JP2008164228A - 空調管理システム及び空調管理方法 - Google Patents

空調管理システム及び空調管理方法 Download PDF

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JP2008164228A JP2006354440A JP2006354440A JP2008164228A JP 2008164228 A JP2008164228 A JP 2008164228A JP 2006354440 A JP2006354440 A JP 2006354440A JP 2006354440 A JP2006354440 A JP 2006354440A JP 2008164228 A JP2008164228 A JP 2008164228A
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Abstract

【課題】本発明の課題は、多様な制御パラメータの設定を可能とし、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行う空調管理システム及び空調管理方法を提供することことにある。
【解決手段】空調管理システム1は、空調設備を通信回線を介して遠隔管理する中央管理装置と、中央管理装置からの指令に応じて空調設備を制御する制御装置とを備える。中央管理装置10は、目的情報17に応じて、空調設備25の制御パラメータを設定する制御パラメータ設定部12と、制御パラメータに関する時間設定を行う時間設定部11と、制御パラメータとそれに対応する設定時間とを含む制御データを制御装置20に送信する通信部19とを有する。制御装置21は、制御データに従って空調設備25を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調管理システム及び空調管理方法に関する。
従来、遠隔管理装置による空調管理システムにおいては、空調設備の運転情報、使用条件、外気温等に合わせて適切な制御パラメータを設定して、空調設備のあるローカルネットワークに送信する。(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。

特開2001−280674号公報 特開2003−279114号公報
しかし、制御パラメータの設定は、省エネルギー、電力デマンドの制御、快適性等、空調が優先すべき目的によって異なる。また、このような制御パラメータの設定は多岐にわたる。このような状況下で最適な空調を行うためには、空調の目的に対応しかつ状況に応じて変更可能な多様な制御パラメータの設定を可能とするシステムが望まれる。
そこで、本発明の課題は、多様な制御パラメータの設定を可能とし、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行う空調管理システム及び空調管理方法を提供することことにある。
第1発明に係る空調管理システムは、空調設備を通信回線を介して遠隔管理する中央管理装置と、中央管理装置からの指令に応じて空調設備を制御する制御装置とを備える。中央管理装置は、目的情報に応じて、空調設備の制御パラメータを設定する制御パラメータ設定部と、制御パラメータに関する時間設定を行う時間設定部と、制御パラメータとそれに対応する設定時間とを含む制御データを制御装置に送信する通信部とを有する。制御装置は、制御データに従って空調設備を制御する。
ここで目的情報とは、空調の目的(例えば、省エネルギー、運転能力の向上、利用者の要求等)に関する情報であり、予め格納される等した所定の設定パターンや値等の設定情報を読み込むことにより中央管理装置により認識される。
この空調管理システムでは、目的情報に応じて制御パラメータを設定し、またその時間の設定を行うことにより、多様な制御パラメータの設定が可能となり、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
第2発明に係る空調管理システムは、第1発明に係る空調管理システムであって、時間設定部は、時間設定として期限設定、時刻設定及び常時設定をする。
ここで、期限設定とは、有効期限を設定することである。例えば、夏季や冬季のみ等とし、期限経過後はOFF或いは向上出荷時のデフォルト値に戻る等の設定をいう。また、時刻設定は、一日の時間に応じて制御パラメータの値を変更する設定である。常時設定は、変更しないで常に同じ値をとる設定をいう。期限設定、時刻設定、常時設定は必ずしも択一的ではなく、目的情報に応じて、期限設定+時刻設定、期限設定+常時設定等の組み合わせが可能とする。
