は、所定条件を満たすと判定した場合に、送信部は、複数の省エネスケジュールのうち第1省エネスケジュールよりも省エネ度合いの緩い省エネスケジュールを、第2省エネスケジュールとして機器制御装置に送信する。
本発明の第4観点に係るスケジュール提供装置では、第1省エネスケジュールよりも省エネ度合いの緩い省エネスケジュールを第2省エネスケジュールとして送信することで、いきなり省エネ制御の中止を行わずに、段階的に省エネ度合いを緩めた機器の運転を行うことができる。
本発明の第5観点に係るスケジュール提供装置は、第1観点〜第4観点のいずれかに係るスケジュール提供装置であって、所定条件を満たす場合とは、機器の利用者の手動操作によって省エネスケジュールに基づく機器の省エネ制御の解除がされた場合、又は、省エネ制御を解除するための解除条件が満たされた場合である。
通常、上述のような所定条件を満たす場合、機器の省エネ制御は一旦中止されることが多い。
一方、本発明の第5観点に係るスケジュール提供装置では、所定条件を満たす場合に、新たな省エネスケジュールを機器制御装置に送信するので、いきなり省エネ制御の中止を行わずに、段階的に省エネ度合いを緩めた機器の運転を行うことが可能である。
本発明の第6観点に係るスケジュール提供システムは、第1観点〜第5観点のいずれかのスケジュール提供装置と、機器制御装置とを備える。機器制御装置は、省エネスケジュールを設定するスケジュール設定部を有する。スケジュール設定部は、送信部によって送信された省エネスケジュールが複数ある場合、省エネ度合いの最もきついものを設定する。
本発明の第6観点に係るスケジュール提供システムでは、スケジュール設定部が省エネ度合いの最もきついものを設定することで、極力省エネ性を確保した機器の運転を行うことができる。
本発明の第7観点に係るスケジュール提供システムは、第6観点に係るスケジュール提供システムであって、機器制御装置は、省エネスケジュールに基づいて機器の省エネ制御を行う省エネ制御部をさらに有する。そして、機器制御装置からスケジュール提供装置への要求があった場合、又は、スケジュール提供装置が所定条件を満たすと判定した場合で、送信部が送信する省エネスケジュールがない場合、省エネ制御部は、省エネ制御を中止する。
本発明の第7観点に係るスケジュール提供システムでは、送信できる省エネスケジュールがなくなった場合にのみ省エネ制御を中止することで、極力省エネ性を確保した機器の運転を行うことができる。
本発明の第8観点に係るスケジュール提供システムは、第7観点に係るスケジュール提供システムであって、機器制御装置は、機器の利用者の手動操作によって省エネ制御の解除がされた場合、又は、省エネ制御を解除するための解除条件が満たされた場合に、スケジュール提供装置に対して要求を行う。
通常、機器の利用者の手動操作によって省エネ制御の解除がされた場合、又は、省エネ制御を解除するための解除条件が満たされた場合、機器の省エネ制御は一旦中止されることが多い。
一方、本発明の第8観点に係るスケジュール提供システムでは、上述のような場合にスケジュール提供装置に対してコントローラが要求を行うことで、新たな省エネスケジュールの提供を受けることができる。よって、いきなり省エネ制御の中止を行わずに、段階的に省エネ度合いを緩めた機器の運転を行うことが可能である。
本発明の第1観点に係るスケジュール提供装置では、極力機器の省エネ性を確保することができる。
本発明の第2観点に係るスケジュール提供装置では、複数の省エネスケジュールを機器制御装置に送信することができる。
本発明の第3観点に係るスケジュール提供装置では、極力省エネ性を確保した機器の運転を行うことができる。
本発明の第4観点に係るスケジュール提供装置では、いきなり省エネ制御の中止を行わずに、段階的に省エネ度合いを緩めた機器の運転を行うことができる。
本発明の第5観点に係るスケジュール提供装置では、いきなり省エネ制御の中止を行わずに、段階的に省エネ度合いを緩めた機器の運転を行うことが可能である。
本発明の第6観点に係るスケジュール提供システム及び本発明の第7観点に係るスケジュール提供システムでは、極力省エネ性を確保した機器の運転を行うことができる。
本発明の第8観点に係るスケジュール提供システムでは、いきなり省エネ制御の中止を行わずに、段階的に省エネ度合いを緩めた機器の運転を行うことが可能である。
本発明の一実施形態に係るスケジュール提供システムの概略構成図。 空調機の概略構成図。 コントローラの概略構成図。 遠隔監視装置の概略構成図。 省エネ度合いと空調機の運転能力との関係の一例を示す図。 ディスプレイ上に表示される解除条件設定用管理画面の一例を示す図。 遠隔監視装置のスケジュールの提供の処理の流れを示すフローチャート。 スケジュール提供システムにおけるコントローラの処理の流れを示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係るスケジュール提供システム100について説明する。
(1)スケジュール提供システム100の全体の概略構成
図1は、本発明の一実施形態に係るスケジュール提供システム100の概略構成図である。
スケジュール提供システム100(図1を参照)は、簡単に説明すると、ビル等の建物内の各部屋の空調を行うために当該各部屋に設置される空調機10(図1を参照、機器に相当)の直接の制御を行うコントローラ40(図1を参照、機器制御装置に相当)に、コントローラ40とは別に配置される遠隔監視装置71(図1を参照、スケジュール提供装置に相当)が空調機10を運転させるためのスケジュールを提供するシステムである。
スケジュール提供システム100は、図1に示すように、主として、空調機10と、コントローラ40と、遠隔監視装置71とを有している。空調機10とコントローラ40とは、同建物内に配置されている。また、空調機10とコントローラ40とは、専用の通信線5を介して接続されており、双方向の通信が可能である。遠隔監視装置は、空調機10及びコントローラ40が配置される建物とは別に存在する遠隔監視センター70内に配置されている。コントローラ40と遠隔監視装置71とはインターネット6を介して接続されており、双方向の通信が可能である。
スケジュール提供システム100では、空調機10は、コントローラ40によって直接監視及び制御がされ、遠隔監視センター70における遠隔監視装置71によって遠隔から監視及び制御がされている。また、スケジュール提供システム100では、空調機10の消費電力が一定量低減されるように、遠隔監視装置71は、コントローラ40を経由して、空調機10の省エネ制御を行っている。具体的には、遠隔監視装置71は、空調機10の省エネ制御を行うための運転スケジュールである省エネスケジュールを、コントローラ40に提供することによって、コントローラ40を経由して、空調機10の、省エネスケジュールに基づいた省エネ制御を行っている。省エネスケジュールについては、後に説明する。
以下、スケジュール提供システム100を主として構成する各部の構成について適宜図面を参照しながら説明する。
(2)各部の構成
(2−1)空調機10の構成
図2は、空調機10の概略構成図である。
以下、空調機10の構成について説明する。なお、本実施形態では、コントローラ40の制御対象とされる空調機として1台の空調機10のみを例示として挙げているが、空調機は複数ある。また、本実施形態での空調機10は、図示はしていないがいわゆるマルチ式の空調機を前提とする。しかし、ペア式の空調機であってもよい。
図1に示すように、空調機10は、主として、空気調和を行う対象空間である居室の外部に設置される室外機20と、居室内の天井や壁に設置される複数の室内機30と、室外機20と室内機30とを接続する冷媒配管8とを有している。室外機20及び室内機30は、それぞれ、室外側冷媒回路20a、室内側冷媒回路30aを有しており、これらが冷媒配管8によって接続されることで1の冷媒回路9が形成されている。室外機20内には、圧縮機21や室外熱交換器22等の室外側冷媒回路20aを構成する機器や室外ファン23が収容されており、室内機30内には、室内熱交換器31や膨張弁32等の室内側冷媒回路30aを構成する機器や室内ファン33が収容されている。
