JP6918676B2 - 住宅用機器制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、住宅用機器制御システムに関する。
家庭で使用する電気の節約や、電気の効率的な利用を行わせるものとしてHEMS(Home Energy Management System)がある。HEMSは、空調、冷暖房といった設備機器が消費する電気などのエネルギー量や、太陽パネルなどによる発電機器などの使用状態をモニターしたり、自動制御したりすることを目的としたシステムである。
特許文献1には、家庭に設置する設備機器の一つであるヒートポンプ貯湯式給湯機の制御に関して、ヒートポンプ貯湯式給湯機と連係する建物内の電力需要を監視するHEMSコントローラを設けて、深夜時間帯に翌日の目標熱量を沸き上げるようにした給湯システムが記載されている。
また、特許文献2には、HEMSコントローラを備えたエネルギー管理システムが記載されている。このシステムは、電力消費量が増大して電力量が逼迫した状況になる場合や一時的に発電量が増大して電力の供給が過剰になる場合に、電力会社が集中管理システムに対して消費電力量の調整要求を送るものである。また、集中管理システムは、通信ネットワークを介して電力会社および各家庭に設置したHEMSコントローラと接続されており、電力会社からの要求に応じて各家庭に設置したHEMSコントローラを介して家庭内の機器を制御するようになっている。
特開2014−163640号公報 特開2014−120030号公報
電気、ガス、水道などを使用する家庭内の設備機器をモニターし、これらを目的に沿って制御する手段として上述したHEMSがある。また、日々変動する気象条件や改訂される電力料金を加味した運転計画を生成し、このような運転計画に基づき、家庭内の設備機器を制御することも行われている。
電力会社から提供される電力の料金プランや、設置した太陽パネルが発電した電気を売電する際の価格設定その他各種の条件は、各家庭において一律ではない。また、省エネや光熱費の節約などの観点から、各家庭が独自にエネルギーの利用計画を策定して、実行するのは実質的に困難である。
このような事情から、HEMSを備えた住宅とは別個に設けたサーバによって最適な運転計画を策定し、インターネットを介してサーバからHEMSを構成する邸内の機器に対して運転計画を送信し、この運転計画に基づいて設備機器を動作させることが行われている。このような運転計画は日々異なるものであるから、基本的には毎日もしくは一定時間毎に更新されるのが理想である。
上記の通り、各家庭に応じて策定される運転計画は、毎日もしくは一定時間毎に更新されるのが理想であるが、サーバとHEMSを構成する機器が通信できない状態に陥り運転計画が更新されない場合がある。
この場合、HEMSを構成する機器が更新されなかった運転計画で動作を続けると、予測される気象条件などから大きく乖離した運転が行われる可能性があり、省エネや光熱費の節約などといった需用者の要求を満たせなくなってしまう。
本開示は、上記課題に着目してなされたもので、通信不良が生じた場合でも、被制御機器の適切な運転を行うことができる住宅用機器制御システムの提供を目的とするものである。
上記目的を達成するために、本開示の住宅用機器制御システムは、
サーバと、
前記サーバが策定した運転計画を受信する制御機器と、
前記運転計画を記憶する記憶手段を有する被制御機器と、を備え、
前記サーバは、定期的に前記運転計画を前記制御機器に送信し、前記制御機器は、受信した前記運転計画を前記被制御機器に送信し、前記被制御機器は、受信した前記運転計画を前記記憶手段に記憶するとともに、この記憶した前記運転計画に従って動作する住宅用機器制御システムであって、
前記記憶手段には、利用者が決めた機器動作設定がデフォルトの運転計画として記憶され、
前記サーバは、外部から提供される気象予報データと前記利用者が決めた機器動作設定とに基づいて、前記デフォルトの運転計画よりも前記利用者にとって価値の高い前記運転計画を所定時間幅で作成し、
前記被制御機器は、前記サーバで作成された前記運転計画を受信できなかった場合、前記デフォルトの運転計画に基づいて動作する住宅用機器制御システムとした。