この空調管理システムでは、所定の目的に応じた時間の設定に対してバリエーションを設けることにより、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
第3発明に係る空調管理システムは、第1発明に係る空調管理システムであって、制御パラメータ設定部により設定される制御パラメータは、ピーク電力カット、室外機の運転能力制御、冷房時の室内機の蒸発温度の制御、暖房時の室内機の凝縮温度の制御、及び高低差設定のうち少なくとも一つを実行するパラメータであり、所定の目的情報は、省エネルギーのための設定情報である。
この空調管理システムでは、省エネルギーを実現する制御パラメータを設定し、その時間の設定を行うことにより、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
第4発明に係る空調管理システムは、第1発明に係る空調管理システムであって、制御パラメータ設定部により設定される制御パラメータは、室外機の運転能力制御、冷房時の室内機の蒸発温度の制御、及び暖房時の室内機の凝縮温度の制御のうち少なくとも一つを実行するパラメータであり、所定の目的情報は、一時的な運転能力向上のための設定情報である。
この空調管理システムでは、一時的な運転能力向上を実現する制御パラメータを設定し、その時間の設定を行うことにより、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
第5発明に係る空調管理システムは、第1発明に係る空調管理システムであって、制御パラメータ設定部により設定される制御パラメータは、応急運転設定、デフロスト設定、及び低騒音設定のうち少なくとも一つを実行する制御パラメータであり、所定の目的情報は、空調設備の利用者からの要求に対応するための設定情報である。
この空調管理システムでは、空調設備の利用者からの要求に対応する制御パラメータを設定し、その時間の設定を行うことにより、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
第6発明に係る空調管理システムは、第1発明に係る空調管理システムであって、中央管理装置は、目的情報に対応する優先度に基づいて制御データの生成を制御する制御データ生成制御部を更に有する。
ここで、目的情報に対応する優先度とは、例えば省エネルギーよりも一時的な運転能力向上を優先させるときに省エネルギーのための設定情報による制御データの生成を控える、或いは省エネルギー効果のより高い制御データを優先して生成したりするための情報をいう。
この空調管理システムでは、目的や目的に対する効果レベルの異なる制御データの送信を制御することにより、よりきめ細やかに利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
第7発明に係る空調管理システムは、第1発明に係る空調管理システムであって、中央管理装置は、制御データからスケジュールを作成するスケジュール作成部を更に有する。また制御装置は、中央管理装置より受信したスケジュールを保持し、スケジュールに従って前記空調設備を制御する。
この空調管理システムでは、制御データとしてスケジュールを作成し送信することにより、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うとともにメンテナンス等の管理を容易にすることを可能とする。
第8発明に係る空調管理システムは、第1発明に係る空調管理システムであって、制御データは、制御パラメータの変更値とその対応時刻とのみ含む。
この空調管理システムでは、送信データ量を削減するとともに、制御装置における設定負荷や空調機へのデータ書込回数を低減できる。
第9発明に係る空調管理方法は、空調設備を遠隔管理する空調管理方法であって、第1ステップから第4ステップを備える。第1ステップにおいては、所定の目的情報に応じて、空調設備の制御パラメータを設定する。第2ステップでは、所定の目的情報に応じて、制御パラメータに関する時間設定を行う。第3ステップでは、制御パラメータとそれに対応する設定時間とを含む制御データを送信する。第4ステップでは、制御データに従って空調設備を制御する。
この空調管理方法では、所定の目的に応じて制御パラメータを設定し、その時間の設定を行うことにより、多様な制御パラメータの設定が可能となり、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