空調機10の制御部11(図2を参照)は、空調機10を構成する室外機20及び室内機30がそれぞれ有する制御部(図示せず)の集合体である。室外機20の制御部と室内機30の制御部とは、専用の通信線(図示せず)を介して接続されており、互いに制御信号のやり取りが可能である。
空調機10の制御部11は、専用の通信線5を介し、後述するコントローラ40の制御部46に接続されている。これにより、空調機10の制御部11は、コントローラ40からの制御指令に基づいて、室外機20内や室内機30内に配置される各種機器の動作を制御している。ここで、制御指令とは、室内機30の運転/停止指令、室内機30の運転モードの変更指令等である。また、各種機器の動作の制御とは、圧縮機21、室外ファン23及び室内ファン33の回転数(周波数)の調整や、膨張弁32の開度の調整等をいう。
また、図2に示すように、空調機10の制御部11には、専用の通信線5を介してリモコン99が接続されている。
リモコン99は、室内機30(空調機10)の利用者が室内機30(空調機10)に対する運転指令の入力を行うための操作インターフェース機器である。これにより、空調機10の制御部11は、リモコン99からの運転指令に基づいても、コントローラ40からの運転指令に基づく制御と同様の制御を行っている。
また、リモコン99には、省エネ制御の解除を行うために利用者が操作可能な解除操作部99aが設けられている。解除操作部99aは、例えば、ボタンであり、このボタンは、ハード的なボタンであっても、ソフト的なボタンであってもよい。空調機10の利用者や空調機10が配置されるビル等の所有者や管理者(これらの者は、機器の利用者に相当、以下、適宜総称してユーザという)が、省エネよりも自身の快適性を重視したいと考える場合、リモコン99の解除操作部99aを操作することにより、省エネ制御を解除することができる。
また、空調機10の制御部11は、コントローラ40からの制御指令に応じて、空調機10の運転実績に関するデータ(以下、運転データという)をコントローラ40に送信する。空調機10の運転データには、室外機20の運転パラメータ(通常モード、能力制限モード等)、室内機30の運転パラメータ(起動/停止の状態、設定温度、冷房/暖房/除湿等の運転モード等)、室外温度、室内温度、室外湿度、室内湿度、室外機20内の各種機器の状態値(室外ファン23の回転数、圧縮機21の回転数(周波数)、冷媒温度、冷媒圧力等)、室内機30内の各種機器の状態値(室内ファン33の回転数、膨張弁32の開度、冷媒温度、冷媒圧力等)を示すデータが含まれる。
なお、室内温度は、室内機30内に設置され、室内機30が設置される居室内の温度を検出する室内温度センサ12によって検出される。室外温度は、室外機20内に設置され、室外機20の近傍の外気温度を検出する室外温度センサ13によって検出される。冷媒温度は、冷媒回路9の所定の位置に設置される冷媒温度センサ14によって検出される。冷媒圧力は、冷媒回路9の所定の位置に設置される冷媒圧力センサ15によって検出される。室内湿度は、室内機30内に設置され、室内機30が設置される居室内の湿度を検出する室内湿度センサ16によって検出される。室外湿度は、室外機20内に設置され、室外機20の近傍の外気湿度を検出する室外湿度センサ17によって検出される。
また、空調機10の制御部11は、ユーザがリモコン99の解除操作部99aを操作すると、その入力信号(解除指令)をリモコン99から受信し、この信号(解除指令)を適当な形に変えてコントローラ40に送信する。なお、この省エネ制御の解除指令は、直接コントローラ40に送信されてもよい。この場合、リモコン99とコントローラ40とは専用の通信線5で接続されているものとする。
(2−2)コントローラ40の構成
図3は、コントローラ40の概略構成図である。
以下、コントローラ40の構成について図3を用いて説明する。
コントローラ40は、空調機10が設置される建物の管理室等に設置され、空調機10の監視及び制御を行う機器である。具体的には、コントローラ40は、遠隔監視装置71から送られてくる各種のデータに基づいて空調機10を監視及び制御している。
コントローラ40は、図3に示すように、主として、空調機用通信部41と、遠隔監視装置用通信部42と、記憶部43と、入力部44と、出力部45と、制御部46とを有している。
空調機用通信部41は、コントローラ40を専用の通信線5に接続可能にするネットワークインターフェースである。
遠隔監視装置用通信部42は、コントローラ40をインターネット6に接続可能にするネットワークインターフェースである。
記憶部43は、ハードディスク等から構成されており、主として、空調機データベース43aと、空調機制御データベース43bと、設定スケジュールデータベース43cと、解除指令データベース43dと、日報データベース43eと、要求データベース43fとを保持している。
(2−2−1)空調機データベース43a
空調機データベース43aは、空調機10の制御部11から送信される空調機10の運転データを格納している。
(2−2−2)空調機制御データベース43b
空調機制御データベース43bは、後述する遠隔監視装置71の制御部76から送信される空調機10を制御するための各種のデータ(以下、適宜空調機制御データという)を格納している。なお、空調機制御データとは、空調機10の省エネスケジュールのデータ、空調機10の省エネ制御を解除するための条件を示す解除条件のデータ等である。これらの空調機制御データに関しては、(2−3)遠隔監視装置71の構成や(4)解除条件の設定についての箇所において適宜説明する。
(2−2−3)設定スケジュールデータベース43c
設定スケジュールデータベース43cには、空調機制御データベース43bに格納される、遠隔監視装置71から送られた省エネスケジュールであって、後述するスケジュール設定部46cによって空調機10の運転スケジュールとして決定(設定)される設定スケジュールが記憶されている。
(2−2−4)解除指令データベース43d
解除指令データベース43dには、解除指令のデータ(以下、解除指令データという)が保存される。解除指令とは、空調機10の省エネ制御を解除する旨を示す指令である。解除指令は、ユーザによる解除操作部99aの手動操作によって、発生する。
(2−2−5)日報データベース43e
日報データベース43eには、コントローラ40から遠隔監視装置71に対して送信される日報データが記憶されている。
日報データとは、空調機データベース43aに記憶される空調機10の運転データを基に作成される、1日分の空調機10の運転履歴や運転状態の情報、空調機10の省エネ制御の中止の情報、解除指令の発生情報、解除条件を満たした旨の情報等をまとめたデータである。ここで、空調機10の運転履歴や運転状態の情報には、その日における各種センサ12〜17の検出値の最大値・最小値、その日における空調機10の累積稼働時間の情報等が含まれる。
日報データは、所定の時間間隔で(本実施形態では、30分毎に)、制御部46によって空調機データベース43a及び解除指令データベース43dにそれぞれ格納されている運転データ及び解除指令データや、解除条件がどのくらいの頻度で満たされたかのデータ、空調機10の省エネ制御の中止データ等に基づいて加工されていき、1日1回、所定の時間に、遠隔監視装置用通信部42を介して遠隔監視装置71に送信されることになる。そして、日報データの遠隔監視装置71への送信が完了すると、送信済みの日報データは、日報データベース43eから消去される。すなわち、日報データベース43eは、新たな翌日の日報データの作成用に明け渡されるために空き領域となる。
(2−2−6)要求データベース43f
要求データベース43fには、後述する要求生成部46eによって生成された要求データが記憶されている。
入力部44及び出力部45は、タッチパネル式ディスプレイとして一体的に構成されるものである。ディスプレイ上に表示される管理者等の入力を受け付ける機能を有するボタン等に管理者等が触れることで、当該ボタンに対応する制御処理が制御部46によって実行されることになる。なお、入力部44及び出力部45は上述のように一体的に構成されたものではなく、別体であってもよい。例えば、入力部44は、マウスやキーボードから構成されるものであり、出力部45は、ディスプレイやスピーカーから構成されるものであってもよい。
