JPH10102789A - 漏水コンクリートクラックの補修装置とその施工方法 - Google Patents

漏水コンクリートクラックの補修装置とその施工方法

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JPH10102789A
JPH10102789A JP27555896A JP27555896A JPH10102789A JP H10102789 A JPH10102789 A JP H10102789A JP 27555896 A JP27555896 A JP 27555896A JP 27555896 A JP27555896 A JP 27555896A JP H10102789 A JPH10102789 A JP H10102789A
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JP
Japan
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suction
crack
filler
concrete
jig
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JP27555896A
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English (en)
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Yoshiro Hattori
芳朗 服部
Kazuyuki Goto
一之 後藤
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RINOTETSUKU KK
Fujita Corp
Original Assignee
RINOTETSUKU KK
Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水分が充満した亀裂空隙全体に充填材を、短
時間で注入する。 【解決手段】 コンクリート躯体壁の表裏に貫通したひ
び割れの適宜個所に、装着した吸引治具から亀裂空隙の
水分KWを吸引して、亀裂空隙の水分の除去を行い、吸
引治具装着個所以外の不特定個所で、ひび割れ表面から
水分KWが除去された注入個所に充填材供給器を装着
し、注入個所から充填材Wを亀裂空隙内に注入して、亀
裂空隙に充填材Wを充填する。又、充填材Wは親和性ポ
リウレタン樹脂系とすることにより、注入された充填材
Wは亀裂空隙で水分KWと化学反応し、炭酸ガスの発生
及び体積膨張により、水分KWを排除して置換され、化
学反応で硬化固結させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下室、貯水槽な
どのコンクリート建築構造物に経年変化により表裏貫通
状態のひび割れ等の亀裂が生じ、地中等の水分が亀裂個
所を通じて漏水が生じた場合に、ひび割れ、亀裂個所に
対して防水用、補修用、止水用等の充填材を注入する漏
水コンクリートクラックの補修装置とその施工方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート造の建築物中、地
中、貯水等に面した地下室、地下構造物、貯水槽などの
コンクリート躯体壁の表裏両面に、貫通状態で生じたひ
び割れ等の亀裂に対しては、地中の水分又は貯水の漏水
対策として、ひび割れ上の適宜間隔毎に注入治具及び注
入器を取付けると共に、注入器内のエポキシ樹脂等の接
着剤(充填材)に圧力を加えて亀裂空隙内に注入するこ
とが行われていた。
【0003】かかる低圧樹脂注入工法における充填材の
供給、注入は、注入器にゴム圧、バネ圧、空気圧等を作
用させて、充填材に圧力を加えて行われているために、
注入器を取付ける注入治具には、注入された充填材によ
る剥離方向の反力が作用することにより、注入治具をコ
ンクリート躯体壁のひび割れ上に堅固に固定する必要が
あった。
【0004】しかしながら、ひび割れ内部に水分が充満