本開示の住宅用機器制御システムは、サーバでは、運用日の気温、気温変化、天候(日照状態)などの気象状況を要素に含めて策定することで、予め利用者が決定したデフォルトの運転計画よりも利用者にとって価値の高い運転計画を策定することができる。
したがって、被制御機器において、サーバで作成した運転計画を、制御機器を介して取得できる場合には、利用者にとってより価値の高い被制御機器の動作を行うことができる。
一方、被制御機器において、サーバで作成した運転計画の取得ができない場合には、予め被制御機器の記憶手段に記憶しているデフォルトの運転計画に基づいて被制御機器を動作させる。
デフォルトの運転計画は、予め利用者が決めたものであり、例えば、利用者の生活リズムなどの快適性や、経済性や、省電力性などの利用者の価値観に応じて決定することができるものである。デフォルトの制御情報は被制御機器ごとに異なっており、例えば空調機器の場合には、リビングルームのように深夜不在となる部屋について、朝使用を開始する時刻に合わせて利用者が設定したタイマに従い、使用開始時点で快適な環境となるよう深夜電力で蓄熱を行うように設定できる。
したがって、被制御機器において、サーバで策定した運転計画が受信できない場合であっても、デフォルトの運転計画に基づいて、快適性などの利用者の価値観に応じた動作を行わせることができる。
実施の形態の住宅用機器制御システムの概要を表した説明図である。 実施の形態の住宅用機器制御システムによる空調機器の運転内容を表した説明図である。 実施の形態の住宅用機器制御システムの動作概要を表した説明図である。 実施の形態における空調機器の運転計画と、デフォルトの運転計画と、比較例との動作との違いを示す動作説明図である。
以下、本開示の住宅用機器制御システムの実施形態について説明する。
図1は、実施の形態の住宅用機器制御システムの概要を表した説明図である。
この住宅用機器制御システムAは、邸H1、邸H2、邸H3・・として示した各住宅に設置した各種機器を制御するシステムである。
各邸に設置した各種機器は、インターネットIを介して直接もしくは間接的に1または複数のサーバSv(Sv1、Sv2)に接続されており、サーバSvから受信した運転計画に基づいて運転が行われるようになっている。
なお、図ではサーバSvとして2つのサーバSv1,Sv2を示しているが、その数は2に限られず、1または3以上の複数であってもよいものであり、以下、その数を特定することなくサーバSvと称する。
邸H1には、被制御機器の一例として暖房機器4や空調機器5が設置されている。
また、太陽光発電を行う設備を備える場合には、スマートメータSmや情報分電盤Bを設置し、太陽光発電などによって生成した電力の売電や、商用電力の買電を行うといったコントロールや管理が行われる。
上述した暖房機器4や空調機器5は、制御機器HGWと通信可能に接続されている。また、制御機器HGWは、ルータRを経由してインターネットIを介してサーバSvと通信可能に接続されている。
制御機器HGWは、邸H内に設置した上述の暖房機器4、空調機器5を含む各種の機器を被制御機器として制御や監視する機能を有している。
次に、暖房機器4、空調機器5について説明する。
なお、住宅用機器制御システムAは、暖房機器4、空調機器5の両方を備えているものに限られず、いずれか一方であってもよく、また、被制御機器としては、他の設備を付加しても差し支えがないものである。
暖房機器4は、本実施の形態では床下や室内に配置した放熱器によって室内を暖房する装置として形成されている。例えば、一階フロアの床下に、室外機に接続した放熱器を設置することで、床下暖房として機能させるものがある。また、一階フロアの床下に配置した放熱器と、2階フロアの各室内に配置した放熱器によって邸内を暖房するものがある。
空調機器5は、室内の暖房や冷房を行う所謂エアコンとして機能する空調機器であり、快適性を保ちながら深夜の運転を最適化することで省エネ効果を発揮する機器である。
図2は、実施の形態における暖房機器4、空調機器5の一方あるいは両方を称する空調機器の時間帯毎の運転内容の一例を表した図である。
図2において示した「自動制御あり」の欄に記載した運転は、制御機器HGWを経由して取得したサーバSvにより策定した運転計画に基づいて効率の良い暖房運転を行う場合の制御内容である。