第1発明に係る空調管理システムは、目的情報に応じて制御パラメータを設定し、その時間の設定を行うことにより、多様な制御パラメータの設定が可能となり、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
第2発明に係る空調管理システムは、所定の目的に応じた時間の設定に対してバリエーションを設けることにより、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
第3発明に係る空調管理システムは、省エネルギーを実現する制御パラメータを設定し、その時間の設定を行うことにより、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
第4発明に係る空調管理システムは、一時的な運転能力向上を実現する制御パラメータを設定し、その時間の設定を行うことにより、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
第5発明に係る空調管理システムは、空調設備の利用者からの要求に対応する制御パラメータを設定し、その時間の設定を行うことにより、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
第6発明に係る空調管理システムは、目的やレベルの異なる制御データの生成を制御することにより、よりきめ細やかに利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
第7発明に係る空調管理システムは、制御データとしてスケジュールを作成し送信することにより、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うとともにメンテナンス等の管理を容易にすることを可能とする。
第8発明に係る空調管理システムは、送信データ量を削減するとともに、制御装置における設定負荷や空調機へのデータ書込回数を低減できる。
第9発明に係る空調管理方法は、所定の目的に応じて制御パラメータを設定し、その時間の設定を行うことにより、多様な制御パラメータの設定が可能となり、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
≪一実施形態に係る空調管理システム≫
図1は、本発明の実施形態に係る空調管理システム1の全体構成を示したものである。空調管理システム1は、中央管理装置10と、同中央管理装置10とインターネット等の公衆回線網30を介して通信可能なコントローラ21とを備える。
中央管理装置10は、遠隔にある管理センター等に設置され、複数の空調設備を集中管理する。また、気象サイト40から取得する気象情報を後述する所定の保持手段により保持する。
コントローラ21は、利用者の空調機25が配された施設や建物等のローカルエリアネットワーク20内に設置される。空調設備は、複数の空調機25(室外機及び室内機からなる)により構成され、コントローラ21と通信可能に接続されている。
<中央管理装置及びローカルエリアネットワークの構成>
図2は、本発明の中央管理装置10の構成を概略的に示したものである。中央管理装置10は、主として時間設定部11と、制御パラメータ設定部12と、制御データ13と、制御履歴データ14と、気象データ15と、空調機運転データ16と、目的情報17と、制御データ生成制御部18と、通信部19とを有する。
時間設定部11は、目的情報17に応じた時間設定を行う。この時間設定は、期限設定、時刻設定、常時設定を含む。期限設定は、有効期限を設定することであり、例えば、夏季や冬季のみ有効な制御パラメータを設定し、期限経過後はOFF或いは工場出荷時のデフォルト値に戻す。また、時刻設定は、時間に応じて制御パラメータの値を変更する設定である。常時設定は、変更しないで常に同じ値をとる設定という。この期限設定、時刻設定、常時設定は必ずしも択一的ではなく、期限設定+時刻設定、期限設定+常時設定等の組み合わせが可能とする。
制御パラメータ設定部12は、制御履歴データ14と、気象データ15と、空調機運転データ16から取得した情報、及び目的情報17から取得した情報に基づいて制御パラメータを設定し、時間設定部11に渡す。
制御データ13は、制御パラメータ設定部12によって設定された制御パラメータと、制御パラメータに対し時間設定部11によって設定された時間とを対応させた情報である。制御データ13は、コントローラ21からの要求や時間に応じて通信部19、公衆回線網30、ローカル側の通信部29を介してコントローラ21に送信される。