制御部46は、CPU、ROM、RAM等から構成されており、記憶部43に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、データ収集部46a、データ送信部46b、スケジュール設定部46c、省エネ制御部46d、要求生成部46e等として機能する。
(2−2−7)データ収集部46a
データ収集部46aは、所定の時間間隔で(本実施形態では、1分毎に)、空調機10の制御部11から、空調機10の運転データを収集したり、解除指令データを収集したりする。なお、データ収集部46aによって収集された空調機10の運転データは、上述したように、空調機データベース43aに格納される。また、データ収集部46aは、所定の時間間隔で(本実施形態では、1分毎に)、遠隔監視装置71の制御部76から空調機制御データを収集する。この空調機制御データは、空調機制御データベース43bに格納される。
(2−2−8)データ送信部46b
データ送信部46bは、空調機用通信部41を介して、空調機10の制御部11に、各種のデータを送信する。また、データ送信部46bは、遠隔監視装置用通信部42を介して、遠隔監視装置71の制御部76に、各種のデータ(具体的には、日報データベース43eに記憶される日報データや要求データベース43fに記憶される要求データ等)を送信する。
(2−2−9)スケジュール設定部46c
スケジュール設定部46cは、空調機制御データベース43bに格納される、遠隔監視装置71から送られる省エネスケジュールを、空調機10を運転させるための設定スケジュールとして決定(設定)する。具体的には、空調機制御データベース43bに格納される省エネスケジュールを、設定スケジュールデータベース43cに格納することによって、設定スケジュールとして決定(設定)している。なお、遠隔監視装置71から送られる省エネスケジュールが複数ある場合(空調機制御データベース43bに格納される省エネスケジュールが複数ある場合)は、スケジュール設定部46cは、当該複数ある省エネスケジュールのうち省エネ度合いの最もきついものを選択して設定スケジュールとして決定(設定)する。
(2−2−10)省エネ制御部46d
省エネ制御部46dは、空調機10の省エネ制御を行う。具体的には、省エネ制御部46dは、設定スケジュールデータベース43cに格納される設定スケジュールに基づいて、空調機10の省エネ制御を行う。
また、省エネ制御部46dは、空調機制御データベース43bにデータとして格納される解除条件を満たすと判定する場合、又は、ユーザがリモコン99を手動操作することによる省エネ制御の解除の旨の入力信号を受信した場合、その旨を後述する要求生成部46eに送信する。
また、省エネ制御部46dは、所定の条件下において、空調機10の省エネ制御を解除して中止する。これについては、後述する。
(2−2−11)要求生成部46e
要求生成部46eは、省エネ制御部46dが空調機制御データベース43bにデータとして格納される解除条件を満たすと判定する場合、又は、省エネ制御部46dがユーザがリモコン99を手動操作することによる省エネ制御の解除の旨の入力信号を受信した場合に、遠隔監視装置71の制御部76に対して、先に送信された省エネスケジュール(第1省エネスケジュールに相当)とは別の省エネスケジュール(第2省エネスケジュールに相当)を送るように要求する要求データを生成する。なお、当該要求データは、要求データベース43fに格納される。
(2−3)遠隔監視装置71の構成
図4は、遠隔監視装置71の概略構成図である。
以下、遠隔監視装置71の構成について図4を用いて説明する。
遠隔監視装置71は、空調機10が設置される建物の遠隔に存在する、遠隔監視センター70(図1を参照)内に存在するサーバコンピュータである。
遠隔監視装置71は、空調機10を遠隔から監視及び制御する。具体的には、遠隔監視装置71は、コントローラ40を経由して、空調機10を監視及び制御している。
遠隔監視装置71の遠隔監視の内容としては、空調機10が設置される建物等の契約組織に対して行われる各種の遠隔監視サービスが挙げられる。遠隔監視サービスとは、遠隔監視装置71が、空調機10の運転データをコントローラ40経由で取得し、当該空調機10の運転データを監視しながら、空調機10を遠隔監視するものである。具体的には、各種の遠隔監視サービスには、空調機10の異常・故障を検知し、異常等が発生している場合には、サービスパーソンに対処させる異常・故障検知サービス、空調機10の使用状況に関する報告書を作成する報告書作成サービス、また、その作成した報告書を配信する報告書配信サービス等が含まれる。
遠隔監視装置71の遠隔制御の内容としては、上述したように、空調機10の消費電力が一定量低減されるように省エネ制御を行う省エネ制御サービスが含まれる。省エネ制御サービスとは、具体的には、空調機10の省エネ制御を行うための省エネスケジュールを作成し、当該省エネスケジュールを基に、コントローラ40に空調機10を制御させるといった内容のサービスである。これの詳細については、後述する。
遠隔監視装置71は、図4に示すように、主として、通信部72と、記憶部73と、入力部74と、出力部75と、制御部76とを有している。
通信部72は、遠隔監視装置71をネットワーク(具体的には、インターネット6)に接続可能にするネットワークインターフェースである。
記憶部73は、主として、ハードディスク等から構成されており、空調機データベース73aと、気象データベース73bと、省エネスケジュールデータベース73cと、解除条件データベース73dとを保持している。
(2−3−1)空調機データベース73a
空調機データベース73aには、コントローラ40の制御部46から所定の時間間隔で送られてくる空調機10の運転データや日報データが適当な形式で蓄積される。空調機データベース73aに蓄積される空調機10の運転データや日報データは、遠隔監視装置71が提供する省エネ制御サービスの他、異常検知サービス、報告書配信サービス等の各種遠隔監視サービスに利用される。
(2−3−2)気象データベース73b
気象データベース73bには、後述するデータ取得部76aによって取得される、当日の最新の気象情報(具体的には、空調機10が設置される建物が存在する地域の所定地点(観測点)の、所定時間(本実施形態では、1時間)別の予想気温や予想湿度等の気象情報)のデータが格納されている。
(2−3−3)省エネスケジュールデータベース73c
省エネスケジュールデータベース73cには、後述する省エネスケジュール作成部76dによって作成された省エネスケジュールのデータが格納されている。
(2−3−4)解除条件データベース73d
解除条件データベース73dには、解除条件のデータが格納されている。解除条件に関しては、後述する(4)解除条件の設定について、の箇所で説明する。
入力部74は、マウス及びキーボードから構成されており、出力部75は、ディスプレイ及びスピーカーから構成されている。
制御部76は、CPU、ROM、RAM等から構成されており、記憶部73に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、データ取得部76a、データ送信部76b、解除条件受付部76c、省エネスケジュール作成部76d、要求受付部76e、リソース把握部76f、リソース判定部76g、報知生成部76h、異常検知部76i、報告書作成部76j等として機能する。
(2−3−5)データ取得部76a
データ取得部76aは、コントローラ40の制御部46等から送られてくる各種のデータを取得する。
具体的には、データ取得部76aは、コントローラ40から所定の時間間隔で(本実施形態では、1分毎に)送られてくる空調機10の運転データや、コントローラ40から所定の時間間隔で(本実施形態では、1日毎に)送られてくる日報データを取得する。