この運転計画に基づく自動制御では、例えば翌日の天気予報情報の外気温予測値と利用者による入力スケジュールをもとに、利用者の起床時刻に設定温度の環境に到達するように深夜キープ運転の停止可能時間を判断するような制御が行われる。これは、毎日の生活に合わせた省エネ運転が目的であり、外気温が高めの日は停止時間を長く、低い日は停止時間を短くするような制御が行われる。また、消費電力情報などから、日による入室時刻の違いを明らかにし、入室時刻が早い場合にも利用者の快適性を確保できる制御なども実施可能である。また、電力単価も考慮した運転も可能である。
一方、この図2において示した「自動制御なし」の欄に記載した運転は、サーバSvから取得した運転計画に基づかない運転は、予め設定された運転計画に基づく運転であり、この運転計画としては、工場出荷時の初期設定の運転計画と、その後、利用者が決定したデフォルトの運転計画とがある。
図2の「自動制御なし」では、暖房機器4は、工場出荷時に設定された運転モードによって深夜電力を利用し、建物の床下や躯体を暖める運転を行うようになっている例を示している。
暖房機器4は、室外機の駆動や温度設定、使用する放熱器の選択などを行う各種の手段と、これらを制御するCPUなどの演算手段と、制御プログラムその他各種の情報を記憶する記憶手段としての記憶部41とを有した制御手段(不図示)を備えている。
そして、この制御手段は、記憶部41に記憶した運転計画に基づいて暖房機器4の運転を行う。
また、記憶部41には、前述したように利用者が決定したデフォルトの運転計画を記憶することができる。このデフォルトの運転計画では、例えば、利用者が生活スタイル(起床時間、不在時間)や電力料金に合わせて希望する運転開始時刻や運転終了時刻などのタイマ設定に基づく運転計画である。また、暖房機器4の制御手段は、運転状況を制御機器HGWに対して出力し、定期的もしくはその都度新しい運転計画を取得する。
空調機器5にあっても、「自動制御あり」の欄に記載した運転では、制御機器HGWを経由して取得した運転計画に基づいて効率の良い冷暖房運転を行う。
また、「自動制御なし」の運転は、サーバSvからの運転計画を取得できない場合の運転であり、工場出荷時の初期設定による運転計画か、あるいは利用者が決定したデフォルトの運転計画による運転を行う。空調機器5は、工場出荷時に設定された運転モードでは、深夜電力を利用し、建物の床下、躯体、室内を冷暖房する運転を行う。
空調機器5にあっても、自動制御による運転計画、すなわち、サーバSvにおいて策定した運計画は、翌日の天気予報情報の外気温予測値と利用者が入力してデフォルトの運転計画とに基づいて策定する。
この運転計画では、深夜キープ運転時間において、利用者の起床時刻に設定温度の環境に到達する条件で深夜キープ運転よりも消費電力の少ない弱運転(省エネキープ)が可能な時間を判断し、効率的な弱運転の時間を設定することで毎日の生活に合わせた省エネ運転を行う計画を策定できる。また、運転計画の一例として、外気温が高めの日は省エネキープ時間を長く、低い日は省エネキープ時間を短くするようなことが行われる。
自動制御によって空調機器5に冷房を行わせる場合、サーバSvでは、利用者が決定したデフォルトの運転計画に基づいて運転計画を策定する。
例えば、深夜の除湿運転時間のうち、起床時刻に設定湿度の環境に到達する条件で、深夜除湿運転よりも弱運転(省エネキープ)が可能な時間を判断し、効率的な弱運転の時間を設定することで毎日の生活に合わせた省エネ運転を行うよう運転計画を策定する。
また、人感センサーや消費電力情報などから曜日などの日付による入室時刻の違いを明らかにし、入室時刻が早い場合、遅い場合のいずれにおいても快適性を確保できるなどの快適性の向上をねらった制御も可能となっている。さらに、電力単価を考慮した運転計画を策定し実施することも可能である。
空調機器5は、室外機の駆動や温度設定、使用する放射器の選択などを行う各種の手段と、これらを制御するCPUなどの演算手段や制御プログラムその他各種の情報を記憶する記憶手段としての記憶部51を有した制御手段を備えている。
この制御手段は、制御機器HGWとの通信(命令など)が正常に保たれている場合は、サーバSvで策定された運転計画に基づいて運転を実行する。また、運転状況を制御機器HGWに対して出力し、定期的もしくはその都度新しい運転計画を取得する。
一方、通信が正常に行われない場合には、記憶部51に記憶されたデフォルトの運転計画に基づいて運転を行う。このデフォルトの運転計画は、例えば、利用者が生活スタイル(起床時間、不在時間)や希望する電力料金に合わせて設定する運転開始時刻および運転終了時刻などのタイマ設定に基づく運転計画である。
上述した暖房機器4、空調機器5などは、制御機器HGWによって制御される被制御機器として機能するものであり、制御機器HGWとの間で運転計画や運転状況などの各種情報を受信もしくは送信するようになっている。
制御機器HGWは、HEMS端末とも称されるものであり、インターネットIに接続したルータRを経由してサーバSvと通信するように構成されているものである。また、制御機器HGWは、CPUなどの演算手段、制御機器HGW自体の制御プログラム、各種の情報を記憶する記憶手段を有しており、リモコン装置(壁付リモコン6、Webリモコン7)などの入力手段を使用して各種の設定や制御を行うようになっている。
制御機器HGWが有する主な機能を列記すると、以下の通りである。
・サーバSv1(制御サーバ)に、運転計画をリクエストし、送られてきた1日分の運転計画を記憶手段としての記憶部HG1に保持する。
・前記運転計画を各被制御機器用の運転計画として分解し、指定された時刻の少し前に各被制御機器に対して送信する。
・サーバSv1に運転計画をリクエストし、受信できなかった場合、一定時間後に再度リクエストし、可能な限り運転計画の取得を試みる。
・運転計画を制御機器HGWから各被制御機器に配信しようとしてもできなかった場合、前記指定された時刻になるまでの間に再送を続け、可能な限り配信を試みる。
・運転計画の配信ができなかった場合、配信ができなかった被制御機器を特定するため情報と、可能な範囲で原因を取得し記録する。
・図1に示す壁付リモコン6とWebリモコン7のどちらか一方で自動制御オフ(もしくはオン)する操作が行われた場合、その情報を他方に伝達する。
・サーバSv1から運転計画を受信できなかった場合、運転計画を受信できずにそれを配信できないことを示す信号を各被制御機器に送信する。
・運転計画で指定した被制御機器について、各設定項目の実際の設定状態を取得し、運転計画と同じ時間間隔のデータとして1日ごとにサーバSv1に送信する。
・運転計画の配信が行われなかった被制御機器は、原因を取得して制御機器HGWを経由してサーバSv1に送信する。原因が送信できなかった場合、少なくとも他のサーバ送信データ(電力データなど)と同じ期間はデータを保持する。
制御機器HGWは、以上のように、サーバSv1と各被制御機器との間において、運転計画に基づく制御情報、被制御機器の設定情報や実際の運転状況などの各種情報を、被制御機器とサーバSv1、Sv2との間で中継する機能を有している。
実施の形態のサーバSv1,Sv2の機能を説明する。
サーバSv1の機能は以下の通りである。
・運転計画を策定するサーバSv2から送られてきた運転計画を邸別に分類する機能を有し、各邸(H1,H2,H3・・・)の制御機器HGW(HEMS端末)から運転計画のリクエストがあった場合、邸(H1,H2,H3・・・)毎に個別の運転計画を送信する。また、どの邸からリクエストがあったか、運転計画を送信できたか、といった情報を記録する。
・リクエストがあった邸が運転計画を取得できていなかった場合、その邸コードと対象機器を記録する。
・制御機器HGWから送信される、各邸(H1,H2,H3・・・)の、運転計画に対する実際の機器設定状態データを受信する。
・前記記録したデータおよび受信したデータを、サーバSv2に渡す。
サーバSv2の機能は以下の通りである。
・外部のサービスベンダなどから提供される気象予報データと、デフォルトの運転計画と、利用者の過去の履歴データなどを用いて運転計画を作成する。
利用者の過去の履歴データとは、利用者の過去の消費電力量の履歴や利用者宅に設置されている被制御機器の動作状況などの履歴などである。これらの情報を予測モデルに入力して、電力消費量の予測値を算出し、機器別制御処理を行い、運転計画を策定する。
