JPH10100937A - 車体側面部構造 - Google Patents

車体側面部構造

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JPH10100937A
JPH10100937A JP25726596A JP25726596A JPH10100937A JP H10100937 A JPH10100937 A JP H10100937A JP 25726596 A JP25726596 A JP 25726596A JP 25726596 A JP25726596 A JP 25726596A JP H10100937 A JPH10100937 A JP H10100937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outrigger
sill
vehicle body
side member
extension side
Prior art date
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Pending
Application number
JP25726596A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Miyasaka
浩行 宮坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP25726596A priority Critical patent/JPH10100937A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体構造において、ピラ基部の近傍のシルと
エクステンションサイドメンバ間にアウトリガを設定す
ると共に、アウトリガ形状を車体外側であるシルからエ
クステンションサイドメンバに向かって断面形状また
は、板厚、あるいは、補強が増すことにより、限られた
空間内で、効率的な荷重のコントロールが行えると共
に、所定の生存空間を確保すること。 【解決手段】 センターピラ2の下部近傍のシル3とエ
クステンションサイドメンバ5間に2つのアウトリガ4
が設けられている。アウトリガ4の形状は、車体外側で
あるシル3からエクステンションサイドメンバ5に向か
ってテーパ状になっており、断面もそれに応じて大きく
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体の側面部構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車体側面部構造としては、例えば
図14に示すようなものがある(特開平5−85422
号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車体側面部構造にあっては、シルとエクステ
ンションサイドメンバ13間に一定断面、一定板厚のア
ウトリガ14を設定しただけなので、側面からの荷重が
作用した際に、潰れ特性が一定のため側突時のフロア反
力のコントロールやエネルギ吸収を効率的に行えるのが
難しいという問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたもので、車体構造において、ピラ基部
の近傍のシルとエクステンションサイドメンバ間にアウ
トリガを設定すると共に、アウトリガ形状を車体外側で
あるシルからエクステンションサイドメンバに向かって
断面形状または、板厚、あるいは、補強が増すことによ
り、上記問題点を解決することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、車体構造において、ピラ基部の近傍のシ
ルとエクステンションサイドメンバ間にアウトリガを設
定すると共に、アウトリガ形状を車体外側であるシルか
らエクステンションサイドメンバに向かって断面形状ま
たは、板厚、あるいは、補強が増していることを特徴と
する。
【0006】また、本発明は、前記車体構造において、
アウトリガ形状を車体内側であるエクステンションサイ
ドメンバからシルに向かって、テーパ形状とすることを
特徴とする。
【0007】また、本発明は、前記車体構造において、
シルとエクステンションサイドメンバ間に2つのアウト
リガを設定すると共に、第一のアウトリガ形状を車体内
側であるエクステンションサイドメンバからシルに向か
って、上方傾斜のテーパ形状、第二のアウトリガを下方
傾斜のテーパ形状とし、第一のアウトリガの先端をシル
インナの上端と第二のアウトリガの先端をシルインナの
下端に接合することを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記車体構造において、
アウトリガ形状を車体外側で複数の潰れビードがあり、
中間部で肉厚部を、また、車体内側部で更に補強部材を
持った閉断面部を有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0010】(第1の実施の形態)まず、第1の実施の
形態の構成を説明すると、図1に示すように、車体構造
1において、上下の骨格部材を連結するセンターピラ2