し、内壁面で漏水が発生しているコンクリート躯体壁の
壁面には水分が付着しており、注入治具の堅固な取付け
が非常に困難となっていた。
【0005】又、充填材を注入する亀裂空隙には水分が
充満しているため、注入する充填材に圧力を付加してい
るとしても、圧力付加状態で注入される充填材が、注入
圧力で亀裂空隙の水分を排除しながら置換注入せねばな
らず、注入作業に長時間を必要とする欠点を有してい
た。
【0006】又、注入される充填材の材質、種類は、長
時間必要とする注入作業時間を考慮すると、急結性のも
のの使用は不可能であり、例えば流動性のあるエポキシ
樹脂、セメントペーストでは、水分の存在で硬化固結に
時間が必要であったり、十分な硬化度を得られ難い欠点
を有していた。
【0007】更に、注入作業終了後には、堅固、強固に
固定した注入治具の困難な除去作業が必要となると共
に、堅固、強固に固定した注入治具等の除去による壁面
の損傷が生じることに対して、その平滑仕上げ作業を更
に必要とする欠点を有していた。
【0008】又、通常、ひび割れは1mm以下等の狭い
ものであり、かかる亀裂空隙に対して所定粘度(cp
s)を有する充填材を増圧注入する方法では、亀裂空隙
の水分の存在により、狭い亀裂の先端、反対側まで、或
いは全ての亀裂空隙に充填材を送り込むことが困難であ
った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コンクリー
ト躯体壁に発生した漏水ひび割れに、短時間で充填材を
注入可能と成すと共に、水分が充満した亀裂空隙全体に
充填材を注入可能と成し、且つ直接的な補修作業、準備
作業を簡易な短時間作業と成す様にした漏水コンクリー
トクラックの補修装置とその施工方法を提供せんとする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、ひび割れ亀裂の空隙細部に充填材を送り込む
ことが困難な課題、補修作業、準備作業に手間、長時間
を必要とする課題に鑑み、コンクリート躯体壁の表裏に
貫通してひび割れた適宜個所に吸引治具を貼着し、該吸
引治具に連結された吸引装置を作動して、亀裂空隙の水
分を吸引し、吸引治具装着個所以外の不特定個所で、ひ
び割れ表面から水分を除去した注入個所に、注入治具及
び低圧負荷で加圧される充填材供給器を装着し、注入個
所から、吸引により減圧状態と成した亀裂空隙内に充填
材を強制的に注入して、亀裂空隙に充填材を充填する。
【0011】かかる吸引減圧方式及び低圧負荷加圧注入
方式の併用による充填注入作業により、亀裂を生じた躯
体壁に対するコンクリートクラックの補修装置のセット
を容易にすると共に、亀裂空隙内の減圧により小さな亀
裂にも充填材を充填する。
【0012】又、充填材は親和性ポリウレタン樹脂系と
成すことにより、亀裂空隙内で充填材は水分と化学反応
し、炭酸ガスの発生及び体積膨張により、水分を排除し
て置換され、化学反応による硬化固結を発生し、上記課
題を解決せんとしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の最も好ましい実施
例を図面に基づいて説明する。本実施例においては、地
下室、地下構造物、貯水槽などを造成する地中Gに接す
る外壁コンクリートのひび割れ個所であって、地中、貯
水からの水分が充満し漏水する表裏貫通状態で発生した
ひび割れ個所の補修について述べるものである。
【0014】Mはコンクリート構造物の地下室における
外壁で、図4(a)は地中壁の断面図を示し、該外壁コ
ンクリート躯体壁Mは地中Gに接する面が外壁面Pで、
その内部が内壁面Fで形成され、前記外壁面Pと内壁面
Fに貫通するひび割れCが発生し、亀裂空隙Kが形成さ
れていると共に、亀裂空隙Kに水分KWが充満している
状況を示し、図4(b)は外壁面Pのひび割れCを表す
斜視図で、図4(c)は内壁面Fのひび割れCを表す斜
視図である。
【0015】尚、前記の補修箇所の他に地下構造物、貯
水槽などのコンクリート壁の外壁面Pが貯水水分KWに
接するコンクリート躯体壁M(図4(d)参照)、或い
は、その他の常時漏水状態となっているコンクリート壁