また、データ取得部76aは、所定の時間間隔で、当日の最新の気象情報を、気象情報配信センター90(図1を参照)内に配置される気象情報配信サーバ91(図1を参照)から取得する。なお、図1に示すように、気象情報配信サーバ91の制御部(図示せず)と遠隔監視装置71の制御部76とは、インターネット6を介して接続されており、データの送受信が可能になっている。
(2−3−6)データ送信部76b
データ送信部76bは、コントローラ40に、記憶部73内に格納される各種のデータ(具体的には、後述する省エネスケジュール作成部76dによって作成された省エネスケジュールのデータ等)を送信する。
(2−3−7)解除条件受付部76c
解除条件受付部76cは、管理者等による入力部74を介した解除条件の入力情報を受け付ける。なお、解除条件受付部76cは、受け付けた解除条件の情報を解除条件データベース73dに格納する。
(2−3−8)省エネスケジュール作成部76d
図5は、省エネ度合いと空調機10の運転能力との関係の一例を示す図である。
省エネスケジュール作成部76dは、省エネスケジュールを作成する。省エネスケジュールとは、空調機10の消費電力が一定量低減されるようなスケジュールであり、例えば、「何時から何時まで、空調機10の運転能力を上限80%で運転する」といったような、時間や時刻、空調機10の運転能力等を考慮したスケジュールである。
具体的には、省エネスケジュール作成部76dは、空調機データベース73aに格納される空調機10の日報データ(具体的には、前日の空調機10の運転データ)と、気象データベース73bに格納される当日の気象情報のデータとから、当日の空調機10の省エネスケジュールを作成している。ここで、省エネスケジュール作成部76dは、複数の省エネ度合いの異なる省エネスケジュールを作成している。そして、省エネスケジュール作成部76dは、作成した複数の省エネ度合いの異なる省エネスケジュールを省エネスケジュールデータベース73cに格納している。
なお、省エネ度合いとは、空調機10の運転能力の上限値の度合いを示すものである。例えば、図5に示すように、省エネ度合いが1の省エネスケジュールの場合は、運転能力の上限値を100%で運転し、省エネ度合いが2の省エネスケジュールの場合は、運転能力の上限値を80%で運転し、省エネ度合いが3の省エネスケジュールの場合は、運転能力の上限値を60%で運転する。すなわち、図5では、省エネ度合いが1から順に大きくなるにつれて、きつい省エネスケジュール、すなわち、省エネ性の高い省エネスケジュールになっている。
なお、本実施形態では、空調機10の運転能力を低減する運転能力低減制御は、圧縮機21の周波数及び冷媒温度(目標凝縮温度、目標蒸発温度)を制御することによって行っている。
(2−3−9)要求受付部76e
要求受付部76eは、コントローラ40から送られてくる、要求データを受け付ける。
(2−3−10)リソース把握部76f
リソース把握部76fは、コントローラ40のリソースを把握する。
(2−3―11)リソース判定部76g(判定部に相当)
リソース判定部76gは、リソース把握部76fによって把握されたリソースが複数の省エネスケジュールを保持できる程度にあるか否かを判定する。
(2−3−12)報知生成部76h
報知生成部76hは、コントローラ40に送信できる省エネスケジュールがない旨を、コントローラ40に報知するための報知データを生成する。当該報知データは、記憶部73の所定のデータベースに記憶される。
(2−3−13)異常検知部76i
異常検知部76iは、空調機データベース73aに蓄積される空調機10の運転データに含まれる、各種センサ12〜17のそれぞれの検出値のデータと、予め記憶部73内に記憶されている所定の閾値(空調機10の異常が発生していないと考えられる任意の値であり、管理者等によって設定される値)とを比較する等を行って、空調機10の異常を検知する。異常検知部76iが、各種センサ12〜17のそれぞれの検出値が所定の閾値を超える等の異常を検知した場合には、その異常に対処すべく、空調機10が設置場所へサービスパーソンが派遣されることになる。
(2−3−14)報告書作成部76j
報告書作成部76jは、空調機データベース73aに格納される空調機10の運転データや日報データに基づいて、空調機10の運転実績に基づく省エネの評価に関する省エネ報告書を作成する。
(3)空調機10の省エネ制御について
以下、空調機10の省エネ制御について簡単に説明する。
空調機10の省エネ制御は、遠隔監視装置71の省エネスケジュール作成部76dによって作成される省エネスケジュールが、遠隔監視装置71のデータ送信部76bによってコントローラ40に送信されることで、コントローラ40が行っている。具体的には、遠隔監視装置71から送られて空調機制御データベース43bに格納される省エネスケジュールを、スケジュール設定部46cが設定スケジュールとして決定(設定)し、当該設定スケジュールに基づいて、省エネ制御部46dが、空調機10の省エネ制御を行っている。
(4)解除条件の設定について
解除条件の設定は、入力部74に表示される管理画面上に管理者等が解除条件の入力を行い、この入力情報(解除条件の情報)が解除条件受付部76cによって受け付けられて解除条件データベース73dに格納されることにより行われる。
図6は、解除条件を設定するために、入力部74に表示される解除条件設定用管理画面の一例を解除条件設定用管理画面80として示すものである。以下、解除条件設定用管理画面80について簡単に説明する。
監視室内機候補の欄81には、遠隔監視装置71が遠隔監視及び遠隔制御を行っている室内機30の候補リストが挙げられている。そして、管理者等によって室内機追加ボタン・室内機削除ボタン82が操作されることによって、監視室内機の欄83に解除条件が設定される1又は複数の室内機30が選択されるようになっている。監視温度範囲の項目の室内温度の欄84及び省エネ制御の解除/再開条件の項目の解除条件の継続時間に欄85には、所定の閾値が入力される。
なお、図6に示す解除条件設定用管理画面80において、監視室内機の欄に選択された室内機30が設置される居室内の室内温度(上記の所定の閾値に相当)が、監視温度範囲の項目の室内温度の欄84に入力される室内温度を、冷房モード時においては上回った状態、暖房モード時においては下回った状態が、省エネ制御の解除/再開条件の項目の解除条件の継続時間に欄85に入力された解除条件用継続時間(上記の所定の閾値に相当)を継続すると、省エネ制御部46dは解除条件を満たすと判定することになる。よって、解除条件とは、簡単に言うと、室内機30(空調機10)が設置される室内温度が、冷房モード時において所定の閾値を超える或いは暖房モード時において所定の閾値未満になった状態が、設定する解除時間を継続するような条件である。ここで、以下の説明においては、監視温度範囲の項目の室内温度の欄84に入力される室内温度を、解除条件設定用閾値という。
以上のように、解除条件設定用管理画面80の所定の欄に所定の事項や値が入力されることで、解除条件の設定が行われている。
なお、当該解除条件は、解除指令の発生回数、解除条件がどのくらいの頻度で満たされているか等を図示しない学習部が学習することによって、その都度修正されてもよい。
(5)遠隔監視装置71のコントローラ40へのスケジュールの提供の処理の流れについて
図7は、遠隔監視装置71のスケジュールの提供の処理の流れを示すフローチャートである。以下、遠隔監視装置71のスケジュールの提供の処理について、図7を用いて説明する。
まず、ステップS101では、リソース把握部76fは、コントローラ40のリソースを把握する。具体的には、リソース把握部76fは、コントローラ40の名称やバージョンを参照することによって、コントローラ40のリソースを把握する。このとき、リソース把握部76fが把握したリソースは、一時的に、記憶部73の所定のデータベースに記憶される。なお、コントローラ40の名称やバージョンは、遠隔監視装置71の記憶部73の所定のデータベースに記憶されているものとする。