制御履歴データ14は、空調機25の過去の制御データであって前回の制御データを含む。制御履歴データ14は各コントローラ21やローカルエリアネットワーク20内に蓄積・保存されたものを、ローカル側の通信部29、公衆回線網30、中央管理装置10側の通信部19を介して送信され、中央管理装置10で収集される。
気象データ15は図1に示す気象サイト40から定期的に取得する気象データ(温度、湿度等)を蓄積・保存したものである。
空調機運転データ16は、空調機25の運転データを収集したものである。なお、空調機運転データ16には、空調機の室外機運転データの他、冷暖房の有無、消費電力、異常データ、試運転データ等が含まれる。また、室内機の運転データとして、吸込温度平均値、設定温度平均値、運転時間の積算値、サーモON時間の積算値、サーモON時間の回数、膨張弁開度等が含まれる。
目的情報17は、空調の目的(例えば、省エネルギー、運転能力の向上、利用者の要求等)に関する情報であり、所定の設定パターンや値等の設定情報を目的情報として読み込むことにより中央管理装置により認識される。制御パラメータ設定部12は、この目的情報に対応する設定情報を読み込むことにより、上記目的に応じた制御パラメータの設定値を得る。
制御データ生成制御部18は、制御パラメータ設定部12や時間設定部11からの情報に基づき制御データを生成するとともに、目的情報が複数ある場合において予め設定された優先度に従って制御データの生成を制御する。この処理については後述する(図4)。ここで、優先度とは、例えば省エネルギーよりも一時的な運転能力向上を優先させるときに省エネルギーのための設定情報による制御データ生成を控えたり、或いは省エネルギー効果のより高い制御データを優先して生成したりするための情報をいう。
なお、中央管理装置10は、例えばコンピュータにより構成され、時間設定部11、制御パラメータ設定部12及び制御データ生成制御部18は制御部であるCPU等により作動する。また、制御履歴データ14と、気象データ15と、空調機運転データ16とからの情報、及び目的情報17等は、所定の記憶装置により保持される。
<上記実施形態に係る空調管理システムの処理の流れ>
図3は、本実施形態に係る空調管理システム1の処理のフローチャートを示す。
まず、中央管理装置10は、室外機のIDを取得して(S100ステップ)、本処理の制御対象を特定する。なお、この室外機のIDは、中央管理装置10において利用者の登録情報として所定の記憶手段により予め格納されているものとする。次に、中央管理装置10は、当該室外機について制御中止指令受信しているかどうかを判定する(S101ステップ)。この制御中止は、利用者や管理者にからの要求に基づくものであり、空調サービスの中止や解約等の事情により本処理による制御パラメータの設定を中止し、制御データは工場出荷時のパラメータに設定される(S109ステップ)。一方、制御中止指令がない場合、制御パラメータ設定部12は、各種データ14〜16を取得し(S102ステップ)、目的情報17を取得する(S103ステップ)。次に各制御パラメータを設定する(S104ステップ)。時間設定部11は、各制御パラメータの時間を設定する(S105ステップ)。他の目的情報がある場合は、更に目的情報を取得する(S106ステップ)。
次に、目的情報に応じた制御データの生成制御処理(S103〜S106ステップ)について、図4を参照しながら、詳細に説明する。図4は、制御データ生成制御処理の内容を示す。まず、目的情報17として、省エネルギーの設定情報があるかどうかを判定する(S1011ステップ)。省エネルギーの目的情報がある場合は、それに対応させて後述するように該当する制御データを生成する(S1012ステップ)。
次に、目的情報として一時的な運転能力向上のための設定があるかどうかを判定し(S1013ステップ)、これに応じて制御データを生成する(S1014ステップ)。この一時的な運転能力の向上の目的情報は、例えば利用者からの快適性の要請等に応えるためであり、能力制御や室外機の蒸発温度(Te)、室外機の凝縮温度(Tc)の設定により実現する。目的情報に一時的な運転能力の向上の設定がなければ、目標情報として利用者からの要求があるかどうかを判定する(S1015ステップ)。ここで、利用者からの要求がある場合とは、図5に示すように、例えば、不良発生時の応急的な空調運転設定、デフロスト設定、低騒音設定等を含む。このような利用者からの要求の設定情報がある場合は、該当する制御パラメータを設定し、該当する制御データを生成する(S1016ステップ)。