にも本発明が適用される。
【0016】尚、本願明細書において、ひび割れCと亀
裂は上下概念関係であり、ひび割れCと亀裂空隙Kに関
しては、ひび割れCはコンクリート躯体壁Mの表裏両面
に現れた個所を意味し、亀裂空隙Kはコンクリート躯体
壁M内部に発生したひび割れCの内部空隙を意味し、亀
裂空隙K内に水分KWが充満し内壁面Fに漏水している
ことを意味している。
【0017】次に、本発明のコンクリート躯体壁Mに水
分KWの充満又は漏水を伴うひび割れCが発生した時に
補修する補修装置を説明する。図1は補修装置の全体を
示す斜視図であり、補修装置は亀裂空隙K内の水分KW
の吸引部と、亀裂空隙Kへの充填供給部とから成り、吸
引部と充填供給部は、後述する様に、相対的(相互に関
係を有する状態)に設置している。
【0018】充填供給部は、内壁面Fにおけるひび割れ
Cに沿って、その表面に貼着する注入治具6と、該注入
治具6に装着される充填材供給器2と、エアーガン20と
コンプレッサー17等の加圧装置16とからなる注入装置1
とで構成している。
【0019】又、吸引部は、亀裂面のひび割れCに沿っ
て貼着する吸引治具4、4aと、走行台車1201に搭載され
たエアータンク12とキャスター1001が付いた吸引機10等
とからなる吸引装置3とで構成されている。
【0020】そして、注入装置1において、コンプレッ
サー17とエアーガン20は制御盤18を介して可撓性を有す
る接続ホース29、29a で連結し、エアーガン20と充填材
供給器2を直接連結し、又吸引装置3において、吸引機
10とエアータンク12は可撓性を有する吸引ホース15で連
結し、エアータンク12と前記吸引治具4、4aは接続ホー
ス14、14a により夫々連結されている。以下更に詳細に
補修装置を説明する。
【0021】注入治具6の一例としては、図3に示す様
に、ひび割れCが発生した内壁面Fの表面に接面する接
面部7の中央位置に、その厚さ方向に貫通する注入口8
を突出させると共に、かかる注入口8に吸引流路を開閉
自在なバルブ9を一体的に設けて構成し、注入口8に充
填材容器5(充填材供給器2)の吐出ノズル23を連通接
続している。尚、注入治具6におけるバルブ9は絶対的
に必要なものではない。
【0022】又、注入治具6に取付けられる充填材供給
器2の一例としては、図3に示す様に、充填材Wを収容
するもので、先端に吐出ノズル23を有する充填材容器5
の後端開口25に蓋体26を着脱自在に設け、該蓋体26に圧
縮空気の供給ノズル27を設けて構成し、図1に示す様
に、充填材供給器2の供給ノズル27にエアーガン20のノ
ズル22を連通接続している。
【0023】又、注入治具6のコンクリート躯体壁Mに
対する取付位置は、図1に示す様に、内壁面Fの線状の
ひび割れC中、水分KWが除去された個所に対して1個
又は複数個(図示せず)の注入治具6を配設し、該注入
治具6に充填材供給器2を接続している。
【0024】又、吸引装置3における吸引治具4、4aの
一例としては、図2に示す様に、図3に示した注入治具
6と同様構成のものを使用し、吸引治具4、4aの吸引口
8aに吸引装置3の接続ホース14、14a を接続している。
【0025】又、吸引装置3の概略は、図1に示す様
に、内壁面Fの線状のひび割れCに沿って、1個又は一
定間隔毎に複数個の吸引治具4、4aを配設し、ひび割れ
C補修近傍に減圧調整するエアータンク12を設置し、同
エアータンク12と吸引治具4、4aは接続ホース14、14a
によって連結され、さらに、エアータンク12に吸引ホー
ス15を介して接続されてエアーを吸引する吸引機(バキ
ューム)10によって構成されている。
【0026】又、吸引装置3の詳細例としては、図1に
示す様に、吸引機10、例えば電気駆動式の掃除機の吸入
口11に吸引ホース15を介して比較的大容量のエアータン
ク12を接続し、該エアータンク12に設けた複数の減圧分
岐吸入するノズル13、13a とコンクリート躯体壁Mに固
定した吸引治具4、4aの吸引口8aを透明又は半透明な接
続ホース14、14a で連通接続している。
【0027】尚、充填材供給器2は圧縮空気による充填