ステップS102では、リソース判定部76gは、リソース把握部76fによって把握されたリソースが複数の省エネスケジュールを保持できる程度にあるか否かを判定する。複数の省エネスケジュールを保持できる程度にあると判定する場合は、ステップS103へ移行し、他方、複数の省エネスケジュールを保持できる程度にないと判定する場合は、ステップS104へ移行する。
ステップS103では、データ送信部76bは、省エネスケジュールデータベース73cに格納される省エネスケジュールをコントローラ40に送信する。このとき、データ送信部76bは、リソース把握部76fによって把握されたコントローラ40のリソースを参照して、当該リソースに応じた複数の省エネスケジュールをコントローラ40に送信している。
ステップS104では、データ送信部76bは、省エネスケジュールデータベース73cに格納されている複数の省エネスケジュールのうち、最も省エネ度合いのきつい省エネスケジュールをコントローラ40に送信する。よって、例えば、省エネスケジュールデータベース73cに格納される3つの省エネスケジュールがそれぞれ図5に示すような種類の省エネ度合いをもつ省エネスケジュールである場合、データ送信部76bは、省エネ度合いが3の省エネスケジュールをコントローラ40に送信する。
ここで、ステップS101〜ステップS104の処理は、コントローラ40と遠隔監視装置71とをインターネット6を介して接続した際に行われる処理である。具体的には、空調機10の省エネ制御が開始される前に(最初に相当)行われる処理である。すなわち、空調機10の省エネ制御が開始される状態においては、コントローラ40は予め1又は複数の省エネスケジュールを、空調機制御データベース46bに保持している状態にある。
ステップS105では、要求受付部76eが要求データを受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定する場合は、ステップS106へ移行し、他方、受け付けていないと判定する場合は、ステップS105の処理を繰り返す。
ステップS106では、データ送信部76bは、省エネスケジュールデータベース73cに、先に送信した省エネスケジュールよりも省エネ度合いが1段階緩い省エネスケジュールがあるか否かを判定する。あると判定する場合は、ステップS107へ移行し、他方、ないと判定する場合は、ステップS108へ移行する。
ステップS107では、データ送信部76bは、先に送信した省エネスケジュールよりも省エネ度合いが1段階緩い省エネスケジュールをコントローラ40に送信する。この場合、例えば、先に送信した省エネスケジュールが図5に示す省エネ度合いが3の省エネスケジュールである場合、データ送信部76bは、省エネ度合いが2の省エネスケジュールをコントローラ40に送信することになる。
ステップS108では、報知生成部76hは、コントローラ40に送信できる省エネスケジュールがない旨(具体的には、省エネスケジュールデータベース73cに、先に送信した省エネスケジュールよりも省エネ度合いの緩い省エネスケジュールがない旨)を、コントローラ40に報知するための報知データを生成して、記憶部73の所定のデータベースに格納する。当該報知データは、データ送信部76bによってコントローラ40に送信される。
(6)スケジュール提供システム100におけるコントローラ40の処理について
図8は、スケジュール提供システム100におけるコントローラ40の処理の流れを示すフローチャートである。
なお、ステップS201からの処理を行う前提として、予め遠隔監視装置71からコントローラ40のリソースに応じた数の省エネスケジュールが送信されているものとする。
まず、ステップS201では、要求生成部46eは、省エネ制御部46dが空調機制御データベース43bにデータとして格納される解除条件を満たすと判定したか否か、又は、省エネ制御部46dがユーザがリモコン99を手動操作することによる省エネ制御の解除の旨の入力信号を受信したか否か、を判定する。
両者のいずれかを満たす場合は、ステップS202へ移行し、両者のいずれも満たさない場合は、ステップS201の処理を繰り返す。
ステップS202では、要求生成部46eは、上述した要求データを生成する。
ステップS203では、データ送信部46bは、要求生成部46eによって生成された要求データを遠隔監視装置71に送信する。
ステップS204では、スケジュール設定部46cは、遠隔監視装置71から省エネスケジュールを受信したか否かを判定する。具体的には、データ収集部46aが遠隔監視装置71から省エネスケジュールを収集したか否かを判定することによって、省エネスケジュールを受信したか否かを判定している。受信したと判定する場合は、ステップS207へ移行し、他方、受信していないと判定する場合は、ステップS205へ移行する。
ステップS205では、遠隔監視装置71から報知データを受信したか否かを判定する。具体的には、データ収集部46aが遠隔監視装置71から報知データを収集したか否かを判定することによって、報知データを受信したか否かを判定している。受信したと判定する場合はステップS206へ移行し、他方、受信していないと判定する場合は、ステップS204の処理を繰り返す。
ステップS206では、省エネ制御部46dは、空調機10の省エネ制御を解除して中止する。すなわち、省エネ制御の中止は、省エネ制御部46dが、空調機制御データベース43bにデータとして格納される解除条件を満たすと判定する場合、又は、省エネ制御部46dがユーザがリモコン99を手動操作することによる省エネ制御の解除の旨の入力信号を受信する場合であって、コントローラ40が遠隔監視装置71から報知データを受信した場合に、省エネ制御部46dが行う。
なお、空調機10の省エネ制御の再開は、省エネ制御の中止の場合と同様に、ある所定の条件を満たす場合に行われる。具体的には、図6に示す監視室内機の欄83に選択された室内機30が設置される居室内の室内温度が、解除条件設定用閾値を、冷房モード時においては下回った状態、暖房モード時においては上回った状態が、省エネ制御の解除/再開条件の項目の再開条件の継続時間の欄に入力された再開条件用継続時間を継続することにより、当該室内機30の省エネ制御が自動的に再開されることになる。空調機10の省エネ制御が再開された場合は、また、ステップS201からの処理が行われる。
ステップS207では、スケジュール設定部46cは、データ収集部46aが収集した省エネスケジュールが複数あるか否か(すなわち、空調機制御データベース43bに複数の省エネスケジュールが記憶されているか否か)を判定する。複数あると判定する場合は、ステップS208へ移行し、他方、複数ないと判定する場合は、ステップS209へ移行する。
ステップS208では、スケジュール設定部46cは、データ収集部46aが収集した省エネスケジュールのうち、最も省エネ度合いのきつい省エネスケジュールを、設定スケジュールとして選択して決定(設定)する。
なお、このようにデータ収集部46aが収集した省エネスケジュールが複数ある状態で、且つ、まず始めに最も省エネ度合いのきつい省エネスケジュールに基づいて空調機10の省エネ制御を行う場合に、省エネ制御部46dが解除指令を受信したり、省エネ制御部46dが解除条件を満たすと判定したりするような場合は、スケジュール設定部46cは、設定スケジュールとして決定(設定)した省エネスケジュールよりも省エネ度合いの緩い省エネスケジュールを新たな設定スケジュールとして選択し決定(設定)する。そして、このような動作を繰り返し、スケジュール設定部46cが設定スケジュールとして選択できる省エネスケジュールがなくなった場合(具体的には、前に設定した省エネスケジュールよりも省エネ度合いの緩い省エネスケジュールがなくなった場合)に、スケジュール設定部46cがその旨を要求生成部46eに送信し、ステップS202以降の処理を行うことになる。
ステップS209では、スケジュール設定部46cは、データ収集部46aが収集した省エネスケジュールを、設定スケジュールとして決定(設定)する。
(7)特徴
(7−1)
従来、特許文献1(特開2007−183035号公報)に開示の空調機制御システムのように、空調機の省エネスケジュールとして1パターンの省エネスケジュールが設定されるような場合においては、一旦省エネ制御が解除されてしまうと、省エネ制御を中止しなければならず、省エネ性の確保においては望ましくない。