運転計画は、被制御機器の記憶部41,51に記憶されたデフォルトの運転計画と比較して、利用者にとって価値の高い運転計画となるように所定時間幅で作成される。利用者にとって価値の高い運転計画とは、快適性、経済性、省電力性のいずれか1つまたは複数の基準によって判断される。
所定時間幅とは、30分ごと、1時間ごと、24時間ごとなどであり、本実施の形態では、24時間の制御サイクルの運転計画であり、1時間の幅で作成した指示データから成る24個の指示データの集合となる。
・作成した運転計画を、サーバSv1に渡す。
・運転計画を作成できなかった邸があった場合、日付、邸コード、原因を記録する。
・各邸の制御機器HGWからから、実際の機器設定状態データをサーバSv1経由あるいは直接受け取り記録する。
図3に、運転計画の作成および住宅用機器制御システムAの動作概要を時系列で表した説明図を示す。
この図3に示すように、サーバSv2では、各邸の制御機器HGWから蓄積された履歴情報(履歴データ)や設定情報(デフォルトの運転計画など)を受信するとともに、外部のサービスベンダなどから気象予報データを受信する。そして、これらの情報に基づいて運転計画を作成する。
サーバSv2で作成された運転計画は、各邸(H1,H2,H3・・・)の制御機器HGW(HEMS端末)に向けて決められた時間に配信される。
そして、各邸(H1,H2,H3・・・)内では、制御機器HGWから宅内機器となる被制御機器(4,5)に運転計画がそれぞれ送信され、記憶部41,51に記憶される。
記憶部41,51に記憶された運転計画は、実際の被制御機器(2,3,4,5)の動作制御に利用され、その動作によって新たに生成された履歴情報や設定情報が、制御機器HGWを経由してサーバSv1に送信されて、履歴データとして蓄積される。
制御機器HGWに接続された各被制御機器は、機器固有の機能に基づく制限を除き以下の共通機能を有する。
・自動制御オン、オフの切り替えが可能であり、Webリモコン7の指定により切り替えが行われる。
・自動制御オン時、制御機器HGWから配信される運転計画を受信する。
・自動制御オン時、次の制御サイクル開始時刻から、受信した運転計画に従って機器状態を設定する(30分ごと、1時間ごとなど)。
・自動制御オン時、制御サイクル開始時刻までに運転計画が受信できなかった場合は、機器それぞれの記憶部41,51に記憶されたデフォルトの運転計画に基づいて次の制御サイクルでは動作する。
・自動制御オン時、サーバSv2で策定された運転計画に従った動作をしているか否かを区別できるよう壁付リモコン6に表示する。
・自動制御がオフに設定された場合、運転計画をクリアし、初期設定または記憶部41,51にそれぞれ記憶されたデフォルトの設定に基づいて動作する。
・Webリモコン7で機器が操作された場合、その操作が受け付けられたことを壁付リモコン6で表示する。
住宅用機器制御システムAを構成する壁付リモコン6、Webリモコン7と、制御機器HGWおよびサーバ(通信サーバ、制御サーバ)Sv1、サーバSv2の動作、制御、運転計画を含めた各種情報の流れは図3に示す通りである。
サーバSv2が策定した運転計画には、強弱などのモード、時間帯ごとの動作指定パラメータ、運転計画全体で参照されるパラメータ、当該運転計画によって動作が開始される時刻、当該運転計画で動作させる機器の指定情報などが含まれる。
上述したように、邸(H1,H2,H3・・・)内に設置された各被制御機器は、サーバSv1から受信した運転計画に基づいてその動作を制御される。
しかしながら、通信の途絶、その他の理由によって制御機器HGWもしくは各被制御機器が、サーバSv2で策定された運転計画に基づいて動作しないというような異常事態の発生も想定される。本実施の形態では、想定される異常事態に応じて、以下の制御を行うようになっている。
想定される異常事態としては、サーバSv2で運転計画が作成できなかった場合、サーバSv1から邸(H1,H2,H3・・・)の制御機器HGWに運転計画が送信できない場合、制御機器HGWが運転計画を受信できない場合、制御機器HGWから被制御機器(4,5)に運転計画が送信できない場合、被制御機器(4,5)が運転計画を受信できない場合などが想定できる。例えば、制御機器HGWと被制御機器(4,5)とが無線LAN(Wi−Fi)で接続されている場合、通信が途中で途切れるなど不安定な接続状態が起こり得る。