材Wの強制加圧充填方式と成したが、充填材Wに対する
圧力付加はバネ式その他の方式でも良く、又充填材Wの
圧力付加充填方式を採用せず、注入個所Xの減圧を利用
すると共に充填材容器5を縦型と成して、自然流入方式
と成しても良い。
【0028】次に充填材供給器2に充填される充填材に
ついて説明する。充填材Wは、ペースト状の親和性ポリ
ウレタン樹脂系(好ましくは、親水性ポリウレタン樹
脂、1液型水架橋ポリウレタン)が使用され、親和性ポ
リウレタン樹脂系は亀裂空隙K内に充満した水分KWと
ゆっくり化学反応し、硬化するものである(後述する反
応式、図7、13参照)。
【0029】又、この充填材Wと水分KWの化学反応の
時、炭酸ガスの気泡Aが発生すると共に、充填材Wは少
しずつ体積膨張し、その膨張圧力でひび割れC内部の水
分KWを排除し、微細なコンクリートクラックにも親和
性ポリウレタン樹脂系から成る充填材Wを注入し、止水
性を回復する。
【0030】充填材Wと水分KWの化学反応式などは次
の通りである。 〔反応式〕 R─NCO + H2 O ⇒ R−NH−CO−NH−
R+CO2 R─NCO:イソシアネート基 この中のNCO部分が
反応する。 H2 O :水 R-NH-CO-NH-R:発泡体 高分子となり固結する。 CO2 :炭酸ガス 上記の様にペーストの反応基NCOと水が反応すると、
発泡状態の炭酸ガスが発生する。
【0031】次に本発明に係る漏水コンクリートクラッ
クの補修方法について、図16の補修フローチャートの
手順、及び関連する図面に基づいて説明すると、先ず、
コンクリート躯体壁Mに漏水状態のひび割れCが発生し
た補修個所のひび割れの状態を調査する(フローチャー
トの手順中(a)、以下フロー(a)と省略記載す
る)。この調査はコンクリート躯体壁Mの厚さ、ひび割
れCの幅、長さ、漏水の程度等を調査する。
【0032】次に、前記の調査結果によって、図5に示
す様に、ひび割れCに沿って適宜間隔に少なくとも1個
以上の吸引治具4、4aを粘着テープ、パテその他の接着
剤28で貼着する(フロー(b))。
【0033】この間、補修個所の近傍にエアータンク1
2、吸引機10及び吸引ホース15からなる吸引装置3を設
置する(フロー(c)、図1参照)。
【0034】次に、図1、2に示す様に、前記の様に内
壁面Fに貼着された吸引治具4、4aに、エアータンク12
から分岐した接続ホース14、14a を接続する(フロー
(d))。
【0035】そして、前記吸引治具4、4aの吸引口8aに
設けたバルブ9(図2参照)を開放して、吸引装置3を
作動させて、吸引機10の吸引によりエアータンク12で減
衰分岐されて、接続ホース14、14a を介して吸引治具
4、4aより、図8(b)、図9に示す様に、吸引治具
4、4aの付近から亀裂空隙Kに浸透した水分KWを略円
弧状態で吸引する(フロー(f))。
【0036】前記の操作により、亀裂空隙Kの浸透水分
KWが吸引されて、図9、10の斜線で示す様に、亀裂
空隙Kの水分KWが一時的に除去されて減圧された空隙
部Yが発生する(フロー(g))。
【0037】尚、亀裂空隙Kに浸透した水分KWの吸引
時に、吸引操作する内壁面Fの反対面で地中Gに面した
外壁面Pから水分KWが更に浸透したり、減圧された空
隙部Yに対して内壁面Fから外気KAが入り込む。
【0038】例えば、図10に示す様に、地中Gの状態
により、地中Gからの水分KWの浸透が不均一の場合
に、空隙部Yは非均等状態(上述説明の円弧状態以外)
となる場合もあり、空隙部Yの深層個所は吸引治具4、
4aの付近でない場合もある。
【0039】又、図14乃至図15に示す様に、ひび割
れCに沿って貼着テープ等のシール材31、31a …でシー
ルする場合、吸引治具4、4aからの吸引により、吸引治
具4、4aの付近から水分KWが吸引されるが、吸引治具
4、4a付近のひび割れCはシール材31、31a …で封止さ
れているために、内壁面Fからの外気KAの入り込みが
無い(図14(a)参照)。
【0040】この様な時には、吸引治具4、4a付近にお
ける水分KWの吸引作用は、吸引治具4、4aから離れた
位置の水分KWの移動に繋がり、シール材31、31a …の
非貼着個所で、亀裂空隙Kの水分KWが一時的に除去さ
れて減圧された空隙部Yが部分的に深層状態で発生し
(図14(b)参照)、次に、シール材31、31a …に沿
って吸引治具4、4aの方向へ浅く空隙部Yが広がる様に
発生し(図15(a)参照)、そして、吸引治具4、4a
の付近に空隙部Yが発生する(図15(b)参照)。
【0041】かかるシール材31、31a …を貼止すること
で、ひび割れCからの外気KAの吸引を防止し、吸引治
具4、4aによる吸引効果及び空隙部Yの発生を増進させ
る。
【0042】次に、前記の様に浸透水分KWが除去され
た空隙部Yの上部位置Yaの注入個所Xに、図11に示
す様に、注入治具6を接着剤28により貼着する(フロー
(h))と共に、充填材供給器2を装着する(フロー
(i)、図1参照)。
【0043】充填材供給器2には、エアーガン20及び該
エアーガン20に接続されたコンプレッサー17からなる注
入装置1を設置する(フロー(j))。
【0044】こうして設置された充填材供給器2に充填
材Wを装填して注入装置1のコンプレッサー17を作動さ
せると、コンプレッサー17により圧縮された空気は、エ
アーガン20により、充填材供給器2に装填された充填材
Wを加圧し、注入治具6のバルブ9が開放された注入口
8より空隙部Yに注入される(フロー(k))。
【0045】尚、吸引治具4、4aと注入治具6の取着位
置は、コンクリート躯体壁Mのひび割れCの状況を勘案
して相対的に取着すれば良く、浸透水分KWの浸透状況
から決定する吸引と注入の位置関係により、それぞれの
治具の取着する個数、位置は不特定であり、最も効果的
な場所を選択するものである。
【0046】次に、図12に示す様に、吸引装置3で吸
引され減圧されたひび割れCの空隙部Yに加圧注入され
た充填材Wは、亀裂空隙Kの両内面に付着しながら上方
の吸引治具4の方向へ吸引され、吸引治具4及び空隙部
Yの上部Yaの周辺が充満されて、接続ホース14、14a
内に流出したことを確認の上で、上方の吸引治具4のバ
ルブ9を閉めて吸引を停止し、更に、充填材Wは下方の
吸引治具4aの方向に吸引され、前記と同様の操作により
吸引を停止する(フロー(l))。
【0047】前記の様に注入された充填材Wは親和性ポ
リウレタン樹脂系からなるもので、亀裂空隙Kに残存す
る水分KWと反応し化学反応を開始する(フロー
(m)、図13(a)参照)。
【0048】前記の様な化学反応による炭酸ガスの発生
により、その周囲に無数の気泡A(図中、無数の小円で
図示)が発生し、気泡Aは亀裂空隙K内の水分KWを吸
収し、且つ充填材Wは体積を膨張して(図13(b)参
照)、亀裂空隙K内に化学反応後の物質により次第に硬
化して止水性を回復して初期の目的が得られる(フロー
(n))。
【0049】このようにして、コンクリートひび割れC
の亀裂空隙Kに吸引装置3と注入装置1により、吸引装
置3によりひび割れCの亀裂空隙Kの水分KWを除去
し、注入装置1に加圧された充填材Wは、気泡Aを発生
し、更に膨張して亀裂空隙Kの未充填の空隙細部まで減
圧による負圧作用により空隙細部まで万遍なく全体的に
注入される。
【0050】こうして全ての吸引治具4、4aの吸引口8a
より充填材Wが吐露したことを確認して、バルブ9を閉
鎖した後は、亀裂空隙Kの充填材Wは化学反応が進行
し、硬化養成の後、吸引治具4、4a及び注入治具6を貼
着した内壁面Fより回収し、吸引装置3並びに注入装置
1を撤収する(フロー(o))。
【0051】尚、亀裂空隙Kに対する注入作業時、即
ち、負圧作用を与えた状態では、コンクリート躯体壁M
に仮止貼着した注入装置1の注入治具6、吸引装置3の
吸引治具4、4a及びシール材31、31a …等に対しても亀
裂空隙Kの水分KWを介して減圧作用が働くために、充
填材Wの注入作業時に注入装置1及び吸引装置3等が離
脱せず、又仮止貼着も堅固、強固な固定が不要となるこ
とにより、吸引治具4、4a固定用の接着剤28及びシール
材31、31a …は剥離性が良好な粘着テープ又はパテ等を
使用し、作業終了後の離脱時においては、コンクリート
躯体壁Mの損傷が皆無となる。
【0052】
【発明の効果】要するに第1の発明は、亀裂空隙K内に
浸透している水分KWを吸引する方式と、亀裂空隙K内
に充填材Wを注入する時に低圧負荷を加圧する方式の併
用を基本とするものであるので、主要な効果としては、
水分KWの吸引方式は補修装置の設置、撤去を軽便と成
す効果及び空隙細部への充填可能と成す効果があり、又
充填材Wの低圧負荷加圧注入方式は、亀裂空隙Kの深部
への注入が可能となる効果及び注入時間の短縮化の効果
がある。
【0053】上記の効果の詳細例として、水分KWの吸
引方式にあっては、コンクリート躯体壁Mの表裏に貫通
し漏水したひび割れCに沿って適宜個所に対して、吸引
治具4、4aを装着すると共に該吸引治具4、4aに吸引装
置3を設置し、該吸引装置3によりひび割れC内部の亀
裂空隙Kの水分KWを吸引排除し、吸引治具4、4aの装
着個所以外で、ひび割れCに沿った表面から水分KWが
除去された注入個所Xに対して、注入治具6を貼着する
と共に該注入治具6に充填材供給器2を装着し、注入装
置1の充填材供給器2から充填材Wを、亀裂空隙Kの表
面側の一部に注入する様にしたので、亀裂空隙Kに対す
る充填材Wの注入作業に吸引方式を採用したことによ
り、注入装置1の注入治具6、吸引装置3の吸引治具
4、4a等は、注入作業時には水分KWを介してコンクリ
ート躯体壁Mに吸引接着される状態となり、従来の様な
強固な固定作業が不要となり、コンクリート躯体壁Mに
対して、これらの部材を取付ける準備作業が容易とな
る。
【0054】即ち、従来に比して簡易な準備状態で注入
装置1の注入治具6及び吸引装置3の吸引治具4、4aを
接着或いは固定しても、吸引方式であるために圧着する
ことなく充填材Wの注入作業を行うことが出来、更に簡
単な施工であるため熟練作業員でなくても施工を行うこ
とが出来、又注入作業終了後の注入治具6及び吸引治具
4、4a等の撤去時には容易な作業で行うことが出来ると
共に、コンクリート躯体壁Mの損傷を防止することが出
来る。
【0055】又、充填材Wは親和性ポリウレタン樹脂系
と成し、充填材Wが水分KWと化学反応し、体積膨張し
て水分KWと置換する様にしたので、水分KWの吸引後
に亀裂空隙Kの一部より注入された充填材Wは、亀裂空
隙K内の水分KWと化学反応し、炭酸ガス(気泡A)を
発生して水分KWを排除することが出来、又水分KWと
の化学反応物は体積膨張して未吸収の水分KWを排除す
ると共に、亀裂空隙K内の深層に深く浸透し、化学反応
物、気泡Aが発生し、亀裂空隙K内の全体に充填材Wを
注入することが出来、又亀裂空隙K内に浸透した充填材
Wの化学反応物は硬化し、亀裂空隙Kの止水性を達成す
ることが出来ると共に、充填材Wの硬化養生が即座に行
われて作業時間を短縮することが出来る。
【0056】又、コンクリート躯体壁Mの亀裂空隙Kに
注入する充填材Wは加圧注入方式と吸引方式を併用した
ことにより、充填材供給器2から吸引供給される充填材
Wは、亀裂空隙K内の水分KWと共に、充填材供給器2
を装着したコンクリート躯体壁Mの異方向である吸引作
用を受ける吸引治具4、4aの方向に吸引され、亀裂空隙
K内に吸引注入された充填材Wは、先ず、亀裂空隙Kの
両内面に付着すると共に吸引治具4、4a方向に流動する
ために、充填材供給器2を装着した亀裂空隙Kの入口側
で充填材Wが止まることがなく、吸引治具4、4aの出口
方向に流動して亀裂空隙Kの全体に充填材Wを注入する
ことが出来る。
【0057】次に、低圧負荷加圧注入方式にあっては、
充填材Wを収納した充填材供給器2は圧力付加形式のも
のと成して、水分KWの注入個所Xに圧力付加して充填
材Wを注入する様にしたので、上述の充填材Wの流動性
の効果の他に、ひび割れCの幅が狭かったり、注入個所
Xより深部の亀裂空隙K内に水分KWが存在していたと
しても、充填材Wを深部まで注入し、亀裂空隙K全体へ
の充填材Wの注入容易化及び作業時間短縮化を図ること
が出来る。
【0058】又、吸引治具4、4aを2個所以上設けたの
で、注入作業の短時間化及び充填材Wの移動促進を行う
ことが出来、又吸引治具4、4aより、充填材Wが注入さ