そこで、本実施形態では、遠隔監視装置71(スケジュール提供装置に相当)は、空調機10(機器に相当)の制御を行うコントローラ40(機器制御装置に相当)に空調機10を運転させるための省エネスケジュールを提供している。
具体的には、遠隔監視装置71は、記憶部73の省エネスケジュールデータベース73cに省エネ度合いの異なる複数の省エネスケジュールを記憶している。そして、コントローラ40から要求があった場合(具体的には、コントローラ40の要求生成部46eによって生成された要求データをコントローラ40のデータ送信部46bが遠隔監視装置71に送信し、遠隔監視装置71の要求受付部76eが当該要求データを受け付けた場合)に、遠隔監視装置71のデータ送信部76bが、先に送信した省エネスケジュール(第1省エネスケジュールに相当)とは別の省エネスケジュール(第2省エネスケジュールに相当)を、コントローラ40に送信する。このとき、データ送信部76bは、省エネスケジュールデータベース73cに保持している複数の省エネスケジュールのうち、先に送信した省エネスケジュールよりも省エネ度合いの緩い省エネスケジュールを、コントローラ40に送信している。
これにより、いきなり空調機10の省エネ制御の中止を行わずに、段階的に省エネ度合いを緩めた空調機10の運転を行うことができる。よって、極力省エネ性を確保した空調機10の運転を行うことができる。
(7−2)
本実施形態では、コントローラ40と遠隔監視装置71とを接続した際に、遠隔監視装置71のリソース把握部76fがコントローラ40のリソースを把握し、リソース把握部6fによって把握されたリソースに応じた数の省エネスケジュールを、予めデータ送信部76bがコントローラ40に送信している。
具体的には、リソース把握部76fによって把握されたリソースが複数の省エネスケジュールを保持できる程度にあるか否かを判定するリソース判定部76g(判定部に相当)の判定に基づいて、1又は複数の省エネスケジュールを、予めコントローラ40に送信している。そして、予め送信された省エネスケジュールに基づいて、コントローラ40は空調機10の省エネ制御を行っている。
本実施形態では、コントローラ40のリソースが複数の省エネスケジュールを保持できる程度にある場合、コントローラ40は、省エネ度合いの異なる複数の省エネスケジュールを保持することができる。よって、例えば、ある省エネスケジュールを設定スケジュールとして選択し、当該設定スケジュールに基づいて空調機10の省エネ制御を行っているときに、ユーザによる空調機10の省エネ制御を解除する旨の解除指令を受信するような場合や空調機10の省エネ制御を解除するための解除条件を満たすと判定するような場合があっても、当該設定スケジュールとして選択されている省エネスケジュールよりも省エネ度合いの緩い省エネスケジュールを新たな設定スケジュールとして選択して決定(設定)することが可能になる。すなわち、いきなり省エネ制御の中止を行わずに、省エネ度合いの緩い省エネスケジュールに段階的に設定していくことができるので、極力省エネ性を確保した空調機10の運転が可能になる。
また、コントローラ40のリソースが複数の省エネスケジュールを保持できる程度にある場合、コントローラ40は、遠隔監視装置71との省エネスケジュールのデータのやり取りを行わずに空調機10の省エネスケジュールのデータの管理を行うことができる。
(7−3)
本実施形態では、コントローラ40のスケジュール設定部46cは、データ送信部76bによって送信された省エネスケジュールが複数ある場合、省エネ度合いの最もきつい省エネスケジュールを設定スケジュールとして選択して決定(設定)する。
そして、この状態において、ユーザによる手動操作によって解除指令が発生(具体的には、省エネ制御部46dが当該解除指令を受信)したり、解除条件を満たし(具体的には、省エネ制御部46dが解除条件を満たすと判定し)たりするような場合には、スケジュール設定部46cは、設定スケジュールとして選択した省エネスケジュールよりも省エネ度合いの緩い省エネスケジュールを新たな設定スケジュールとして決定(設定)する。
なお、スケジュール設定部46cが設定スケジュールとして設定できる省エネスケジュールがなくなった場合には、スケジュール設定部46cがその旨を要求生成部46eに送信し、要求生成部46eが遠隔監視装置71に対する要求データを送信することになる。
これにより、省エネ性を極力確保した空調機10の運転ができる。
(7−4)
本実施形態では、遠隔監視装置71の要求受付部76eがコントローラ40のデータ送信部46bによって送信された要求データを受け付けた場合であって、遠隔監視装置71のデータ送信部76bがコントローラ40に送信する省エネスケジュールがない場合、コントローラ40の省エネ制御部46dは、空調機10の省エネ制御を中止する。
ここで、データ送信部76bがコントローラ40に送信する省エネスケジュールがない場合とは、遠隔監視装置71の省エネスケジュールデータベース73cに、先に送信した省エネスケジュールよりも省エネ度合いの緩い省エネスケジュールがなくなった場合を意味する。
本実施形態では、遠隔監視装置71からコントローラ40に送信できる省エネスケジュールがなくなった場合にのみ、空調機10の省エネ制御を中止することで、極力省エネ性を確保して空調機10の運転を行うことができる。
(8)変形例
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、上記の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(8−1)変形例1A
上記実施形態では、コントローラ40から遠隔監視装置71への要求があった場合(すなわち、遠隔監視装置71の要求受付部76eがコントローラ40の要求生成部46eによって生成された要求データを受け付けた場合)にのみ、遠隔監視装置71から新たな別の省エネスケジュールが送信されるが、これに限られるものではない。
例えば、コントローラ40からの要求を受けずに、遠隔監視装置71が所定条件を満たすと判定する場合に、新たな別の省エネスケジュールをコントローラ40に対して送信する処理構成であってもよい。
この場合、遠隔監視装置71の制御部76は、所定条件を満たすか否かを判定する所定条件判定部(図示せず)としてさらに機能する。
また、所定条件を満たす場合とは、ユーザの解除操作部99の手動操作によって空調機10の省エネ制御の解除指令が発生した場合、又は、空調機10の省エネ制御を解除するための解除条件を満たした場合である。よって、所定条件判定部は、解除指令を受信した場合、又は、解除条件を満たしたと判定する場合に所定条件を満たしたと判定する。
なお、この場合、図7に示すステップS105では、要求を受け付けたか否かを判定する処理に代えて、所定条件を満たしたか否かを所定条件判定部が判定する判定処理が行われる。
(8−2)変形例1B
上記実施形態では、リソース判定部76gが、コントローラ40のリソースが複数の省エネスケジュールを保持できる程度にないと判定する場合、データ送信部76bは、省エネ度合いの最もきつい省エネスケジュールを送信すると説明したが、これに限られるものではない。
例えば、ユーザの快適性や省エネ性の優先度等を把握する把握部(図示せず)が当該優先度等を把握し、当該把握に応じた省エネ度合いを有する省エネスケジュールを送信する旨の制御指令を生成することによって、データ送信部76bが把握部による把握に応じた省エネ度合いを有する省エネスケジュールをコントローラ40に送信してもよい。
これにより、ユーザの意向に応じた空調機10の制御が可能になる。
(8−3)変形例1C
上記実施形態では、遠隔監視装置71がコントローラ40から要求データを受け付けた場合、遠隔監視装置71のデータ送信部76bは、先に送信した省エネスケジュールよりも省エネ度合いの1段階緩い省エネスケジュールを送信すると説明したが、これに限られるものではない。