このように、被制御機器(4,5)において運転計画を入力できなかった場合、被制御機器(4,5)は、記憶部41,51に記憶されたデフォルトの運転計画に基づいて動作することになる。
前述のようにサーバSv2で策定された運転計画が制御機器HGWもしくは各被制御機器(4,5)に配信されなかった場合、各被制御機器(4,5)をその運転計画に基づいて動作させることはできない。すなわち、サーバSv2で策定された運転計画は、省エネルギー、光熱費の削減といった観点から、運用日の気温変化、天候などの気象状況を要素に含めて策定されるものであるから、予定した日以外に適用することはできない。このため、被制御機器(4,5)がサーバSv2で策定された運転計画の取得ができない場合には、予め被制御機器(4,5)の記憶部41,51に記憶されているデフォルトの運転計画に基づいて被制御機器(4,5)を動作させる。
図4には、空調機器5の動作の一例であって、通信遮断などの通信障害が起きた場合における、住宅用機器制御システムAの制御による動作と、比較例による動作とを示している。なお、比較例は、制御機器HGWのみに運転計画の記憶手段があって被制御機器側に記憶手段がない場合の制御を示す。
空調機器5は、図4において最上段に示すデフォルト設定(デフォルトの運転計画)では、深夜は「中」の強さで動作し、早朝から昼にかけて「強」、昼間は「弱」、その後、夜間にかけて「強」の強さで動作する。
図4の上から2段目に示すサーバSv1から配信される運転計画は、毎日22時に配信され、24時間を1制御サイクルとし、1時間の時間幅の24個の指示データから成る。
例えば、通常の配信時となるT1時(22時)に、制御機器HGWがサーバSv1からの運転計画を受信できなかった場合、本実施の形態の住宅用機器制御システムAであれば、空調機器5の記憶部51に記憶されたデフォルト設定(デフォルトの運転計画)に基づいて空調機器5を動作させる。
また、運転計画配信後のT2時に制御機器HGWと空調機器5との間の通信が途絶えても、記憶部51にサーバSv1から配信された運転計画が記憶されているので、3時以降も既に配信された運転計画によって空調機器5を動作させることができる。
これに対して、制御機器HGWの記憶部HG1に配信された運転計画およびデフォルトの運転計画を記憶させて、空調機器5に所定の時間幅である1時間毎に制御指示を出力する比較例の場合は、運転計画配信時であるT1時に、サーバSv1との通信遮断が起きた場合は、制御機器HGWの記憶部HG1に記憶されたデフォルト設定の運転計画によって次の24時間の制御サイクルまで空調機器5を動作させることができる。
しかしながら、制御機器HGWと空調機器5との間で、T2時に通信遮断が起きた場合は、3時以降の空調機器5の動作は、最後に制御機器HGWから送信された「弱」の強さでの運転に固定されてしまい、利用者にとって価値の高いデフォルト設定とはかけ離れた動作が続くことになってしまう。
このようにサーバSv2が作成した運転計画を被制御機器(4,5)が取得できない場合に、本実施の形態の住宅用機器制御システムAであれば、利用者が予め設定したデフォルトの運転計画に基づいて、次の制御サイクルまで各被制御機器(4,5)を動作させる。
以下に、実施の形態の効果を列挙する。
1)実施の形態の住宅用機器制御システムは、
サーバSv(Sv1、Sv2)と、
サーバSvが策定した運転計画を受信する制御機器HGWと、
運転計画を記憶する記憶部41,51を有する被制御機器(暖房機器4、空調機器5)と、を備え、
サーバSvは、定期的に運転計画を制御機器HGWに送信し、制御機器HGWは、受信した運転計画を被制御機器(暖房機器4、空調機器5)に送信し、被制御機器(暖房機器4、空調機器5)は、制御機器HGWから受信した運転計画を記憶部41,51に記憶するとともに、この記憶した運転計画に従って動作する住宅用機器制御システムであって、
記憶部41,51には、利用者が決めた機器動作設定がデフォルトの運転計画として記憶され、
サーバSvは、外部から提供される気象予報データと利用者が決めた機器動作設定とに基づいて、デフォルトの運転計画よりも利用者にとって価値の高い運転計画を所定時間幅で作成し、
被制御機器(暖房機器4、空調機器5)は、サーバSvで作成された運転計画を受信できなかった場合、デフォルトの運転計画に基づいて動作する。
したがって、被制御機器(暖房機器4、空調機器5)において、サーバSv(Sv2)で策定した運転計画が受信できない場合であっても、デフォルトの運転計画に基づいて、快適性などの利用者の価値観に応じた動作を行わせることができる。
2)実施の形態の住宅用機器制御システムは、
被制御機器(暖房機器4、空調機器5)が運転計画を受信できない場合として、
制御機器HGWが運転計画を受信できない場合、制御機器HGWが受信した運転計画を被制御機器(暖房機器4、空調機器5)に送信できない場合、制御機器HGWが送信した運転計画を被制御機器(暖房機器4、空調機器5)が受信できない場合のいずれかが含まれる。
したがって、サーバSvと制御機器HGWとの間の通信不良、制御機器HGWと被制御機器(暖房機器4、空調機器5)との間の通信不良、制御機器HGWの送信不良、被制御機器(暖房機器4、空調機器5)の受信不良のいずれかが生じた際に、上記のデフォルトの運転計画による運転を行うことができる。
3)実施の形態の住宅用機器制御システムは、
利用者にとっての価値は、快適性、経済性、省電力性のいずれか1つまたは複数を基準とする住宅用機器制御システム。
したがって、サーバSv(Sv2)において作成する運転計画は、デフォルトの運転計画よりも、快適性、経済性、省電力性のいずれか1つまたは複数の点で優れる。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明したが、具体的な構成はこの実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計変更事項は本発明に含まれるものである。
実施の形態では、被制御機器として暖房機器、空調機器を示したが、被制御機器は、これらに限られるものではなく、住宅に用いられる制御対象となる機器であればよく、例えば、給湯器なども制御対象とすることができる。
1 住宅用機器制御システム
4 暖房機器(被制御機器)
41 記憶部(記憶手段)
5 空調機器(被制御機器)
51 記憶部(記憶手段)
H(H1、H2、H3) 邸
HGW 制御機器
I インターネット
Sv(Sv1,Sv2) サーバ

Claims (3)

  1. サーバと、
    前記サーバが策定した運転計画を受信する制御機器と、
    前記運転計画を記憶する記憶手段を有する被制御機器と、を備え、
    前記サーバは、定期的に前記運転計画を前記制御機器に送信し、前記制御機器は、受信した前記運転計画を前記被制御機器に送信し、前記被制御機器は、受信した前記運転計画を前記記憶手段に記憶するとともに、この記憶した前記運転計画に従って動作する住宅用機器制御システムであって、
    前記記憶手段には、利用者が決めた機器動作設定がデフォルトの運転計画として記憶され、
    前記サーバは、外部から提供される気象予報データと前記利用者が決めた機器動作設定とに基づいて、前記デフォルトの運転計画よりも前記利用者にとって価値の高い前記運転計画を所定時間幅で作成し、
    前記被制御機器は、前記サーバで作成された前記運転計画を受信できなかった場合、前記デフォルトの運転計画に基づいて動作する住宅用機器制御システム。
  2. 請求項1に記載の住宅用機器制御システムにおいて、
    前記被制御機器が前記運転計画を受信できない場合として、
    前記制御機器が前記運転計画を受信できない場合、前記制御機器が受信した前記運転計画を前記被制御機器に送信できない場合、前記制御機器が送信した前記運転計画を前記被制御機器が受信できない場合のいずれかが含まれる住宅用機器制御システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の住宅用機器制御システムにおいて、
    前記利用者にとっての価値は、快適性、経済性、省電力性のいずれか1つまたは複数を基準とする住宅用機器制御システム。
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