を設け、その下端をシル3と接合してある。シル3とエ
クステンションサイドメンバ5間には、アウトリガ4が
設けられている。
【0011】図2および図3に示すように、センターピ
ラ2の下部近傍のシル3とエクステンションサイドメン
バ5間に2つのアウトリガ4が設けられている。アウト
リガ4の形状は、車体外側であるシル3からエクステン
ションサイドメンバ5に向かってテーパ状になってお
り、断面もそれに応じて大きくなっている。なお、図4
は、車体上方から見た状態を示したものである。
【0012】次に、第1の実施の形態の作用を説明す
る。本実施の形態の作用効果を説明のために、図5に側
面衝突時の車体変形を示す。図5に示す通り、衝突時に
センターピラ2及びシル3が変形し、やがて、アウトリ
ガ4に荷重が伝達される。その際に、アウトリガ4の形
状が、車体外側であるシル3からエクステンションサイ
ドメンバ5に向かってテーパ状になっているため、初期
には、アウトリガ4は低圧壊荷重で変形し、断面の拡大
に応じて圧壊荷重が増大しながら変形し、最終的にはア
ウトリガ4が潰れきると共に、エクステンションサイド
メンバ5で変形が拘束される。こうすることにより、衝
突後のセンターピラ2基部の侵入に対するフロア反力特
性を初期には低く、侵入に応じて反力特性をたち上げる
特性にコントロールすることが出来る。その結果、衝突
初期にセンターピラ2に大きなモーメントの発生を避け
られると共に、最終的には所定の変形量に抑え生存空間
を確保することができる。つまり、限られた空間内で、
効率的な荷重のコントロールが行えると共に、所定の生
存空間を確保することができる。フロア反力特性は、シ
ル3やアウトリガ4で支配される。しかし、シル3は、
デザインや多くの特性からその形状や板厚が決定される
ことが多く特性設計がしにくい。本発明の場合において
は、フロア反力特性を、主にアウトリガ4に持たせよう
としているために、フロア反力のコントロール設計がし
易い。また、テーパの角度を必要に応じて変えることに
より、変形量に応じて圧壊に対する反力特性を調整でき
る。
【0013】(第2の実施の形態)図6、図7に、第2
の実施の形態を示す。第2の実施の形態では、図6、図
7に示すように、シル3とエクステンションサイドメン
バ5間に、形状の異なる第一のアウトリガ6と第二のア
ウトリガ7を設定する。図7に示すように、第一のアウ
トリガ6形状を車体内側であるエクステンションサイド
メンバ5からシル3に向かって上方傾斜のテーパ形状、
第二のアウトリガ7形状を下方傾斜のテーパ形状とす
る。第一のアウトリガ6の先端をシルインナ3の上端
に、第二のアウトリガ7の先端をシルインナ3の下端に
接合している。
【0014】第2の実施の形態では、第1の実施の形態
に加えて次の作用効果がある。第一のアウトリガ6、第
二のアウトリガ7形状をお互いに上下方向の逆方向のテ
ーパ形状とし、シルインナ3の上端と下端に接合してい
る。そのため、第1の実施の形態と異なりシルインナ3
との接合における幅方向の接合面が多くでき、前後方向
の広範囲にわたって、シルインナ3からの荷重をアウト
リガ6,7に伝達でき、広範囲のシル3およびアウトリ
ガ6,7で効率的に荷重伝達およびエネルギ吸収が行え
る。また、第一のアウトリガ6の先端をシルインナ3の
上端に、第二のアウトリガ7の先端をシルインナ3の下
端に接合しているため、図8、図9に示すように、シル
3に側方から荷重が作用した際、シル3が回転すること
なく、第一のアウトリガ6、第二のアウトリガ7に荷重
を伝達し、設計したアウトリガ6,7の圧壊特性を安定
的に再現できる。
【0015】(第3の実施の形態)図10に、第3の実
施の形態を示す。図10に示す通り、シル3とエクステ
ンションサイドメンバ5間には、アウトリガ12が設け
られている。アウトリガ12は、軽金属等の押し出し成
形で作られており、アウトリガ12形状を車体外側で複
数の潰れビード8,9があり、中間部で上下のビード形
状を有した厚肉部10a,10bが、また、車体内側部
で補強部材11を持った閉断面部が一体成形されてい
る。
【0016】次に、第3の実施の形態の作用効果を説明
する。図12に示すように、側突時にシル3に荷重が作
用すると、シルインナ3を介してアウトリガ12に荷重
が伝達する。その際に、アウトリガ12の外側部は複数
のビード8,9を有しているため、アウトリガ12は低
圧壊荷重で変形し、変形が厚肉部10a,10bに達す
ると進行すると、厚肉部10a,10bとなるため圧壊
荷重が増大し、更に変形が進行し補強部材11を持った
閉断面に達すると圧壊荷重も更に増大し、最終的にはア
ウトリガ12が潰れきると共に、エクステンションサイ
ドメンバ5で変形が拘束される。このように構成するこ
とにより、軽金属のような押し出し成形部材を用いた車
体においても、第1の実施の形態の作用効果を持たせる
ことができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、その構成を、車体構造において、ピラ基部の近傍の
シルとエクステンションサイドメンバ間にアウトリガを
設定すると共に、アウトリガ形状を車体外側であるシル
からエクステンションサイドメンバに向かって断面形状