例えば、遠隔監視装置71の制御部76が各種のデータを分析する分析部(図示せず)としてさらに機能する場合、空調機10の現在の運転データ、ユーザの快適性や省エネ性の優先度のデータ、空調機10の省エネ制御の解除がユーザによる手動解除であるかを示すデータ等を分析部が分析し、当該分析に応じた省エネ度合いを有する省エネスケジュールを送信する旨の制御指令を生成することによって、データ送信部76bが分析部による分析に応じた省エネ度合いを有する省エネスケジュールをコントローラ40に送信してもよい。すなわち、先に送信した省エネスケジュールよりも省エネ度合いが1段階緩い省エネスケジュールだけでなく、2段階、3段階といったように1段階以上省エネ度合いの緩い省エネスケジュールをコントローラ40に送信してもよい。
これにより、ユーザの意向に応じた空調機10の制御が可能になる。
(8−4)変形例1D
上記実施形態では、コントローラ40のスケジュール設定部46cは、空調機制御データベース43bに複数の省エネスケジュールが記憶されている場合、最も省エネ度合いのきつい省エネスケジュールと設定スケジュールとして設定すると説明したが、これに限られるものではない。
例えば、上述したように、スケジュール設定部46cは、空調機10の現在の運転データ、ユーザの快適性や省エネ性の優先度、空調機10の省エネ制御の解除がユーザによる手動解除であるか等を分析することによって、当該分析に応じた省エネ度合いの省エネスケジュールを設定スケジュールとして決定(設定)してもよい。
これにより、ユーザの意向に応じた空調機10の制御が可能になる。
(8−5)変形例1E
上記実施形態では、省エネ制御の解除を行うために利用者が操作可能な解除操作部99aは、リモコン99に設けられていると説明したが、解除操作部99aのような機能は、コントローラ40に設けられていてもよい。
(8−6)変形例1F
上記実施形態では、空調機10の省エネ制御が解除されて次に省エネ制御が再開されるのは、解除条件設定用管理画面を介して入力された所定の条件を満たすことであると説明したが、これに限られるものではなく、例えば、省エネ制御が解除されて所定時間を過ぎることにより省エネ制御が再開されるものであってもよい。
(8−7)変形例1G
上記実施形態では、省エネスケジュール作成部76dは、前日の空調機10の運転データと、気象情報のデータとから、当日の省エネスケジュールを作成していると説明したがこれに限られるものではない。例えば、省エネスケジュール作成部76dは、ユーザが省エネ性を優先しているのか、快適性を優先しているのか等のユーザの優先度を記憶部73に記憶し、当該優先度を参照して省エネスケジュールを作成してもよい。ユーザの優先度の記憶とは、例えば、フラグの設定等である。これにより、ユーザの意向に応じた制御が可能になる。
本発明は、他の装置から機器を運転させるためのスケジュールの提供を受けて機器の制御を行う機器制御装置を備える種々のシステムに適用可能である。
10 空調機(機器)
40 コントローラ(機器制御装置)
46c スケジュール設定部
46d 省エネ制御部
71 遠隔監視装置(スケジュール提供装置)
73 記憶部
76b データ送信部(送信部)
76f リソース把握部
76g リソース判定部(判定部)
100 スケジュール提供システム
特開2007−183035号公報

Claims (8)

  1. 機器(10)の制御を行う機器制御装置(40)に前記機器(10)を運転させるための省エネスケジュールを提供するスケジュール提供装置(71)であって、
    省エネ度合いの異なる複数の前記省エネスケジュールを記憶する記憶部(73)と、
    前記省エネスケジュールを前記機器制御装置(40)に送信する送信部(76b)と、
    を備え、
    前記機器制御装置(40)から要求があった場合、又は、所定条件を満たすと判定した場合に、前記送信部(76b)は、先に送信した前記省エネスケジュールである第1省エネスケジュールとは別の前記省エネスケジュールである第2省エネスケジュールを、前記機器制御装置(40)に送信する、
    スケジュール提供装置(71)。
  2. 前記機器制御装置(40)のリソースを把握するリソース把握部(76f)をさらに備え、
    前記送信部(76b)は、前記リソース把握部(76f)によって把握された前記リソースに応じた数の前記省エネスケジュールを前記機器制御装置(40)に送信する、
    請求項1に記載のスケジュール提供装置(71)。
  3. 前記リソース把握部(76f)によって把握された前記リソースが複数の前記省エネスケジュールを保持できる程度にあるか否かを判定する判定部(76g)をさらに備え、
    前記判定部が前記リソースが複数の前記省エネスケジュールを保持できる程度にないと判定する場合、前記送信部(76b)は、複数の前記省エネスケジュールのうち前記省エネ度合いの最もきつい省エネスケジュールを、最初に前記機器制御装置(40)に送信する、
    請求項2に記載のスケジュール提供装置(71)。
  4. 前記機器制御装置(40)から要求があった場合、又は、前記所定条件を満たすと判定した場合に、前記送信部(76b)は、複数の前記省エネスケジュールのうち前記第1省エネスケジュールよりも前記省エネ度合いの緩い省エネスケジュールを、前記第2省エネスケジュールとして前記機器制御装置(40)に送信する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のスケジュール提供装置(71)。
  5. 前記所定条件を満たす場合とは、前記機器(10)の利用者の手動操作によって前記省エネスケジュールに基づく前記機器(10)の省エネ制御の解除がされた場合、又は、前記省エネ制御を解除するための解除条件が満たされた場合である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のスケジュール提供装置(71)。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のスケジュール提供装置(71)と、
    前記機器制御装置(40)と、
    を備え、
    前記機器制御装置(40)は、前記省エネスケジュールを設定するスケジュール設定部(46c)を有し、
    前記スケジュール設定部(46c)は、前記送信部(76b)によって送信された前記省エネスケジュールが複数ある場合、前記省エネ度合いの最もきついものを設定する、
    スケジュール提供システム(100)。
  7. 前記機器制御装置(40)は、前記省エネスケジュールに基づいて前記機器(10)の省エネ制御を行う省エネ制御部(46d)をさらに有し、
    前記機器制御装置(40)から前記スケジュール提供装置(71)への要求があった場合、又は、前記スケジュール提供装置(71)が前記所定条件を満たすと判定した場合で、前記送信部(76b)が送信する前記省エネスケジュールがない場合、
    前記省エネ制御部(46d)は、前記省エネ制御を中止する、
    請求項6に記載のスケジュール提供装置(71)。
  8. 前記機器制御装置(40)は、前記機器(10)の利用者の手動操作によって前記省エネ制御の解除がされた場合、又は、前記省エネ制御を解除するための解除条件が満たされた場合に、前記スケジュール提供装置(71)に対して前記要求を行う、
    請求項7に記載のスケジュール提供システム(100)。
JP2010114099A 2010-05-18 2010-05-18 スケジュール提供装置及びスケジュール提供システム Expired - Fee Related JP5195817B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010114099A JP5195817B2 (ja) 2010-05-18 2010-05-18 スケジュール提供装置及びスケジュール提供システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010114099A JP5195817B2 (ja) 2010-05-18 2010-05-18 スケジュール提供装置及びスケジュール提供システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011242045A true JP2011242045A (ja) 2011-12-01