なお、本実施形態においては。上記目的情報の優先順位は、利用者の要望や設置環境等に応じて適宜変更してもよい。
このようにして、目的情報に応じて設定された制御データは、図3に示すように、コントローラ21に送信され(S107ステップ)、同コントローラ21は制御データに応じて空調機に制御指令を出す(S108ステップ)。制御データは、室外機のID情報に対応させて送信される。
なお、上記処理については、中央管理装置10、コントローラ21における各部及びこれらの装置、或いはこれらの装置に接続された機器にインストールされた制御プログラム等によって行われる。
図5は、各目的情報と制御パラメータ及び時間設定との関係を示す表を示す。ここでは、本発明の特徴的構成の一つである目的情報に対応させた時間設定について説明する。同図に示すように、目的情報が省エネルギーである制御パラメータに対しては、例えばピーク電力カットは期限設定付きの常時設定とする。また、省エネのための運転能力制御やTeTc制御(蒸発温度制御、凝縮温度制御)は、快適性とのバランスもあることから時刻設定を行う。また、高低差設定は、空調機の設置時点で決められるため、省エネの目的がある場合は常時設定とされる。
目的情報として一時的な能力向上の設定情報を取得する場合は、期限設定としている。目的情報として利用者の要求対応の設定情報を取得する場合は、期限設定付きの常時設定とする。
<上記実施形態に係る空調管理システムの特徴>
(1)
本実施形態における空調管理システム1によれば、制御パラメータ設定部12が目的情報17に応じて制御パラメータを設定し、時間設定部11が制御パラメータに関しての時間の設定を行う。更に時間設定を期限設定、時刻設定及び常時設定、或いはこれらの組合せによりバリエーションをつけることにより、多様な制御パラメータの設定が可能となり、従来の空調管理に比して、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
具体的には、本実施形態における空調管理システム1によれば、制御パラメータ設定部12により設定される制御パラメータは、ピーク電力カット、室外機の運転能力制御、冷房時の室内機の蒸発温度の制御、暖房時の室内機の凝縮温度の制御、及び高低差設定のうち少なくとも一つを実行するパラメータであり、所定の目的情報は、省エネルギーのための設定情報である。或いは、制御パラメータ設定部12により設定される制御パラメータは、室外機の運転能力制御、冷房時の室内機の蒸発温度の制御、及び暖房時の室内機の凝縮温度の制御のうち少なくとも一つを実行するパラメータであり、所定の目的情報は、一時的な運転能力向上のための設定情報である。或いは、制御パラメータ設定部12により設定される制御パラメータは、応急運転設定、デフロスト設定、及び低騒音設定のうち少なくとも一つを実行する制御パラメータであり、所定の目的情報は、空調機の利用者からの要求に対応するための設定情報である。
(2)
本実施形態に係る空調管理システム1では、中央管理装置10は、制御データ生成制御部18により、目的情報の優先度に基づいて制御データの生成を制御するため、よりきめ細やかに利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うことを可能にする。
≪上記実施形態の変形例に係る空調管理システム≫
<中央管理装置及びローカルエリアネットワークの構成>
図6は、上記実施形態の変形例である空調管理システム1を概略的に示したものである。本変形例による空調管理システム1は、上記実施形態の空調管理システム1に加え、中央管理装置10が更に目的情報として省エネ設定情報117を有し、更に省エネレベル情報118及びスケジュール作成部111を有する。またコントローラ21は、スケジュール保持部122を有する。その他同一符号を付した構成部品又は構成部分については、既述した実施形態と同一の構造及び機能を有するため、ここでは説明を省略する。
スケジュール作成部111は、生成された制御データ13に基づきスケジュールを作成する。具体的には、スケジュール作成部111は、初期設定によりインストールされたソフトウエアにより作動し、毎日定刻になると自動的に起動してスケジュールを作成する。なお、図示例では、スケジュール作成部111は、中央管理装置10に設けられているが、他の装置に設けられて通信により中央管理装置10に対し作動してもよい。
省エネレベル情報118は、目的情報である省エネ情報117をどのレベルにするかを予め設定したものである。例えば、省エネレベル0を「省エネ設定なし」、省エネレベル1を「運転能力優先・省エネ度合いを小」、省エネレベル2を「標準的省エネ・省エネ度合いを中」、省エネレベル3を「省エネ優先・省エネ度合いを大」として、利用者により予め選択してもらい、各設定パターンを読み込む。
コントローラ112は中央管理装置10から送信されたスケジュールを保持するスケジュール保持部122を有する。
<変形例に係る空調管理システムの処理の流れ>
図7は、本変形例に係る空調管理システム1の処理のフローチャートを示す。
まず、スケジュール作成のための定刻になったかどうかを判定する(S110ステップ)。具体的には、上記スケジュール作成部111が定刻(例えば一日一回)になると起動する。そして、中央管理装置10は室外機のIDを取得する(S111ステップ)。なお、この室外機のIDは、中央管理装置10において利用者の登録情報として所定の記憶手段により予め格納されているものとする。次に、中央管理装置10は、制御中止指令受信しているかどうかを判定する(S112ステップ)。この制御中止は、利用者や管理者にからの要求に基づくものであり、空調サービスの中止や解約等の事情により本処理による制御パラメータの設定を中止し、制御データは工場出荷時のパラメータに設定される(S120ステップ)。
一方、制御中止指令が出ていない場合、各種データ14〜16を取得する(S113ステップ)。次に、目的情報としての省エネ設定情報、同目的のレベルを取得する(S114ステップ)。この場合、上記のように予め設定されている省エネルギーのレベルを取得する。
続いて、各制御パラメータ設定値の現在値を取得した上で、運転能力制御パラメータを決定し(S115ステップ)、蒸発温度制御(以下、Te制御)パラメータを確定し(S116ステップ)、凝縮温度制御(以下、Tc制御)パラメータを決定する(S117ステップ)。スケジュール作成部111は上記処理の結果に基づきスケジュールが作成し、コントローラ21に送信する(S118ステップ)。そして、コントローラ21のスケジュール保持部122により保持されたスケジュールに応じて空調機25の制御指令が出される(S119ステップ)。
なお、作成されたスケジュールは、図8に示すように、例えば、制御パラメータが一定時間変化しない場合、変化する数値とその時刻のみを含むものであってもよい。このようにすることで、コントローラ21側のスケジュール保持部122におけるストレージを節約することができる。
なお、同図における設定値は、要求された各制御パラメータの設定内容(運転能力制御における0〜150%の値、TeTc制御における温度等)に対応させて設けられた値である。
<その他>
図9に示すように、本変形例においては、更に、省エネルギーの効果を比較した上でスケジュール送信を行うかどうかの判定処理を行ってもよい。まず、省エネルギー効果の比較を行う(S1021ステップ)。ここでは、制御履歴データ14や空調機運転データ16等からの情報に基づき、作成したスケジュールに従った制御か、電力ピークカットによる制御か、いずれの制御による省エネルギー効果が高いかを判定する。この結果、省エネルギー効果の高い方の制御を行う(S1022又はS1023ステップ)。
<変形例に係る空調管理システムの特徴>
(1)
本変形例における空調管理システム1では、中央管理装置10は、制御データからスケジュールを作成するスケジュール作成部111を更に有するため、制御データとしてスケジュールを作成し送信することにより、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行うとともにメンテナンス等の管理を容易にすることを可能とする。
(2)
また、本変形例における空調管理システム1では、スケジュールにおける制御データは、制御パラメータの変更値とその対応時刻とのみ含むように生成され、コントローラ21のスケジュール保持部122によって保持されるため、送信データ量を削減するとともに、コントローラ21における設定負荷や空調機へのデータ書込回数を低減できる。
本発明は、多様な制御パラメータの設定を可能とし、利用者毎に異なる空調サービスの内容や要望に沿った最適な空調を行う空調管理システム及び空調管理方法として有用である。
本発明の実施形態に係る空調管理システムの全体構成図。 上記実施形態に係る中央管理装置の構成図。 上記実施形態に係る空調管理システムの処理の流れを示すフローチャート。 上記空調管理システムの処理における制御データ生成制御処理の流れを示すフローチャート。 上記実施形態に係る空調管理システムの目的情報と制御パラメータ及び時間設定との関係を示す図。 上記実施形態の変形例に係る空調管理システムにおける中央管理装置の構成図。 上記変形例に係る空調管理システムの処理の流れを示すフローチャート。 上記変形例において作成されるスケジュールの一例を示す図。 上記変形例に係る空調管理システムの優先制御処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1 空調管理システム
10 中央管理装置
11 時間設定部
12 制御パラメータ設定部
13 制御データ
14 制御履歴データ
15 気象データ
16 空調機運転データ
17 目的情報
18 制御データ生成制御部
19 通信部(中央管理装置側)
20 ローカルエリアネットワーク
21 コントローラ(制御装置)
25 空調機(空調設備)
29 通信部(コントローラ側)
30 公衆回線網
111 スケジュール作成部
118 省エネレベル情報
122 スケジュール保持部

Claims (9)

  1. 空調設備(25)を通信回線を介して遠隔管理する中央管理装置(10)と、前記中央管理装置(10)からの指令に応じて前記空調設備(25)を制御する制御装置(21)とを備える空調管理システム(1)であって、
    前記中央管理装置(10)は、目的情報(17)に応じて、前記空調設備(25)の制御パラメータを設定する制御パラメータ設定部(12)と、前記制御パラメータに関する時間設定を行う時間設定部(11)と、前記制御パラメータとそれに対応する設定時間とを含む制御データを前記制御装置(20)に送信する通信部(19)とを有し、
    前記制御装置(21)は、前記制御データに従って前記空調設備を制御する、
    空調管理システム。
  2. 前記時間設定部(11)は、前記時間設定として期限設定、時刻設定及び常時設定をする、
    請求項1に記載の空調管理システム。
  3. 前記制御パラメータ設定部(12)により設定される制御パラメータは、ピーク電力カット、室外機の運転能力制御、冷房時の室内機の蒸発温度の制御、暖房時の室内機の凝縮温度の制御、及び高低差設定のうち少なくとも一つを実行するパラメータであり、
    前記所定の目的情報は、省エネルギーのための設定情報である、
    請求項1に記載の空調管理システム。
  4. 前記制御パラメータ設定部(12)により設定される制御パラメータは、室外機の運転能力制御、冷房時の室内機の蒸発温度の制御、及び暖房時の室内機の凝縮温度の制御のうち少なくとも一つを実行するパラメータであり、
    前記所定の目的情報は、一時的な運転能力向上させるための設定情報である、
    請求項1に記載の空調管理システム。
  5. 前記制御パラメータ設定部(12)により設定される制御パラメータは、応急運転設定、デフロスト設定、及び低騒音設定のうち少なくとも一つを実行する制御パラメータであり、
    前記所定の目的情報は、前記空調設備(25)の利用者からの要求に対応するための設定情報である、
    請求項1に記載の空調管理システム。
  6. 前記中央管理装置(10)は、前記目的情報に対応する優先度に基づいて前記制御データの生成を制御する制御データ生成制御部(18)を更に有する、
    請求項1に記載の空調管理システム。
  7. 前記中央管理装置(10)は、前記制御データからスケジュールを作成するスケジュール作成部(111)を更に有し、
    前記制御装置(21)は、前記中央管理装置(10)より受信した前記スケジュールを保持し、前記スケジュールに従って前記空調設備を制御する、
    請求項1に記載の空調管理システム。
  8. 前記制御データは、前記制御パラメータの変更値とその対応時刻とのみ含む、
    請求項1に記載の空調管理システム。
  9. 空調設備(25)を遠隔管理する空調管理方法であって、
    目的情報(17)に応じて、前記空調設備(25)の制御パラメータを設定する第1ステップと、
    前記目的情報に応じて、前記制御パラメータに関する時間設定を行う第2ステップと、
    前記制御パラメータとそれに対応する設定時間とを含む制御データを送信する第3ステップと、
    前記制御データに従って前記空調設備(25)を制御する第4ステップと、
    を備える、空調管理方法。
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