または、板厚、あるいは、補強が増すことにより、限ら
れた空間内で、効率的な荷重のコントロールが行えると
共に、所定の生存空間を確保することができる。
【0018】請求項2の発明によれば、テーパの角度を
必要に応じて変えることにより、変形量に応じて圧壊に
対する反力特性を容易に調整できる。
【0019】請求項3の発明によれば、シルに側方から
荷重が作用した際、シルが回転することがないため、シ
ルに対する荷重方向によらず、安定的に第一のアウトリ
ガ、第二のアウトリガに荷重を伝達し、設計したアウト
リガの圧壊特性を安定的に再現できる。
【0020】請求項4の発明によれば、軽金属のような
押し出し成形部材を用いた車体においても、同様な作用
効果を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための車体構造全体を示す斜
視図である。
【図2】本発明を示すためのアウトリガ形状およびエク
ステンションサイドメンバとの関係を示す傾斜図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態を示すための、センターピ
ラ、エクステンションサイドメンバ、シルおよびアウト
リガとの関係を示す傾斜図である。
【図4】本発明に実施の形態を示すための、センターピ
ラ、エクステンションサイドメンバ、シルおよびアウト
リガとの関係を示す上面図である。
【図5】本発明の実施の形態の作用効果を示すための上
面図である。
【図6】第2の実施の形態におけるアウトリガおよびシ
ルとエクステンションサイドメンバとの関係を示す傾斜
図である。
【図7】アウトリガ形状およびシルとエクステンション
サイドメンバとの関係を示す傾斜図である。
【図8】第2の作用効果を示す図6のI−I断面図であ
る。
【図9】第2の作用効果を示す図6のII−II断面図であ
る。
【図10】第3の実施の形態を示す断面図である。
【図11】第3の実施の形態を示す傾斜図である。
【図12】第3の実施の形態の作用効果を示す断面図で
ある。
【図13】第3の実施の形態の作用効果を示す断面図で
ある。
【図14】従来の車体側面部構造の車体構造を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 車体構造 2 センターピラ 3 シル 4 アウトリガ 5 エクステンションサイドメンバ 6 第一のアウトリガ 7 第二のアウトリガ 8,9 ビード 10a,10b 厚肉部 11 補強部材 12 アウトリガ(押し出し材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体構造において、 ピラ基部の近傍のシルとエクステンションサイドメンバ
    間にアウトリガを設定すると共に、アウトリガ形状を車
    体外側であるシルからエクステンションサイドメンバに
    向かって断面形状または、板厚、あるいは、補強が増し
    ていることを特徴とする車体構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車体構造において、 アウトリガ形状を車体内側であるエクステンションサイ
    ドメンバからシルに向かって、テーパ形状とすることを
    特徴とする車体構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車体構造において、 シルとエクステンションサイドメンバ間に2つのアウト
    リガを設定すると共に、第一のアウトリガ形状を車体内
    側であるエクステンションサイドメンバからシルに向か
    って、上方傾斜のテーパ形状、第二のアウトリガを下方
    傾斜のテーパ形状とし、第一のアウトリガの先端をシル
    インナの上端と第二のアウトリガの先端をシルインナの
    下端に接合することを特徴とする車体構造。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車体構造において、 アウトリガ形状を車体外側で複数の潰れビードがあり、
    中間部で肉厚部を、また、車体内側部で更に補強部材を
    持った閉断面部を有することを特徴とする車体構造。
JP25726596A 1996-09-30 1996-09-30 車体側面部構造 Pending JPH10100937A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004276903A (ja) * 2002-10-18 2004-10-07 Honda Motor Co Ltd 側面衝突制御構造体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004276903A (ja) * 2002-10-18 2004-10-07 Honda Motor Co Ltd 側面衝突制御構造体
JP2004276904A (ja) * 2002-10-18 2004-10-07 Honda Motor Co Ltd 車体の側部構造体の変形を制御する構造体

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