JP5195817B2 JP5195817B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=45408889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010114099A Expired - Fee Related JP5195817B2 (ja) 2010-05-18 2010-05-18 スケジュール提供装置及びスケジュール提供システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5195817B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019086212A (ja) * 2017-11-07 2019-06-06 シャープ株式会社 サーバ、ネットワークシステム、および情報処理方法
JP2020079664A (ja) * 2018-11-12 2020-05-28 シャープ株式会社 空気調和システム、サーバ装置、空気調和機および制御方法
JPWO2019073620A1 (ja) * 2017-10-11 2020-10-22 シャープ株式会社 空気調和機およびネットワークシステム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07103540A (ja) * 1993-09-30 1995-04-18 Mitsubishi Electric Corp データ収集装置および空気調和システムのメンテナンスツール
JP2003222371A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Daikin Ind Ltd 空気調和機の制御方法及び空気調和システム
JP2005049039A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Toba System Kk 空調設備制御コントローラ
JP2005257113A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Mitsubishi Electric Corp スケジュール送信装置、機器運転設定装置、スケジュール配信方法、機器運転設定方法
JP2007071405A (ja) * 2005-09-02 2007-03-22 Daikin Ind Ltd 空調機器管理システム
JP2009085497A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sanyo Electric Co Ltd 機器制御システム、機器制御コントローラ、および機器制御プログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07103540A (ja) * 1993-09-30 1995-04-18 Mitsubishi Electric Corp データ収集装置および空気調和システムのメンテナンスツール
JP2003222371A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Daikin Ind Ltd 空気調和機の制御方法及び空気調和システム
JP2005049039A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Toba System Kk 空調設備制御コントローラ
JP2005257113A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Mitsubishi Electric Corp スケジュール送信装置、機器運転設定装置、スケジュール配信方法、機器運転設定方法
JP2007071405A (ja) * 2005-09-02 2007-03-22 Daikin Ind Ltd 空調機器管理システム
JP2009085497A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sanyo Electric Co Ltd 機器制御システム、機器制御コントローラ、および機器制御プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019073620A1 (ja) * 2017-10-11 2020-10-22 シャープ株式会社 空気調和機およびネットワークシステム
JP2019086212A (ja) * 2017-11-07 2019-06-06 シャープ株式会社 サーバ、ネットワークシステム、および情報処理方法
JP2020079664A (ja) * 2018-11-12 2020-05-28 シャープ株式会社 空気調和システム、サーバ装置、空気調和機および制御方法
JP7240141B2 (ja) 2018-11-12 2023-03-15 シャープ株式会社 空気調和システム、サーバ装置、空気調和機および制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5195817B2 (ja) 2013-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2477308A1 (en) Power control system
JP4151360B2 (ja) 運転制御装置
WO2011114827A1 (ja) 空調機制御システム
JP6021951B2 (ja) 空気調和システム
EP1953472A2 (en) Integrated management system and method using setting information back-up for controlling multi-type air conditioners
JP2012007868A (ja) 空調制御装置
JP2014074509A (ja) 空調システム
JP2014185832A (ja) 空気調和システム、空調制御装置、及び、空気調和システムの制御方法
JP2008092320A (ja) 集中管理システム
JP5195817B2 (ja) スケジュール提供装置及びスケジュール提供システム
JP2005341646A (ja) 省エネルギーシステム
JP2008164228A (ja) 空調管理システム及び空調管理方法
JP2004028387A (ja) 空気調和装置の遠隔管理制御システム及び管理サーバ
JP2012026594A (ja) 空調制御装置
JP6419495B2 (ja) デマンド制御システムおよびデマンド制御方法
JP6150638B2 (ja) 省エネルギー運転制御方法および省エネルギー運転制御システム
WO2019176546A1 (ja) 空調制御装置、空調システム、空調制御方法及びプログラム
JP2011106698A (ja) 設備機器制御装置
AU2020392910B2 (en) Air conditioning management system
JP2010281466A (ja) 設備機器およびその管理ユニット
JP5136403B2 (ja) 設備機器制御システム
JP4735592B2 (ja) 群管理装置及び群管理システム
JP2010210209A (ja) 機器管理システム
JP2011190963A (ja) 空気調和システム、制御方法及びプログラム
JP2010112678A (ja) 設備機器管理装置および設備機器管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5195817

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees