JPH10102351A - ジェットルームにおける緯糸張力付与装置 - Google Patents

ジェットルームにおける緯糸張力付与装置

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JPH10102351A
JPH10102351A JP25476296A JP25476296A JPH10102351A JP H10102351 A JPH10102351 A JP H10102351A JP 25476296 A JP25476296 A JP 25476296A JP 25476296 A JP25476296 A JP 25476296A JP H10102351 A JPH10102351 A JP H10102351A
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stretch nozzle
nozzle
center
stretch
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Hiroyuki Kanayama
裕之 金山
Noboru Kamiya
昇 神谷
Masaki Akatsuka
正樹 赤塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】効果的な張力付与作用をもたらす緯糸張力付与
装置を提供する。 【解決手段】スレイ11上のストレッチノズル16から
の噴射エアは緯糸捕捉パイプ17の導入口171に向け
て噴射する。ストレッチノズル16は変形筬12の筬打
ち前進に伴って一体的に前進する。ストレッチノズル1
6からのエア噴射流の中心軸線C1は、導入口171の
中心C2からストレッチノズル16の前進動作の方向に
平行移動してずらしてある。即ち、ストレッチノズル1
6からのエア噴射流の中心軸線C1と緯糸捕捉パイプ1
7の導入口171の中心C2とは一致しないようにして
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緯糸捕捉パイプ内
へストレッチノズルからエアを吹き込んで緯糸を捕捉す
るジェットルームにおける緯糸張力付与装置にに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】品質の良い織布を製織するためには、筬
打ち時に緯入れされた緯糸に適度な張力を付与すること
が必要である。筬打ち時の緯糸に張力を付与するため、
例えば実開昭49−15257号公報、特開昭49−3
5659号公報、実開昭63−89988号公報、特開
平4−308252号公報等では、織機のスレイ上の緯
入れ末端側に緯糸張力付与装置が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ストレッチノズルの噴
射中心軸線と緯糸捕捉パイプの中心軸線とは一致させて
あり、ストレッチノズルからの噴射エアの流れ方向が偏
向しなければ最も効果的な張力付与作用が得られる。し
かし、緯入れ用メインノズルによって経糸開口内に射出
された緯糸を緯入れ用補助ノズルの噴射作用によって経
糸開口内を飛走させるジェットルームでは、緯入れ末端
側の緯入れ用補助ノズルの噴射作用が前記ストレッチノ
ズルからの噴射エアの流れ方向を偏向させる。あるいは
筬打ちに伴う前記ストレッチノズルの前進動作が前記ス
トレッチノズルからの噴射エアの流れ方向を偏向させ
る。このような噴射エアの流れ方向の偏向は、緯糸捕捉
パイプ内へのエア流入の効率を低下させ、張力付与作用
の効果が低下する。
【0004】本発明は、効果的な張力付与作用をもたら
す緯糸張力付与装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、ストレッチノズルからのエア噴射流を偏向させ
る偏向要素の偏向作用を相殺すべく前記ストレッチノズ
ルからのエア噴射流の中心軸線と前記緯糸捕捉パイプに
おける導入口の中心とを不一致にした。
【0006】ストレッチノズルからのエア噴射流は偏向
要素の偏向作用によって偏向させられる。ストレッチノ
ズルからのエア噴射流の中心軸線は、前記エア噴射流の
偏向方向とは逆方向にずらすようにして前記導入口の中
心と不一致になっている。この不一致構成が前記偏向要
素の偏向作用を相殺し、ストレッチノズルからの噴射エ
アが緯糸捕捉パイプ内へ効率良く流入する。
【0007】請求項2の発明では、前記偏向要素は、緯
入れされた緯糸を筬打ちするための筬の筬の筬打ち動作
に伴う前記ストレッチノズルの前進動作であり、前記ス
トレッチノズルからのエア噴射流の中心軸線を前記緯糸
捕捉パイプの導入口の中心に対して前記ストレッチノズ
ルの前進動作の方向へずらした。
【0008】ストレッチノズルからのエア噴射流は、ス
トレッチノズルの前進動作によって偏向させられる。ス
トレッチノズルからのエア噴射流の中心軸線は、前記エ
ア噴射流の偏向方向とは逆方向、即ちストレッチノズル
の前進動作方向にずらすようにして前記導入口の中心と
不一致になっている。この不一致構成がストレッチノズ
ルの前進動作に伴う偏向作用を相殺し、ストレッチノズ
ルからの噴射エアが緯糸捕捉パイプ内へ効率良く流入す
る。
【0009】請求項3の発明では、前記偏向要素は、緯
糸を緯入れするための緯入れ用補助ノズルの噴射作用で
あり、前記ストレッチノズルからのエア噴射流の中心軸
線を緯糸捕捉パイプの導入口の中心に対して前記緯入れ
用補助ノズル側に向かって緯入れ方向とは逆方向にずら
した。
【0010】ストレッチノズルからのエア噴射流は、緯
入れ用補助ノズルの噴射作用によって偏向させられる。
ストレッチノズルからのエア噴射流の中心軸線は、前記
エア噴射流の偏向方向とは逆方向、即ち緯入れ用補助ノ
ズルの噴射方向とは逆方向にずらすようにして前記導入
口の中心と不一致になっている。この不一致構成が緯入
れ用補助ノズルの噴射作用に伴う偏向作用を相殺し、ス
トレッチノズルからの噴射エアが緯糸捕捉パイプ内へ最
も効率良く流入する。
【0011】請求項4の発明では、請求項2又は請求項
3のストレッチノズルのエア噴射流の方向を噴射位置変
更手段によって調整するようにした。ストレッチノズル
のエア噴射流の方向が噴射位置変更手段の調整によって
最適設定可能である。
【0012】請求項5の発明では、前記ストレッチノズ
ルの噴射口は複数であり、前記ストレッチノズルのエア
噴射流の中心軸線を前記複数の噴射口の配置中心とし
た。ストレッチノズルの噴射口が複数である場合には、
前記複数の噴射口の配置中心をストレッチノズルのエア
噴射流の中心軸線とするのが適切である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0014】図1に示すようにスレイ11上には変形筬
12が立設されている。変形筬12はスレイ11上の支
持溝111内に楔部材13の締め付け作用によって固定
されている。図示しない緯入れ用メインノズルから射出
された緯糸Yは、緯入れ用補助ノズル10の噴射作用に
よって変形筬12前面の緯入れ通路121内を飛走す
る。スレイ11の前面には緯糸検出器14が取り付け固
定されている。緯糸検出器14は緯糸Yの到達有無を検
出する。
【0015】変形筬12の隣には緯糸捕捉ブロック15
が立設されている。緯糸捕捉ブロック15は支持溝11
1内に楔部材13の締め付け作用によって固定されてい
る。緯糸捕捉ブロック15の前面には緯糸導入凹部15
1が形成されている。緯糸導入凹部151は緯入れ通路
121の延長線上にある。図2に示すように緯糸捕捉ブ
ロック15内にはストレッチノズル16が緯糸導入凹部
151の下面に開口するように形成されている。ストレ
ッチノズル16は電磁開閉弁18を介して図示しない圧
縮エア供給源に接続されている。
【0016】緯糸捕捉ブロック15には緯糸捕捉パイプ
17が取り付けられている。緯糸捕捉パイプ17の導入
口171は緯糸導入凹部151の上面を貫通して開口し
ている。図3に示すように、導入口171とストレッチ
ノズル16の噴射口161とは対向している。ストレッ
チノズル16からの噴射エアは緯糸捕捉パイプ17の導
入口171に向けて噴射する。ストレッチノズル16の
噴射は、緯糸Yの先端部が緯糸導入凹部151に到達す
る前に開始され、筬打ち直前に停止する。緯糸Yの先端
部が緯糸導入凹部151に到達するのは、変形筬12が
前進開始後であり、変形筬12と一体的に動くストレッ
チノズル16の噴射作用は、ストレッチノズル16の前
進動作中のほぼ全体にわたっておこなわれる。
【0017】緯糸導入凹部151に到達した緯糸Yの先
端部は、ストレッチノズル16からのエア流によって緯
糸捕捉パイプ17内へ吹き入れられる。緯糸捕捉パイプ
17内へ吹き入れられた緯糸Yは、ストレッチノズル1
6からのエア流の引き取り作用によって張力を付与され
る。
【0018】図2及び図3に示すように、ストレッチノ
ズル16からのエア噴射流の中心軸線C1は、導入口1
71の中心C2からストレッチノズル16の前記前進動
作の方向に平行移動してずらしてある。即ち、ストレッ
チノズル16からのエア噴射流の中心軸線C1と緯糸捕
捉パイプ17の導入口171の中心C2とは一致しない
ようにしてある。
【0019】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)ストレッチノズル16からのエア噴射流は、ス
トレッチノズル16の前進動作によって緯糸導入凹部1
51の奥壁面側へ偏向させられる。緯入れされた緯糸Y
を筬打ちするための変形筬12の筬打ち動作に伴うスト
レッチノズル16の前進動作がストレッチノズル16か
らのエア噴射流を偏向させる偏向要素となる。
【0020】ストレッチノズル16からのエア噴射流の
中心軸線C1と緯糸捕捉パイプ17の導入口171の中
心C2とが一致しているとすると、ストレッチノズル1
6からのエア噴射流は導入口171の中心C2を通らな
い。本実施の形態では、ストレッチノズル16からのエ
ア噴射流の中心軸線C1は、ストレッチノズル16のエ
ア噴射流の偏向方向とは逆方向、即ちストレッチノズル
16の前進動作方向にずらすようにして導入口171の
中心C2と不一致になっている。従って、ストレッチノ
ズル16の前進動作時におけるストレッチノズル16か
らのエア噴射流は、ストレッチノズル16の不動作状態
におけるストレッチノズル16からのエア噴射流よりも
導入口171の中心C2に近くなる。そこで、中心C2
に対する中心軸線C1のずれ量Δ1を適正設定すれば、
ストレッチノズル16の前進動作時におけるストレッチ
ノズル16からのエア噴射流の中心軸線C1と導入口1
71の中心C2とを一致させることができる。
【0021】このような中心軸線C1と中心C2との不
一致構成がストレッチノズル16の前進動作に伴うエア
噴射流に対する偏向作用を相殺し、ストレッチノズル1
6からの噴射エアが緯糸捕捉パイプ17内へ効率良く流
入する。その結果、効果的な張力付与作用が得られる。
【0022】次に、図4の第2の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、緯糸捕捉ブロック15に
形成されたストレッチノズル19の噴射口191から噴
射されるエア噴射流の中心軸線C1が導入口171の中
心C2に対して緯入れ通路121の方向(矢印R1で示
す)に平行移動してずらしてある。緯入れ用補助ノズル
10からの噴射エアは緯入れ通路121内をその通路方
向に流れており、中心C2に対する中心軸線C1のずれ
方向は緯入れ用補助ノズル10からの噴射エアの前記流
れ方向とは逆方向である。
【0023】第2の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (2-1)ストレッチノズル19からのエア噴射流は、緯
入れ用補助ノズル10からのエア噴射によってこの噴射
エアの流れ方向へ偏向させられる。緯入れ用補助ノズル
10からのエア噴射流がストレッチノズル16からのエ
ア噴射流を偏向させる偏向要素となる。
【0024】本実施の形態では、ストレッチノズル16
からのエア噴射流の中心軸線C1は、ストレッチノズル
16のエア噴射流の偏向方向とは逆方向、即ち緯入れ用
補助ノズル10からの噴射エア流とは逆方向にずらすよ
うにして導入口171の中心C2と不一致になってい
る。従って、緯入れ用補助ノズル10の噴射時における
ストレッチノズル16からのエア噴射流は、緯入れ用補
助ノズル10の不噴射状態におけるストレッチノズル1
6からのエア噴射流よりも導入口171の中心C2に近
くなる。そこで、中心C2に対する中心軸線C1のずれ
量Δ2を適正設定すれば、緯入れ用補助ノズル10の噴
射状態におけるストレッチノズル16からのエア噴射流
の中心軸線C1と導入口171の中心C2とを一致させ
ることができる。
【0025】このような中心軸線C1と中心C2との不
一致構成が緯入れ用補助ノズル10のエア噴射によるス
トレッチノズル19からのエア噴射流に対する偏向作用
を相殺し、ストレッチノズル16からの噴射エアが緯糸
捕捉パイプ17内へ効率良く流入する。その結果、効果
的な張力付与作用が得られる。
【0026】次に、図5の第3の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態におけるストレッチノズル20
は2つの噴射口201,202を持つ。両噴射口20
1,202の配置中心C3、即ち両噴射口201,20
2からの等距離位置は、導入口171の中心C2に対し
て緯入れ通路121の方向(矢印R1で示す)にずらし
てある。配置中心C3は2つの噴射口201,202を
持つストレッチノズル20のエア噴射流の中心軸線とな
る。
【0027】このような実施の形態においても第2の実
施の形態と同じ効果が得られる。噴射口を3つ以上持つ
ストレッチノズルのエア噴射流の中心軸線は、これら噴
射口の配置中心とすればよい。
【0028】なお、複数の噴射口を持つストレッチノズ
ルのエア噴射流の噴射中心をストレッチノズルの前進動
作方向へずらした場合にも第1の実施の形態と同じ効果
が得られる。
【0029】次に、図6の第4の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態におけるストレッチノズル21
は2つの噴射口211,212を持ち、一方の噴射口2
11は導入口171の中心C2に対してストレッチノズ
ル21の前進動作方向(矢印R2で示す)にずらしてあ
り、他方の噴射口212は中心C2に対して緯入れ通路
121の方向(矢印R1で示す)とは逆方向にずらして
ある。即ち、両噴射口211,212の配置中心C4が
中心C2に対して緯入れ通路121の通路方向及びスト
レッチノズル21の前進動作方向のいずれにもずれてい
る。
【0030】この実施の形態においては、ストレッチノ
ズル21の前進動作による偏向作用及び緯入れ用補助ノ
ズル10の噴射作用による偏向作用のいずれをも相殺で
きる。従って、ストレッチノズル21からの噴射エアが
緯糸捕捉パイプ17内へ最も効率良く流入する。その結
果、最も効果的な張力付与作用が得られる。
【0031】次に、図7及び図8の第5の実施の形態を
説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号
が付してある。この実施の形態では、緯糸捕捉パイプ2
2の先端部に差し込み突起221が止着されている。差
し込み突起221は変形筬12の筬羽122間に差し込
まれ、この差し込みによって筬羽122間が拡開され
る。緯糸捕捉パイプ22の導入口222は前記拡開され
た筬羽122間に対向する。緯糸捕捉パイプ22は変形
筬12に対して緯入れ方向の任意位置に取り付け可能で
ある。24は緯糸検出器である。
【0032】スレイ11の前面にはストレッチノズル2
3が取り付け位置調整可能に締め付け固定されている。
ストレッチノズル23の噴射口231は緯糸捕捉パイプ
22の導入口222と対向している。図8に示すよう
に、ストレッチノズル23の噴射口231から噴射され
るエア噴射流の中心軸線C5が導入口222の中心C6
に対して緯入れ通路121の方向に平行移動してずらし
てある。緯入れ用補助ノズル10からの噴射エアは緯入
れ通路121内をその通路方向に流れており、中心C6
に対する中心軸線C5のずれ方向は緯入れ用補助ノズル
10からの噴射エアの前記流れ方向とは逆方向である。
【0033】この実施の形態においても第2の実施の形
態と同じ効果が得られる。次に、図9の第6の実施の形
態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ
符号が付してある。
【0034】この実施の形態では、緯糸捕捉ブロック1
5に形成されたストレッチノズル25からのエア噴射流
の中心軸線C7は、緯糸捕捉パイプ17の導入口171
の中心C2からストレッチノズル16の前進動作の方向
(矢印R2で示す)に傾けてずらしてある。即ち、スト
レッチノズル16からのエア噴射流の中心軸線C1と緯
糸捕捉パイプ17の導入口171の中心C2とは一致し
ないようにしてある。
【0035】このような不一致構成においても第1の実
施の形態と同じ効果が得られる。次に、図10の第7の
実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部
には同じ符号が付してある。
【0036】この実施の形態では、緯糸捕捉ブロック1
5に形成されたストレッチノズル26からのエア噴射流
の中心軸線C8は、緯糸捕捉パイプ17の導入口171
の中心C2から緯入れ通路121の方向(矢印R1で示
す)かつ緯入れ用補助ノズル10の噴射方向とは逆方向
に傾けてずらしてある。即ち、ストレッチノズル26か
らのエア噴射流の中心軸線C8と緯糸捕捉パイプ17の
導入口171の中心C2とは一致しないようにしてあ
る。
【0037】このような不一致構成においても第2の実
施の形態と同じ効果が得られる。次に、図11の第8の
実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部
には同じ符号が付してある。
【0038】この実施の形態では、緯糸捕捉ブロック1
5に円筒形状のストレッチノズル27が周方向に回動可
能に嵌め込み支持されている。ストレッチノズル27は
ねじ28の締め付けによって緯糸捕捉ブロック15に締
め付け固定される。
【0039】この実施の形態では、緯糸捕捉ブロック1
5に対するストレッチノズル27の周方向への回動位置
を調整することによってストレッチノズル27の噴射口
271からのエア噴射流の中心軸線C9をストレッチノ
ズル27の前進方向へ傾き変更できる。ストレッチノズ
ル27及びね28は噴射位置変更手段を構成する。
【0040】この実施の形態では、中心軸線C9と導入
口171の中心C2とのずれ量を織機の回転速度に応じ
て適正に調整設定することができる。次に、図12及び
図13の第9の実施の形態を説明する。第1の実施の形
態と同じ構成部には同じ符号が付してある。
【0041】この実施の形態では、緯糸捕捉パイプ17
を備えた緯糸捕捉ブロック片29がストレッチノズル1
6を備えた緯糸捕捉ブロック片30に対して緯入れ通路
121の通路方向へスライド可能に組み付けられてい
る。緯糸捕捉ブロック片29はねじ31の締め付けによ
って緯糸捕捉ブロック片30に締め付け固定される。
【0042】この実施の形態では、緯糸捕捉ブロック片
30に対する緯糸捕捉ブロック片29の緯入れ通路12
1の通路方向への組み付け位置を調整することによって
ストレッチノズル16からのエア噴射流の中心軸線C1
を緯入れ通路121の通路方向へ配置変更できる。緯糸
捕捉ブロック片29,30及びねじ31は噴射位置変更
手段を構成する。
【0043】この実施の形態では、中心軸線C1と導入
口171の中心C2とのずれ量を緯入れ用補助ノズル1
0の噴射圧に応じて適正に調整設定することができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、ストレッ
チノズルからのエア噴射流を偏向させる偏向要素の偏向
作用を相殺すべく前記ストレッチノズルからのエア噴射
流の中心軸線と前記緯糸捕捉パイプにおける導入口の中
心とを不一致にしたので、緯糸に対する効果的な張力付
与作用をもたらし得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す斜視図。
【図2】側断面図。
【図3】図2のA−A線拡大断面図。
【図4】第2の実施の形態を示し、(a)は要部拡大平
断面図。(b)は(a)のB−B線断面図。
【図5】第3の実施の形態を示し、(a)は要部拡大平
断面図。(b)は(a)のC−C線断面図。
【図6】第4の実施の形態を示し、(a)は要部拡大平
断面図。(b)は(a)のD−D線断面図。
【図7】第5の実施の形態を示す斜視図。
【図8】要部拡大正断面図。
【図9】第6の実施の形態を示す要部拡大側断面図。
【図10】第7の実施の形態を示す要部拡大正断面図。
【図11】第8の実施の形態を示す要部拡大斜視図。
【図12】第9の実施の形態を示す要部拡大斜視図。
【図13】要部拡大平断面図。
【符号の説明】
10…緯入れ用補助ノズル、16,19,20,21,
23,25,26,29…ストレッチノズル、161,
191,201,202,211,212,231…噴
射口、17,22…緯糸捕捉パイプ、27…ねじ28と
共に噴射位置変更手段を構成するストレッチノズル、2
9,30…噴射位置変更手段を構成する緯糸捕捉ブロッ
ク片。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯糸捕捉パイプ内へストレッチノズルから
    エアを吹き込んで緯糸を捕捉するジェットルームにおけ
    る緯糸張力付与装置において、 前記ストレッチノズルからのエア噴射流を偏向させる偏
    向要素の偏向作用を相殺すべく前記ストレッチノズルか
    らのエア噴射流の中心軸線と前記緯糸捕捉パイプにおけ
    る導入口の中心とを不一致にしたジェットルームにおけ
    る緯糸張力付与装置。
  2. 【請求項2】前記偏向要素は、緯入れされた緯糸を筬打
    ちするための筬の筬打ち動作に伴う前記ストレッチノズ
    ルの前進動作であり、前記ストレッチノズルからのエア
    噴射流の中心軸線は前記緯糸捕捉パイプの導入口の中心
    に対して前記ストレッチノズルの前進動作の方向へずれ
    ている請求項1に記載のジェットルームにおける緯糸張
    力付与装置。
  3. 【請求項3】前記偏向要素は、緯糸を緯入れするための
    緯入れ用補助ノズルの噴射作用であり、前記ストレッチ
    ノズルからのエア噴射流の中心軸線は緯糸捕捉パイプの
    導入口の中心に対して前記緯入れ用補助ノズル側に向か
    って緯入れ方向とは逆方向にずれている請求項1に記載
    のジェットルームにおける緯糸張力付与装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は請求項3のストレッチノズル
    は噴射位置変更手段によってエア噴射流の方向を調整さ
    れるジェットルームにおける緯糸張力付与装置。
  5. 【請求項5】前記ストレッチノズルの噴射口は複数であ
    り、前記ストレッチノズルのエア噴射流の中心軸線は前
    記複数の噴射口の配置中心である請求項1乃至請求項4
    のいずれか1項に記載のジェットルームにおける緯糸張
    力付与装置。
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