れたことを確認後、吸引治具4、4aからの吸引を順次停
止する様にしたので、所定範囲の亀裂空隙K内に、充填
材Wが膨張し、略注入完了した部分から吸引口8aのバル
ブ9を締めて、充填材Wの無駄を省くことが出来、且つ
吸引装置3への充填材Wの化学反応物の流入を防止する
ことが出来る。
【0059】又、実施例に示す様に、接続ホース14、14
a は透明又は半透明な材質と成すことにより、亀裂空隙
K内に充填材Wを略注入完了した時、充填材Wが接続ホ
ース14、14a 内に吸引されたことで注入状況を確認する
ことが出来、従って、全体或いは部分的な注入作業完了
及び養生硬化状態を容易に確認することが出来る。
【0060】又、ひび割れCの表面の一部にシールを施
す様にしたので、内壁面Fからの外気KAの流入を阻止
し、吸引、注入効果を向上させることが出来、又空隙部
Yを部分的に深層化させ、充填材Wを深部まで注入する
ことが出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】漏水ひび割れ補修装置の全体像を示す概略図で
ある。
【図2】吸引治具及び接続ホースの拡大斜視図である。
【図3】注入治具及び充填材供給器を示す図である。
【図4】ひび割れが発生した地中壁の断面図(a)及び
内外壁面の斜視図((b)、(c))、並びに、貯水壁
の断面図(d)である。
【図5】漏水ひび割れ補修工程中、コンクリート躯体壁
のひび割れ個所に対する吸引治具の取付状態を示す斜視
図である。
【図6】本発明に係るコンクリート躯体壁の漏水ひび割
れ補修方式を示し、充填材の注入時までを示す、ひび割
れに沿った模式的な断層断面図である。
【図7】コンクリート躯体壁の漏水ひび割れ補修におけ
る、図6の状態に続き、充填材が化学反応し、水分と置
換される状態を示す模式的な断層断面図である。
【図8】(a)は漏水コンクリートクラックの補修方法
の詳細を説明する作業開始時の拡大断層断面図であり、
(b)は補修作業工程初期における水分の吸引を示す断
層断面図である。
【図9】吸引個所を2ヵ所とした場合における水分の吸
引を示す断層断面図である。
【図10】吸引個所を多数とした場合で、地中からの水
分浸透状況により、水分吸引状態が変化する場合を示す
断層断面図である。
【図11】図8(b)に続く補修作業工程中、充填材の
注入開始を示す断層断面図である。
【図12】図11に続き、充填材の注入中、注入完了を
示す断層断面図である。
【図13】図12に続き、充填材が水分との化学反応で
発泡し、膨張し、水分と置換される状態を示す断層断面
図である。
【図14】ひび割れに沿ってシールする場合において、
(a)は漏水コンクリートクラックの補修方法の詳細を
説明する作業開始時の拡大断面図であり、(b)は補修
作業工程初期における水分の吸引を示す断層断面図であ
る。
【図15】図14(b)に続く水分の除去中、除去完了
を示す断層断面図である。
【図16】補修方法のフローチャートである。
【符号の説明】
2 充填材供給器 3 吸引装置 4、4a 吸引治具 6 注入治具 8 注入口 8a 吸引口 9 バルブ 14、14a 接続ホース 16 加圧装置 31、31a … シール材 C ひび割れ K 亀裂空隙 M コンクリート躯体壁 W 充填材 KW 水分 X 注入個所

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート躯体壁を貫通してひび割れ
    て漏水するコンクリートクラックの補修方法において、 吸引治具と該吸引治具に連結される吸引装置、並びに、
    注入治具と該注入治具に連結され充填材供給器と加圧装
    置からなる注入装置を、相対的に設置するものであっ
    て、 前記補修すべきコンクリート躯体壁のひび割れに沿っ
    て、前記吸引治具を所望の位置に貼止し、吸引装置によ
    ってひび割れ内部の亀裂空隙の水分を吸引し、吸引によ
    って、ひび割れ表面の水分が除去されると共に、亀裂空
    隙を減圧状態に生成し、 前記水分が除去された注入箇所に注入治具を貼止し、親
    和性ポリウレタン樹脂系の充填材が充填された充填材供
    給器より、加圧装置により低圧負荷で加圧されて、前記
    亀裂空隙に充填材を加圧注入する様にしたことを特徴と
    する漏水コンクリートクラックの補修方法。
  2. 【請求項2】 コンクリート躯体壁を貫通してひび割れ
    て漏水するコンクリートクラックの補修方法において、 吸引治具と該吸引治具に連結される吸引装置、並びに、
    注入治具と該注入治具に連結される充填材供給器を、相
    対的に設置するものであって、 前記補修すべきコンクリート躯体壁のひび割れに沿っ
    て、前記吸引治具を所望の位置に貼止し、吸引装置によ
    ってひび割れ内部の亀裂空隙の水分を吸引し、吸引によ
    って、ひび割れ表面の水分が除去されると共に、亀裂空
    隙を減圧状態に生成し、 前記水分が除去された注入箇所に注入治具を貼止し、親
    和性ポリウレタン樹脂系の充填材が充填された充填材供
    給器より、自然流入によって、前記亀裂空隙に充填材を
    注入する様にしたことを特徴とする漏水コンクリートク
    ラックの補修方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の記載における、補修す
    べきコンクリート躯体壁のひび割れに沿って、前記吸引
    治具を所望の位置に貼止するに際して、 前記補修すべきコンクリート躯体壁のひび割れに沿っ
    て、ひび割れの一部を残して、前記吸引治具及びシール
    を所望の位置に貼止する様にしたことを特徴とする漏水
    コンクリートクラックの補修方法。
  4. 【請求項4】 コンクリート躯体壁を貫通してひび割れ
    て漏水するコンクリートクラックの補修装置において、 前記補修すべきコンクリート躯体壁のひび割れに沿って
    装着する吸引部及び充填供給部を相対的に設置するもの
    であって、 吸引部は、コンクリート躯体壁に装着され吸引口を有す
    る吸引治具と、流路を開閉自在なバルブを装備した吸引
    口に接続する接続ホースと、該接続ホースを介して吸引
    治具の吸引口に吸引作用を付与する吸引装置とから構成
    し、 充填供給部は、コンクリート躯体壁に装着され注入口を
    有する注入治具と、注入口に接続すると共に、親和性ポ
    リウレタン樹脂系の充填材が充填された充填材供給器
    と、充填材に低圧負荷を加圧すべく、充填材供給器に対
    して注入作用を付与する加圧装置とから構成したことを
    特徴とする漏水コンクリートクラックの補修装置。
  5. 【請求項5】 コンクリート躯体壁を貫通してひび割れ
    て漏水するコンクリートクラックの補修装置において、 前記補修すべきコンクリート躯体壁のひび割れに沿って
    装着する吸引部及び充填供給部を相対的に設置するもの
    であって、 吸引部は、コンクリート躯体壁に装着され吸引口を有す
    る吸引治具と、流路を開閉自在なバルブを装備した吸引
    口に接続する接続ホースと、該接続ホースを介して吸引
    治具の吸引口に吸引作用を付与する吸引装置とから構成
    し、 充填供給部は、コンクリート躯体壁に装着され注入口を
    有する注入治具と、注入口に自然流入可能と成すと共
    に、親和性ポリウレタン樹脂系の充填材が充填された充
    填材供給器とから構成したことを特徴とする漏水コンク
    リートクラックの補修装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5の記載における吸引部
    は、コンクリート躯体壁に装着され吸引口を有する吸引
    治具と、流路を開閉自在なバルブを装備した吸引口に接
    続する接続ホースと、該接続ホースを介して吸引治具の
    吸引口に吸引作用を付与する吸引装置と、一部のひび割
    れを残して封止するシールとから構成したことを特徴と
    する漏水コンクリートクラックの補修装置。
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